JPS6160058B2 - - Google Patents

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JPS6160058B2
JPS6160058B2 JP57176487A JP17648782A JPS6160058B2 JP S6160058 B2 JPS6160058 B2 JP S6160058B2 JP 57176487 A JP57176487 A JP 57176487A JP 17648782 A JP17648782 A JP 17648782A JP S6160058 B2 JPS6160058 B2 JP S6160058B2
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JP
Japan
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titanium
phenol
group
catalyst
carbon atoms
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JP57176487A
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JPS5872536A (ja
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Fuorumaneku Kareru
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ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
Original Assignee
ROONU PUURAN SUPESHIARITE SHIMIIKU
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/61Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
    • C07C45/67Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton
    • C07C45/68Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、o−ヒドロキシベンズアルデヒド
類、特にサリチルアルデヒドの製造方法に関す
る。 サリチルアルデヒド及びその置換誘導体は、非
常に大きな工業的重要性を有する化合物である。
事実、それらは有機合成における中間体として又
はそれ自体の特性のために用いられる。しかし
て、サリチルアルデヒドは、クマリンの製造、香
料における原料として、また石油の添加剤として
用いられる。 o−ヒドロキシベンズアルデヒド類を選択的に
製造するのに工業的に用いられる方法の一つは、
o−ヒドロキシベンジルアルコール、特にサリゲ
ノールを水性アルカリ媒体中でパラジウムや白金
のような貴金属の存在下に、そして適当ならばビ
スマスのような促進剤の存在下に酸素で酸化する
ことからなる(フランス国特許第1337243号及び
同2305420号を参照)。o−ヒドロキシベンジルア
ルコールそれ自体は、ホルムアルデヒド又はホル
ムアルデヒド発生体をほう酸アリルと縮合させて
o−ヒドロキシベンジルアルコールのほう酸エス
テルを形成させ、これを分解して対応するアルコ
ールを遊離させることによつて得られる(フラン
ス国特許第1328945号及び同2430928号を参照)。
これらの二つの工程、即ち縮合及び酸化を考えれ
ば、これはフエノールのヒドロキシル基に対して
オルト位置へのアルデヒド基の間接導入方法であ
る。したがつて、工業界では、ホルムアルデヒド
又はホルムアルデヒド発生体とフエノール又は置
換フエノールとの反応によつてo−ヒドロキシベ
ンズアルデヒド類を直接得るのを可能ならしめる
方法を見出すための努力がなされている。この要
求に応じて、フランス国特許公告第2361327号
は、少なくとも1個の遊離オルト位置を有するフ
エノールとホルムアルデヒドとを塩化第一すず又
は塩化第二すず並びに第一、第二又は第三アミン
及び複素環式塩基(ピリジン及び置換誘導体)よ
りなる群から選ばれる窒素含有塩基の存在下に反
応させることによるo−ヒドロキシベンズアルデ
ヒド類の直接製造方法を提案している。また、フ
ランス国特許公告第2428625号には、クロム
()誘導体及び鉄()誘導体を触媒とし、適
当ならばこれを複素環式第三塩基(ピリジン)又
は芳香族若しくは脂肪族第三アミンで活性化して
用いる類似の方法が提案されている。要するに、
従来技術は、ホルムアルデヒドとフエノールとを
共通の特色により関連しているとは思われない金
属誘導体(なぜならば、それらは元素の周期律表
の異なつた族、即ちクロムについては第b族、
鉄については第族及びすずについては第a族
に族するからである)の存在下に直接縮合させて
o−ヒドロキシベンズアルデヒド類を生成させる
方法を教示している。 ここに、元素の周期律表において前述の金属以
外の群に属する他の金属及びルイスの概念におい
て窒素含有塩基以外の塩基がアルデヒドとフエノ
ール又は置換フエノールとの反応によつてo−ヒ
ドロキシベンズアルデヒド類を直接得るのを可能
にすることがわかつた。 しかして、本発明の目的は、特に、次の一般式 (ここで、Rは、水素原子、1〜10個の炭素原
子を有するアルキル基、1〜10個の炭素原子を有
するアルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原
子又はホルミル基を表わし、nは1〜3の整数で
ある) を有するo−ヒドロキシベンズアルデヒドを、ポ
リホルムアルデヒドと次の一般式 (ここで、R及びnは前記の意味を有し、そし
てヒドロキシル基に対する二つのオルト位置の少
なくとも一方はフリーである) を有するフエノールとを金属触媒及び適当ならば
塩基の存在下に反応させることにより製造するに
あたり、用いる触媒がチタン()の誘導体であ
ることを特徴とするo−ヒドロキシベンズアルデ
ヒドの製造法にある。 周期律表(Handbook of Chemistry and
physics、53版、1972/73年、ケミカルラバーカ
ンパニー発行)の第b及びa族に属するチタ
ン及びアルミニウムのような金属が問題の反応に
おいてクロム及び鉄と比較できる活性を示す一方
で、バナジウム、モリブデン又はニツケルのよう
な非常に近い金属が貧弱な、事実劣つてさえいる
触媒作用しか有しないことは驚くべきことであ
る。 式()及び()において、Rは、好ましく
は、水素原子、低級アルキル基、即ち1〜4個の
炭素原子を含有する基、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル基又は
イソブチル基;低級アルコキシ基、例えばメトキ
シ又はエトキシ基、或いは塩素原子を表わし、n
は好ましくは1に等しい。 式()のフエノールとしては、フエノール、
p−クレゾール、m−クレゾール、p−クロルフ
エノール、m−クロルフエノール、グアヤコー
ル、ヒドロキノン及びバニリンがあげられる。 本発明の方法は、特に、サリチルアルデヒド、
2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド、2−ヒ
ドロキシ−4−メチルベンズアルデヒド、2−ヒ
ドロキシ−6−メチルベンズアルデヒド、2−ヒ
ドロキシ−5−メチルベンズアルデヒド、2−ヒ
ドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド、2−
ヒドロキシ−5−クロルベンズアルデヒド又は
4,6−ジホルミルグアヤコールのようなo−ヒ
ドロキシベンズアルデヒド類の製造を可能にする
ものである。 本発明の方法を実施するのに用いられるチタン
誘導体は、反応媒体に可溶であり且つ反応条件下
において使用したフエノール及びホルムアルデヒ
ドと錯体を形成できる化合物である。特に、無機
酸塩、アルコラート、フエノラート、無機カルボ
ン酸塩、無機スルホン酸塩及び電子対供与体化合
物から導かれる錯体を用いることができる。用い
ることのできるチタン化合物の中でも、オルトチ
タン酸アルキル又はアリール、例えばチタン酸メ
チル、エチル、n−プロピル、t−ブチル、フエ
ニル又はトリル;ジイソプロピルオキシチタン
()ラクテート、TiCl4のようなハロゲン化チタ
ン;ステアリン酸チタン()、アジピン酸チタ
ン();β−ジケトン、β−ケトアルデヒド及
びβ−ケトエステルのようなβ−ジカルボニル化
合物から誘導されるキレート、例えばチタン
()アセチルアセトナト;ジクロルジシクロペ
ンタジエニルチタン()又はテトラキス(ジメ
チルアミノ)チタンのような錯体があげられる
が、これらに限らない。 本発明に従う方法において触媒のための活性剤
として用いられる塩基は、問題の金属誘導体に対
する錯化力が用いるフエノール基質の錯化力より
も小さい電子対供与体化合物の中から選ばれる。
しかして、塩基の性質は、金属及びフエノール基
質の性質によつて決定される。特に、第三窒素含
有塩基、詳しくは複素環式窒素含有第三塩基、例
えばピリジン及びその置換誘導体(α−ピコリ
ン、β−ピコリン)並びにそれらのN−オキシド
が用いられる。本発明の方法を実施するのに特に
好適な他の群のルイス塩基は、ホスフイン、アル
シン、スチビン及びホスホトリアミドよりなる。
特に、トリメチルホスフイン、トリエチルホスフ
イン、トリ−n−プロピルホスフイン、トリ−n
−ブチルホスフイン、トリシクロヘキシルホスフ
イン、トリフエニルホスフイン及びトリトリルホ
スフインがあげられる。あげることのできるホス
ホトリアミドの例は、ヘキサメチルホスホトリア
ミド(HMPT)及びヘキサエチルホスホトリア
ミドである。 式()のフエノールとホルムアルデヒドとの
反応は、好ましくは、選ばれた反応条件下で不活
性である有機溶媒中で行われる。用いられる溶媒
は、極性をわずかに有するか又は有しない非プロ
トン性の有機液体であつて、そのうちでも飽和脂
肪族又はシクロ脂肪族炭化水素(例えばヘキサ
ン、シクロペンタン又はシクロヘキサン)、芳香
族炭化水素(例えばベンゼン又はトルエン)、ハ
ロゲン化炭化水素(例えばクロルベンゼン)、エ
ステル;例えば酢酸ブチル、イソプロピル、アミ
ル又はシクロヘキシル、そしてエーテル、例えば
ジフエニルエーテル又はジオキサンがあげられ
る。溶媒中のフエノール基質の濃度は、広い範囲
にわたることができる。しかして、濃度は、溶媒
1につき0.001〜4モルのフエノール、好まし
くは1につき0.01〜2モルのフエノールであつ
てよい。 ホルムアルデヒドは線状ポリホルムアルデヒド
の形で用いられ、その重合度は重要ではない。し
たがつて、好ましくは、8〜100単位の
(CH2O)を含有するパラホルムアルデヒドが用
いられる。触媒量は、フエノール1モル当りの金
属イオンのg原子数で表わされるが、広範囲に及
ぶことができる。一般には、フエノール1モル当
り0.0001〜1g原子が好ましく、さらに好ましく
は0.001〜0.1g原子の金属イオンである。しか
し、これらの限界値以外で実施することも可能で
あるが、それにより特別の利点は生じない。 同様に、ポリホルムアルデヒドの量(フエノー
ル1モル当りのホルムアルデヒドHCHOのモル
数で表わされる)も広い範囲にわたつてよい。理
論量のホルムアルデヒドを当然に用いることがで
きるが、過剰量のホルムアルデヒドで実施するこ
とが好ましい。しかして、HCHO/フエノール
のモル比は、好ましくは少なくとも1に等しい。
この比は10を越える必要はない。 塩基の使用量(フエノール基質1モル当りのモ
ル数で表わされる)は、塩基の性質、フエノール
基質の性質及び触媒の性質に大いに左右される。
原則として、塩基の量は、フエノール1モル当り
0.001〜1.5モル、好ましくはフエノール1モル当
り0.01〜1.2モルであつてよい。また、ホスフイ
ンも窒素含有塩基よりも低い量で活性であること
が認められた。しかして、一般的にはフエノール
1モル当り0.01〜0.2モルのホスフイン量を用い
れば十分であるのに対して、第三窒素塩基の量は
フエノール1モル当り0.2〜1モルであるのが好
ましい。 反応温度は、120〜250℃、好ましくは150〜200
℃であつてよい。本法は、操作温度でガス状であ
るホルムアルデヒドの損失を避けるために反応体
の自然発生圧力以下で好ましくは行われる。自然
発生圧力よりも高い圧力の適用は利点を生じない
であろう。実際には、窒素又はアルコンのような
不活性ガスの存在下で実施するのが好ましい。 下記の実施例は本発明を例示する。これらの例
で用いたホルムアルデヒド源は、97.5重量%の
HCHOを含有するポリオキシメチレンである。 例 1 下記の物質を30ml容量のガラス管に順次に充填
した。 スパチユラで予め混合した下記化合物 フエノール 471mg(5.0mM) ポリオキシメチレン 61.5mg(20.0mM) チタンテトラブトキシド 34mg(0.1mM) の固体混合物、 159mgのピリジン(即ち、2mM)、 9.65g(11.0ml)のo−キシレン。 管を通常の注意を払つて密封し、保護用金属容
器に挿入し、そして170℃の撹拌炉に2時間入れ
る。水で冷却した後、緑色の不均質溶液がほとん
ど均質で且つ暗褐色となつた。 管を開き、10mlのo−キシレンで洗い、反応溶
液を気相クロマトグラフイー(内部標準物質はヘ
プタデカン)により直接分析した。 結果は次の通り。 フエノールの転化率 73% 転化したフエノールに対する サリチルアルデヒドの収率(Yd) 74% o−メトキシメチルフエノール(Yd9%)及び
微量のサリゲノールの存在が認められた。 例2及び3 250mlのステンレス鋼製オートクレーブに下記
の物質を充填する。 フエノール 2.36g クロルベンゼン 125ml ポリホルムアルデヒド 3.9g ピリジン 1.8g チタンテトラフエノキシド 0.32g オートクレーブを密封し、窒素で掃気し、次い
で1バールの窒素を注入する。内容物を190℃に
加熱し、かきまぜながらこれらの条件に1時間保
つ。次いで反応混合物を例1におけるように分析
する。次の結果が得られた。 フエノールの転化率(DC) 80% 転化したフエノールに対するサリチル アルデヒドの収率(Yd) 76% o−メトキシメチルフエノールのYd 10% 上記の例を1バールに代えて15バールの窒素圧
の下で繰り返す。結果は次の通りであつた。 フエノールのDC 81% サリチルアルデヒドのYd 73% o−メトキシメチルフエノールのYd 7% 例 4〜13 下記の表に示す条件下で例1を反復し、表に示
す結果を得た。
【表】 例 14 例1の方法に従い、グアヤコールを下記の条件
下でホルミル化し、下記の結果を得た。 グアヤコール 5mM o−キシレン 11ml ポリホルムアルデヒド 0.62g ピリジン 0.4g チタンテトラブトキシド 0.034g 温度 170℃ 時間 1時間30分 グアヤコールのDC 56% 2−ヒドロキシ−3−メトキシベン ズアルデヒドのYd 65% 例 15 フエノールを50mMのm−クレゾールで代え、
そして下記の条件により例2を反復する。 クロルベンゼン 100ml ポリホルムアルデヒド 6.2g ピリジン 4g チタンテトラフエノキシド 0.21g 温度 170℃ 時間 2時間 下記の結果が得られた。 m−クレゾールのDC 92% 2−ヒドロキシ−4−メチルベンズ アルデヒドのYd 30% 2−ヒドロキシ−6−メチルベンズ アルデヒドのYd 10% 例 16 m−クレゾールをp−クレゾールで代え、そし
て6.2gに代えて4.6gのパラホルムアルデヒドを
加えて、例15を繰り返す。下記の結果が得られ
た。 p−クレゾールのDC 82% 2−ヒドロキシ−5−メチルベンズ アルデヒドのYd 47% 例 17 m−クレゾールをp−クロルフエノールで代
え、100mlに代えて110mlのクロルベンゼンを加
え、そして4gに代えて3.8gのピリジンを用い
て、例15を反復する。反応温度は180℃とした。
下記の結果が得られた。 クロルフエノールのDC 33% 2−ヒドロキシ−5−クロルベンズ アルデヒドのYd 74% 例 18 フエノールを50mMの4−ホルミルグアヤコー
ルで代え、下記の条件下で例2を反復した。 クロルベンゼン 110ml ポリホルムアルデヒド 7.6g トリフエニルホスフイン 0.12g チタンテトラブトキシド 0.34g 温度 190℃ 時間 1時間30分 下記の結果が得られた。 ホルミルグアヤコールのDC 34% 4,6−ジホルミルグアヤコールのYd 26% 例 19 例1におけるチタンテトラブトキシドに代えて
それぞれ0.1mMの A:バナジウム()アセチルアセトナト B:モリブデン()アセチルアセトナト C:マグネシウムアセチルアセトナト D:ニツケル()アセチルアセトナト E:銅()アセチルアセトナト を用いて例1と同じ方法に従つて五つの実験を行
つた。 得られた結果は次の通り。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式 (ここで、Rは、水素原子、1〜10個の炭素原
    子を有するアルキル基、1〜10個の炭素原子を有
    するアルコキシ基、ヒドロキシル基、ハロゲン原
    子又はホルミル基を表わし、nは1〜3の整数で
    ある) を有するo−ヒドロキシベンズアルデヒドを、ポ
    リホルムアルデヒドと次の一般式 (ここで、R及びnは前記の意味を有し、そし
    てヒドロキシル基に対する二つのオルト位置の少
    なくとも一方は遊離である) を有するフエノールとを金属触媒及び適当ならば
    塩基の存在下に反応させることにより製造するに
    あたり、用いる触媒がチタン()の誘導体であ
    ることを特徴とするo−ヒドロキシベンズアルデ
    ヒドの製造方法。 2 チタンの誘導体が反応媒体に可溶であり且つ
    反応条件下において用いたフエノール及びホルム
    アルデヒドと錯体を形成することができる化合物
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 金属触媒がチタンの無機酸塩、アルコラー
    ト、フエノラート、カルボン酸塩、スルホン酸
    塩、又は電子対供与体化合物との錯体であること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 金属触媒がチタンテトラフエノキシド、チタ
    ンテトラブトキシド、チタンテトラトリルオキシ
    ド、ジクロルジシクロペンタジエニルチタン及び
    テトラキス(ジメチルアミノ)チタンよりなる群
    から選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の方法。 5 触媒の量が、フエノール1モル当りの金属イ
    オンのグラム原子数で表わして、0.0001〜1g原
    子の金属イオンであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法。 6 方法が第三級窒素含有塩基及びそれらのN−
    オキシド、ホスフイン、アルシン、スチビン及び
    ホスホトリアミドよりなる群から選ばれる塩基の
    存在下で行われることを特徴とする特許請求の範
    囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。 7 塩基がピリジン、トリフエニルホスフイン、
    N−オキシピリジン又はヘキサメチルホスホトリ
    アミドであることを特徴とする特許請求の範囲第
    6項記載の方法。 8 塩基の使用量が、フエノール基質1モル当り
    のモル数で表わして、0.001〜1.5モルであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1〜7項のいずれ
    かに記載の方法。 9 方法が極性をわずかに有し又は有しない非プ
    ロトン性の不活性有機溶媒中で行われることを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜8項のいずれかに
    記載の方法。 10 溶媒が飽和脂肪族及びシクロ脂肪族炭化水
    素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エス
    テル及びエーテルよりなる群から選ばれることを
    特徴とする特許請求の範囲第9項記載の方法。 11 用いるフエノールがフエノール、m−クレ
    ゾール、p−クレゾール、グアヤコール、p−ク
    ロルフエノール又はp−バリニンであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜8項のいずれかに
    記載の方法。
JP57176487A 1981-10-09 1982-10-08 o−ヒドロキシベンズアルデヒドの製造方法 Granted JPS5872536A (ja)

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JPS5872536A JPS5872536A (ja) 1983-04-30
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