JPS62100278A - パイプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、三次元的構造の菌票頚フィルタ材を用いたパ
イプの構造に関する。

〔従来の技術〕

従来、種々のフィルタを用いたパイプが提案されている
。その多くは、煙の流に沿って二次元的に配置した合成
繊維、天然繊維等の二次元構造である。

本発明者等は、先に菌ｘ　ｔ’ａを煙草の埋置の通過フ
ィルタとすることにより、非常に効率的にを害装置を除
去出来ることを発見し、これを用いた煙草フィルタ或い
は煙草パイプを発明した（特願昭５！Ｊ−１８８７０６
号、特願昭６０−７３７６３号　　）　。

これらは、菌留頚が一最に生体高分子等を（支冨に含有
し気相成分の有害物質、例えば発癌物質の３．４ヘンツ
ピレン等を除去すると共に、特に本来、フェルト質、ス
ポンジ質、′ＸＩＬ質、コルク質、木質、繊維質４等の
性状の菌讐頚は煙草の粒子相（エアロゾル）有害装置例
えば、ニコチン、タール等をも効率的に除去することを
（す用するものである。このように、粒子相のイｌ゛害
成分とガス相の有害成分の両方を効率的に除去するフィ
ルタ材はこれまで無かったもので、煙草のフィルタとし
て特に有用である。

アセテートフィルタ、その他二次元のフィルタは容易に
パイプに装填可能である。しかし、閑漬類の三次元的絡
みを持つｔｊ）体や繊維体等を埋置のｉＪ１！　過フィ
ルタに用いる場合は、その性状から充填する固さの均一
性を得、埋骨の除ノｋＣを一定に１７たり、通気抵抗を
均一にＬ７て喫煙怒を保つのは量産１−必ずＬ７も１分
ではない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

菌蟹類をフィルタに用いる場合、取扱を容易にし量産に
適すると共に、流通時に安定であるようにするため、適
当なＩ旦体に係留せしめてフィルタチップを構成するこ
とが考えられるが、担体に係留することは、それだけ有
害埋骨の除去効果の少ない部分が多くなることを意味し
、顕著な有害成分除去作用をなす菌■頽のフィルタ材が
少なくなり、不利益である。本発明は三次元構造材を担
体に分散しなくてもパイプに充填できる構造を提供しよ
うとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、三次元構造の菌Ｍ類の粉体、或いは綿状体、
ウール状体、その他の繊維状体等の加工体等を充填し、
底部うご通気イ１４または通気性材料等を有する容器と
、該容器の１」を寒く通気孔をイ！する力部材又は、通
気性材料の蓋部材等を含む、リブセルを有することをｔ
Ｉ　（’Ｉｔとする埋骨のｊｍ過ソ、イルタを１備する
パイプを提供する。

〔作用］ ｌ′ｌ！ｊ留類フィルタの場合、種々実験した結果、菌
躍碩の特殊な性状の為が、ｉｊ１諧の粉体と異なり、後
で詳述するような菌票類の加工体は比較的にｔｌｌ大な
粒Ｙ−あるいは綿状、ウール状でもそこに倣１’Ｊ’１
な或いは細胞学的超微細な構造が共存し、充分な埋置除
ノ２性能を有し、一方比較的粗大な構造に３１、す、ｉ
ｊｌ！気性を良く保・っことかできることが明らかにな
った。さらに、前記のように菌讐類は一般に生体高分子
等を豊富に含有し気相成分のｆＴ害動物質えば発癌物質
の３．４ヘンツピレン等をも除去する。また、比較的良
好な通気抵抗を保ちながら、その充填する固さを制御す
ることにより、埋骨の除Ｅ：効率を制御できることが判
明した。

しかし、菌Ｍ類フィルタの三次元構造のフ・イルタは、
最適な状態を量産工程で常に維持して取り扱うのはなか
なか田作である。そこで、本発明では菌蟹類等の三次元
フィルタをカプセル化してとり汲を容易にするもので、
底部に通気孔または通気性材料を有する容器と、該容器
に１ｆｆ１人または固若し、該三次元フィルタ材を押圧
する通気／し、または通気性材料を有する蓋部材からな
るカプセルをパイプに装填するものである。

その際、予め容器に充填する三次元構造のフ・イルタ材
は十分緩く充填する。菌Ｍ類の充填は、容器の北方から
振り掛けて積もらせるか、或いは容器を振動さセる等に
より充分緩く充填すると良い。特に本来、フェルト質、
スポンジ質、革質、コルク質、木質、繊維質等の性状の
閑ｔ！類は軽くフンワリと充填することが出来、カプセ
ル内で、そのままフンワリとした状態を維持できる。そ
して、押圧蓋部材が容器に嵌入する深さを制御すること
により、自由に埋骨の除去効率及びｉｌ！Ｉ気抵抗を制
御でき、か一つその後その状態を維持することができる
。そして、−・１１、カプセルの寸法、蓋部材の嵌入の
深さ、及び三次元構造フィルタの細かさ等を設定すれば
、安定な状嶋を量産］二程或いは流通上維持することが
できる。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面とｙ（に説明する。

第１図において、ｌはプラス千ツク等の円筒型の容器で
あり、２はその底に設けた通気孔（通気孔に換えて底部
をアセテート繊維等の通気性のチップで塞いだ構造にし
てもよい）、３は菌留頂のフィルタ材である。また５は
プラス千ツク等の容器１を１個或いは複数個整列して収
容した冶具である。菌解角のフィルタ材３の充填は、例
えば、細かな菌殖類のフィルタ材を振り川・けて積もら
すか、あるいは更に、振動（図に４と指示する）を印加
して行う、振動４を印加した場合には、降り積もった閑
蟹類のフィルタ材が比較的にＩＩＩい粒度や人さでも比
較的に均一に容器ｌ内に充填される。また、振動の強さ
振動数の制御で、ある程度充填状況を制御できる。４Ｘ
動数は特に制限するものではないが２０〜２００サイク
ル程度が用いられる。一実施例では２５〜６０サイクル
を用い、最初に強い振動を与え、次に比較的弱い振動を
与えて充填を終了した。その後、表面に余分に積もった
菌！類フィルタ材を拭って除去し、蓋部材で塞ぐ。一実
施例においてその際蓋部材の嵌入の深さは容器の内容量
が３０％程度減少する深さにした。ただし、充填する素
材の性状１粒度や細かさにより大きく異なり限定的なも
のではなく、菌冒類のフィルタ材では嵌入の深さは通気
砥抗を考慮しなから０％〜７０％内の範囲の適当な値を
用いるとよい。

振動数や振動の強さは、充填する素材の性状や容器の寸
法により実験的に均質な充填条件を決めればよい 第２図に蓋部材で容器の口を塞いだ状態を示している。

図において、底部に通気孔７を有する蓋部材６を容器１
内に嵌入している。蓋部材の上部には凹部８が形成され
ている。嵌入する深さを深くすると埋骨の除去率が向上
する。菌茸類のフィルタ材は前記のように比較的に緩く
充ｌａＬ、−ζも）分な埋骨の除去ができるので、大川
上通気↑Ｉｌｌ；　ｂ’ｌ：の増加は殆ど問題６ごなら
ない。

次に、第３図においてプラス千ツクのバイブ本体１２４
こ第２図で１７た菌Ｍ類のフィルタ材のカプセルを押し
込み、通気孔１０４Ｉ：佇する煙草の装置部９を嵌合固
定し、バイブが完成する。なお、第３図において、マウ
スピース側に空間１１を形成しているが、この部分に必
要に応してアセテートフィルタ材や連続気泡体等を配置
しても良い。

本実施例のバイブでは、Ｉ−記の閑Ｍｔｎのフィルタ材
の効果に加えて、通気７Ｌ　Ｉ　Ｏを比較的に細くずれ
ば、蓋部材６の凹部８で急に空間が広がる構造により喫
煙時に環中のエアロゾル成分が門部内で除去される効果
も付加される。

次に第４図に本発明に用いる３次元的構造の閑琶傾フィ
ルタ材の他のカプセル化を示す。第４において、下方冶
具１３は複数の円筒状の凹部を有し、該下方治具の表面
形状にならって密着する円筒状四部１１を有する下方プ
ラスチック部材（シート状）が用意され、他方円筒状凸
部を有する一ト方冶具１４には円筒状凹部１１に嵌合す
る円筒状凸部１２を有する上方プラスチック部材（シー
ト）が用意される。これらの上下プラスチック部材はシ
ートの成形加工、或いはインジェクション等の任意の手
段で形成される。或いは、アルミの薄いシートを絞って
形成した上下アルミ部材でこれに換えることもできる。

なお、上下プラスチ・７り部材の円筒状凹部１１．円筒
状凸部１２には通孔（通気孔）１６．１５を形成してお
く０次に、第１図と同様に菌Ｍ類フィルタ材３を振り掛
け、振動印加で充填し、表面に溢れた菌Ｍ類のフィルタ
材３を拭って除去し、（第４図はこの状態を示す）、次
に、上下の治具で嵌合させ、第４図の一点斜線の箇所で
カットして嵌合した上下の円筒状四部及び円筒状凸部１
１．１２を互いに切り離して第５図の構造のカプセルを
得る。

第７図は、下方治具２３は第４図と同じく円筒状凹部を
有し、これをならった状態の円筒状四部２１を有するプ
ラスチック部材（シート）を用意し、これに第１図と同
様に菌躍類の部材を充填し、上方プラス千ツク部十オ（
シート）２２を被せて刃型２７を有する上方冶具２４で
カットすると同時に溶着して第７図のように切り離され
たカプセルを形成する。なお、に下のプラスチック部材
２１．２２は第４図と同様に１３ｒＬ２５．　２６を形
成しておく。

第１図乃↑：第７図に関して説明したＩ！Ｎ偵ｍフィル
タ材のカプセル化は、実際の製造ラインでは自動化した
流れ作業として行うことが可能である。

その場合、カプセルが順に１個ずつ形成されるように流
すこともできるし、複数個ずつ形成されるように流すこ
ともできる。

以りの実施例で用いる菌躍煩の加工体は、先に示した特
約出願に開示しであるがここにその（囮・Ｗを示す。

菌票類として有効なのは、例えば、サルノコシカ）１科
１０子菌類、例えば”７ンネンタケ、カワラタケ２　コ
フキタケ、ツリガネタケ、ツガサルノコシカケ等のむ）
状体、綿状体又はウール状等の加工体が煙草埋骨の有害
成分を吸着する力が非常に大きい。

通常樹木に着生ずる硬質のキノコをサルノコシカケと総
称しているが、これらは一般に煙草の作置装置を除去す
る能力を持つ。例えば、キコブタケ等キコブタケ科の菌
［Ｉは煙草埋骨の有害成分の除去に有効である。

その他、種々の菌豐類が煙草埋骨の有害成分除去能力を
持っており、例えば、しいたけ、ピラタケ、エノキタケ
２マイタケ、マツタケ等の肉質部ＵＢも用いることがで
きる。本発明においては、菌殖類の子実体の粉状１粒状
、綿状又はウール状加工体或いはそれらの焼成体、加熱
処理体等を用いるか、又は適当な担体に分散又は混合担
持せしめる等して煙草の埋骨除去フィルタとして用いる
ことができる。

Ｌ記において、菌Ｍ類を焼成し焼成体とするが又は加熱
乾燥、ぽい煎等の加熱処理体とすることにより通気抵抗
を低化しｋす、通気抵抗やフィルタ効果を安定化して用
いる。また本発明には種々の閑躍煩の子実体のほかそれ
らの菌糸体を用いることができる。例えば、閑Ｍ類が植
生した枯死木、又は朽（オ、又は台がくず等の閑糸が多
数存在する部分、或いは菌糸体などの明織培養体（例え
ばマンネンタケをグルカン等の糖類の一種でつくった培
養液のなかで菌糸体培長する）を乾燥ＦＪ）砕して用い
ることができる。

次に本発明に用いる１１１子菌Ｉｎ子実体又は菌糸体の
加工について示す。

■綿（棉）状またはウール状加工 ■−述のマンネンタケ、ツリガネタケ、コフキタケその
他の世子菌類了実体のコルク質、フェル！・質、革質、
木質、の肉質部（必要に応じて堅い表面部を取り去る）
を適度の大きさに細断し、これをハンマー粉砕機（又は
電動たたき機）に投入し、強打、せん断を操り返し、適
当な目のスクリーン（例えば６一−〜２ａｍ＞を通して
、子実体の綿状、またはウール状、加工体を取り出す。

粉砕機は例えば宝和機械工業株式会社製のＬＡＩＮＤ　
　ＭＩＺＥＲ（立型粉砕機：商品名）を使用する。

子実体のうち、コルク質、フェルト質、ＴＬ質は最も良
好な綿状またはウール状になり、本発明に特に適してお
り、優れた煙分除去の効果がある。

コルク質や比較的柔らかな木質の子実部はこれに次いで
良い綿状に加工が出来る。

また、綿状加工の後にさらに電動ミル或いはボールミル
等で引くと、微細な綿状になりさらに吸煙効果が増大す
る。

■オガチノパ＝、電動ミル処理 通常おがくず製造に使われ名オガチノバ−でおがくず状
にし、さらに電動ミル或いはボールミル等で粉状化処理
をする。例えば、オガチノパ〜のスクリーン３．５龍を
通して取り出した後、電動ミル処理を行い細粉化する。

この手法でカワラタケは細かな略綿状に成った。

■ツリガネタケ、コフキタケ、マン不ンタ５−２等のサ
ルノコシカケ・類の肉質を必要に応して薄く切り、これ
を叩いて軟らかくなし、後２．５％硝石の溶液に浸し、
これを陰干しにした後、再び叩いて軟らかくする事を繰
り返すことにより棉（棉）状にする。その後必要により
、ハン゛７−Ｂ）砕機、電動たたき機またはオガチノバ
ー等にかける。なお、前記の他エブリコ、ミダレタゲ及
びオニフスへの頚等も特に綿（棉）状に加工しやすい。

菌な頚の子実や菌糸体は、煙債装置の粒子１０成分（エ
アロゾル）のタール、ニコチンを従来のフィルタに比較
してずっと効Ｃ的に吸着する。一方、ガス相の有害成分
の除去にも有効であり、３．４・＼ンツビレン等の発ガ
ン性物質の除去も行われる。その他、ガス相の刺激性成
分（アセトアルデヒド、アクロレインと考えられる）の
除去も行１？）れるようであり煙味がまろやかになる。

次に本発明に係るフィルタの試験例を示す。

両切ハイライトを用い、本発明に係るフィルタを通して
２秒間吸い（吸引速度　１７．５　　ｍｌ／５）５８秒
休む操作を繰り返し、煙をベンゼン中に導入し、両切ハ
イライトを先端より５　Ｃａｌまで３本吸い、ベンゼン
を試料液として高速液体クロマトグラフィーで試験した
。その試験例を幾つか示す（ツリガネタケ・マンネンタ
ケ混合加工綿状体充填フィルタ） タール捕集量　　１．３可／本 ニコチンｔｌｌＩ集量　０．１６■／本ヘンヅ（ａ）ピ
レン （３，４ベンツピレン）　　２．９ｎｇ／本（除去率６
２％） （カワラタケ粉体・粗綿状）８０■充填タール捕集量　
１．２ｎｒ／本 ニコチン捕集１０．１３■／本 ヘンヅ（ａ）ピレン （３，４ベンツピレン）　　５．４ｎｇ／本（除去率３
５％） 尚、通常のアセテート繊維や活性炭フィルタでは３．４
ヘンツピレンは全く除去できない。

以上、実施例で本発明を説明したが、本発明は特許請求
の範囲内で種々変更可能である。例えば、菌璽頚の三次
元フィルタ材の容器への最初の充填は上記振り掛けや振
動法に限らず、他の公知の粉体や短繊維の定量充填法を
用いることもできる。さらにパイプ本体の構造や煙−の
装填部の構造は多（の変更を含むものであり、噴産可能
な優れた有害埋骨の除去が可能なパイプを提供すること
ができる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、容易Ｓこ有害煙分の除
去にイ１効な菌讐碩のフィルタ材の三次尾構造の絡みが
ある素材を最適な有害埋骨の除去率と適当な通気抵抗の
状態で充填したカプセルを形成でき、その状態を噴産工
程及びその後の流通段階で安定して維持することが可能
になる。本発明で三次元フィルタ材の充填状態は、蓋部
材の嵌Ｎの深さで自由に設定可能である。菌讐煩加工体
の充填は比較的緩い状態で十分な有害埋骨の除去効果が
あるので、通気抵抗をあまり気にすることなく比較的自
由に有害埋骨の除去状態を設定できる。

そのため、これまで得られなかったような超低ニコチン
、タールでかつ気相の有害埋骨の除去も可能なパイプを
得ることが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の第１の実施例のパイプの製造
工程の各状態を説明する要部断面図、第４図及び第５図
は本発明の第２の実施例の製造工程要部を示す断面図、
第６図及び第７図は本発明の第３の実施例の製造工程要
部を示す断面図である。 ■・・・容器 ２・・・通気孔 ３・・・三次元構造のフィルタ材 ４・・・振動 ５・・・冶具 ６・・・蓋部材 ７・・・通気孔 ８・・・四部 ９・・・煙草の装填部 ＩＯ・・通気孔 １１・・空間 １２・・パイプ本体 才　ｚ７功

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 菌蕈類を素材とするフィルタ材を充填し、底部に通気性
   を有する容器と、該容器の口を塞ぐ通気性を有する蓋部
   材を有するカプセルを内蔵することを特徴とするパイプ
   。