JPS6160626B2 - - Google Patents

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JPS6160626B2
JPS6160626B2 JP48124768A JP12476873A JPS6160626B2 JP S6160626 B2 JPS6160626 B2 JP S6160626B2 JP 48124768 A JP48124768 A JP 48124768A JP 12476873 A JP12476873 A JP 12476873A JP S6160626 B2 JPS6160626 B2 JP S6160626B2
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JP
Japan
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channel
pulse
video signal
screen
sampling
Prior art date
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Expired
Application number
JP48124768A
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English (en)
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JPS5075730A (ja
Inventor
Koji Oochi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP48124768A priority Critical patent/JPS6160626B2/ja
Publication of JPS5075730A publication Critical patent/JPS5075730A/ja
Publication of JPS6160626B2 publication Critical patent/JPS6160626B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、あるテレビ放送の受像画面の中に、
他のテレビ放送の受像画面を縮小して映し出すこ
とができ、従つてAチヤンネルの放送受像時にB
チヤンネルの放送をモニタすることができるテレ
ビ受像機を提供しようとするものである。 即ち、第1図において、1は本発明によるテレ
ビ受像機を示し、2Aはその再生画面で、メイン
チヤンネルつまみ3Aをまわすと、これにより選
局されたAチヤンネルの放送が画面2Aに普通に
映し出される。そしてスイツチ4を入れると画面
2Aの一部にBチヤンネルの放送の画面2Bが小
さく映し出される。この画面2Bのチヤンネル
は、サブチヤンネルつまみ3Bによつて任意に選
局でき、またその画面2Bの水平及び垂直位置は
位置調整つまみ5H,5Vによつて自由に変更で
きる。本発明はそのようなテレビ受像機を提供し
ようとするものである。 ところでこのようにAチヤンネルの画面2Aの
中に、Bチヤンネルの画面2Bを挿入する場合、
受像管の電子ビームはAチヤンネルの映像信号に
同期して偏向されるので、画面2Bに対する偏向
もAチヤンネルの映像信号に同期して行われる。
ところがAチヤンネルとBチヤンネルとでは、許
容偏差内において同期周波数が違つているのが普
通である。従つてAチヤンネルの映像信号に同期
してBチヤンネルの画面2Bを映し出したのでは
この画面2Bは同期がとれず流れてしまう。 また画面2Bをもとの大きさの例えば1/3(長
さ比)に縮小する場合、画面2Bの走査線数を1/
3にすれば、画面2Bの高さはもとの1/3になる
が、これでは横幅まで1/3にすることはできな
い。 そこで本発明は、これらBチヤンネルの画面2
Bの同期及び縮小を電荷移送素子によつて解決し
たものである。即ち本発明においては、Bチヤン
ネルの映像信号をこれに同期した速度で電荷移送
素子に書き込み、その書き込まれたBチヤンネル
の映像信号をAチヤンネルの映像信号に同期して
読み出すことによつて画面2Bの同期をとる。ま
たその書き込み時、Bチヤンネルの映像信号をサ
ンプリングして書き込むことによつて画面2Bを
縮小するもので、例えば画面2Bの走査線数を1/
3にすることによつて画面2Bの高さをもとの1/3
にすると共に、その各走査線の絵素数も1/3にす
ることによつて画面2Bの横幅をもとの1/3にす
る。そしてこのためには、Bチヤンネルの映像信
号を電荷移送素子に書き込む場合、そのBチヤン
ネルの映像信号をそのような周期でサンプリング
するものである。 第2図はその一例を示すもので、11A,11
Bはチユーナ、12A,12Bは映像中間周波増
幅回路、13A,13Bは映像検波回路を示し、
検波回路13AからはAチヤンネルの映像信号が
取り出される。また検波回路13BからはBチヤ
ンネルの映像信号が取り出される。また14,1
5は電荷移送素子、この例ではBBD(バツケツ
ト・ブリゲード・デイバイス)を示し、これらに
は検波回路13BよりのBチヤンネルの映像信号
が書き込み信号として供給される。そしてAチヤ
ンネルの映像信号が偶数フイールドのときには
BBD14からBチヤンネルの映像信号が読み出
され、また奇数フイールドのときにはBBD15
からBチヤンネルの映像信号が読み出される。そ
して検波回路13AからのAチヤンネルの映像信
号がスイツチ回路30に供給されると共に、
BBD14,15から読み出されたBチヤンネル
の映像信号がスイツチ回路30に供給され、スイ
ツチ回路30からはAチヤンネルまたはBチヤン
ネルの映像信号が取り出され、これは映像増幅回
路16を通じて受像管17に供給される。 また検波回路13AよりのAチヤンネルの映像
信号が同期分離回路21Aに供給されて同期パル
スが取り出され、この同期パルスが偏向回路22
に供給されて水平及び垂直偏向信号が形成され、
この偏向信号が受像管17の偏向コイル23に供
給される。従つて、受像管17にAチヤンネルの
映像信号が供給されれば、これは同期がとれるこ
とにより、受像管17にはAチヤンネルの画面2
Aが同期して映し出される。 さらにBBD14,15にBチヤンネルの映像
信号を書き込む場合、これをBチヤンネルの映像
信号に同期して行うと共に、画面縮小用のサンプ
リングを行うために書き込みパルス形成回路40
が設けられる。即ち検波回路13BよりBチヤン
ネルの映像信号が同期分離回路21Bに供給され
て複合同期パルスが取り出され、この同期パルス
がパルス形成回路40に供給され、Aチヤンネル
が偶数フイールドのとき読み出されるBチヤンネ
ルの映像信号を書き込むための書き込みパルス
WRTEと、Aチヤンネルが奇数フイールドのと
き読み出されるBチヤンネルの映像信号を書き込
むための書き込みパルスWRTOとが、その同期
パルスに同期して形成され、これらパルス
WRTE,WRTOはスイツチ回路31,32を通
じてBBD14,15のクロツク端子に供給され
る。 またBBD14,15からBチヤンネルの映像
信号を読み出す場合、これをAチヤンネルの映像
信号に同期して行うために、読み出しパルス形成
回路50が設けられ、これには同期分離回路21
AよりAチヤンネルの複合同期パルスが供給され
てた読み出しパルスREADがその同期パルスに同
期して形成され、これはスイツチ回路31,32
を通じてBBD14,15のクロツク端子に供給
される。 さらにAチヤンネルの映像信号及びBBD1
4,15からのBチヤンネルの映像信号(これは
Aチヤンネルの映像信号に同期している)に同期
してスイツチ回路30を切り換えるためにパルス
形成回路50よりAチヤンネルの同期パルスに同
期したパルスが第1の制御回路60に供給されて
第1の制御パルスが形成され、これがスイツチ回
路30に供給される。 同様にAチヤンネルの映像信号及び検波回路1
3BからのBチヤンネルの映像信号にそれぞれ同
期してスイツチ回路31,32を切り換えるため
に、パルス形成回路40,50よりAチヤンネル
及びBチヤンネルの同期パルスに同期したパルス
が第2の制御回路70に供給されて第2の制御パ
ルスが形成され、これがスイツチ回路31,32
に供給される。 そしてBチヤンネルの映像信号を偶数フイール
ド用としてBBDに書き込む場合には(「偶数(奇
数)フイールド用」とは、Aチヤンネルが偶数
(寄数)フイールドのときに読み出す情報という
意味)、パルス形成回路40よりのパルスWRTE
がスイツチ回路31を通じてBBD14に供給さ
れ、そのBチヤンネルの映像信号はサンプリング
される(以下これを偶数フイールドのサンプリン
グと呼ぶ)と同時にBBD14に書き込まれる。
この場合、パルスWRTEは、Bチヤンネルの同
期パルスに同期しているので、Bチヤンネルの映
像信号のサンプリング及びBBD14への書き込
みはBチヤンネルの映像信号に同期して行われ
る。またサンプリングは、例えば走査線数が1/3
となり、さらに各走査線において絵素数がもとの
1/3となるように、従つて各フイールドで全体と
して絵素数が1/9となるように行われる。そして
Bチヤンネルの映像信号を奇数フイールド用とし
てBBDに書き込む場合にはパルス形成回路40
よりのパルスWRTOがスイツチ回路32を通じ
てBBD15に供給され、そのBチヤンネルの映
像信号が同様にサンプリングされる(以下これを
奇数フイールドのサンプリングと呼ぶ)と同時に
BBD15に書き込まれる。 そしてAチヤンネルの映像信号が偶数フイール
ドの場合には、検波回路13AよりAチヤンネル
の映像信号がスイツチ回路30及び増幅回路16
を通じて受像管17に供給されると共に、画面2
Bに対応する期間には、パルス形成回路50より
のパルスREADがスイツチ回路31を通じてBBD
14に供給され、このBBD14にサンプリング
されて書き込まれていたBチヤンネルの映像信号
が読み出され、この読み出されたBチヤンネルの
映像信号がスイツチ回路30及び増幅回路16を
通じて受像管17に供給される。同様にAチヤン
ネルの映像信号が奇数フイールドの場合には検波
回路13AよりAチヤンネルの映像信号がスイツ
チ回路30及び増幅回路16を通じて受像管17
に供給されると共に、画面2Bに対応する期間に
は、パルス形成回路50よりのパルスREADがス
イツチ回路32を通じてBBD15に供給され、
このBBD15にサンプリングされて書き込まれ
ていたBチヤンネルの映像信号が読み出され、こ
の読み出されたBチヤンネルの映像信号がスイツ
チ回路30及び増幅回路16を通じて受像管17
に供給される。この場合、BBD14,15には
Bチヤンネルの映像信号が走査線数が1/3とな
り、各走査線の絵素数が1/3となるようにサンプ
リングされて書き込まれていて、このサンプリン
グされているBチヤンネルの映像信号を通常の掃
引速度(Aチヤンネルの同期速度)で読み出して
いるので、このBチヤンネルの映像信号の再生画
面2Bの高さは1/3になると共に、その横幅も1/3
になり、即ち縮小される。またBBD14,15
からBチヤンネルの映像信号を読み出す場合、そ
の読み出しパルスREADはAチヤンネルの同期パ
ルスに同期しているので、読み出されたBチヤン
ネルの映像信号はAチヤンネルの同期パルスに同
期していることになり、画面2Bは同期がとれ、
流れることがない。 従つてAチヤンネルの再生画面2Aの中にBチ
ヤンネルの再生画面2Bが縮小されて映し出され
る。またAチヤンネルの映像信号の各フイールド
において読み出しパルスREADの位置を変更すれ
ばこれにより画面2Bの垂直位置を変更でき、ま
たAチヤンネルの映像信号の各水平走査において
読み出しパルスREADの位置を変更すれば画面2
Bの水平位置を変更できる。さらにスイツチ回路
30の切り換えを停止させて検波回路13Aより
のAチヤンネルの映像信号だけを増幅回路16を
通じて受像管17に供給すれば、画面2Aだけを
再生でき、普通の受像状態にできる。 次に各部の特に考慮すべき点及び具体的な構成
について説明しよう。 1 BBD14,15における書き込み及び読み
出しのタイミング 上述のように、AチヤンネルとBチヤンネル
とでは許容偏差内において同期周波数が違うの
で、BBD14,15における書き込み及び読
み出しのタイミングは複雑なものとなる。第3
図はこのタイミングを説明するための図で、こ
の図ではBチヤンネルの同期速度を基準として
Aチヤンネルの映像信号との位相関係ごを示し
た場合である。なお、ここで「挿入画面区間」
は、Aチヤンネルの映像信号においてBチヤン
ネルの映像信号が挿入される部分、「書き込み
区間」はBチヤンネルの映像信号に対してサン
プリング及び書き込みが行われる部分、「Bチ
ヤンネル垂直ブランキング区間」は、Bチヤン
ネルの映像信号において前のフイールドの最後
のサンプリング点から次のフイールドの最初の
サンプリング点までの部分、「ガード区間」は
Bチヤンネルの垂直ブランギング区間の始めに
設けた6水平区間程度の部分である。 そしてこの第3図に示すように、Aチヤンネ
ルの映像信号とBチヤンネルの映像信号との位
相関係にはa〜fの6通りの状態があると共
に、状態a〜fはゆつくりした速度で順に次の
状態へと移行する。この様子を示したのが第4
図で、時計方向にまわる場合はAチヤンネルの
同期周波数の方が高いときで、また反時計方向
にまわる場合は、Bチヤンネルの同期周波数の
方が高いときで、AチヤンネルとBチヤンネル
の同期周波数の差が大きくなればなるほど、第
4図に示した状態a〜fの回転は速くなる。 そして、これら状態a〜fの規則性を調べる
と(第3図ではAチヤンネルが奇数フイールド
時と偶数フイールド時に読出されるBチヤンネ
ルの映像信号の書き込み区間が交互に示されて
いるが、BBD14,15をAチヤンネルが奇
数フイールドか偶数フイールドかで分けて使用
しているので、Aチヤンネルが奇数か偶数かの
いずれかのフイールドにだけ着目すればよ
い)、状態a,b,cのグループでは挿入画面
区間とガード区間とが離れていて、挿入画面区
間に一度読み出しをしてから次の書き込み区間
までの間に、必ず一つのガード区間がある。し
かし状態d,e,fのグループでは、挿入画面
区間とガード区間とが重なつていて挿入画面区
間に読み出しを行つてすぐ次のフイールドで書
き込みを行つている。以上のことから、書き込
み区間は次のようにに選べばよいことがわか
る。 (i) 挿入画面区間に読み出しを行つたとき、こ
の挿入画面区間にガード区間がなければガー
ド区間がくるまで待ち、ガード区間を一つ数
えたらこのすぐ次のフイールドを書き込む。 (ii) 挿入画面区間に読み出しを行つたとき、こ
の挿入画面区間にガード区間があれば、すぐ
後のフイールドを書き込む。 ただし、これらの法則(i),(ii)は、第3図の定
常状態から見い出したものであるから、状態a
〜fが変化する過程でも適用できるか調べる必
要がある。 法則(i)は状態a,b,cのグループに適用さ
れ、法則(ii)は状態d,e,fのグループに適用
されるので、両グループのわかれ目である状態
cから状態dへの変化及びこの逆の変化でどう
なるかを調べればよい。 第5図は状態cから状態dへ変化する場合
で、点線の矢印は上記した法則に従つている挿
入画面区間と書き込み区間との関係を示してい
る。そして1,2番目はcの状態であり、3番
目以降はdの状態となつているが、この図から
も明らかなように、Bチヤンネルの3番目と4
番目の垂直ブランキング期間に挟まれた映像期
間は、BBD14及び15の双方に書き込まれ
るため、、その後に同じフイールド情報が2度
続けて読み出される結果となるが、同じBBD
14(または15)で書き込みと読み出しとを
同時に行うという不都合は生じていない。しか
し、もしAチヤンネルとBチヤンネルの同期周
波数の差が大きくて、3番目はdの状態である
が、次の4番目がeの状態に変化してしまつた
とすると、偶数フイールドの書き込み区間と偶
数フイールドの挿入画面区間とが一部重なつて
しまう。これを避けるためには、4番目もd状
態でなければならない。従つて最低2フイール
ドはPの状態を保つ必要があり、またこうなる
ように挿入画面区間、ガード区間の大きさを定
める必要がある。 一方、第6図は状態dから状態cへ変化する
場合で、1,2番目はdの状態であり、3番目
以降はfの状態である。そしてこの場合、Bチ
ヤンネルの3番目と4番目の垂直ブランキング
期間に挟まれた映像期間の書き込みが省略され
る結果となるが、挿入画面区間と書き込み区間
との位置関係に不都合はない。 また、このほかにもAチヤンネルとBチヤン
ネルの同期周波数の偏差よりも変動の方が大き
く、状態cとdとを交互に繰り返すような場合
もあるが、上述の法則(i),(ii)を適用しても不都
合は生じない。 以上は状態a〜fが連続的に変化していく場
合であり、第4図に示された矢印の方向に順に
移込する場合である。ところが不連続に変化す
る場合がある。例えばBチヤンネルをオンにし
たとき、Bチヤンネルのチヤンネルを切り換え
たとき、あるいは挿入画面2Bの位置を動かし
たときなどの場合である。しかし、法則(i),(ii)
を適用しても不都合を生じるのは初めの数フイ
ールドの間だけでであり、その後は正常な状態
に復帰する(説明は省略)。 なお、挿入画面区間とブランキング区間との
位置関係は第3図で挿入画面区間とブランキン
グ区間が離れている状態(状態a)と、ブラン
キング区間の後縁が挿入画面区間内にある状態
(状態b)と、挿入画面区間がブランキング区
間内に含まれている状態(状態cとd)と、ブ
ランキング区間の前縁が挿入画面区間内にある
状態(状態eとf)との4通りであるが、わざ
わざガード区間を設けて状態をa〜fの6通り
にした理由は、ブランキング区間に挿入画面区
間が入つている状態c,dのとき、次に状態b
になるのか、それとも状態eになるのかを判別
するためである。 また、上述の説明は、Bチヤンネルの同期速
度を基準としたものとなつているが、本発明の
理解を容易にするために第26図にAチヤンネ
ルの垂直ブランキング位置を基準とした場合の
読み出し及び書き込みのタイミング図を示す。 すなわち、第26図の状態XがAチヤンネル
の垂直ブランキング信号のタイミングを示し、
第26図の状態a〜fは第3図の状態a〜fに
それぞれ対応させたタイミングを示す。そし
て、第26図と第3図の比較で明確なように第
26図の状態a〜fはAチヤンネルに対し、B
チヤンネルの位相が順次シフトした状態を示し
ていることがわかる。 さらに挿入画面位置はAチヤンネルの所定位
置に固定されており、書き込みと読出しが同時
に行われないようにするためには本発明のよう
な書き込み制御が必要とされることがより一層
明確に理解できる。なお、第26図において、
Aチヤンネルの垂直ブランキング期間に比しB
チヤンネルの垂直ブランキング期間が長く表さ
れているが、これはBチヤンネルの垂直ブラン
キング期間を上述のように非サンプリング期間
と定義したためである。 2 挿入画面2Bの大きさ及びサンプリング Bチヤンネルの画面2Bを縮小する場合、も
との大きさのBチヤンネルの画面を単純にその
まま縮小するよりも、もとの大きさのBチヤン
ネルの画面の上下左右の部分を枠状にけずり、
残つた部分を縮小すれば画面2Bはあまり縮小
されないことになり、有利である。 以下の説明では、このように画面2Bは上下
左右の部分が枠状にけずられると共に、縮小さ
れた場合である。 まず画面2Bの高さは、第3,5,6図にお
いて、状態cから次のように制限される。 (挿入画面区間)≦(Bチヤンネル垂直ブランキ
ング区間)−(ガード区間) この画面挿入区間は、画面2Bの高さに相当
するものであり、この高さが決まれば、画面2
Bの縦横比(3対4)から横幅も自然と決ま
る。そして上式は絶対にくずすことはできな
い。従つて画面2Bについては高さについて考
えればよい。 画面2Bの高さを決定するものは、もとの大
きさのBチヤンネルの画面の上下のけずる部分
と、この画面2Bの走査線数である。 まず、もとの画面の上下のけずる部分である
が、これはBチヤンネル垂直ブランキング区間
に相当し、これを小さくすれば、それにつれて
もとの大きさのBチヤンネルの画面におけるサ
ンプリング範囲が広がり、挿入画面2Bの大き
さを小さくするか、解像度を下げなければなら
ず、逆に大きくすればそれにつれてサンプリン
グ範囲が狭くなり、もとの大きさのBチヤンネ
ルの画面の全体の内容がつかめなくなる。そこ
で、これらを考慮すると、Bチヤンネルブラン
キング区間は、80±20〔H〕(Hは水平同期で
通常の映像信号では約20H)とするとよい。 次に画面2Bの走査線数であるが、サンプリ
ングする走査線の間隔をあまり大きくとると、
画面2Bが荒くなつて内容が理解できなくな
る。このサンプリングする走査線の間隔(以下
aとする)は、3〜5が適当と考えられる
が、aが奇数か偶数かによつて画面2Bの質
が異なるし、サンプリングの論理回路も違つた
ものとなる。これについて第7図により説明し
よう。 第7図で実線がBチヤンネルの奇数フイール
ドの走査線を示し、点線が偶数フイールドの走
査線を示す。また太線がサンプリング(書き込
み)される部分を示す。そして第5図及び第6
図の説明からわかるように、Bチヤンネルのフ
イールドに関係なく奇数フイールド及び偶数フ
イールドのサンプリングが行われるので、1フ
レームの絵としては第7図においてイ−ロ,ニ
−ハ,イ−ハ,ニ−ロの4通りの組み合わせの
ものが考えられる。 尚、第7図において実線はBチヤンネルの奇
数フイールドの走査線を示し、破線はBチヤン
ネルの偶数フイールドの走査線を示す。ここで
破線で示された偶数フイールドの走査線は実際
には実線で示された奇数フイールドの走査線の
直下で且つ走査線間に位置するが、説明の都合
上偶数フイールドの走査線を右側にずらして描
いてある。 そして通常はBチヤンネルの奇数と偶数フイ
ールドの走査線が交互に読み出されるので、イ
−ロ又はニ−ハの組み合せで1フレームが表示
される。しかるにBチヤンネルの奇数(偶数)
フイールドの走査線のみが2度続けて読み出さ
れて1フレームが表示される場合、すなわちイ
−ハ,ニ−ロの組み合せが、Bチヤンネルのブ
ランキング区間と挿入画面区間の位置関係がc
(またはd)の状態からd(またはc)の状態
へ変化するような場合に1回だけ生じる。 そしてこのイ−ロ,ニ−ハの組み合わせを見
るとa=3ではサンプリング部分が等間隔に
配列されているが、a=4では等間隔ではな
く、これを再現した画面はいくぶん歪んでいる
と思われる。しかし実用にならないくらい歪む
とも考えられない。従つてaは奇数であつて
も偶数であつてもよい。 また第7図によると、ロ,ハの初めのサンプ
リング位置が異なつている。そこでイ〜ハによ
つて初めのサンプリング位置が何本目の走査線
になるかを調べると次の表のようになる。
【表】
【表】 従つてaが奇数の場合には、偶数フイール
ドのサンプリングのとき、Bチヤンネルのフイ
ールドによつて初めのサンプリング位置が異な
るので、Bチヤンネルのフイールドを判別して
から初めのサンプリング位置を決定することに
なり、論理回路が複雑になる。一方、aが偶
数の場合にはBチヤンネルのフイールドに関係
なく、初めのサンプリング位置が決まり、従つ
てBチヤンネルのフイールドに関係なくサンプ
リングが行なえるので、論理回路が簡単にな
る。 そこで後述する論理回路(書き込みパルス形
成回路)は、a=4とした場合である。 3 Aチヤンネルのフイールド判別 上記第2項によれば、Bチヤンネルの映像信
号をサンプリングする場合、a=4とするこ
とによつてBチヤンネルの映像信号が奇数フイ
ールドであるか偶数フイールドであるかに関係
なくサンプリングすることができるが、Bチヤ
ンネルの映像信号が奇数(偶数)フイールドの
ときの挿入画面区間と、ガード区間との位相関
係によつて奇数(偶数)フイールドのサンプリ
ングが決るので、Aチヤンネルのフイールドを
判別する回路が必要になる。 さらに奇数フイールドのサンプリングを行つ
たBチヤンネルの映像信号は、Aチヤンネルが
奇数フイールドのとき読み出し、また偶数フイ
ールドのときサンプリングを行つた映像信号
は、偶数フイールドのとき読み出さなければな
らない。従つてやはりAチヤンネルのフイール
ドを判別する回路が必要になる。 そして垂直帰線期間における水平同期パル
ス、等価パルス、垂直同期パルスは第8図のよ
うに構成されている。 従つてAチヤンネルのフイールドを判別する
方法には、等価パルス付近の0.5H間隔のパル
ス数で判別する方法と、水平同期パルスと垂直
同期パルスとの位相関係で判別する方法とが考
えられるが、次に説明する第9図の判別回路1
00では後者の方法による場合である(なお以
下の説明においては、単安定マルチバイブレー
タをMMと呼び、フリツプフロツプ回路をFF
と呼ぶ)。 この第9図の判別回路100は、水平同期パ
ルスに同期した基準位相パルスを形成するため
のMM101と垂直同期パルスを識別するため
のMM102と6コの垂直同期パルスのうち初
めのパルスでフイールドを判別し、後の5コの
パルスを無効にするMM103とにより構成さ
れる。 即ち、第10図が判別回路100の各部の波
形を示すが、Aチヤンネルの複合同期パルス
PaでMM101がトリガされ、0.5H幅のパルス
が形成される。この場合、垂直帰線区間では、
0.5H間隔でMM101はトリガされることにな
るが、実際にはMM101の分解能があまりよ
くないので、出力パルスに位相変化を生じるこ
とがなく、正確に水平同期のパルスが得られ
る。またMM102が同期パルスPaでトリガさ
れると、水平同期パルスの幅(0.075±
0.005H)よりも広く、垂直同期パルスの幅
(0.43±0.01H)よりも狭い幅(例えば6〜26μ
秒)のパルスがこのMM102にて形成され
る。さらにMM103は6コの垂直同期パルス
のうちの初めのパルスの後縁でトリガされて約
2.5H以上のパルスを形成し、次に続く5コの
垂直同期パルスが点P5に現れないようにしてい
る。 そして点P4のパルスは、P452で表さ
れ、第10図に示すように、初めの垂直同期パ
ルスの後縁で1コ発生し、P4が“1”→“0”
になつたときにMM103が動作してP5
“1”に固定するので、垂直同期パルス区間
中、P4のパルスは1コしか発生しない。そして
このパルスP4がP1=“1”のとき出れば次にく
る映像信号は奇数フイールドであり、P1
“0”のときに出れば、偶数フイールドであ
る。これはFF106に記憶される。なおFF1
06において、Q=“1”(パルスOFLD)のと
き奇数フイールド、=“1”(パルスEFLD)
のとき偶数フイールドとする。 4 ラインサンプリング Bチヤンネルの映像信号をサンプリングする
場合、Aチヤンネルが奇数フイールドであるか
偶数フイールドであるかによつてBチヤンネル
の映像信号の走査線は、奇数ラインまたは偶数
ラインに変わるので、この奇数ライン及び偶数
ライン用のサンプリングパルスが必要である。
そして次にその走査線単位でサンプリングされ
たAチヤンネルの映像信号を絵素単位でサンプ
リングすることになる。 またAチヤンネルの映像信号をサンプリング
してBBD14,15に書き込むには、サンプ
リングパルス(書き込みパルス)をBBD14
または15のクロツクパルス端子に供給するだ
けでよいが、BBD14,15のビツト数より
も多い数のサンプリングパルスを供給すると、
その多い部分だけ初めにサンプリングして書き
込んだ映像信号が消えてしまうので、正確にそ
のビツト数分だけのパルスを供給しなければな
らない。従つてこのためにサンプリングパルス
の数を計数しなければならない。 さらにBチヤンネル垂直ブランキング区間及
びガード区間をそれぞれ示すパルスも必要であ
る。 第11図の回路200〜400は、これらの
ことを行う書き込みパルス形成回路の一部を示
すもので、200はBチヤンネルの映像信号を
走査線単位でサンプリングするパルスの形成回
路、300はその走査線単位でサンプリングさ
れた映像信号を絵素単位でサンプリングするパ
ルスの形成回路、400はBチヤンネル垂直ブ
ランキング区間及びガード区間を示すパルスの
形成回路である。 まずパルス形成回路200であるが、この例
では、a=4としてBチヤンネルの映像信号
は4Hにつき1Hの割り合いでサンプリングする
ので、Bチヤンネルの水平同期パルスPbhと、
奇数ライン用サンプリングパルスOLIN及び偶
数ライン用サンプリングパルスELINとの関係
は、第12図に示すようになる(サンプリング
開始付近のみを示す)。そしてBチヤンネル垂
直ブランキング区間を示すパルスBLNKの終り
を基準に考えると、Bチヤンネルが奇数フイー
ルドのときと、偶数フイールドのときとではパ
ルスPbhの位置が0.5Hずれるが、それ以外は全
く同じ関係となり、パルスBLNKが“1”→
“0”になつたときからパルスPbhに1〜4
(これはa=4なので)の番号をつけるとパ
ルスPbhの1の後のラインが奇数ラインで、パ
ルスPbhの3の後のラインが偶数ラインであ
る。 そこで、第16図のパルス形成回路200に
おいては、FF201,202によつて4進の
カウンタ210が構成され、これに同期分離回
路21BからBチヤンネルの複合同期パルス
Pbが供給され、カウンタ210が「1」のと
きに奇数ライン用のサンプリングパルスOLIN
が取り出され、「3」のときに偶数ライン用の
サンプリングパルスBLINが取り出される。 またパルス形成回路300においては、第1
3図に波形を示すように、水平同期パルスPbh
によつてMM301が駆動されて各走査線にお
けるサンプリング開始点を決めるパルス
HUMMが形成される。そしてこのパルス
HUMMが“0”になるとFF302,303を
通じて非安定マルチバイブレータ304がオン
されてサンプリング周期のパルスHFSが形成
され、これによりMM305がトリガされて絵
素単位でサンプリングするためのパルスHSMP
が形成される。またこのときパルスHFSの数
がカウンタ306によつて数えられ、BBD1
4又は15のビツト数まで数えると、これより
パルスHCNTがFF303に供給されてFF30
3からのパルスHBLNによりマルチバイブレー
タ304がオフにされる。 またガード区間及びBチヤンネル垂直ブラン
キング区間をそれぞれ示すパルスが次のように
して形成される。即ち第14図の複合同期パル
スPbにおいて、ESLは前のフイールドの最後
のサンプリングされる水平期間、OSLは次の
フイールドの最初にサンプリングされる水平期
間を示すが、この場合、期間ESLは偶数ライ
ン、期間OSLは奇数ラインとされる。そして
パルス形成回路200よりの偶数ラインサンプ
リング用パルスELINがカウンタ401にて数
えられ、例えば46コ数えられると、これよりパ
ルスLCNTがMM402に供給されてガード区
間を示すパルスGIRDが形成される。 一方、MM411,412が第9図のMM1
02,103と同様に接続されてパルスP3
P44が形成され、このパルスP3とパルス
LCNTとがFF413,414に供給されてB
チヤンネル垂直ブランキング区間を示すパルス
BLNKが形成される。 5 フイールドサンプリング 挿入画面区間が奇数フイールドか偶数フイー
ルドかは、Aチヤンネルのフイールドによつて
決まる。また上記第1項で法則(i),(ii)としてま
とめたように、ガード区間と挿入画面区間との
位置関係で書き込み(サンプリング)を行うフ
イールドが異なる。従つてサンプリングするフ
イールドを決定するためのパルスの形成回路が
必要である。 そしてここで奇数フイールドの挿入画面区間
と奇数フイールドのサンプリング区間との関係
を、状態c,dについて示すと第15図のよう
になり、また両区間が偶数フイールドのときも
同様になる。 従つてこのサンプリングフイールド決定用の
パルスの形成回路は、第16図のように構成す
ればよい。 即ちこの第16図のパルス形成回路500に
おいて、SNSXは後述するように挿入画面区間
のところで“1”となるパルスで、そのパルス
幅は画面2Bの高さに対応する。またパルス
SNSOは奇数フイールドの画面挿入区間で
“1”となり、パルスSNSEは偶数フイールド
の画面挿入区間で“1”となる。 そして、510は奇数フイールドについて法
則(i),(ii)を実現する論理回路で、SMPOは奇数
フイールドのサンプリングをするためのパルス
である。そして状態cにおいては、SNSO=
“1”でFF511がセツトされQ1=“1”とな
る。次にSNSO=“0”、GIRD=“1”になる
と、点P6は“0”になり、2=“0”となるの
で、FF512がセツトされQ2=“1”とな
る。このときにはBLNK=“1”であるから、
まだSMPO=“0”であるが、BLNK=“0”に
なるとSMPO=“1”となる。そしてこれと同
時にFF511がリセツトされ、Q1=“0”と
なる。またGIRD=“0”、SNSO=“0”である
から2=“1”となる。ここで再びBLNK=
“1”になると、SMPO=“0”となり、FF5
13において3=“1”、Q3=“1”となつて2
=“0”となる。そしてこれよりQ2=“0”に
なり、Q23であるから、Q3=“0”となり、
2=“1”となつて始めの状態にもどる。 また状態dにおいては、第18図に示すよう
に、GIRD=“1”でSNSO=“1”となる区間
で、直接FF512がセツトされQ2=“1”と
なるので、BLNK=“0”になると、SMPO=
“1”となる。そして次にBLNK=“1”になる
とSMPO=“0”となつて前と同様にすぐにFF
512がリセツトされる。こうして奇数フイー
ルド用のフイールドサンプリングパルスSMPO
が得られる。 また偶数フイールド用のフイールドサンプリ
ングパルスSMPEも、論理回路550によつて
論理回路510と同様に形成されるもので、対
応する部分には符号511〜513に代えて符
号551〜553をつけて説明は省略する。た
だしこの場合、パルスSNSOに代わつてパルス
SNSEとされる。 即ち第16図の回路出力として得られる奇数
フイールド用及び偶数フイールド用のサンプリ
ングパルスSMPO及びSMPEを使用してBチヤ
ンネルをサンプリングするということは、第5
図及び第6図で示したようにBチヤンネルの映
像信号の非サンプル期間内のガード区間がBチ
ヤンネルの読み出し期間と重ならない場合には
上記ガード区間がくるまで待つてこのガード区
間後のフイールドを書き込み、重なる場合には
上記ガード区間のすぐ後のフイールドを書き込
むようにしていることを意味している。 6 読み出し 第19図に示すように、Aチヤンネルの画面
2Aの中にBチヤンネルの画面2Bが縮小され
て挿入されるわけであるが、その挿入位置は
ハ,イによつて決る。そこでイはAチヤンネル
の垂直同期パルスで単安定マルチバイブレータ
を動作させることにより決め、またハはAチヤ
ンネルの水平同期パルスで別の単安定マルチバ
イブレータを動作させることにより決める。そ
してこのとき、これら2つのマルチバイブレー
タの時定数を可変にしておけば、イ,ハを自由
に変更できるので、挿入画面2Bの位置を自由
に変更できる。 またロは上記第5項で述べたパルスSNSXの
パルス幅に相当し、これはサンプリングした走
査線数に走査線ピツチをかけた値であり、従つ
てAチヤンネルの走査線をカウンタによりその
サンプリングしたBチヤンネルの走査線の数だ
け数えることにより求まる。さらにニは各走査
線における絵素のサンプリング数にその絵素の
パルス幅をかけた値で決る。 従つて読み出しパルスの形成回路は、第20
図の600のようになり、21HはAチヤンネ
ルの水平同期パルスPahを取り出す同期分離回
路、601,602はそれぞれイ,ハを決定す
る可変時定数型の単安定マルチバイブレータ、
603はサンプリングしたBチヤンネルの走査
線の数を数えるカウンタ、604は各走査線に
おける絵素の数を数えるカウンタ、605は読
み出しパルスのもとになるパルスを作る非安定
マルチバイブレータである。 即ちこれらの回路は、第11図のパルス形成
回路300とほぼ同様に接続されるもので、第
21図に波形図を示すように、同期分離回路2
1HよりのAチヤンネルの水平同期パルスPah
によつてMM601がトリガされて第19図の
ハに対応する期間だけ立上つているパルス
HPMLが形成され、また同期パルスPahによつ
てカウンタ604がリセツトされその出力パル
スHCNTは立下る。なおこのカウンタ604に
は、非安定マルチバイブレータ605より1絵
素周期のパルスが供給されている。そして60
6,607はフリツプフロツプ回路でハに対応
する時間後にパルスHPMLが立下るとFF60
7からのパルスHRが“1”となり、マルチバ
イブレータ605が動作を始め、パルスHFR
が形成される。 このパルスHFRの数は、カウンタ604に
よつて計数され、各走査線における絵素のサン
プリング数だけ数えると、カウンタ604から
の出力パルスHCNTによつてFF607がセツ
トされてHR=“0”とされ、マルチバイブレー
タ605の動作は停止させられる。 そして次の同期パルスPahによつてカウンタ
604がリセツトされ、その出力パルスHCNT
は“0”にもどると共に、再びMM601がト
リガされ、以後同様の動作が繰り返される。な
おこの場合、HR=“1”の期間が第19図のニ
の区間に対応する。 一方、第22図において、パルスP4は第10
図のパルスP4であり、従つてこのパルスP4がフ
イールド周期でAチヤンネルの垂直ブランキン
グ期間に得られる(従つてこのパルスP4はAチ
ヤンネルの垂直同期パルスと等価である)。そ
してこのパルスP4によつてMM602がトリガ
されて第19図のイに対応する期間だけ立上つ
ているパルスVPMLが形成される。そして61
1,612はフリツプフロツプ回路で、パルス
VPMLが立下ると、FF612からのパルスVR
が“1”となり、カウンタ603の入力ゲート
が開かれ、カウンタ603にパルスHRが供給
されて数えられる。 そしてパルスHRがサンプリングしたBチヤ
ンネルの走査線の数だけ数えると、カウンタ6
03の出力パルスRLCTが“1”になり、VR
=“0”となつて入力ゲートが閉じる。 こうして第23図にも示すように、各走査線
において絵素単位で読み出しを行うためのパル
スDRDPと各走査線におけるニを示すパルス
LRDPが取り出される。またFF613によつ
てロを示すパルスSNSXが形成される。 7 BBDのクロツクパルス切り換え BBD14,15にはクロツクパルスとし
て、書き込みパルス(サンプリングパルス)と
読み出しパルスとが供給されるので、これら両
パルスを切り換える回路が必要である。 この切り換え回路は、第2図のスイツチ回路
31,32に対応するもので、第24図の70
0がその具体例である。なお、この切り換え回
路400の論理は簡単なので説明は省略する。 8 ビデオスイツチ回路 このビデオスイツチ回路は、第2図のスイツ
チ回路30にあたるもので、これは第25図の
800のように構成される。 即ちソースフオロワの4極MOS−FET80
1,802,803が設けられ、それらのゲー
トにAチヤンネルの映像信号及びBBD14,
15の出力信号が供給される。また端子804
はBチヤンネルのチユーナ11Bの電源ライン
に接続され、Aチヤンネルの画面2AにBチヤ
ンネルの画面2Bを挿入するために、第1図の
スイツチ4をオンにしたときにはチユーナ11
Bが通電されると共にトランジスタ805がオ
ンとされる。 そして制御回路810において、パルス
LRDPとパルスSNSOあるいはパルスSNSEと
のアンドがとられ、パルスSWBOが“1”のと
きにはBBD15の出力信号が取り出され、パ
ルスSWBEが“1”のときにはBBD14の出力
信号が取り出され、さらにSWBO+SWBE=
“0”のときにはSWA=“1”となつて検波回
路13AよりのAチヤンネルの映像信号が取り
出される。またスイツチ4をオフとすれば、ト
ランジスタ805がオフとなつてAチヤンネル
の映像信号のみが取り出され、普通の再生画面
となる。なおこの場合、FET801〜803
のピンチオフ電圧を等しくしておけば取り出さ
れた映像信号の直流レベルがが変動することが
ない。 こうして本発明によれば、Aチヤンネルの再
生画面2Aの中にBチヤンネルの再生画面2B
を縮小して挿入することができる。またマルチ
バイブレータ601,602の時定数を可変す
ることにより、その挿入された画面2Bの位置
を自由に変更できる。 なお、上述においてAチヤンネル及びBチヤ
ンネルの映像信号は必ずしもテレビ放送の映像
信号でなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明するためのテレビ受像機
の正面図、第2図は本発明の一例の系統図、第9
図、第11図、第16図、第20図、第24図及
び第25図はその各部の具体例を示す系統図、第
3図〜第8図、第10図、第12図〜第15図、
第17図〜第19図、第21図〜第23図、第2
6図はそれらの動作を説明するための図である。 11A,11Bはチユーナ、14,15は
BBD、17は受像管、40は書き込みパルス形
成回路、50は読み出しパルス形成回路、60,
70は制御回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1及び第2の映像信号が供給され、この第
    2の映像信号を、この第2の映像信号の同期速度
    でサンプリングし、そのサンプリング信号を記憶
    手段に書き込むと共に、この書き込まれたサンプ
    リング信号を上記記憶手段から上記第1の映像信
    号の同期速度で読み出し、この読み出されたサン
    プリング信号と上記第1の映像信号とを上記第1
    の映像信号に同期して選択的に取り出し、この取
    り出された映像信号を受像管に供給して上記第1
    の映像信号による再生画面の中に上記第2の映像
    信号による再生画面を縮小して挿入すると共に上
    記第2の映像信号中の非サンプリング期間内の始
    めの部分をガード区間となし、上記記憶手段の読
    み出し期間と上記ガード区間とが重なるか否かを
    検出し、重ならない場合には上記ガード区間がく
    るまで待つてこのガード区間後のフイールドを書
    き込み、重なる場合には、上記ガード区間のすぐ
    後のフイールドを書き込むようにして上記第1及
    び第2の映像信号の同期周波数ずれによる幣害を
    除去するようにしたテレビ受像機。
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