JPS6158723A - シ−ト状物延伸装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、シート状物たとえば熱可塑性合成樹脂フィル
ムの物理的、別械的諸特性等を向上させる目的で、該シ
ート状物の長手方向（縦方向）および／または幅方向（
横方向）に延伸する延伸装置に関するものであり、更に
詳しくは縦延伸倍率可変門構を備えたシート状物延伸装
置に関する。

（従来の技術） 複数のリングが互いに屈伸できるパンタグラフ状の無端
チェーンリンクを利用したフィルム延伸装置において、
縦延伸倍率可変門構を備えた装でが、実公昭４６−２３
３５７号公報により提案されている。この装置は、フィ
ルム把持ピッチ調整区間を延伸装置のｎａ方部に設け、
フィルム把持開始位置を変更することにより、縦延伸倍
率を変更するものである。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のフィルム延伸装置は、延伸倍率によっては、フィ
ルムを把持した直後から縦延伸が開始されるので、実際
にはフィルム把持開始イ装置をオーブン内の予熱区間終
了俊にせざるを得ない。しかしながら、この方式をとる
と、予熱区間ではフィルム両縁部の把持が全くないので
、烈収稲等が光生じ、フィルム品質に悪影響があるので
実用に供されるものではない。

シート状物たとえば熱可塑性合成樹脂フィルムの分野に
おいて、近年、ユーザーの多様化に伴ない多品種９曾生
産の要求が盲まっている。したがって、その製品の用途
に応じて種々の縦延伸（ａ率、又はｊｉ？横延伸１８率
比が必要とされる。

本発明の目的は、任意の縦延伸倍率、縦横延伸倍率比変
更を実用上可能とするシート状物延伸装茸を提供せんと
するものである。

（問題点を解決するための手段および作用）上記の目的
を達成する本発明の構成は、複数のリンクが互いに屈伸
できるようにパンタグラフ状に配列したリンク部材ユニ
ットを環状に連結した無端チェーンリンクを、延伸すべ
きシート状物の長手方向あるいは幅方向の伸長度に合せ
て配設したシート状物延伸袋＝において、シート状物の
把持開始（ｑ置における上記Ｐ！Ａ喘チェーンリンクを
案内し、該無端チェーンリンクのピッチを規制するガイ
ドレールが、該ガイドレール間の間隔を：Ａ調整可能幅
調整装置を備えていることを特徴とするシート状物延部
装置である装 置３固定し、同位置で該無端チェーンリンクを案内ツる
ガイドレールの相対位置をＩＩして、該無端チェーンリ
ンクのピンチを規制するようにしたものである。

以下、図面に基づき本発明を更に詳しく説明する。

第１図は、本発明に好ましく用いられるパンタグラフ状
態端チェーンリンクの一例を示す縦断面図である。図に
おいて、１はクリップ、２ａ、２ｂ　、３ａ　、３ｂは
ガイドレール、４ａ　、４ｂ　、　５ａ、５ｂはＨＩＱ
子、６．６ａは自瓜受である。ガイドレール２ａ　、２
ｂの一端、およびガイドレール３ａ　、３ｂの一端には
、該２つのガイドレールの間隔を：Ａ整する幅′Ａ整装
式７が取付けられている。第１図の実施例では、該幅調
整装置７は、ハンドル７゛　に取付けられたねじ捧がガ
イドレール３、ａ、３ｂに対して軸方向にスライド可能
にねじ着され、その先端がガイドレール２ａ　、２ｂに
固着されている構成としである。したがって、ハンドル
７′を回すことにより、ガイドレール２ａと３ａ　、２
ｂと３ｂの相対位置、すなわち間隔りを変えて、パンタ
グラフ状無端チェーンリンクのピッチを変えるようにし
たものである。

第２図は、本発明に係る延伸装置の一実施態様を示す平
面図である。

図において、区間Ａはピッチ縮小区間であり、一定のフ
ィルム把持終了ピッチ（第２図で２寸法として示してい
る）から、一定のピッチ（第２図で２０寸法として示し
である）までガイドレール２．３によりバンク・グラフ
リンク８のピッチを縮小する。パンタグラフ状リンク８
は、スプロケット９を通過して、ピッチ調整区間Ｂに入
る。

区間Ｂのガイドレールは、第１図に示す如く、間隔しが
調整可能に配備されており、所定の縦延伸イ８率となる
ように、ガイドレール間隔りを調整して、フィルム把持
［１ａ始位置ａでの無端チェーンリンクのピッチを決定
する。フィルム把持聞始位ｇｌａで両端が捉まれたフィ
ルムはオーブン１３に入り、予熱区間Ｃで加熱され、延
伸区間ＯＴ：艮手方向（縦方向）あるいは幅方向（横方
向〉、あるいは縦ＩＡ２軸同時に延伸され、熱処理区間
Ｅで熱処理されて、フィルム離し位ｉｂで一定とフチ（
最長ピッチ）のクリップから離される。無端チェーンリ
ンクは、更にスプロケット１０を通過して、戻り区間Ｆ
、スプロケット１１を経てピッチ縮小区間Ａに戻る。ピ
ッチ調整区間Ｂでガイドレール間隔を５′Ｊ整するに伴
ない、当然予熱区間Ｃ１延伸区間りのガイドレールの間
隔も調整する。

しかしながら、設定縦延伸倍率を変更しても、各スプロ
ケットを交換する必要がないように、設定縦延伸倍率に
無関係に、各スプロケットとの係合時の無端チェーンリ
ンクのピッチは一定となる。

このように本発明は、フィルム把持開始位置ａの位置を
固定するので、実公昭４６−２３３５７号公報の如く、
把持した瞬間に延伸するという欠点がなくなり、縦延伸
倍率変更の実用性が高まった。

第３図は、本発明に好ましく用いられるパンタグラフ状
無端チェーンリンクの一例を示す斜視図である。

本発明に用いる無端チェーンリンクはどのような形のも
のでもよいが、ガイドレール２ａ　、　２ｂと３ａ　、
３ｂの相対位階を変化させる幅調整袋口をもつフレキシ
ブルなレール構造の取付けを可能ならしめるため、例え
ば、第３図に示すような無端チェーンリンクの自重を含
む、走行中の各種上下荷重を受けもつ誘導子４．１．４
ｂ　、５ａ　、５ｂ、自重受６．６ａ共に、へ杭の小さ
いベアリングを介して支持された回転子を用いたものが
望ましい。

以上のように本発明は、無端チェーンリンクのピッチを
規制するガイドレールの間隔を任意可変なｌＸ！！溝と
することにより、フィルム把持開始位置における無端チ
ェーンリンクのピッチを任意に変更でき、縦延伸倍率、
縦横延伸倍率比を任意に設定できる。

（効　果） ガイドレールの間隔りを調整することにより、フィルム
把持開始位置ａを固定したままで、縦延伸倍率、縦横延
伸倍率比を任意に設定できることにより、以下の効果が
期待できる。

すなわら、本発明は、フィルム予熱区間の前でｓ９ａチ
ェーンリンクのピッチ変更を完了するので、従来技術の
フィルムを把持した瞬間に延伸を開始するという欠点が
解消された。

また、フィルム把持開始位置ａでは、第２図のクリップ
のはね１２を押してフィルム把持を開始するはねおろし
装置（図示せず）がついている。

従来技術では、縦延伸倍率を変更する毎にフィルム物性
上は必要がなくともフィルム把持開始位置ａが必然的に
移動してしまうので、は勾おろし装置の移動が非常に頻
繁に必要であり、はねおろし装置の移動機椙が不可欠で
あった。しかしながら、本発明によれば、縦延伸（ｇ率
に関係なく、フィルム把持開始位置ａを固定しているの
で、はねおろし装置の移動が基本的には不要となり、装
置が簡略化できる。もらろん、フィルム物性に応じてフ
ィルム把持開始位置ａを移動することは本発明の趣旨に
含まれる。

ざらに、フィルム把持間蛤位）ａは、把持不良、フィル
ム破れ等が発生し易いので、作］：ｌが監祝し易く、ま
た作業し易い場所が望ましい。通常の延伸ビスでは、延
伸別の内部ではなく、できるだけ入口に近くに設置する
場合が多い。

本発明により、フィルム把持開始位置ａを延伸抑の入口
近くに固定することができるのでメインテナンス性も大
幅に向上した。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るレール幅調整装置の一実施態様
を示す縦断面図である。第２図は、本発明に係る延伸装
置の一実ｔ！態様を示す平面図である。第３図は、本発
明に好ましく用いられるパンタグラフ状無端チェーンリ
ンクの一例を示す斜視図である。 図面の簡単な説明 １：クリップ ２ａ、２ｂ、３ａ、３ｂニガイトＬ／−ル４ａ　、４ｂ
　、５ａ　、５ｂ　：Ｆ４子６．６ａ：自重受　　７：
レール幅１１’Ｕ隔調整装置８：パンタグラフリンク ９．１０．１１：スプロケット １２：はね ａ：フィルム把持開始位置 ｂ：フイルム離し位置 Ａ：ピッチ縮小区間 Ｂ：ピッチＸｌ”ｌ整区間 Ｃ：予熱区間 Ｄ：延伸区間 Ｅ：熱処理区間 Ｆ：戻り区間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のリンクが互いに屈伸できるようにパンタグラフ状
   に配列したリンク部材ユニットを環状に連結した無端チ
   ェーンリンクを、延伸すべきシート状物の長手方向ある
   いは幅方向の伸長度に合せて配設したシート状物延伸装
   置において、シート状物の把持開始位置における上記無
   端チェーンリンクを案内し、該無端チェーンリンクのピ
   ッチを規制するガイドレールが、該ガイドレール間の間
   隔を調整可能な幅調整装置を備えていることを特徴とす
   るシート状物延伸装置。