JPS6169997A - 金属塩水溶液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電気鍍金法に係り電気鍍金浴として使用される
、一種、或いは二種以上の金属を含有するアルカリ性水
溶液に安定化剤を添加した金属塩水溶液に関するもので
ある。

〈従来の技術〉 従来この種の技術は公害防止の見地からノンシアン電気
鍍金法が使用されている様になって来ているが沈澱防止
剤は使用されていなかった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ノンシアン電気鍍金法はピロリン酸カリウム浴、グルコ
ン酸浴、塩化アンモン浴、トリエタールアミン浴、グリ
セリン浴等アルカリ性浴に於いて、加水分解、酸化又は
還元等によって浴底に金属塩の沈澱を生じ、又一種の金
属を含有する金属浴でも沈澱を生じるが、二種以上の金
属を含有する合金浴では更に沈設を生じ易くなる等の問
題点があった。

又、クロムメッキの代替としては錫とコバルト、錫とニ
ッケル等の合金メッキが行われているか、金属塩が沈澱
した場合にはその沈澱物は浴底に静置しておくか、濾過
によってスラッジとして処理していた。又陰イオンが過
剰した場合、例えば錫等は酸化された状態のまま浴中に
溶解しているが電着には関与せず、無駄となっている等
の問題点があった。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上記従来の問題点に浩み開発されたもので、金
属を含有するアルカリ性水溶液にスルフアミン酸又はそ
の塩を添加し、金属浴中に於ける加水分解、酸化又は還
元等によって生しる金属塩の沈澱を抑制し、スラッジを
減少させ、アルカリ水溶液の安定化を図ろうとするもの
である。

く作用〉 次に作用を説明すると、スルファミン酸をそのまま、又
はナトリウム塩又はカリウム塩、或いは金属塩としてア
ルカリ性水溶液に１〜３０　ｇ　／　６、好ましくは５
〜Ｌｏｇ／ｎ添加すると沈澱物の生成を抑制することが
出来る。更に酸化や還元等の緩衝剤として使用出来、錫
塩は４価の塩を生じ難くなると共に銅イオンの還元も防
止することが出来る。

又、スルファミン酸を安定化剤として予防的に使用する
と、金属塩水溶液を長持ちさせることが出来、スラッジ
の生成を減少させることが出来る。

〈実施例１〉 グリコン酸ナトリウム６０ｇ／！！、硫酸コバルト２０
ｇ／β、硫酸亜鉛５０　ｇ　／　５、トリエタノールア
ミン４　ｍ　（１／　１、を含有するｐ　Ｈ８，５の金
属浴にＩＡ／ｄｎ（５分通電した所、沈澱を生した。こ
の沈澱を生じた浴にスルファミンｌＪ５ｇ／βを加えて
浴を酸性とし、次に水酸化ナトリウムで再びｐＨを８．
５としアルカリ性にすると、この溶液は澄明でその後の
電解実験においても沈ｋｌを生じることなく安定してい
た。

〈実施例２〉 次にピロリンｆｉｆｆｉ↑同１０ｇ／ｌ、ピロリンＣ全
１３３０ｇ／１１ビロリン酸カリウム２５０ｇ／ｆｆ、
ロッシェル塩２０ｇ／βを含有するｐＨ８，３の水溶液
を作り、この水溶液に夫々クアドロール、蓚酸、バニリ
ン、スルファミン酸、クエン酸を添加してからｐ　Ｈを
８．３に再調整し一定時間毎に観察すると表１のような
結果が得られ、スルファミン酸はバニリンと共に水溶液
に安定性が見られ、沈澱物も殆ど無く優れた成績を示し
た。

表１ 〈発明の効果〉 以上説明したように本発明はスルファミン酸又はその塩
を金属塩のアルカリ性水溶液に添加すると金属塩の沈澱
を抑制すると共にスラッジの生成も減少させ、水溶液の
安定化に大きな効果があり、ノンシアン電気鍍金法に多
大な効果をもたらすことが出来る等の特徴を有するもの
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 銅、錫、コバルト、ニッケル、亜鉛の中の一種、或いは
   二種以上の金属を含有するアルカリ性水溶液にスルファ
   ミン酸又はスルファミン酸塩を安定化剤として添加した
   ことを特徴とする金属塩水溶液。