JPS6157304B2 - - Google Patents

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JPS6157304B2
JPS6157304B2 JP7786879A JP7786879A JPS6157304B2 JP S6157304 B2 JPS6157304 B2 JP S6157304B2 JP 7786879 A JP7786879 A JP 7786879A JP 7786879 A JP7786879 A JP 7786879A JP S6157304 B2 JPS6157304 B2 JP S6157304B2
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JP
Japan
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group
formula
atom
lower alkyl
herbicide
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JP7786879A
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Tetsuo Takematsu
Hirozo Segawa
Takamaro Miura
Toshihide Ataka
Michio Chatani
Akira Nakamura
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な2・3−ジシアノピラジン誘導
体、その製造方法および該化合物を有効成分とす
る除草剤に関する。 本発明によれば一般式 〔式中、R1は水素原子、低級アルキル基、フエニ
ル基、または塩素原子もしくはメチル基で置換さ
れたフエニル基を表わし、Zは酸素原子または硫
黄原子を表わし、R2は低級アルケニル基、低級
アルキニル基または式
〔式中、R2は前記の意味を有する。〕
で示される化合物と、下記反応式に従い反応させ
ることにより製造することができる。 〔式中、R1、R2、XおよびZは前記の意味を有す
る。〕 一般式()の2・3−ジシアノ−5−ヒドロ
キシピラジン誘導体のハロゲン化は溶媒の不在下
または不活性溶媒中で、式()の化合物をハロ
ゲン化剤で処理することにより行なうことができ
る。用いうる不活性溶媒としては、例えば塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲ
ン化炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素が適している。また、用いう
るハロゲン化剤としては、従来からヒドロキシ基
をハロゲン原子に転化しうる際にしばしば使用さ
れているものはいずれも使用でき、例えば五塩化
リン、五臭化リンの如き五ハロゲン化リン;オキ
シ塩化リン、オキシ臭化リンなどのオキシハロゲ
ン化リン;塩化チオニルなどのハロゲン化チオニ
ル等が有利に使用される。これらハロゲン化剤の
使用量は臨界的ではないが、一般に式()の化
合物1モルに対して少なくとも当量、好ましくは
1.5〜20当量の過剰量で使用するのが有利であ
る。特に、オキシ塩化リンの如き常温で液体のハ
ロゲン化剤は、大過剰に用いてそれ自体溶媒の役
割を同時に果させるようにしてもよい。 上記ハロゲン化の反応温度は一般に常温乃至反
応混合物の還流温度の範囲内の温度とすることが
でき、有利には約50℃以上の昇温条件下に反応を
行なうことができる。また該ハロゲン化反応は必
要に応じてピリジンやトリエチルアミン、N・N
−ジメチルアニリンなどの第三級アミンの存在下
に行なうことができ、それによつて反応を促進す
ることができる。かかる第三級アミンの使用量は
臨界的ではないが、一般に式()の化合物に対
して数重量%ないしほぼ等モルの割合で使用され
る。かかる条件下に上記ハロゲン化反応は、通常
1〜5時間程度で完結させることができる。かく
して得られる式()の化合物は、必要に応じ
て、それ自体公知の手段、例えば過、蒸留、抽
出、クロマトグラフイーなど、またはそれらの組
合せにより反応混合物から分離し、常法に従つて
精製することができる。 一般式()の2・3−ジシアノ−5−ハロピ
ラジン誘導体と一般式()の化合物との反応
は、一般に不活性溶媒、例えばアセトン、メチル
エチルケトンなどのケトン類;テトラヒドロフラ
レ、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの炭化水素類等中で行なう
ことができる。 反応温度は臨界的ではなく、使用する反応体の
種類に応じて広範に変えることができるが、一般
に約100℃以下の温度を使用するのが好ましく、
特に−15℃〜室温程度の冷却条件の使用が有利で
ある。 式()の化合物の使用量もまた特に制限され
るものでなく広範に変えることができるが、一般
に式()の化合物1モルに対して等モル〜3倍
モルで使用することができ、使用する式()の
化合物が液体の場合は過剰に用いて溶媒の役割を
もたせることもできる。 また上記反応は酸結合剤、例えば水酸化ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、ピリジン、トリエチルア
ミン等の無機または有機塩基を、式()の化合
物1モルに対して等モルないし僅かに過剰量の存
在下で行なうことが好ましく、また式()の化
合物を予め金属ナトリウムと反応させて使用する
ことも可能である。 かくして得られる式()の化合物はそれ自体
公知の手段、例えば過、蒸留、抽出、再結晶、
クロマトグラフイーなど、またはこれらの組合せ
により分離し、および/または精製することがで
きる。 次に原料化合物および本発明の化合物の製造方
法を参考例および実施例によつてさらに説明す
る。 参考例 2・3−ジシアノ−5−ヒドロキシピラジン
7.8g(0.05モル)をオキシ塩化リン72g(0.47モ
ル)に溶解させ、0〜5℃に冷却し撹拌しなが
ら、ピリジン4.8g(0.06モル)を15分かけて滴
下した。その後80℃で2時間撹拌を行つた。反応
後過剰のオキシ塩化リンを減圧留去し、残留物を
クロロホルム150mlで抽出した。クロロホルム溶
液を水50mlで2回洗浄し、無水塩化カルシウムで
一夜乾燥後溶媒を留去して赤色固体を得た。この
赤色固体をベンゼンから再結晶して、6.3g(収
率77%)の2・3−ジシアノ−5−クロルピラジ
ンを得た。 融点89〜90℃。 同様の方法で第1表に示す各種の2・3−ジシ
アノ−5−クロルピラジン誘導体を得た。
【表】
【表】 実施例 1 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−エチルピ
ラジン1.35g(0.007モル)をアセトン30mlに溶
解して−5℃以下に冷却しながら、アリルアルコ
ール20mlと金属ナトリウム0.16g(0.007モル)
より調製したアルコラート溶液を滴下した。滴下
後同温度で30分間撹拌を行ない、200mlの氷水中
に注ぎ、分離した油状物をトルエンで抽出した。
トルエンを留去して得た油状物をシリガゲルカラ
ム(溶媒トルエン)で精製して2・3−ジシアノ
−5−アリルオキシ−6−エチルピラジン1.00g
(収率66.6%)を得た。 n25 1.5319 IR分析(cm-1) 2240、1550、1415、1343、
1230、1180、980、930. 元素分析値 (C11H10N4Oとして) 計算値 C:61.67;H:4.71;N:26.15 実測値 C:61.46;H:4.83;N:26.01 実施例 2 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−n−ブチ
ルピラジン2.21g(0.01モル)をテトラヒドロフ
ラン30mlに溶解して−5℃以下に冷却しながら、
プロパギルアルコール5mlと金属ナトリウム0.23
g(0.01モル)より調製したアルコラート溶液を
ジオキサン15mlで希釈して滴下した。滴下後同温
度で1時間撹拌を行ない、200mlの氷水中に注
ぎ、分離した油状物をトルエンで抽出した。トル
エンを留去して得た油状物をシリカゲルカラム
(溶媒トルエン)で精製して2・3−ジシアノ−
5−プロパギルオキシ−6−n−ブチルピラジン
1.80g(収率74.8%)得た。 n25 1.5314 IR分析(cm-1) 3300、2238、2133、1548、
1450、1350、1221、990. 元素分析値 (C13H12N4Oとして) 計算値 C:64.99;H、5.03;N:23.32 実測値 C:64.78;H:5.08;N:23.26 実施例 3 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−n−ブチ
ルピラジン1.50g(0.0068モル)をテトラヒドロ
フラン15mlに溶解して−10℃以下に冷却しなが
ら、3−ブチン−1−オール4mlと金属ナトリウ
ム0.173g(0.0075モル)より調製したアルコラ
ート溶液をテトラヒドロフラン15mlで希釈して滴
下した。滴下後同温度で2時間撹拌を行ない、
200mlの氷水中に注ぎ、分離した油状物を塩化メ
チレンで抽出した。塩化メチレンを留去して得た
油状物をシリカゲルカラム(溶媒トルエン)で精
製して2・3−ジシアノ−5−(3−ブチニルオ
キシ)−6−n−ブチルピラジン0.81g(収率
46.8%)を得た。 n25 1.5267 IR分析(cm-1) 3300、2240、2140、1550、
1430、1360、1230、990. 元素分析値 (C14H14N4Oとして) 計算値 C:66.13;H:5.55;N:22.03 実測値 C:66.05;H:5.58;N:21.91 実施例 4 グリコロニトリル水溶液1.36g(0.012モル)
を1%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、テ
トラヒドロフラン20mlを加えて溶解した。この溶
液の中に2・3−ジシアノ−5−クロルピラジン
1.64g(0.010モル)とテトラヒドロフラン10ml
より調製した溶液を、つづいてトリエチルアミン
1.21g(0.012モル)とテトラヒドロフラン10ml
より調製した溶液を、いずれも撹拌下、20℃で10
分間かてて滴下した。該温度で3時間撹拌し、さ
らに40℃で3時間撹拌をつづけたのち、テトラヒ
ドロフランを減圧下で留去し、残液にクロロホル
ム100mlを加えた抽出した。クロロホルム層を分
離し、50mlの水で2回洗浄したのち、無水硫酸ナ
トリウムで一夜乾燥した。クロロホルムを減圧下
で留去して得られた油状物をシリカゲルカラム
(溶媒ベンゼン)で精製して2・3−ジシアノ−
5−シアノメトキシピラジン1.12g(収率60.5
%)を得た。 mp. 69〜72℃ IR分析(cm-1) 2240、1565、1540、1445、
1360、1325、1265、1195、1035、1005. 元素分析値 (C8H3N5Oとして) 計算値 C:51.89;H:1.63;N:37.83 実測値 C:51.75;H:1.68;N:37.78 実施例 5 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(p−ク
ロルフエニル)ピラジン2.75g(0.01モル)と乳
酸エチルエステル2g(0.0169モル)をベンゼン
30mlに溶解し、20〜30℃に冷却しながらトリエチ
ルアミン1.2g(0.0119モル)をゆくくり滴下し
た。滴下後6時間加熱還流したのちベンゼン層を
分離し、これを十分に水洗して無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。ベンゼン溶液を蒸留濃縮後、シリ
カゲルカラムで精製して溶媒を除去し、ベンゼン
−n−ヘキサンから再結晶して2・3−ジシアノ
−5−(α−カルベトキシエチルオキシ)−6−
(p−クロルフエニル)ピラジン2.5g(収率70
%)を得た。 mp. 121〜122℃ IR分析(cm-1) 2240、1750、1520、1430、
1400、1310、1220、1085、850. 元素分析値 (C17H13N4O3Clとして) 計算値 C:57.23;H:3.67;N:15.70 実測値 C:57.64;H:3.77;N:15.88 実施例 6 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−n−プロ
ピルピラジン1.5g(0.00726モル)とアリルメル
カプタン0.58g(0.00776モル)をテトラヒドロ
フラン30mlに溶解し、5℃以下に冷却しながらト
リエチルアミン0.80g(0.00792モル)を滴下し
た。滴下後同温度で1時間撹拌を行ない、希塩酸
水に注ぎ、分離した油状物を塩化メチレンで抽出
した。塩化メチレンを留去して得た油状物をシリ
カゲルカラム(溶媒トルエン)で精製して2・3
−ジシアノ−5−アリルチオ−6−n−プロピル
ピラジン1.75g(収率98.7%)を得た。 mp. 47〜51℃ IR分析(cm-1) 2260、1520、1400、1350、
1160、1035、995、930. 元素分析値 (C12H12N4Sとして) 計算値
C:59.00;H:4.95;N:22.93;S:13.12 実測値
C:58.91;H:4.98;N:22.85;S:13.20 実施例 7 2・3−ジシアノ−5−クロルピラジン1.64g
(0.01モル)とチオグリコール酸0.92g(0.01モ
ル)をアセトン40mlに溶解し、0〜5℃に冷却し
ながらトリエチルアミン2.12g(0.021モル)を
滴下した。滴下後20〜25℃で2時間撹拌を行な
い、析出した沈殿物を別し減圧下に濃縮した。
残渣に1%塩酸水100mlを加え、分離した油状物
を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩
水で2回洗浄を行なつて無水芒硝で乾燥後、減圧
下に酢酸エチルを留去した。残渣をトルエンで再
結晶して2・3−ジシアノ−5−カルボキシメチ
ルチオピラジン1.65g(収率75%)を得た。 mp. 141〜143℃ IR分析(cm-1) 2243、1720、1500、1200、1090 元素分析値 (C8H4N4O2として) 計算値
C:43.63;H:1.83;N:25.44;S:14.56 実測値
C:43.60;H:1.85;N:25.38;S:14.51 実施例1〜7と類似の方法で第2表に示す化合
物を得た。
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明の除草剤は雑草の種子の発芽を抑制し及
び/又は雑草の茎葉を枯死させる能力を有し、発
芽前除草剤及び/又は発芽後除草剤として、水田
湛水土壌処理、雑草生育期茎葉処理、畑地土壌処
理等において卓越した除草効果を発揮するもので
ある。特に、本発明の除草剤は水を豊富に堪えら
れる湛水田において優れた除草活性を発現し、水
田用除草剤として有利に使用することができる。
これは本発明の活性化合物が水に溶解して雑草の
種子、根や水中の茎葉から容易に吸収され、該雑
草の発芽阻止、生育阻害、枯死等に直接作用する
からであると考えられる。 しかも本発明の除草剤は選択的除草活性を示
し、有害な雑草を効果的に防除することができ
る。例えば、化合物No.(実施例No.に相応す
る)1〜3、8〜38は水田湛水土壌処理によつ
て、イネに実質的に被害を与えずに、同じイネ科
の代表的雑草であるノビエを選択的に除草するこ
とができる。これらの化合物はノビエの幼芽部を
竦ませ生育を抑制する作用がある。 本発明の除草剤によつて防除することのできる
雑草としては、例えば下記のものを例示すること
ができるが、下記の列挙は単なる例示であり、本
発明の除草剤はその他の雑草に対しても優れた除
草効果を発揮することを理解すべきである。 (1) 水田雑草として、例えばキク科(例:タウコ
ギ)、ゴマノハグサ科(例:サワトウガラシ、
アブノメ、アゼトウガラシ、アゼナ)、ミソハ
ギ科(例:ヒメミソハギ、キカシグサ、ミソハ
ギ)、ミゾハコベ科(例:ミゾハコベ)、アワゴ
ケ科(例:ミズハコベ)、アカバナ科(例:チ
ヨウジタデ)、タデ科(例:ヤナギタデ)、ミズ
アオイ科(例:コナギ)、ホシクサ科(例:ホ
シクサ、イヌノヒゲ)、ウキクサ科(例:ウキ
クサ、ヒンジモ、アオウキクサ)、イネ科
(例:ハイヌメリ、ノビエ)、トチカガミ科
(例:スブタ、ミズオオバコ)、オモダカ科
(例:ヘラオモダカ)、テンジソウ科(例:テン
ジソウ)、ホシミドロ科(例:アオミドロ)、な
ど。 (2) 畑地雑草として、例えばアカザ科(例:コア
カザ)、アブラナ科(例:ナズナ、ノダイコ
ン、野生カラシナ)、ヒユ科(例:アオビユ)、
タデ科(例:ギシギシ、ハルタデ)、アカネ科
(例:ヤエムグラ)、ナデシコ科(例:ミミナグ
サ、ノミノフスマ、コハコベ)、ゴマノハグサ
科(例:イヌノフグリ)、キク科(例:ハルジ
ヨン、ヒメムカシヨモギ、セイヨウタンポ
ポ)、ヒルガオ科(例:コヒルガオ)、カタバミ
科(例:カタバミ)、イネ科(例:スズメノテ
ツポウ、スズメノカタビラ、メヒシバ)、トウ
ダイグサ科(例:コニシキソウ)、ナス科
(例:イヌホウズキ)など。 本発明の化合物を除草剤の有効成分として使用
する場合には、前記式()で示される活性化合
物の1種又は2種以上の組合せを、除草剤分野に
おいて通常使用される不活性な液体又は固体の担
体材料又は希釈剤及び必要に応じて、界面活性剤
などの添加物と混合し、適当な剤形に製剤するこ
とができる。 本発明の除草剤にもちいうる担体材料または希
釈剤としては、当該分野において通常使用されて
いるものがいずれも使用でき、固体の担体材料ま
たは希釈剤としては、例えばカオリン、ケイソウ
土、タルク、ベントナイト、モンモリロナイト、
シリカ、クレー、バーミキユライト、ホワイトカ
ーボン、雲母、石こう、炭酸カルシウム、でん
粉、植物粉などが挙げられ、また液体の担体材料
または希釈剤としては、例えば水、エタノール、
シクロヘキサン、キシレン、トルエン、ベンゼ
ン、メチルナフタレン、ケロシン、アセトン、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン、N・N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
エチレングリコールエチルエーテル、液化したテ
トラフルオロエタンなどが挙げられる。 本発明の除草剤はその剤形に応じて界面活性剤
を通常の量で含むことができ、かかる界面活性剤
の例としては、例えばアルキルベンゼンスルホン
酸塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタリンスルホ
ン酸塩ホルマリン縮合物、ジアルキルスルホコハ
ク酸エステルソーダ塩、脂肪酸塩、アルキル硫酸
塩、高級アルコール硫酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリアルキレングリコール、ポリ
オキシアルキレンモノアルキルエーテル、ポリオ
キシアルキレンアルキルアリールエーテル、ポリ
オキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレンアルキルメルカプタンエーテル、第4級
アンモニウム塩などを単独でまたは2種以上組合
せて使用することができる。 しかして、本発明の除草剤は、その剤形にもよ
るが、一般には、前記式()の活性化合物を、
除草剤(製剤)の重量を基準にして、少なくとも
0.5重量%、好ましくは1〜99重量%、さらに好
適には2〜80重量%の濃度で含むことができる。 また、本発明の除草剤は、その施用方法に応じ
て、粉剤、粒剤、水和剤、溶液、乳剤、噴霧剤等
の通常の任意の剤形に製剤される。その製剤は当
該分野でそれ自体公知の方法により行なうことが
できる。例えば、粉剤、粒剤および水和剤は、式
()の活性化合物の少なくとも1種を上記の固
体の担体材料または希釈剤の少なくとも1種と共
に混合粉砕し、適量の界面活性剤を添加し、均一
に混合して製剤化することができる。また、溶液
または乳剤は式()の活性化合物の少なくとも
1種を上記の液体の担体材料または希釈剤の少な
くとも1種中に溶解ないし分散させ、さらに必要
に応じて界面活性剤を加えることにより製剤化し
得る。 かくして、除草剤の重量を基準にして、粉剤お
よび粒剤の場合には、活性化合物を2〜80重量%
の濃度で、水和剤、溶液および乳剤の場合には5
〜60重量%の濃度で含ませることとができる。 さらに、本発明の除草剤は、糞業分野で通常使
用される殺菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、肥料、植物
生長調節剤等を含むことができ、また他の除草剤
と併用することもできる。 前述したように、本発明の除草剤は、発芽前お
よび/または発芽後の除草剤として、水田湛水土
壌処理または畑地土壌処理として直接土壌に施用
するか、あるいは茎葉処理として雑草に直接散布
することができる。その場合の施用量は臨界的な
ものではなく、活性化合物の種類、施用時期、施
用方法等に応じて広範に変えることができるが、
一般に10アール当り少なくとも、50g、好ましく
は100〜1000gの活性化合物となるように施用す
るのが有利である。しかし上記施用量は一応の基
準であり、作物の状態、雑草のはびこり状態等に
応じて、上記量よりも少なくまたは多く用いるこ
とも勿論可能である。 また、その施用方法としては、通常の任意の方
法を使用することができ、例えば作物の播種また
は移植前または後に防除すべき地域に地上または
空中から散布する方法、作物の播種時に種子と一
緒に散布する方法等が用いられる。あるいはま
た、作物の種子の播種の前に、作物の種子を本発
明の活性化合物を含む水溶液中に浸漬処理するこ
とにより、作物の種子中に混入している雑草の種
子の発芽を抑制することも可能である。 次に本発明により提供される除草剤の製剤の具
体例および除草活性を以下の製剤例によりさらに
説明する。製剤例中「部」は重量部である。 製剤例 1 (水和剤) 本発明の活性化合物40部を、担体材料としてジ
ークライト〔商品名:ジークライト化学礦業(株)
製〕とクニライト〔商品名:クニミネ工業(株)製〕
との2:1混合物55部および界面活性剤としてソ
ルポール800A〔商品名:東邦化学工業(株)製〕5
部と共に混合粉砕して40%水和剤を得る。 製剤例 2 (乳 剤) 本発明の活性化合物15部、テトラヒドロフラン
80部および界面活性剤(ソルポール800A)5部
を混合溶解して15%乳剤を得る。 製剤例 3 (粒 剤) 本発明の活性化合物10部、ベントナイト50部、
クニライト35部および界面活性剤(ソルポール
800A)5部を混合粉砕たのち、水10部を加えて
均一に撹拌し、直径0.7mmの穴から押し出して乾
燥後、適当な長さに切断して10%粒剤を得る。 次に本発明に係る除草剤の植物試験結果を示
し、本発明の使用法およびその効果を明らかにす
る。 試験例 1 (水田湛水土壌処理方法) 1/5000アールのポリエチレン製ポツトに水田
土壌(植壌土)を充てんし、ノビエ、広葉雑草、
ホタルイの各種子を表層2cmに播種し、マツバイ
2株を移植した。同時に水稲3葉期を2本1株植
えとし、0cm(おき苗)と2cmの深さに移植して
3cmに湛水した。 雑草発芽と同時に本発明の活性化合物を含む水
和剤の所定量を秤量し、1ポツト当り10mlの水に
希釈し水面に滴下処理した。その後ガラス室にお
いて育成し、処理3週間後に除草効果および水稲
におよぼす影響を調査した。結果は下記第3表に
示す通りである。なお、試験例における表中の数
値は水稲薬害および除草効果の程度を示すもので
具体的には下記の通りである。
【表】
【表】
【表】
【表】 試験例 2 (茎葉処理方法) 畑地土壌を充てんした素焼鉢にイネ、食用ビ
エ、メヒシバおよびアオビユ並びにダイコンを播
種し、1cmの覆土をする。これらの発芽後2〜3
葉期の幼植物期に本発明の活性化合物を含む水和
剤希釈液を噴霧処理した。散布液量は10アール当
り100である。 処理1週間に各植物の被害程度を調査した。 結果は下記第4表に示す通りである。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は水素原子、低級アルキル基、フエニ
    ル基、または塩素原子もしくはメチル基で置換さ
    れたフエニル基を表わし、Zは酸素原子または硫
    黄原子を表わし、R2は低級アルケニル基、低級
    アルキニル基または式【式】の基を表わ す:ここでR3はシアノ基または式−COOR4の基
    を表わし、R4は水素原子または低級アルキル基
    を表わす。〕 で示される新規な2・3−ジシアノピラジン誘導
    体。 2 一般式 〔式中、R1は水素原子、低級アルキル基、フエニ
    ル基、または塩素原子もしくはメチル基で置換さ
    れたフエニル基を表わし、Xはハロゲン原子を表
    わす。〕 で示される2・3−ジシアノ−5−ハロピラジン
    誘導体を一般式 HZ−R2 () 〔式中、Zは酸素原子または硫黄原子を表わし、
    R2は低級アルケニル基、低級アルキニル基また
    は式【式】の基を表わす:ここでR3はシ アノ基または式−COOR4の基を表わし、R4は水
    素原子または低級アルキル基を表わす。〕 で示される化合物と反応させることを特徴とする
    一般式 〔式中、R1、R2およびZは前記の意味を有す
    る。〕 で示される新規な2・3−ジシアノピラジン誘導
    体の製造方法。 3 一般式 〔式中、R1は水素原子、低級アルキル基、フエニ
    ル基、または塩素原子もしくはメチル基で置換さ
    れたフエニル基を表わし、Zは酸素原子または硫
    黄原子を表わし、R2は低級アルケニル基、低級
    アルキニル基または式【式】の基を表わ す:ここでR3はシアノ基または式−COOR4の基
    を表わし、R4は水素原子または低級アルキル基
    を表わす。〕 で示される新規な2・3−ジシアノピラジン誘導
    体を有効成分とする除草剤。
JP7786879A 1979-06-20 1979-06-20 Novel 2,3-dicyanopyrazine derivative Granted JPS562972A (en)

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