JPS6159767B2 - - Google Patents

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JPS6159767B2
JPS6159767B2 JP53096927A JP9692778A JPS6159767B2 JP S6159767 B2 JPS6159767 B2 JP S6159767B2 JP 53096927 A JP53096927 A JP 53096927A JP 9692778 A JP9692778 A JP 9692778A JP S6159767 B2 JPS6159767 B2 JP S6159767B2
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JP
Japan
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filter
gas removal
air
dust
dielectric filter
Prior art date
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Expired
Application number
JP53096927A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5524523A (en
Inventor
Ryosuke Sasaoka
Shigeaki Numata
Kiminori Kato
Yasuo Ishino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9692778A priority Critical patent/JPS5524523A/ja
Publication of JPS5524523A publication Critical patent/JPS5524523A/ja
Publication of JPS6159767B2 publication Critical patent/JPS6159767B2/ja
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気清浄器や換気ダクト等に使用され
る空調システム用フイルタに関し、塵埃除去やガ
ス除去を目的とするフイルタの性能を保ちつつ簡
単にかつ強固に一体的に作成できるフイルタを提
供するものである。
従来、誘電体フイルタを電気集塵部として使用
する例えば空気清浄器において、塵埃除去は機械
式フイルタや上記誘電体フイルタにて行なわれて
いるが、ガス除去には、活性炭や化学的なガス除
去物質が用いられる。第1図により説明すると、
ガス除去物質101は一般的にはその使用上、性
能上から大きい表面積を必要とすることにより粒
状を呈するものが多く、これが空気清浄器等に用
いられる時には、集塵部とは別に形成された枠1
02の中に封入される。しかしその枠102は通
気性を必要とすることから多くの細孔103を有
しており、ガス除去物質101の性能を良くする
には粒径を小さくした方がよいが、そうすること
によりガス除去物質101は前記細孔103から
こぼれ落ちる欠点を有する。
特に、このガス除去物質101は一般的に
NaClO2やCa(OH),K2CO3等があり、いずれも
アルカリ性を呈し、こぼれたものが金属等に接触
すると、これをサビさせてしまう。当然、102
自体も金属製のものは使用できず、樹脂製の成形
品を必要とするため、コスト高になり、非常なロ
スを生じていた。同時に、細孔103自体もこぼ
れ落ちを防止する様に小さくする必要がでてくる
が、こうすると、圧損が大巾上昇し、空調装置自
体の性能が非常に低下することになる。
そこで、上記欠点を改良すべく種々検耐した結
果の一例を第2図に示す。第2図において、枠2
01と枠202の間に誘電体フイルタ203と通
気性ネツト204をはさみ込み、その誘電体フイ
ルタ203と通気性ネツト204の間にガス除去
物質205をはさみ込んでいる。
この様な方式でフイルタを構成すると、ガス除
去物質205は枠201,202の中で下方へ移
動するため、誘電体フイルタ203の表面を通過
する風速分布は非常に偏り、部分的に通過風速が
非常に大になる。よつて、この部分を通過する塵
埃空気の捕集効率は著しく低下し、かつ、この部
分の通過風量が大半を占めるため結果的に集塵効
率の著しい低下をきたす。そこでこの方式では安
〓〓〓〓
価で圧損は低くできるが、上記欠点のため採用は
不可能であつた。
又、下方へのガス除去物質の移動を防ぐ方法と
して、第3図に示される様に格子302を有する
枠301でフイルタを構成したり、第4図に示さ
れる様にネツト401上に接着剤402等でフイ
ルタを各ブロツクに分けて、そこにガス除去物質
を封入したり、又、接着剤の代りに縫つて各ブロ
ツクに分けたりしても、ガス除去物質はそれぞれ
のブロツクの中で下に移動し、かつ格子等で空気
流を妨げるため、それぞれ空気流の偏りと圧損の
上昇をもたらし、集塵効率の低下および処理風量
の低下を生じせしめた。
この内容をデータで示すと、第5図の様にな
る。第5図は一定室内におけるタバコ煙の濃度減
衰曲線を示したものであるが、使用する空気清浄
器は全て同一のものを使用し、同一電圧で運転し
た時の各種フイルタを装着した場合に対する減衰
曲線である。曲線Aはガス除去物質を含まない誘
電体フイルタのみを使用した時の空気清浄器の吸
気口部の濃度、曲線Bは第4図に示されるフイル
タを使用した時の吸気口部の濃度である。又曲線
Cは誘電体フイルタのみを使用した時の排出口部
の濃度、曲線Dは第4図に示されるフイルタを使
用した時の排出口部の濃度で、曲線の減衰が早い
ほど性能がよい。
(1−C/A)×100,(1−D/B)×100はそれぞ
れの効 率を表わし、本例ではそれぞれ48%と24%となり
非常に効率が異なることが判る。
なお、本例においては、誘電体フイルタ時に流
量1.1m3/mm、放電電流70μA、放電電圧6.5Kvの
特性をもつ空気清浄器を使用した。
この空気清浄器を第6図に示す。塵埃は吸気口
601より入り、荷電部602にある放電線60
3より対向電極604に向けて放射されるイオン
荷電され、集塵部605にある誘電体フイルタ部
606にて塵埃が活性炭やガス除去物質607に
てその臭気やガスが取り除かれ、送風機608に
よつて排出口609から清浄空気として放出され
る。610は上記各部が収納されるケーシングで
ある。
本発明は上記従来の欠点を解消するもので、10
デニール以下、目付量50g/m2以上の誘電体フイ
ルタと通気性基布の間に繊維状の活性炭および粒
状の微細ガス除去物質をはさみ込みニードルパン
チをして誘電体フイルタ、繊維状活性炭、粒状の
微細ガス除去物質および通気性基布を一体化した
ものである。以下にその一実施例を図面に基づい
て説明する。
第7図および第8図において、1は空気清浄器
の含塵空気を吸入する吸気口であり、塵埃は荷電
部2で放電線3より対向電極4に向かつて放射さ
れるイオン中を通ることにより荷電され、集塵部
5にある10デニール以下、目付量50g/m2以上の
誘電体フイルタ6にて荷電塵埃は捕促され、繊維
状活性炭フイルタ7にて臭気が脱臭され粒径3mm
以下の粒状の微細ガス除去物質8にてNOxやSOx
が吸着される。9は以上の誘電体フイルタ6、活
性炭フイルタ7、ガス除去物質8をニードルパン
チにて一体化させるのに必要な通気性の基布で、
これらは枠10の中に納められている。集塵部5
で浄化された空気は送風機11により排出口12
から空気清浄器のケーシング13の外部へ放出さ
れる。
第9図および第10図は集塵部のフイルタ層の
構造を示し、14はニードルパンチにて一体化さ
れたフイルタ層の断面部で、15は、基布9若し
くは誘電体フイルタ16の側からニードルパンチ
した時に第11図に示すニードル16の先端部1
7に設けられたフツク部18によつて、基布9か
ら誘電体フイルタ6へ又は誘電体フイルタ6から
は基布9へ若しくは相互に送り込まれたそれぞれ
の繊維を示している。
以上の構成において、その動作の説明をする。
空気清浄器の吸気口1から塵埃を含んだ空気が流
入し、この含塵空気内の塵埃は荷電部2にて放電
線3から対向電極4へ向けて放射されるイオンと
接触して帯電し、電荷を持つことになる。このよ
うにして荷電された塵埃は集塵部5の誘電体フイ
ルタ6によつて該誘電体フイルタ6上に静電捕獲
される。更に誘電体フイルタ6の後の繊維状活性
炭フイルタ7が含塵空気内の臭気成分等0.01μ程
度のものを活性炭表面の開口に吸引して、いわゆ
る吸着を行なうことによつて除去してしまう。そ
して、次のガス除去物質8中ではNOx,SOxに相
当するガスがいわゆる酸・アルカリ反応で吸収さ
れ、塩という形で除去されてしまう。
〓〓〓〓
ところが、誘電体フイルタ6および活性炭フイ
ルタ7は共に繊維状であるので、風速分布は一様
で問題はないが、ガス除去物質8は粒状であり、
偏在し易いため、ガス除去物質8のすぐ後に通気
性基布9を配し、それを第9図に示す様に順に並
べてニードルパンチをしてフイルタ層を構成す
る。この様にすると、第10図における様に通気
性基布9より誘電体フイルタ6に、又は誘電体フ
イルタ6より通気性基布9に送り込まれた繊維1
5によつて一枚の一体化された多層フイルタにな
るため、ガス除去物質8は多くの繊維15にはさ
まれた形で分布し、かつ均一性を保持し、結果的
に風速分布は均一で、偏在化等による効率の減少
はなくなり、ガス除去物質8を封じ込めたことに
よる圧損の増大に伴ない、風量の低下のみを招く
ことになり、第5図の塵埃濃度減衰曲線において
吸気口側では(X)、排出口側では(Y)という
曲線をとることになる。
さて、この様なニードルパンチによる一体化は
具体的には第11図に示されるニードル16によ
つて行なわれ、例えば針の先端部17が通気性基
布9より通り抜ける際その繊維をフツク部18に
ひつかけて誘電体フイルタ6側に運び、戻る際に
その繊維を15のように残してくることによつて
行なわれる。
上記の様な方法で一体化されたフイルタは枠1
0に納められており、この部分を通過することに
よつて浄化された空気は送風機11によつて排出
口12より空気清浄器外に排出される。
これが基本的な動作説明であるが、多層フイル
タを作成する際は次の点に留意する必要がある。
即ち誘電体フイルタ6の条件が、ニードルパンチ
を行なう上で、問題であり、空気清浄器の性能を
良くしようとすると、どうしても線径は10デニー
ルより小さく、目付量は50g/m2以上になり、従
つてニードルパンチを行なう際には、誘電体フイ
ルタ部分は非常の密度の濃いものとなるため、ニ
ードル16の先端部17は逃げがなくなつてしま
い、ガス除去物質8にまともに当たつた場合、ニ
ードル16が20番手より細いと簡単に折れてしま
い、全く生産性が失なわれてしまうことになる。
又、ニードル16を太くすると孔が大きくなり、
この部分からのロスのため集塵効率が低下し、性
能的な面から意味を失なつてしまう。
そこで本実施例では、ガス除去物質の粒径を直
径3mm以下程度に押えることにより、ニードル1
6がガス除去物質8にあたつたとき逆にガス除去
物質8が逃げるようにしており、これでもつて工
業的に生産可能としている。
ところで、本フイルタは空気清浄器に用いられ
て、その性能を十分に発揮するが、電気式の空気
清浄器では荷電部2にてコロナ放電を行なつてい
るので、どうしてもオゾンを発生する。このため
に使用するフイルタ材は耐オゾン性を要求され
る。それゆえ、通気性基布9はポリエステル等の
耐オゾン性に優れた繊維を用いることが好まし
い。
なお誘電体フイルタと通気性基布の間にはさみ
込まれる繊維状活性炭および微細ガス除去物質の
順序は本実施例に限られるものではない。
以上本発明によれば、10デニール以下、目付量
50g/m2以上の誘電体フイルタにより清浄性能を
向上でき、しかも細いニードルを使用しても粒状
のガス除去物質の方が逃げてニードルが折れる恐
れがないので、太いニードル使用のためにニード
ル孔が大きくなることによる集塵効率の低下は避
けられるとともに、ガス除去物質は確実に保持さ
れて、風速分布を均一に維持でき、偏在化等によ
る効率の低下は阻止できる優れたフイルタを得る
に至つたものであり、その工業的価値は極めて大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部切り欠き斜視図、第
2図〜第4図はそれぞれ他の従来例を示す斜視図
および正面図、第5図は性能比較塵埃濃度減衰特
性図、第6図は従来のフイルタを使用した空気清
浄器の一例断面図、第7図は本発明のフイルタを
使用した空気清浄器の断面図、第8図は本発明の
一実施例を示すフイルタ部の斜視図、第9図はフ
イルタ部の分解図、第10図はフイルタ部の切断
図、第11図はニードルの正面図である。 6…誘電体フイルタ、7…繊維状活性炭フイル
タ、8…微細ガス除去物質、9…通気性基布、1
0…枠。 〓〓〓〓

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 10デニール以下、目付量50g/m2以上の誘電
    体フイルタと通気性基布の間に繊維状の活性炭お
    よび粒状の微細ガス除去物質をはさみ込みニード
    ルパンチをして誘電体フイルタ、繊維状活性炭、
    粒状の微細ガス除去物質および通気性基布を一体
    化したことを特徴とするフイルタ。
JP9692778A 1978-08-08 1978-08-08 Filter Granted JPS5524523A (en)

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JPS5524523A (en) 1980-02-21

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