JPS6190414A - 電解コンデンサの外装方法 - Google Patents

電解コンデンサの外装方法

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JPS6190414A
JPS6190414A JP21299684A JP21299684A JPS6190414A JP S6190414 A JPS6190414 A JP S6190414A JP 21299684 A JP21299684 A JP 21299684A JP 21299684 A JP21299684 A JP 21299684A JP S6190414 A JPS6190414 A JP S6190414A
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JP
Japan
Prior art keywords
exterior
electrolytic capacitor
capacitor element
resin layer
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP21299684A
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English (en)
Inventor
伊藤 隆人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電解コンデンサの改良にかかり、特に電解
コンデンサの寿命特性の向上を図る外装方法に関する。
〔従来の技術〕
通常電解コンデンサの外装方法としては、第2図に示し
たように、電解質が含浸されたコンデンサ素子1をアル
ミニリム等からなる有底筒状の外装ケース7に収納して
、この外装ケース7の開口端部に弾性ゴム等からなる封
口部材9を配置するとともに、外装ケース7の開口端部
を加締めることにより密封している。
〔解決しようとする問題点〕
近来電解コンデンサの電解質として、テトラシアノキノ
ジメタンを主成分とするゲル状の電解質、もしくはラク
トン系化合物を含有する液状の電解質が使用されるよう
になった。これらの電解質は、吸湿性に冨み、かつ含有
成分が飛散し易い性質を有している。ところが、第2図
に示した従来の外装方法による場合、リード8と封口部
材9との間、もしくは外装ケース7と封口部材9との間
に微小な隙間が生じる場合があり、この隙間から電解質
の含有成分が飛敗し、あるいは湿気が浸入する場合があ
った。そのため、この外装方法による場合、電解質の吸
湿、あるいは含有成分の飛散等により、寿命特性に対す
る信頼性が低い。
この発明は、上記の事態に鑑み、密封性に優れ、長寿命
の電解コンデンサを実現する電解コンデンサの外装方法
の提供を目的としている。
〔問題点を解決する手段〕
この発明は、電解質が含浸されたコンデンサ素子の外表
面に、熱可塑性合成樹脂からなる外装樹脂層を、少なく
とも一層以上、100kg/cJ〜1000kg/cI
11の圧力で被覆した後、固化させることを特徴とし、
また外装樹脂層は、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
オキシベンゾエート、ポリスルホン、ポリアリレート、
ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド等の熱可塑性合成樹脂であることを特徴
としている。
〔実施例〕
次いで、この発明を図面に従い説明する。
第1図はこの発明により完成した電解コンデンサの構造
を示す断面図、第3図はこの発明による外装工程を説明
する説明図である。
コンデンサ素子1は、第2図に示した従来のコンデンサ
素子1と同様に電極箔を巻回して形成する。このコンデ
ンサ素子1には、テトラシアノキノジメタンを主成分と
するゲル状の電解質を加熱溶融して含浸する。
コンデンサ素子lの端面からは、電極箔と電気的に接続
しているリード3が突出している。このリード3の先端
には、半田付は可能な金属、例えば錫もしくは錫メッキ
を施した銅板等からなる端子4を電気的に接続する。こ
の端子4は、第1図に示すように、完成した電解コンデ
ンサの外部接続用の端子を構成することになる。
次いで、コンデンサ素子1を、第3図に示すように、リ
ード3に端子4が接続された状態で、外装樹脂層成形用
の金型10に収納する。この金型10は、上下2つの金
型片10a、 10bからなり、予め80℃に設定して
おく。また、金型片10a、 10bは、接合すると、
中心にコンデンサ素子1および外装樹脂層2を収納する
空間11を形成すL更Gこ、金型片10bの接合端面付
近には、端子4が嵌入する溝部12が形成されてい、る
とともに、金型片10aには、熱可塑性合成樹脂が注入
される注入孔13が形成されている。
この金型10のほぼ中央にコンデンサ素子1を設置して
、矢印Aの方向から加熱溶融したポリフェニレンサルフ
ァイドを300kg/cJの圧力で、注入孔13から注
入する。金型10に注入されたポリフェニレンサルファ
イドは、金型10が予め80℃に設定されているために
、注入後数秒で固化し、外装樹脂層2を形成する。
外装樹脂層2が固化した後、外装樹脂層2の側面から外
部に突出した端子4を、外装樹脂層2の側面に沿って折
曲して底面に臨ませ、電解コンデンサを完成させる。
〔作 用〕
前記のように、コンデンサ素子1の外表面には、ポリフ
ェニレンサルファイド等の熱可塑性合成樹脂が高圧で被
覆される。コンデンサ素子1にポリフェニレンサルファ
イド等の熱可塑性合成樹脂が被覆される際、樹脂の一部
がコンデンサ素子1の端面からコンデンサ素子1の内部
に浸透し、電解質を内部に押し遣る。その結果、コンデ
ンサ素子1の内部で高度な密封性が保持されることにな
り、コンデンサ素子1全体を覆う外装樹脂層2と相俟っ
て、高度な密閉性が確保される。
次いで、この発明により得、られる電解コンデンサと従
来の外装方法による電解コンデンサとの寿命特性の比較
試験を行う。
比較試験は、従来の外装方法による電解コンデンサ、お
よび第1図に示し、かつ下記の構成からなる実施例を各
々10個用意して行った。電解質はいずれもテトラシア
ノキノジメタンを主成分とするゲル状の電解質を用いた
従来例1 ・外装材料ニアルミニウム製外装ケース・外装方法:弾
性封口部材による封止 従」む1ム ・外装材料:エポキシ ・外装方法ニドランスファー成形 ・樹脂温度:300°C/金型温度:250℃実施例1 ・外装材料:ポリブチレンテレフタレート・外装方法:
射出成形 ・樹脂温度:350℃/金型温度:80℃・成形圧カニ
 200kg/cJ 尖旌拠叉 ・外装材料:ポリフェニレンサルファイド・外装方法:
射出成形 ・樹脂温度=240℃/金型温度:50℃・成形圧カニ
 800kg/cn 大■開ユ ・外装樹脂:ポリフェニレンサルファイド・外装方法:
射出成形 ・樹脂温度=240℃/金型温度:50℃・成形圧カニ
 500kg/cnl これら各試料を85℃の温度下で電圧無負荷状態および
定格電圧印加状態で放置し、静電容量の変化率の平均値
を測定した。定格電圧は従来例および実施例いずれも1
6V、定格静電容量は10μFである。測定の結果を以
下に示す。
上記の表1および表2からも明らかなように、この発明
による外装方法により製造される電解コンデンサは、従
来の外装方法による電解コンデンサの寿命特性に比較し
て、電圧負荷、無負荷いずれの状態でも安定した特性を
示し、寿命特性に優れていることが理解される。
なお、実施例においては、電解質としてテトラシアノキ
ノジメタンを主成分としたゲル状の電解質を使用したが
、この発明は、液状の電解質を用いた電解コンデンサに
も応用することができる。
また、コンデンサ素子の外表面には、一層以上の外装樹
脂層が形成されていればよく、実施例に示した外装構造
以上の高度な気密性を要求される場合には、異なる樹脂
もしくは同一の樹脂で二層以上の外装樹脂層を形成して
もよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明は、電解質が含浸されたコンデ
ンサ素子の外表面に、熱可塑性合成樹脂からなる外装樹
脂層を、少なくとも一層以上、100kg/cJ〜10
00kg/cntの圧力で被覆した後、固化させること
を特徴としているので、コンデンサ素子の内部に外装樹
脂層の一部が嵌入し、コンデンサ素子内部において高度
な気密性が確保され、コンデンサ素子の外表面に被覆さ
れる外装樹脂と相俟って、高度な気密性を確保すること
が可能となる。
したがって、電解質にテトラシアノキノ・ジメタンを主
成分と丈る吸湿性の高い電解質を用いた場合、あるいは
ラクトン系化合物を含有する飛散性の高い電解質を用い
た場合でも、長時間にわたって高い気密性を維持するこ
とができ、電解コンデンサの長寿命化を図ることができ
る。
また外装樹脂層は、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
オキシベンゾエート、ポリスルホン、ポリアリレート、
ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレ
ンサルファイド等の高融点の熱可塑性合成樹脂であるこ
とを特徴としているので、この発明による電解コンデン
サをフェイスボンディング構造のプリント基板に搭載し
た場合でも、半田リフローに対する耐熱性に優れており
、コンデンサ素子の熱劣化を防止する。
また、外装樹脂層は、加熱溶融された熱可塑性合成樹脂
からなるが、金型温度が予め低い温度に設定されている
ので、樹脂は、金型注入後数秒で固化し、コンデンサ素
子に対して熱的ストレスによる悪影響を最小限に抑制す
る。したがって、コンデンサ素子の熱劣化による静電容
量の減少、損失の増大等を防止し、信頼性の高い電解コ
ンデンサを実現することが可能となる。
以上のように、この発明による電解コンデンサの外装方
法は、コンデンサ素子に高圧で樹脂を被覆して、高度な
気密性を保持することにより、長寿命特性に優れた電解
コンデンサを提供する有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明により得られた電解コンデンサの構造
を示す断面図、第2図は従来の電解コンデンサの外装方
法を示す断面図、第3図はこの発明による外装工程を説
明する説明図である。 なお、共通する部分、部品については、共通の符合を附
している。 1・・コンデンサ素子、2・・外装樹脂層、3.8・・
リード、4・・端子、5・・電極箔、6・・電解紙、7
・・外装ケース、9・・封口部材、10・・金型、11
・・収納空間、12・・溝部、13・・注入孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電解質が含浸されたコンデンサ素子の外表面に、
    熱可塑性合成樹脂からなる外装樹脂層を、少なくとも一
    層以上、100kg/cm^2〜1000kg/cm^
    2の圧力で被覆した後、固化させることを特徴とする電
    解コンデンサの外装方法。
  2. (2)前記外装樹脂層は、ポリエチレンテレフタレート
    、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン
    、ポリオキシベンゾエート、ポリスルホン、ポリアリレ
    ート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリフ
    ェニレンサルファイド等の熱可塑性合成樹脂であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電解コンデン
    サの外装方法。
JP21299684A 1984-10-11 1984-10-11 電解コンデンサの外装方法 Pending JPS6190414A (ja)

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