JPS6158933B2 - - Google Patents
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- JPS6158933B2 JPS6158933B2 JP5572876A JP5572876A JPS6158933B2 JP S6158933 B2 JPS6158933 B2 JP S6158933B2 JP 5572876 A JP5572876 A JP 5572876A JP 5572876 A JP5572876 A JP 5572876A JP S6158933 B2 JPS6158933 B2 JP S6158933B2
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- plated
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐硫化性に優れたAg基Auめつき電気
接点の製造方法に係るものである。 従来、Ag基電気接点は、耐硫化性に乏しいの
でAuめつきしていたが、数μm以下のめつきで
はピンホールのため十分な耐硫化性が得られない
欠点があつた。すなわち、めつきが薄い場合に
は、空気中のSがめつきのピンホールを通つて
Agと結びついてAgSを形成し、これがAu又はAu
合金めつきの表面に、はいあがつてきて黒色に変
色する。従つて、このようなAg基電気接点で
は、接触抵抗の増大及びその不安定性という欠点
があつた。このため従来はめつきを厚くすること
によつてピンホールの大きさを小さく、数を少な
くして耐硫化性を防いでいた。しかし、この手段
では価格の高いAuの使用量が増え高価なものと
なり、しかも数μm以下のめつきでは耐硫化性を
防ぐことができなかつた。 本発明者は、上記欠点を解消すべく研究した結
果、Au又はAu合金めつき後、接点の表面をバレ
ル研摩することにより、めつき膜を当該電気接点
相互間で塑性加工してピンホールをつぶし、耐硫
化性を著しく向上させる方法を見いだしたのであ
る。 本発明において「バレル研摩」とは品物を回転
容器中で研摩する方法を意味する。このバレル研
摩によつてAu又はAu合金めつきがされたAg基接
点はバレル内でお互いにぶつかつたり、こすれた
りしてそのめつき面に塑性加工を受ける。このた
め、めつき特有のピンホールが変形したり、つぶ
されてしまつたりするものと考えられる。この結
果、空気中のSが下地のAgと接触しづらくなり
AgSの発生を抑制することができ、またAgSを形
成してもAgSがめつき表面に、はいあがる通路を
防ぐことができる。なお、バレル中に接点だけで
なく、重炭酸ソーダまたはアルミナ等の粉末や界
面活性剤の水溶液を入れて塑性加工の程度を調節
しても良い。 次に本発明の効果を一層明瞭ならしめるため具
体的な実施例及びその結果を詳述する。表1No.1
〜No.3は、本発明の方法による実施品で1は、頭
径4mm×頭厚1mm+足径2mm×足長2mmのAgの
リベツト接点にAuめつき1.5μm行い、めつきの
終つた接点20000個を塩化ビニル製六角バレルに
入れ、界面活性剤を水に1:1の割合で溶かした
水溶液を使い、毎分40回転で30分間研摩したもの
である。No.2は、No.1と同様にAg接点にAuめつ
きを3μm行つた後、重炭酸ソーダ粉末と共に塩
化ビニル製六角バレルで毎分60回転で20分間研摩
したものである。No.3は、No.1と同じ寸法のAg
―CdO12重量%に1.0μmのAu―Co0.1重量%合
金めつきを行なつた後、酸化アルミニウム粉末と
共に塩化ビニル製六角バレルで毎分40回転で15分
間研摩したものである。No.4〜No.6は、従来品で
No.4はAg接点にAuめつきを1.5μm、No.5は同じ
くAg接点にAuめつきを3μm、No.6はAg―
CdO12重量%にAg―Co 0.1重量%合金めつきを
1.0μm、それぞれ行なつたままで、その後研摩
を行なつていないものである。 以上のようにして作つた接点をH2S20PPM±
2PPM、温度40℃、相対湿度60%、流量0.2/分
で耐硫化試験を行なつたところ、表1に示すよう
に、本発明による実施品No.1〜No.3は、従来品No.
4No.6にくらべ著しく耐硫化性が改善された結果
を得た。特にめつき厚1.5μmの実施品No.1と従
来品No.4を比較すると、従来品No.4が2日目から
変色を開始するのに対し実施品No.1は7日目から
変色を開始している。また、めつき厚3μmの実
施品No.2と従来品No.5を比較すると、従来品No.5
が5日目から変色を開始するのに対し実施品No.2
は7日目でも変色を開始しない。さらに、めつき
厚1.0μmの実施品No.3は従来品No.6にくらべ優
れているだけでなく、めつき厚1.5μmの従来品
No.4よりもめつき厚が薄いにもかかわらず変色の
開始が5日目と遅く、しかも完全に変色するまで
の時間が長くなつている。 以上のことから判るように本発明は、従来の
Ag基Auめつき接点よりめつき厚を薄くしても耐
硫化性に優れた接点を得ることができAuめつき
のAuの使用量が少なくなつた分だけ従来の製法
よりも安価に製造できる方法を提供できるものと
いえる。 【表】
接点の製造方法に係るものである。 従来、Ag基電気接点は、耐硫化性に乏しいの
でAuめつきしていたが、数μm以下のめつきで
はピンホールのため十分な耐硫化性が得られない
欠点があつた。すなわち、めつきが薄い場合に
は、空気中のSがめつきのピンホールを通つて
Agと結びついてAgSを形成し、これがAu又はAu
合金めつきの表面に、はいあがつてきて黒色に変
色する。従つて、このようなAg基電気接点で
は、接触抵抗の増大及びその不安定性という欠点
があつた。このため従来はめつきを厚くすること
によつてピンホールの大きさを小さく、数を少な
くして耐硫化性を防いでいた。しかし、この手段
では価格の高いAuの使用量が増え高価なものと
なり、しかも数μm以下のめつきでは耐硫化性を
防ぐことができなかつた。 本発明者は、上記欠点を解消すべく研究した結
果、Au又はAu合金めつき後、接点の表面をバレ
ル研摩することにより、めつき膜を当該電気接点
相互間で塑性加工してピンホールをつぶし、耐硫
化性を著しく向上させる方法を見いだしたのであ
る。 本発明において「バレル研摩」とは品物を回転
容器中で研摩する方法を意味する。このバレル研
摩によつてAu又はAu合金めつきがされたAg基接
点はバレル内でお互いにぶつかつたり、こすれた
りしてそのめつき面に塑性加工を受ける。このた
め、めつき特有のピンホールが変形したり、つぶ
されてしまつたりするものと考えられる。この結
果、空気中のSが下地のAgと接触しづらくなり
AgSの発生を抑制することができ、またAgSを形
成してもAgSがめつき表面に、はいあがる通路を
防ぐことができる。なお、バレル中に接点だけで
なく、重炭酸ソーダまたはアルミナ等の粉末や界
面活性剤の水溶液を入れて塑性加工の程度を調節
しても良い。 次に本発明の効果を一層明瞭ならしめるため具
体的な実施例及びその結果を詳述する。表1No.1
〜No.3は、本発明の方法による実施品で1は、頭
径4mm×頭厚1mm+足径2mm×足長2mmのAgの
リベツト接点にAuめつき1.5μm行い、めつきの
終つた接点20000個を塩化ビニル製六角バレルに
入れ、界面活性剤を水に1:1の割合で溶かした
水溶液を使い、毎分40回転で30分間研摩したもの
である。No.2は、No.1と同様にAg接点にAuめつ
きを3μm行つた後、重炭酸ソーダ粉末と共に塩
化ビニル製六角バレルで毎分60回転で20分間研摩
したものである。No.3は、No.1と同じ寸法のAg
―CdO12重量%に1.0μmのAu―Co0.1重量%合
金めつきを行なつた後、酸化アルミニウム粉末と
共に塩化ビニル製六角バレルで毎分40回転で15分
間研摩したものである。No.4〜No.6は、従来品で
No.4はAg接点にAuめつきを1.5μm、No.5は同じ
くAg接点にAuめつきを3μm、No.6はAg―
CdO12重量%にAg―Co 0.1重量%合金めつきを
1.0μm、それぞれ行なつたままで、その後研摩
を行なつていないものである。 以上のようにして作つた接点をH2S20PPM±
2PPM、温度40℃、相対湿度60%、流量0.2/分
で耐硫化試験を行なつたところ、表1に示すよう
に、本発明による実施品No.1〜No.3は、従来品No.
4No.6にくらべ著しく耐硫化性が改善された結果
を得た。特にめつき厚1.5μmの実施品No.1と従
来品No.4を比較すると、従来品No.4が2日目から
変色を開始するのに対し実施品No.1は7日目から
変色を開始している。また、めつき厚3μmの実
施品No.2と従来品No.5を比較すると、従来品No.5
が5日目から変色を開始するのに対し実施品No.2
は7日目でも変色を開始しない。さらに、めつき
厚1.0μmの実施品No.3は従来品No.6にくらべ優
れているだけでなく、めつき厚1.5μmの従来品
No.4よりもめつき厚が薄いにもかかわらず変色の
開始が5日目と遅く、しかも完全に変色するまで
の時間が長くなつている。 以上のことから判るように本発明は、従来の
Ag基Auめつき接点よりめつき厚を薄くしても耐
硫化性に優れた接点を得ることができAuめつき
のAuの使用量が少なくなつた分だけ従来の製法
よりも安価に製造できる方法を提供できるものと
いえる。 【表】
Claims (1)
- 1 Ag基電気接点を所要の形状に成形した後、
Au又はAu合金めつきを行い、次いでバレル研摩
することによつて当該めつき膜を当該電気接点相
互間で塑性加工することを特徴とする電気接点の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5572876A JPS52138666A (en) | 1976-05-15 | 1976-05-15 | Method of manufacturing electric contacts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5572876A JPS52138666A (en) | 1976-05-15 | 1976-05-15 | Method of manufacturing electric contacts |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52138666A JPS52138666A (en) | 1977-11-18 |
JPS6158933B2 true JPS6158933B2 (ja) | 1986-12-13 |
Family
ID=13006905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5572876A Granted JPS52138666A (en) | 1976-05-15 | 1976-05-15 | Method of manufacturing electric contacts |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS52138666A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5719546Y2 (ja) * | 1978-10-09 | 1982-04-24 |
-
1976
- 1976-05-15 JP JP5572876A patent/JPS52138666A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52138666A (en) | 1977-11-18 |
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