JPS6180710A - 異方導電性構造体とその製造方法と装置 - Google Patents

異方導電性構造体とその製造方法と装置

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JPS6180710A
JPS6180710A JP59202067A JP20206784A JPS6180710A JP S6180710 A JPS6180710 A JP S6180710A JP 59202067 A JP59202067 A JP 59202067A JP 20206784 A JP20206784 A JP 20206784A JP S6180710 A JPS6180710 A JP S6180710A
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linear
conductor
anisotropically conductive
linear conductor
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JP59202067A
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稔 石田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、各種電子部品のコネクタ等として用いられる
異方導電性シー)1製造するのに用いられる異方導子性
構造体とその製造方法とその製造方法を実施するために
用いられる装置に関する。
〈従来の技術〉 厚み方向にのみ導電性を有し、その方向と交叉する方向
には電気的に絶縁されている薄いシートは異方導電性シ
ートと呼ばれ、電気回路素子相互を接続するコネクタと
してや電気機器ハウジングのガスケットとして優れた性
能を発揮する。
前記異方導電性シートの製造方法としてはカーボン、金
属繊維等の強磁性を有する導電体の微小接離をゴム等の
電気絶縁性物質の中に埋封してシート状物又はブロック
状物を形成し2、真後一定方向(シート状物の場合は厚
み方向うに磁界をかけることにより前記導電体を電気絶
縁性物質中に分散配向させて形成する方法と、金属繊維
等の線状導電体全ゴム等の電気絶縁性物質の厚み方向に
うめ込んで製造する方法とがある。
前者の方法によって作られた異方4電性シート、すなわ
ち微小繊維混入タイプの異方導電性シートは第4図に示
す如く、微小繊維11a+ tzat13a等が磁界の
方向に電気絶縁性物質5aの中に紀行されて、異方導電
性シー)40aが形成されている。その結果全ての導電
性を有する微小繊維がシート40aの上下表面に微小繊
維11mの如く連通している訳では無く、例えば13m
に示す如く一端のみ片側表面に達するもの、例えば12
1の如く絶縁性物質5aの中にあって両端がシート40
aのどちらの表面に達していないものが混在する。その
結果この種の異方導電性シートは厚さを増すと急激に導
電繊維密度が低下することになる。一般に異方導電性シ
ートは使用上弾性を有することが好ましく、そのために
電気絶縁性物質に弾性を有するものを用い且つシートを
厚くすることが要望されるがこの種タイプの異方導電性
シートでは前述の如く弾性を付与すれば単位面積尚りの
導電性が急激に低下する欠点を有する。
又この種タイプの異方導電性シートで大面積の異方導電
性シートを作るとすれば製造コストがきわめて高くつき
、せいぜい20c1n角程度しか作れずその結果異方導
電性シートの1つの用途である電気機器ハウジングのガ
スケット用としては有効に利用することができない。
そこで最近では異方4電性シートを作る方法として後者
の方法、すなわち線状導電体を用いる方法が着目されて
いる。
線状導電体を用いて異方導電性/−トを製造する方法と
しては特開昭48−91580号公報および特開昭54
−56681号公報に開示された方法が知られている。
前記2つの公報に開示された異方導電性シートの製造方
法の要旨は1つの面内において互いに平行に配向された
線状導電体を未硬化絶縁性物質のシート状物と交互に重
ね合せて加圧接合し、ついで未硬化絶縁性物質を硬化さ
せた後、得られた複合シート状物すなわち異方導電性構
造体を線状導電体の配向方向にほぼ直角な方向で順次切
断することである。これらの方法は前述の微小fR維混
入タイプの異方導電性シートの製造方法に比し大量生産
の可能な優れた方法であるが、絶縁性物質としてカレン
ダ成型法等によシ成形されたシート状物が用いられてい
るために1絶縁性物質のシートを線状導電体群に重ね合
すときに微小な空気塊を巻き込む傾向を有し、その結果
第5図に示す如く異方導電性構造体30bの中で線状導
電体10bと絶縁性物質5bとの間に空隙6bが発生す
る場合がある。したがってこの異方導電性構造体30b
i線状導電体10bの配向方向にほぼ直角な方向で切断
して異方導電性シートを製造した場合に、隣接する線状
導電体間に絶縁性物質の欠落部分が存在する事になる。
このような絶縁性物質の欠落部分が多数存在すれば絶縁
破壊を生じて異方導電性シートとしての本質的機能を損
うことになる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は所望の大きさと弾性を有し、且つ構成する線状
導電体間の間隙の全てが固体の絶縁性物質で充填されて
いる異方導電性シートを裁断によって作ることができる
異方導電性構造体と、その異方導電性構造体の製造方法
と、その製造方法を実施するために用いられる装置を提
供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者等は前述の問題点を解決すべく鋭意研究の結果
、線状導電体と絶縁性物質と重ね合すときに粘稠な液体
状態の絶縁性物質音用いることによシ前述の問題点を解
決し得ることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明の目的は固体の絶縁性物質と、該絶縁性
物質中に互いに平行に且つ立体的に配置されている複数
の線状導電体から成り、実質的に立方体又は長方体の形
状に形成されている異方導電性構造体であって、該異方
導電性構造体中において前記複数の線状導電体が所定の
間隔をあけて実質的に直線状に配置され、且つ複数の線
状導電体相互間の間隙の全てが前記固体の絶縁性物質に
よって充填されていることを特徴とする異方導電性構造
体によって達成される。
前記異方導電性構造体中に複数の線状導電体が曲率半径
30crR以上の直線性を有して配置されていると好ま
しい。もし曲率半径30α以下で複数の線状導電体が配
置されている異方導電性構造体であるとこの異方導電体
構造体を裁断して異方導電性シートを製造した場合に、
異方導電性シート中での線状導電体の湾曲が大きくて異
方導電性シートの両面における線状導電体の両端の対応
が不正確になるので好ましくない。なお線状導電体の直
線性を得るためKは前述の曲率半径は大きい程好ましい
。しかし前述のように30α以上あれば線状導電体は実
質的に直線状襲で配置されるので実用上支障はない。
本発明の異方導電性構造体およびそれ全裁断して作られ
る異方導電性シートに用いられる線状導電体としては、
例えば銅、アルミニウム、ステンレス等の金属細線、カ
ーピン繊維、グラファイト繊維、導電性高分子材料より
なる合成繊維1合成#J1.維の表面に金2銀、ニッケ
ル等の導電性物質を塗布あるいは鍍金したもの、あるい
は導電性付与剤としてカーピン繊維、り、金属粉末状物
質又はグラファイト等を配合してなる合成繊維等を用い
ることができる。
線状導電体の断面形状と太さには特に制限はなく用途に
応じて適正なものを選定すればよく、一応の目安として
は、円形の断面形状のものが多角形状のものに比べて、
表面積が少なく絶縁性物質との接着性を良くする上から
も好ましい。線状導電体の太さとしては直径3〜300
μmのものを用いることができるが、線状導電体の取扱
い性や最終製品としてコネクタに用いる場合の電気導通
密度を考慮すると直径3〜100μmのものを用いると
よシ好ましい。
次に線状導電体の通電レベルを体積抵抗率で示せば10
−40・α以下が好ましく、用途によってはさらに適切
な体積抵抗率を有する線状導電体を選定して用いればよ
い。
本発明の異方導電性構造体およびそれを裁断して作られ
る異方導電性シートに用いられる絶縁性物質としては、
例えばポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
 ABS樹脂、シリコン系樹脂等熱硬化性樹脂又は熱可
塑性樹脂の何れかを用いることができる。しかし電気的
特性や圧縮に対する機械的特性等を考慮してシリコン系
樹脂金用いるとより好ましい。
前記絶縁性物質中での線状導電体は規則正しい間隔で配
置されていることが好ましい。その間隔の大きさ、すな
わち充填密度は異方導電性構造体の最終用途に応じて、
隣接する線状導電体同志が接触しない範囲で適宜選択す
ればよい。−例として示せば直径30μmの線状導電体
を用いた場合に10〜500本/Waの範囲の充填密度
で用いることができ、異方導電性シートの弾力性等の機
械的特性を充分に確保するためには10〜200本/w
L2の範囲で用いればよい。
前記異方導電性構造体の製造方法についての発明は少く
とも1本の走行する線状導電体に、粘調な液体状態の絶
縁性物質をそれぞれ線状導電体が被覆されるように付与
するステップと;該絶縁性物質で被覆された少くとも1
本の線状導電体を加熱処理后あるいは加熱しながら層状
および/又は綾振形状に巻取って、少くとも60cMの
内径を有し、且つ前記巻取りの中心を通って線状導電体
の進行方向に垂直な面で見て実質的に正方形又は長方形
の断面形状を有する環状構造体を形成するかあるいは加
熱処理なしに前記環状構造体を形成後に加熱するかの何
れかの方法を含んで成る絶縁性物質が固化した状態の環
状構造体を製造するステップと、前記環状構造体を、該
環状構造体中の複数の線状導電体の配列方向と実質的に
垂直な複数な面に沿って分割切断して、実質的に立方体
又は長方体の複数の異方導電性構造体を形成するステ、
f t”含んで成ることを特徴とする。
絶縁性物質全粘調な液体状態で少くとも1本の線状導電
体に付与するので、異方導電性構造体での隣接する線状
導電体間の間隙の全てを絶縁性物質で充填することがで
きる。
本発明の製造方法中の環状構造体の製造を複数の線状導
電体を所定の間隔をあけて走行させながら絶縁性物質を
付与し、その後層状に巻取って行ってもよく、又1本又
は数本の線状導電体を走行させながら前記絶縁性物質を
付与し、その後所定の幅に綾振りさせながら巻取って行
ってもよい。
前記製造方法を実施する際に用いられる環状構造体の製
造装置としては複数の線状導電体を用いる場合と1本又
は分割して供給される数本の線状導電体を用いる場合と
に大別される。
前者の場合の環状構造体の製造装置の発明は複数の線状
導電体を走行させながら絶縁性物質で被覆して巻取る環
状構造体の製造装置であって;糸条導電体が巻付けられ
ている線状導電体が巻付けられている線状導電体パッケ
ージの複数本が載置されているクリールと、該クリール
上の前記複数本の線状導電体パッケージから引出された
複数本の線状導電体を実質的に等間隔且つ一平面上にシ
ート状に配列する糸条整列装置と、該糸条整列装置の下
流に配置されて前記シート状の複数の線状導電体に絶縁
性物質の被覆層を形成する装置と、該絶縁性物質被覆装
置内又はその下流に配置されて絶縁性物質で被覆された
シート状の複数の線状導電体を積層して巻取って前記環
状構造体を形成する巻取装置を含んで成ることを特徴と
する。
一方後者の場合の環状構造体の製造装置の発明は、1本
又は分割して供給される数本の線状導電体全走行させな
がら絶縁性物質で被覆し、該線状導電体を綾振りさせな
がら積層して巻取る環状構造体の製造装置でちって;前
記製造装置が線状導電体の走行方向に順次配置された糸
条導電体供給部と、絶縁性物質付与装置と、糸条導電体
上の絶縁性物質を固化する乾燥機と、巻取装置を含んで
成り、前記糸条導電体供給部が線状導電体が巻付けられ
ている線状導電体パッケージから線状導電体を引出して
後続の絶縁性物質付与装置に向けて変向する少くとも1
個の案内部材を含んで成り;前記絶縁性物質付与装置が
絶縁性物質を収容している槽と、その局面の少くとも上
方部分が前記槽内の絶縁性物質の液面より上方に露出す
るように槽内に実質的に水平且つ回転可能に載置されて
いる絶縁性物質付与ローラを含んで成り;前記巻取装置
が線状導電体巻取用デピンを着脱可能に保持する回転装
置と、該回転装置を駆動する駆動装置と、前記回転装置
の上流に配置されて水平面内で前記線状導電体の走行方
向に垂直に往復運動する綾振り装置を含んで成ることを
特徴とする。
以下添付図面を参照して本発明の各実施例を詳述する。
第1図に本発明の異方導電性構造体3oの斜視図を示す
。異方導電性構造体3oは実質的に長方体の形状を有し
、2と3で示す面は僅かに湾曲している。しかし2の面
の曲率半径は3ocM以上あるので2と3とは実質的に
平面である。複数の線状導電体10は前記曲2,3に沿
って平行して異方導電性構造体を貫通しておシ且り第1
図に示すように相互に規則正しく間隔をあけて配置され
ている。第1図に示した異方導電性構造体3oを線状導
電体101C沿って切断して示す第3図から明らかなよ
うに、本発明の異方導電性構造体3oでは線状導電体1
0の間の間隙は固体の絶縁性物質5によって充填されて
おシ、絶縁性物質5と線状導電体10との接触部分6に
空隙がない。
異方導電性構造体30は線状導電体10に直角方向に裁
断することによって第2A図に示す異方      !
導電性シート40が得られる。この異方導電性シート4
0は第2B図の断面図に示す如く複数の線状導電体11
.12が異方導電性シート40の厚さ方向に貫通して平
行配列されておシ且つ隣接する線状導電体11.12間
の間隙が全て絶縁性物質°5によって充填されている。
したがって異方導電性シート40に弾力性を与えるため
にシート40の厚さを厚くしても導電繊維密度が低下す
ることなく且つ隣接する線状導電体間の絶縁破壊が生ず
ることがない。
次に第6図を参照して異方導電性シート40の製造手段
全概略説明する。先ず少くとも1本の走行する線状導電
体に粘調な液体状態の絶縁性物質金それぞれの線状導電
体が被覆されるように付与し、必要な場合には加熱処理
を加えて層状および/又は綾振9させながら巻取って環
状構造体20f!:製造する。この場合に環状構造体2
0の内径は少くとも60mであることが好ましい。この
環状構造体20 f’a=第6図に示すように放射方向
に切断することによって異方導電性構造体30を得る。
さらに前述のように異方SVL性構造体30を裁断して
異方導電性シート40が得られる。なお第10〜第6図
、特に第6図に示す線状導電体10の大きさおよび数は
説明のため略示したものであシ、実際の大きさおよび数
を示すものではない。
次に第7図〜第15図全参照して前記譲状構造体20の
製造装置の実施例を説明する。第7図〜第14図は、シ
ート状に配列された複数の線状導電体10を用いる場合
の装置を示し、第15図は1本又は分割して供給される
教本の線状導電体10を用いる場合の装置を示す。
本発明の環状構造体製造装置は!−,条整列装置50と
絶縁性物質被覆装置6oと巻取装置80を含んで成る。
第7図に示した環状構造体製造装置の一実施例において
は、前記光条整列装置5oは線状導電体lOが巻付けら
れている線状導電体パッケージ(図示せず)のy、数本
が載置されているクリール51と、クリール51から引
出された複数本の線状導電体を一平面内に向きを変える
ために面幅全域にわたって配置され、テンン言ンバーと
しても作用するυ状溝電体案内具52と、案内具52の
下流に配置されて複数本の線状導電体を所定の間隔に整
列させてシート状線状導電体18を形成させるための筬
53を含んで成る。
第7図に示した環状構造体製造装置の一実施例において
は、前記絶縁性物質被覆装置60は前記シート状線状導
電体18の走行面に近接して配置されたTダイ62を具
備してシート状線状導電体18に粘調な液体状態の絶縁
性物質を付与する押出機61と、押出機61の下流に配
置されてシート状線状導電体18上の絶縁性物質を半硬
化する乾燥機64を含んで成る。前記乾燥機64として
は熱風乾燥機、赤外線乾燥機等を用いることができる。
前記巻取装置80は、巻取用ボビン81を着脱可能に保
持する回転装置(図示せず)とその回転装置を駆動する
駆動装置を含んで成る。前記巻取用ボビン81が第8図
に例示するように両側にフランツ83.84を有するボ
ビンであると被覆後のシート状線状導電体78を規則正
しく巻取って端面の綺麗な環状構造体2(EC形成する
のに役立つ口その際片方のフランジ84を取外し可能に
形成し且つビビ/81の巻取部82の外径を少くとも6
0αにすることが好ましい。
前記駆動装置に積層巻取中の環状構造体2oの外径変化
に関係なくシート状線状構造体78の走行を一定速度に
保つように、前記回転装置の回転速度を調節する変速機
構(図示せず)が設けられていると好ましい。
前述のように被覆後のシート状線状導電体78は半硬化
の状態で積層されて環状構造体20が形成される。環状
構造体20は前記ボビンが取外された後、必要あれば、
加熱しながら約−昼夜放置することにより、その間に絶
縁性物質5が完全に硬化される。半硬化の状態で積層さ
れ走上で完全硬化されるので絶縁性物質の各層間は完全
に接合されることになる。
第9図に絶縁性物質被覆装置60の他の実施例を示す。
この実施例においてTダイ62の上流部分から乾燥機6
4にかけてシート状線状導電体18.78の下方にエン
ドレスベルト65が配置されている。エンドレスベルト
65が粘調な液体状態の絶縁性物質63のシート状線状
構造体78からの垂下を防ぐので、絶縁性物質5の付与
をよ少完全に行うことができることになる。エンド中レ
スベルト65は絶縁性物質5が付着しにくいものであれ
ばどのようなものを用いてもよく、例えば表面フィルム
状のものあるいはネット状のものでもよい。
第10図に絶縁性物質被覆装置60のさらに他の実施例
を示す。この実施例においては、断面がコの字形状の溝
67を有する絶縁性物質受台66が押出機61のTダイ
62の下方に設けられ、さらにTダイ62の下流にドク
タナイフ68が設けられている点が第7図および第9図
に示した実施例と異る。前記受台66とドクタナイフ6
8ff:拡大して模式的に示す第11図から判るように
、シート状線状導電体18は溝67の底面に沿って走行
し、その上にTダイ62 (i11図では図示せず)か
ら粘調な液体状態の絶縁性物質5が付与され、余分な絶
縁性物質5はドクタナイフ68によって除かれる。した
がって絶縁性物質5は受台66の溝67とドクタナイフ
68とによって輪郭が定められた長方形の形状となり、
その中心付近に複数の線状導電体10が配置されること
になる。
又ド2クタナイフ68でこするように余分な絶縁性物質
5を除去するので複数の線状導電体10の間隙を完全に
絶縁性物質5で充填することになる。
なお溝の深さhは用いられる線状導電体の直径の少くと
も2倍であることが好ましい。
第12図に示す実施例では第10図の絶縁性物質受台6
6を外周面に同様な溝67を有する回転ローラ69に形
成した点が第1σ図と異る。第10図と第12図に示し
た実施例の絶縁性物質被覆装置は粘度の高い絶縁性物質
を均一に7一ト状線状導電体に付与するのに役立つ。
第13図に示した環状構造体の製造装置は巻取装置80
が押出機61のTダイ62の下方近傍に配置されて、絶
縁性物質5が付与された直後のシート状線状導電体が巻
取られる構造になっている。
さらにこの実施例の装置では巻取装置80自体が乾燥機
64の中に配置されて暮取られながら乾燥する構造であ
り、巻取られた直後の外周面に近い絶縁性物質は熱を受
けて速やかに半硬化し、其後多層の被ei後のシート状
線状4電 の熱を受けながら硬化が進むことになる。
第14図に示した実施例では絶縁性物質全ディッピング
法で付与する点が前述の各実施例と異る。
すなわち7一ト状線状導電体18はディッピングローラ
71の下側全通過することによって絶縁性物質の4v7
0内にRffiされその後1対の絞ジローラフ2によっ
て絞られ、真後乾燥機64に通されることになる。この
実施例の装置は粘度の低い絶縁性物質を付与するのに適
している。
第15図に1本又は分割して供給される数本の線状導電
体を用いて環状構造体を製造する装置の一例を示す。こ
の装置では線状導電体パッケージ53から引出された線
状導電体10はガイドワイヤ56、力゛イドロ,1−5
7’に経て水平方向に向きを変えられ、後続の絶縁性物
質槽70に少くともその周面の一部が絶縁性物質の液面
より上方に露出するように回転可能に配置されている絶
縁性物質付与ロー274の上表面に接触して進行する。
乾燥機64を通過した後の被覆後のシート状線状導電体
78は綾振シ装置86によって第15図で紙面に垂直方
向に所定の幅に振られることによシ所定の厚さを有する
環状構造体に巻取られる。
前述の各実施例に示した如く本発明の環状構造体は当初
のシート状線状導電体の幅を適切に選定したシ又は綾振
υの幅を変えることによIJ状構遺体の厚さD(第6図
参照)を任意に選定することができる。織布工程におけ
る整経技術からすれば2〜3?1%迄の厚さDは容易に
得ることができる。
一方環状部の幅t(第6図)も巻取回数を変更すること
によシ任意に選定することができる。又環状構造体の内
径Rも織布工程の部分整経機からすれば2筋程度迄する
ことは容易に可能である。かくして本発明の環状構造体
を用いれば所望に応じた大きさを有する異方導電性シー
トを得ることができる。
〈実施例〉 ヶにゆえ,。ア,,□□。オ。40カ4カ   !をそ
の製造手段と共に説明する。
O環状構造体の製造 30μφのステンレス糸条が巻取られているツク。
名−ジ1000本をクリールにかけてIWV/mimの
速度で引出し、1嶋間に10本の間隔を有する前液に通
して幅10mのシート状線状導電体を形成する。このシ
ート状線状導電体を第10図に示した装置にかけて絶縁
性物質を付与する。この時に溝の幅は12cn1、溝の
深さ100μであシ、絶縁性物質として来光シリコンT
SE322(粘度1200ポイズ)を使用する。押出機
の押出量は13.89c c/m l nに設定し約2
0%分の余分の7リコン樹脂を除去し、結局1 1.1
 6 ac/minに相当するシリコン樹脂をシート線
状導電体に付与する。
次に長さ50σの乾燥機に80℃下で通しく通過時間3
01I@c)、直径2mのフランジ付きゴピンに100
0回巻取り環状構造体を形成する。この時の環状構造体
の環状部の幅(第8図のt)は約10cmである。この
環状構造体を1昼夜放置することによυ絶縁性物質を完
全に硬化させる。
0異方導電性構造体の製造 前記環状構造体を放射方向に125等分し、実質的に長
方体の異方導電性構造体(10cMX10α×5α)を
得る。
O異方導電性シートの製造 前記異方導電性構造体を線状導電体に直角方向に1wn
の厚さにスライスして5cm×10cn1の異方導電性
シートを得る。なお電子部品のコネクタとして使用する
場合には必要に応じてさらに小さく、例えば1α 、2
筋に分割して使用する。
0異方導電性シートの性能 前述のようにして得られた異方導電性シートはl瓢2の
中に100本の線状導電体が整然と配列されておシ、シ
ートの厚み方向の電気抵抗は10−6Ω・αであシ、こ
れに対してシートの表面に平行な方向の電気抵抗は10
 Ω・鋸であシ、さらに弾性に富む優れた異方導電性シ
ートでちった。
〈発明の効果〉 本発明の異方導電性構造体は前述のように構成されてい
るので、この異方導電性構造体全裁断することにより所
望の大きさと弾性を有し、且つ線状導電体が相互に確実
に絶縁性物質によって分離されながら貫通していること
によりもたらされる優れた異方導電性を有する異方導電
性シートを得ることができる。
又本発明による環状構造体の製造装置は祠造的に簡単で
あり、安定した品質を有する環状構造体ひいては異方導
電性構造体を大量且つ安価に製造することができる。又
製造装置の諸元を変更することによ勺従来得ることので
きない大きさの異方導電性シート製造用の環状構造体を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の異方導電性構造体の一例を示す斜視図
であり、第2A図は第1図に示した異方導電性構造体を
裁断して作られた異方導電性シートを示す斜視図であり
、第2B図は第2A図に示した異方導電性シートの線状
導電体に平行方向の断面図であシ、第3図は第1図に示
した異方導電性構造体の線状導電体に平行方向の断面図
であり、第4図は従来公知の微小繊維混入タイプの異方
導電性シートの線状導電体に平行方向の断面図でおり、
第5図は線状導電体を用いて従来公知の絶縁性フィルム
積層法によって作られた異方導電性構造体の線状導電体
に平行方向の断面図であり、第6図は環状構造体から異
方導電性構造体、さらに異方導電性シートを製造する関
連を模式的に示す斜視図であり、第7図は本発明の環状
構造体製造装置の一実施例を示す略示斜視図でちゃ、第
8図は第7図の装置で用いられるフジン・ゾ付きデビ/
の縦断面図でちシ;第9図、第10図および第12図〜
第15図は環状構造体製造装置の他の実施例をそれぞれ
示す略示正面図であり、第9図はエンドレスベルトを使
用したもの、第10図は絶縁性物質を付与するための溝
とドクタナイフを使用したもの、第12図は第10図に
示した溝を回転シリンダの外周面に設けたもの、第13
図は乾燥機の中に巻取装置を設けたもの、第14図はデ
ィッピングローラを用いたもう、第15図は1本又は数
本の線状導電体用のもので綾振シ装置を有するものであ
り;第11図は第9図の装置に用いられる絶縁性物質受
台とドクタナイフを拡大して示す斜視図である。 5・・・絶縁性物質、10・・・線状導電体、18・・
・シート状線状導電体、20・・・環状もq遺体、30
・・・異方導電性構造体、40・・・異方4電性シート
、50・・・糸条整列装置、51・・・クリール、52
・・・テン7ヨンパー、53・・・筬、60・・・絶縁
性物質被覆装置、61・・・押出機、62・・・Tダイ
、64・・・乾燥機、67・・・溝、68・・・ドクタ
ナイフ、78・・・被覆後の7一ト状導電体シート、8
0・・・巻取装置、81−・・・巻取?ピン、86・・
・綾振り装置。 第1図 第2A図 第8図 第9図 第101図 第12図 第13図 第14図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固体の絶縁性物質と、該絶縁性物質中に互いに平行
    に且つ立体的に配置されている複数の線状導電体から成
    り、実質的に立方体又は長方体の形状に形成されている
    異方導電性構造体であって、該異方導電性構造体中にお
    いて前記複数の線状導電体が所定の間隔をあけて実質的
    に直線状に配置され、且つ複数の線状導電体相互間の間
    隙の全てが前記固体の絶縁性物質によって充填されてい
    ることを特徴とする異方導電性構造体。 2、前記異方導電性構造体中に複数の線状導電体が曲率
    半径30cm以上の直線性を有して配置されている特許
    請求の範囲第1項記載の異方導電性構造体。 3、少くとも1本の走行する線状導電体に、粘調な液体
    状態の絶縁性物質をそれぞれの線状導電体が被覆される
    ように付与するステップと;該絶縁性物質で被覆された
    少くとも1本の線状導電体を加熱処理后あるいは加熱し
    ながら層状および/又は綾振り状に巻取って、少くとも
    60cmの内径を有し、且つ前記巻取りの中心を通って
    線状導電体の進行方向に垂直な面で見て実質的に正方形
    又は長方形の断面形状を有する環状構造体を形成するか
    あるいは加熱処理なしに前記環状構造体を形成後に加熱
    するかの何れかの方法を含んで成る絶縁性物質が固化し
    た状態の環状構造体を製造するステップと;前記環状構
    造体を、該環状構造体中の複数の線状導電体の配列方向
    と実質的に垂直な複数な面に沿って分割切断して、実質
    的に立方体又は長方体の複数の異方導電性構造体を形成
    するステップとを含んで成ることを特徴とする異方導電
    性構造体の製造方法。 4、複数の線状導電体を走行させながら絶縁性物質で被
    覆して巻取る環状構造体の製造装置であって; 線状導電体が巻付けられている線状導電体パッケージの
    複数本が載置されているクリールを含み且つ該クリール
    上の前記複数本の線状導電体パッケージから引出された
    複数本の線状導電体を実質的に等間隔且つ一平面上にシ
    ート状に配列する糸条整列装置と、該糸条整列装置の下
    流に配置されて前記シート状の複数の線状導電体に絶縁
    性物質の被覆層を形成する装置と、該絶縁性物質被覆装
    置内又はその下流に配置されて絶縁性物質で被覆された
    シート状の複数の線状導電体を積層して巻取って前記環
    状構造体を形成する巻取装置を含んで成ることを特徴と
    する環状構造体製造装置。 5、1本又は分割して供給される数本の線状導電体を走
    行させながら絶縁性物質で被覆し、該線状導電体を綾振
    りさせながら積層して巻取る環状構造体の製造装置であ
    って; 前記製造装置が線状導電体の走行方向に順次配置された
    糸条導電体供給部と、絶縁性物質付与装置と、糸条導電
    体上の絶縁性物質を固化する乾燥機と、巻取装置を含ん
    で成り; 前記糸条導電体供給部が線状導電体が巻付けられている
    線状導電体パッケージから線状導電体を引出して後続の
    絶縁性物質付与装置に向けて変向する少くとも1個の案
    内部材を含んで成り;前記絶縁性物質付与装置が絶縁性
    物質を収容している槽と、その周面の少くとも上方部分
    が前記槽内の絶縁性物質の液面より上方に露出するよう
    に槽内に実質的に水平且つ回転可能に載置されている絶
    縁性物質付与ローラを含んで成り; 前記巻取装置が線状導電体巻取用ボビンを着脱可能に保
    持する回転装置と、該回転装置を駆動する駆動装置と、
    前記回転装置の上流に配置されて水平面内で前記線状導
    電体の走行方向に垂直に往復運動する綾振り装置を含ん
    で成ることを特徴とする環状構造体製造装置。
JP59202067A 1984-09-28 1984-09-28 異方導電性構造体とその製造方法と装置 Pending JPS6180710A (ja)

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