JP2002201498A - 石灰石鹸分散剤及びこれを含有する洗浄剤組成物並びに清掃剤組成物 - Google Patents

石灰石鹸分散剤及びこれを含有する洗浄剤組成物並びに清掃剤組成物

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JP2002201498A
JP2002201498A JP2000388911A JP2000388911A JP2002201498A JP 2002201498 A JP2002201498 A JP 2002201498A JP 2000388911 A JP2000388911 A JP 2000388911A JP 2000388911 A JP2000388911 A JP 2000388911A JP 2002201498 A JP2002201498 A JP 2002201498A
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Hideo Takeuchi
秀夫 竹内
Shigemi Kondo
茂美 近藤
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Clariant International Ltd
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3715Polyesters or polycarbonates

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】石灰石鹸の分散、除去性に優れた石灰石鹸分散
剤およびこれを含む洗浄剤組成物並びに清浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】一般式(1) (Aは−CO−、RはC2−4のアルキレン基、R
はC3−4のアルキレン基、Rはフェニレン基、ナフ
チレン基またはビフェニレン基、RとRはC2−8
のアルキレン基、Rは−SOMまたは−COOM基
で置換されてもよいフェニレン基、ナフチレン基または
ビフェニレン基、XはH、C1−4のアルキル基、−R
SOM、−RCOOMまたは−C(O)R
〜RはC1−4のアルキル基、mとmは0〜2
5、m+mは3〜25であり、nとnおよびn
は1〜40、nとnは0〜5、nは1〜10)
の石灰石鹸分散剤、およびこれを含有する洗浄剤組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄時又はすすぎ
時に生ずる石灰石鹸(石鹸かす)の分散能に優れた石灰
石鹸分散剤及びこれを含む洗浄剤組成物並びに清掃剤組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】石鹸は脂肪酸アルカリ金属塩からなる洗
浄剤であり、洗浄力、安全性などに優れているため、衣
料用、浴用、洗顔用の洗剤として古くから利用されてき
た。しかし、石鹸は水中のカルシウムイオンなどと反応
して、水に不溶性の石灰石鹸を生成するため、種々の弊
害がもたらされる。水が硬水である場合にはこの弊害が
顕著に現れるが、軟水である場合でも水中にはカルシウ
ムイオンなどのイオンが存在するため、やはり弊害が現
れてくる。例えば、石鹸を洗濯に使用した場合、石鹸と
カルシウムイオンなどの反応により生成した石灰石鹸は
衣料に沈着し、布が黄変したり不快臭の原因となる。ま
た、洗濯機内への石灰石鹸の沈着は、いわゆる「黒ゴ
ミ」と呼ばれ、洗濯機の配水管のつまりの原因になった
りしている。
【0003】また化粧石鹸の場合でも、不快臭の原因に
なるとか、洗面台や風呂場の汚れの原因になりやすい。
従来、このような石灰石鹸の分散剤として、脂肪族高級
アルコールのエチレンオキシド付加物、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブロック共重合体、α−スル
ホ脂肪酸メチル、硫酸化脂肪酸アルカノールアミド、ベ
タイン、スルホベタイン、アミノカルボン酸型両性界面
活性剤などが提案されている。これらの使用によりある
程度の改善は認められるものの、従来公知のものは十分
満足できるものではなかった。さらに、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルエチルジアルキルアミンオキシド
型界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテルエ
チルジアルキルアミノ酢酸ベタイン型両性界面活性剤を
石灰石鹸分散剤として用いるもの(特開平5−1176
97号公報)、アルキルエトキシジカルボン酸塩を基材
とするアルカリ性洗浄剤(特表平9−509447号公
報)、特定の脂肪分解酵素と特定の石灰石鹸分散力を有
する石灰石鹸分散剤とを含む洗剤組成物(特表平11−
511780号公報)なども提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の石灰石鹸分散剤に比べさらに特性の優れた石灰石鹸分
散剤およびこれを含む洗浄剤組成物並びに清掃剤組成物
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有
するポリエステルが、優れた石灰石鹸分散能を有するこ
とを見出して、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、一般式(1)
【化2】
【0007】(式中、Aは−CO−基を表し、RはC
2−4のアルキレン基を表し、RはC3−4のアルキ
レン基を表し、Rはフェニレン基、ナフチレン基また
はビフェニレン基を表し、RはC2−8のアルキレン
基を表し、RはC2−8のアルキレン基を表し、R
は−SOMまたは−COOM基で置換されていてもよ
いフェニレン基、ナフチレン基またはビフェニレン基を
表し、XはH、C1−4のアルキル基、−RSO
基、−RCOOM基または−C(O)R基を表し、
MはHまたは水溶性カチオンを、またR、Rおよび
はそれぞれ独立にC1−4のアルキル基を表し、m
およびmはそれぞれ独立に0〜25の数であって、
かつm+mは3〜25であり、nは1〜40、n
は0〜5、nは1〜40、nは1〜10、n
0〜5、nは1〜40の数を表す。)で表されるポリ
エステルからなる石灰石鹸分散剤に関する。
【0008】上記式中、アルキレン基およびアルキル基
は、直鎖であっても分岐したものであってもよい。ま
た、フェニレン基としては、1,4−フェニレン基、
1,3−フェニレン基、1,2−フェニレン基が、ナフ
チレン基としては、1,8−ナフチレン基、1,4−ナ
フチレン基が、またビフェニレン基としては、2,2’
−ビフェニレン基、4,4’−ビフェニレン基が挙げら
れる。さらに、Mの水溶性カチオンとしては、Na、K
などのアルカリ金属、アンモニウムあるいはアルカノー
ルアミンが挙げられる。
【0009】また、本発明は、上記一般式(1)で表さ
れるポリエステルを含有する洗浄剤組成物に関する。
【0010】さらに、本発明は、上記一般式(1)で表
されるポリエステルを含有する清掃剤組成物に関する。
【0011】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の石灰石鹸分散剤は、上記一般式(1)で表されるポ
リエステルであるが、一般式(2)
【0012】
【化3】
【0013】(式中、A、R、R、X、m
、n、n、n、nは上記と同じであり、R
10およびR11はそれぞれ独立にHまたはC1−4
アルキル基を表す。)で表わされるポリエステルが好ま
しい。
【0014】本発明の一般式(1)で表される、ポリエ
ステルからなる石灰石鹸分散剤は、通常、身体用、洗濯
用あるいはタイル、ホウロウ、陶磁器などの硬質表面用
洗浄剤組成物に配合されて用いられる。しかし、石灰石
鹸分散剤が配合される洗浄剤組成物は、従来から知られ
た洗浄剤であればいずれのものであってもよく、前記例
示されたものに限られるものではない。洗浄剤組成物と
しては、石鹸に代表される石鹸系洗浄剤や、ノニオン
系、アニオン系および/またはカチオン系合成界面活性
剤を主剤として含む石鹸を主剤としない洗浄剤が挙げら
れる。また、浴槽、洗面台、洗濯機、厨房、配水管など
に付着した石灰石鹸を含む汚れを除去するために用いら
れる清掃剤組成物中に配合されて使用されてもよい。
【0015】上記一般式(1)で表される石灰石鹸分散
剤の洗浄剤あるいは清浄剤中への配合量は、本発明の目
的が達成できる範囲であればよく特に限定されるもので
はないが、石鹸系洗浄剤の場合には石鹸分に対し5〜1
00重量%、好ましくは10〜40重量%であり、ま
た、石鹸を主剤としない洗浄剤組成物の場合には当該組
成物あたり0.05〜40重量%、好ましくは0.5〜
10重量%である。清掃剤組成物の場合には、使用形態
にもよるが組成物あたり0.05〜100重量%であ
る。配合量がこれらの下限値より少ないと、通常充分な
石灰石鹸の分散効果が得られず、また上限値を超えた場
合にはそれ以上の分散効果は得られず、経済的でない。
【0016】本発明の石灰石鹸分散剤が配合される石鹸
系洗浄剤としては、牛脂脂肪酸やヤシ油脂肪酸のナトリ
ウム塩、カリウム塩などの洗濯用粉石鹸や洗濯用固形石
鹸あるいは化粧用石鹸や薬用石鹸などが挙げられる。本
発明の石灰石鹸分散剤の配合は、粉石鹸の場合は石鹸素
地のニートソープの段階で加える、又は出来上がった粉
石鹸にドライブレンドするなどの方法で行うことができ
る。さらに固形石鹸の場合は石鹸チップとの混練行程で
加えてもよい。配合温度は、常温又は配合に必要な温度
を適宜選択することが可能である。
【0017】石鹸を含む石鹸系洗浄剤には、他の添加剤
として、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤、カチオン化ポリマー、芒硝、ゼオライト、ソーダ
灰、ケイ酸ソーダ、クエン酸ナトリウム、カルボキシメ
チルセルロース、酸化チタン、香料、キレート剤、色
剤、防腐剤、紫外線吸収剤などを本発明の効果を損なわ
ない範囲で適宜配合できる。
【0018】石鹸を主剤としない洗浄剤において主剤と
して用いられるノニオン系、アニオン系、カチオン系ま
たは両性界面活性剤を挙げると、ノニオン系界面活性剤
としては、アルキルフェノールのポリエチレンオキシ
ド、ポリプロピレンオキシドおよびポリブチレンオキシ
ドの縮合物、C−C22の炭素原子を有する直鎖状ま
たは分岐状、第一級又は第二級アルコールとエチレンオ
キシドとの縮合生成物、C−C30の炭素原子を含有
する疎水性基及び約1.3〜約10のサッカリド単位を
含有する多糖類、例えばポリグリコシド、の親水性基を
有するアルキル多糖類、プロピレンオキシドとプロピレ
ングリコールとの縮合により形成された疎水性ベースと
のエチレンオキシドの縮合生成物、プロピレンオキシド
およびエチレンジアミンの反応から生成される生成物と
エチレンオキシドとの縮合生成物、アルキル(例えばC
−C22ヤシ油アルキル)アミンオキシド、アルキル
(例えばC−C22ヤシ油アルキル)アミドアミンオ
キシドなどが挙げられる。
【0019】また、アニオン系界面活性剤としては、線
状アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルエステル硫
酸塩、アルキル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、オレフ
ィンスルホン酸塩、スルホン化ポリカルボン酸、アルキ
ルポリグリコールエーテル硫酸塩、アルキルグリセロー
ルスルホン酸塩、脂肪族アシルグリセロールスルホン酸
塩、脂肪族オレイングリセロールスルホン酸塩、脂肪族
オレイルグリセロール硫酸塩、アルキルフェノールエチ
レンオキシドエーテル硫酸塩、アルキルアルコキシル化
硫酸塩、アルキルリン酸塩、イセチオン酸塩、N−アシ
ルタウレート、アルキルスクシナメート、スルホスクシ
ネート、スルホスクシネートのモノまたはジエステル、
アシルサルコシネート、アルキル多糖の硫酸塩、アルキ
ルポリエトキシカルボン酸塩、樹脂酸、水素化樹脂酸、
あるいはアシル化グルタミン酸塩、アシル化アラニン塩
等のアシル化アミノ酸塩類などが挙げられる。
【0020】さらに、カチオン系界面活性剤としては、
アルキルトリメチルアンモニウムハロゲニド、一般式
(3) [R12(OR13)x][R14(OR13)y]15 ・・…(3) (式中、R12はアルキル鎖中に8〜18個の炭素原子
を有するアルキルまたはアルキルベンジル基であり、各
13は各々独立して−CHCH−、−CH CH
(CH)−、−CHCH(CHOH)−、または
それらの混合物からなる選ばれる基であり、各R14
−Cアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、
2つのR14基の結合により形成されたベンジル環構
造、−CHCHOH−CHOHCOR16CHOHC
OHからなる群から選ばれた基であり、R16はヘ
キソースまたは約1000より小さい分子量を有するヘ
キソースのポリマーおよびyが0でないとき、水素であ
り、R15はR14と同じであるか、あるいはアルキル
鎖であり、R12+R13の合計の炭素原子数は18以
下であり、xおよび各yは0〜10であり、yの合計は
0〜15であり、Xはアニオンである。)、
【0021】一般式(4) R17181920 ・・…(4) (式中、R17はC−C16アルキルであり、
18、R19およびR20はそれぞれ独立にC−C
アルキル、C−Cヒドロキシアルキル、ベンジル
および−(CO)xHであり、xは1〜5であ
り、Xはアニオンである。)などが挙げられる。
【0022】また、両性界面活性剤としては、アルキル
(C−C22)酢酸ベタイン、アルキル(C−C
22)アミドプロピルベタイン、アルキルイミダゾリウ
ムベタインなどが挙げられる。
【0023】石鹸を主剤としない洗浄剤組成物への添加
剤としては、カチオン化ポリマー、キレート剤、クエン
酸およびその塩、ビルダー、酵素、漂白剤、消泡剤、柔
軟化剤、汚れ再付着防止剤、汚れ懸濁剤、蛍光増白剤、
殺菌剤、除菌剤、防腐剤、香料、研磨剤など従来から石
鹸を主剤としない洗浄剤組成物の添加成分として用いら
れているものがいずれも用いられうる。
【0024】また、洗浄剤組成物の形態としては、液
体、ペースト、ゲル、棒、タブレット、粉末、粒子など
いずれの形態のものであってもよい。本発明の洗浄剤の
使用用途としては、衣服類の洗濯、皿などの洗浄、人体
の洗浄、硬質表面の洗浄など従来から洗浄剤が用いられ
ているあらゆる用途が挙げられる。
【0025】さらに、石灰石鹸は、浴槽、浴室のタイ
ル、洗面台、洗濯機内部、トイレ、配水管、レストラン
などの厨房など種々の場所に油などと一緒になって沈着
し、除去が難いものである。この石灰石鹸を除去、清掃
する場合には、清掃対象物に応じ付着の程度、石灰石鹸
と共に付着する物質が異なるため、使用目的、適用対象
に応じて種々の組成のものが採用できる。清掃剤組成物
は、通常、液状で供給されるが、固形状であってもよ
い。各適用対象物に応じ清掃剤組成物の成分は、石鹸、
界面活性剤、研磨材、酸化剤、酸、アルカリ、pH緩衝
材、キレート剤、香料、色剤、アルコールなどの溶剤な
どから適宜選択される。
【0026】以下、実施例および比較例を挙げて本発明
をさらに具体的に説明する。但し、本発明はこれにより
限定されるものではない。
【0027】
【実施例】実施例1 1リットルビーカーに、ノニオン系ポリエステルである
Clariant GmbH社製TexCare SR
N−300を0.15g入れ、これにイオン交換水を加
えて1リットルとし、常温で攪拌、溶解させて、ノニオ
ン系ポリエステル濃度0.15g/lの水溶液を作成し
た。この水溶液の500mlに、化粧石鹸(花王ホワイ
ト)を削り粉状としたものを0.5g加え、攪拌溶解さ
せた後、塩化カルシウム6水和物の10%水溶液4ml
を加え、5分間攪拌した後、静置し、10分後の液の様
子を目視により観察した。また、この液を一晩常温で静
置した後、静かにビーカーを傾けて溶液を捨て、ビーカ
ーに付着している石灰石鹸の状態を目視により観察し
た。これら観察の結果を表1に示す。
【0028】比較例1 ノニオン系ポリエステルを用いないことを除き実施例1
と同様に行い、表1の結果を得た。
【0029】参考例1 ノニオン系ポリエステルの使用量を0.10gとするこ
とを除き実施例1と同様に行い、表1の結果を得た。
【0030】
【表1】
【0031】実施例2 500mlのビーカーに化粧石鹸を削って粉上にしたも
のを1.0gとり、イオン交換水を加えて攪拌し、石鹸
液を作った。この石鹸液に10%塩化カルシウム水溶液
5mlを加え、石灰石鹸を析出させた。この溶液に、表
2の処方1の硬質表面洗浄剤(浴室洗浄剤)を0.5m
lづつ加え、石灰石鹸がビーカーに付着しなくなる点を
目視にて観察した。結果を表3に示す。
【0032】比較例2 硬質表面洗浄剤として、表2の処方2の洗浄剤を用いる
ことを除き、実施例2と同様に行い、表3の結果を得
た。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】実施例3 500mlビーカーに、表4の処方3の身体洗浄剤を5
gとり、500mlのイオン交換水を加え攪拌して、洗
浄剤を溶解させた。次いで10%塩化カルシウム水溶液
5mlを加え、よく攪拌した後、静置し石灰石鹸の状況
を目視にて観察した。結果を表5に示す。
【0036】比較例3 表4の処方3の身体洗浄剤を用いることに代えて、表4
の処方4の身体洗浄剤を用いることを除き実施例3と同
様に行って、表5の結果を得た。
【0037】
【表4】
【0038】
【表5】
【0039】実施例4 石灰石鹸分散剤として、ノニオン系ポリエステルである
Clariant GmbH社製TexCare SR
N−300に替え、アニオン系ポリエステルであるCl
ariant GmbH社製TexCare SRA−
100を用いることを除き、実施例1と同様に行ったと
ころ、実施例1と同様の結果が得られた。
【0040】実施例5 石灰石鹸分散剤として、ノニオン系ポリエステルである
Clariant GmbH社製TexCare SR
N−300に替え、アニオン系ポリエステルであるCl
ariant GmbH社製TexCare SRA−
100を用いることを除き、実施例2と同様に行ったと
ころ、実施例2と同様の結果が得られた。
【0041】実施例6 石灰石鹸分散剤として、ノニオン系ポリエステルである
Clariant GmbH社製TexCare SR
N−300に替え、アニオン系ポリエステルであるCl
ariant GmbH社製TexCare SRA−
100を用いることを除き、実施例3と同様に行ったと
ころ、実施例3と同様の結果が得られた。
【0042】
【発明の効果】以上詳しく述べたように、本発明のポリ
エステルは優れた石灰石鹸分散特性を持ち、石鹸系洗浄
剤に適宜の量添加することにより、石鹸系洗浄剤使用時
の布帛、浴槽、洗面台、洗濯機、配水管などへの石灰石
鹸の付着が防止できる。また、石鹸を主剤としない界面
活性剤系洗浄剤に添加することにより、従来付着してい
た石灰石鹸の付着防止並びに既に付着している石灰石鹸
の除去が可能となる。さらに浴槽、洗面台、洗濯機、ト
イレ、配水管、厨房の洗浄あるいは清掃剤などに配合す
ることにより、付着した石灰石鹸あるいは石灰石鹸並び
に石灰石鹸と共に付着している油性汚れなどを容易にか
つ十分に除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D077 AC05 DD32X DD33X DD38X DE02X DE04X DE07X DE09X DE29X 4H003 AB03 AB31 AC08 DA01 DA02 DA05 EB38 ED02 ED29 FA37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、Aは−CO−基を表し、RはC2−4のアル
    キレン基を表し、RはC3−4のアルキレン基を表
    し、Rはフェニレン基、ナフチレン基またはビフェニ
    レン基を表し、RはC2−8のアルキレン基を表し、
    はC2−8のアルキレン基を表し、Rは−SO
    Mまたは−COOM基で置換されていてもよいフェニレ
    ン基、ナフチレン基またはビフェニレン基を表し、Xは
    H、C1−4のアルキル基、−RSOM基、−R
    COOM基または−C(O)R基を表し、MはHまた
    は水溶性カチオンを、またR、RおよびRはそれ
    ぞれ独立にC1−4のアルキル基を表し、mおよびm
    はそれぞれ独立に0〜25の数であって、かつm
    は3〜25であり、nは1〜40、nは0〜
    5、nは1〜40、nは1〜10、nは0〜5、
    は1〜40の数を表す。)で表されるポリエステル
    からなる石灰石鹸分散剤。
  2. 【請求項2】請求項1の一般式(1)で表されるポリエ
    ステルを含有する洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】請求項1の一般式(1)で表されるポリエ
    ステルを含有する清掃剤組成物。
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