JPS6186632A - 錠剤の摩損度試験器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、錠剤の摩損度試験器に関する。

摩損度試験とは１錠剤のふちが、衝撃により摩損する性
質を測定する。一定速度で回転するドラムに、錠剤を入
れると、中板により落下が繰り返される。一定衝撃後に
、錠剤を取り出して、破損分離した粉及び小粒子を篩別
除去して、重量を測定し、重量減をもとの重量に対する
百分率で表示するものである。

現在、摩損度試験は錠剤製造時には必ず行う試験項目の
一つであるが、従来の試験器（中板１枚型、多翼型等）
ではｌ検体しか測定出来なかった。例えばダブル型の打
錠機で製造する場合、２箇所から排出される錠剤の摩損
度測定には同時性が要求される。又、異品目検体の２検
体同時測定も必要とされる場合がある。本発明者らは、
ドラム内を２分割することによって。

従来１検体しか測定出来なかったものを同時に２検体を
測定することが出来る本試験器を完成させた。このこと
によって摩損度試験に要する時間か従来に比べ大幅に、
短縮出来た。

すなわち１本発明は、既成の摩損度試験器（中板１枚型
）のドラム１内での錠剤の落下運動はドラムの約右半面
でしか行われていない点に着目し、中板２を１８０度対
称の位置に伺は加えた。この際、中板は錠剤３が中板か
らドラムの内壁に落下した時もう一方の中板の裏面に衝
突しないような形状にした。（第１図及び第２図参照） 従来の既成試験器では錠剤の投入及び排出の際、蓋を完
全に脱着しなければならなかったが。

本発明の試験器は分割された２室に別々に蓋４を蝶番７
て固定しキャッチクリップ５によりワンタッチで開閉出
来る。（第３図及び第４図参照） さらに、本発明の試験器は単に定速回転での錠剤の摩損
度試験のみならず変速機構１４゜１７及び回転計１３を
使用することにより、錠剤の特殊な強度試験も可能なこ
とが特徴である。

（第５図参照） 次に実施例をもって本発明の詳細な説明するが、ドラム
・中板の形状、寸法及び材質等についてはこの一例のみ
に限定されるものではない。

（実施例） ドラム１は内径２７０ｍｍ・内深４０ｍｍのアクリル製
で既成品と同一の大きさであるが、中板２は既成品が約
１０ＯＲの円弧で１枚であるのに対して、１８０度対称
に各々約６ＯＲの円弧で２枚取り付けた。（第１図及び
第２図参照） 既成試験器との比較試験は、同一内服薬の同一ロット原
錠を各ｌＯ検体（１検体３０錠）使用した。回転速度は
、毎分２５回転の定速回転で１５分間実施し、摩損度の
算出は「日周１０Ｊに’ＩＢじた。

結果は表１に示す様に、本発明試験器（中板１８０度対
称２枚型）と既成試験器（中板１枚型）は比較試験にお
いて差のない事を実証した。

表　　１ ４、簡単な図面の説明 第１図はドラムの正面図、第２図は同側面図、第３図は
ドラム蓋正面図、第４図は同側面図、第５図は摩損度試
験器装置のフローシートである。図中１はドラム、２は
中板、３は錠剤、４は投入・排出蓋、５はキャッチクリ
ップ本体、６はキャッチクリップ受金具、７は蝶番、８
はセットピン、９はセット穴、１０は回転（駆動）軸取
付穴、　１１はドラム本体、１２はモーター、１３は回
転計、１４はモーターコントロールパック、１５はタイ
マー、１６はブザー、１７はスイッチ回路を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ドラム内を２分割し中板を対称の位置に２枚取り付
   けることにより測定可能な検体（錠剤）を２検体同時に
   測定出来ることを特徴とする錠剤の摩損度試験器。 ２　中板は、錠剤が落下した時もう一方の中板の裏面に
   衝突しない形状を有する特許請求第１項記載の錠剤の摩
   損度試験器。 ３　ドラムの蓋は検体が各部で単独に投入及び排出でき
   、その操作はワンタッチで開閉出来ることを特徴とする
   特許請求範囲第１項記載の錠剤の摩損度試験器。 ４　ドラムの回転が変速回転機能を併有することを特徴
   とする特許請求範囲第１項記載の錠剤の摩損度試験器。