JPS6184595A - 原子炉非常用炉心冷却装置 - Google Patents
原子炉非常用炉心冷却装置Info
- Publication number
- JPS6184595A JPS6184595A JP59207676A JP20767684A JPS6184595A JP S6184595 A JPS6184595 A JP S6184595A JP 59207676 A JP59207676 A JP 59207676A JP 20767684 A JP20767684 A JP 20767684A JP S6184595 A JPS6184595 A JP S6184595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- systems
- reactor
- water
- water injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、軽水を原子炉の冷却材喪失事故(以下LOC
Aと称す)時における原子炉の安全性を確保するための
原子炉非常用炉心冷却装置の改良に関するものである。
Aと称す)時における原子炉の安全性を確保するための
原子炉非常用炉心冷却装置の改良に関するものである。
第5図は現行のBWR(沸騰水型)−5の非常用炉心冷
却系(以下ECC8と称す)系統構成概略図である。E
CC8は、想定される配管破断によるLOCAに対して
燃料及び燃料被覆の重大な損傷を防止でき、かつ、燃料
被覆の金属と水との反応を十分小さな量に制限できる構
造として設けられている。ECC8は、高圧炉心スプV
イ系(以下HPC8と称す)17、自動減圧系(以下A
DSと称す)18、低圧炉心スゲレイ系(以下LPC8
と称す)19、低圧注水系(以下LPCIと称す)20
,21.22の各系統からなっている。
却系(以下ECC8と称す)系統構成概略図である。E
CC8は、想定される配管破断によるLOCAに対して
燃料及び燃料被覆の重大な損傷を防止でき、かつ、燃料
被覆の金属と水との反応を十分小さな量に制限できる構
造として設けられている。ECC8は、高圧炉心スプV
イ系(以下HPC8と称す)17、自動減圧系(以下A
DSと称す)18、低圧炉心スゲレイ系(以下LPC8
と称す)19、低圧注水系(以下LPCIと称す)20
,21.22の各系統からなっている。
第6図に第5図のECC8系統のI、 II、 III
の区分別の駆動源を示す。ECC8系の電動機、ポンプ
等の機器は火災等の場合を考慮してスペース的に区分し
て設けられている。尚、図中における弁記号で−は通常
運転申開、Xは通常運転申開を示すものである。23は
ECC8の非常用所内電源である。ECC8は、非常用
所内電源系23のみの運転下で例えば系統の最重要機器
1個の単一故障を仮定しても装置の安全機能が達成でき
るように、独立性を有する設計とされている。
の区分別の駆動源を示す。ECC8系の電動機、ポンプ
等の機器は火災等の場合を考慮してスペース的に区分し
て設けられている。尚、図中における弁記号で−は通常
運転申開、Xは通常運転申開を示すものである。23は
ECC8の非常用所内電源である。ECC8は、非常用
所内電源系23のみの運転下で例えば系統の最重要機器
1個の単一故障を仮定しても装置の安全機能が達成でき
るように、独立性を有する設計とされている。
区分■のLPCSポンプ24.1台とLPCIポンプ2
5.1台とは、専用の所内電源母線26及びディーゼル
発電機27に接続されている。区分■のLPCIポンプ
28.29の2台は専用の所内電源母線30及びディー
ゼル発電機31に接続されている。区分■のHPCSポ
ンプ1台32は、専用の所内電源母線33及びディーゼ
ル発′〔機34に接続されておシ、また、自動減圧系(
ADS )18は蓄電池にそれぞれ接続されている。尚
、第5図、第6図において、36はサプレッションプー
ル、37はドライウェル、38はベント管、39は熱交
換器、41は復水貯蔵夕/りである。
5.1台とは、専用の所内電源母線26及びディーゼル
発電機27に接続されている。区分■のLPCIポンプ
28.29の2台は専用の所内電源母線30及びディー
ゼル発電機31に接続されている。区分■のHPCSポ
ンプ1台32は、専用の所内電源母線33及びディーゼ
ル発′〔機34に接続されておシ、また、自動減圧系(
ADS )18は蓄電池にそれぞれ接続されている。尚
、第5図、第6図において、36はサプレッションプー
ル、37はドライウェル、38はベント管、39は熱交
換器、41は復水貯蔵夕/りである。
第7図にLPC8系統概要図を示す。LP01は、電動
機駆動のLPC8ポンプ241台、炉心上部のスパージ
ャ35、配管、弁類及び計測装置からなっている。この
系統は、原子炉水位が「低」または格納容器圧力「高」
の信号で作動を開始し、サプレッション36のプール水
を、炉心上部に取シ付けられたスパージャ35ヘツダー
のノズルから燃料集合体上にスプレィすることによって
炉心を冷却し、原子炉水位「高」のは号により停止する
ようになっている。七の際、破断口から流出した水は、
ドライウェル37の低部に溜まりべ/ト管38を通って
サプレッション36のプール水に戻シ、再びスプVイ水
として循環する。
機駆動のLPC8ポンプ241台、炉心上部のスパージ
ャ35、配管、弁類及び計測装置からなっている。この
系統は、原子炉水位が「低」または格納容器圧力「高」
の信号で作動を開始し、サプレッション36のプール水
を、炉心上部に取シ付けられたスパージャ35ヘツダー
のノズルから燃料集合体上にスプレィすることによって
炉心を冷却し、原子炉水位「高」のは号により停止する
ようになっている。七の際、破断口から流出した水は、
ドライウェル37の低部に溜まりべ/ト管38を通って
サプレッション36のプール水に戻シ、再びスプVイ水
として循環する。
第8図に、LPCIの系統概要を示す。LPCIは、電
動機駆動LPCIポンプ25,28.29の3台、配管
、弁類及び計測装置から構成されている。本系統は、3
台の低圧注水LPCIボング25の1台と28.29の
2台とは、別々のループになっておシ、原子炉水位「低
」または格納容器圧力「高コの信号で作動を開始し、サ
プレッション36プール水を直接炉心シュラウド内に注
入し、冠水することにより炉心を冷却する。尚、スプレ
ィは水の粒子が細かくなるため冠水の方がスプレィよシ
効果的に冷却できる。
動機駆動LPCIポンプ25,28.29の3台、配管
、弁類及び計測装置から構成されている。本系統は、3
台の低圧注水LPCIボング25の1台と28.29の
2台とは、別々のループになっておシ、原子炉水位「低
」または格納容器圧力「高コの信号で作動を開始し、サ
プレッション36プール水を直接炉心シュラウド内に注
入し、冠水することにより炉心を冷却する。尚、スプレ
ィは水の粒子が細かくなるため冠水の方がスプレィよシ
効果的に冷却できる。
その他の運転モードとして、第9図に示すように、格納
容器冷却モードがあり、完全な独立2系統で構成されて
いる。本系統により、LOCA後サプフサプレッション
36プール水ハイウェル37内及びサプレッション36
チヤンバ内ニスフVイされる。ドライウェル37内にス
プレィされた水は、スント管38を通ってサプレッショ
ン36チヤンパ内に戻り、サプレッション36チヤンパ
内にスプレィされた水と共に残留熱除去系(几HR,)
の熱交換器39で冷却された後、再びスプレィされるよ
うになっている。
容器冷却モードがあり、完全な独立2系統で構成されて
いる。本系統により、LOCA後サプフサプレッション
36プール水ハイウェル37内及びサプレッション36
チヤンバ内ニスフVイされる。ドライウェル37内にス
プレィされた水は、スント管38を通ってサプレッショ
ン36チヤンパ内に戻り、サプレッション36チヤンパ
内にスプレィされた水と共に残留熱除去系(几HR,)
の熱交換器39で冷却された後、再びスプレィされるよ
うになっている。
第10図はHPC8系統概要図を示す。HFO2は、電
動駆動HPCSポンプ32が1台、スパージャ40.配
管、弁類及び計測制御装置からなっている。本系統は、
原子炉水位「低」または、格納容器圧力「高」の信号で
作動を開始し、復水貯蔵タンク41の水またはサブ7ソ
シヨン36ブール水を、炉心上部に取り付けられたスパ
ージャ40ヘツダーのノズルから、燃料集合体上に、ス
プレィすることによって炉心を冷却する。また、原子炉
水位「高」信号でスプレィを自動的に停止する。水源は
、第1水源として復水貯蔵タンク41の水を使用するが
、復水貯蔵タンク41の水位が設定値よシ下がるか、サ
プレッション36プール水の水位が設定値よシ上がると
第2水源のサブ7ツシヨン36プール水に自動的に切9
換わるようになっている。
動駆動HPCSポンプ32が1台、スパージャ40.配
管、弁類及び計測制御装置からなっている。本系統は、
原子炉水位「低」または、格納容器圧力「高」の信号で
作動を開始し、復水貯蔵タンク41の水またはサブ7ソ
シヨン36ブール水を、炉心上部に取り付けられたスパ
ージャ40ヘツダーのノズルから、燃料集合体上に、ス
プレィすることによって炉心を冷却する。また、原子炉
水位「高」信号でスプレィを自動的に停止する。水源は
、第1水源として復水貯蔵タンク41の水を使用するが
、復水貯蔵タンク41の水位が設定値よシ下がるか、サ
プレッション36プール水の水位が設定値よシ上がると
第2水源のサブ7ツシヨン36プール水に自動的に切9
換わるようになっている。
ADS 18は、逃がし安全弁の一部からなシ、低圧注
水系または低圧炉心スプレィ系と連携して炉心を冷却す
る機能を有している。本系統は原子炉水位が「低」及び
格納容器圧力「高」の両信号をうけてから120秒の時
間遅れをもって作動し、原子炉圧力を速やかに低下させ
てLPCIまたはLP01と連携して十分炉心を冷却す
ることができる。
水系または低圧炉心スプレィ系と連携して炉心を冷却す
る機能を有している。本系統は原子炉水位が「低」及び
格納容器圧力「高」の両信号をうけてから120秒の時
間遅れをもって作動し、原子炉圧力を速やかに低下させ
てLPCIまたはLP01と連携して十分炉心を冷却す
ることができる。
さらに、安全設備とは別に、原子炉隔離時冷却系(RC
IC図示せず)がある。これは、原子炉停止後何らかの
原因で復水、給水が停止した場合だ、原子炉水位を維持
するため、原子炉蒸気の一部を用いたタービン駆動ポン
プにより、復水貯蔵タンク41またはサブンツション3
6プール水ヲ炉心に注入することを目的としている。
IC図示せず)がある。これは、原子炉停止後何らかの
原因で復水、給水が停止した場合だ、原子炉水位を維持
するため、原子炉蒸気の一部を用いたタービン駆動ポン
プにより、復水貯蔵タンク41またはサブンツション3
6プール水ヲ炉心に注入することを目的としている。
上記のように現行BWR−50ECC8系統構成は、高
圧系が1系統、低圧系が4系統でちシ、LOCA時、若
し高圧系が故障の場合(単一事故時)の中小破断時では
、ADSの作動による減圧後は低ECC5系によって冷
却せざるを得なかった。従って、高圧系を多く採用すれ
ばそのうちの単一故障の場合でも残りの高圧系により高
圧時から注水でき早期から炉心を冷却できる。
圧系が1系統、低圧系が4系統でちシ、LOCA時、若
し高圧系が故障の場合(単一事故時)の中小破断時では
、ADSの作動による減圧後は低ECC5系によって冷
却せざるを得なかった。従って、高圧系を多く採用すれ
ばそのうちの単一故障の場合でも残りの高圧系により高
圧時から注水でき早期から炉心を冷却できる。
本発明は上記の状況に鑑みなされたものであシ、再循環
配管の中小破断から大破断にわたるLOCA時に対処で
きる高圧冷却水注水系の充実を図ることによって、炉心
冷却能力を大幅に向上できる原子炉非常用炉心冷却装置
を提供することを目的としたものである。
配管の中小破断から大破断にわたるLOCA時に対処で
きる高圧冷却水注水系の充実を図ることによって、炉心
冷却能力を大幅に向上できる原子炉非常用炉心冷却装置
を提供することを目的としたものである。
本発明の原子炉非常用炉心冷却装置は、軽水型原子炉の
冷却材喪失事故時に原子炉内を、高圧系統並びに低圧系
統により注水冷却するように構成されてなシ、上記高圧
系統のそれぞれ並びに上記低圧系統のそれぞれか独立し
て注水可能に形成されると共に、該高圧注水系統が3系
統、該低圧注水系統が2系統設けられているものである
。
冷却材喪失事故時に原子炉内を、高圧系統並びに低圧系
統により注水冷却するように構成されてなシ、上記高圧
系統のそれぞれ並びに上記低圧系統のそれぞれか独立し
て注水可能に形成されると共に、該高圧注水系統が3系
統、該低圧注水系統が2系統設けられているものである
。
最近の安全実験の結果からLOCA後初期の高圧状態で
、高圧ECC8系から注入されると原子炉が減圧されこ
の減圧による急激な水位上昇による冷却及び燃料棒から
バンドル内蒸気への熱移動(てよる蒸気冷却等の顕著な
炉心冷却効果があることが判ったので、高圧ECC8を
強化し合理的なECC8構成及び容量としたものである
。特に高圧系統を各区分毎に設置することによ、り 、
LOCA時に、l系統の単一故障を仮定した場合でも他
の系統による中小破断時の高圧状態下での注水が可能と
なり炉心冷却が増進される。さらに、高圧系の1系統は
原子炉蒸気によるタービン駆動としRCICと共用とし
たため全電源喪失時にも原子炉停止後能を満たしRCI
Cを削減できる。
、高圧ECC8系から注入されると原子炉が減圧されこ
の減圧による急激な水位上昇による冷却及び燃料棒から
バンドル内蒸気への熱移動(てよる蒸気冷却等の顕著な
炉心冷却効果があることが判ったので、高圧ECC8を
強化し合理的なECC8構成及び容量としたものである
。特に高圧系統を各区分毎に設置することによ、り 、
LOCA時に、l系統の単一故障を仮定した場合でも他
の系統による中小破断時の高圧状態下での注水が可能と
なり炉心冷却が増進される。さらに、高圧系の1系統は
原子炉蒸気によるタービン駆動としRCICと共用とし
たため全電源喪失時にも原子炉停止後能を満たしRCI
Cを削減できる。
以下本発明の非常用炉心冷却装置を実施例を用い第1図
゛、第2図によ如説明する。本実施例は、第1図に示す
ように高圧注水系(以下HPFLと称す)1,2、隔離
冷却系の性能を有したECC8高圧系(以下几CICと
称す)3、低圧炉心スゲレイ系(以下LPC8と称す)
4,5、自動減圧系(以下AD8)6から構成されてい
る。尚、HPFLI、2は第10図に示したRPC81
7と基本的には変らないが、本系統はスパージャ40の
ヘッダーを設けていないため、冷却材は直接シュラウド
内側へ注入され炉心を冠水することKよシ冷却を行なう
ものである。
゛、第2図によ如説明する。本実施例は、第1図に示す
ように高圧注水系(以下HPFLと称す)1,2、隔離
冷却系の性能を有したECC8高圧系(以下几CICと
称す)3、低圧炉心スゲレイ系(以下LPC8と称す)
4,5、自動減圧系(以下AD8)6から構成されてい
る。尚、HPFLI、2は第10図に示したRPC81
7と基本的には変らないが、本系統はスパージャ40の
ヘッダーを設けていないため、冷却材は直接シュラウド
内側へ注入され炉心を冠水することKよシ冷却を行なう
ものである。
本実施例の上記構成は、単一故障を仮定しても装置の安
全機能が達成できるように独立性を有する構造であシ、
動力源、ポンプ、ポンプ制御部材その他すべての機器が
それぞれ■区分、II区分。
全機能が達成できるように独立性を有する構造であシ、
動力源、ポンプ、ポンプ制御部材その他すべての機器が
それぞれ■区分、II区分。
■区分からなる3区分構成とし各区分にそれぞれ高圧系
のECC8が設置されている。この高圧系の駆動源のう
ち、l系統はRCICと共用し全電源喪失時の原子炉停
止状態に対応できるように蒸気タービン駆動によるよう
になっている。一方、HPFLI、2は、LOC人時の
外部電源喪失時に電源が所内常用系から非常用ディーゼ
ル発電機に変っても稼動可能な直動機駆動となっている
。
のECC8が設置されている。この高圧系の駆動源のう
ち、l系統はRCICと共用し全電源喪失時の原子炉停
止状態に対応できるように蒸気タービン駆動によるよう
になっている。一方、HPFLI、2は、LOC人時の
外部電源喪失時に電源が所内常用系から非常用ディーゼ
ル発電機に変っても稼動可能な直動機駆動となっている
。
また、2系統の高圧注水系統を設置することにより、単
一故障を仮定しても必らず高圧注水冷却機能が保持でき
るようにし、さらにまた低圧系のポンプはf(、HR(
残留熱除去系)ポンプと共用としている。これにより、
LOCA時、ECC8のLP01に要求される機能を発
揮すると共に原子炉停止時の崩壊熱の除去を行なう。
一故障を仮定しても必らず高圧注水冷却機能が保持でき
るようにし、さらにまた低圧系のポンプはf(、HR(
残留熱除去系)ポンプと共用としている。これにより、
LOCA時、ECC8のLP01に要求される機能を発
揮すると共に原子炉停止時の崩壊熱の除去を行なう。
次に、高圧系の系統数の根拠について以下に説明する。
第3図は横軸に破断面積をとシ縦軸に燃料被覆管温度を
とった解析結果説明図である。実線の曲線人は現行BW
R−5の解析結果であシ、これに対し、長い破線の曲?
aBは高圧系4系統、低圧系が1系統であシ、短い破線
の曲線Cは高圧3系統、低圧2系統である。また、一点
鎖線の曲線りは高圧2系統、低圧3系統である。この解
析結果で、曲線Bの高圧系を4系統にすれば、中小破断
領域で炉心の露出する部分の破断面積は少なくなるが、
大破断時の燃料被覆管最高温度(以下PCTと云う)は
容量の多い低圧系が1系統となるため、白線C,Dよシ
高くなる。一方、曲線りの高圧系を2系統にすれば容量
の多い低圧系が3系統となり、大破断時のPCTは低く
なるが、中小破断領域のPCTは、早期に作動する高圧
系が少なくなった分高くなる。
とった解析結果説明図である。実線の曲線人は現行BW
R−5の解析結果であシ、これに対し、長い破線の曲?
aBは高圧系4系統、低圧系が1系統であシ、短い破線
の曲線Cは高圧3系統、低圧2系統である。また、一点
鎖線の曲線りは高圧2系統、低圧3系統である。この解
析結果で、曲線Bの高圧系を4系統にすれば、中小破断
領域で炉心の露出する部分の破断面積は少なくなるが、
大破断時の燃料被覆管最高温度(以下PCTと云う)は
容量の多い低圧系が1系統となるため、白線C,Dよシ
高くなる。一方、曲線りの高圧系を2系統にすれば容量
の多い低圧系が3系統となり、大破断時のPCTは低く
なるが、中小破断領域のPCTは、早期に作動する高圧
系が少なくなった分高くなる。
従って、大破断時及び中小破断時とも、PCTを低下す
ることのできるECC8の組合せとして曲線Cの高圧3
系統、低圧2系統が有効となり、本実施例は曲線CのE
CC8系統構成である。即ち、中小破断時は破断流量が
少なく炉内が高温状態で長く維持されるため、この高圧
下で注水が可能な高圧系の冷却効果が有効的となる。ま
た、大破断時も多数の高圧ECC8による炉心への早期
注入が開始されると、安全実験の結果から確認されてい
るが、チャンネルボックスのぬれかさらに進み、水滴が
チャンネルボックスから燃料棒にはねて燃料棒表面から
熱が吸収されるため、炉心の冷却効果がよくなっている
。
ることのできるECC8の組合せとして曲線Cの高圧3
系統、低圧2系統が有効となり、本実施例は曲線CのE
CC8系統構成である。即ち、中小破断時は破断流量が
少なく炉内が高温状態で長く維持されるため、この高圧
下で注水が可能な高圧系の冷却効果が有効的となる。ま
た、大破断時も多数の高圧ECC8による炉心への早期
注入が開始されると、安全実験の結果から確認されてい
るが、チャンネルボックスのぬれかさらに進み、水滴が
チャンネルボックスから燃料棒にはねて燃料棒表面から
熱が吸収されるため、炉心の冷却効果がよくなっている
。
第2図は本実施例のECC8系統構成概要図である。図
において、HPFLI、2は、原子炉水位「低」または
格納容器圧力「高」の信号で作動を開始し、第6図のH
PC817と同様の駆動源で駆動されるHPFLポンプ
7.8によって復水針Rタンク9の水またはサプレッシ
ョン10プール水を直接炉心シュラウド内に注入し、炉
心を冠水することにより炉心を冷却し、原子炉水位「高
」の信号で停止する。R,ClC5は、ECC,S高圧
系と隔離時冷却系の両性能を有しておシ、原子炉蒸気の
一部を用いたタービン11駆動のR,CICポンプ12
によって、HPFLl、2の作動開始。
において、HPFLI、2は、原子炉水位「低」または
格納容器圧力「高」の信号で作動を開始し、第6図のH
PC817と同様の駆動源で駆動されるHPFLポンプ
7.8によって復水針Rタンク9の水またはサプレッシ
ョン10プール水を直接炉心シュラウド内に注入し、炉
心を冠水することにより炉心を冷却し、原子炉水位「高
」の信号で停止する。R,ClC5は、ECC,S高圧
系と隔離時冷却系の両性能を有しておシ、原子炉蒸気の
一部を用いたタービン11駆動のR,CICポンプ12
によって、HPFLl、2の作動開始。
停止の場合と同じ信号で駆動され復水貯蔵タンク9の水
またはサプレッション10プール水を直接炉心7ユラウ
ド内に注入し、炉心に冠水することによ)炉心を冷却す
る。このときの駆動源は、全電源喪失時にも駆動可能な
蒸気タービンとしているが、これは原子炉施設の安全性
を確保し得るように駆動源に助長性を持たせているため
である。
またはサプレッション10プール水を直接炉心7ユラウ
ド内に注入し、炉心に冠水することによ)炉心を冷却す
る。このときの駆動源は、全電源喪失時にも駆動可能な
蒸気タービンとしているが、これは原子炉施設の安全性
を確保し得るように駆動源に助長性を持たせているため
である。
LPC84,5は、原子炉水位「低」または格納容器圧
力「高」の信号で作動を開始し、HPFLl、2の作動
開始、停止の場合と同じ信号にょシ駆動されるLPCS
ポンプ13.14によってサプレッション10プール水
を炉心上部に取シ付はラレタスハーシャ35ヘッダーの
ノズルかう燃料集合体上にスプレィすることによって炉
心を冷却する。その後スプレィされた水は再びサプレッ
ション10チヤンバ内に戻シ、残留熱除熱系の熱交換器
15,16によって冷却された後、再びスプレィされる
。尚、高圧ポンプは低圧時には高圧時に比し著しく多量
の水を注入できる。
力「高」の信号で作動を開始し、HPFLl、2の作動
開始、停止の場合と同じ信号にょシ駆動されるLPCS
ポンプ13.14によってサプレッション10プール水
を炉心上部に取シ付はラレタスハーシャ35ヘッダーの
ノズルかう燃料集合体上にスプレィすることによって炉
心を冷却する。その後スプレィされた水は再びサプレッ
ション10チヤンバ内に戻シ、残留熱除熱系の熱交換器
15,16によって冷却された後、再びスプレィされる
。尚、高圧ポンプは低圧時には高圧時に比し著しく多量
の水を注入できる。
第3図において、上記したように点線の曲線Cは本実施
例の解析結果を示し、実線の曲線Aは現行BW几−5の
解析結果である。曲線人の中小破断領域でのPCTのピ
ークは大破断時と同程度の結果となっているが、一方、
曲dcは、ECC8が原子炉の高圧状態下でも作動可能
な高圧注水系の採用により、早期に炉心に冷却材を注入
できるため、水位低下が緩和され、炉心ヒートアップが
起こらない。また、大破断時では、現行BWR−5と同
じ系統数でも同じ容量をもった高圧系であれば制圧状態
から一定流量の冷却材を確保できる点で本実施例の解析
結果は現行BWR−5の結果よシPCTが低くなる。
例の解析結果を示し、実線の曲線Aは現行BW几−5の
解析結果である。曲線人の中小破断領域でのPCTのピ
ークは大破断時と同程度の結果となっているが、一方、
曲dcは、ECC8が原子炉の高圧状態下でも作動可能
な高圧注水系の採用により、早期に炉心に冷却材を注入
できるため、水位低下が緩和され、炉心ヒートアップが
起こらない。また、大破断時では、現行BWR−5と同
じ系統数でも同じ容量をもった高圧系であれば制圧状態
から一定流量の冷却材を確保できる点で本実施例の解析
結果は現行BWR−5の結果よシPCTが低くなる。
第4図は横軸にECC8容量をと9、縦軸に燃料被覆管
温度をとって示したECC3y景に対する被覆管温度の
解析結果であり、点線の曲線Eは本実施例、実線の曲a
Fは現行B W几−5である。
温度をとって示したECC3y景に対する被覆管温度の
解析結果であり、点線の曲線Eは本実施例、実線の曲a
Fは現行B W几−5である。
同図のECC8容量に対する被覆管温度の関係から、E
CC8容量の低減をはかることができる。
CC8容量の低減をはかることができる。
即ち、曲線Fの現行BWR,−5のECC8容量を曲線
Eのように低減してゆき、燃料被覆管温度の設計目標値
が確保できる限界容量を本実施例によ2つて求めると現
行のBWR−5に対して1台分の設計目標値の約1/3
に低減できる。このため、大破断の場合につきECC8
の各系統の容量を見直せば、大幅な容量の低減、または
系統数の低減をはかることができる。また、LOCA時
早期の高圧系の作動により減圧効果が促進されるため、
その後作動する人DSの容量の大幅低減をはかることが
できる。
Eのように低減してゆき、燃料被覆管温度の設計目標値
が確保できる限界容量を本実施例によ2つて求めると現
行のBWR−5に対して1台分の設計目標値の約1/3
に低減できる。このため、大破断の場合につきECC8
の各系統の容量を見直せば、大幅な容量の低減、または
系統数の低減をはかることができる。また、LOCA時
早期の高圧系の作動により減圧効果が促進されるため、
その後作動する人DSの容量の大幅低減をはかることが
できる。
このように本実施例の原子炉非常用炉心冷却装置は、高
圧注水系統が3系統でそれぞれ独立して注水可能に形成
されると共に、そのうちの2系統には低圧注水系統が付
加され、また、高圧注水系統の一つはR,CICと共用
されている。従って、プラントの信頼性ならびに安全性
を低下することなく炉心冷却能力を大幅に向上でき、E
CC8容量を大幅に低減することができる。このため、
ポンプ、モータ及び配管等のECC8に係る製造原価を
大幅に低減することができる。また、ADSに関しては
高圧系の早期作動により戚圧効果が促進されるため、現
行のADS容量をさらに低減でき、または、AD8機能
を削除することも可能である。そして、従来の凡CIC
を削減できる。
圧注水系統が3系統でそれぞれ独立して注水可能に形成
されると共に、そのうちの2系統には低圧注水系統が付
加され、また、高圧注水系統の一つはR,CICと共用
されている。従って、プラントの信頼性ならびに安全性
を低下することなく炉心冷却能力を大幅に向上でき、E
CC8容量を大幅に低減することができる。このため、
ポンプ、モータ及び配管等のECC8に係る製造原価を
大幅に低減することができる。また、ADSに関しては
高圧系の早期作動により戚圧効果が促進されるため、現
行のADS容量をさらに低減でき、または、AD8機能
を削除することも可能である。そして、従来の凡CIC
を削減できる。
以上記述した如く本発明の原子炉非常用炉心冷却装置は
、炉心冷却能力を大幅に向上すると共にECC8容量を
低減できる効果を有するものである。
、炉心冷却能力を大幅に向上すると共にECC8容量を
低減できる効果を有するものである。
第1図は本発明の原子炉非常用炉心冷却装置の実施例の
ECC8系統図、第2図は第1図の系統の区分説明図、
第3図は第1図の系統及びその他の系統の配管破断面積
と燃料被覆管温度との解析による関係説明図、第4図は
第1図の装置及び現行のBWR−50ECC8容量と燃
料被覆管温度との解析による関係説明図、第5図は現行
BWR−50ECC8系統図、第6図は第柔図の系統の
区分説明図、第7図は第5図のLPCBの系統図、第8
図、第9図はそれぞれ第5図のLPCIの系統図、第1
0図は第5図のHFO2の系統図である。 1.2・・・高圧注水系、3・・・隔離冷却系、4.5
・・・低圧炉心スプレィ系、6・・・自動減圧系。
ECC8系統図、第2図は第1図の系統の区分説明図、
第3図は第1図の系統及びその他の系統の配管破断面積
と燃料被覆管温度との解析による関係説明図、第4図は
第1図の装置及び現行のBWR−50ECC8容量と燃
料被覆管温度との解析による関係説明図、第5図は現行
BWR−50ECC8系統図、第6図は第柔図の系統の
区分説明図、第7図は第5図のLPCBの系統図、第8
図、第9図はそれぞれ第5図のLPCIの系統図、第1
0図は第5図のHFO2の系統図である。 1.2・・・高圧注水系、3・・・隔離冷却系、4.5
・・・低圧炉心スプレィ系、6・・・自動減圧系。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、軽水型原子炉の冷却材喪失事故時に原子炉内を、高
圧系統並びに低圧系統により注水冷却するように構成さ
れたものにおいて、上記高圧系統のそれぞれ並びに上記
低圧系統のそれぞれが独立して注水可能に形成されると
共に、該高圧注水系統が3系統、該低圧注水系統が2系
統設けられていることを特徴とする原子炉非常用炉心冷
却装置。 2、上記各系統をそれぞれ駆動する動力源、該動力源に
駆動されるポンプ、該ポンプの制御部材その他すべての
機器が3個のスペースに区分し分離配置され、該各区分
にはそれぞれ1個の上記高圧注水系統を有すると共に、
2個の系統には上記低圧注水系統がそれぞれ付加されて
いる特許請求の範囲第1項記載の原子炉非常用炉心冷却
装置。 3、上記3個の高圧注水系統は電動機を駆動源とするも
の及びタービンを駆動源とするものから構成され、該タ
ービン駆動の上記高圧注水系統は隔離時冷却系と共用さ
れている特許請求の範囲第1項記載の原子炉非常用炉心
冷却装置。 4、上記隔離時冷却系と共用されている上記高圧注水系
統がシュラウド内側に注入するように形成されている特
許請求の範囲第3項記載の原子炉非常用炉心冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59207676A JPS6184595A (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 | 原子炉非常用炉心冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59207676A JPS6184595A (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 | 原子炉非常用炉心冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6184595A true JPS6184595A (ja) | 1986-04-30 |
JPH0511276B2 JPH0511276B2 (ja) | 1993-02-15 |
Family
ID=16543719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59207676A Granted JPS6184595A (ja) | 1984-10-03 | 1984-10-03 | 原子炉非常用炉心冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6184595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012242375A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Motohiro Okada | 原子力発電所装置。 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5489190A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-14 | Toshiba Corp | Reactor core cooler |
JPS6117988A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-25 | 株式会社東芝 | 原子炉の安全装置 |
-
1984
- 1984-10-03 JP JP59207676A patent/JPS6184595A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5489190A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-14 | Toshiba Corp | Reactor core cooler |
JPS6117988A (ja) * | 1984-07-05 | 1986-01-25 | 株式会社東芝 | 原子炉の安全装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012242375A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Motohiro Okada | 原子力発電所装置。 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0511276B2 (ja) | 1993-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8817941B2 (en) | Pressurized water reactor plant | |
US10529457B2 (en) | Defense in depth safety paradigm for nuclear reactor | |
JPS6184595A (ja) | 原子炉非常用炉心冷却装置 | |
EP0238079B1 (en) | Emergency core cooling apparatus | |
JPS6375691A (ja) | 自然循環型原子炉 | |
JPH05264774A (ja) | 非常時原子炉冷却装置 | |
JPH1090468A (ja) | 非常用炉心冷却装置 | |
JPS62228197A (ja) | 軽水型原子炉 | |
JPS61243397A (ja) | 原子炉非常用炉心冷却装置 | |
JPH0232294A (ja) | 原子炉非常用炉心冷却装置 | |
JPS6134496A (ja) | 原子炉冷却系統設備 | |
JPH06265679A (ja) | 非常用炉心冷却装置 | |
JPH0227295A (ja) | 原子炉非常用炉心冷却装置 | |
JPH09243779A (ja) | 原子炉 | |
JPS6110792A (ja) | 原子炉 | |
JPS60227194A (ja) | 非常用炉心冷却系 | |
JPH02222878A (ja) | 原子力発電所の残留熱除去系 | |
JPH01202694A (ja) | 原子炉の非常用炉心冷却系 | |
JPS6355493A (ja) | 重水減速圧力管型原子炉 | |
JPS61189491A (ja) | 沸騰水型原子炉の非常用炉心冷却装置 | |
JPS6258199A (ja) | 原子炉冷却系 | |
JPS60247196A (ja) | 沸騰水型原子炉の非常用炉心冷却装置 | |
JPS5816479B2 (ja) | 総合機能型原子炉後備冷却系統設備 | |
JPS61105496A (ja) | 原子炉自動減圧装置 | |
JPS6193990A (ja) | 非常用炉心冷却装置 |