JPS6162451A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPS6162451A
JPS6162451A JP18266084A JP18266084A JPS6162451A JP S6162451 A JPS6162451 A JP S6162451A JP 18266084 A JP18266084 A JP 18266084A JP 18266084 A JP18266084 A JP 18266084A JP S6162451 A JPS6162451 A JP S6162451A
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JP
Japan
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vinyl acetate
ultrasonic diagnostic
sheet
probe
ethylene
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JP18266084A
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JPH044896B2 (ja
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敏郎 近藤
石川 保夫
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、水または生体の体表の音響インピーダンスに
近い液体を可とう性のちるノートで作られた槽内に満た
し、ここに探触子を設けた構造部分における改良により
、性能と共に操作性を向上させた超音波診断装置に関す
るものである。−〔発明の背景〕 超音波パルスを走査しながらそれを生体、例えば乳房や
甲状腺の内部に放射すると、超音波は鋭い指向性をもっ
た超音波ビームとして組織内部をほぼ直進的に伝わり、
この途中に音響インピーダンスの異なる組織や異物があ
ると、その境界面で超音波の一部が反射し、これが反射
パルスとして探触子面に戻ってくる。この反射パルスを
受信し、輝度変調して人体の断面像を断層的に描写する
いわゆるBモード方式の超音波診断装置がちる。このよ
うな装置は、第1図に示すような水1を入れた水槽2を
被検査体30表面に合わせて密着させこの水槽内で、例
えばリニア走査とするとき、モーター6の駆動により、
探触子4を取付けたスキャナー5を直線的に往復運動さ
せながら超音波ビームを放射して、走査するようにして
いる。また水槽内の水は被検者に不快感を与えないよう
に、体温程度の温水にしている。ところで従来装置の水
槽は、不用意な超音波の反射を防止するところから、0
.1mm程度の薄い軟質ビニールからなる氷袋を用いて
いる。この材質からくる特性上、水とのツ11みが悪く
、水槽内のビニール表面に極微少の気泡が残留し、これ
によって多重エコーの発生をトい断層像形成に悪影響を
与えていた。このような問題点を解決するためゴム引布
のノートで水槽を形成させることが行なわれ、臨床的に
も良好な効果が得られた。
前記ゴム引布は繊維材料として多用されているナイロン
を基布材質に、これにゴム例えばニトリルゴム樹脂加工
して厚さ0.1〜0.2 rranのシートに形成した
ものである。これら材質の組合せによシ耐久性、吸水性
、耐熱性が互いにアレンジされて良好な水槽シートが形
成される。なおこのゴム引布の非限定的な例をあげるな
らば、例えばフェアプレン(pa 1rprene )
  (登録商標)と呼ばれるシートが用いられていた。
(実用新案登録第1369533号)シ:かじ、このシ
ートは不透明であるため目視により超音波探触子が被検
者の体表のどの部分の位置にあるか確認することが困難
であり、水槽全体を移動させて所望の断片像を得る操作
に困難をきたしていた。
〔発明の目的〕 本発明は、上記のような実状に鑑みてなされたもので、
透明なノートにすることにより目視により体表がM察で
きるため操作性が良く音響的にすぐれた材料で探触子を
入れる袋を作成することにより操作性の良好な超音波診
断装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
以下、本発明の実施例について説明するが、図示例に基
づく説明に先だって本発明が達成されるに至つfCまで
について述べる。すなわち、前述したように、被検体の
体表と接触する探触子の超音波透過部分を形成する部材
として被検体である生体の体表の音響インピーダンスと
等しいものを用いると、体表との界面での超音波の反射
が生じることはなく、超音波の伝播損失や多重エコーに
よる画質劣化等は生じない。
本発明者等は、これらの両者を満たす超音波透過部分と
なる袋の材質につき鋭意研究の結果、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂を見い出すに至った。すなわち、生体、
特に人体の体表の音響インピーダンスは、個人差がある
が、はぼ1.55〜1.65 X 10’ K9/?r
?RCの範囲内にあり、1.62×10 ’ Kp/1
secが代表値とされる(日本超音波医学会第32回研
究発表会講演論文集192〜193頁参照ン。また生体
の音速は、1550〜1580 rn / SeCとさ
れている( JAURNAL 0FACOUSTIC5
OCIETY OF AMERICA 64巻(1) 
423頁参照)。
本発明者等は、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の音響
インピーダンスが上記代表値に近似し、また音速も生体
に近似することを見い出したもので、その特性の一例、
ここでは、三菱油化社製■505なるエチレンと酢酸ビ
ニル共重合樹脂の特性を次表に記す。
第1表 密度(g /aa )          0.95音
速(m/5eC)           1708.0
音響インピーダンス(K9/m”sec )  = 1
.62 X 10’融点(C)           
 8にの第1表から分かるように、エチレンと酢酸ビニ
ル共重合樹脂は音響インピーダンスが体表に近いだけで
なく耐薬品性があり、耐電圧が高いという性質も有する
ので、被検体の体表と接触する探触子の超音波透過部分
を形成する部材として有用である。
エチレンと酢酸ビニルの共重合体は、従来の低密度ポリ
エチレンや塩化ビニル等と異なった特長を有しているが
、その特性は次の様な要因により決められる。
(1)酢酸ビニル含有量 (2)酢酸ビニルの組成分布 (3ン 分子量 特にこのプラスチックは透明、柔軟であるためシートを
介して体表を目視するに便利で、体表によく密着する。
特に可塑剤を用いず軟質塩化ビニルと同様柔軟にできる
ことは経年変化によシ固くならないなどは大きい特長と
なる。
ここで、用いたエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂の音速
は、一般に酢酸ビニルの含有量および分子量に大きく依
存するだめ、これらのパラメータは最適なものを選ぶ必
要がある。分子量はMI(MELT  INDEX )
が小さい程大きくなるという関係にあり、それはよく相
関しているため1分子量に代えて前記MIをパラメータ
として評価してもよい。
第2図は酢酸ビニルの含有率(重量パーセント)と音速
(m / S8Cンの関係を、第3図は酢酸ビニルの含
有率(重量パーセント)と音響インピーダンス(X 1
0’ K7/7zsec)とcD量関係各に求めC示す
図で、図中I〜■は試料番号、○印は各試料I〜■につ
いての音速、十印は同じく音響インピーダンスの値を表
わす。また、0内の数値は各試料■〜■についての前記
MI (g/ 10 min )を示す。この第3図か
ら分かるように、酢酸ビニルの含有量が多い程、音速が
低くなり、このとき、密度は余り変化しないので音響イ
ンピーダンスも低下している。まだ、同じ含有率であれ
ば、MIは大きい程、音速が低下することも分かる。さ
らに、音速を所望の値まで低下させるには、MIを大き
くすることよりも酢酸ビニルの含有量を多くする方が効
果的であることが分かり、同含有量を25重重量パーセ
ントしたとき、音響インピーダンスが1.62 X 1
0’  (KV/rr?5ec) ト−1−)で人体1
)体表のそれと近似するという結果が得られた。
〔発明の実施例〕
本発明の実施列は、構造的には従来の超音波診断装置と
変らないだめ第1図を用いて説明する。
ここに水槽2は従来、塩化ビニールシートあるいはナイ
ロンを基布材質にニトリルゴムを加工したシートが用い
られていたが、本発明はこのシートに代えエチレンと酢
酸ビニル共重合体からなる薄いシートで作成することに
ある。これによりすでに説明した特長のある水浸式の超
音波診断装置が一実現できる。
ここでは探触子4はスキャナ5とモーター6により機械
的に動かすことにより走査を行なっているが、これに代
えアレー探触子電子リニア走査、あるいは電子セクタ走
査による超音波診断装置に本発明の原理を適用すること
もできる。この場合水槽中の水に代わり水と音響的特性
の近似した油あるいはゲルなどを用いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、透明性が良いためシートを介して体表
を目視できること、可とう性が良いこと、可塑剤を必要
としないため毒性がなく、長期間にわたり変質しないこ
となどの利点があり優れた装置が実現できることは理解
できる。本発明によるとすでに説明したようにエチレン
と酢酸ビニルの共重合体の音響的な良好な特性より水槽
の界面での反射が少なくなり多重エコーによる超音波断
層像の画質の向上されることは次の実験データより明ら
かである。
従来の透明な軟質塩化ビニールシートの水中での界面の
反射レベルとエチレン酢酸ビニルの共重合体のシートの
水中での界面の反射レベルを比較した。
第4図のごとき測定法により塩化ビニルシート(岡本理
研ゴム製商品名アポニールノンタック)とエチレンと酢
酸ビニールの共重合体のシート(三菱油化製商品名工力
ロンエバV−50LH)を水中にて、/−上表面からの
反射エコーの強度の比較を行なった。ここに7は反射エ
コー測定用オシロスコープ、8はパルサー、9はテスト
用シートである。上記の後者のシートは前者に比べ反射
レベルは第5図に示すとと<−14,8dB小さく本発
明の効果が大きいことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は水浸法による機械す=ア走査型超音波断層装置
の概略図、第2図および第3図は本発明の超音波診断装
置に用いられるエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂中の酢
酸ビニルの含有率と音速および音響インピーダンスの関
係を示す図、第4図は本発明の効果を実印する実験方法
を示すブロック図、第5図は第4図による測定結果を示
す波形図である。 2・・・水槽、4・・・探触子、5・・・スカナー、6
・・・モーター、8・・・パルサー、9・・・テスト用
シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、超音波パルスを送受信する探触子を水または被検体
    の体表の音響インピーダンスに近い液体を満たした槽内
    に設けた構成の超音波診断装置において、前記槽をエチ
    レン−酢酸ビニル共重合樹脂のシートで形成したことを
    特徴とする超音波診断装置。
JP18266084A 1984-09-03 1984-09-03 超音波診断装置 Granted JPS6162451A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18266084A JPS6162451A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 超音波診断装置

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JP18266084A JPS6162451A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 超音波診断装置

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JPS6162451A true JPS6162451A (ja) 1986-03-31
JPH044896B2 JPH044896B2 (ja) 1992-01-29

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ID=16122202

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JP18266084A Granted JPS6162451A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 超音波診断装置

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JP3471814B2 (ja) 1997-01-21 2003-12-02 日立建機株式会社 分流弁付き方向制御弁

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JPH044896B2 (ja) 1992-01-29

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