JPS6179858A

JPS6179858A - 電磁式燃料噴射弁の構造

Info

Publication number: JPS6179858A
Application number: JP19958784A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Soma; 正浩相馬; Takeshi Atago; 阿田子　武士
Original assignee: Hitachi Automotive Engineering Co Ltd; Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Priority date: 1984-09-26
Filing date: 1984-09-26
Publication date: 1986-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、燃料を還流させる形式の電磁式燃料噴射弁に
係り、特に従来の還流させない方式の噴射弁に対して、
形状変更が少なく、シかも、信頼性の高い噴射弁を得る
ための構造に関する。

〔発明の背景〕

従来、噴射弁は持分５６−１１０７１や特開５１−８３
９３０に示されているように燃料は細流式であり、噴射
弁の固定鉄心の内を通過した燃料はノズル部のノズル座
とシート座の間を通って噴射される構造となっている。

この構造の噴射弁においては内部の通路が行き止まりで
あるため、多量の燃料が噴射弁の中に溜ることになる。

しかも、磁気回路を構成するコイル部に電流が引加され
ることにより、内部の燃料が加熱されるため気泡が発生
することになるが、構造上気泡も充分に抜は切らないた
め。

耐熱性を確保することができない欠点があった。

そこで、燃料を循環させる構造の検討がなされ。

特開５７−１７１０７３に見られる様なリターン通路を
有した噴射弁が出現した。しかし、燃料の流入口と流出
口とを独立して並列に設ける場合、この部分を含めた形
状が大きくなることは否めなく、従来の形状の噴射弁が
取付いていたスペースに代替として直接取付けることは
不可能である。

〔発明の目的〕

本発明は以上の噴射弁の欠点に峻みて従来の取付はスペ
ースに取付けられる循環形噴射弁を提供するものである
。

〔発明の実施例〕

以下、一般的な噴射弁と本発明の実施例とを対比させな
がら本発明を説明する。

第４図は従来方式のトップフィード形の構造図であり、
噴射弁の動作を説明する。噴射弁は電気的な０Ｎ−ＯＦ
Ｆ信号により、バルブシートの開閉を行なうことで燃料
の噴射を行なうものであり、電気信号はコイル４にパル
スとして与えられる。

コイル４に電流が流されると固定鉄心であるコア２、外
側磁気回路としてのヨーク６および可動鉄心であるプラ
ンジャ７で磁気回路が形成され、プランジャ７が図にお
いて右側に吸引される。プランジャ７はノズル９の内部
での摺動ガイドを兼ねたロッド１０により、ボール１１
と連結されておす、ブランジャワが右方に移動すること
でボール１１も移動して、ノズル９の座から離れ開弁す
る。

燃料は燃料ポンプや燃圧レギュレータにより加圧調整さ
れ、噴射弁の燃料流入パイプ１３から、フィルタ１を経
て噴射弁に流入し、コア２内に設けたスプリングアジャ
スタ３の中を通り、更に、スプリング５、プランジャ７
内、ノズル９とロッド１０の隙間を経て、オリフィス１
２からエンジンに噴射、供給される。したがって、従来
例の欠点として前述した様に、噴射弁内に流入した燃料
は一方通行でノズル９側から吐出されるのみであるため
、噴射弁内で発生した気泡はノズルから吐出されるしか
方法がなく、噴射弁の計量精度を著しく悪化させる原因
となる。

第５図は以上の従来の欠点を補うための他の実施例を示
したもので燃料のリターン通路を設けたものであり、Ａ
から流入した燃料は第４図で説明したものと同一の方法
で吐出されるが、それに加えて燃料はコア１０２とプラ
ンジャ１０７の間に設けられた燃料通路（１）１１８を
経て、コイル１０４と外側磁気回路１０６との間の燃料
通路（２）１１９を通って、リターン通路１２０から流
出する。この通路の効果により、噴射弁の温度および燃
料の温度を１０〜２０℃低下できることは実験により確
認ずみであるが、噴射弁の軸心に対してリターン通路１
２０が偏心しているため。

噴射弁内の気泡抜きの効果に問題が残る。即ち、第２図
でＣ側を上側にした場合と下側にした場合では軸心に対
して気泡抜きの位置が異なるため。

噴射弁の取付けに方向性があり、実エンジンに取付ける
際に制約があるため実用的ではない、また。

細長い偏心した穴が必要となるため、加工性も良くない
。

第１図は第４図、第５図の欠点を補う噴射弁の構造であ
り、特に本発明は燃料流入通路３０１と燃料流出通路３
０２、プランジャ３０３を含む弁体を弁座３０４に押圧
し、コイル３０５の励磁が終った際に弁体を弁座３０４
位置に押し戻すためのスプリング３０６の力を調整する
アジャスタ３０７内に設けた形式のものにおける。噴射
弁の外部からの燃料の流入、外部への流出を行う部材（
以下ツユエルコネクタ３０８）に関するものである。ツ
ユエルコネクタ３０８は、アジャスタ３０７を挿入する
ように、しかも、燃料流出通路３０２の一端を盲として
、流入してきた燃料が直接流出しないように構成され、
また、第２図にも示すように外周に溝３０９を持ち燃料
流出通路３０２からの燃料を噴射弁の外へ出すようにな
っている。また、燃料ポンプから圧送された燃料を噴射
弁へ供給するデリバリパイプ３１０の燃料供給側３１１
へ挿入され、燃料リターン側３１２へ直接戻らない構造
となっている６フユエルコネクタ３０８のデリバリパイ
プ３ユＯ側にはフィルタ３１３も圧入されている、さら
に、ツユエルコネクタ３０８は１合成樹脂の成形品であ
り、コア３１４に圧入されている。

燃料は燃料ポンプより圧送されデリバリパイプ３１０の
燃料流入側３１１より入り、ツユエルコネクタ３０８の
内部を通り、アジャスタ３０７の燃料流入通路３０１．
スプリング座３１５内を通つてノズルに至る。一方、還
流の燃料は、燃料通路内（１）３１６、（２）３１７．
（３）３１８．（４）３１９を通り、コア３１４に開け
られた穴３２０から燃料流出通路３０２へ入る。燃料流
出通路３０２はツユエルコネクタ３０８によって盲とな
っているため穴３２１よりツユエルコネクタ３０８の外
周に設けられた溝３０９を通ってデリバリパイプ３１０
の燃料リターン側３１２へ流出する。

〔発明の効果〕

ツユエルコネクタ３０８は、燃料の流入、流出を１つの
部材で可能とし、噴射弁側の構造変更も最小で済ますこ
とが可能である。また、内部にフィルタ３１３も納める
ことができ噴射弁、デリバリパイプ、？ａｉｉ方を含め
た高さを低くしている。デリバリパイプと噴射弁の直接
の接触もこの部材で避けられるため、運転中の異音や、
接触部での摩耗もない、アジャスタ３０７は、コア３１
４の穴３２０の位置によって方向性を有するが、ツユエ
ルコネクタ３０８の内に挿入され一部が盲になる構造で
あるため、ツユエルコネクタ３０８の方向を決めること
で方向を決定できる利点があり、さらにツユエルコネク
タ３０８がコア３１４に圧入されるため、アジャスタ調
整時に回転して、アジャスタカシメ時゛に不具合を発生
することはない。

さらに、この部材は１合成樹脂で成形するため、加工上
の問題もなく、安価である。

ツユエルコネクタは、第３図に示すように、燃料流出通
路３０２を盲にする部材３２２を別体に設け、アジャス
タ３０７をツユエルコネクタ３０８に圧入する形式にし
ても同じ効果が得られる。

以上により、形状変更が少く、信頼性の高い循環式の噴
射弁を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の例を示す噴射弁の説明図、第２図は本
発明の要点であるツユエルコネクタの構造図、第３図は
その変形例を示す回、第４図は燃料が還流しない形式の
燃料噴射弁の構造図、第５図は燃料が還流し、流入、流
出の通路が偏心している噴射弁の構造図である。１・・・フィルタ、２・・・コア、３・・・スプリング
アジャスタ、４・・・コイル、６・・・ヨーク、７・・
・プランジャ。９・・・ノズル、１０・・・ロッド、１１・・・ボール
−１２・・・オリフィス、１３・・・燃料流入パイプ、
３０１・・・燃料流入通路、３０３・・・燃料流出通路
、３０４・・・弁座、３０５・・・コイル、３０６・・
・スプリング、３０７・・・アジャスタ、３０８・・・
ツユエルコネクタ、３０９・・・溝、３１０・・・デリ
バリパイプ、３１１・・・同燃料供給側、３１２・・・
同燃料リターン側、３１３・・・フィルタ、３１５・・
・スプリング座、３１６゜３１７．３１８，３１９・・
・燃料通路（１）、（２）。１１：２の第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１．励磁コイルを取り囲む磁性体のヨーク、その励磁コ
イルの中心にあり、一端がヨークと接触したコアと、ヨ
ークおよびコアの軸方向に往復運動するプランジヤで磁
気回路を構成し、上記磁気回路内部に燃料の流入通路と
流出通路とを有し、励磁コイルを励磁することで、プラ
ンジヤが吸引され、プランジヤと反対側に設けられた弁
と弁座のシート関係を打ち破ることで燃料を噴射する構
造を有する電磁式燃料噴射弁において、その一部がコア
内に挿入され、さらに、その内部に、プランジヤを含む
弁体を弁座に押圧し、コイルの励磁が終つた際に弁体を
弁座位置に押し戻すためのスプリングの力を調整するア
ジヤスタを挿入する部材で燃料入口と出口を構成するこ
とを特徴とした電磁式燃料噴射弁の構造。
２．特許請求の範囲第１項において、上記部材内に挿入
したアジヤスタの燃料流出側を盲として上記部材中心部
を燃料入口とし、上記部材外周に溝を設け、コアとの間
にできた通路を燃料出口としたことを特徴とした電磁式
燃料噴射弁の構造。
３．特許請求の範囲第１項において、上記部材を合成樹
脂で成形したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁の構造
。
４．特許請求の範囲第１項において、上記部材のアジヤ
スタが挿入された反対側を燃料ポンプから圧送された燃
料を噴射弁へ供給するデリバリパイプの燃料供給側の内
部へ挿入したことを特徴とした電磁式燃料噴射弁の構造
。
５．特許請求の範囲第１項において、上記部材内部の燃
料入口側にフイルタを合わせもつ構造を特徴とした電磁
式燃料噴射弁の構造。
６．特許請求の範囲第１項において、上記部材をコアに
圧入したことを特徴とした電磁式燃料噴射弁の構造。