JPS6191299A - 硬質表面洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、硬質表面の洗浄に用いる洗浄剤に関するもの
である。さらに詳しくは、１．３−ジアルキル−２−イ
ミダゾリジノンを含有する硬質表面洗浄剤に関するもの
である。

従来の技術 換気扇、オーブン、浴槽、タイル、便器などのガラス、
金属、陶磁器、合成樹脂等からなる硬質表面の汚れには
、油脂類や各種の有機質が熱や空気などによって変質し
樹脂化して固着したものや、塗料やインキなどが樹脂被
膜となったものがある。

台所洗剤などの中性洗°剤では洗浄力が弱いため、硬質
表面上に強固に固慣した汚れを落すことは困難であった
。そこで、このような硬質表面上の汚れを除去するため
に、洗浄剤に酸またはアルカリ性物質を添加してｐｔ−
ｉを強アルカリ性や強酸性にして洗浄力を上げる方法や
、エチレングリコールエーテル系溶媒、アセトン、要素
系溶媒等の溶剤を加える方法が用いられてきた。

従来方法のうち、水酸化すｈ　１７ウムや塩酸を添加し
て洗浄剤を強アルカリ性または強酸性にする方法は、洗
浄剤が皮膚を刺激するためゴム手袋を着用する必要があ
り、硬質表面の種類によっては腐食されてしまうという
欠点がある。また、二手レンゲリコールエーテル系溶媒
、アセトン、キシレン、塩素系溶媒等を加えた洗浄剤は
、ある程度の洗浄力はあるものの、溶剤のなかには人体
に対する毒性の強いものや、揮発性の高いもの、引火点
の低いものがあり、使用上好ましいものとはいえない。

トくニ、二手レンゲリコールエーテル系の水溶性溶剤を
配合したものは、刺激臭の強いものであるため、洗浄剤
の使用中に臭いが気になり、さらに賦香した際、所望の
香りにならない欠点があった。

本発明は、洗浄力が強く、しかも低毒性、低刺激性、低
臭性の硬質表面洗浄剤を提供することを目的とするもの
である。

上記問題点は、本発明の特定の環状尿素化合物を用いる
ことによって解決される。

すなわち本発明は、一般式（Ｉ） （ただし式中、Ｒ１＋　、　Ｒ２は互いに同一もしくは
相異なる炭素数１ないし３のアルキル基を表わす。）で
示される１、３−ジアルキル−２−イミダゾリジノンの
少なくとも１種を含有することを特徴とする硬質表面洗
浄剤に関するものである。

本発明の硬質表面洗浄剤に用いられる１、３−ジアルキ
ル−２−イミダゾリジノンとしては、１．３−ジメチル
−２−イミダゾリジノン、１．３−ジエ千ルー２−イミ
ダゾリジノン、１．３−ジ−ｎ−プロピル−２−イミダ
ゾリジノン、１，３−ジイソプロピル−２−イミダゾリ
ジノンをあげることができるが、洗浄力等の面で、１．
３−ジメ千ルー２−イミダゾリジノンが好ましい。

本発明において用いられる１、３−ジアルキル−２−イ
ミダゾリジノンは、水と任意の割合で混和ｆる’ｌえ、
アセトン、メチルエチルケトン、フェニルエチルアルコ
ール、ジエチルアミン、〆千しンクロライド、ケロシン
、テレピン油のような各種有機溶媒、界面活性剤、無機
物質等との相溶性が良好で、しかも種々な有機化合物や
高分子化合物を溶解するため、硬質表面洗浄剤への適用
範囲がきわめて広い。たとえば、ペンキなどが付着して
皮膜化した硬質表面上の汚れには、１．３−ジアルキル
−２−イミダゾリジノンをそのままもしくはエタノール
墓の低級アルコールで希釈したもので拭きとればよい。

家完内のレンジ、換気扇、浴槽などの汚れに対しては、
通常の硬質表面洗浄剤のように、界面活性剤水溶性高分
子化合物や各種補助剤と組合せて用いることが好ましい
。

このような目的で用いられる界面活性剤としては以下の
ような陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性
界面活性剤がある。これらのものには脂肪酸石けん、高
級アルコール硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン高級
アルコールリ酸エステル塩、高級アルコールリン酸エス
テルおよびその塩、ポリオキシエチレン高級アルコール
リン酸エステルおよびその塩、ボ１１オキシエチレン高
級脂肪酸リン酸エステルおよびその塩、スルホン化高脂
肪酸塩、スルホン化高級脂肪酸アルコールエステル塩、
高級アルコールスルホコハク酸エステル塩、イセ千オン
酸高級脂肪酸エステル塩、α−ｙ−ルホ？１級アルコー
ル酢酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α
−オレフィンスルホン酸塩、ラウリン酸ジェタノールア
ミド、ステアリン酸ジェタノールアミド、ラウリン酸モ
ノエタノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミ
ドなどの高級脂肪酸とアルキロールアミンとの縮合物お
よびそのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、ホリオキシエチレン高級脂肪酸モノエタ
ノールアミドリン酸エステル、Ｎ−長鎖アシル酸性アミ
ノ酸塩、Ｎ−長鎖アシルザルコシン塩、Ｎ−長鎖アンル
ーＮ−アルキル−β−アラニン塩などのＮ−長鎖アゾル
アミ′酸塩・Ｎ　−７クルペブタイド、ワウ１ｊルアミ
ノブ０ピオンｅなどの高級アルキルアミノプロピオン酸
塩、ラウリャイミノジ酢酸塩などの高級アルキ“イミノ
ジ酢酸塩、高級アルキルジメチルベタイン、高級アルキ
ルジヒドロキシエチルベタイン、Ｎ−アルキ。イル−Ｎ
’　−（２−ヒドロキシエチル）−Ｎ’−力ルホキジメ
チルエチレンジアミン塩、Ｎ−アルキロイル−Ｎ−（２
−ヒドロキシエチル）−Ｎ’　、　Ｎ’　−ヒスカルボ
キシメチルエチレンジアミンアミド化合物などがあげら
れるがこれらに限定されることはない。

本発明の硬質表面洗浄剤には、通常の液体法浄剤に配合
される補助剤、たとえば香料、着色料、増粘剤、殺菌剤
、可溶化剤、ビルダー等を本発明の効果を妨げない範囲
で加えることができる。

本発明に用いられる１、３−ジアルキル−２−イミダゾ
リジノンの配合量は特に限定されないが、少なくとも０
．５重を壬以上が好ましい。合成樹脂表面を洗浄するも
のには、１．３−ジアルキル−２−イミダゾリジノンが
合成樹脂を溶解するので２０重ｔ＜以下が適当である。

本発明の１，３−ジメチル−２−イミダゾリジノンの一
次皮膚刺激試験を行なったところ、生理食塩水と同様で
一次皮膚刺徹はほとんど認められなかった。まだ、１．
３−ジメチル−２−イミダゾリジノンのマウスを用いた
急性毒性（Ｌ　Ｄｓｏ　）は２８４０■／　ｋＰであり
、低毒性である。

１．３−ジアルキル−２−イミダゾリジノンは、酸、ア
ルカリに対して安定であるため、本発明の硬質硬質表面
洗浄剤は任意のｐＨに調整できるが、皮膚刺激が少ない
面で弱酸性ないし弱アルカリ性が好ましい。使用方法は
、液状、クリーム状、エアゾール、ポンプ式等任意の方
法でよい。

本発明の硬質表面洗浄剤が適用される硬質表面としは、
ガラス、陶磁器、金属、合成樹脂、ホーロー等でできた
ものであり、たとえば、家具、机、壁、窓ガラス、タイ
ル、床、換気扇、レンジ、オーブン、照明器具、冷蔵犀
、浴槽、便器、各種機械、自動車エンジン等があげられ
るが、これらに限定されるものではない。

作用 本発明の硬質表面洗浄剤において、１．３−ジアルキル
−２−イミダゾリジノンが、硬質表面上に固着した各種
の汚れを溶鱗するため、優れた洗浄力を示すものと思わ
れる。

実施例 実施例１〜６　比較例１ 次の配合の洗浄剤組成物を調整し、洗浄力を比較した。

第　　　１　　　　表 １）洗浄力試験 天ぷら油を２００〜２２０Ｃで１８時間加熱したのち１
００Ｃで空気を吹き込みながら８時間処理して油を劣化
させた。これに５ｕｄａｎ　Ｎを加えて赤色に着色し、
５０　ｘ　７５　ｍの鉄板上に塗布し、時々空気を入れ
なから１３０Ｃで２時間加熱した。

この鉄板を１日放置し、これに第１表の各種洗浄剤を塗
布し、３分間放慨した後、布でぬぐい取り鉄板上の油汚
れの脱落状態を次の基準で判定した。

判定　◎　油汚れが完全に脱落 ○　油汚れのかなりの部分が脱落 △　油汚れの一部分が脱落 ×　油汚れが全く脱落しない 上記評価から各実施例の洗浄剤は優れた洗浄力を有する
ことがわかる。

実施例７．８　　比較例２〜４ 第２表に示す配合の洗浄剤組成物を調製し、実施例１に
おける方法で洗浄力および臭いの強さを判定した。

第２表 ２）臭い試験 臭いの評価は４人の判定者によって各組成物の臭いの強
さを次の基準で判定した。

○　はとんど臭いがない △　わずか刺激臭がある ×　強い刺激臭がある 本発明品は、一般に用いられる二手レンゲリコールまた
はジエチレングリコールのモノエーテル類と同等以上の
洗浄力を有しており、臭いも弱いものであった。

実施例９ ＠１．３−ジメチルー２−イミダゾリ ジノン　　　　　　　　　　　　　１０重量蛎拳ホリオ
キシエチレン（１０）ノニル フェノール　　　　　　　　　　　３ 拳モノエタノールアミン　　　　　　　　５拳ビロリン
酸カリウム　　　　　　　　　４・水　　　　　　　　
　　　　　７８ 上記配合のガスレンジ、換気扇用水性況浄削を調製洗浄
剤この洗浄剤は臭いの少なく優れた洗浄効果を示した。

実施例１０ ・クエン酸　　　　　　　　　　　　４０．０重量壬拳
グルコンｒ！！１０．０ ０第２級アルコールエトキシ レート（９モル）２．０ ・１．３−ジエチル−２−イミダ ゾリジノン　　　　　　　　　　　２．００水　　　　
　　　　　　　４６．０ 上記配合のアルミニウムクリーナーを調製した。

このものは臭いが少なくかつ優れた洗浄力を有するもの
であった。

実施例１１ ・１．３−ジメ千ルー２−イミダ ゾリジノン　　　　　　　　　　１０．０を貴爆・１，
３−ジインプロピル−２− イミダゾリジノン　　　　　　　　４．０・オレイン酸
　　　　　　　　　　　１６．０参トリエタノールアミ
ン　　　　　１２．０曇水　　　　　　　　　　　５８
．０ 上記配合のタイル洗浄剤を調製した。このものは優れた
洗浄効果を有していた。

実施例１２ ・第２級アルコールエトキシ レート（９モル）１．０重量部 ・１，３−ジメ千ルー２−イミダ ゾリジノン　　　　　　　　　　　５．０・ビロリン酸
カリウム　　　　　　　　２．５、水　　　　　　　　
　　　９１．５ 上記配合の組成物をイソブタンプロペラントでエアゾ、
−ル化し、硬質表面スプレークリーナーを調製した。こ
のもの＃′ｉ、優れた洗浄力を有していた。

実施例１３ ・１，３−ジメ千ルー２−イミダ ゾリジノン　　　　　　　　　　　５０重量壬・メチレ
ンクロライド　　　　　　　４７・第２級フルコールエ
トキン レート（８モル）　　　　　　　　　　２・メチルセル
ロース　　　　　　　　　１上記配合のペイントリムー
バーを調製した。このものは優れたペイント除去効果を
有していた。

発明のく効果 本発明＃−ｉ仄のようなｑれた効果を有している。

（１）グリコールエーテル系等の溶剤を配合した従来の
硬質表面流Ｓ）剤と同等以上の況浄力を有している。

（２）低刺激性、低毒性である。

（３）低臭性である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一般式（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） 〔ただし式中Ｒ＿１、Ｒ＿２は互いに同一もしくは相異
   なる炭素数１ないし３のアルキル基を表わす。〕で示さ
   れる少なくとも１種の１，３−ジアルキル−２−イミダ
   ゾリジノンを含有することを特徴とする硬質表面洗浄剤
   。 ２、一般式（ I ）の化合物が、１，３−ジメチル−２
   −イミダゾリジノンである特許請求の範囲第１項記載の
   洗浄剤。