JPS6160924B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、除雪または積雪を行うための雪の採
取装置に関するものである。

従来技術 従来、この種の採取システムは、フライス式装
置、スコツプ式装置、あるいは削りながら寄せ集
めるバケツト装置等により構成されている。これ
らの雪の採取装置、あるいは取払い装置は、自動
の車輌に固定されており、かつ該装置は車輌の移
動によつて連動する。このためには、雪が採取さ
れる面は、車輌により占められる地面と少なくと
も等しくなければならない。したがつて、雪は車
輌の巾より小さな大きさに対しては採取され得な
い。

その上、フライスまたはターボフライス等の装
置によつて構成される雪の採取装置は、車輌に関
して十分な相対運動を与えない。大部分の装置
は、装置の回転表面から雪の採取する。フライス
を備えた車輌は、該フライスのドラムのそれより
もさらに大きな雪の高さを排出できない。このた
めに、雪の高さが５メートルを越える道路では、
雪の上を移動でき、かつ地面に達するまでの上か
ら下まで連続して水平な薄切りによつて雪を排出
しながら処理してゆくキヤタピラの付いた車輌が
必要である。

駐車場の様な大きな面では、除雪は、一般に２
つのサイクルで行われる。まず、スコツプあるい
は前部にバケツトを備えた装置は、その高さがし
ばしば重要である積み上がつて蓄積された雪を圧
しながら取り払う。続いて、この積み上がつた雪
は再び取り上げられて直接降ろすか、あるいはト
ラツクに積むように運搬するために、雪を採取す
る連接されたアームに取付けられた前部にバケツ
トのある土木用装置によつて排除される。

通常、土木用装置には、フライスあるいはター
ボフライスを前部のバケツトを担うように予測し
て連接されたアームに適用する可能性がある。こ
うしてフライスは、車輌に関して相対的である
が、しかし、上下あるいはその逆の単純な移動に
は限界がある運動を構成する事が出来る。雪の層
あるいはその積み重ねへ入り込むには車輌は移動
しなければならない。

また、垂直軸の回りの回転部材と連動する水平
軸の回りに連接されたアームに取付られたフライ
スも存在する。従つてフライスは上下あるいはそ
の逆の運動に従い、かつその円運動に従つて移動
する。フライスは車輌と同時ではなく、車輌に対
して支持アームの回転の垂直軸に中心のある円形
の軌道に沿つて移動しながら雪を採取する；この
垂直軸は運搬車輌の後部の平担部上に位置する。
フライスが雪を採取する時、車輌は停止するが、
雪の採取される面は、フライスの幅とそれ自身に
よつて描かれた円弧の部分によつて限定される。
また、作業の高さは、およそ２メートルに限定さ
れる；雪の幅が限定された厚みで採取される時、
車輌は移動しなければならない。

さらに、車輌に対する雪の採取装置の極めてわ
ずかの相対的な移動は、従来の装置が車輌の脇の
極めて少しの雪の面か、あるいは全然雪を採取し
ないという事になり、この事は連続の、あるいは
断続ではあるが、頻繁に車輌を移動する事を必要
とする。このような状態では採取すべき雪の面は
少なくとも車輌のそれと等しいはずである。

その上、車輌の移動はベルトコンベアのような
雪の輸送手段を雪の採取システムへ連結する事を
妨げる。

従来用いられているフライスおよびターボフラ
イスは、螺旋状の刃のついた単一の採取装置を備
えており、この事は移動の単一方向においてしか
作業する事を許さない。

発明の要旨 本発明にかかる雪の採取装置は、これら従来装
置が持つていた不都合を避ける事が出来る。本発
明の装置はいかなる輸送システムにも連結され得
る雪の採取の装置を含んでいる。本発明の装置を
使つて、層の、あるいはかなりの高さの積み重ね
に沿つて蓄積された雪を車輌を地面に接したまま
にしながら採取し、かつ排出する事が出来、ま
た、雪を、例えば、しばしば消火栓のある窪みの
様な車輌の入り込めない片すみやその他の場所に
おいて採取する事も可能である。本発明の目的と
する装置は、車道の低い所に蓄積された雪、雪庇
をなした雪、スキーのゲレンデ上の、あるいは、
その外側の傾斜面上、または、リフトの出発およ
び到着部の雪、および、何らかの積み上げをなし
てたまつた雪等を採取する事も出来る。

本発明の目的とする雪の採取装置は、従来用い
られているフライスあるいはターボフライス、あ
るいは反対に取付けられた２つのフライス、また
は移動台車に固定され、本発明に従つて組立てら
れた２つの固定子によつて構成された２つのドラ
ムの付いたフライスと、台車が往復の移動をする
事が出来るアームと、水平軸の回りをアームの端
がそこで回転できる垂直軸の回りの回転部材を受
ける台枠とから構成されている。従つて、アーム
は２つの角度をなした移動、すなわち、１つは垂
直面、他はその対称軸が垂直である円錐面を夫々
描く移動を受ける事が出来る。台枠は車輪、もし
くは、キヤタピラの付いた自動の、あるいは、牽
引される車輌に、車輌の各タイプに固有な連結部
材を介して固定される。雪採取装置の固定台枠
は、車輌の前方、あるいは、後方に適応され得
る。雪の誘導手段は雪の噴流を輸送システムに属
する雪の、場合によつては有る取り上げ装置に向
ける為に用意される。本発明の装置は、固定手
段、台枠の地面への支持手段、フライスとそのド
ラムの駆動手段、アームの回動および引揚げの駆
動手段、フライスのトンネルの方向を変えられる
部分の駆動および遠隔操作手段、トンネルの方向
を変えられる部分のとりわけ、場合によつて設け
る制御手段、機械的、水力学的および電気的トラ
ンスミツシヨン手段、動力手段、エネルギー機関
および場合によつては運搬車輌上での運動を取る
手段をも含む。本発明の１つの変形は、移動台車
に対するフライスの２つの回転運動、１つは水平
軸の回りの揺転動、他は垂直軸の回りの自転を可
能にしている。

本発明の目的とする装置において、２つのドラ
ムの付いたフライスは、母線に沿つて反対に組立
てられた２つのシリンダーの一部分の形をした開
かれた２つの固定子によつて構成される。靴の底
の如き形をした金属の薄板はそれらを連動させる
ようにするために、それらの下方の縁を連結して
いる。各固定子の真中およびそれらの共通の母線
上にその分割の共通の壁が固定子に接線的に配置
され、かつ高い方に向けられている孔が備えられ
ている。雪が排出される２つの孔は共通になつて
いる排出トンネルによつて延長されている。この
トンネルは、垂直軸の回りの回転運動と水平軸の
回りの揺転運動を受けるキヤツプを端とする可動
部で終わつており、これら２つの運動は、雪の噴
流を必要な場所に向ける事を可能にしている。多
数の刃が螺旋状にその回りに巻かれるシリンダー
から構成された各ローターは、それぞれの固定子
と同じ軸に中心が決められている。２つのロータ
ーは、チエーン、ベルト、あるいは、心棒および
自在継手のようなトランスミツシヨンの手段およ
び共通の、あるいは、分離された、水力学的動
力、あるいは、電気的動力のような動力手段によ
つて駆動されて逆方向に回転する。ローターの真
中で刃は、遠心力によつて孔を通じて雪を排出す
る水車のバケツトの様な形をして配置される。雪
は、フライスの移動の間雪を切る螺旋状に巻かれ
た刃によつてこれらのバケツトにもつて来られ
る。こうして採取された雪は、選ばれた場所で本
発明の装置の近くに噴出される。

こうしてフライスは、車輌の回りを同時に水平
および垂直に回転し、かつ、そこから遠ざかる事
を可能にする様々な運動のために、不動のままで
いる車輌に対し移動し得て、あらゆる場所で雪を
採取する事が出来る。これら主要な運動に、台車
に対してフライスの２つの相補的な運動が揺転動
および回転として加えられる。従つて、本発明装
置の目的であるフライスは、移動の２つの方向に
おいて作業しながら雪を採取出来、また、使用さ
れるフライスがいかなるもので、それは回転の垂
直軸に集中する放射状の薄片、あるいは、この軸
上に中心のある同心円の薄片のアームに平行な連
続した層によつて細かく切られた雪を排出する。
フライスは、移動方向に直角に向けられるが、ま
た、この方向に斜めにも向けられるローターの軸
を有して移動出来る。

雪の輸送システムは、本発明の目的とする雪の
採取装置に独立に、あるいは依存して組み合わせ
ることが出来る。従つて、雪の噴流は、トラツク
の荷台、ベルトコンベアー空気による輸送手段、
あるいは、他のあらゆる輸送手段であり得る輸送
システムに向けられる。

本発明の目的とする装置を使うと、いかなる場
所の雪も、特に現行の装置がなし得ない場所の雪
も採取する事が出来、その結果、シヤベルでの手
による採取の操作を削除すると同時に機械的採取
の能率と面積を改良する事が出来る上に、この装
置は特別の車輌を要求しない。本発明の装置はい
かなる車輌にも適用する事が出来、この事は開発
の大きな柔軟性と大きな便利さを与える。さら
に、本発明の採取装置を使うと、輸送の様々の手
段の利用によつて雪を運ぶ事も出来る。

実施例 以下に、本発明の装置として、限定的でない実
施例を示す添付の図面を参照しながら、本発明が
いかに実施されるかを良く理解する事を可能にす
るであろう。

先ず、本発明にかかる装置の第１実施例として
示す第１図で見られる様に、アーム１はフライス
４に固定された台車３が自在に移動する一対の案
内チユーブ２から構成されている。台車３は正逆
両方向に油圧モーターで駆動されるチエーンまた
はケーブル５によつて上記チユーブ２に沿つて移
動される。

第２図に示す本発明にかかる装置の第２実施例
では、第１図の移動に加えて台車３と共にフライ
ス４がチユーブ２に対して２種類の相対運動をな
し得る構成にしている。１つはフライス４が台車
３と一体になつて水平軸７の回りに揺転し得る運
動である。この揺転はフライス４とチユーブ２の
間に設けた伸縮自在に往復動し得るジヤツキ８に
よつて得られる；今１つの運動はフライス４が台
車３と一体になり雪の排出孔の軸と合体した垂直
軸９の回りに回転し得る自転である。この自転は
図示されていないが垂直軸９とフライス４の間に
設けた複動ジヤツキによつても得られる。この第
２図では、台車３のモーター１２によつて駆動さ
れる歯車１１とアーム１のチユーブ２上で固定し
た歯付軌条１０とが噛み合うように構成された台
車３の駆動システムの変形例も示されている。

第１図に見られる様に、アーム１の端部１３
は、台枠１７に備える垂直軸１６の回りに回転自
在に設けられると共に一対のジヤツキ１８によつ
て回転駆動される回転部材１５上に設けた水平軸
１４の回りに回転自在に連結されている。

第２図に見られる様に、第２実施例では、アー
ム１の端部１３が垂直軸１６上に回転中心が置か
れ、かつ台枠１７に備える回転ジヤツキ１９によ
つて回転駆動される回転部材１５上に設けた水平
軸１４の回りに回転自在に連結される。

軸１４の回りに回転自在に設けたアーム１をそ
の方向に上下へ回転する運動は、第１図および第
２図で見られる様に、固定位置の滑車２３に釣り
掛けられ、かつモーター２２で駆動されるウイン
チ２１によつて巻揚げまたは巻戻し作動される１
条または２条で配置されたケーブル２０の長さの
調節によつて得られる。この他アームの回転運動
は、図示されていないが、アーム１と回転部材１
５を連結するジヤツキによつて引揚げ作動するよ
うにしても得られる。

上記引揚げケーブル２０は、柱状に樹設されて
いる支脚２４の端部に設けた滑車２３に釣り掛け
られて繋留されたり、送り出されたりする。第１
図で見られる様に、滑車の回転軸は上記垂直軸１
６と同一軸線上の垂直軸の回りに回転自在に設け
られ、かつ台枠１７に設けた脚２４の先端に支持
されている。

本発明の装置は、車輌の各タイプに備える固有
の連結手段２５および車輌のシヤーシの後部に支
脚２４の端部を連結する一対の支柱２６の手段で
各車輌に固定される。このような固定で第１図で
見られる様に、車輌のシヤーシ全体に本発明の装
置でかかる応力を均等に割り当てる事を可能にし
ている。

本発明の装置の第２実施例に従えば、第２図で
見られる様に支柱２６を支持する一対の支持脚２
７の手段で直接地面に応力の部分を割り当てる事
ができる。これら一対の支持脚２７はピンあるい
は水力ジヤツキによつて高さを調節出来る一対の
伸縮自在なチユーブから構成されている。これら
は第２図では垂直になつているが、例えば支脚２
４の側面を安定する支柱２８を下方へ延長して地
面に接するように斜めに配置することもできる。

本発明の第１実施例の詳細を示す第３図で見ら
れるように、本発明の主要な構成要件であるダブ
ルドラムを備えたフライスは、フライスの平面図
を示す第５図で見られるように、両端部に夫々側
板３０を備える一対の夫々側方を開口した固定子
２９，２９から構成されている。これら側板３０
は、回転自在に設けられ子ロータ３２の回転軸の
軸受３１を備えている；側板３０の１つはその内
側にロータ３２のトランスミツシヨン装置を収納
したカバー３３を設けている。一対の夫々側方を
開口した固定子２９の組合せは、例えば第６図に
見られる様にリベツト３４によりそれらの母線の
接触部を一体的に連結して実現される。これら固
定子２９の組立ては底敷板３５によつて一体化し
てもよい；これら固定子２９は、移動台車３が固
定されている上部のプレート３６によつて一体的
に補強される。また、第３図と第５図で見られる
ように、一対の固定子２９の互いに相対面する真
中に夫々長方形の断面を持つ孔３７を設けるよう
にしてもよい。これら一対の孔３７はフライス４
の対称面で固定子２９の接線を垂直に延長して配
置された壁３８によつて左右に分割される。この
壁３８はほぼ台車３底面のプレート３６の水準近
くに達する。雪が排出される上記一対の孔３７は
共通のトンネル３９によつて台車３の上方へ延長
されている。

第１図で見られる様に、トンネル３９の先端
は、フレキシブルな円筒状の可動部４０と連動し
ている歯車と噛み合う歯車が取り付けられた心棒
をモータ４１によつて回転駆動することによりト
ンネル３９の軸の回りをそれ自身回転する事が出
来るようにした円筒状の可動部４０によつて上方
へ延長されており、該可動部４０の回転によつて
雪の噴流は横斜めに向けられて放出される；可動
部４０は複動のジヤツキ４４によつて仰角方向に
雪の噴流を向ける事の出来る可動部４０に設けた
水平軸４３の回りを揺動するキヤツプ４２を設け
ている；駆動装置としてのモータ４１とジヤツキ
４４は電気的あるいは機械的に作動する；また駆
動装置の運転は遠隔操作され得る。可動部４０と
方向変更用キヤツプ４２に手で決められピンある
いは止めネジで特定の位置に自在に維持すること
がてできる。

第７図および第９図で見られる様に、もしキヤ
ツプ４２から出る雪の噴流が台枠１７に置かれた
回収装置に向けられるべきであるならば、トンネ
ル３９の可動部４０は削除されるか、あるいは固
定位置に維持することができる。キヤツプ４２の
傾斜は、台枠１７に対するフライス４の隔たりに
関連して、止めネジ５０の位置によつて長さを自
在に調節出来るように連接棒４９を作動する脚部
４８が固定されている心棒４７と一体に形成した
フインガー４６が摺動自在に摩擦するチユーブ２
に固定されたリニアーカム４５を含む機械的制御
システムによつて変化される。キヤツプ４２の傾
斜をきめるカム４５の形は一連のテストの後、経
験的に決定される。

第４，５，６図の各図示で見られる様に、一対
のローター３２は、一側のローター３２を他側の
ローター３２に対してその回転方向を逆にする事
が出来る歯車５３と噛み合う歯車５２を駆動する
水力モータ５１によつて駆動される。歯車５２と
５３の支軸にはベルト５８と５９の手段を介して
滑車５６と５７をそれぞれ駆動する滑車５４と５
５が取り付けられている。

一対のローター３２は、第３，４および５図の
各図で見られる様に外表面に左右逆巻の螺旋状の
形をした刃６０と中央母線のバケツト状の形をし
た刃６１が巻かれた２つのシリンダーから構成さ
れている。

第１図および第２図で見られる様に、装置の動
力源は覆い６２の内側に内蔵した熱機関であり、
この覆い６２には該熱機関により駆動されて、モ
ータ６，２２，５１，４１，１９，１２およびジ
ヤツキ１８，８，２７を作動する油圧ポンプも内
蔵している。

本発明にかかる装置の変形例として、例えば
種々の装置の駆動に対して、電気発電機からの電
気的トランスミツシヨンおよび機械的トランスミ
ツシヨンを用いることができる。また、種々のタ
イプのトランスミツシヨンを共に使用される事が
出来る。

本発明装置の変形例として。動力源が運動を生
み出すシステムとして装置に連結された車輌のモ
ータであつてもよい。

もし、車輌モータが装置の付属品を働かすため
に予想された油圧ポンプを有するならば、それに
装置のモータとジヤツキの部分、とり分けフライ
スの移動を指令するモータ装置を接続することが
できる。

もし、この装置に連結された雪の輸送システム
が空気的輸送装置であるならば、導管への雪の噴
射器７０は、第７図に見られる様に導入孔の軸が
装置の回転の垂直軸上に中心が来る様に台枠１７
上に配置されよう。もし、噴射器７０が回転する
水門の如きゲート部材であるならば、それはフレ
キシブルな導管６３により車輌の後部に置かれた
空気の発生機に、そして柔らかい導管６４により
輸送の導管に連結される。雪は導入孔の上部に中
心を有したままでアーム１と共に回転する適当な
形をした管６５によつて、噴射器の導入孔に誘導
される。同様に、もし輸送手段が第８図に見られ
る様にベルトコンベア６６であるならば、雪は同
じ条件でホツパー６７の孔に誘導されよう。本発
明にかかる装置の種々の変形例に従えば、誘導管
はフライスの排出トンネルとの不連続あるいは連
続な連結を保証すれば種々の形を与える事が出来
る。

もし、輸送手段が運ばれるかあるいは牽引され
る荷台であるならば、雪の噴流は、第１図で見ら
れる様に可動部４０の回転とキヤツプ４２の揺転
動によつて常時そこへ向けられ、また、これら２
つの運動は操縦場所から遠隔操作される。さら
に、水力的流体の排出あるいは電動体を保証する
ホースおよび導管は、固定部あるいは第１図のケ
ーブル２０にリングあるいはコロ６８の手段でき
つちりと固定される。並進でのフライスの移動の
ために、ホースおよび導体は、車輌の後部あるい
は他の場所に置かれたドラム６９で巻かれる事に
よつてストツクされ得る；なお、複滑車あるいは
他の手段によつてもストツクされ得る。

本発明の目的である雪の採取装置は、雪の輸送
が必要なあらゆる操作において利用される事が出
来、これはスコツプのついた機械との協力による
大規模な地面、道路、歩道、中庭、スキーゲレン
デ上の個所および過剰な積雪が具合のわるい機械
的リフトの端のエリアの除雪の場合である。雪の
輸送は自然積雪が不充分な時、種々の輸送手段を
利用してスキーゲレンデの一部あるいは全部の積
雪に対しても必要である。

本発明の範囲を逸脱する事なく、図面に示した
各実施例を種々に変更し得る事は当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の装置を示す斜視
図、第２図は本発明の第２実施例の装置を示す斜
視図、第３図は第１図の要部の断面図、第４図は
第３図の側面図、第５図は第３図の平面図、第６
図は第３図と同様の他の位置における断面部、第
７図は第１図の変形例を示す斜視図、第８図は第
１図の他の変形例を示す斜視図、第９図は第７図
の一部拡大図である。 １……運搬装置、２……アーム、３……台車、
４……除雪用フライス装置、５……駆動手段、６
……動力手段、７，９……軸、１７……シヤー
シ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 運搬車輌の前部あるいは後部に、夫々運搬手
   段を介して水平軸１４と垂直軸１６の回りに回転
   変位できるようにアーム２を取付け、かつ駆動手
   段を介して回転駆動するフライスを備えた除雪用
   フライス装置４を、上記アーム上に、遠隔操作さ
   れる動力手段を介してアーム２に沿つて走行移動
   できるように設けて、運搬車輌に対して除雪用フ
   ライス装置をアームに沿つて前後に走行移動させ
   て車輌に近付けたり、遠ざけたりし得ると共に、
   アームと共に運搬車輌の水平軸または垂直軸の回
   りに上下または左右に回転変位させて車輌に対し
   て方向転換し得るようにしたことを特徴とする雪
   の採取装置。 ２ 上記除雪用フライスの付いた装置４に採取さ
   れた雪の排出およびその方向づけの構造３９，４
   ０，４２が連結されているという特徴を有する上
   記請求の範囲第１項に記載の雪の採取装置。 ３ 上記除雪用フライスの付いた装置４はその外
   壁の部分が円筒型になつた２つの固定子２９を含
   み、これら固定子は母線に沿つて向かい合つて組
   み立てられており、各々互いに近くに、対称面に
   含まれた共通の壁３８によつて分けられた排出孔
   ３７を有し、かつ該孔は雪の噴流を向けられるよ
   うに遠隔操作による動力手段４１，４４によつて
   動かす事の出来る方向づけ可能な連接部４０，４
   ２で終えているトンネル３９によつて延長されて
   おり、２つの固定子の各々は雪を截断し、かつ排
   出するためのロータ３２を受けており、これら２
   つのロータはこれらを逆方向に回転させる動力お
   よび伝達手段５１，５８，５９によつて駆動され
   るという特徴を有する上記請求の範囲第２項に記
   載の雪の採取装置。 ４ 上記フライスの付いた装置４は該運搬アーム
   ２上を台車３の手段で移動し、この台車に対して
   該フライスの付いた装置が該アームに垂直な軸７
   および排出構造３９の全体軸９の回りを回転出来
   るという特徴を有する上記請求の範囲第３項に記
   載の雪の採取装置。 ５ 上記運搬構造の車輌への固定手段は連結シヤ
   ーシ１７、および該車輌のシヤーシ上で該シヤー
   シの固定具から比較的遠ざかつた個所で固定さ
   れ、かつ該シヤーシに連結された垂直な支柱２４
   の上端部を、該雪の採取装置から生ずる応力を該
   車輌のシヤーシの可能な最も大きな面上に分割す
   る様に、支持する２つのアーム２６を含むという
   事によつて特徴づけられた上記請求の範囲第１項
   乃至第４項のいずれか１項に記載した雪の採取装
   置。 ６ 上記運搬構造を低いところから高いところ
   へ、またその逆に角度をなした移動に従つて持ち
   上げる駆動用の動力手段は巻揚機２３と共に利用
   され得るケーブル２０によるシステムであり、こ
   の巻揚機の繋留が該シヤーシ１７に連結された垂
   直な支柱２４の端部に備えられ、かつその端部は
   該ケーブルがそこで巻かれまたモータ２２によつ
   て作動されるウインチ２１に固定されているとい
   う特徴を有する上記請求の範囲第１項または第５
   項に記載の雪の採取装置。 ７ 上記運搬アームを横方向に角度をなした移動
   に従つて回転駆動する動力手段はジヤツキによる
   作動システム１５，１８，１９を含むという特徴
   を有する上記請求の範囲第１項乃至第６項のいず
   れか１項に記載の雪の採取装置。 ８ 上記装置は更に採取され、かつ排出および方
   向づける構造３９；４０，４２によつて排出され
   る雪の受入れおよび排出システム６５を含むとい
   う特徴を有する上記請求の範囲第２項乃至第４項
   又は第７項のいずれか１項に記載の雪の採取装
   置。 ９ 上記受入れおよび排出システム６５は連結シ
   ヤーシ１７上に取付けられ、かつ排出および方向
   づける構造３９；４０，４２によつて排出される
   雪の連節された誘導構造６５を含むという特徴を
   有する上記請求の範囲第７項又は第８項のいずれ
   か１項に記載の雪の採取装置。 １０ 上記装置は更に採取され、かつ排出および
   方向づける構造３９；４０，４２によつて排出さ
   れる雪の受入れおよび排出システム６２を含むと
   いう特徴を有する上記請求の範囲第２項乃至第４
   項又は第７項のいずれか１項に記載の雪の採取装
   置。 １１ 上記装置は更に採取され、かつ排出および
   方向づける構造３９；４０，４２によつて排出さ
   れる雪の受入れおよび排出システム６４を含むと
   いう特徴を有する上記請求の範囲第２項乃至第４
   項又は第７項のいずれか１項に記載の雪の採取装
   置。 １２ 上記装置は更に採取され、かつ排出および
   方向づける構造３９；４０，４２によつて排出さ
   れる雪の受入れおよび排出システム６６を含むと
   いう特徴を有する上記請求の範囲第２項乃至第４
   項又は第７項のいずれか１項に記載の雪の採取装
   置。