JPS6183365A - 起毛装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ２ベーノ 産業上の利用分野 本発明は表面に毛羽を有する布においてケバの長さ、密
度などの状態を目視によって観測し、あるいはレーザー
、超音波等を用いて光学的又は音響的に測定したシ、ま
たケバを有する布の出荷時における均一な起毛処理を行
うだめにケバの起毛を均一かつ効率的にまた再現性良く
行うだめの起毛装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 表面にケバを有する布の起毛はワイヤブラシ。

エチケットブラシ（硬く短かい合成繊維を方向性を持た
せて芯地に植えつけたブラシ）等を用いて人手によって
行なっていたが、個人差が大きく壕だ再現性も不十分な
た愉、ケバの長さ、密度等のケバ状態の測定において、
測定精度を高めることは困難であった。また出荷時にお
ける布の起毛もブラシを用いて人手によって行なづてい
ただめ個人差が大きく再現性も悪いものであり、手間の
かかる作業であった。

発明の目的 ３　ページ 本発明は以上のような従来の問題点を解決するためにな
されたものでケバを有する布の起毛を再現性よく均一に
かつ手間のかからないように行なうことを目的とする。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は回転体の同一回転円
周上の１ケ所ないし数ケ所に植えつけられたブラシと回
転方向に対して接線方向に相対的に移動する支持体から
構成され上記ブラシと接触するように上記支持体に布を
載置して起毛を行なう起毛装置を提供するものである。

実施例の説明 以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図（ａ）　、　（ｂ）はそれぞれ本発明の実施例に
おける正面図および側面図を示している。

１は第１のモーター３め回転軸２に取付けられた回転体
２′の周辺の少なくとも１ケ所に植付けられたワイヤブ
ラシ、エチケットブラシ等のブラシであり、ケバを有す
る布４と接触した状態で矢印１１方向に回転する。

５は布４の支持体であり第２のモーター７の回転軸６に
沿って上記ブラシ１の回転に対し接線方向１０の方向に
移動する。布４は支持体５の上面に固定して載置される
。以上のように第１のモーター３によって矢印１１の方
向に回転を与えられたブラシ１に接触した状態で布４が
矢印１０の方向に移動するとき、ブラシ１０回転によっ
て布４０ケバ４′は起毛される。ここで布４とブラシ１
の接触状態は第２図に示すようにブラシ１の先端部８が
ケバ４′および芯地４“から成る布４の芯地４“の表面
とほぼ接する程度に設定することによってブラシ１の毛
足の長さを最も有効に利・用できるのでケバ立てを十分
に行なうことができる。

次に布４の移動速度について述べる。第３図において円
１２はブラシ１が回転するときのブラシ先端部８の成す
軌跡でありブラシ１が１回転する間に布４が矢印１０の
方向に移動することによって相対的にブラシの回転中心
が０点から０７点へ距５　ページ て、１２　、１２’がケバ４′の先端部Ｐ点で交わるよ
うに布４の移動速度を選んだとき、軌跡１２゜１２′の
半径をＲ、ケバ４′の長さをｈとすると第３図より となる。

布４の移動速度が速く〇−〇′間の距離が（１）式で与
えられるｄより大きくなるとケバ４′において起毛され
ない部分が生じることになる。逆に移動速度が遅く○−
Ｑ′間の距離が上記ｄより小さい時、ケバ４′の起毛を
重複して行なう部分が生じるため布４のケバ立てに要す
る時間が長くなる。

従って布４と軌跡１２の中心０点との相対的な移動速度
はブラシ１が１回転する時間にほぼ（１）式で与えられ
るｄだけ移動する速度であることが望ましい。

以上の説明ではブラシ１は第１図に示す。

回転体２１の周辺部に１ケ所だけ取付けられ回転体２′
が１回転する間にケバ４′と１回だけ接触す６ペーン るように設けられていたが、第４図（ａ）　、　（ｂ）
に示すように回転体２′の周囲に１８００．１２００等
の角度を隔てて２ケ所あるいは３ケ所に１，１′、１．
１’、１“等のごとく設けてもよい。このときブラシは
回転体２′が１回転する間にケバ４′と２回あるいは３
回接触することになるので、布４と軌跡１２の中心０点
との相対的な移動速度は（１）式で与えられる距離ｄの
２倍あるいは３倍とすることが必要である。

但し回転体の周囲に植付けられるブラシの間隔が狭すぎ
ると布の移動速度を大きくすることが必要となり従って
起毛が不十分となるため、ブラシは回転体の周辺６ケ所
程度以下におさえることが望せしい。

以上の実施例ではブラシを回転させ、布を接線方向に移
動するものとしたが、布は固定したｉ！まで、ブラシを
回転させながら回転中心を布と平行に移動してもよい。

発明の効果 以上要するに本発明は、回転体の周表面の少な７ペー７ くとも１ケ所に設けられたブラシと、ブラシの回転運動
の接線方向に、回転体に対して相対的に移動する布の支
持体を備え、前記支持体に載置された毛羽を有する布の
芯地表面と前記ブラシの先端部がほぼ接するように配置
したことを特徴とする起毛装置を提供するもので、均一
で再現性のよい起毛を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における起毛装置で、同図（
、）は正面図、同図（ｂ）はその側面図、第２図及び３
図は本発明の要部を示す側面図、第４図（ａ）（ｂ）は
本発明のブラシ部分の他の実施例を示す側面図である。 １．１′、１／／　　・・・・・−ブラシ、２・・・・
・・第１のモーター３の回転軸、３・・・・・・第１の
モーター、４・・・・・・布、４′・・・・・・毛羽、
４“・・・・・・芯地、５・・・・・・布４の支持体、
６・・・・・・第２のモーター７０回転軸、７・・・・
・・第２のモーター、８・・・・・・ブラシの先端部、
１０・・・・・・布４の移動方向、１１・・・・・・ブ
ラシ１の回転方向。 化１図 ＜（１−）（ｂ） 、３ 第２図 寸　聾

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転運動を行う回転体の周表面の少なくとも１ケ
   所に設けられたブラシと、芯地表面に毛羽を有する布を
   設置し、前記ブラシの先端部が布の芯地表面にほぼ接す
   るように配置された支持体とを備え、前記支持体を回転
   体に対して、ブラシの回転運動の接線方向に相対的に移
   動可能に配したことを特徴とする起毛装置。
2. （２）ブラシ先端の回転半径をＲ、布の毛羽長さをれと
   し、ブラシが布と接触した後次に布と接触するまでの時
   間に、布が回転体に対して相対的にほぼ２√［ｈ（２Ｒ
   −ｈ）］だけ移動することを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の起毛装置。
3. （３）ブラシがワイヤブラシまたはエチケットブラシで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の起毛
   装置。