JPS6159201B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6159201B2 JPS6159201B2 JP12763378A JP12763378A JPS6159201B2 JP S6159201 B2 JPS6159201 B2 JP S6159201B2 JP 12763378 A JP12763378 A JP 12763378A JP 12763378 A JP12763378 A JP 12763378A JP S6159201 B2 JPS6159201 B2 JP S6159201B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneers
- veneer
- laminated
- pressed
- moisture content
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は木質単板のあばれ防止法に関するも
のである。
のである。
合板や集成材などに用いられる木質単板は、通
常、その含水率を繊維飽和点(25〜35%)より低
い13〜18%の平衡含水率にして保存されている。
ところが、木材をこのような低含水率に保つと、
木材の性質,木目または含水率偏分布などにより
第1図のようにその単板1にあばれ(狂い,変
形)が生じることが多く、そのためこの単板1を
用いて化粧板や合板などを作る場合に作業性が悪
く、定寸切断に際してもその寸法精度が低下す
る。そこで、この単板1のあばれ発生を防止する
ために、第2図に示すように、積層した単板1を
熱板2により加熱・圧締する方法が考えられる
が、この方法では熱板2からの単板1への熱伝導
には限界があるため、一度に多くの単板1を処理
することができないという問題がある。
常、その含水率を繊維飽和点(25〜35%)より低
い13〜18%の平衡含水率にして保存されている。
ところが、木材をこのような低含水率に保つと、
木材の性質,木目または含水率偏分布などにより
第1図のようにその単板1にあばれ(狂い,変
形)が生じることが多く、そのためこの単板1を
用いて化粧板や合板などを作る場合に作業性が悪
く、定寸切断に際してもその寸法精度が低下す
る。そこで、この単板1のあばれ発生を防止する
ために、第2図に示すように、積層した単板1を
熱板2により加熱・圧締する方法が考えられる
が、この方法では熱板2からの単板1への熱伝導
には限界があるため、一度に多くの単板1を処理
することができないという問題がある。
したがつて、この発明の目的は、一度に多くの
単板をあばれが発生しないように処理できる木質
単板のあばれ防止法を提供することである。
単板をあばれが発生しないように処理できる木質
単板のあばれ防止法を提供することである。
すなわち、この発明は、それぞれ繊維飽和点以
下に乾燥した複数の単板を積層・圧締して高周波
加熱したのち、積層・圧締したまま冷却して平衡
含水量に調湿することを特徴とするものであり、
積層・圧締した単板に高周波加熱を加えるように
したため、一度に多くの単板をあばれが発生しな
いように処理できるものである。
下に乾燥した複数の単板を積層・圧締して高周波
加熱したのち、積層・圧締したまま冷却して平衡
含水量に調湿することを特徴とするものであり、
積層・圧締した単板に高周波加熱を加えるように
したため、一度に多くの単板をあばれが発生しな
いように処理できるものである。
実施例において、樺材(かばざい)の0.4mm厚
ロータリースライス単板をドライヤにて含水率6
%に乾燥させたのち、500枚積層・圧締(面圧2
Kg/cm2)して高周波加熱を30分間行い、積層・圧
締したままで冷却し、含水率10%に調温した。そ
の結果、この単板は、ドライヤにて同じ含水率に
乾燥させた単板と比べてあばれが極めて少なかつ
た。すなわち、200mm×500mm単板を100枚積層し
た値に換算すると、ドライヤのみ用いたものはあ
ばれ高さが128mmであつたのに対し、この発明を
利用したものは65mmであつた。また、これら500
枚積層した単板の高周波加熱による温度上昇も、
50枚ずつ積層・加熱した場合と同様に、均一かつ
速かに行なわれた。
ロータリースライス単板をドライヤにて含水率6
%に乾燥させたのち、500枚積層・圧締(面圧2
Kg/cm2)して高周波加熱を30分間行い、積層・圧
締したままで冷却し、含水率10%に調温した。そ
の結果、この単板は、ドライヤにて同じ含水率に
乾燥させた単板と比べてあばれが極めて少なかつ
た。すなわち、200mm×500mm単板を100枚積層し
た値に換算すると、ドライヤのみ用いたものはあ
ばれ高さが128mmであつたのに対し、この発明を
利用したものは65mmであつた。また、これら500
枚積層した単板の高周波加熱による温度上昇も、
50枚ずつ積層・加熱した場合と同様に、均一かつ
速かに行なわれた。
つぎに、他の木質単板あばれ防止法を説明す
る。第1の方法は、それぞれ平衡含水率以下に乾
燥した複数の単板を積層してホツトプレスにより
圧締・加熱したのち、解圧して積層状態のまま平
衡含水率に調湿するものである。実施例におい
て、みずめ(かばのき科の落葉広葉高木)の0.4
mm厚ロータリースライス単板をドライヤにて含水
率3〜6%に乾燥させたのち、この単板を60枚積
層し、温度125℃、圧力15Kg/cm2にて25分間圧締
したのち解圧し、積層状態のまま10%の含水率に
調湿した。その結果、この単板は、ドライヤにて
乾燥させただけの単板と比べて、極めてあばれが
少ない結果となつた。すなわち、200mm×500mm単
板を100枚積層した値に換算すると、ドライヤの
み用いたものはあばれ高さが120mmであつたのに
対し、上記方法を用いたものは60mmであつた。
る。第1の方法は、それぞれ平衡含水率以下に乾
燥した複数の単板を積層してホツトプレスにより
圧締・加熱したのち、解圧して積層状態のまま平
衡含水率に調湿するものである。実施例におい
て、みずめ(かばのき科の落葉広葉高木)の0.4
mm厚ロータリースライス単板をドライヤにて含水
率3〜6%に乾燥させたのち、この単板を60枚積
層し、温度125℃、圧力15Kg/cm2にて25分間圧締
したのち解圧し、積層状態のまま10%の含水率に
調湿した。その結果、この単板は、ドライヤにて
乾燥させただけの単板と比べて、極めてあばれが
少ない結果となつた。すなわち、200mm×500mm単
板を100枚積層した値に換算すると、ドライヤの
み用いたものはあばれ高さが120mmであつたのに
対し、上記方法を用いたものは60mmであつた。
第2の方法は、液煮沸、塗布、浸漬等によりポ
リエチレングリコールを含浸させた木質単板を、
ロールドライヤまたはネツトドライヤ等により繊
維飽和点以下に乾燥したのち、ホツトプレス処理
を行うものである。実施例において、樺材(かば
ざい)の0.5mm厚ロータリースライス単板を分子
量600のポリエチレングリコール20%水溶液にて
3時間煮沸したのち、ネツトドライヤにより含水
率を4〜8%にし、50枚単位に積層する。さら
に、積層したままで温度130℃、面圧10Kg/cm2に
て30分間圧締し、解放・冷却する。このように処
理した単板は、通常の乾燥方法により乾燥した単
板と比べて、極めてあばれが少ない結果となつ
た。すなわち、200mm×500mm単板を100枚積層し
た値に換算すると、通常の乾燥方法を用いたもの
はあばれ高さが125mmであつたのに対し、上記方
法を用いたものは65mmであつた。しかも、通常の
乾燥方法を用いたときは多くの単板に割れが生じ
たが、この方法によるときはほとんど生じなかつ
た。
リエチレングリコールを含浸させた木質単板を、
ロールドライヤまたはネツトドライヤ等により繊
維飽和点以下に乾燥したのち、ホツトプレス処理
を行うものである。実施例において、樺材(かば
ざい)の0.5mm厚ロータリースライス単板を分子
量600のポリエチレングリコール20%水溶液にて
3時間煮沸したのち、ネツトドライヤにより含水
率を4〜8%にし、50枚単位に積層する。さら
に、積層したままで温度130℃、面圧10Kg/cm2に
て30分間圧締し、解放・冷却する。このように処
理した単板は、通常の乾燥方法により乾燥した単
板と比べて、極めてあばれが少ない結果となつ
た。すなわち、200mm×500mm単板を100枚積層し
た値に換算すると、通常の乾燥方法を用いたもの
はあばれ高さが125mmであつたのに対し、上記方
法を用いたものは65mmであつた。しかも、通常の
乾燥方法を用いたときは多くの単板に割れが生じ
たが、この方法によるときはほとんど生じなかつ
た。
第3の方法は、染色した木質単板のあばれ防止
法に関するもので、木質単板を染色する際または
染色後にポリエチレングリコールを含浸させ、繊
維飽和点以下に乾燥したのちホツトプレス処理を
行うものである。実施例において、ぶびんが材の
0.4mm厚ロータリースライス単板を、分子量400の
ポリエチレングリコールを20%添加した染色液に
て2時間煮沸したのち、ドライヤにより含水率3
〜8%にまで乾燥して50枚単位に積層する。さら
に、積層したままで、温度140℃、面圧20Kg/cm2
にて20分間圧締したのち、解放・冷却する。この
ように処理した単板は、通常の染色液により2時
間煮沸処理した単板に比べて、極めてあばれが少
い結果となつた。すなわち、200mm×500mm単板を
100枚積層した値に換算すると、通常の染色液を
用いたものはあばれ高さが180mmであつたのに対
し、上記方法を用いたものは70mmであつた。しか
も、通常の染色液を用いたときは多くの単板に割
れが生じたが、この方法によるときはほとんど生
じなかつた。
法に関するもので、木質単板を染色する際または
染色後にポリエチレングリコールを含浸させ、繊
維飽和点以下に乾燥したのちホツトプレス処理を
行うものである。実施例において、ぶびんが材の
0.4mm厚ロータリースライス単板を、分子量400の
ポリエチレングリコールを20%添加した染色液に
て2時間煮沸したのち、ドライヤにより含水率3
〜8%にまで乾燥して50枚単位に積層する。さら
に、積層したままで、温度140℃、面圧20Kg/cm2
にて20分間圧締したのち、解放・冷却する。この
ように処理した単板は、通常の染色液により2時
間煮沸処理した単板に比べて、極めてあばれが少
い結果となつた。すなわち、200mm×500mm単板を
100枚積層した値に換算すると、通常の染色液を
用いたものはあばれ高さが180mmであつたのに対
し、上記方法を用いたものは70mmであつた。しか
も、通常の染色液を用いたときは多くの単板に割
れが生じたが、この方法によるときはほとんど生
じなかつた。
以上のように、この発明の木質単板のあばれ防
止法は、それぞれ繊維飽和点以下に乾燥した複数
の単板を積層・圧締して高周波加熱したのち、積
層・圧締したまま冷却して平衡含水率に調湿する
ようにしたため、一度に多くの単板をあばれが発
生しないように処理できるという効果を有する。
止法は、それぞれ繊維飽和点以下に乾燥した複数
の単板を積層・圧締して高周波加熱したのち、積
層・圧締したまま冷却して平衡含水率に調湿する
ようにしたため、一度に多くの単板をあばれが発
生しないように処理できるという効果を有する。
第1図はあばれの生じた単板の斜視図、第2図
は積層した単板を熱板により加熱・圧締している
状態の斜視図である。 1……単板。
は積層した単板を熱板により加熱・圧締している
状態の斜視図である。 1……単板。
Claims (1)
- 1 それぞれ繊維飽和点以下に乾燥した複数の単
板を積層・圧締して高周波加熱したのち、積層・
圧締したまま冷却して平衡含水率に調湿すること
を特徴とする木質単板のあばれ防止法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12763378A JPS5553503A (en) | 1978-10-14 | 1978-10-14 | Violent motion preventive method of woody veneer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12763378A JPS5553503A (en) | 1978-10-14 | 1978-10-14 | Violent motion preventive method of woody veneer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5553503A JPS5553503A (en) | 1980-04-19 |
JPS6159201B2 true JPS6159201B2 (ja) | 1986-12-15 |
Family
ID=14964912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12763378A Granted JPS5553503A (en) | 1978-10-14 | 1978-10-14 | Violent motion preventive method of woody veneer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5553503A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62176102U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-09 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4530967B2 (ja) * | 2005-11-01 | 2010-08-25 | 株式会社名南製作所 | ベニヤ単板の処理方法 |
-
1978
- 1978-10-14 JP JP12763378A patent/JPS5553503A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62176102U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5553503A (en) | 1980-04-19 |
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