JPS6174733A - 連続波状体の縮め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続波状体の山ピツチ間隔を縮めるための縮め
装置に関する。

〔従来の技術〕

従来から、熱交換器用フィン等のような連続波状体の山
ピッチを縮めイ己：めの縮め装置が知られている。従来
の縮め装置は第４図に示す様に一対の歯付成形ローラ或
いは巾付き送りローラ１、ｌから強制的に送り出される
連続波状体２の波面の下側をガイド板（図示せず）で支
えるとともに連続波状体２の波面の上側にスプリング４
等の付勢力によって制動板３を押し当てて、摩擦による
制動力によって連続波状体２の山ピツチ間隔を縮める構
成のものであった。

〔本発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、ごのＪ、・うな構成の場合、連続波状体
２の波形状の山部の複数に制動板３を押し当てるため、
連続波状体２の山高さの変動が制動力即ちスプリング４
の付勢力の変化となって現れ、縮め後の山ピッチ５の変
動が大きくなってしまうという問題があった。また制動
板３の表面が連続波状体２の摺動によってその摩擦係数
が変化すると、縮め後の山ピッチ５が変動する。即ち、
制動板３の摺動面の摩耗の程度、連続波状体２の成形時
に使用する潤滑油の量及び粘度、さらには連続波状体の
成形速度によって縮め後の山ピッチ５が大きく変動して
しまうという問題も生じていた。

また座屈強度の小さい連続波状体即ち薄肉の連続波状体
２を、上記縮め装置で縮めると縮め後の連続波状体２の
山ピッチ５を十分小さくすることができなかった。つま
り、縮め後の山ピッチ５を小さくするため、スプリング
４の付勢力を大きくして制動板３の制動力を大きくする
と、連続波状体２は座屈変形して形状不良となってしま
うといった問題もあった。

本発明は上記の点に鑑みてなされるものであって、連続
波状体を縮めるに際して、その山部に安定した、制動力
発与えて連続波状体を所定の山ピッチに縮める連続波状
帯の縮め装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を１％’ｉ！決するノ、−めの手段として、
本発明は連続波状体をその長子方向に強制的に送り出す
送出手段と、１）１１記送出手・段が連続波状体を送り
出す側に配置され−Ｃ送山中の連続波状体の各山部−山
−山当接可能な制動部材と、該制動部材を連続波状体と
当接する方向に押圧力を加えることにより連続波状体の
各山部の一山一山と前記制動部材との間に制動力を生じ
させて連続波状体の山ピッチ間隔を短縮させる加圧手段
とを備えることを特徴とする連続波状体の縮め装置を提
供する。

〔作用〕

上記手段によれば、連続波状体はその各山部の一山一山
に制御１１部月からの：１−１動力を受ける。このため
連続波状体の一山一山が大きな制動力を受けるので、縮
め後の山ピッチを小さくすることができるとともに、連
続波状体の山部の高さが変動しても安定した所定の山ピ
ッチに縮めることができるようになる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の連続波状体の縮め装置を
熱交換器用フィンの成形装置に通用した場合の一実施例
を説明する。

第１図は縮め装置の外観を示す斜視図である。

第１図において、１０は連続波状体即ちフィン２をその
長手方向に強制的に送り出す送出手段であって一対の歯
付き送りローラである。このローラ１０がフィン２を送
り出ず側には、フィン２に制動力を加えて縮めるガイド
縮め機構１００が隣接配置されている。

この機構１００は、主にフィン２を上下両側より挟むガ
イドレールＩＩと、フィン２の上下両側の各山部一山一
山に当接する一対の制動部材としての縮めガイド１２と
、この縮めガイド１２と当接してその間隔を挟める方向
に押圧力を加える加圧部材としての調整ポル）１３から
構成されている。

第３図に示す如くフィン２の下側のガイドレール１１は
、フィン２を両側より挟むシュート台１４上に、また上
側のガイドレール１１はシュートカバー１５に各々保持
ピン１６によって固定されている。ガイドレール１１は
フィン２の流動抵抗を小さくするためナイフェツジ形状
をなしてい。

一対の縮めガイド１２はフィン２の長手方向に対して同
一の角度で１頃斜して固定されて、フィン２の上下両側
の各山部の一山一山と当接して押圧力上側の縮めガイド
１２はシュートカバー１５にねじ１１で固定され、下側
の縮めガイド１２はシュート台１４にねじＩ７で固定さ
れている。

調整部材としての調整ボルト１３は、シュート台１４の
側面に固定されたプレート１８にねじ結合されてその上
下方向の位置をｍ整することによってガイド１２に加え
る押圧力を調整することができる。またガイド１２は坂
ばねであるため、調整ホルト１３を支点とし７て夫々第
２図中ａ方向に変形して、フィン２の上下両側より山部
の一山一山に制動力を加える。

次に上記構成よりなる本発明装置の作動を説明する。

ガイドレール１１上をフィン２が通過する時に、その上
下に設けた縮めガイド１２によって、フィン２に制動力
が生じる。フィン２は第１図に示ず送りローラ１０の歯
先から強制的に押し出されるものであるが、フィン２の
波形状はこの押出力に加えて上記の制動力によって決定
される。縮めガイド１２は第２図に示す処くフィン２に
対して角度を設け、かつフィン２の各山部の一山一山に
くい込ませであるので、フィン２は縮めガイドＩ２の制
動力と送りローラ１ｏの歯先の押出力により、山部の高
さが上下の縮めガイ１１２間隔と等しくなる迄変形して
、上下の縮めガｒト用２を通過する。

ごの際、フィン２の山部では、第４図に示す従来方式に
比べ、大きな制動力を受けるので、縮め後は従来よりフ
ィン２を高密度化できる。即ち山ピッチ５を小さくでき
る。さらに縮めガイド１２は一山一山フイン２を制動す
るので、摩擦係数の変化による山ピッチ５の変動への影
響を従来方式に比べて少なくできる。

また、縮めガイド１２を通過する際に生じるフィン２の
中央部（上下両側の山部の中央）の変形は縮めガイド１
２を通過後、フィン２の弾性によって、直に復元する。

したがって、フィン２が形伏、不良とはならない。

さらに、上下装置の効果として、フィン２の成形速度に
縮めガイ］・Ｉ２が追従して、一定の制動力を加えてフ
ィン２の上下両側の山部に制動を加えて順次成形するの
で、フィン２の山高さが変動してｂ、その縮め後の山ピ
ッチ５は安定している。

したがって、従来の連続波状体の縮め装置に比べ、薄肉
フィンの縮めが可能になり、高密度でかつ山ピッチが安
定しているという優れた効果がある。また、山ピッチ５
を密にするには、縮め力調整ボルト１２を回して縮めガ
イド１２の制動力を増加させる、二とによりおこない、
山ピッチ５を粗にするには、縮め力ＥＦＩｄ　整ボルト
１３を逆に回し、縮めガイド川２の制動力を低減させて
おこなう。

なお上記一実施例では、縮めガイド１２は上下に設けて
フィン２に制動力を与えるものであったが縮めガイド１
２は上側又は下側のどちらか一方であってもよい。又縮
め力調整ボルト１３の設定は手動式であったが、フィン
の縮め後長さを連続検出し、その結果を縮めガイド１２
のフィン押え力にフィードバック可能なよう縮め力調整
ポルト１２をステッピングモータ等の制御用モータにて
上下に移動できるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上述べた様に本発明による縮め装置は、連続波状体の
複数の山部ではなくその各山部の一山一山に制動力を加
えて縮める。このため、連続波状体の一山一山が大きな
制動力を受けるので、縮め１麦の山ピッチを小さくすな
わち高密度にすることができるとともに、連続波状体の
山部の高さが変動しても安定した所定の山ピッチに縮め
ることができるようになる止いった優れた効果を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明である縮め装置の一実施例の外観を示す
斜視図、第２図は第１図に示す縮め装置−の要部模式図
、第３図は第１図に示す縮め装置のローラ（送出平＋２
）、１２・・・縮めガイド（制動部材）、１３・・・門
整ボルトく加圧手段）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続波状体をその長手方向に強制的に送り出す送出
   手段と、前記送出手段が連続波状体を送り出す側に配置
   されて送出中の連続波状体の各山部に一山一山当接可能
   な制動部材と、該制動部材を連続波状体と当接する方向
   に押圧力を加えることにより連続波状体の各山部の一山
   一山と前記制動部材との間に制動力を生じさせて連続波
   状体の山ピッチ間隔を短縮させる加圧手段とを備えるこ
   とを特徴とする連続波状体の縮め装置。 ２、前記制動部材は連続波状体の長手方向に対して傾斜
   して配置されて連続波状体の上下両側の各山部の一山一
   山に押圧力を加える一対の板状弾性体であることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の連続波状体の縮め装
   置。 ３、前記加圧手段は前記板状弾性体に当接して前記板状
   弾性体に加える押圧力を調整する調整部材であることを
   特徴とする特許請求の範囲第２項記載の連続波状体の縮
   め装置。