JPS6198100A - 立体音響の情報符号化信号発生装置 - Google Patents

立体音響の情報符号化信号発生装置

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JPS6198100A
JPS6198100A JP60230063A JP23006385A JPS6198100A JP S6198100 A JPS6198100 A JP S6198100A JP 60230063 A JP60230063 A JP 60230063A JP 23006385 A JP23006385 A JP 23006385A JP S6198100 A JPS6198100 A JP S6198100A
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stereophonic
sound
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JP60230063A
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デヴイツド イー.ブラツクマー
ジエームズ エツチ.タウンゼンド ジユニア
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KINTETSUKUSU Inc
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KINTETSUKUSU Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S5/00Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation 

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的には、モノ音響の可聴信号から立体音
響の可聴信号を合成するための装置に関し、特に、モノ
音響の電気入力信号に応答して立体音響音の再生に関す
る情報で符号化された電気信号を発生するための装置に
関する。本発明は、今後間らかになるごとく、放送産業
で認められたフォーマットと一致するテレビ及びビデオ
・カセット・レコーダ受信用の立体音響の情報符号化信
号の放送に特に有用であるが、本発明は磁気又は他の記
録媒体へのこのこれらの信号の記録、家庭のような聞く
場所で立体再生音の合成、及び多くの他の用途ような他
の利用面で明らかに使用できる。
特に、「ステレオ」のテレビジョン放送及び受信の出現
により、(a)立体音響の可聴信号を発生するための特
別なデコーダを備えた受信機、及び(b)モノ音響信号
を発生するためにそのようには設備されていない受信機
(この後者の受信機はステレオ・テレビジョンが採用さ
れる前に入手できた大部分のテレビ受像機を含むのでこ
れらの受信機はモノ音響音発生のために使用できる可聴
信号を受信し続けなければならなかった)により処理さ
れるに適した立体音響の情報符号化信号を有するプログ
ラミングに対する要求が突然生じた。放送産業が採用す
るフォーマットにより、送信される信号の基本搬送波信
号としてのモノ音響可聴信号と、送信される信号のやは
り一部である副搬送波信号としての立体符号化信号の送
信が行なわれる。従って、デコーダを有していない標準
的なテレビジョン受像機では基本搬送波信号はいままで
と同じ仕方で処理され、そしてモノ音響信号を発生する
。しかしながら、適当なデコーダを備えたこれらの受像
機も副搬送波信号を処理して立体音響音を発生するため
に基本搬送波信号とこの副搬送波信号を使用できる。基
本搬送波即ちモノ音響信号は二つのチャンネルの立体音
響の再生のだめの和の成分を表わす。特に、左右のチャ
ンネルの信号の和(L+R)iを表わす。
一方、現在放送産業により提案された副搬送波信号は二
つのチャンネルの立体音響再生のだめの差情報、特に左
右のチャンネルの信号間の差(LR)、を有している。
ステレオ・シンセサイザとしては次に示すような物が知
られている。
(a)  米国特許第3670106号及び(b)  
この米国特許内で示された引例であって、米国特許第3
124649号、同3200199号、同321975
7号、同3311833号、及び、ジャーナル オア 
ザ オーディオ エンジニアリング ソサイアテイ(J
OURNALOF AUDIOENGINEERING
 5OCIETY )VOL、6、NcL2.74〜9
9頁におけるショローダ、、エム、アール、  (5c
hroeder。
M、 R,)の「アン アーティフィシャル ステレオ
フオニツク エフェクト オアテインド フロム ア 
シングル オーディオシグナルJ (An Artif
icial 5tereopho−nic Effec
t 0btained from a Single 
Aud−1o Signal )。
興味があシ、そして重要と思われる他の引例は次のとお
りである。
(、)  米国特許第2493638号、同30164
24号、同3156769号、同3219757号、同
3296376号及び3548101号、(b)196
3年5月〜6月のアイ・イー・イー・イー トランスア
クションズ オンオーディオ(IEE TRANSAC
TIONS 0NAUDIO)、88〜92頁における
バラエル、ビー、ビー、  (Bauer、 B、 B
、 )の「サム テクニークス トワード ペター ス
テレオフオニツク パースペクティブ(Some Te
−’chniques Toward Better 
5terophonic Pe−rspect、ive
 )、 (c) 1961年8月のジャーナル オア ザアクー
ステイ力ル ササイアティ オアアメリカ(JOURN
AL OF THE ACOUSTI−CAL 5OC
IETY OF AMERICA ) 、V o l 
33、随8.1061〜1064頁におけるシヨローダ
、エム、アール、  (5chroeder。
KR,)の「インブルーブト クウエーシイーステレオ
フオニ アンド カラレス アーティフィシャル レバ
ーバレージョン(Improved Quasi−3t
ereophony and Co1o−rless 
Artificial Reverberation 
)、(d)1953年10月の上記と同じジャーナル 
オア ザ オーディオ エンジニャリング ササイアテ
ィ、Vol、1、拠4.287〜291頁におけるニグ
ロ、ジョン(Nigro、 John )  の「ア 
ステレオダイナミック マルチチャンネル アムプリフ
ァイヤ フォー シングル オア バイノーラル イン
プット(A Stereodynamic Muiむ1
channel  Ampilfjer  for  
Single  or  Bin−aural  In
put  )、 (e) 1954年10月の上記と同じジャーナル オ
ア ザ オーディオ エンジニャリング ササイヤティ
、Vol、2、NIL 4.244〜248頁における
リントリッジ、チャールス デー(Lindridge
 、 CharlesD、)の「マルチディレクショナ
ル リプロダクション ア°ンド リーレコーディング
オア ミュージック フロム ア シングル サウンド
 ソースJ (Multidire−ctional 
Repoduction and Re−record
ingof Music from Single 5
ound 5ource )、(f) 1970年4月
の上記と同じジャーナルオア ザ オーディオ エンジ
ニャリング ササイヤティ、Vol、18、Na 2.
157〜164頁におけるオーパン、アール(0rba
n、 R,)の「ア ラショナル テクニーク フオー
シンセサイジング スードウーステレオ フロム モノ
フォニックソーセスJ (A Rtional Tec
hnique forSynthesizing  P
seudo−8tereo  From Mono−p
honic 5ources )、 (g)1954年11月の4フインゲニオーフ゛ン(I
ngeniovn ) 906におけるローリドセン、
エッチ(Lauridsen、 H,)の[ノグルフオ
ルング メト フオルスケリゲ フォーマ ラン アク
ステイク ゲンギベルス(Nogle Forsog 
med Forskellige For−mer r
un Akustic Gengivelse )  
の906〜960頁、 (h)xc+so年3月の上記と同じジャーナルオフ 
ザ アクステイ力ル ササイヤ ティ オフ゛ アメリカのVol、32、随3の393
〜401頁におけるロツヒネル、ジエー、ピー、エイ、
  (Lochner、 J、 P、 A、 )外の「
ステレオフオニツク アンド クウーシイーステレオフ
オニツク リプロダクション(5terophnic 
and Quasi−8tereoph−onic R
eproduction )、(i)1958年4月の
上記と同じジャーナルオフ ザ オーディオ エンジニ
アリング ササイヤティ のVol、6、Nn2.12
4〜130頁におけるバーミュレン、アール(Vrem
eulen、 R,)の「ステレオ リバーバレージョ
ンJ (5tereo Reverbera−tjon
 )、 (j)  スプリンクラ、ニューヨーク アンドビエン
ナ社のスクドルジク、イー(5kud−rzyk、 E
、 )  の[ファウンデーション オアアクースティ
クスJ (Foundation ofAcousti
cs )、174〜175頁、(k)1961年4月の
上記と同じジャーナルオフ ザ オーディオ エンジニ
アリング ササイヤティのVol、9、Nα2における
バラエル、ビー、ビー(Bauer、 B、 B、 )
の「ステレオフオニツク イヤホンズ アンド バイノ
ーラル ラウドスピーカズ」(5tereophoni
c Earphones and BinauralL
oudspeakers ) 、148〜151頁、(
1)1973年7/8月の上記と同じジャーナル オフ
 ザ オーディオ エンジニアリング ササイヤティの
Vol、21、Na6におけるガードナ、マーク ビー
(Gardner、 Mark B、 )  の「サム
 シングル−アンド マルチブルーソース ロー力すゼ
ーション エフエクツJ (Some Single−
and Multiple−3ourec−8oure
c Localizati−on Effects )
、430〜437頁、←)  1984年4月、オー、
ニス、チー プレティン(0,S、 T Bullet
in ) 、m 60におけるオフィス オフ サイエ
ンス アンドテクノロジー(0ffice of 5c
ience andTecknology )  の「
マルチチャンネル テレビジョン サウンド トランス
ミッション アンド オーディオ プロセシングリクワ
イヤメンツ フォー ザ ビー、ティー、ニス、シー、
  (Multichannel Te1e−visi
on 5ound Transmisson and 
Audi。
Processing Requirements f
or the B、T、S。
C,)。
上記の引例に関して本発明と関連すると思われるものは
、パラデノ(Pa1ladino )に発行された米国
特許第3219757号である。この特許は、信号Md
を発生するためにモノ音響入力信号Mに移相遅れを導入
することによって、このモノ音響入力信号Mに応答して
二つの合成された立体音響信号を発生することを教示し
ている。信号MdはAMdを発生するために一定の利得
Aだけ増幅され、そして信号Mと共にマトリックスに加
えられて差信号M−AMdを発生する。この差信号は続
いて位相分割器に加えられてM−AMdの左チヤネル信
号とAMd−Mの石チャネル信号を発生する。また、こ
の変シに、位相遅れ信号Mdはモノ音響信号と共にマト
リックスに加えられて和信号M+Mdと差信号M−Md
を発生する。この差信号は一定の利得Aだけ増幅されて
、その和信号からさらに弁別され、そして信号A(M−
Md)を発生する。これら二つの信号はそれからマトリ
クスに加えられて(M+Ma )+A (M−Ma )
の左チャンネルは号とM(1−A)+Md (1+A)
の右チャンネル信号を発生する。かくして、差信号はモ
ノ音響信号の位相と一定の利得の両方を変えることによ
って発生される。この差信号は元のモノ音響信号とその
遅らされたモノ音響信号から得られる和信号と組合せて
上記の左右のチャンネル信号を発生することができる。
この特許された装置は、現在考えられているように、立
体音響テレビジョンの送信及び受信には不満足なもので
ある。その理由はその両実施例がモノ音響信号を送信前
に変更して、立体音響のデコーダを特に備えてない受像
機の受信を満足に行えないようにしてしまうか、または
産業界で認められたそのデコーダの他にテレビ受像機に
特別なデコーダを必要とするからである。
同様に、1984年2月21日に出願され、現在の譲受
人に譲渡され、そして現在係属している本出願人による
米国出願第581,660号においでは、立体音響の符
号化信号を発生するための多チヤンネル装置が記載され
ている。
その中央チャンネルは和情報を表わす信号、かくしてモ
ノ音響信号、を使用しているが、チャンネル信号の全て
は普通のモノ音響信号からではなく、左右のチャンネル
立体信号から得ている。
゛さらに、本発明がプレビジョン送信及び(又は)受信
装置に使用される場合には、音響像の大きさをテレビジ
ョン・スターン上の動きに合せることが重要である。接
近して行なうマイクロホン・スピーチはそれが広がる場
合に奇妙に響く。動きと音楽のシーンは視聴者に適切に
感じられるに十分劇的になるよう強力な立体音響的な広
がりを持たなければならない。
本発明の一般的な目的は、モノ音響信号から体音音情報
で符号化された信号を合成し、かつ、上記の従来技術の
間1題点を克服または減少するための改良になる装置を
提供するととである。
本発明の他の目的は、立体音響音を再生するためにモノ
音響信号と使用されるに適し、かつ、立体音響の情報で
符号化された信号を合成するための改良になる装置を提
供することである。
本発明の池の目的は、産業界で認められた立体テレビジ
ョンの送信及び受信のフォーマットに一致する合成立体
符号化信号をモノ音響入力信号に応答して発生させるた
めの改良になる装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、L−R情報を表わす合成立
体符号化信号をモノ音響入力信号に応答して発生させる
ための改良になる装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テレビジョン・プログラミ
ングで提供される可視像に音響像をより密接に整合させ
るための改良になる装#を提供することである。
本発明のこれらの及び他の目的は、モノ音響入力信号か
ら立体音響のプログラム情報で符号化された信号を発生
するための改良になる装置によって達成される。この装
置は、立体音響信号を発生するためにモノ音響入力信号
から得られるモノ音響信号と共に立体符号化信号が使用
できるように立体音響符号化1肴報を含む立体符号化信
号を発生するための手段を有する。立体符号化信号とモ
ノ音響信号が立体音#信号を発生するだめに使用される
時「立体音響の広がり」の程度を制御するように、前記
の立体符号化信号は、モノ音響入力信号のプログラム情
報の少なくとも一部に応答して、かつ、その関数として
発生される。
この装置は、放送産業に採用されたフォーマットに一致
する立体テレビジョン信号の伝送に使用されるに特に適
している。
ここで使用されている言葉「立体音響の広がり」は、合
成された立体音響の空間効果を発生するために組合わさ
れる、再生中に立体音響再生装置のチャンネル出力に発
生される差を意味する。ここで使用されている言葉「立
体信号」ば、したがって、可聴信号のプ。
ログラム情報から得られるところの非同−信号から得ら
れる、重要で存在しているように思われる空間的な広が
りを与えると共に複数の電子音響変換器へ供給される可
聴信号を意味する。これに関連して云えば、立体音響マ
イクロホン無しに記録されてはいるが立体効果を発生す
るように処理され混合された物を「立体」製品として市
販することはレコーディング所業の一部において十分確
立された慣行である。
本発明の他の態様によれば、従来技術の立 。
体音シンセサイザには一般的に、合成された立体音響信
号が再生される時に各々が180゜の移相を定義する複
数の帯域を定義するための、櫛形フィルタ又は全通過移
相器のような時間分散回路が含まれる。一般的にこれら
の時間分散要素は、映画館のような音楽を聞く犬さな場
所のだめの16個もの帯域及び上記の米国特許第367
0106号及び1961年8月のショローダの論文に記
載したような装置におけるより少ない数の帯域を定義す
る。立体音響のテレビジョン送1苫及び受信のだめの合
成立体音響音を発生するために、16個以下の帯域を定
義する時間分散回路が一部使用された場合、このような
装置は、テレビジョンを見る人が通常テレビジョンを見
る小さな部屋の音楽を聞く全ての普通の位置に立体音響
の再生を行うに必要な空間に関する認識を適切に与える
ものではないということが知られた。特に、音の局部集
中化が要求される場合に、各個のスピーカからの櫛型フ
ィルタ効果によって発生される「妙な」音のために部屋
の中の相異なる位置における相異なる音質に原因してこ
のような劣悪な再生音が16個   −又はそれよシ少
い数の帯域により生ずる。
したがって、本発明の他の目的は従来技術のこれらの問
題を克服又は減少させる、立体再生音合成に使用される
立体音情報符号化信号を発生するための装置を提供する
ことである。
本発明のさらに他の目的は、所望の時により大きな立体
音響の広がりを提供する立体音響音を合成するための改
良になる装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、局部集中化される音が要求
されるときにあまシにも目だつ櫛形フィルタ音効果がほ
ぼ無しに立体音響音を合成するための改良になる装置を
提供することである。
本発明のこれらの及び他の目的は、可聴範囲にわたって
少なくとも20個の、好ましくはそれ以上の180°移
相帯域を定義するために、好ましくは全通過移相器の形
をした時間分散回路を含む装置によって達成される。
本発明の他の目的は一部分容易に明らかになろうが又、
後で記載する。したがって、本発明は、以下の詳細な開
示に示される構造、要素の組合せ、及び部品の配列及び
特許請求の範囲に示すその応用範囲を有する装置より成
るものである。
本発明の性質及び目的のさらに十分な理解のためには、
添付図面に関する次の詳細な説明を参照する必要がある
図示した実施例は、放送産業によって現在採用されてい
る標準的な立体テレビジョン送信及び受信フォーマット
のためモノ音響入力信号から立体符号化L−R差信号を
合成することに向けられてはいるが、本発明は、以下の
文献に示されるような2チャンネル以上が使用される多
チヤンネル立体音響音発生に有用な立体符号化信号をモ
ノ音響信号から合成するために使用することができると
いうことに注意すべきである。
(a)  米国特許第3632886号、同39447
35号、 (b)  米国特許第2714633号、同28454
91号、同3067287号、同3067292号、同
34012237号、及び同3786193号、同37
94781号、同3798373号、同3812295
号、同3821471号、同3825684号、同38
29615号、同3836715号、をそれぞれ含む上
記二つの米国特許に示された引例、及び (c)’1984年2月21日に出願され本願の出願人
に譲渡され、そして現在係属している本出願人による米
国特許出願第581,660号。
第1図におかて、本発明の一実施例はモノ音響入力信号
を受けるだめの入力端子20を有する装置10よりなる
。信号路は入力端子20から出力端子22へ設けられて
モノ音響入力信号を送シ、そしてモノ音響出力信号を発
生するようKなっている。図示のように、モノ音響出力
信号は実質的にモノ音響入力信号と同じである。しかし
ながら、信号圧縮、フィルタリング、増幅等のような信
号のモノ音響性に必ずしも影響を与えずにモノ音響出力
信号を発生させるため入力信号にいろいろの変更が成し
得るということは理解されるべきである。このモノ音響
出力信号はよく知られた方法でモノ音響の可聴音再生を
行うために使用されるに適したものである。左右のチャ
ンネル(それぞれLとR)より成る2チヤンネル装置に
おいては、モノ音響信号は通常和成分L+Rを表わし、
かくして、立体音響の広がりが提供されないときに「オ
ン−センタ」情報を表゛わす。
この「オン−センタコ情報なる用語は、同一のスピーカ
が両チャンネルにそれぞれ接続されて、このチャンネル
が「平衡」、すなわち、その二つのチャンネルを伝送さ
れるエネルギーが実質的に同一である場合に、それらの
スピーカによって発生される事実上の音像がそれらのス
ピーカ間の線を2分してその線に直角な線に沿って存、
在しているということを意味する。もしこの装置が2チ
ャンネル以上を有する多チヤンネル装置の場合には、そ
のモノ音響信号は依然として通常は「オン−センタ」情
報を表わし、その場合音像は匣用されるスピーカによっ
て生ずる合成場の中心から発するように思われる。しか
しながら、明らかに、オン−センタ情報を含むモノ音響
信号によって発生される音像は、たとえば、2チヤンネ
ル装置内の左右のチャンネル間を伝送されるエネルギー
の量の不平衡を単に発生させること忙よって、又は3個
以上のチャンネルを含む多チヤンネル装置を通してエネ
ルギー・レベルを変えることによって立体音響の広がり
無しにどこにでも置くことができる。しだがって、「オ
ン−センタ」情報なる言葉は何ら立体音響の空間効果無
しにモノ音響の再生情報を示すために単に使用されてい
5 るが、「オフ−センタコ情報は立体音響の再生音を
合成するために使用されるとき立体音響の広がりを提供
するその情報を示すために使用させる。
本発明によれば、立体音響情報符号化信号20  はモ
ノ音響入力信号のプログラム情報の少なくとも一部から
発生されて、出力端子22におけるモノ音響出力信号に
必ずしも影響ヲ与えずに出力端子24に提供される。出
力端子24における出力信号は立体音響再生情報で、す
なわち、「オフ−センタ」情報で、符号化されている。
この「オフ−センタ」情報は、所定の仕方(再生過程で
使用されるチャンネル数に依存するところの出力端子2
4の信号を符号化する機能)で出力端子22におけるモ
ノ音響信号と使用されると、立体音響再生音を提供する
ことができる。2チヤンネル装置においては、この立体
音情報は左右のチャンネル間の合成された差情報(L−
R)である。
この合成された信号を発生するための、第2の信号路の
一部を形成する、手段は好ましくは全通過移相器の形を
した時間分散回路26を有する。この時間分散回路26
は複数の周波数帯域を定義する。これらの周波数帯域は
、立体符号化信号及びモノ音響信号が立体効果を発生す
るためにデコードされるとき、可聴範囲20 Hz 〜
20 KHz K渡ってそれぞれ離されて各々3600
の移相を行なう。
これらの帯域の正確な場所は通常ピッチの関数である。
時間分散回路26はかくして立体音響の差情報を発生す
るように移相及び振幅の差を生ずる。米国特許第367
0106号に示唆されているように、立体発生器系で全
通過移相器を使用することは知られているけれども、映
画館のような比較的大きな場所で立体発生器系を使用す
る場合に可聴範囲に渡って相離されたせいぜい16個の
帯域と、米国特許第3670106号及び上記の196
1年8月のシヨローダの論文に記載の種類の装置におけ
る、さらに少ない帯域を定義する回路を使用することは
本発明に至るまで仰られていたにすぎない。本発明が立
体音響のテレビジョン送信に使用される場合には、この
ような装置は、テレビジョンを見る人がテレビジョンを
見る通常小さな場所での立体音響の再生に工って普通与
えられる空間認識を適切に提供するものではないという
ことが発見された。
本発明の一態様によれば、時間分散回路26によって定
義される可聴範囲内の帯域の数を増加することによって
、空間認識の心理音響効果が大いに増加されるというこ
とが不意に発見された。特に、帯域の数が20を超えて
増加されるにしたがって、再生時に各スピーカから発生
する櫛形フィルタ音効果が著るしくはなくなシ、そして
認識される立体音響の広がりがよシ顕著になって眞の立
体音響の再生をよシ厳密に表わすようになる。立体テレ
ビジョンと使用されるこの好適な実施例においては使用
される帯域の数は48であるが、32という数は、スピ
ーカが共に比較的接近して配置しである普通のテレビジ
ョンを見る小さな限られた場所内に立体音響の再生音を
合成するにまったく十分であることが分かった。
好適な時間分散回路26は各々の1800移相帯域ごと
に一つづつとなる複数個の時間分散要素又は時間分散部
を有している。これらの時間分散要素は直列に接続され
ておシ、その一つは第2図に示しである。時間分散部3
2は、それが第1の分散部p場合に入力端子20からの
入力信号と、それが各々次に続く分散部の場合に前の分
散部からの出力とを受けるための入力端子34を有して
いる。入力端子34は二つの入力抵抗36と38を介し
て演算増幅器40のそれぞれの反転及び非反転端子に接
続されている。この非反転入力端子は又コンデンサ42
を介して装置のアース端子に接続されている。演算増幅
器4oの反転入力端子はフィードバック・コンデンサ及
び抵抗44の各々を介して演算増幅器の出力端子48に
接続されている。演算増幅の出力端子48は複数個ある
時間分散部の最後を除く全ての場合に時間分散部用力信
号と次に続く時間分散部への入力信号を提供し、そして
その最後の時間分散部の場合には回路26の出力信号を
提供する。コンデンサ44は反発振コンデンサであり、
一方抵抗36と46は演算増幅器40の利得を設定、好
ましくば1の利得に設定する。時間分散部の特定の周波
数応答は抵抗38とコンデンサ42により決まる時定数
によって設定される。この好適な実施例では、48の上
記の時間分散部が可聴範囲内で48の帯域を提供するた
めに利用される場合、それぞれ直列に接続された時間分
散部1〜48が以下の表1の時定数を有している。
表  1 時間分散部      時定数 □ 1.17.33    10?イクロ秒2.18..3
4    15 3.19.35   22 4.20.36   33 5.21.37   50 6.22.38    72 7.23.39  100 8、24、40      150 9、25、41     220 10、26、42     330 11 、27、43      50012、28、4
4     720 13.29.45   1.0  ミリ秒14 、30
 、46      1. 515、31、47   
  2.2 16、32、48     3. 3 また第1図において、時間分散回路26の出力端子は、
出力端子22と24における信号によって与えられるに
適した合成立体音響の再生中、立体音響の広がシを可変
的に制御するような仕方で入力端子20と出力端子24
との間の信号路を介して伝送される信号に加えられる信
号利得を可変的に制御するための利得制御手段28に接
続されている。利得制御手段28は、好ましくは、19
73年1月30日発行の米国特許第3714462号′
に記載されてVCAと当業界で呼ばれている。頌類の間
圧又は電流制御増幅器の乗算回路の形をしているが、他
の装置も使用できる。一般的に、この後者の種類のVC
Aは、入力信号から得られる制御信号の関数としてその
入力信号に信号利得を加える。さらに詳述すると、この
好適なVCAによって提供される出力信号は入力信号及
び制御信号の和の対数関係である。
制御信号は、好ましくは、モノ音響入力信号のプログラ
ム情報の少なくとも一部から得られ、そして、(第1図
に示すように)モノ音響入力信号から直接か、又は、(
第4図に示すように)モノ音響入力信号から得られる信
号から得ることができる。制御信号は、モノ音響入力信
号に含まれるオン−センタ情報、モノ音響入力信号に含
まれるオフ−センタ情報、又はこれらの両者から得るこ
とができ、そして、例えば、入力信号の振幅時間微分及
び(又は)入力信号の周波数スペクトルの関数として発
生することができる(この後者は第4図に示されている
)。制御信号は検出器30によって提供される。この検
出器30は、好ましくは、立体音響の広が9の量を制御
してオフ−センタ情報を含むモノ音響信号が場の中心に
再生され、一方、オフ−センタ情報を含むモノ音響信号
が強力な立体音響の空間効果をもって聞かれるように制
御信号を発生する。制御信号は、好ましくは、1983
年9月13日発行で、言及により本明細書に組込まれた
米国特許第4404427号に記載の種類の検出器によ
って発生される。モノ音響信号が局部的に発生すること
ができる種類のものであり、例えば、インパルス雑音、
マイクに接近して行なうスピーチ及びスタッカート音楽
のような迅速に変化する信号振幅の場合であ’J % 
したがってオン−センタ立体音響情報を含むと考えられ
る時には、検出器30は信号減衰を与えるように増幅器
28に対して入力信号の振幅時間微分の関数としての制
御信号を提供する。検出器30は好ましくは、振幅が比
較的ゆつくシ動く信号例えば代表的な音楽及び効果信号
のような空間的な深さを持って再生されるに適した信号
、かくして回路26によって変化されるときオフ−セン
タ立体音響情報を含むと考えられる信号を増幅する。何
ら増幅せずにVCA28を介して信号路を伝送される信
号の減衰量のみを制御することが所望される可能性があ
るので、検出器30はこの検出器により検出されるオン
−センタ情報又はオフ−センタ情報の関数としてのみ制
御信号を提供するようにもできる。
利得制御手段28の信号出力は装置10の特定使用に依
存して信号の圧縮又は拡大、フィルタリング、増幅のよ
うKさらに変化させることができる。さらに、利得制御
手段28は回路26の出力端子に接続するよう示しであ
るが、それは入力端子20と回路26の入力端子との間
に接続してもよい。
動作において、モノ音響入力信号は、出力端子22にモ
ノ音響出力信号と回路26に入力信号を提供するように
入力端子20に加えられる。回路26は所望の時間分散
移相を提供するように信号を変更する。回路26の出力
信号は増幅器28の入力加えられる。検出された信号が
迅速に変化する振幅、しだがって、オン−センタ情報の
優勢な部分を含む種類のものである場合、検出器30の
出力点は適当な制御信号入力を増幅器28に提供してこ
の増幅器の入力に提供された信号を減衰させる。これに
より出力端子24における信号が減衰される。同様に、
信号がゆつくシ変化するものである場合、したがって、
オフ−センタ情報の主要な部分を含む場合、増幅器28
は出力端子24により大きな信号を提供するように入力
信号に加えられる信号利得を増加させる。これにより、
より大きな立体音響効果が提供される。その理由は、出
力端子22と24に提供された信号がデコードされると
き端子におけるよシ大きな信号がフィルタ26により提
供される、よシ大きなオフ−センタ情報を提供するから
である。明らかに信号利得が変化する度合は検出器30
により検出されるオン−センタ及びオフ−センタ情報の
量に依存し、かくして、増幅器26と検出器30は、上
記2つの出力信号が組合される時に再生される立体音の
拡がりの量を制御するために使用される。この立体音の
拡がりは、全減衰が与えられる立体音の拡がシ又はモノ
音響オン−センタの再生が無の状態から出力端子24に
おける信号の最大増幅がなされる最大の立体音の拡がシ
まで変化される。
好適な装置10は放送産業界にて採用されたフォーマッ
トにしたがって動作するに適した種類の立体音響テレビ
ジョン送受信装置に使用されるが、その簡単化した形式
は第3図に示しである。立体テレビジョンの記載につい
ては、例えば1984年7月のステレオ信号l  (5
TEREOREVIEW )  V o 1.49、m
7.37〜39頁を参照。プログラミングがステレオに
ある場合、装置10は一般に左右のステレオ信号(L及
びR)を受けるための二つのステレオ入力端子60と6
2を有している。入力端子60と62は、オン−センタ
加算情報を含むL+R信号とオフ−センタ差情報を含む
L−R信号を提供するための符号化マトリクス64の入
力端子に接続されている。L+R信号を表わす信号はス
イッチ66Aを介してテレビジョン送信機68の基本搬
送波変調器に提供され、一方、L−R信号を表わす信号
はスイッチ66Bを介して送信機68の副搬送波変調器
に加えられる。送(言様68はこれらの両信号を受信機
70に伝送する。受信機70は少なくとも基本搬送波を
復調するための同調器を有する。基本搬送波のみが復調
される場合、テレビジョンはモノ音゛冴信号を提供する
。これに関連して云えば、好適な装置10はモノ音響信
号に影響を与えないのでモノ音響信号は影響されないま
ま残る。受信機が立体音を提供するように装備されてい
る場合、受信機は又副搬送波信号を復調するための復調
器を有する。L+R及びL−Rを表わす信号が受信機7
0の出力端子から提供されて復号化マトリクス72に加
えられ、かくしてそれぞれ出力点74及び76に左右の
チャンネル出力信号を提供する。
本発明の一態様によれば、装置10はモノ音響人カブp
グラム信号を受けるためにその入力端子に接続され、そ
のモノ音響出力端子はスイッチ66Aを介して送信機6
8に接続され、そして、その符号化された出力をスイッ
チ66Bを開して送信機68に結合する。
モノ音響プログラミングがかくして提供されると、合成
された立体音響情報符号化信号を発生するためにスイッ
チ66Aと66Bは適所におかれて装置10を使用する
ようにすることができる。
装置10は又、復調されたモノ音響基本搬送波信号を受
信してモノ音響及び立体音響符号化信号を発生するよう
に装置10を接伏することによって受信機内で使用する
ことができるという点は理解されるべきである。
第1図の実施例においてに、検出器30によって発生さ
れる制御信号は入力端子20に加えられるモノ音響入力
信号のほぼ全周波数範囲から得られる。しかしながら、
好ましいことに、主にオフ−センタ情報又はオン−セン
タ情報のいずれかを主に含むと本出願人により実験的に
決定された1個又はそれ以上の選択周波数帯域内のプロ
グラム情報から検出器30の制御信号が得られる場合は
さらに大きな効果が得られる。第4図に示した好適な実
施例では、制御信号を発生するために、主に「オン−セ
ンタ」情報を含む所定の周波数帯域が使用されている。
この制御信号は、次 。
に、この周波数範囲内に存在する信号エネルギーの時間
微分の関数として出力端子24における立体音響符号化
出力信号の少なくても一部を減少するために使用される
。その周波数帯域外の立体音響符号化信号の部分よシも
、)その周波数帯域内の立体音響符号化信号の部分が大
きく減少されるように第4図の好適な装置10Aは可変
調節手段を備えることができる。
特に、第4図において、装置10Aは装置10の全要素
を有している。さらに、時間分散回路26の出力点は帯
域フィルタ80と帯域消去フィルタ82の入力点に接続
されている。この好適な帯域フィルタ80は約200H
z 〜IKHz の周波数範囲、即ち大部分のプログラ
ムでスピーチが通常支配的である信号エネルギー領域内
の信号エネルギーを通すに適したものである。この帯域
フィルタ80は200 Hz以下及びIKHz以上では
約6dB/オクターブのロールオフを好ましくは有する
任意の形式の帯域フィルタで良い。このようなフィルタ
は公知であるのでそれとして詳細に記載は〜しない。帯
域阻止フィルタ82は帯域フィルタ80によって通過さ
れる同一の周波数帯域内の信号エネルギーを拒絶して帯
域フィルタ80の出力の補足分である出力を提供するよ
うに設計されている。例えば、帯域消去フィルタ82は
帯域フィルタ80の出力を回路26の出力から引算する
比較器であっても良い。フィルタ80と82の出力はそ
れぞれこれらのフィルタから送られる信号に加えられる
信号利得を可変的に制御するための利得制御手段28と
28Aの入力点にそれぞれ接続されている。
帯域フィルタ80の出力点は又帯域フィルタ84の入力
点に接続されておシ、帯域フィルタ84は帯域フィルタ
8Ωによって提供される同一の信号エネルギーを通過さ
せるように設計されている。帯域フィルタ84は、好ま
しくは帯域フィルタ80により通過されるよシも狭い周
波数帯域内の信号エネルギーを通過させるように設計さ
れる。好ましくは帯域フィルタ84は、スピーチが通常
大部分のプログラムで優勢である320Hz 〜400
Hz  をたりに中心周波数を持つ周波数@凹円の信号
エネルギーを通すように設計される。
この帯域フィルターはかなり鋭いロールオフを持つ任意
の形式のフィルタであっても良いが、好ましくは、約3
20 Hz の中心周波数を持つ%オクターブ2極フィ
ルタである。検出器30によって発生される制御信号が
帯域フィルタ80によって決定されるこの周波数範囲内
に存在する信号エネルギーの量の関数となるように、帯
域フィルタ84の出力は検出器30の入力点に接続され
ている。検出30の出力は、フィルタ80と82それぞ
れの出力信号に加えられる利得を制御するように利得制
御手段28と28Aの各々の制御信号入力点に加えられ
る。好ましくは、制御信号が0であるときに利得制御手
段28へと28Aの各々が1の利得を提供し、そして制
御信号の娠幅が増大するにしたがって、即ち、モノ音響
入力信号内に存在するオフ−センタ情報の割合が大きく
なるにしたがって、利得の減少を大きくするように利得
制御手段28と28Aの各々は設定されている。利得制
御手段28と28Aによって与えられる利得の相対的な
量は検出器30の出力点と利得制御手段28Aの制御信
号入力点との間にポテンショメータ86を設けることに
よって調節することができる。利得制御手段28と28
Aの出力は加算手段88によって加算されて、出力端子
24に加えられる。
動作において、第4図の入力端子20に加えられるモノ
音響入力信号は回路26によって処理されてフィルタ8
0と82の入力点に加えられる。入力端子20に加えら
れるモノ音響入力信号の信号エネルギーの大部分がオン
−センタ情報である場合、回路26の信号出力の大部分
は帯域フィルタ80と84によって通過され、一方、わ
ずかな少量が帯域消去フィルタ82によって通過させら
れる。検出630は利得制御手段28と28Aに比較的
大きな制御信号を提供して、帯域フィルタ80と82の
出力に加えられる利得を減少させ、かくしてこれらの信
号の殆んどは力aX器88を介しては出力端子24には
加えられない。かくして立体音響符号化出力信号は比較
的小さくなる。このことは適切なことである。
その理由は信号が、出力端子22のモノ音響出力信号に
よって提供されるオン−センタ情報を主に含むからであ
る。
:方、回路26の出力点に提供される主な信号エネルギ
ーが帯域フィルタ80と84によって定義される帯域の
外のオフ−センタ情報である場合(例えば特定の周囲雑
音)、その信号のかなシの部分は帯域消去フィルタ82
によって送られて利得制御手段28Aに加えられ、そし
て、比較的ごく僅かの信号が帯域フィルタ80と84に
よって利得制御手段28と検出器30に送られる。検出
器30によって発生された制御信号はそれ故小さい。
これにより利得制蝉1手段28と28Aに加えられる信
号の減少が少なくなる。帯域消去フィルタ82によって
提供される信号は帯域フィルタ80によって提供される
ものよシも大きいので、より大きな信号が利得制御手段
28よりも、利得制御手段28Aによって加算器88に
与えられる。これにより、より大きな出力信号が出力端
子24に生ずる。これは増大された信1号がオフ−セン
タ情報を主に含むので適切である。
上記の装置はモノ音響信号と共に使用される立体音響の
情報符号化信号を合成するために1吏用でき、これら両
者の信号は同一のモノ音響入力信号から得られるので従
来装置に対する改良となる。本発明は立体テレビジョン
の送受信に特に有用である。回路26によって定義され
るより多くの数の帯域の使用によりテレビジョンを見る
場合に通常提供される小さな領域での立体音再生に必要
な立体音再生のだめの必要な劇的効果が提供される。
上述の装置においては、本発明の範囲から逸脱せずにあ
る変化が成し得るので、上述の記載に含まれる全ての事
項及び添付図面に示される全ての事項は例示的な意味で
解釈されるべきであって限定的な意味で解釈されるべき
ではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック線図であり、 第2図は第1図の実施例の立体音響符号化信号を提供す
るための回路の好適な時間分散要素の略図であり、 第3図は本発明を組込んだテレビジョンの送受信装置の
ブロック線図であり、及び第4図は本発明の好適な実施
例のブロック線図である。 〔主要部分の符号の説明〕 本装置・・・・・・・・・・・・・・・10、入力端子
・・・・・・・・・・・・・・20、出力端子・・・・
・・・・・・・・22、出力端子・・・・・・・・・・
・・・24、時間分散回路・・・26 利得制御手段・
・・・・28、検出器・・・・・・・・・・・・・・・
30 時間分散部・・・・・・・・・・32、立体音響
信号入力端子・・・・・・60.62符号化マトリクス
・・・・・・・・・64、スイッチ・・・・・・・・6
6A、66B。 テレビジョン送信磯・689、受信機・・・10、復号
化マトリクス・・・・・・72、 出力端子・・・・・74.76、 帯域フィルタ・・・・・・・・・80.84、帯域消去
フィルタ・・・82、 ポテンショメータ・・・86、 加算手段・・・・・88、 FIG / FIG2 FIG 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、立体音響の情報符号化信号がモノ音響入力信号から
    得られるモノ音響信号と使用されて立体音響再生音を発
    生できるように前記モノ音響入力信号のプログラム情報
    の少くとも一部に応答して前記立体音響の情報符号化信
    号を発生させるための装置であつて、 前記モノ音響入力信号を受けるための入力端子、 前記立体音響の情報符号化信号を提供するための出力端
    子、及び 前記入出力端子の間に接続されて、前記立体音響再生音
    が発生されるとき立体音響の広がりの程度を制御するよ
    うに前記モノ音響入力信号のプログラム情報の少くとも
    一部に応答して、そして、それに応答して前記立体音響
    の情報符号化信号を発生するための手段を有することを
    特徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 2、特許請求の範囲第1項に記載の装置であつて、前記
    立体音響の情報符号化信号を発生するための手段が、前
    記入出力端子間に信号路を定義するための信号路手段、
    及びこの信号路に配置されて、前記モノ音響入力信号の
    プログラム情報の少くとも一部の関数として前記信号路
    を伝送される信号に加えられる信号利得を制御するため
    の手段を有することを特徴とする立体音響の情報符号化
    信号発生装置。 3、特許請求の範囲第1項に記載の装置であつて、前記
    立体音響の情報符号化信号を発生するための手段が、前
    記モノ音響入力信号の位相を移すための手段を有するこ
    とを特徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 4、特許請求の範囲第3項に記載の装置であつて、前記
    モノ音響入力信号の位相を移すための手段が時間分散回
    路を有していることを特徴とする立体音響の情報符号化
    信号発生装置。 5、特許請求の範囲第4項に記載の装置であつて、前記
    時間分散回路が全通過移相器を有していることを特徴と
    する立体音響の情報符号化信号発生装置。 6、特許請求の範囲第5項に記載の装置であつて、前記
    全通過移相器が可聴範囲にわたつて各々180°の移相
    帯域を少くとも20個定義していることを特徴とする立
    体音響情報符号化信号発生装置。 7、特許請求の範囲第6項に記載の装置であつて、前記
    全通過移相器が前記可聴範囲にわたつて前記移相帯域4
    8個を定義していることを特徴とする立体音響の情報符
    号化信号発生装置。 8、特許請求の範囲第2項に記載の装置であつて、前記
    信号利得を制御するための手段が、前記信号路を通して
    伝送される信号に前記信号利得を加えるための増幅器と
    、前記モノ音響入力信号に応答して前記増幅器の利得を
    制御するために前記増幅器へ制御信号を発生するための
    手段を有することを特徴とする立体音響の情報符号化信
    号発生装置。 9、特許請求の範囲第8項に記載の装置であつて、前記
    増幅器がこの増幅器に対する前記モノ音響入力信号と前
    記制御信号の和の対数関数としての出力信号を提供する
    ことを特徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 10、特許請求の範囲第9項に記載の装置であつて、前
    記制御信号を発生するための手段が前記モノ音響入力信
    号の振幅時間微分の関数であることを特徴とする立体音
    響の情報符号化信号発生装置。 11、特許請求の範囲第8項に記載の装置であつて、前
    記立体音響の情報符号化信号を発生するための手段が前
    記モノ音響入力信号の位相を移すための手段を有してい
    ることを特徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置
    。 12、特許請求の範囲第10項に記載の装置であつて、
    前記モノ音響入力信号の位相を移すための手段が時間分
    散回路を有していることを特徴とする立体音響の情報符
    号化信号発生装置。 13、特許請求の範囲第12項に記載の装置であつて、
    前記時間分散回路が全通過移相器を有していることを特
    徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 14、特許請求の範囲第13項に記載の装置であつて、
    前記全通過移相器が前記可聴範囲にわたつて各々180
    °の移相帯域を少くとも20個定義していることを特徴
    とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 15、特許請求の範囲第14項に記載の装置であつて、
    前記全通過移相器が前記可聴範囲にわたつて前記移相帯
    域を48個定義していることを特徴とする立体音響の情
    報符号化信号発生装置。 16、特許請求の範囲第1項に記載の装置であつて、前
    記立体音響の情報符号化信号を発生するための手段が、
    前記モノ音響入力信号に含まれるオン−センタ情報を主
    に表す第1の信号を発生するための手段、この第1の信
    号の関数として制御信号を発生するための手段、前記モ
    ノ音響入力信号に含まれるオフ−センタ情報を主に表す
    第2の信号を発生するための手段、前記第1と第2の信
    号に応答して前記立体音響の情報符号化信号を発生する
    ための手段、及び、前記制御信号に応答して、及びその
    関数として前記立体音響の情報符号化信号を減少するた
    めの手段を有することを特徴とする立体音響の情報符号
    化信号発生装置。 17、特許請求の範囲第16項に記載の装置であつて、
    前記第1の信号を発生するための手段と前記制御信号を
    発生するための手段が各々一般的にスピーチにより支配
    される少くとも1つの周波数帯域内のその信号エネルギ
    ーを通過させるための帯域通過フイルタを有することを
    特徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 18、特許請求の範囲第17項に記載の装置であつて、
    前記第2の信号を発生するための手段が、一般的にスピ
    ーチにより支配される前記周波数帯域内のその信号エネ
    ルギーを拒絶するための帯域阻止フイルタを有すること
    を特徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 19、特許請求の範囲第18項に記載の装置であつて、
    前記第1の信号を発生するための手段の前記帯域通過フ
    イルタが、約125Hzと500Hzとの間の通過帯域
    を有し、前記制御信号を発生するための手段の前記帯域
    通過フイルタが約320Hzと400Hzとの間の通過
    帯域を有していることを特徴とする立体音響の情報符号
    化信号発生装置。 20、特許請求の範囲第16項に記載の装置であつて、
    前記立体音響の情報符号化信号を発生するための手段が
    、さらに、移相された信号を発生するように前記モノ音
    響入力信号の位相を移すための手段を有し、前記第の信
    号を発生するための手段と前記第2の信号を発生するた
    めの手段が各々前記移相された信号に応答することを特
    徴とする。立体音響の情報符号化信号発生装置。 21、特許請求の範囲第20項に記載の装置であつて、
    前記モノ音響入力信号の位相を移すための手段が時間分
    散回路を有していることを特徴とする立体音響の情報符
    号化信号発生装置。 22、特許請求の範囲第21項に記載の装置であつて、
    前記時間分散回路が全通過移相器を有していることを特
    徴とする立体音響の情報符号化信号発生装置。 23、特許請求の範囲第22項に記載の装置であつて、
    前記全通過移相器が可聴範囲にわたつて各々180°の
    移相帯域を少くとも20個を定義していることを特徴と
    する立体音響の情報符号化信号発生装置。 24、特許請求の範囲第16項に記載の装置であつて、
    前記第1と第2の信号を変更するための前記手段が前記
    制御信号に応答して、かつ、これの関数として前記第1
    と第2の信号の各々に加えられる信号利得を制御するた
    めの手段を有してることを特徴とする立体音響の情報符
    号化信号発生装置。 25、テレビ受像機(複数)に使用するための可聴信号
    を発生するための装置であつて、プログラム入力信号に
    応答してモノ音響信号を含む基本搬送波信号と、立体音
    響の情報符号化信号を含む副搬送波信号を発生するため
    の手段を有する種類の装置であり、前記立体音響の情報
    符号化信号が、立体音響の再生音を発生するために前記
    テレビ受像機のうちの選定したものの中で、及びモノ音
    響再生音提供のため前記テレビ受像機のうちの他の物の
    中で前記モノ音響信号と使用されるようになつている装
    置において、前記プログラム信号がモノ音響のものであ
    るとき前記プログラム信号に応答して前記立体音響の情
    報符号化信号を合成するための手段が設けられ、この手
    段が可聴範囲にわたつて少くとも20回前記プログラム
    信号を180°移相するための手段を有していることを
    特徴とする装置。 26、特許請求の範囲第20項に記載の装置であつて、
    前記プログラム信号を移相するための手段が時間分散回
    路を有していることを特徴とする装置。 27、特許請求の範囲第26項に記載の装置であつて、
    前記時間分散回路が全通過移相器を有し、この移相器が
    前記可聴範囲にわたり少くとも20個の帯域を有してい
    ることを特徴とする装置。 28、特許請求の範囲第27項に記載の装置であつて、
    前記全通過移相器が前記可聴範囲にわたり48個の帯域
    を有することを特徴とする装置。 29、特許請求の範囲第25項に記載の装置であつて、
    前記の合成された立体音響再生音が、前記モノ音響信号
    の信号利得に影響を与えずに前記プログラム信号の関数
    として、及び、それに応答して、発生されるとき立体音
    響の広がりの量を制御するように前記立体音響の情報符
    号化信号の信号利得を可変的に制御するための手段を有
    することを特徴とする装置。 30、特許請求の範囲第25項に記載の装置であつて、
    前記立体音響の情報符号化信号を合成するための手段が
    、前記モノ音響入力信号のプログラム情報の少なくとも
    一部に応答して、前記テレビ受像機の内の選定されたも
    のが立体音響再生音を発生するときに立体音響の広がり
    の程度を制御するための手段を有することを特徴とする
    装置。 31、テレビ受像機に使用するための可聴信号を発生す
    るための装置であつて、モノ音響信号を含む基本搬送波
    信号と、立体音響の情報符号化信号を含む副搬送波信号
    を発生するための手段を有する種類の装置であり、前記
    立体音響の情報符号化信号が、立体音響再生音発生のた
    め前記テレビ受像機の内の選定されたものの中で、及び
    、モノ音響再生音発生のため前記テレビ受像機の中の他
    の物の中で前記モノ音響信号と使用されるようになつて
    いる装置において、前記テレビ受像機の内の前記選定さ
    れたものが立体音響再生音を発生するとさに立体音響の
    広がりの程度を制御するように前記モノ音響信号のプロ
    グラム情報の少なくとも一部に応答して、及び、その関
    数として前記立体音響の情報符号化信号を合成するため
    の手段が設けられていることを特徴とする装置
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