JPS618823A - 有極リレ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は有極リレーに関する。

〔背景技術〕

有極リレーは、接点機構のほかに、これを駆動するため
の電磁石装置を備えている。このような電磁石装置とし
て、電磁石ブロックがＥ形の磁路を有するものが知られ
ている。すなわち、第１図にみるように、コイル１を巻
装した鉄心２がＥ字の真中になるようにヨーク３を構成
してなる電磁石ブロックＡを用いるものがそれである。

これと組合せる接極子ブロックＢは、永久磁石４の着磁
方向両側面に２枚の磁性体片５．５の同側端が接するよ
うにしてコ字形に形成したものである。両ブロックＡ、
Ｂを第１図のように配置し、コイル１に流す電流の向き
を変えると、磁性体片５が鉄心２の磁極部２ａに吸着さ
れたりヨーク３の磁極部３ａに吸着されたりする。

この電磁石装置は磁気効率が良く動作特性も良い。そし
て感度も高いすぐれたものである。

ところで、前記接極子ブロックＢについては、これを合
成樹脂でモールドして一端を磁極部、他端を回転中心と
する回動体に構成し、この回動体に同時成形で突起状に
カードを形成するようにすると、寸法精度が良くなる、
製作が容易である等の利益がもたらされるので、好まし
い。

発明者の見出したところによれば、この場合に回動中心
の形成位置を特別に選べば、カードと動作バネの接触点
における摺動量が少なくなり高効率リレーが得られる等
の利益がある。

〔発明の目的〕

したがって、この発明は、動作バネと接極子ブロック間
の摩擦距離の小さい有極リレーを提供することを目的と
する。

〔発明の開示〕

上記目的を達成するため、この発明にかかる有極リレー
は、接点機構とともに、これを駆動するため、コイルを
有する電磁石ブロックと永久磁石を有する接極子ブロッ
クの組合せからなる電磁石装置を備え、前記接極子ブロ
ックが回転中心を有して正逆回動し、接点の動作バネを
駆動するようになっている有極リレーにおいて、前記回
転中心が前記動作バネの長手方向にほぼ沿う位置に設け
られていることを特徴とする。以下にこれを、その実施
例をあられす図面に基づいて詳しく述べるこの発明にか
かる有極リレーも、基本的には従来と同様の接点機構お
よび電磁石装置を備えている。そして、電磁石装置の接
極子ブロックＢが回動体に構成され、正逆回転してカー
ドを介し接点機構の動作バネにその動きを伝えるように
なっている。

この発明において、回動体Ｃはつぎのように構成されて
いる。すなわち、第２図にみるように、板状の本体６の
一端に永久磁石４と磁性体片５゜５からなる接極子ブロ
ックＢが位置し、他端に回転中心たる軸着部７が、そし
て、接極子ブロックの磁極部５ａと軸着部７の中間部側
面にカード８たる突出部がそれぞれ形成されてなる。カ
ード８はスリット８ａを設けてこれを接点９の動作バネ
１０に嵌合させている。そして、この発明においては、
軸着部７は図にみるように、動作バネ１０の長平方向に
ほぼ沿う位置に来るよう、本体６から横に突出させて設
けられている。本体６は絶縁材料たる合成樹脂で成形さ
れ、その成形時に接極子ブロックＢをモールドし外囲す
る。カード８は左右にあってもよい。図では動作バネ１
０に嵌合するようになっているが、動作バネに当たるよ
うになっていてもよい。

軸着部７が破線で示すように接極子ブロック本体６の中
心線Ｌ＋　に寄った位置Ｐ、に形成されていると、カー
ド８が動作バネ１０に係合している点Ｐ２と軸着部８と
を結ぶ線Ｌ２と前記中心線り蔦　とのなす角θが第３図
にみるように大きくなり、カード７の動作バネ１０に対
する摺動量ａが大きくなる。図中、θ′は接極子ブロッ
クＢの回転角である。

これに対し、この発明では、接極子ブロックの回転中心
（軸着部７）が動作バネ１０の長手方向にほぼ沿う線Ｌ
３上の点Ｐ３にあるため、摺動量ａ′はきわめて小さい
。

この発明において、回転中心点Ｐ３は、この点Ｐ３と点
Ｐ２を結ぶ線Ｌ４が線Ｌ１　となす角θ“が、第４図に
みるように、プラス・マイナス約５°以内であるように
することが好ましい。このようにすると、上に述べたご
とくカードと動作バネの摺動量が減少し、結果として吸
引力幅とバネ負荷との余裕度が、軸着部を点Ｐ１　に持
ってきた場合に比し、約２０％広くなり、好ましいから
である。

本体６は、図のごとく全体が合成樹脂のみからなるもの
であることは必要でない。形状も図のものに限らない。

接極子ブロックの構成や電磁石ブロックの構成も上のご
ときものに限られない。

〔発明の効果〕

この発明にかかる有極リレーは、接極子ブロックの回転
中心が接点動作バネの長さ方向にほぼ沿う位置にあるた
め、動作バネに対する接極子ブロック駆動部の摺動量が
小さくなり、接触部での磨滅が減少し、長寿命化が図れ
るとともに、摺動量の減少に伴う摩擦抵抗の減少により
リレー効率が上がる。

【図面の簡単な説明】

第１図は有極リレーの全体構成をあられす説明図、第２
図はこの発明に用いられる回動体と接点動作バネをあら
れす斜視図、第３図は回動中心位置と動作バネに対する
摺動量の関係をあられす説明図、第４図は回転中心点の
好ましい許容範囲を説明する説明図である。 Ａ・・・電磁石ブロック　Ｂ・・・接極子ブロック　Ｃ
・・・回動体　ｌ・・・コイル　２・・・鉄心　３・・
・ヨーク４・・・永久磁石　５・・・磁性体片　６・・
・回動体本体７・・・軸着部　８・・・カード　９・・
・接点　１ｏ・・・動作バネ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）接点機構とともに、これを駆動するため、コイル
   を有する電磁石ブロックと永久磁石を有する接極子ブロ
   ックの組合せからなる電磁石装置を備え、前記接極子ブ
   ロックが回転中心を有して正逆回動し、接点の動作バネ
   を駆動するようになつている有極リレーにおいて、前記
   回転中心が前記動作バネの長手方向にほぼ沿う位置に設
   けられていることを特徴とする有極リレー。