JPS6173832A - 鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents

鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造方法

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JPS6173832A
JPS6173832A JP19482284A JP19482284A JPS6173832A JP S6173832 A JPS6173832 A JP S6173832A JP 19482284 A JP19482284 A JP 19482284A JP 19482284 A JP19482284 A JP 19482284A JP S6173832 A JPS6173832 A JP S6173832A
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rolling
cold rolling
temperature
iron loss
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JP19482284A
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Hiroshi Koho
光法 弘視
Masao Iguchi
征夫 井口
Tomoo Tanaka
田中 智夫
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造方法に関して、こ
の明細7■に述べる技術内容は、該鋼板の製造工程中、
とくに冷間圧延工程ならびにR終仕上げ焼鈍工程に工夫
を加えることによって、鉄損特性の改善を図ることに関
連している。
(従来の技術) 周知のように一方向性けい素鋼板は、主として変圧器そ
の他の電気機器の鉄心として利用されているものである
が、かような一方向性けい素鋼板においては、圧延方向
の磁気特性に優れていること、すなわら磁気特性(励磁
特性)として81G値(IQ場の強さ100OA / 
mのときに発生する圧延方向の磁束密度)で代表される
磁束密度が高く、しかもW17150値(la束密度1
.7T、周波数50 Hzで磁化したときの鉄損)で代
表される鉄損値が低いことが要求されている。
上述したような一方向性けい素鋼板の磁気特性を向上さ
せるには、基本的要件として、鋼板中の二次再結晶粒の
<  100>軸を圧延方向に高度に揃える必要がある
。かかる目的を達成する方法として、1934年にN、
P、GO3S氏によって二段冷延法による一方向性けい
素鋼板の製造法が17f1発されて以来、この製造法に
対し多くの改良が加えられ、磁束密度および鉄損値は年
を追って改善されてきた。それらの中でとくに代表的な
ものは、AβNをインヒビターとして利用する特公昭4
0−15644号公報に開示の方法と、sbとMnSお
よび/またはMn Seとをインヒビターとして利用す
る特公昭51−13469号公報に開示の方法であり、
これらの方法により8 IQが1,89 Tを超える製
品が得られるようになった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら前者のAJ2N析出相を利用する方法では
、高い磁束密度は得られるものの、二次再結晶粒が粗大
となるため鉄損値が高いという欠点があった。この問題
を解消するものとしてごく最近に至り、特開昭53−1
37016号公報や同56−51522号公報にJ3い
て、スクラッチやレーザービームにより製品板表面にそ
の圧延方向と直角に線状微小歪を数I11間隔で導入し
て人工粒界を形成させることにより鉄損をさらに低くす
る方法が提案された。
しかしながらこの方法には、工業的規模での実施にあた
っては経済的でないという欠点があった。
また微小歪の導入による人工粒界の形成は局部的に高転
位密度の状態を維持する必要があるため、350℃以下
程度の低温域でしか安定した使用はできないというとこ
ろに大きな問題を残していた。
一方、後者のsbとMn5J3よび/またはMn3cと
をインヒビターとして利用する方法についてもその後に
改良が加えられ、たとえば素材中にM Oを複合添加(
特公昭56−4613号公報、特公昭57−14737
号公報)することにより、最近では磁束密度B lfl
値が 4.90 ’lを超える高磁束密度でしかも鉄損
W+7150値が1.05w/kg以下の一方向性けい
素鋼板が安定して製造されるようになっている。
しかしながら、実際の工業的規模ひの安定製造において
はやはり次のような問題があった。
すなわら、製品の2次再結晶粒の<  100>軸を圧
延方向に揃えようとすると2次粒径が大きくなるため、
B1゜値は高くなるもののW17150値の劣化を生じ
、一方鉄損値の改善を目積して2次再結晶粒の粒径を小
さくしようとすると、今度は< 100>軸の圧延方向
への配向性がわるくなって磁束密度の低下を生じていた
。このように従来法においては、Bl。lfl、 W1
7150値ともに優れた一方向性けい素鋼板を安定して
得ることは困難だったのである。
この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、B)
。値を劣化させることなしに2次再結晶粒の粒径の微細
化を図り、もって鉄損特性の効果的な改善を可能ならし
めた鉄損の低い一方向性けい素鋼板のT!J遣方法を提
案することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわちこの発明は、C:0.01〜0.06wt%(
以下単に%で示す)、 Si  :  2,0〜4.0
%。
Mn :  0.02〜0.15%、 Mo :  0
.003〜0.1%。
3b :  0.005〜0.5%ならびにSおよび3
eのうちいずれか一種または二種合計で0.005〜0
.1%を含有する組成になるけい素鋼スラブを熱間圧延
し、ついで均一化焼鈍を施したのち、中間焼鈍を挾む2
回の冷間圧延を施して最終製品厚の冷延板とし、ついで
脱炭を兼ねた1次再結晶焼鈍を施し、その後R終仕上げ
焼鈍を施す一連の工程によって一方向性けい素鋼板を製
造するに当り、上記冷間圧延における1次冷延温度をV
(℃)、また中間焼鈍後の2次冷延温度をX(’0)t
−表わした場合、yとXとがそれぞれF記(1)〜(4
)式の範囲を満足する温度条件下に圧延をIMすと共に
、上記最終仕上げ焼鈍を、2次再結晶完了温度よりも低
い温度域での保定になる予備焼鈍段階と、引続く昇温加
熱による2次再結晶焼鈍段階およびその後の高温度域で
の保定になる純化焼鈍段階からなる3段階で行うことを
もって、上記課題の解決手段とするものである。
記 V ≦ 0.00222 (x  −200)  2 
+  200・−(1)y ≧−x  +  t50 
               ・・・ (2)y ≧
O・・・ (3) 0≦X ≦ 500                
 ・・・ (4)以下この発明を由来するに至った実験
結果に基づき、この発明を具体的に32明する。
C:0.043%、  3i  :  3.30  %
1Mロ :0.070% 、 M O:  0.012
%、 Se :  0.019%およびSb:0.02
6%を含有する組成になる鋼スラブを、常法に従って熱
間圧延し、2.7IIi厚の熱延板に仕上げた。その後
900℃、3分間の均一化焼鈍を施したのら、O″′C
J3よび600℃までの種々の温度に加熱後、1次冷延
を施した。ついで950”C。
3分間の中間焼鈍後に再び、0℃および600”Cまで
の種々の温度に加熱後、2次冷延を施し、最終板厚0.
1mの冷延板に仕上げた。なお加熱処理模の圧延は、各
パス毎に所定の圧延1度に到達後、5分間保持して゛直
ちに圧延する手法で行った。
その後鋼板表面を脱脂し、湿水素中において820℃、
3分間の脱炭処理を施したのち、マグネシアを主成分と
する焼鈍分離剤を鋼板表面に塗布してから、850℃、
50時間の2次再結晶焼鈍を施し、ついで吃水素中で1
200℃、5時間の純化焼鈍を施した。
得られた各製品の鉄損特性について調べた結果を、1′
次圧延温度(y)と2次圧延温度(X )との関係で第
1図によとめて示す。また第2図には、脱炭焼鈍板の1
次再結晶集合組織における(  110)極密度につい
ての調査結果を示す。
第1図から明らかなように、1次冷延温度yと2次冷延
温度Xとが、次の(1)〜(4)式の範囲を満足したと
きに良好な鉄損特性が得られた。
記 y≦0.00222 (X −200) 2+ 200
・(1)y≧−x +  150          
・・・(2)y≧0           、  ・・
・(3)0≦x≦500          −(4)
とくに1次冷延温度が100℃以下の比較的低温で、か
つ2次冷延温度が200〜400℃の比較的高温の場合
に、優れた鉄損特性が得られることが注目されるが、こ
のことは第2図に示した脱炭焼鈍板の1次再結晶集合1
械における(  1io)極密度についての調査結果か
らも衷付けられる。
この点従来も、たとえばM、Tan1no  etal
、  (p roceeding  or  the 
 31xthI nternational  Con
ference  on  T exturesor 
 Materials、 Vol、2<1982) P
、928. To  −kyo )特公昭54−138
46号公報および特公昭54−2918.2号公報など
において、圧延途中に50〜500℃の温度範囲で温間
圧延を施すことによって磁気特性を改善する方法が開業
されたが、上記の方法はいずれも含Aぷ一方向性けい素
鋼板を対象とし、かかる鋼板に約80〜81%もの強圧
下圧延の途中に温間圧延を施すものであり、かような処
理によって仕上げ焼鈍模の2次粒は幾分小さくなるとは
いうものの、まだ相対的に2次粒が大きいため鉄損低減
の根本的な解決には至っていなかったのである。
これに対しこの発明に従い、一方向性けい素鋼板の冷延
工程において、1次圧延を250℃以F好ましり150
℃以下の低温で、一方2次圧延は100〜500℃好ま
しくは200〜400℃の温間で実施することにより、
良好な鉄損特性の改善が実現されるのである。    
・ この理由は、熱延板表面近傍に存在する2次再結晶に有
利とされる(  110) < 001>方位伸長粒お
よび熱延板中心層に存在する2次再結晶に不利とされる
(  100) < 011>方位伸長粒に及ぼす温間
圧延の効果から、次のように説明できる。
従来の冷延2回法によるけい素鋼板の製造工程にa3い
て、第1次冷延の役割は熱延板の不均一組織を破壊して
均一にすることが第一の目的であった。しかし、最近の
透過コツセル法を使用した熱延板表面近傍にJ5けるゴ
ス方位粉発生状況の詳細% ijl究(Y、1nok旧
:  at  at: Irans。
I S I J 、 23 (1983) P 440
)によれば、ゴス粒の該R牛は、熱延板表面近傍のゴス
方位1再結晶粒中の歪みの存在しない領域から起こり、
ストラフチャ・メモリーにより受は継がれCいくことが
明らかにされている。そして1次冷延時には、熱延板の
ゴス粒組織を破壊させない状態ですなわち比較的低温で
冷延する方がよりよいストラフチャ・メモリーの継承方
法と考えられる。一方、中心層の(1001< 011
>方位組織は2次粒に蚕食されるため微細組織とり−る
方が望ましいが、1次冷延の温度変化には大きな影響を
受けないと考えられる。すなわら、中間焼鈍をはさむ2
回の冷間圧延で中心層組織は破壊するが、表II 11
 Rはできるだ【プ破壊しないことが重要なわけである
。したがって1次圧延を温間圧延で行うと、すべり系増
大と転位の増殖効果が過度に働き熱延板表層に存在する
(  110) < 001>方位2次再結晶粒の核が
破壊されるため充分な磁気特性の改善が得られない。
これに対し次の2次冷延では既に熱延板からストラフチ
ャ・メモリーにより1次冷延、中間焼鈍とゴス粒および
その近傍の組織は先鋭なゴス方位の1次再結晶組織を発
生させるに充分な環境作りが完了しているのでむしろ高
温(温間圧延)した方が歪エネルギーの高いマトリック
スとともに変形帯(deformation  bon
d)が多く形成され、脱炭−1次再結晶焼鈍時に(11
0) < 0(N>方位1次再結晶粒の優先生成および
成長が促進され、その結果として細粒の2次再結晶粒を
有利に発達させることができるわけである。
以上のことから中間焼鈍を含む2回冷延沫によるけい素
鋼板の製造においては第1次冷延では表面層のゴス粒の
ストラフチャ・メモリーによる継承をより完全に行なう
とともに中心層の(100)< 014>伸長粒を必要
巾だけ破壊する程度にできるだけ低温圧延を施し、一方
第2次圧延では温間L[延を滴りことにより、マトリッ
クス中に微細炭化物を析出させて鋼板を映クシ、かつマ
トリックス中における歪エネルギーの巾、および変形帯
の量を増大さけることによって特性向上とくに鉄屓の向
上が達成されるものと考えられるのである。
このようにして製造された脱炭焼鈍板は1次再結晶粒が
微細Cあるとともに(111)  (112)と(11
0)  (001)成分が強< (100)  (00
1)成分が弱いので第3図に示したように2次再結晶粒
の発生、成長が容易となり2次再結晶粒発生温度が低温
側にずれる。しかしながらこの潟麿領域ぐは2次粒の成
長が不充分であるので引続く昇温加熱により<  11
0)  (001)方位の2次再結晶粒の成長を完了さ
せる必要がある。
したがって第4図に示したように2次再結晶焼鈍に先立
ら、2次再結晶が完了する温度よりも5〜30℃低い予
佑焼鈍段階を設けて、かかる温度域で5〜100時間に
わたる保定焼鈍を追加づることにより先鋭な(110)
  (001)粒の発生と成長が容易となり、磁性は顕
習に改善されることになる。
これは2次再結晶核発生前に予備焼鈍を実/J!iする
特開昭58−221227号公報記載の方法とは全く異
り、1次および2次圧延温度を規制することに伴って予
備焼鈍で先鋭な(110)  (0013粒を発生させ
るところに特徴がある。
(作  用) 次にこの発明において、けい素鋼素材の成分範囲を前記
のとおりに限定した理由について説明する。
Cは、0.06%を超えると脱炭に長時間を要して生産
性が低下し、一方0.01%未満では熱延工程における
γ相が不足して結晶組織が粗大となり2次再結晶が不完
全となるので、含有mは0.01〜0.06%の範囲に
限定した。
Slは、2.0%未満では電気抵抗が低く渦電流損失に
基づく鉄損値が大きくなり、一方4.0%を超えると脆
化が若しく冷間圧延の際に脆性割れが生じ易くなるので
、含有Mは2.0〜4.0%の範囲に限定した。
Moは、熱間圧延工程における表面欠陥の発生を抑制す
るのに有用なだけでなく、有利な2次再結晶集合組織の
形成にも有効に寄与するが、含hMが0.003%に満
たないとその添加効果に乏しく、一方0.1%を超える
と脱炭工程において脱炭不良を生じ2次再結晶が不完全
となるので、fvloは0.003〜0.1%の範囲に
限定した。
Mn、S、Se、およびSbはいずれも、インヒビター
形成元素またはインヒビターとして添加され、最終焼鈍
において正常粒の成長を抑制しく  110) < 0
01>方位の2次再結晶粒を効果的に発達させるのに有
用な元素であるが、Mn 二〇、02〜0.15%、S
または/ a3よびSe :0.005〜0.1%、 
3b :  0.005〜0.5%の範囲を逸脱すると
充分満足のいく2次再結品粒の成長は望み得ず、目的と
する優れた磁気特性が得られなくなるので、それぞれ上
記の範囲に限定した。
以上けい素鋼素材の基本成分について説明したが、その
他必要に応じて柁界偏析型元素たとえばAs、Bi 、
Pb、3nおよびWなどをそれぞれ単独でまたは複合し
て添加し、インヒビター効果を補強することもひきる。
次にこの発明における一連の製造工程について具体的に
説明する。
さて上記した如き好適成分組成に調整した溶鋼は、まず
従来公知の造塊−分塊法あるいは連続鋳造法によっCス
ラブとする。
つづいてこのスラブを1250℃以上に加熱したのら、
常法に従う熱間圧延を施して板厚1,2〜5mmの熱延
板とする。
イして必要に応じて均一化焼鈍を施したのち、以下の要
領で2回の冷間圧延を施すのである。
まず圧延温度250℃以下の1次圧延で中間厚み0.5
0〜1.511R1に仕上げたのら、中間焼鈍を施す。
この中間焼鈍および上記した均一化焼鈍は、圧延後の結
晶組織を再結晶処理して均質化させるためのものであり
、通常は800〜1100℃に30秒〜10分間程度保
持する。ついで2次圧延によって板厚0.15〜0.5
0mm程度の最終冷延板に仕上げるわけぐあるが、ここ
に1次および2次圧延は、次の温度範囲を満足する必要
がある。
前掲第1図に示したように、1次圧延温度が、(1)式
の範囲を逸脱すると、活動するすべり系が僧して転位の
増殖が過度に活発になり、2次再結晶の核となるべき表
層の(110) < 001>伸長粒が破壊されてしま
い、−万〇℃に満たないと圧延が困難となる。
また2次圧延に関しては、圧延温度が0℃に満たずかつ
前掲(2)式の範囲を逸脱すると、活動する< 111
>すべり系が小さくなり、転位の増殖が不活発となって
6j!度が上らず、一方500℃を超えると転位が消滅
回復し硬度の確保が困難になる。
従って1次および2次圧延は、前掲筒(1)〜(4)式
を満足する範囲に限定したのである。
かくして最終冷延を施した冷延板には、次に、150〜
850℃の湿水素中で脱炭、1次再結晶焼鈍が施される
。この焼鈍は、鋼中のCを除去するとともに、次の最終
焼鈍で(110) < 001>方位の2次再結晶粒を
発達させるのに有利な1次再結晶集合組織を形成さける
ためのものである。
その後鋼板の表面に、マグネシアを主成分とした焼鈍分
離剤を塗布してから、コイルに巻取り、箱焼鈍炉を用い
て、次の3段階からなる最終仕上げ焼鈍を施す。
まず2次再結晶温度よりも5〜30℃低い温度で5〜1
00r!間程度保定する予備焼鈍を施して、先鋭な(1
10)  (001)方位の2次粒を発生させる。
ついで820〜900℃程度の温度域での保定焼鈍また
は0.5〜b 鈍によって、2次粒を発達、成長させたのち、1150
〜1250℃、5〜10h程度の純化焼鈍を施すのであ
る。
(実施例) 実施例1 C:0.045%、 3i  :  3.35%、 M
n :  0.070%、 Mo :  0.012%
、 3e :  0.017%およびSb 二0.02
5%を含有する組成になるけい素鋼スラブを常法にした
がって3mm厚に熱間圧延し、900℃で3分間の均一
化焼鈍を施したのら、95℃に5分間保持後ただらに紅
延を施しU O,78n+m厚に什上げ、ついで950
℃で3分間の中間焼鈍を施したのら、300℃C3分間
焼鈍して、ただちに圧延する手法をくりかえし実施して
最終板厚0.3011111の鋼板に仕上げた。次に湿
水県中に43いて820℃で3分間の脱炭焼鈍を行った
後、マグネシアを主体とする焼鈍分離剤を塗布してから
、830℃で20時間および840℃で50時間の保持
と1200℃で5時間の保持とを組合せた最終焼鈍を施
した。
得られた製品の磁気特性は 13(。=  1.92 T、 W+7150= 0.98 W/kg であった。
実施例2 C:0.050%、 3i  :  3.50%、 M
n :  0.080%、 Mo :  0.015%
、 3e :  0.020%およびSb 二0.03
5%を含有する鋼スラブを熱間圧延して2.7mm厚に
仕上げた。次に900℃′C″3分間の均一化焼鈍を施
したのら、25℃に5分間保持後ただ・らに圧延するこ
とを繰返して0 、80mm厚に仕上げ、ついで950
℃で3分間の中間焼鈍を施したのち、300℃で5分間
保持してただちに圧延する手法をくりかえして最終板厚
0.30111の鋼板に仕上げた。その後湿水素中にお
いて 820℃で3分間の脱炭焼鈍を行ったのら、マグ
ネシアを主体とする焼鈍分離剤を塗布してから、820
℃で50時間保持、840℃で50時間保持および12
00℃で5時間保持とを組合せた最終焼鈍を施した。
得られた製品の磁気特性は B)。=  1,927、 W17150= 0.95 W/kg であった。
(発明の効果) かくしてこの発明によれば、一方向性けい素鋼板の鉄損
特性を大幅に向上させることができ、有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鉄損特性に及ぼす1次および2次圧延温度の
影響を示した図、 第2図は、脱炭焼鈍板の(1107極密度と1次あよひ
2次圧延温度との関係を示したグラフ、第3図a、bは
それぞれ、この発明に従い得られた製品および従来品の
、焼鈍温度と2次再結晶粒の成長程度との関係を比較し
て示した金居組械写真、 第4図は、予備焼鈍温度と保定時間が鉄損特性に及ぼす
影響を示した図である。 手続補正書c方式)[。 昭和60  年2 月 6日 1、事件の表示               2゜昭
和59年 特許 願第194822 号2発明の名称 鉄損の低い一方向性けい素M板の製造方法よ補正をする
者 11件との関係 特許出願人 (125)  川崎製鉄株式会社 5、補正命令の日付 昭和60年1月29日 明細書@9頁第17〜18行のr M、 Tan1no
 etal、Jを「谷野らによるプロシーディング オ
ブザ シイツクラス インターナショナル コン7アラ
ンスオン テエクスチャース オプ マテイアリイアル
ズ」に訂正する。 同第11頁第7〜8行を次のとおりに訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.01〜0.06wt% Si:2.0〜4.0Wt% Mn:0.02〜0.15wt% Mo:0.003〜0.1wt% Sb:0.005〜0.5wt%ならびに SおよびSeのうちいずれか一種または 二種合計で0.005〜0.1wt% を含有する組成になるけい素鋼スラブを熱間圧延し、つ
    いで均一化焼鈍を施したのち、中間焼鈍を挾む2回の冷
    間圧延を施して最終製品厚の冷延板とし、ついで脱炭を
    兼ねた1次再結晶焼鈍を施し、その後最終仕上げ焼鈍を
    施す一連の工程によって一方向性けい素鋼板を製造する
    に当り、 上記冷間圧延における1次冷延温度をy(℃)、また中
    間焼鈍後の2次冷延温度をx(℃)で表わした場合、y
    とxとがそれぞれ下記(1)〜(4)式の範囲を満足す
    る温度条件下に圧延を施すと共に、 上記最終仕上げ焼鈍を、2次再結晶完了温度よりも低い
    温度域での保定になる予備焼鈍段階と、引続く昇温加熱
    による2次再結晶焼鈍段階およびその後の高温度域での
    保定になる純化焼鈍段階からなる3段階で行うことを特
    徴とする鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造方法。 記 y≦0.00222(x−200)^2+200・・・
    (1) y≧−x+150・・・(2) y≧0・・・(3) 0≦x≦500・・・(4)
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JP19482284A Pending JPS6173832A (ja) 1984-09-19 1984-09-19 鉄損の低い一方向性けい素鋼板の製造方法

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JP (1) JPS6173832A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1107158C (zh) * 1998-09-14 2003-04-30 本田技研工业株式会社 机动两轮车用v型内燃机

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CN1107158C (zh) * 1998-09-14 2003-04-30 本田技研工业株式会社 机动两轮车用v型内燃机

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