JPS6160175B2 - - Google Patents

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JPS6160175B2
JPS6160175B2 JP21064582A JP21064582A JPS6160175B2 JP S6160175 B2 JPS6160175 B2 JP S6160175B2 JP 21064582 A JP21064582 A JP 21064582A JP 21064582 A JP21064582 A JP 21064582A JP S6160175 B2 JPS6160175 B2 JP S6160175B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
false
stretching
speed operation
twisting
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP21064582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59100731A (ja
Inventor
Sadao Matsuki
Kosaku Koyanagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は延伸同時仮撚装置の運転方法に関する
ものである。更に詳しくは、3軸外接型摩擦仮撚
付与手段および高速と低速が繰返し運転できる手
段を有する延伸同時仮撚装置の運転方法に関する
ものである。 最近、ポリエステル系合成繊維の未延伸系を延
伸と同時に仮撚加工して嵩高仮撚加工糸を製造す
る方法が一般的に行なわれている。その延伸同時
仮撚装置の仮撚付与手段としては、3軸外接型摩
擦仮撚付与手段(例えば、特公昭56−5214号公報
に記載されている3軸外接型摩擦仮撚装置)が一
般的に用いられている。 また、3軸外接型摩擦仮撚付与手段に使用され
るデイスク部材は、フレームプレテイングまたは
ソリツドセラミツクなどの材質からなる非ゴム系
デイスクとゴム系の材質からなるデイスクがよく
知られており、使用されている。 非ゴム系デイスクにおいては、耐摩耗性の点で
は優れているが、仮燃加工糸の強度および伸度の
低下、毛羽(単糸切れ)の発生など品質面での欠
点がある。一方、高摩擦力を有するゴム系(例え
ばポリウレタン系、ポリエーテル系など)の材質
からなるデイスクは非ゴム系デイスクの欠点であ
る仮撚加工糸の強度、伸度の低下がなく、かつ毛
羽の発生も殆んどなく品質面で非常に優れている
ため、近時好まれて使用されてきている。 ところで、ゴム系の材質からなるデイスクを使
用した3軸外接型摩擦仮撚付与手段を有する延伸
同時仮撚装置の加工速度も近年非常に高速化さ
れ、常用速度800m/分レベルで運転されるケー
スもでてきている。 しかし、かかる高速運転状態下における糸掛作
業および玉揚作業は高度に熟練された技術を要
し、実質的には工業生産として不可能に近い状態
となり、また巻上げられたパツケージは定長性の
極めて乏しい高品価値の低いものとなる。 このような背景から、高速と低速が繰返し運転
できる手段、すなわち通常生産を実施するための
高速運転と、糸掛作業および玉揚作業を実施する
ための低速運転が可能な延伸同時仮撚装置が注目
されつつある。 しかしながら、前述の如きゴム系材質からなる
デイスクを使用した3軸外接型摩擦仮撚付与手段
を有する延伸同時仮撚装置において、低速運転で
糸掛作業あるいは玉揚作業を行うと次のような問
題が発生する。 〓〓〓〓
(イ) 糸掛作業では糸掛成功率が非常に低く、糸掛
失敗すると再度糸道ガイド類へ糸掛けをやりな
おして、再び糸掛けしなければならず多大な労
力と時間のロスとなる。 また、多数錘への糸掛けが完了するまでには
数時間にわたるが、すでに糸掛けした他錘が経
時とともに断糸するという現象が生じ、円滑に
高速運転に立ち上げることが困難である。 (ロ) 玉揚作業においても、糸掛作業時と同様、時
間がかかり断糸が多発する現象が生ずる。 以上の如く、糸掛作業および玉揚作業において
は多大の労力と時間を要し、作業性は極めて悪
く、機台稼動率の低下、屑糸量の増加などの欠点
があり、工業生産を行う上での延伸同時仮撚装置
としては重大な欠点があつた。 本発明の目的は、従来の運転方法における前述
の欠点を是正し、工業生産を行うに当り、従来の
方法とは全く異なる新規な運転方法によつて多大
な労力と時間の短縮、大幅な屑糸量の減少、機台
稼動率の向上ができ、かつ低速運転時の断糸を実
質的に皆無となし得る延伸同時仮撚装置の運転方
法を提供せんとするものである。 上記目的を達成する本発明の構成は、3軸外接
型摩擦仮撚付与手段および低速運転可能な手段を
有するポリエステル系合成繊維糸条の延伸同時仮
撚装置の運転方法において、低速運転時、延伸倍
率が通常延伸倍率の60〜90%からなる範囲で延伸
仮撚を行うことを特徴とする延伸同時仮撚装置の
運転方法である。 なお、通常延伸倍率とは高速運転時の延伸倍率
を示す。 以下、本発明を図を用いて詳細に説明する。 図は3軸外接型摩擦仮撚手段を具備した高速延
伸同時仮撚装置の運転方法を示すダイヤグラムで
あり、横軸は運転時の経過時間をとり、縦軸には
加工速度および延伸倍率の状態を示してある。延
伸倍率は高速運転時の延伸倍率に対するパーセン
テージで示されている。 図において加工速度を示すダイラグラム1につ
いては、A点は延伸仮撚装置が停止している状
態、B点は停止状態から低速度に起動した状態、
C点からD点は低速度から高速度へ上昇してゆく
状態、E点からF点は高速度から低速度へ下降し
てゆく状態を示しており、いわゆる低速運転と高
速運転が繰り返し行なわれている運転方法を示し
ている。 DE間の高速運転においては通常の延伸仮撚状
態で製品が生産される。BC間およびFG間などの
低速運転においては未延伸糸の糸掛作業およびド
ツフイング・ドニングなどの玉揚作業が行なわ
れ、その時の糸条はウエストローラなどのウエス
ト装置に供給され屑糸となる。 また、図において、2および3は加工速度の
各々に対応して、延伸倍率がどのような状態とな
つているかを示すダイヤグラムであるが、2は延
伸倍率が常に一定の状態で運転される従来方法を
示し、3は低速運転時の延伸倍率が高速運転時よ
りも低い状態で運転される本発明の方法を示して
いる。図からも明らかな如く、本発明においては
B点からC点およびF点からG点のいわゆる低速
運転時には、その延伸倍率が高速運転時の延伸倍
率の60〜90%の範囲で運転される。低速運転時の
延伸倍率が前述の範囲から外れた値となるといず
れの場合も断糸が発生し好ましくない。 本発明者らは、この現象を詳細に究明した結
果、次の理由によることが判つた。すなわち、60
%未満の延伸倍率で低速運転を行なうと仮撚加工
ゾーンにおける張力が非常に低くなり、2重撚の
発生などにより仮撚加工張力が極めて不安定とな
り、断糸が発生し、また90%より高い延伸倍率で
低速運転を行なうと3軸外接型摩擦仮撚装置の摩
擦力が非常に大きくなり、仮撚加工張力が短時間
のうちに極端に上昇し、糸条の破断倍率まで実質
的に上昇してしまい断糸となる。最も好ましい低
速運転時の延伸倍率は高速運転時の延伸倍率の65
〜85%である。本発明における低速運転は1〜
100m/分の速度範囲で行うのが好ましく、10〜
50m/分の速度範囲が未延伸糸の糸掛作業におい
ては更に好ましい。 以上の如く、本発明によれば低速運転で全錘ま
たは特定錘に糸掛作業を実施する場合に、初心者
でも運転開始時の断糸が全くまたは殆んどなく、
短時間でしかも失敗することがなく糸掛作業がで
きるので、その効果は極めて顕著である。 また、玉揚作業時でも、従来法では断糸が多発
するため再度糸掛作業が必要となり、極めて作業
性の悪い状態であつたが、本発明方法によれば玉
揚中での断糸は皆無となり、再び糸掛する時間の
〓〓〓〓
短縮、稼動率の向上、屑糸量の大幅な減少により
本発明の効果は極めて大きく工業生産として不可
欠の技術である。 なお、本発明において、図中のA点いわゆる停
止状態時の延伸倍率は通常延伸倍率の60〜90%の
範囲でもよいし、また通常延伸倍率でもよい。 また、本発明方法にはポリエステル系合成繊維
糸条を主たる対象として、該繊維の断面形状が円
形に限らず三角断面、八角断面などの非円形でも
よい。 一方、延伸同時仮撚装置における3軸外接型摩
擦仮撚付与手段に用いるデイスクは、フレームプ
レーテイングまたはソリツドセラミツクなどの材
質からなる非ゴム系デイスクとゴム系の材質から
なるデイスクがよく使用されているが、ゴム系部
材(例えばポリエーテル系、ポリウレタン系な
ど)を使用した場合、特にその効果は顕著であ
る。 すなわち、90%より高い延伸倍率で低速運転を
行うと3軸外接型摩擦仮撚装置での摩擦力が非常
に大きくなり、仮撚加工張力が短時間のうちに極
端に上昇し断糸となる現象がおこるが、本発明に
よる運転方法を行うことにより、断糸発生の問題
は皆無となり、その効果は明らかである。 次に、本発明を実施例により説明する。 実施例 ポリエチレンテレフタレート未延伸系(315デ
ニール48フイラメント)をポリウレタンからなる
デイスクを使用した3軸外接型摩擦仮撚装置を有
する延伸同時仮撚加工装置を使用して、下記条件
で延伸仮撚を行い嵩高加工糸を製造した。 延伸同時仮撚加工条件(固定) デイスク種類 ポリウレタン系ゴムデイスク使用 錘 数 216錘 ヒーター温度 215℃ 加工速度 低速運転時 30m/分 高速運転時 700m/分 通常延伸倍率 2.1倍 このとき、低速運転時の延伸倍率を種々変更し
て、低速運転状態での糸掛成功率および全錘糸掛
所要時間および断糸率を調査した結果を次表にし
めす。
【表】 上表の如き、低速運転時の延伸倍率が通常延伸
倍率の60〜90%の場合、糸掛成功率、糸掛所要時
間、断糸率を総合的に判断してその効果は顕著で
あることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
図は横軸に経過時間と縦軸に加工速度および延
伸倍率の関係を示すグラフである。 〓〓〓〓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3軸外接型摩擦仮撚付与手段および低速運転
    可能な手段を有するポリエステル系合成繊維糸条
    の延伸同時仮撚装置の運転方法において、低速運
    転時、延伸倍率が通常延伸倍率の60〜90%からな
    る範囲で延伸仮撚を行うことを特徴とする延伸同
    時仮撚装置の運転方法。
JP21064582A 1982-12-02 1982-12-02 延伸同時仮撚装置の運転方法 Granted JPS59100731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21064582A JPS59100731A (ja) 1982-12-02 1982-12-02 延伸同時仮撚装置の運転方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21064582A JPS59100731A (ja) 1982-12-02 1982-12-02 延伸同時仮撚装置の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59100731A JPS59100731A (ja) 1984-06-11
JPS6160175B2 true JPS6160175B2 (ja) 1986-12-19

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ID=16592734

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JP21064582A Granted JPS59100731A (ja) 1982-12-02 1982-12-02 延伸同時仮撚装置の運転方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60252733A (ja) * 1984-05-25 1985-12-13 東レエンジニアリング株式会社 延伸仮撚機の運転方法
JPS6399338A (ja) * 1986-10-09 1988-04-30 東レ株式会社 仮ヨリ加工方法

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Publication number Publication date
JPS59100731A (ja) 1984-06-11

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