JPS6160447A - 易開封性罐蓋 - Google Patents

易開封性罐蓋

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JPS6160447A
JPS6160447A JP59177548A JP17754884A JPS6160447A JP S6160447 A JPS6160447 A JP S6160447A JP 59177548 A JP59177548 A JP 59177548A JP 17754884 A JP17754884 A JP 17754884A JP S6160447 A JPS6160447 A JP S6160447A
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松林 宏
尚人 渡辺
小林 誠七
俊雄 末
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は易開封性罐蓋に関するもので、より詳細には、
蓋材がクロメート表面処理鋼板から形成され、優れた易
開封性、耐腐食性、耐圧変形性の組合せを有し且つ製造
も容易で資源の再利用も容易な易開封性罐蓋に関する。
従来の技術及び発明の解決しようとする問題従来、コー
ラ、ビール、ジュース等の飲料等を収容する罐に用いる
易開封性(イーシイ・オープン)蓋としては、スコア(
部分切断線〕により区画された開口用部分を(ilft
え、この開口用部分にリベットを形成し、このリベット
により引張りタブを固着し、このタブを引張ることによ
り、スコアが破断されて開口用部分が取外されるように
したものが広く使用されている。
このスコア破断型の易開封性容器蓋は、密封信頼性と易
開封性との組合せに優れたものではあるが、解決すべき
幾つかの問題を有している。即ち、このタイプの容器蓋
の製造においては、スコア加工及びリベット加工のよう
な苛酷な加工を行なわなければならないため、用いる金
属素材はアルミニウムのように加工性に優れた素材に限
定されることになる。かぐして、値組本体がティン・フ
リー・スチール(TFS)のような表面処理鋼板から成
る場合にも、易開封性容器蓋はアルミニウムで構成せね
ばならないという制約がある。一方、使用済みの罐体を
回収し、再利用することは、罐公害防止の点でも、また
資源節約の点でも望ましいことであるが、値組本体と蓋
とが異なった素材から成ることは、使用済み罐体の再利
用を著しく困難なものとしている。
更に、リベット加工等の苛酷な加工により、備差の内面
塗膜が損傷を受は易く、食用罐詰のように、腐食性の内
容物を充填し、しかも加熱殺菌等の苛酷な処理を行う用
途には、耐腐食性の点で満足すべき結果は到底得られな
い。この傾向は、アルミを用いた易開封性端蓋において
特に顕著である0 発明の目的 本発明者等は、易開封性端蓋の金属素材として、クロメ
ート処理鋼板、例えば電解クロム酸処理鋼板、クロメー
ト処理ニッケルめっき鋼板、クロメート処理鉄・錫合金
めっき鋼板、クロメート処理錫・ニッケル合金めっき鋼
板、クロメート処理鉄・錫ニッケル合金めっき鋼板、ク
ロメート処理アルミニウムめっき鋼板等を選び、しかも
この蓋材のスコアと特定の接着剤層と開封片とを以下に
詳述する特定の関係位置で設けるときには、優れた易開
封性、耐腐食性及び耐圧変形性の組合せを有し、しかも
製造も容易で、資源の再利用も容易な易開封性端蓋が得
られることを見出した。
本発明者等は更に、この易開封性端蓋ば、レトルト殺菌
や熱間充填の如き殺菌処理にも耐え、また食塩水や他の
腐食性成分をも含有する食用罐詰用の備差として有用で
あることをも見出した。
発明の構成 本発明によれば、周囲に、罐胴7ランジとの間に巻締さ
れるシーリングコンパウンド塗布部を有し且つその内方
に易開封性機構を備えた易開封性端蓋において、プライ
マー塗装クロメート表面処理鋼板から成る蓋材に、開口
すべき部分を区画するスコアを該鋼板の厚み方向の途中
に達するように設け、開封用タブを、その押裂き用先端
がほぼスコア上に位置するように、該蓋材の開口すべき
部分に、アミド反復単位及び/又はエステル反復単位か
ら成る熱可塑性接着剤による接着支点を介して、下記式 %式%(1) 式中、Kは値4に9−’の定数であり、dはスコアから
接着支点迄の距離(rnyn)を表わし、σBは前記表
面処理鋼板の引張り強さく Ky/−)を表わし、tは
蓋材のスコア残厚(am)を表わし、Fはスコアから距
離dでの接着剤層の巾(w)を表わす、 を満足する巾で設けたことを特徴とする易開封性端蓋が
提供される。
発明の好適態様 本発明を添付図面に示す好適態様に基づいて以下に詳細
に説明する。
蓋の構造 第1,2及び6図に示す通り、本発明の易開封性端蓋1
は、プライマー塗膜2を備えた表面処理鋼板6から成っ
ていることが一つの特徴である。
この表面処理鋼板6は、種々の表面処理鋼板の内でクロ
メート処理鋼板、特に電解クロム酸処理鋼板、クロメー
ト処理ニッケルめっき鋼板、クロメート処理鉄・錫合金
めっき鋼板、クロメート処理鍋ニッケル合金めっき鋼板
、クロメート処理鉄・錫ニッケル合金めっき鋼板、クロ
メート処理アルミニウムめっき鋼板だけが使用できる。
本発明において易開封性端蓋の蓋材として、前記表面処
理鋼板を特に選ぶ理由は、この表面処理鋼板が、鋼に特
有の高い剛性を有していて、食用罐詰のような内部が高
真空となることにより加えられる外圧変形にも耐え得る
こと、及びこのものが優れた耐腐食性と優れた塗膜密着
性とを兼ね備えていることによるものである。
この蓋1ば、外周に周状の溝部4と溝部に環状リム部5
を介して連なるパネル部6とを備えており、溝部4には
値組フランジ(図示せず)との二重巻締に際I7て、こ
れと密封係合されるシーリングコンパウンド層7が設け
られている。環状リム部5の内方には、スコア8で区画
される開口されるべき部分9がある。この開口用部分9
はパネル部6の大部分と実質上一致していてもよいし、
パネル部6の一部が開口用部分であってもよい。スコア
8は、第6図の拡大断面図に示す通り、表面処理鋼板乙
の厚み方向の途中に達するように設けられており、以下
に詳述する仕組みで、開封に際してその剪断が容易に行
われる。
本発明によればまた、この開口用部分9に開封用タブ1
0を以下に述べる特定の仕組みで設ける。
この開封用タブ10は、一端にスコア挿装き用先端11
、他端に把持部(リング)12及びこれらの間に位置し
且つ蓋に対して接合される支点部分13を有している。
この具体例において、支点部分16は、先端11とリン
グ12との間でタブに、形状がほぼU字形の切目14を
、支点部分16と先端11との間に接続部15が存在す
るように設けて舌片状とすることにより形成されている
開封用タブ10の押裂き用先端11は、蓋体のスコア8
とその位置がほぼ一致するように、舌片状の支点部分1
3において、蓋体の開口用部分9と、熱可塑性樹脂接着
剤層16を介して熱接着される。
本発明においては、この接着剤層16としてアミド反復
単位及び/又はエステル反復単位から成る熱可塑性接着
剤を用いると共に、接着支点を前記式(1)を満足する
巾y)で設ける。
本発明の備差において、開封用タブ10のリング12を
指で撮み、これを上方に持上げると、この力が支点部分
13を介して押突用先端11に下向きの力として伝達さ
れ、スコア8に下向きの挿装力が加わると同時に、支点
部分16と開口用部分9との間の接着剤層16には引剥
し力が作用する。前記式(1)は、この引剥し力が、(
i)スコア8から接着支点13迄の距離dが大きくなれ
ばなる程大になり、(ii)表面処理鋼板3の引張り強
さσ、が犬きくなればなる程大となり、しかも(iii
 )スコア8の残厚tの2乗に比例するという事実から
誘導された実験式である。しかして、接着支点における
接着層の巾(F)を、この式(1)を満足するように定
めることが、円滑な開封操作を行う上で重要であること
は、第4図のグラフを参照することにより直ちに明白と
なる。
g4i1、エポキシ−フェノール塗装電解クロム酸処理
鋼板及びナイロン−12系接着剤を用い、距離dを6w
nとし、且つスコア残厚Ct)を横軸、接着剤層の巾(
F)を縦軸にとって、実験結果をプロットしたものであ
る。図において、曲線(1′)は nし’=に、d  @ σB 暮 t2に対応する曲線
であり、プロットにおける白丸(0印は接着剤層16の
剥離を実質上生じることなしにスコア8への切目挿入が
円滑に行われた例であり、バラ印(X)はスコア8への
切目挿入の前に接着剤層16の剥離が生じた例である。
以上の第4図の結果から、接着支点における接着剤層の
巾<r>を式(lif:満足する巾とすることが、剛性
の高い表面処理鋼板から成る蓋に、易開封性を与えるた
めに極めて臨界的であることがわかる。
かように、剛性のある表面処理鋼板から成る蓋を、スコ
ア部で破断するには、実公昭51−524号公報に記載
されているように、開口用部分に開封用タブを熱接着さ
せて、この開封用タブを単に引張るだけではスコアに切
目を入れることすら困難であり、先ず、尖った先端でス
コアを下向きに押圧してスコアに切目を先ず入れること
が絶対必要であり、次にスコア切目挿入時に接着層に加
わる引剥し力に耐えるためには、接着剤層の巾(TV)
を前式(1)を満足するように定めることが重要となる
のである。この場合、金属素材を電解クロム酸処理鋼板
、クロメート処理ニッケルめっき鋼板、クロメート処理
鉄・錫合金めっき鋼板、クロメート処理鍋・ニッケル合
金めっき鋼板、クロメート処理鉄・錫・ニッケル合金め
っき鋼板、クロメート処理アルミニウムめっき鋼板、接
着剤をアミド及び/又はエステル反復単位から成るもの
とすることも、絶対必要であり、例えばブリキ等の遊離
金属錫層を備えたものでは、スコア切目挿入時に接着破
壊を生じ、また酸変性オレフィン樹脂等のアミド又はエ
ステル以外の熱接着剤を用いた場合にも、切目挿入時に
接着破壊を生じる傾向がある。
尚、蓋体のスコア8に一旦切目が入ると、タブの引張り
によってスコア8に沿ってスコア8の破断が以後には容
易に進行するので、スコア8への最初の切目挿入のみが
問題となるのである。
また、本発明において、タブの接着巾を前記式(1)を
満足する巾(F)とすることは、接着支点となる舌片と
蓋体との接着巾、即ちタブ長手方向に対して直角方向の
接着剤の巾が、タブ長手方向に全てFを満足する巾とな
っていることを必らずしも意味するものではなく、式(
1)のWを満足する巾の部分があればよいことを意味す
るものである。一般には式(1)のrVを満足する巾の
部分が、タブ長手方向に0.3 ya以上あれば、接着
は十分に強固のものであると言える。
各構成素材 表面処理鋼板としては既に述べた通り、クロメート表面
処理鋼板、特に電解クロム酸処理鋼板、クロメート処理
ニッケルめっき鋼板、クロメート処理鉄・錫合金めっき
鋼板、クロメート処理鍋・ニッケル合金めっき鋼板、ク
ロメート処理鉄・錫・ニッケル合金めっき鋼板、クロメ
ート処理アルミニウムめっき鋼板が好適に使用される。
電解クロム酸処理鋼板は、冷間圧延鋼板基質の上に金属
クロム層とその上の非金属クロム層から成る。鋼板基質
の厚みは、耐圧変形性と加工性及び易開封性との兼合い
により決定され、一般に0.10乃至0.40m特に0
.12乃至0.35 mmの範囲にあるのが望ましい。
金属クロム層の厚みは、耐腐食性と加工性との兼合いに
より決定され、その量は30乃至300岬/??12、
特に50乃至250■/イの範囲にあることが望ましい
。また非金属クロム層の厚みは、塗膜密着性や接着剥離
強度に関連するものであり、クロム量として表わして4
乃至40呼/lr?、特に7乃至30岬/−の範囲にあ
ることが望ましい。
クロメート処理ニッケルめっき鋼板は、冷間圧延鋼板基
質の上にニッケル層とその上のクロメートM5から成る
。ニッケル層の厚みは耐腐食性に関連するものであり、
その量は、30乃至3000m9/−1特に100乃至
1000W/−の範囲にあることが望ましい。またクロ
メート層は非金属クロム層単帰又は金属クロム層を含ん
でいてもよい。クロメート層の厚みは塗膜密着性や接着
剥離強度に関連するものであり、クロム量として6乃至
200■/−1特に5乃至150■/−の範囲にあるこ
とが望ま12い。
クロメート処理鉄・錫合金めっき鋼板は、冷間圧延鋼板
基質の上に鉄・錫合金層とその上のクロメート層から成
る。鉄・錫合金層の厚みは耐腐食性に関連するものであ
り、その量は錫量として60乃至800ヲ/扉、特に2
00乃至700■/−の範囲にあることが望ましい。ま
たクロメート層は非金属クロム層単店又は金属クロム層
を含んでいてもよい。クロメート層の厚みは、塗膜密着
性や接着剥離強電に関連するものでありクロム量として
3乃至200■/rr?、特に5乃至150   ■/
Rの範囲にあることが望ましい。
クロメート処理鍋・ニッケル合金めっき鋼板は、冷間圧
延鋼板基質上に錫・ニッケル合金層とその上のクロメー
ト層か°ら成る。錫・ニッケル合金層の厚みは耐腐食性
に関連するものであり、その量は、錫量として60乃至
800 tny/rr?、特に50乃至5007y/−
にあることが望ましい。クロメート層は非金属クロム単
層又は金属クロム癌を含んでいてもよい。クロメート層
の厚みは塗膜密着性や接着剥離強度に関連するものであ
り、クロム量として6乃至200■/rr?、特に5乃
至150キ/−の範囲にあることが望寸(−い。又、錫
・ニッケル合金層に少量の鉄、マンガン、亜鉛、モリブ
デン、銅等を耐食性向上の為に添加することもできる。
錫・ニッケル合金層と鋼板の間にニノケル層又は錫層を
設けることもできる。
クロメート処理鉄・錫・ニッケル合金めっき鋼板は、冷
間圧延鋼板基質上に鉄・錫・ニッケル合金めっき府とそ
の上のクロメート層から成る0鉄・錫・ニッケル合金め
っきの厚みは、耐腐食性に関連するものであり、その量
は錫量として10乃至8007ダ/rr?、特に60乃
至400■/−にあることが望ましい。又、クロメート
層は非金属クロム単層又は金属クロム層を含んでいても
よい0クロメートsの厚みは塗膜密着性や接着剥離強度
に関連するものであり、クロム量として3乃至200 
pry/rr?、特に5乃至150!/yy?の範囲に
あることが望ましい。又、鉄・錫・ニッケル合金属に少
1にのマンガン、亜鉛、モリブデン、銅等を耐食性向上
の為に添加することもできる。
クロメート処理アルミニウムめっき鋼板は、冷間圧延鋼
板基質上にアルミニウム層とその上にクロメート層から
成り、鋼板とアルミニウム層の間に鉄・アルミニウム合
金層を設ける場合もある。
アルミニウム層の厚みは耐食性に関連するものであり、
その量は30乃至3000巧/rr?であり、特に10
0乃至2500 萼/ m”にあることが望才しい。又
、クロメート層は非金属クロム単層又は金属クロム層を
含んでいても良い。又、クロメート層がリン酸クロメー
ト層であってもよい。クロメート層の厚みは塗料密着性
や接着剥離強度に関連するものであり、クロム量として
ろ乃至200mり/rr?、特に5乃至150my/m
”の範囲にあることが望ましい。
プライマー塗膜としては、前述した表面処理鋼板に対し
て侵れた密着性を示すと共にアミド及び/又はエステル
反復単位から成る熱可塑性接着剤にも優れた接着性を示
すそれ自体公知の任意のプライマー塗料が使用される0
この塗料としては、熱硬化性或いは熱可塑性の樹脂塗料
、例えばフェノール・エポキシ塗料、アミン・エポキシ
塗料、エポキシ・エステル塗料等の変性エポキシ塗料;
例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸共重合体、エポキシ変性−、エポ
キシアミノ変性−或いはエポキシフェノール変性−ビニ
ル樹脂塗料等のビニル又は変性ビニル塗料ニアクリル樹
脂系塗料;油性塗料;アルキッド塗料;ポリエステル塗
料;スチレン−ブタジェン系共重合体等の合成ゴム系塗
料等が使用される。
密着性と耐腐食性とに優れたプライマー塗料の代表的な
ものは、種々のフェノール類とホルアルビトから誘導さ
れるレゾール型フェノール−アルデヒド樹脂と、ビスフ
ェノール型エポキシ樹脂トから成るフェノール−エポキ
シ系塗料であり、特にフェノール樹脂とエポキシ樹脂と
を90:10乃至5:95の重量比で含有する塗料であ
る。この塗料は更に加工性にも優れており、スコア加工
に付した場合にも、スコア加工部の耐腐食性が良好であ
るという利点を有している。このタイプの塗料は、ポリ
アミド系接着剤の使用に特に適している。
密着性及び耐腐食性に優れたプライマー塗料の他の代表
例は、極性基を有する塩化ビニル共重合樹脂塗料である
。この塗料は、カルボキシル基、酸無水物基、エポキシ
基等の極性基を、樹脂1002当り50乃至2000ミ
!Jモルの濃度で含有するものであり、アクリル酸、メ
タクリル酸、無水マレイン酸、アクリル酸又はメタクリ
ル酸のヒドロキシ−プロピル又はエチルエステル、グリ
シジルアクリレート(メタクリレート)等を、必要に応
じ酢酸ビニル等の他のコモノマーと共に、塩化ビニルと
共重合させることにより得られる樹脂を含有する塗料で
ある。水酸基は共重合体中の酢酸ビニル単位をケン化す
ることによっても供給されうるし、またエポキシ基はエ
ポキシ樹脂やエポキシフェノール塗料で共重合体を変性
することてよっても供給し得る。
勿論、これらのプライマー塗膜は、単層構成でもよ<、
tだベースコートとトップコートとの組合せのように複
層構成であっても何等差支えない。
プライマー塗膜の厚みは、前述1−だ目的が達成される
限り、特に制限はないが、一般的に言って、0.2乃至
30μm、特に1乃至2CJI1mの範囲にあるのが望
ましい。
開封用タブは、備差を構成するナイン・フリー表面処理
鋼板から形成されていてもよいし、またアルミニウム或
いはアルミニウム合金のような軽金積板から形成されて
いてもよい。また十分な剛性を有するものであれば、プ
ラスチック材料から形成されたものであってもよい。
熱可塑性接着剤として用いるアミド反復単位及び/又は
エステル反復単位含有樹脂としては、融点或いは軟化点
が50乃至300C1特に80乃至27[ICの範囲に
あるホモ乃至コポリアミド、コポリエステル或いはこれ
らの2種以上のブレンド物が使用される。
ホモ−乃至コポリアミドとしては、炭素数100当りの
アミド反復単位の数が4乃至14、特に5乃至12の範
囲にあるような脂肪族ホモ−乃至コポリアミドが適当で
あり、特にコポリアミドの場合アミド反復単位の少なく
とも6モルチ以上が主たるアミド反復単位と異なるアミ
ド反復単位から成ることが好適である。その適当なもの
の例は、これに限定されないが、ナイロン16、ナイロ
ン12、ナイロン11、ナイロン6−12、ナイロン’
I2/f−イロン6、ナイロン12/ナイロン10/ナ
イロン6−12あるいはダイマー酸ペースのポリアミド
類等である。
コポリエステルとしては、全エステル単位中の6乃至7
0モルチが主たるエステル反復単位と異なるエステル反
復単位から成るコポリエステルであり、例えば、これに
限定されないが、ポリエチレン・テレフタレート/イソ
フタレート、ポリテトラメチレン・テレフタレート/イ
ソフタレート、ポリエチレン・テレフタレート/アジペ
ート、ポリテトラメチレン・テレフタレート/アジペー
ト、ポリテトラメチレン/エチレン・テレフタレート/
ドデカフェート等を挙げることができる。
勿論、これらの接着剤は、フィルムを形成するに足る分
子量を有するべきであり、ポリアミド同志、コポリエス
テル同志、或いはポリアミドとコポリエステルとのブレ
ンド物であってよく、更に改質等の目的で、他の樹脂例
えばアイオノマー、キシレン樹脂、エポキシ樹脂等がブ
レンドされていても何等差支えない。また更にこれらの
接着剤には充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、造核剤、顔
料、可塑剤、滑剤等のそれ自体周知の配合剤を公知の処
方に従って配合することができる。
製造方法 本発明の易開封性1m蓋を製造するに当っては、先ず前
述した表面鋼板に、プライマー塗料を有機溶媒溶液、水
性分散液又は水溶液の形で、スプレー塗料、ローラコー
ト、浸漬塗装、静電塗装、電気泳動塗装等の手段で施こ
し、塗膜を乾燥乃至は焼付により形成させる。
この塗装板を、所定の備差のサイズに打抜き、プレス成
形により所定の形状の備差に成形し、これと同時に或い
は別工程で、スコア加工を行う。
スコア加工は、スコア部における残留厚みが、素板厚の
1/8乃至1/2で且つ絶対的厚みが0.2乃至0.9
 mm、特に0.ろ乃至0.8 mrnの範囲どなるよ
うなものであることが望ましい。
このスコア加゛工に先立って、或いはスコア加工後に、
備差の周状溝部に、スチレン−ブタジェンゴムラテック
スのような合成ゴムラテックス、粘着付与剤及び充填剤
からシーリングコンパウンド組成物を施こし、乾燥して
コンパウンド層とする。
別に製造された開封用タブの支点部分に、前述した熱可
塑性接着剤の層を設けるか、或いは備差の開封用タブが
設けられるべき部分に熱可塑性接着剤の層を、設ける。
勿論、これらの両方を行うこともできる。接着剤層の形
成は、所定のサイズに切断E−た接着剤フィルムを施こ
す以外に、接着剤を粉体、溶融体、懸濁液或いは溶液の
形で施こす等の任意の手法で行うことができる。接着剤
樹脂層の厚みは、3乃至150μm1特に10乃至10
C1μmの範囲にあることが適当である。
次いで、開封用タブを帽蓋上に位置決めし、タブの支点
部分と備差との間に位置する熱可塑性樹脂を溶融させ、
次いで冷却固化させて、両者の接 着を完結させる。
尚、スコアは、食用罐結の場合、添付図面に示すように
、環状リム部に近接して全周にわたって設けて、所謂フ
ルオープン形式とすることが望ましいが、所望によって
は、備差の一部に、雨滴型、半円型等の任意の形状のも
のとして設けること・もてきる。
作用効果及び用途 本発明の易開封性端蓋は、蓋材が剛性のあるナイン・フ
リー表面処理鋼板で形成されていることから、高温での
加熱殺菌に賦され、しかもその後の経時においても内部
が真空となる罐詰用食罐の分野に適用した場合にも、変
形が防止されるという顕著な利点がある。
しかも、との備差においては、リベット加工のような苛
酷な加工が不要となることから、アルミニウムに代えて
非常に安価な表面処理鋼板の使用が可能となり、更にこ
の表面処理鋼板を蓋とすることにより、値組及び備差が
同一素材となり、資源の再利用が容易となるという利点
がある。また、この表面処理鋼板は耐腐食性に優れてお
り、塩分を含有する内容物に対しても十分な耐腐食性が
得られ、種々の食品類、例えば畜産品乃至畜産加工品、
水産品、野菜類、疏菜汁、各種果実等を充填するための
罐詰用備差として有用である。
以下の実施例は本発明の奏する効果を具体的に説明する
ものである。
各実施例、比較例を通じ試験は次の要領によった0 (1)開口性試験 易開封性端蓋のタブを引き上げることによりスコアを破
断し開口を行なう。スコアで区画した開口すべき部分が
備差から離れる状態を開口可能と判断し、試験蓋100
枚中開口可能であった蓋の枚数で表わす。
(2)実罐貯蔵罐の開口性試験<r) 易開封性端蓋を片巻締した7号罐にツナ油漬を充填し、
蓋を真空巻締し次いで116C190分間の加熱殺菌処
理を行なった実罐を常温下で1年間貯蔵した後、(1)
と同様の開口性試験を行なう。
試験値100罐中開口可能であった罐の数で表わす0 (3)実罐貯蔵罐の開口性試験(I[)易開封性端蓋を
片巻締した7号罐にみかんを充填し、蓋を真空巻締し、
次いで82C12分間の加熱殺菌処理を行なった実罐を
常温下で1年間貯蔵した後、(1)と同様の開口性試験
を行なう。試験値100罐中開口可能であった罐の数で
表わす。
(4)易開封性端蓋の内面観察 試験(2)、 +31の罐について、開口前の易開封性
蓋の内面について腐食状況を実体顕微鏡で観察した。
実施例1〜6、比較例1〜6はプライマー及び接着剤の
種類、スコア残厚、スコアから接着支点迄の距離及びそ
の位置の接着剤層の巾、使用鋼板の引張り強さを一定に
し、表面処理鋼板の種類を、変えて試験したものである
実施例1゜ 金属クロム量が100211P/lr?、非金属クロム
層中のクロム量が15■/dである市販の電解クロム酸
処理鋼板(厚み0.23mm、引張り強さ42,5Ky
7rra)の両面にエポキシ・フェノール系塗料を乾燥
後の厚さが5μmVCなる様に塗布し、210Cで10
分間焼付を行なった。
この塗装電解クロム酸処理鋼板をプレスを用いて211
径用の葺成形を行ない、次いでカール部に常法によりシ
ーリングコンパウンドを塗布乾燥した。次に蓋の内面側
に直径58mmの円状にスコア残厚45μmになる様に
スコア加工を行なった。
この様にして得た蓋材に、同じ塗装電解クロム酸処理鋼
板から作成したタブをスコアから接着支点迄の距離が6
rrrm、接着支点部における接着剤層の巾が5Mにな
る様に、ナイロン12のフィルム状接着剤を用いて22
0Cで接着した。こうして得た易開封性端蓋について開
口性試験、実罐貯蔵罐の開口性試験、易開封性端蓋の内
面観察を行なった。その結果を表1に示す。
実施例2゜ 厚み0626間、引張り強さ42.5Kg/−の冷間圧
延鋼板を常法によりアルカリ脱脂、酸洗前処理をした後
、50Cのワット浴(硫酸ニッケル250グ/1.塩化
ニッケル40 ?/l、ホウ酸402/1)中で電流密
度5A/drr? の条件でニッケルめっきを行ない、
600wJ/rr?の厚さのニッケルめっき鋼板を得た
。次にこのニッケルめっキ鋼板を重クロム酸ソーダ30
 ?/lを含む水溶液中で陰極電解処理をしてクロム量
として87W/iのクロメート皮膜を得た。
この様にして得たクロメート処理ニッケルめっき鋼板を
実施例1と同様にして塗装、蓋成形、タブ成形、タブ接
着をして易開封性端蓋を作成し、開口性試験、実罐貯蔵
罐の開口性試験、スコア部の腐食観察を行なった。その
結果を表1に示す。
実施例6゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を常法により、アルカリ脱
脂、酸洗前処理をした後、下記の錫めっき浴 硫酸第一錫     60 f/l フェノール会スルホン酸   60 ?/を硫    
酸       i o t7を水         
  1を 中で浴温45C1電流密度30 A/d靜の条件で50
0■/rr?の厚さに錫めっきし、次いで250C15
秒間の熱処理をして鉄・錫合金めっき鋼板を得た。次に
、この鉄・錫合金めっき鋼板を重クロム酸ソーダろrl
 ’?/lを含む水溶液中で陰極電解処理をして、クロ
ム量と1.て7τlり/ぜのクロメート皮膜を得た。
この様にして得たクロメート処理鉄・錫合金めっき鋼板
を実施例1と同様にして塗装、蓋成形、タブ成形、タブ
接着をして易開封性端蓋を作成し、開口性試験、実罐貯
蔵罐の開口性試験、スコア部の腐食観察を行なった。そ
の結果を表1に示す。
実施例4゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を実施例3と同様にして5
00Fy/m’の厚さの錫めっきを施した後、実施例2
に示すニッケルめっき条件で300q/扉の厚さにニッ
ケルめっきを行ない、次いで180C11秒間の熱処理
をし、錫・ニッケル合金めっき鋼板を得た。次に、この
錫・ニッケル合金めっき鋼板を重クロム酸ソーダろo 
L?7tを含む水溶液中で陰極電解処理をしてクロム量
として8mり/n?のクロメート皮膜を得た。
この様にして得たクロメート処理懇・ニッケル合金めっ
き鋼板を用い実施例1と同様にして易開封性端蓋を作成
し、実施例1と同様の各試験を行なった。その結果を表
1に示す。
実施例5゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を用い、ニッケルめっき後
の熱処理条件が25DC82秒間であることを除き実施
例4と同様にして鉄・錫・ニッケル合金めっき鋼板を得
た。次にこの鉄・錫・ニッケル合金めっき鋼板を重クロ
ム酸ソーダ30?/lを含む水溶液中で陰極電解処理を
1−でクロム量として10q/ff+2のクロメート皮
膜を得た。
この様にして得たクロメート処理鉄・錫・ニッケル合金
めっき鋼板を用い実施例1と同様にして易開封性端蓋を
作成し、実施例1と同様の各試験を行なった。その結果
を表1に示す。
実施例6゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を、常法によりアルカリ脱
脂、酸洗前処理をした後、350Cのフラックスに浸漬
し予熱してから溶融アルミニウム浴中に’tf)Lして
1000 ’n’J/lri”の厚さのアルミニウムめ
つき鋼板を得た。次にこのアルミニウムめっき鋼板を重
クロム酸ソーダ30 ?/Lを含む水溶液中で陰極電解
処理をI−てクロム量とし7て15WTtJ/m’のク
ロメート皮膜を得た。
この様にして得たクロメート処理アルミニウムめっき鋼
板を用い実施例1と同様にし、て易開封性端蓋を作成L
、実施例1と同様の各試験を行なった。その結果を表1
に示す。
比較例1゜ 錫めっき量が5.6?/m”、クロメート皮膜中のクロ
ム量が7■/rr?である市販のぶりき(厚み0.23
間、引張り強さ42.5 K9/ mrA )を用い、
実施例1と同様にして易開封性端蓋を作成し、実施例1
と同様の各試験を行なった。その結果を表1に示す。
比較例2゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を用い、常法によりアルカ
リ脱脂、酸洗前処理をした後、下記クロムめっき 無水クロム酸   250 ’?/l 硫酸 2.5’//を 水       1を 浴中で、電流密度30,4/dry?、温度40rの条
件で、陰極電解処理し、250■/dの厚さのクロムめ
っき鋼板を得た。
この様にして得たクロムめっき鋼板を用い実施例1と同
様にして易開封性’fIMを作成し、実施例1と同様の
各試験を行なった。その結果を表1に示す。
比較例3゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を用い、実施例2と同様に
して600■/rr?の厚さのニッケルめっき鋼板を得
た。この様にして得たニッケルめっき鋼板を用い実施例
1と同様にして易開封性端蓋を作成し、実施例1と同様
の各試験を行なった。その結果を表1に示す。
比較例4゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を用い、実施例3と同様に
して錫量が500iff/−の鉄・錫合金めっき鋼板を
得た。
こうして得た鉄・錫合金めっき鋼板を用い実施例1と同
様にして易開封性端蓋を作成し、実施例1と同様の各試
験を行なった。その結果を表1に示す0 比較例5゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を用い、実施例4と同様に
して錫量が500mf/lr?、ニッケル量が300■
/−の錫・ニッケル合金めっき鋼板を得た。
こうして得た錫・ニッケル合金めっき鋼板を用い実施例
1と同様にし7て易開封性端蓋を作成し、実施例1と同
様の各試験を行なった。その結果を表1に示す。
比較例6゜ 実施例2と同じ冷間圧延鋼板を用い、実施例6と同様に
して、アルミニウムー1f1000■/ n?のアルミ
ニウムめっき鋼板を得た。
こうして得たアルミニウムめっき鋼板を用い実施例1と
同様にして易開封性端蓋を作成し、実施例1と同様の各
試験を行なった。その結果を表1に示す。
実施例1〜6、比較例1〜6から、数多くある表面処理
鋼板の中で、電解クロム酸処理鋼板、クロメート処理ニ
ッケルめっき鋼板、クロメート処理鉄・錫合金めっき鋼
板、クロメート処理鎚・ニッケル合金めっき鋼板、クロ
メート処理鉄・錫・ニッケル合金めっき鋼板、クロメー
ト処理アルミニウムめっき鋼板が優れていることが判る
実施例7〜14、比較例7,8は、接着剤の種類及び接
着温度以外を一定にして試験をしたものである。
実施例7 実施例1と同じ電解クロム酸処理鋼板を用い、接着剤と
してフィルム状にしたナイロン6−10を使用し、接着
温度を26DCにする以外は実施例1と同様にして易開
封性iM蓋を作成し、開口性試験、実罐貯蔵罐の開口性
試験を行なった。その結果を表2に示す。
実施例8゜ 接着剤として、フィルム状のナイロン6−6を使用し、
接着温度を6000にする以外は実施例7と同様にして
易開封性端蓋を作成し、開口性試験、実備貯蔵罐の開口
性試験を行なった。その結果を表2に示す。
実施例9 接着剤としてフィルム状のナイロン12/ナイロン6の
共重合体を使用し、接着温度を2400にする以外は実
施例7と同様にして易開封性mhを作成し、開口性試験
、実罐貯蔵罐の開口性試験を行なった。その結果を表2
に示す。
実施例10゜ 接着剤としてダイマー酸、ポリアルキレンポリアミン及
びヘキサメチレンジアミンより重縮合したポリアミドを
使用し、予めタブ側にギアーポンプ付きホットメルトア
プリケーターで50μmの厚みに塗布し、接着温度を2
4DCにする以外は実施例7と同様にして易開封性端蓋
を作成1−2開口性試験、実罐貯蔵備の開口性試験を行
なった。
その結果を表2に示す。
実施例11゜ 接着剤としてダイマー酸とポリアルキレンポリアミンよ
φ重縮合したポリアミドを使用し、予めタブ側にギアー
ポンプ付きホットメルトアプリケーターで50μmの厚
みに塗布し、接着温度を140Cにする以外は実施例7
と同様にして易開封性端蓋を作成し開口性試験、実罐貯
蔵罐の開口性試験を行なった。その結果を表2に示す。
実施例12゜ 接着剤として、テレフタル酸、セバシン酸、1゜4−ブ
タンジオールトリエチレングリコールを成分とするコポ
リエステルフィルムを使用し、接着温度を240Cにす
る以外は実施例7と同様にして易開封性端蓋を作成し、
開口性試験、実罐貯蔵罐の開口性試験を行なった。その
結果を表2に示す0 実施例13゜ 接着剤としてポリエチレンテレフタレート系コポリエス
テルとポリブチレンテレフタレート系コポリエステルの
ブレンドコポリエステルフィルムを使用し、接着温度を
260Cにする以外は実施例7と同様にして易開封性端
蓋を作成し、開口性試験、実罐貯蔵罐の開口性試験を行
なった。その結果を表2に示す。
実施例14゜ 接着剤としてテレフタル酸、イソフタル酸、セパ’77
Wl、1.4−ブタンジオールを成分とするコポリエス
テルを使用し、予めタブ側にギアーポンプ付きホットメ
ルトアプリケーターで50μmの厚みに塗布し、接着温
度を1200にする以外は実施例7と同様にして易開封
性端蓋を作成し、開口性試験、実罐貯蔵罐の開口性試験
を行なった。
その結果を表2に示す。
比較例1 接着剤として無水マレイン酸変性ポリプロピレンのフィ
ルムを使用し、接着温度を21DCにする以外は実施例
7と同様にして易開封性端蓋を作成し、開口性試験、実
罐貯蔵罐の開口性試験を行なった。その結果を表2に示
す。
比較例8゜ 接着剤としてエチレン・酢酸ビール共重合体を使用し、
予めタブ側にギアーポンプ付きホットメルトアプリケー
ターで50μmの厚みに塗布し、接着温度を140t:
にする以外は実施例7と同様にして易開封性端蓋を作成
し、開口性試験、実罐貯蔵罐の開口性試験を行なった。
その結果を表2に示す。
実施例7〜14、比較例7.8から、数ある接着剤の中
でアミド反復単位及び/又はエステル反復単位の熱可塑
性接着剤が優れていることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の易開封性罐蓋の上面図であり、第2図
は第1図の帽蓋のA −A’  断面図であり、第3図
は前記イーA′断面の要部の拡大図であり、 第4図はスコア残圧C’t)を横軸、接着剤層の巾(I
F’)を縦軸とし、開封時に接着剤の剥離を生じるか(
○〕、生じないか(×)をプロットした図である。 2はプライマー塗膜、3はクロメート表面処理鋼板、8
はスコア、9は開口されるべき部分、10は開封用タブ
、11は押裂き用先端、16は支点部分、14は切目、
16は接着剤層を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周囲に、罐胴フランジとの間に巻締されるシーリ
    ングコンパウンド塗布部を有し且つその内方に易開封性
    機構を備えた易開封性罐蓋において、 プライマー塗装したクロメート表面処理鋼板から成る蓋
    材に、開口すべき部分を区画するスコアを該鋼板の厚み
    方向の途中に達するように設け、 開封用タブを、その押裂き用先端がほぼスコア上に位置
    するように、該蓋材の開口すべき部分に、アミド反復単
    位及び/又はエステル反復単位から成る熱可塑性接着剤
    による接着支点を介して、下記式 W≧K・d・σ_B・t^2 式中、Kは値4Kg^−^1の定数であり、dはスコア
    から接着支点迄の距離(mm)を 表わし、σ_Bは前記クロメート処理鋼 板の引張り強さ(Kg/mm^2)を表わし、tは蓋材
    のスコア残厚(mm)を表わし、 Wはスコアから距離dでの接着剤層の 巾(mm)を表わす、 を満足する巾で設けたことを特徴とする易開封性罐蓋。
JP59177548A 1984-08-28 1984-08-28 易開封性罐蓋 Granted JPS6160447A (ja)

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CA000489480A CA1266013A (en) 1984-08-28 1985-08-27 Easy-open can lid
AU46691/85A AU586184B2 (en) 1984-08-28 1985-08-27 Easy-open can lid
DE8585306097T DE3580546D1 (de) 1984-08-28 1985-08-28 Leicht zu oeffnender behaelterverschluss.
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KR1019850006201A KR920000720B1 (ko) 1984-08-28 1985-08-28 용이 개봉성 캔 뚜껑
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