JPS6178461A - 塗布方法及び塗布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は写真材料の製造に用いられる塗布装置及び方法
に関し、更に具体的には所謂スライドビード塗布装置及
び方法に関する。

（従来技術） 写真材料は一般にノ・ロゲン化嫁粒子を懸濁し及ひ／ま
たは写真特性、生産性を匿える添加剤を含有した親水性
コロイド（例えばゼラチン）を、ポリエチレンテレフタ
レート或はバライタ紙の如き可撓性の長尺ウェブに連続
的に塗設、乾燥して製造される。

写真材料を＃成する写真層をウェブにｍ設する方法とし
て初期的にはディップ法、ダブルロール法、エアドクタ
法等が用いられ、多ノー同時高速塗布の要請の下にカー
テン塗布法及びスライドビード塗布法等が開発され、現
在スライドビード塗布法が主流を占めるに到っている。

前記スライドビード塗布法については、米国特許２，６
８１，２９４−ｑ、同２，７６１，４１９号、同２，７
６１，７９１号及び英国特許８３７，０９５号に開示さ
れている。

スライドビード塗布法は前記特許に記載の如く、１液以
上の塗布液ｆＣ塗布欣流延供給器（スライドホッパー）
に設けられたスリットから連続した幅広リボ／として押
出し、塗布ａｍｔ延面（スライド面）のＮ４１　’）　
７グ都）に近接して走行するウェブ面に前記塗布液の単
層もしくに頂層リボンを差渡してビードを形成し、塗布
液の流延速贋と該リボンをビードより持去るウェブの走
行速度とを整合させてウェブ上に単ノーもしくは積層の
塗膜を塗設するものである。尚一般に走行するウェブは
リップ部に近接して設けられた塗布ローラに張架される
。

従ってこの様Ｋ１１ｌ成されたスライドビード塗布法で
は塗布液供給量とウェブの走行速［（１１！布速度）と
は完全に整合していることが必須条件でおるが、更にウ
ェブとリツ部間に差渡された塗布液リボンの作るビード
の形状安定性は塗膜の均一性乾燥仕上りに大きな影響を
及ぼす。

例えばウェブの走行方向に関してビードの追従、遅退即
ちウェブの縦方向にビードの振動が起れば単純には横縞
（肋状むら）、塗布切れの発生、更に該振動でビード位
置にろる塗布液層間に混交が生ずれば斑点むら、縦筋む
らを生じる。

これらの不都合はビード自身にビード形状安定化に対す
る積極的な自己復元力がない限ｐ避けることはできない
。

米国時計２，６８１，２９４号では減圧室を付設してビ
ードをウェブの走行方向とは逆方向に凍土によって吸引
しビードの安定化を図った。

しかし減圧室のエアシール板を走行するウェブに対して
安全に非接触に保ちしかも充分な減圧度をうる丸めの７
一ル間ｌ！Ｊを保守するには絶えず深甚なＩ！１：意が
必要であり、工程上の問題点となっている。

更にこの種の塗布方法において、塗布液をウェブに塗布
し始めるときには、塗布液が走行しているウェブに接触
しても直ちに塗布液はウェブに塗布されず、若干の誘導
区間を経た後に・塗布される。

しかも塗布液がウェブに塗布され始めるところで、塗膜
は他の部分に比し厚塗りになる。この厚塗りの部分は、
全体から見ればほんの一部分でろるにもかかわらず、転
線工程を長くする必要がある。

またこの厚塗りの部分の乾燥が不十分であると、乾燥工
程後の反転ローラ等に未乾燥塗膜の一部が付層して工程
を汚染したり、その鏝の塗膜面を乱すこととなる。

前記の問題に対し各種の面から横付が行われており、例
えば米国特許３，２２０，８７７号にはスライドビード
を用いる塗布態様に於て、リップ部からウェブにビード
を差渡すに先立って、減圧室の減圧度を高めることによ
って塗布開始時の厚膜を解消する方法が開示されている
。しかし減圧度全藁めた時や通な減圧度に復帰する際、
ビード部に暫時不安定ざ分招き塗布筋が発生し易くなり
、符に高速及び／または薄膜塗布の場合不安定さが増大
し、必しも満足すべき結果を与えない。

更に例えば特公昭５７−３６０２５号に示されたように
、蒸気スプレー等によりウェブの塗れ注を改良してすみ
やかに塗布されるようにしたものがある。しかし、この
方法は蒸気量の調整が不可欠であ＃）微調整に深甚な注
意が必要でろる。すなわち蒸気量が少いと効果がなく多
すぎると未乾燥部分が逆に生じることになる。また、特
開昭５０−９２３２８号に示されるように、ウェブの塗
布開始すべき部分を粗面化して塗布し易くしたものがあ
るが、このものは粗面化するのに前工程設備等、工数を
安する。

一方に於いて商運薄膜頒布の要請は益々頬く、これに伴
い品！Ｘ偵偶の恐れの少いまた厚膜に隊るロスの少い且
つ操作が（資）易で１８穎性の＾い頭布乾燥装置が安望
さＩしている。

（発明が解決しようとする問題点） 減圧室を備えたスライドビード塗布装置Ｉ［を用いる塗
布方法に於てウェブの塗布開始部分に発生する厚膜部分
が製品収率の低下を招いていることは１つの問題でめり
、史に製品化ロスとして廃棄されるＬＩＥ、ｍ部分のた
めに本来投入すべきでない乾燥負荷が強要ざ１ｔている
ことはコストに対する大きな問題点でめる。

また塗膜の均一性、乾燥仕上りに大きな影響をもつビー
ト形状は塗布初期に於て減圧度の調整、璽布ノーラに張
架されたウェブ表面と減圧室エア／−ル、改との高精度
の間隙調整で安定化されるかでの操作は慎厘を安する困
離な作画であって信頼性の高いしかも間易な操作で且つ
早勘安定化の可能な重石装置が必要である。

（問題を解決するための手段） スライドビード塗布に於てスライド面の塗布液リボンの
流延状況をみると、ウェブとの間にビードを形成する前
にはリップ部に於て塗布？ｌＥ　ＩＪボンはリップ部に
沿った１本の盛り上った液溜シの程度は液物性、流量に
よって多少の差はめるが、この液溜υが塗布開始部分に
於る厚膜部分に主として対応していることを突止めるこ
とができた。

このｒＬ溜りによる厚膜対処法としては、塗布後よりも
明かに塗布前に処理することが有利で６！：ｌ。

その処理態様として該液溜りはビード形成前に空気流を
吹付けて効率よく削ぎ取る÷こと示できる）ことを見出
し、且つそれに伴う塗布装置の改変は若干程度に止めら
れることを知った。

また塗布品買に大きな影響をもっビードの安定性は塗布
ローラに張架されたウェブ面との間に設定するエアゾー
ル間隙及びその精度にか＼っており、間隙が広すざると
流入空気が多く減圧基円の空気流に乱れが起り、減圧室
の中子方向に、その間隙の精度が悪ければ室内壁気流の
偏りを生じてビードを不安定にする。

このように塗布品′ｊｉｔを向上させるに必要な減圧諸
元の梢密な調整には前記塗布装置の改変を行うことによ
り好都合な形態金与えることかでさる。

即ちウェブを張架する研石ローラ叫と塗布液をリボン状
に供給するスライドホッパー側とヲ嵌装場せることによ
って塗布機ｎ目を構成し、塗布ロー２に張架さ几たウェ
ブ面とスライドホッパーのリップとの間にビード、を形
成し塗布液を塗布する嵌装型減圧方式スライドビード塗
布ｆｉ、置に於て、。。

前記塗布ローラ側に、スライドホッパーに面する側面は
開放されその他の側面は釜布ローラに７一ル間１５Ｉｔ
−隔て＼近接しまた上方が開放されている且つスライド
ホッパー嵌挿しうる筺体を固定し、塗布液がビードを形
成するに到るまでの間、スライドホッパーと該筐体とを
嵌挿することによって生じ且つ妖神’を進めることによ
って狭隘となる上方に開いた開口からのみ実質的な外気
の流入を行わしめることを特徴とする塗布方法であり、
譲方法に則りＪ方法を異境し７ｂ堕布装置によって前記
問題点は解決される。

尚本発明に於て減圧室への外気の実質的な流入とは、研
石ローラに張架されているウェブ光面との間に許してい
るシール間隙及び筐体とスライドホッパー妖挿面間隙等
からの外気の流入が実技上無視しうる程度を指す。

次に本発明を図を用いて説明する。

第１図は本発明の塗布装置の実施態様例の垂直断面図で
ある。同図に示す状態は塗布ローラ側Ｃとスライドホッ
パー側りとを互に嵌挿して′１１１石装置として正規の
稼動ができる嵌装前の状態でろって、塗布機能並びに減
圧室従って減圧機能は未だ構成されない。

同図塗布ローラ側Ｃに於て、ｌはウェブ１１を張架する
塗布ローラ、スライドホッパー側Ｈに於て２は塗布液を
単層もしくは積層してリボン状にスライド面２０を流延
して供給するスライドホッパーである。、該スライドホ
ッパーには各塗布液毎に塗布液溜２２等、ノズル２３等
、スリット２４号及び流出機＃４２５寺スライドビード
塗布装置に必要な設機構を具備している。また２６はス
ライドホフノ（−２を夾用する上で逼虐用いられる塗布
液回収室である。

２１はスライド母印の終端のリップ部であって、座布時
には該リップ部とウェブ１１との間にビードが形成され
る。

次に３１は前記塗布ローラ＠Ｃに固定される筺体でわる
。３１１はウェブ１１の筐体３１への進入を迎える１１
１（フロント）のフロントシール板、３２１及び３１２
’（図示せず）はつ゛ニブ１１が張架される車高ローラ
ｌの軸方向側（サイド）の１ＩＩ１１＠に設けられるサ
イドシール板である。３２は排気管、Ｐは排気に用いる
例えば減圧ファンでるる。また外気の７−ルには前記フ
ロント及びサイドシール板の他にラビリンスシールをフ
ロント及び／またはサイトンに採用することが好しい。

４はスリット２４等から押出された塗布液のスライド母
印をリボン状をなして流延する単層もしくは積層された
塗布液層であって図示の例では′ｊｉｋ終的に３層をな
している。

前記リボン状でなしてスライド面２０を流延する塗布液
１！１４Ｖｉ、電力下の自由落下の場せは、リップ部２
１に於てリッグ暢に沿って盛上った液溜り４１をなし、
スライドホッパーの前面２７をったって流下する。

本発明の方法に於ては塗布ローラ側Ｃとスライドホッパ
ー１１１Ｈが乗艦した第１図に示した状ＩＫ於て、ｊｔ
ｈ通条件のシール間隙の調整、ウェブとリップ部間のビ
ード間隙の規正、減圧条件等の設足チェック婦遊過塗布
条件を招来するための諸準備を綿密に行うことができる
。

次に第２図として塗布ローラ側Ｃとスライドホッパー側
Ｈとの嵌挿中の状ａｔ示す。同スライドホブパー側Ｈの
機構は簡略化して示しである。

尚嵌挿のための前記両者の移動径路は任意でらって、塗
布ローラ側Ｃの筺体３１を固定したとすれは、スライド
ホッパー側Ｈは水平、垂直或は斜方向或はその組合せの
径路によって鯉Ｈの嵌装状態に到達でさればよい。笛２
図には水平移動のｇ４様を例示している。

′１′ｆｔ、堕布ローラ側Ｃとスライドホッパー側りの
嵌挿面（例えば筺体３１の内側及びスライドホッパー２
の１１１８面及びそｎからの底面等）は互に兎合されて
おり、また面の摺合せ仕上は或はパブキング等の補助手
段によって気密性が与えられているっ図示の例ではパブ
キング３２ａＸ　ｂ、ｃＸ　ｄ等を必費１向所に用いて
いる。

車高ローラ側Ｃとスライドホッパー側Ｈとが嵌挿される
と、塗布ロー２１に張架されたウニ１１Ｊ面と筺体３１
及びスライドホッパー２で副筒れて耕に上を向いた。ｄ
　Ｂの開口３３を刹する詠（坂圧蔓の前片）３′が形成
され外気（実用的には空気）ｄ、筐体、う１のフロント
及びサイドシール板３１１及び３１２の７−ル幼来によ
って夷貞的に前記−口３３のみから筐３′に流人する。

嵌挿が沫まるにつれて開口３３の開口幅Ｂが挟まり、開
口３３からの外気流入速度が速くなり、通′繍の減圧条
件に於て開口幅Ｂが１０１程度になると、前記リップ部
２１に沿って生じていたｇ溜り４１に対し入流気流によ
る削ぎ洛しか始まり、盛上り程度の少い液溜ｖ、４１’
となり、更にＩ！［布足常状悪に於るビードを形成する
塗布液層状態に近接してゆく。

次に第３図に塗布ローラｌＩＣとスライドホッパー［Ｈ
が完全に嵌装して正規の塗布機能及び減圧機能等を具現
した状態を示した。

前記開口３３を有する筺（減圧室の前身）３′は正規の
減圧室３に構成され減圧室の正規の稼動状態の下にスラ
イド面２０の終端のリップ部２１と走行しているウェブ
１１の間には定常状態のビード４２が形成され、スライ
ド母印を流延するリボン状の塗布液層４はビード４２を
匝てウェブ１１上にＩ！Ｉ膜５として塗設される定常塗
布状態に入る。

＃＠圧度はθ〜１００　ｔａｘ〜、好しくは巨＝７０頷
〜でめり、ビード間隙は前記減圧度に於て１０〜１００
０μｍ好しくはｌＯ〜３００　ｊｍでろる。

前記したように塗布品質を左右するビード４２の安定性
に対し甚大な影響をもつシール間隙及びビ７ド間隙につ
いて予め精密に手落ちなく且つ楽に最適塗布条件に適合
するように調整され、しかも塗布開始部分に産膜の厚膜
部分を生ずるリップ部２１の液溜り４１が事前に効皐よ
〈塗布に好都合に削き／８きれ、嵌装と同時Ｖこ好しい
塗布状況に入ることができる。

（発明の効果） ウェブの塗布開始部分に足常的に発生していた厚１１！
ｉ１部分は甚だ軽度、僅少となり、製品収率の向上、乾
燥負荷の大幅低減を果すことができる。

またビード幅その他の塗布要件が精度よく設定されるの
で、ピードの安定性がよく使って塗布むら等の塗布故障
が大幅に軽諷される。

更に作業性の面からは、ピード１１＠は一度調整してお
けばホッパー交換時等に於ても再度調整は不用であり、
またシール間隙も気密性補助手段例えば、シールパツキ
ン等により熱歪による変化も吸収され作業性は大幅に向
上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の塗布装置の実Ｉｓ態様例の未嵌挿状態
に於る垂直断面図でろる。ｇ２図は嵌挿中、第３図は低
鉄した状態に於る垂直断面図である。 Ｃ・・・塗布ローラー、　Ｈ・・・スライドホッパー側
１・・・塗布ローラ　　　　１１・・・ウェブ２・・・
スライドホッパー　２０・・・スライド面２１・・・リ
プグ部　　　　　　３・・・減圧室３１・・・鍬　　体
　　　　　３１１及び３１２・・・シール板４・・・塗
布液層　　　　　４１・・・ＰＩＬ溜り４２・・・ピー
ド　　　　　　　５・・・塗　膜代理人　弁理士　　野
　１）義　親 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ウェブを張架する塗布ローラ側と塗布液をリボン
   状に供給するスライドホッパー側とを嵌装させることに
   よつて塗布機能を構成し、塗布ローラに張架されたウェ
   ブ面とスライドホッパーのリップとの間にビードを形成
   し塗布液を塗布する嵌装型減圧方式スライドビード塗布
   装置に於て、前記塗布ローラ側に、スライドホッパーに
   面する側面は開放されその他の側面は塗布ローラにシー
   ル間隙を隔てゝ近接しまた上方が開放されている且つス
   ライドホッパーと嵌挿しうる筺体を固定し、塗布液がビ
   ードを形成するに到るまでの間、スライドホッパーと該
   筺体とを嵌挿することによつて生じ且つ嵌挿を進めるこ
   とによつて狭隘となる上方に開いた開口からのみ実質的
   な外気の流入を行わしめることを特徴とする塗布方法。
2. （２）ウェブを張架する塗布ローラ側と塗布液をリボン
   状に供給するスライドホッパー側とを嵌装させることに
   よつて、塗布ローラに張架されたウェブ面とスライドホ
   ッパーのリップとの間にビードを形成し塗布液を塗布す
   る嵌装型減圧方式スライドビード塗布装置に於て、塗布
   ローラ側にスライドホッパー側の側面を開放しその他の
   側面は塗布ローラにシール間隔を隔てゝ近接し且つ上方
   が開放され且つスライドホッパーと嵌挿しうる筺体を固
   定し、塗布液がビードを形成するに到るまでの間、スラ
   イドホッパーと該筐体とを嵌挿することによつて生じ且
   つ嵌挿を進めることによつて狭隘となる上方に開いた開
   口からのみ実質的な外気の流入を行わしめることを特徴
   とする塗布装置。