JPS6182008A - 油圧制御弁 - Google Patents

油圧制御弁

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JPS6182008A
JPS6182008A JP19544084A JP19544084A JPS6182008A JP S6182008 A JPS6182008 A JP S6182008A JP 19544084 A JP19544084 A JP 19544084A JP 19544084 A JP19544084 A JP 19544084A JP S6182008 A JPS6182008 A JP S6182008A
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JP
Japan
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spool
pilot
control
valve
pressure
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Pending
Application number
JP19544084A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Doi
敏明 土井
Fumio Muto
武藤 富美男
Masakatsu Yamaguchi
山口 征勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、カウンターバランス弁や、油圧アクチェー
タのクック、ン装置に用いるのに最適な油圧H3N2弁
に関する。
(従来の技術) 第6図は、カンランターバランス弁として用いた従来の
制御弁で、負荷Wを昇降させるシリンダSのロッド側室
lを1通路2を介して切換弁Vに接続する一方、ボトム
側室3は、通路4を介して切換弁Vに接続している。
そして、上記通路4には、油圧制御弁としてのカウンタ
ーバランス弁Cを接続しているが、このカウンターバラ
ンス弁Cは、制御弁部5とチェック弁部6とを主要素と
している。
上記制御弁部5は、そのバイロフト室5aを設けるとと
もに、このパイロット室5aは、ダンピングオリフィス
5bを介して前記通路2に連通させている。そして、こ
の制御弁部5は、上記パイロット室5aとは反対側に設
けたスプリング7の作用で、通常は閉弁状態を維持する
が、上記パイロット室5aに作用するパイロット圧が設
定圧以上になったとき、そのパイロット圧に応じてその
開度を制御されるようにしている。
また、上記チェック弁部6は、切換弁Vからボトム側室
3への油の流れのみを許容する構成にしている。
しかして、切換弁Vを図面左側位置に切換えると、ポン
プPの吐出油が、通路4及びチェック弁部6を経由して
ボトム側室3に供給されるとともに、ロッド側室lの油
は、通路2からそのままタンクTに戻るので、シリンダ
Sが動作して当該負荷Wを上昇させる。
また、切換弁Vを図面右側位置に切換えると、ポンプP
の吐出油はロッド側室1に供給されるとともに、この通
路2内の圧力がパイロット圧としてパイロット室5aに
作用する。
そして、このパイロット圧が設定圧以上になれば、制御
弁部5が開弁じて、上記ボトム側室3内の油をタンクT
に戻すので、シリンダSが動作して当該負荷Wを下降さ
せる。このように制御弁部5が開弁ずれば、負荷Wが下
降するとともに、そのときの下降速度は制御弁部5の開
度に比例する。
結局、上記パイロット圧の大きさに応じて、制御弁部5
の開度を制御し、ボトム側室3からの戻り流量を規制し
て、当該負荷の自走を防止している。
(本発明が解決しようとする問題点) この従来の装置では、通路2側からパイロット圧を導い
て、制御弁部5の開度を制御するようにしているので、
ハンチング現象を生じる問題があった。
例えば、上記パイロット圧で制御弁部5を開弁させると
、その瞬間に当該負荷Wが急降下するので、ロッド側室
1への油の供給が追従できず、その゛ために通路2例の
圧力が低下する0通路2側の圧力低下にともなって、パ
イロット圧が低くなり、その瞬間に当該制御弁部5が閉
弁作用をする。
このような開弁作用と閉弁作用とを繰り返すことによっ
て、制御弁部5がハンチングを起すが、当該制御弁部が
パイロット圧の変化に対して敏感に反応すればするほど
、また、負荷Wが大きければ大きいほど、上記ハンチン
グが激しくなる。
そこで、上記ダンピングオリフィス5bの開口面積を小
さくして、パイロット圧の変化に対する制御弁部5の応
答性を悪くすれば、上記ハンチングをある程度防止でき
るが、このようにダンピングオリフィス5bを小さくす
ると、そこにごみがつまりやすくなる、もし、オリフィ
ス5bにごみかつまったりすると、バルブ機能が損なわ
れるので、このオリフィス5bを小さくするにも限界が
あり、そのために上記ハンチング現象を完全に防止する
ことができないという問題があった。
つまり、この従来のカウンターバランス弁は、供給通路
2側の圧力すなわちパイロット圧P。
を、制御弁部5のクラッキング圧力Pcrと等しくなる
ような制御方式を採用しているために、当該制御弁部5
の開度を間接的にしか制御できない。
そのために、上記パイロット圧PLの変化が激しくなる
と、ハンチングを生じてしまう問題を解決できなかった
この発明は、カウンター負荷が作用するときに供給通路
となる側の圧力等を検出して、制御スプールを電気的に
制御し、ハンチングの発生等を防止した油圧制御弁の提
供を目的にする。
(問題点を解決するたえの手段) この発明は、上記の目的を達成するために、本体に制御
スプールとパイロットスプールとを設け、これら制御ス
プールとパイロットスプールと  ′でサーボ機構を構
成する一方、比例ソレノイド等の電気アクチェータの作
用で、上記制御スプールが切換わり、その制御部の開度
を調整するようにしている。
(本発明の作用) したがって、制御スプールの制御部の開度を、上記電気
アクチェータの出力に応じて制御することができる。
(本発明の効果) このように電気アクチェータの出力に応じて制御スプー
ルの制御部の開度を調整できるので、常に、電気的な制
御が可能になり、したがって、カウンターバランス弁と
して使用したときには、ハンチング等の発生を防止でき
る。
また、クッションバルブとして使用したときには、当該
シリンダ等のアクチェータの耐圧強度をさほど大きくし
なくてもよく、シかも、その有効ストロークも゛短くな
らない。
(本発明の実施例) i:i’s 1 図及び第2図に示した第1実施例では
、負荷Wを昇降させるシリンダSのロッド側室10を、
通路11を介して切換弁Vに接続する一方、ボトム側室
12には通路13を接続するとともに、この通路13に
オペレートチェック弁14及びカウンターバランス弁C
を接続している。
そして、上゛記オペレートチェック弁14は、通常、カ
ウンターバランス弁Cからボトム側室12への流通のみ
を許容し、その逆の流れを阻止するが、通路ll側の圧
力がこのオペレートチェック弁14に作用したときに開
弁し、上記逆の流れも許容する構成にしいてる。
また、カウンターバランス弁Cは、その本体15に第1
〜4ポート16〜13を形成している。
そして、上記第1ボート18は、通路20を介して、上
記切換弁Vに接続し、第2ボートI7は上記通路13に
接続するとともに、第3ボート18はタンクTにvc続
している。さらに、第4ポート19は、パイロットポン
プPPに接続している。
この本体15には、ざらに弁孔21を形成するとともに
、この弁孔21の一端を閉塞部材22でふさぐ一方、他
端には、電気アクチェータとしての比例ソレノイド23
を設けている。この比例ソレノイド23は、励磁電流に
応じてブツシュロッド23aのストローク量を制御する
ものである。
そして、上記弁孔21には、制御スプールC8を内装す
るとともに、この制御スプールC5にはパイロットスプ
ールPSを移動自在に内装している。上記制御スプール
C3は、上記閉塞部材22側に設けたばね受け24との
間にスプリング25を介在させ1通常は、このスプリン
グ25の作用で、比例ソレノイド23に隣接して設けた
スペーサ2Bの端面に接触している。
さらに、上記パイロットスプールPSは、ばね受け24
のロッド部24a先端面との間にスプリング27を介在
させ、通常は、このパイロットスプールPSが、上記ス
ペーサ2Bの内径に形成した段部28aに接触するよう
にしている。
そして、上記パイロットスプールPSの先端、すなわち
、上記スプリング27とは反対端に、比例ツレ/イド2
3のブツシュロッド23aが作用する関係にしているが
、これら両スプールPS及びC5の具体的な構成は次の
とおりである。
すなわち、上記制御スプールC5は、上記第1ポートt
eと対応する第1環状凹部2Bを形成するとともに、こ
の第1環状凹部2B側に向って先細りとなる制御部29
を形成している。そして、制御スプールC8がスプリン
グ25に抗して移動したとき、その移動位置に応じて制
御部29が機能し、第1ポートH1と第2ポート17と
の連通時の開度を制御するようにしている。
また、上記第1環状凹部28以外に、第2環状凹部30
.第3環状凹部31を形成するとともに、スペーサ2B
側のパイロット室39に開放された環状通路32を形成
している。
上記第2環状凹部30は、制御スプールC8の移動位置
に関係なく、常に、第3ポート18に連通ずるとともに
、この環状凹部30の底部に形成した孔33を介して、
制御スプールCSの中空部34に連通ずる関係にしてい
る。
また、第3環状凹部31は、同じく制御スプールC8の
移動位置に関係なく、常に、第4ポート19に連通ずる
が、この環状凹部31の底部に形成した孔35は、上記
パイロットスプールPSの移動位置に応じて開閉するよ
うにしている。つまり、両スプールcs、 psが図示
のノーマル位置にあるとき、上記孔35がパイロットス
プールPSでふさがれるが、パイロットスプールPSが
スプリング27に抗して移動すると、この孔35とパイ
ロットスプールPSに形成した環状溝3Bとが連通ずる
さらに、上記環状通路32は、制御スプールC8に形成
の孔37を介して、上記環状溝3Bに常時連通ずる関係
にしている。
そして、パイロットスプールPSには、連通孔38を形
成しているが、両スプールcs、 psが図示の位置関
係にある状態から制御スプールC5のみがスプリング2
5より図面右方向に移動したとき、上記連通孔38がパ
イロット室39側に開口するようにしている。
しかして、上記比例ソレノイド23を励磁すると、その
励磁電流に応じてブツシュロッド23aがストロークす
るとともに、そのストローク量に応じてパイロットスプ
ールPSを、スプリング27に抗して移動させる。
このようにパイロットスプールPSが移動すると、第3
環状凹部31と環状溝3Bとが連通ずるので、パイロッ
トポンプPPからの圧油は、第4ポート13→第3環状
凹部31→孔35→環状溝36→孔37→環状通路32
を経由して、パイロット室39に流入し、その圧力が制
御スプールC8の端面に作用する。
このパイロット圧が作用すると、制御スプールC8がス
プリング25に抗して移動するとともに、制御スプール
C8の孔35がパイロットスプールPSでふさがれる位
置で停止する。このようにして制御スプールCSが停止
した位置に応じて、第1ポート16と第2ポー)17と
の開度が決まるが、それは結局比例ソレノイド23の励
磁電流に比例する。
つまり、上記制御スプールC8は、パイロットスプール
ρSに追随して移動するとともに、制御スプールC8が
パイロットスプールPSに追いついて、両スプールcs
、 psが図示の相対関係を維持したときに、当該制御
スプールC8が停止するので、この制御スプールC8の
移動量は、パイロットスプールPSの移動量と比例する
。そして、このパイロットスプールPSの移動量は、上
記のようにブツシュロッド23aのストロークに比例す
るが、このブツシュロッド23aのストロークは、比例
ソレノイド23の励磁電流に比例するので、当該制御ス
プールC5の移動量は、比例ソレノイド23の励磁電流
に比例することになる。
いま、切換弁Vを図示の中立位置から左側位置に切換え
るとともに、比例ソレノイド23の励磁電流を最大にし
て、上記制御部28における開度を最大にすれば、第1
ポー)18と第2ポート17間は、フリーフローの状態
になる。
したがって、ポンプPの吐出油は、通路jO→第1ポー
ト18→第1環状凹部28→全開状態の制御部28→第
2ボート17→オペレートチエツク弁14を経由して、
ボトム側室12に供給されるとともに、ロッド側室10
の油が通路11を経由からタンクに戻るので、当該負荷
Wが上昇する。
また、切換弁Vを図面右側位置に切換えると、ポンプP
からの圧油がロッド側室10に供給されるとともに、そ
の供給圧がオペレートチェック弁14に作用し、てそれ
を開弁させる。
これと同時に、前記比例ソレノイド23を励磁させて、
上記制御部29の開度を定めておけば、その開度に応じ
て、ボトム側室12からの戻り油がタンクTに戻るので
、上記負荷Wが下降する。
そして、この負荷Wの下降速度は、制御部29の開度に
応じて定まるが、その開度は、比例ソレノイド23の励
磁電流によって制御される。
この制御部29の開度を定めるための上記励磁電流を制
御するのが、第1図に示した制御機構りである。
この制御機構りは、演算部40と一次遅れ回路41とを
主要素にし、この−次遅れ回路41からの信号をアンプ
42を介して前記比例ソレノイド23に伝達し、当該信
号に応じた励磁電流が得られるように ′しいてる。
そして、前記通路11には圧力検出器43を接続し、こ
の圧力検出器43で検出した圧力信号P!を、上記演算
部40に入力するとともに、この演算部40では、当該
圧力信号P1と目標圧力信号Pcrとの差を演算し、そ
の演算結果を一次遅れ回路41に入力する。
上記−次遅れ回路41では、上記差に移動速度に対する
係数であるαを乗じて移動速度yを求める。すなわち、
y=α(Pl−Per)を求める。
そして、このさらにこのyを積分して、当該制御スプー
ルC8の変位を算出し、このバルブ変位信号をアンプ4
2を経由して、励磁電流として比例ソレノイド23に入
力する。
したがって、制御スプールC8のバルブ変位は、上記励
磁電流によって直接制御されるのことになるので、上記
した従来のようなハンチングを発生することも少なくな
る。
また、上記したαを電気的に調整する部分を設けておけ
ば、このαを十分に小さくできるとともに、このαを小
さくできれば、バルブの移動速度も小さくできる。した
がって、より一層ハンチングを防止できることになる。
第3図に示した第2実施例は、カウンターバランス弁C
の本体15は、第1ハウジング15aと第2ハウジング
15bとを接合するとともに、その接合部にドレン室4
4を形成しているが、このドレン室44は、第2ハウジ
ング15bに形成のドレンポート45に、常時連通させ
ている。
上記第1ハウジング15aに形成した弁孔4Bに、制御
スプールC5を摺動自在に内装するとともに、この制御
スプールの両端を、パイロット室47.48に臨ませて
いる。さらに、上記制御スプールC8の両端面には、ガ
イド棒48.50を設けているが、その一方のガイド棒
48は、第1ハウジング15aの外方に突出させ、他方
のガイド棒50は前記ドレン室44に臨ませるとともに
、上記パイロット室47.48における制御スプールC
8の受圧面積を互いに等しくしている。このようにした
制御スプールC5にはランド51を形成するとともに、
このランド51を挟んだ両側に、環状溝52.53を形
成している。
また、弁孔4B側に環状凸部54を形成するとともに、
この環状凸部54の両側に環状凹部55.5Bを形成し
ている5、そして、この上記環状凹部55は、シリンダ
Sのボトム側室12に接続した第2ポート57に常時連
通し、環状凹部5Bは、切換弁Vに接続した第1ポート
58に常時連通させている。
さらに、上記ランド51には、環状溝53から52に向
って、徐々に浅くなるノツチ59を形成しているが、こ
のノツチ5θは上記環状凸部54と相まって制御部を構
成する。すなわち、制御スプールC8が図示の中立位置
から左方向に徐々に移動すると、その移動量に応じて、
上記制御部の開度が大きくなり、ランド51と環状凸部
54とが完全に食い違ったときに、第1ポート5日と第
2ポート57との連通路が全開になるようにしている。
なお、上記制御スプールC5にはチェック弁(図示して
いない)を内装している。このチェック弁は、第1ポー
ト58から第2ポート57への流通を自由流れとする一
方、第2ポート57から第1ポート5日への流通を阻止
して、その流れが上記制御部を通過するように機能する
ただし、上記のように機能するチェック弁は、前記第1
実施例のように本体15の外に設けてもよいこと当然で
ある。
上記第2ハウジング15bには、一端をドレン室44に
臨ませたメインスプールBOを内装するとともに、この
メインスプール60にはパイロットスプール61を内装
している。
上記メインスプール60の外周には、第1〜3環状溝6
2〜64を形成している。第1環状l11182は連通
路65を介して前記パイロット室4日に常時連通し、第
3環状溝64は連通路66を介してパイロット室47に
常時連通する構成にしている。また、上記第2環状溝6
3は、パイロットポート67を介してパイロットポンプ
PPに接続している。
上記のようにしたメインスプール60の一端を、前記ド
レン室44に臨ませ、制御スプールC5のガイド林50
に対向させる一方、その他端を、ドレンポート45に直
接連通するドレン室88側に臨ませている。
そして、上記パイロットスプール61は、その両端部分
に第1環状突部68と第2環状文部70とを形成すると
ともに、この第1環状突部B9をメインスプール60内
のばね室71に臨ませている。
上記ばね室71は、連通孔72、ドレン室44及びドレ
ンポート45を経由してタンクTに常時連通するととも
に、このばね室71には圧縮ばね73を介装している。
また、第2ハウジング15aの外方には、電気アクチェ
ータとしての比例ソレノイド74を設けるとともに、こ
の比例ソレノイド74のブツシュロッド75先端をドレ
ン室68に臨ませて、パイロットスプール81先端に連
係している。そして、このブツシュロッド75に形成の
フランジ7Bと、この7ランジ76より内方に設けたス
プリングガイド77との間に、圧縮スプリング78を介
装し、上記比例ソレノイド74が非励磁状態にあるとき
、当該ブツシュロッド75が図示の位置を保持するよう
にしている。
しかして、比例ソレノイド74が非励磁状態にあり、メ
インスプールBO及びパイロットスプール61が図示し
の位置にあるとき、パイロットボート67と連通路85
.86との連通が遮断される。
上記の状態から比例ソレノイド74を励磁すると、ブツ
シュo7ド75が圧縮スプリング78に抗して移動し、
パイロットスプールB1を図面左方向に移動させ、一方
のパイロット室47をドレンボート45に連通させる一
方、他方のパイロット室48をパイロットボート67に
連通させる。
したがって、制御スプールC8が図面左方向に移動する
が、このように制御スプールC5が移動すると、ガイド
棒50とメインスプール60とが離れようとする。しか
し、上記のようにパイロットスプール61が左方向に移
動して圧縮ばね73を圧縮しているので、メインスプー
ル60もガイド棒50に接触したまま制御スプールC9
とともに移動する。そして、メインスプール80が上記
のように移動して、パイロットスプール61に追い付く
と、それら両スプール60.61の相対位置関係が図示
の状態に復帰し、両パイロット室47.48を閉じ、制
御スプールC8を当該位置に停止させる。
つまり、上記比例ソレノイド74に対する電流に応じて
、パイロットスプール61の移動量が決まるとともに、
その移動量に応じて、制御スプールC8の切換え量も決
まることになる。換言すれば、制御スプールの移動によ
る前記制御部の開度が、比例ソレノイド74への電流の
大きさによって設定されることになる。
なお、上記のように、制御スプールC5にともなってメ
インスプール60が移動すると、圧縮ばね73のばね力
が低下する。そのために比例ソレノイド74の電流との
バランスが崩れて、パイロットスプールに付加される左
方向への力が大きくなるが、圧縮ばね73より圧縮スプ
リング78のばね力を極端に大きく設定しているので、
パイロットスプールの上記移動は極端に少ないか、又は
ほとんど移動しない。
上記のように制御スプールC5が左方向に移動した状態
で、比例ソレノイド74の通電を遮断したり、その電流
を減じたりすると、圧縮スプリング7日のばね力と、比
例ソレノイド74の電流量とがバランスする位置まで、
パイロットスプール61が移動する。このようにパイロ
ットスプール61が移動すると、こん度は、一方のパイ
ロット室47が、連通路6B→第3環状溝64→パイロ
−/ )ボート87を経由してパイロットポンプPPに
接続され、他方のパイロット室48が、連通路85→第
1環状溝82→ばね室71→連通孔72→ドレン室44
→ドレンボート45を経由してタンクTに連通ずる。
したがって、制御スプールC8が右方向に移動するとと
もに、そのガイド棒50でメインスプール60を押し、
両スプール60.61の相対位置を図示の状態に維持す
る。
なお、前記切換弁Vを図示の右側位置に切換えると、ポ
ンプPからの吐出油が、通路79を介してシリンダSの
ロッド側室11に供給され、ボトム側室12の戻り油が
、前記制御部を経由してタンクTに戻る。したがって、
この場合には、当該制御部の開度に応じて、シリンダS
の作動速度が制御されるが、それは第1実施例と同様に
電気的に〃I御される。
また、切換弁Vを左側位置に切換えると、ポンプPの吐
出油は、制御スプールC5内のチェック弁を経由してシ
リンダSのボトム側室12に供給され、ロッド側室10
の戻り油がそのままタンクTに戻るフリーフローの状態
になる。
第4図に示した第3実施例は1本体15に制御スプール
C8を内装するとともに、この制御スプールC5内にパ
イロットスプール80を内装している。
そして、上記制御スプールC8は、スプリング81の作
用で、通常はスペーサ82に圧接する一方、パイロット
スプール80も、スプリング83の作用で、通常はスペ
ーサ82の内周段部84に圧接する構成にしている。し
かたって、電気アクチェータとしての比例ソレノイド8
5が、非励磁状態にあるとき、両スプールC5,80は
図示の位置を保持する。
上記図示の状態において、パイロットスプール80の中
空部86が制御スプールC8に形成の排出孔87及び本
体】5に形成のドレンボート88を経由してりンクTに
連通ずる。
また、制御スプールC8の両端に形成した圧力室89.
90は1本体15に形成の通路91及び92を介してパ
イロyトボンプPPに接続しているが、その通路91.
92の通路過程には、オリフィス93.84を設けてい
る。
しかして、上記図示の状態から比例ツレ/イド85を励
磁すると、そのブツシュロッド85でパイロットスプー
ル80を押し、両スプールC8と80とが相まって構成
する第1開閉部86を開く、第1開閉部9Gが開くので
、一方の圧力室88は、パイロットスプール86の中空
部86→排出孔87→ドレンボート88を経由してタン
クTに連通ずることになる。
上記のように一方の圧力室88がタンクTに連通ずると
、一方のオリフィス93前後に差圧が発生し、その差圧
が両圧力室89.90の差圧となるので、制御スプール
゛C5が図面左方向に移動する。
制御スプールC5が左方向に移動すると、切換弁Vに直
接接続した第1ポーHEIと、パイロットチェック弁9
7を介してシリンダSのボトム側室12に接続した第2
ポート17とが、制御スプールC8の制御部98を介し
て連通ずる。
上記の状態から比例ソレノイド85の電流を遮断したり
、゛あるいはその電流を減じたりすると、当該比例ソレ
ノイド85の押圧力と、スプリング83によるパイロッ
トスプール80の力とのバランスが崩れ、当該パイロッ
トスプール80が、上記スプリング83の作用で図面右
方向に移動する。
このようにパイロットスプール80が右方向に移動する
と、両スプールC8,80が相まって構成する第2開閉
部99を開くので、他方の圧力室90が、前記中空部8
8→排出孔87→ドレンボート88を経由してタンクT
に連通する。したがって、オリフィス94前後に差圧が
発生するとともに、この差圧が両圧力室89.90の圧
力差となり、当該制御スプールC8が図面右方向に移動
し、上記制御部98の開口面積を小さくするか、あるい
はそれを完全に閉じてしまう。
なお、ドレンポート88にオリフィス100を設けてい
るが、このオリフィス10Gは、いずれかの圧力室内の
圧力がタンク圧に急降下して、当該制御スプールC5が
急激に移動するのを防止するために設けたものである。
また、カウンターバランス弁としての機能及びその制御
方法は、前記第1実施例と同様である。
上記した各実施例は、当該油圧制御弁を、カウンターバ
ランス弁として用いる場合について説明したが、上記各
実施例におけるカウンターバラス弁を、クッションバル
ブとして使用することも可能である。
例えば、前記第3図に示した第2実施例では、第2ポー
ト57を、シリンダSのロンド側室lOのストローク端
付近に接続する一方、ボトム側室12を切換弁Vに直接
接続する。そして、シリンダSのピストンがストローク
端付近に達したときに、その位置を電気的に検出するリ
ミットスイッチ等を設けておく。
しかして、ポンプPの吐出油をボトム側室12に供給す
るときには、比例ソレノイド74を励磁して、第1ポー
ト58と第2ポート57との連通路を最大に開いた状態
に維持する。
そして、上記リミットスイッチが当該ピストンを位置を
検出したら、比例ソレノイド74の電流を減じると、そ
れにともなって制御スプールC5の制御部の開口が絞ら
れるので、当該ピストン速度を減速させる。
また、第5図は、クッションバルブの実施例であって、
その本体15には、第1〜4ポー) 101〜104を
形成するとともに、第1及び第2ボート101及び10
2は、通路105 、108を介して、切換弁Vに接続
し、第3及び第4ボート103及び104は通路107
 、108を介してロンド側室lOとボトム側室12と
に連通している。
そして、この本体15には、制御スプールC8を摺動自
在に内装するとともに、制御スプールC8にパイロット
スプール109を内装している。
また、上記制御スプールC5は、スプリング110の作
用で、通常はスペーサ111に圧接する一方、パイロッ
トスプール109も、スプリング112の作用で、電気
アクチェータとしての比例ンレノイド113のブツシュ
ロッド114に圧接し、この比例ソレノイド113が、
非動磁状態にあるとき、両スプールC5,109は図示
の位置を保持する。
上記図示の状態において、制御スプールC8の中空部1
15が、排出孔118及び本体15に形成のドレンポー
ト117を経由してタンクTに連通ずる。
また、制御スプールC3の両端に形成した圧力室118
 、119は、本体15に形成の通路120及び121
を介してシャトル弁SHの供給ポート122に接続して
いる。そして、上記通路120 、121の通路過程に
は、オリフィス123 、124を設けている。
しかして、上記図示の状態から比例ソレノイド113を
励磁すると、そのブツシュロッド114でパイロットス
プール108を押し、制御スプールC8に形成の第1通
孔125を開く、第1通孔125が開くので、一方の圧
力室118は、通孔125峠中空部115の中空部11
5−排出孔1164ドレンボート+17を経由してタン
クTに連通ずることになる。
上記の状態で、切換弁Vを図面左側位置に切換えると、
ポンプPの吐出油が通105→パイロット通路128→
シャトル弁SHのポート!27を経由して、当該シャト
ル弁の圧力室12Bに流入するとともに、その圧力がス
プール129の左端面に作用して、当該スプール129
を図面右方向に移動させる。スプール123が移動する
と、上記のようにポート127に導かれた作動油が、供
給ポート122を経由して、通路120及び121に導
かれる。
このとき、上記一方の圧力室118がタンクTに連通し
ているので、一方のオリフィス123前後に差圧が発生
するが、その差圧が両圧力室118 、119の差圧と
なるので、制御スプールC5が図面左方向に移動する。
そして、この制御スプールC5は、比例ソレノイド11
3の通電量に応じて、その移動量が決まるとともに、そ
の移動量に比例して、ffHrt制御部130と第2制
御部131との開度が決まることになる。
また、上記の状態から比例ソレノイド1!3への通電量
が減じると、パイロ7)スプール1Gi9が図    
 ′部名方向に移動し、第2通孔132を開口させる。
このように第2通孔132が開口すると、他方の圧力室
119が第2通孔132→中空部115→排出孔11B
を経由してタンクTに連通ずる。
したがって、オリフィス124前後に差圧が発生し、そ
の差圧によって、制御スプールC8が図面右方向に移動
し5両制御部130及び131の開口を絞る。
また、上記シリンダSには、そのピストンのストローク
位置を電気的に検出するリミットスイッチ等の位置検出
装置を設け、この装置によってピストンのストロークエ
ンド位置を検出したとき、比例ソレノイド113の通電
量を減少させるようにしている。
したがって、ピストンがストロークエンド付近に達する
と、比例ソレノイド113への通電量が自動的に減少さ
せ、上記制御部130 、131の開口を絞って、シリ
ンダを減速させる。
なお、この第5図に示した実施例では、ピストンのいず
れの方向に対してもクッション効果を発揮させるため、
第1制御部130及び第2制御部131を設けたが、シ
リンダの伸長作動時あるいは収縮作動時のいずれかにお
いてのみクッション効果を発揮させる場合には、通路1
0Bをシリンダに直接接続すればよい。
上記のように本発明の油圧制御弁をクッションバルブと
して使用した場合には、次のような効果が認められる。
すなわち、第7図に示す従来の装置は、シリンダSのス
トローク端部分に設けた小径室133にピストン134
側に設けたクッションリング135を突入させて、所期
のクッション効果を発揮させるようにしていた。
このようにした従来の装置によれば、クッションリング
135が小径室133に突入するクック、ン行程でのA
室の圧力は、リリーフ設定圧まで上昇する。それととも
に、B室の圧力は、 リリーフ設定圧XS+ / (Ss −52)+負荷圧
よる慣性圧力 まで上昇することになり、そのためにシリンダの耐圧強
度を十分確保する必要がある。
また、上記の装置では、そのストロークエンドでの衝撃
を小さくしようとすれば、クッションストロークが大き
くなるので、その有効ストロークを短くするか、シリン
ダを長くしなければならない。
しかし、この発明の油圧制御弁をクッションバルブとし
て使用すれば、そのクッション作用時の圧力は、当該シ
リンダの給排通路に絞り効果を与える構成になるので、
上記従来と比べてかなり低くなり、シリンダの耐圧強度
を特別に大きくする必要もない。
また1例えば、シリンダのロッド側にのみにクッション
作用をさせる構成にしても、クッション作用時のロッド
側の圧力は、 リリーフ設定圧XS’/(31−ロッド断面積)+負荷
による慣性圧力 となり、従来に比較してかなり低くなる。
さらに、このクッションバルブを採用することによって
、負荷あるいは油温等を電気的に検出し、その電気的変
化に対応して制御部の開度調整を行なうことが可能で、
従来装置のようにクッションストロークを大きくしたす
る必要がなく。
当該シリンダを実質的に小型にできる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第4図は、この発明をカウンターバランス
弁として用いた場合の実施例で、第1図は第1実施例の
回路図、第2図は当該バルブの断面図、第3図は第2実
施例の断面図、第4図は第3実施例の断面図、第5図は
クッションバルブとして用いた第4実施例の断面図、第
6図はカウンターバランス弁の従来の回路図、第7図は
クッション装置の従来の断面図である。 15・・・本体、C8・・・制御スプール、PS、61
.80.109・・・パイロットスプール、23.74
.85.113・・・比例ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  本体に制御スプールとパイロットスプールとを設け、
    これら制御スプールとパイロットスプールとでサーボ機
    構を構成する一方、比例ソレノイド等の電気アクチェー
    タの作用で、上記制御スプールが切換わり、その制御部
    の開度を調整する油圧制御弁。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939824A (ja) * 1972-08-24 1974-04-13
JPS59151012A (ja) * 1983-02-18 1984-08-29 Agency Of Ind Science & Technol 回転尺の装置定数の自己校正方法

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