JPS6196072A - 切削工具および耐摩耗工具用表面被覆サ−メツト部材 - Google Patents

切削工具および耐摩耗工具用表面被覆サ−メツト部材

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JPS6196072A
JPS6196072A JP59217539A JP21753984A JPS6196072A JP S6196072 A JPS6196072 A JP S6196072A JP 59217539 A JP59217539 A JP 59217539A JP 21753984 A JP21753984 A JP 21753984A JP S6196072 A JPS6196072 A JP S6196072A
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titanium
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杉澤 泰次郎
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22C33/00Making ferrous alloys
    • C22C33/02Making ferrous alloys by powder metallurgy
    • C22C33/0257Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements
    • C22C33/0278Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements with at least one alloying element having a minimum content above 5%
    • C22C33/0292Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements with at least one alloying element having a minimum content above 5% with more than 5% preformed carbides, nitrides or borides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、切削工具および耐摩耗工具用表面被覆サー
メット部材に関し、特に、マルテンサイト型組織を有す
る結合合金中にチタン化合物とバナジウム化合物の微細
な粒子が硬質分散相として含まれているサーメット表面
に、チタン化合物からなる超硬質被積層を設けてなる、
工具寿命が著しく改善された切削工具および耐摩耗工具
用表面被覆サーメット部材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、高速度鋼(以下、ハイスという)は高い硬さとす
ぐれた靭性な有するので、切削工具だけでなく、耐摩耗
性を必要とする各種の耐摩耗工具の素材としても広く使
用されているが、さらKこれら工具の寿命を延ばすため
、最近では耐摩耗性の向上に寄与する種々の金属の炭化
物や窒化物を焼結法によってハイス中に分散させたサー
メットが開発されており、一方ハイス表面にチタン化合
物からなる超硬質被覆層を設けると、それKよって耐溶
着性と耐焼付性が向上し、工具寿命が2〜10倍延びる
ところから、このような被覆層をハイス表面に設けるこ
とも工業的に広く採用されている。
〔発明が解決し、ようとする問題点〕
そして上記金属炭化物の代表的なものである炭化チタン
は、焼結時にはサーメットの焼結性を向上させるととも
に、焼結後はサーメットの組織中に分散残存してその耐
摩耗性を向上させる作用を有し、また上記金属窒化物の
代表的なものである窒化チタンは、焼結後サーメット組
織中に分散残存してサーメットの耐溶着性と耐焼付性を
向上させる作用を有するが、この窒化チタンを結合金属
中に多賛に分散させるとサーメットの靭性が低下するの
で、その添加量には限度があり、したがって窒化チタン
による上記の耐浴着性と耐焼付性の改善には自づから限
界があった。
一方、上記の超硬質層の被覆によっても、工具寿命の延
長は、下記の理由により、必ずしも満足できるものでは
なかった。
(1)上記被覆層の被覆処理はノ・イスの焼戻し温度以
下、すなわち、通常500℃附近の温度で行なわれるが
、従来のこのような被覆処理だけでは基体と被覆層との
間に十分な付着力が得られず。
この被覆層を設けた工具を使用すると、被覆層が剥離し
やすい。
に) また上記工具は或程度使用した後にも、その一部
を再研摩して繰返し使用されるが、その場合残存してい
る被覆層は工具寿命を延ばすのに役立つので、この再研
摩を施してもその被覆ハイス工具の寿命は被覆しなかっ
たハイス工具に比べて改善されるけれども、再研摩で被
覆層が失なわれることによって露出した母材表面の耐摩
耗性が結局工具寿命を左右するので、超硬質被覆層によ
る工具寿命改善の効果は個々の実作業において一定しな
い。
したがって、このような超硬質被覆層によって工具寿命
を延ばそうとしても、その効果は不安定で予測できない
ため、実作業では個々の例について効果を確かめながら
、その応用をはかつているのが現状である。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者等は、上述のような観点から。
マルテンサイト型組織を有するハイス母合金中に硬質粒
子が分散しているサーメット表面に超硬質層が被覆され
ている。切削工具および耐摩耗工具用の表面被覆部材の
工具寿命を改善すべく、種々研究を重ねた結果、下記の
知見、すなわち、(1)  約500℃という被覆温度
では、被覆物質の蒸着時における原子の拡散距離がきわ
めて短かい上に、チタン原子は鉄基基体中に拡散し忙く
いため、チタン化合物からなる被覆層と鉄基基体との間
には強い付着力が得られないのに対し、この基体中にチ
タン化合物からなる分散相が存在すると、その分散相と
被覆層との接合面においてチタン原子の再配列が起きて
チタン分散相と被覆層とがチタン原子を介して一体とな
った構造、−fなわち被覆層が基体中に根な下した構造
が形成され、それによって被覆層と基体との間に強い結
合力を生じ、その結合力を接合面全体に強く発揮させる
ためには、チタン化合物の含有量をサーメット中で5重
量%以上にしなければならないこと、(ul  結合合
金中に分散させる窒化チタン(以下TiNで示す)およ
び/またはTiCxNy(ただしX〈y)粒子の平均粒
径な5μm以下とすると焼結性が改善されるので、これ
を5〜20容量倦と多量に含有させてもサーメットの靭
性が低下しないこと。
(ml  1.たがって、サーメットの靭性な低下させ
ることな(、TiNおよびTiCxNy (x<y )
(’)含有量を増大できて、これらが元来備えている耐
溶着性および耐焼付性をi力に発揮できるため、使用中
の工具の一部を再研摩することによ、って基体が工具表
面に露出しても、その基体自体が従来のノ蔦イスやサー
メットと比べて耐溶着性と耐焼付性にすぐれ、ひいては
その耐摩耗性が向上して、被覆層のすぐれた耐摩耗性と
十分釣合がとれるので、結局工具全体として安定した工
具寿命が得られること。
な見出した。
この発明は、上記知見に基いて発明されたものであって
、 平均粒径S5μm以下のTiNおよびTiCxNy(た
だしx<y)のうちの1糧または2種の粒子である第一
の粒子:Dlおよび同5μm以下の炭化バナジウム(以
下VCで示す)および(Vx、My)C(ただしMはT
i t’ Zr、 Hf、 Nb、 Ta、 Cr、 
Mo。
Wのうちから選ばれた1a!または2種以上の元素であ
り、かつx>y)のうちの1種または2aiの粒子であ
る第二の粒子:D2からなる分散相と。
Cr:3.5〜6%、   W+Mo:4〜20%。
■:3〜6%、     CoまたはCo + Ni 
(ただしNi /Co +Ni : 3%以下):2〜
15%、  C:0.5〜2.0%、およびFe十不可
避不純物:残り。
からなる組成を有する(以上重量%)、焼入れおよび焼
戻しの熱処理を受けたマルテンサイト型組織を有する結
合相、とからなるサーメットであって、そのDI、D2
および結合相に関する組成が。
Dl:5〜20容量%、D2:5〜30容量チおよび結
合相:残り、である前記サーメットを基体とし、 その基体表面にT1、一窒化二チタン(以下Ti2Nで
示す)、TiNおよびTiCxNy(ただしx<y)の
うちの、いずれか1種からなる単一層(ただしTiの場
合は除<)、またはいずれか2ai以上からなる複合層
、あるいはこれらの単一層と複合層とを各1層以上組合
せた多重層からなるビッカース硬さHv: 2000に
9/−以上を有する厚み:1〜10μmの超硬質被覆層
を設けてなる。切削工具および耐摩耗工具用表面被覆サ
ーメット部材、を提供するものである。
つぎに、この発明において、成分組成範囲1粒子寸法、
被覆層のビッカース硬さおよび層厚な上記のとおりに限
定した理由を述べる。
へ基体 (al  結合相 結合相を形成する母合金は、粉末状のハイスを焼結する
ことによって得られる。 Cr : 3.5〜6%。
W+Mo :4〜20 ’16.  V : 3〜6%
、  CoまたCo+Ni(ただしNi /Co + 
Ni : 3%以下):2〜15%、  C: 0.5
〜2.0%、およびFe十不可避不純物:残り、という
組成な有しく以上重量%〕、これら佃hハ欝へぬ釦膚絡
囲り奇ハスブシ1イハ瀉とし廖えた範囲であるが、その
うちCoKついては、その3重量%以下なNiで置換す
ることができる。Niは熱処理後の残留オーステナイト
量を増やす働きな有するが、この発明では分散相が十分
な硬さと耐摩耗性を発揮するために、結合相を構成する
合金自体の硬さが熱処理を受けた通常のノ・イスの硬さ
より僅かに低下することはれ容される。この結合母合金
は焼入れ、焼戻しされたマルテンサイト型の組織を有し
、その他に微細なM6 C型炭化物、および場合により
(特にNiを含む場合)若干の残留オーステナイト組織
を含むものである。
(bl  分散相 Dl 窒化チタン: Ti Nおよび炭窒化チタン: Ti 
CxNyは、本来各種工具に高い硬さと耐摩耗性を付与
するのに有効な成分であるとともに、これら化合物中に
含まれるTiが、既に述べたとおり、基体と被覆層との
接合面において、被覆層成分中のTiと再配列を起こし
て基体と被覆層との間の結合を強めるので、チタン化合
物からなる被覆層を基体上に強固に付着させる重要な役
割も担う成分であるが。
これら化合物からなる分散相の量が5容量も未満になる
と、上記結合を強く保つことができず、一方それが20
容量係を越えると基体全体の靭性が低下するところから
、その含有量を5〜20容量係と定めた。また、これら
化合物の粒子の平均粒径が5μmを越えると、基体の靭
性が低下するのでそれを5μm以下と定め、さらにTi
CxNyによつ【基体に十分な耐溶着性と耐焼付性を与
えるためには、その組成において窒素成分が炭素成分よ
りも(原子比で)多く含まれていなければならないとこ
ろから、x<yと定めた。
(cl  分散相 D2 炭化バナジウム:vCおよびバナジウムとTi。
Zr、 Hf、 Nb、 Ta、 Cr、 Mo、 W
のうちの1種または2種以上の金属との複合炭化物:(
Vx、My)C(ただしMは前記金属を表わし、かつx
>y)は。
本来各種工具に高い硬さと耐摩耗性を付与するのに有効
な成分であるとともに、これら炭化物中に含まれるVが
結合母合金中のVと相互に拡散し合い、もって炭化物と
結合母合金との界面強度を高めて靭性な向上させる作用
も有するが、上記複合炭化物の場合、■以外の金属Mの
割合が■の割合を越えると(原子比で)、その炭化物と
結合相との界面強度が弱まって基体の靭性が低下すると
ころから、(Vx、 My ) Cにおいてx>yと定
めた。
また、これら炭化物粒子の平均粒径が5βmを越えると
、基体の靭性が低下するので、それを5μm以下と定め
、さらにこれら炭化物からなる分散相の量が5容量%未
溝になると、炭化物による上記耐摩耗性向上効果が期待
できず、−万それが30容量%を越えると、基体の靭性
および耐酸化性が低下するところから、その含有量を5
〜30容量係と定めた。
B 超硬質被覆層の層厚および硬さ 被覆層は、前述のとおり、Ti2 N、 Ti N、お
よびTiCxNy (x < y )からなるチタン化
合物のいずれか1m以上またはこれらチタン化合物とT
iを構成成分としており、これらチタン化合物は超硬質
層を形成し、一方Tiは、それのみでは、すなわちTi
の単一層という形では、超硬質の被覆層な形成すること
ができないが、これらチタン化合物各層の間またはこれ
ら各層と基体との間に介在すると。
これら相互間の付着力を高める作用があり、そして炭窒
化チタンTiCxNyVcおいてx<yと定めた理由は
前記Aの(cl項で述べたとおりである。ここで複合層
とは、例えばTi N + Ti CNまたはTiN+
Ti+T1CNからなる層のような、すべての層が互に
異なる2種以上の成分からなる層を意味し、多重層とは
、例えばTiN単一層とTi CN+ Ti N複合層
とを重ね合わせたTi N+Ti +Ti N層のよう
な。
或1種以上の成分からなる層が2回以上繰返して重ね合
わされる。全体として2種以上の成分からなり、かつ3
層以上の層から構成される層を意味する。
そして上記被覆層の層厚が1μm以下では十分な耐摩耗
性の同上が得られず、一方これが10μmを越えても耐
摩耗性の向上は少なく、むしろ部材全体の切性劣化が著
しくなるので、七〇層厚を1〜10μmと定めた。また
、被覆層のマイクロビッカース17 IF 1iH−π
よム硬丸h’−’) n n nkQ/vノでは所望の
耐摩耗性を確保することができないところから、その硬
さを2000kII/−と定めた。
なお、この発明の表面被覆サーメット部材は、ハイス粉
末を窒化物粉末および炭化物粉末と混合し、混合粉末を
加圧成形して圧粉体にした後、それを真空中または非酸
化性雰囲気中で焼結し、さらに必要に応じてHIP処理
によって残存空孔を除去してから焼入れおよび焼戻しを
行ない、さらに研摩加工によって所定寸法の基体とした
後、通常の化学蒸着法または物理蒸着法によってチタン
化合物またはそれとチタンとを基体表面にaMさせるこ
とによって得られる。
〔実施例〕
つぎに、この発明の表面被覆サーメット部材を実施例に
よって具体的に説明する。
実施例I Cr:4.0%、V:3.2%、Mo:5.0%、W:
5.0%、 Co: 9.0 %、 C: 1.1%お
よびFe十不可避不純物:残りからなる組成(以上重量
%)からなる組成を有する、アトマイズで調整された平
均粒径:5μmのハイス粉末90容量幅、同1.0μ@
f)TiN粉末5容t%および同1.1 A mの(V
o、5spTio、os )C粉末5容t%の配合割合
で、これら原料粉末を配合し、ボールミルにて24時時
間式混合粉砕し、乾燥した後、プレス圧力3.0ton
/−にてプレス成形して圧粉体とし、ついで真空中、温
度:1270℃において1時間保持する条件で圧粉体を
焼結した後、さらKこれに1000気圧のアルゴン中、
温度:1230℃に保持する条件でHIP処理を施すこ
とによって緻密なサーメットを得た。
このサーメットを組織観察したところ、TiN含有量は
5.1容、量チ、バナジウム主体の炭化物:(Vo、9
5 p Tio、os ) C*は5.2容量係であす
、 、:(7)j5に、焼結後の実測は配合値と近似し
た。
つぎに、このサーメットを、温度:1260℃から油焼
入れし、さらに同550℃で2回焼戻ししてそのロック
ウェル硬さCスケールHRCを67とした後、サーメッ
トを研摩して、寸法8×12x 4.8 *txを有す
るサイドカッター用のスローアウェイチップを製造した
このスローアウェイチップ、並びに比較の目的で、溶製
法で造られた市販の5KH−9種のハイスから切り出し
て用意した上記と同寸法のスローアウェイチップに、イ
オンブレーティング法により、ビッカース硬さ2200
 kg/llI、l、厚さ3μmを有するTiN単一層
を500℃において被覆し、本発明被覆切削チップ1お
よび比較被覆切削チップ1を製造した。
そこでこれら切削チップの表面に20kgの荷重でビッ
カース硬度計の圧子を打込んだところ、比較被覆切削チ
ップ1には四角の圧痕の角にTiN層の剥離が観察され
たのに対して、本発明被覆切削チップには剥離が全くみ
られなかった。
また、これら切削チップにおいて、チップの半数はすく
い面を研摩して、逃げ面だけ被覆層が残る状態のものと
し、上記研摩をしないものとともに、サイドカッターに
よる、 被削材:JIS@SNCM−8(硬さ:HB270)の
丸棒 切削速度: 100 rrL/min。
送り :0.3朋/ rev 、e 切込み:5m。
の条件での鋼連続切削試験を行ない、逃げ面摩耗量の測
定を行ない、その値が0.3 vmに達した時を工具の
寿命基準として、各切削チップの工具寿命を測定し、そ
の結果を第1表に示した。
第1表 実施例2 各種金属の酸化物と炭素との混合物を水素で共還元する
公知の方法によって製造された。 Cr a4、θ%、
V:3.0%、 Mo : 8.0%、Co:10%。
C:0.85%およびFe十不可避不純物:残η、から
なる組成を有する(以上重量%)平均粒径:3.0μm
のハイス粉末、同3μmおよび同6.2μmのTiN粉
末、同2. Oli m f)Ti Cg、I NO,
g粉末−同2、O#mf)VC粉末、同1.8 μmの
(Vo、97rro、s )C粉末、同2.1μmの(
Vo、sst Hfo、os )C粉末、同2.0μm
の(vo、9t Nbo、1 )C粉末、同1.5μm
の(Vo、95 * Tao、os )C粉末、同1.
3 fi mの(Vo、8 、WQ、2 )C粉末、 
 、     1←痴T←−Vip−1i−、同1.5
μmの(■0.7 m MO□、3 ) C粉末および
同1.3μmの(vo、8I Cr O,2) C粉末
を用意し、これら原料粉末をそれぞれ所定の配合組成に
配合し、ボールミルにて24時時間式混合粉砕し、乾燥
した後、プレス圧力2.oton/−にてプレス成形し
て圧粉体とし、ついで真空中、@度:1280℃に1時
間保持する条件で各圧粉体を焼結した後、さらにこれら
に1000気圧のアルゴン中、温度:1250℃に保持
する条件のHIP処理を施すことによって、第2表に示
されるような成分組成を有するサーメット部材を製造し
、引続いてこれらに温度:1250℃の焼入れおよび同
540℃の焼戻しを施した後。
雰囲気ガスを種々変化させた500℃におけるイオンブ
レーティング法によって、同じく第2表に示される組成
と平均層厚をもった表面被覆層を形成させることによっ
てJ I 8.SNMN432の形状をもった表面被覆
サーメット部材としての本発明核種切削チップ2〜11
および比較被覆切削チップ2〜7をそれぞれ製造した。
なお、比較被覆切削チップ2〜7は、いずれもサーメッ
ト(基体)部材の構成成分のうちのいずれかの成分含有
量または分散相のチタン化合物粒子D1の平均粒径、ま
たは被覆層の層厚がこの発明の範囲から外れたもの(い
ずれも第2表中に壷印で示す)である。
つぎに、この結果得られた切削チップについて実施例1
と同一条件下で切削試験を実施して、それぞれの工具寿
命を評価するとともに、サーメット部材の抗折力を測定
し、これらの結果を第2表に示した。
実施例3 各種金属の酸化物と炭素との混合物を水素で共還元する
公知の方法によって製造された。 Cr :4.0%、
t’::3.o%、W:5.0%、Mo:5.0%。
Co : l 0%、Ni:1.0%、C:1.1%お
よびFe+1.8μmのTI Co、4 No6粉末5
容量優オヨび同2.0μmのVC粉末10容′ik%の
配合割合で、これら原料粉末を配合した後、実施例1と
同じ条件でサーメットを製造した。
得られたサーメット中における分散相の第一の粒子D1
、すなわちTI Co、4 N04の組成を有する粒子
の含有量は5,2容量係であり、同第二の粒子D2.す
なわちVC粒子の含有量は10.2容量係であった。
このサーメットに実施例1と同じ条件の熱処理を施して
得たHRC硬さ65を有するサーメット。
並びに比較の目的で、実施例1で使用したのと同一のハ
イスかも実施例1と同様な本発明被覆切削チップ12お
よび比較被覆切削チップ10を製造した。
ついで、これら切削チップについて実施例1と同じ切削
試験を施して、その工具寿命を測定した。
その結果な第3表に示す。
第3表 〔発明の効果〕 実施例の結果によると、この発明のサーメット部材はT
iNおよび/またはTiCxNy粒子を含むためにチタ
ン化合物からなる硬質被覆層をその表面に強固に付着で
きるとともIc(実施例1)、上記チタン化合物粒子の
粒度な小さくすることによって、サーメット部材の靭性
な低下させることなく(第2表の比較被嶺切削チップ5
と本発明被覆切削チップ2〜11を参照)これらチタン
化合物粒子の含有l’に増大させ、もって基体自体の耐
摩耗性を向上させることができたので1表面核種サーメ
ット部材の工具寿命を著しく延長できた(第1表〜第3
表)ことがわかる。
上述のように、この発明の表面被覆サーメット部材は、
すぐれた耐摩耗性と耐剥離性を備えているために工具寿
命が著しく改善され、したがって切削工具および耐摩耗
工具として用いた場合、長期に亘ってすぐれた切削性能
を安定に維持することができるという1産業上すぐれた
効果を発揮するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 平均粒径:5μm以下の窒化チタンおよびTiCxNy
    (ただしx<y)のうちの1種または2種の粒子である
    第一の粒子:D1および同5μm以下の炭化バナジウム
    および(Vx、My)C(ただしMはTi、Zr、Hf
    、Nb、Ta、Cr、Mo、Wのうちから選ばれた1種
    または2種以上の金属であり、かつx>y)のうちの1
    種または2種の粒子である第二の粒子:D2からなる分
    散相と、 Cr:3.5〜6%、W+Mo:4〜20%、V:3〜
    6%、CoまたはCo+Ni(ただしNi/Co+Ni
    :3%以下):2〜15%、C:0.5〜2.0%、F
    e+不可避不純物:残り、からなる組成を有する(以上
    重量%)、焼入れおよび焼戻しの熱処理を受けたマルテ
    ンサイト型組織を有する結合相、とからなるサーメット
    であつて、そのD1、D2および結合相に関する組成が
    、D1:5〜20容量%、D2:5〜30容量%および
    結合相:残り、である前記サーメットを基体とし、 その基体表面にチタン、一窒化二チタン、窒化チタンお
    よびTiCxNy(ただしx<y)のうちの、いずれか
    1種からなる単一層(ただしチタンの場合は除く)、ま
    たはいずれか2種以上からなる複合層、あるいはこれら
    の単一層と複合層とを各1層以上組合せた多重層からな
    るビッカース硬さHv:2000kg/mm^2以上を
    有する厚み:1〜10μmの超硬質被覆層を設けてなる
    、切削工具および耐摩耗工具用表面被覆サーメット部材
JP59217539A 1984-10-17 1984-10-17 切削工具および耐摩耗工具用表面被覆サ−メツト部材 Granted JPS6196072A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0592304A (ja) * 1991-05-21 1993-04-16 Nachi Fujikoshi Corp 複層コーテイング工具
EP1024207A1 (en) * 1999-01-29 2000-08-02 Seco Tools Ab Cemented carbide with a hardenable binder phase

Cited By (3)

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EP1024207A1 (en) * 1999-01-29 2000-08-02 Seco Tools Ab Cemented carbide with a hardenable binder phase
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