JPS6197627U - - Google Patents

Description

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本考案の軸受の組立図の正面
図と側面図を、各々部分的に断面図によつて示し
た。第３図、第４図は上記本考案の軸受外筒の側
面図と正面図、第５図、第６図は同じく本考案の
軸受の球保持部用内筒の正面図と側面図であり、
これら各々の図面においては何れも部分を断面図
によつて示した。第７図と第８図とは、本考案の
軸受において、軸方向に延長した外筒を用い、２
個の球保持部用内筒を軸方向に併置して構成した
実施例の組立図を、部分を断面図によつて示した
。第９図と第１０図は、本考案の軸受外筒の内周
面軸方向凸部に成形する球の転動面の、軸方向直
角断面での溝形状の説明図である。第１１図と第
１２図は本考案の軸受におけるスプライン軸への
適用例を、組立図で示した際の正面図と側面図を
部分的に断面図によつて示したものである。 なお図面中、１…外筒、２，２′，２″…球保
持部用内筒、３…球、４…スナツプリング、５…
往復動軸、６…外筒軸方向片側端部における側壁
、７…外筒内周面軸方向凸部、８…７の軸方向両
端部における逃げ面、９…２の外周面に成形した
球の循環転動用案内溝、１０…２の外周面におけ
る軸方向の凹部、１１…９に成形した軸方の長孔
、１２…２の外周面における軸方向の凸部、１３
…ダストシール、１４…５の外周面に成形した軸
方向球の転動溝、１５…１の外周面に成形したキ
ー溝、である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 往復動軸に適用する円筒形状直動球軸受を、
   外筒と球保持部用内筒とを厚肉の円筒形状とし、
   外筒内周面には、荷重支持範囲の球列の転動面と
   しての軸方向の凸部を、円周方向の３乃至数箇所
   に成形し、該凸部軸方向両端部には、球が軸との
   接触を離れて循環するための逃げ面を成形し、内
   筒外周面には循環転動用の案内溝を成形して外筒
   に係合し構成したものにおいて、外筒１の内周面
   軸方向凸部７における球の転動面軸方向直角断面
   形状を、球の半径乃至該凸部７の内接円半径に至
   る任意の半径より成る円弧状、あるいは同一半径
   の２円弧をゴシツクアーチ状に合成して形成され
   るＶ溝形状とし、また外筒１の軸方向片側端部に
   は、リング状の側壁６が成形され、球保字部用内
   筒２の外周面には、外筒内周の上記軸方向の凸部
   ７に適応して、球の循環転動用案内溝９と、該案
   内溝中の軸方向長孔１１が成形され、また外周面
   軸方向には、同じく軸方向の凸部７の形状に従つ
   て軸方向の凹部１０が成形され、上記案内溝９に
   多数の球を供給し、該内筒２を外筒１に嵌合する
   際には、外筒内周面の凸部７と、内筒２の外周面
   の凹部１０とは互いに係合して、円周方向におけ
   る相互の位置ぎめがなされ、また軸方向には外筒
   片側端部のリング状の側壁６と、適宜軸方向他端
   でのスナツプリング等による相互の位置ぎめがな
   されて直動球軸受が構成され、また外筒１を成形
   時軸方向に延長した際には、上記球保持部用内筒
   ２を、外筒内周面の軸方向に併置した直動球軸受
   を構成することができ、外筒内周面軸方向凸部７
   における球の転動面の溝形状に対応して、往復動
   軸外周面にも軸方向の溝を成形した際には、軸の
   半径方向に作用する荷重とともに、軸の円周方向
   に作用する荷重を同時に支持することのできるよ
   うに、構成しうることを特徴とする直動球軸受。 ２ 軸受外筒１内周面において、荷重支持範囲の
   球の転動面を形成する軸方向の凸部７と、該凸部
   ７に対応し、外筒内面軸方向に成形され、球保持
   部２の外周面に成形される球の案内溝９とともに
   、球の循環転動径路の構成、ならびに同じく球保
   持部２外周面の軸方向凸部１２′と係合して、外
   筒１と、保持部２との円周方相互の位置ぎめに必
   要な、内周面軸方向の凸部、および外筒１片側端
   部に成形され、該外筒１に嵌合する球保持部用内
   筒２との軸方向の位置ぎめ必要なリング状側壁６
   の各々を、円筒形外周面の軸方向に上記外筒内周
   面に形成される軸方向の凸部７と凹部の各々に適
   応した軸方向の凹部と凸部の形成された円筒形パ
   ンチと、外筒外周面に適応した内周面が円筒形状
   ダイスとを、円筒形素材に適用して行われる冷間
   鍛造法により成形した外筒により構成したことを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   直動球軸受。