JPS6156766A - 溶融金属の注入方法 - Google Patents

溶融金属の注入方法

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JPS6156766A
JPS6156766A JP17718784A JP17718784A JPS6156766A JP S6156766 A JPS6156766 A JP S6156766A JP 17718784 A JP17718784 A JP 17718784A JP 17718784 A JP17718784 A JP 17718784A JP S6156766 A JPS6156766 A JP S6156766A
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sliding
signal
opening
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Kosei Kogo
向後 孝生
Yukitaka Shiraishi
白石 行隆
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/16Controlling or regulating processes or operations
    • B22D11/18Controlling or regulating processes or operations for pouring

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶融金属の注入装置に備えられたスライディ
ングノズル等の開度調整部の開度を調整することにより
、注入装置に一旦貯留された溶融金属を他の容器、鋳型
等に注入する方法に関し、更に詳述すれば、開度i整部
における溶融金属の凝固、付着等を防止して制御精度の
向上を可能とした溶融金属の注入方法に関する。
〔従来技術〕
連続鋳造機のタンディツシュ内溶融金属を鋳型内に注入
するに際して、鋳型内に注入された溶融金属の湯面位置
を放射線、超音波、熱電対、 TVカメラ等を用いて測
定し、このall定植に基づき湯面が不感帯を設けた基
準許容範囲内に位置するようにスライディングノズルの
開度を自動的に調節する湯面制御を行って連続鋳造する
方法は良く知られている。この湯面制御は第7図に示す
ように、例えば鋳型4の銅板裏側に湯面位置δ(1)定
器5を取付け、これにより鋳型4内?n面位置を検出し
、この検出値が湯面位置設定器8に設定された基準許容
範囲よりも高い場合には、タンディノシェ3の下面に設
けられたスライディングノズル1及びその下に取付りら
れた浸漬ノズル6を通流する溶融金属2の流量を減少さ
せるべく、調節器9により求められた1lilJ御信号
をサーボアンプ11に与えてサーボ弁13を作動させて
サーボシリンダ12.パイロットシリンダ12′及びワ
ークシリンダ7を介してスライディングノズル1を閉方
向に調節して溶融金属2の通流路の断面積を減じ、逆に
基準許容範囲よりも湯面が低い場合にはスライディング
ノズル1を通流する溶融金属2の流量を増加させるべく
同様にサーボシリンダ12.バイロフトシリンダ12′
及びワークシリンダ7を介してスライディングノズル1
を開方向に調節し、溶融金属2の通流路の断面積を増加
させ、常に湯面がその基準許容範囲内に位置するように
調節している。しかしながらこのような湯面制御を行っ
て溶融金FA2を注入している場合に注入時間が長時間
になると、例)(えば注入開始から約30分経過後には
第8図にハツチングを付して示すごとくスライディンク
リズル1の上部固定板1bと摺動プレート1aとの隙間
に差し込んだ地金及びスライディングノズル1内周壁と
摺動ブレーHaとの段差部に付着、成長した地金により
摺動プレートLaの摺動に支障を招来し、又高温の溶融
金属2により1u動プレートIaが過熱されて歪を生じ
、これにより摺動プレートlaのスライド面の摺動抵抗
が増大して湯面制御の応答性が悪化し、湯面が基準許容
範囲を外れ易くなる。
これを詳述すると、調節器9により求められた基準許容
範囲に対する湯面位置の差(以下湯面偏差という)を解
消すべくサーボアンプ1工から出力された開度指令信号
〔第9図fa) )に応答して第9図(blに示す如く
作動するサーボシリンダ12の動きに対して、上部固定
板1bと摺動プレートlaとの間隙に差し込んだ地金、
付着、成長した地金及び熱歪により増加した摺動抵抗が
原因でワークシリンダ7は第9図(C1に示す如く忠実
に追従−已・ず第9図(d+に示すように湯面位置のX
bq御精度が低下し、湯面が基準許容範囲を外れるとい
う問題点があった。
斯かる問題点を解決すべく本願出願人は特願昭58−1
11441号の方法を提案している。この方法は第10
図に示す如く第7図のfiJ7御装置に加えて発振器1
0を用い、この発振器10にて出力せしめた正弦波信号
等の周期的に変化する信号を湯面制御信号に重畳してス
ライディングノズルの開度を周期的に変化させ、この周
期的変化により摺動プレートとその上部のノズル壁との
段差部への地金の付着。
成長、上部固定板と摺動プレートとの隙間への地金の差
し込みを抑制し、或いは段差部の付着物を脱落させて湯
面制御精度を向上させ得るようにしたあ法である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら注入に伴ってスライディングノズルは熱に
より歪を住じ、この歪によりスライディングノズルの摺
動抵抗が増大するため、長時間の注入を行う場合には上
記特願昭58411441号の方法によっても湯面制御
の応答性が悪化するという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、開度
調整部が開度変更時に受ける抵抗を検出し、検出信号と
湯面制御のための信号とを重畳してこの重畳信号に基づ
いて開度8JliI整部の開度を変化させることにより
、開度i+li!整邪の周囲での地金の付着、6i固を
防止でき、また開度調整部に熱歪が生じた場合にあって
も鋳型、タンディツシュ等の湯面制御を高精度で行い得
る溶融金属の注入方法を提供することを目的とする。
本発明に係る溶融金属の注入方法は、/8融金屈の注入
量の調整を可能になした注入装置の開度調整部の開度を
周期的に変化させて溶融金属を所定容器に注入する方法
において、6;j記聞度調整部がその開度を周期的に変
化させる際に受ける抵抗を検出し、この検出値に基づい
て前記変化の塩1陥を変更することを特徴とし、更にi
iJ記容器内の湯面レベルを検出し、この検出値と抵抗
の検出値とに基づき前記変化の1辰幅を変更することを
特徴とする。
〔実施例〕
第1図は本発明方法の実施状聾を示す、模式図でアリ、
タンディツシュ3内熔鋼2はスライディングノズル1.
浸漬ノズル6を介して鋳型4内に注入されている。スラ
イディングノズル1はタンディツシュ3の底部に取付け
られ、タンディツシュ3内に貯留されている溶鋼2の通
流沿、換言すれば鋳型4における湯面レベルの制御を行
って溶鋼2を鋳型4内へ注入させるものである。このス
ライディングノズル1は前述の第8図に示した如く、摺
動プレート1aと、これを溶鋼2の通流方向と直交する
方向に摺動可能に保持する上部固定板1bとからなって
いる。
摺動プレートlaの中央位置には上部固定板1bの円穴
と略等大の円穴1cが設けられており、その一端にはワ
ークシリンダ7のロンドアcが接続されている。ワーク
シリンダ7は複動型であってロンド進出用の油室7a及
びロンド退入用の油室7bを持ち、進出用油室7aはパ
イロットシリンダ12′のロンド退入用の油室12′a
に、また退入用油室7bはその0フド進出用の油室12
′bに、夫々連通連結されている。このワークシリンダ
7のロンドアcにはその移動量、即ちスライディングノ
ズル1の摺動プレートLaの位置を測定するための可変
抵抗を利用したシリンダ移動量測定器20が付設されて
おり、その測定信号gは加振信号最適設定制御装置17
に与えられる。
また、ワークシリンダ7の進出用油室7aとパイロット
シリンダ12′の退入用油室12′aとの間、及びワー
クシリンダ7の退入用油室7bとパイロットシリンダ1
2′の進出用油室12′bとの間それぞれを連通ずる油
圧配管には圧力検出器1日、19がそれぞれ介装されて
いる。
これらの圧力検出器18.19は、ワークシリンダ7の
両油室7a、7bに供給される作動油の圧力を検出する
ことにより、スライディングノズル1の摺動プレートL
aの往復両方向の摺動抵抗を検出するものであり、それ
ぞれの検出信号り、iは加振信号最適設定制御装置17
に与えられる。
パイロットシリンダ12′はサーボシリンダ12とロッ
ド12cを共用して連結されている。サーボシリンダニ
2は同様にロンド進出用の油室L2a及びロンド退入用
の油室12bを持ち、各油室12a、12bは4ポ一ト
3位置切換型のサーボ弁13の負荷側ポートに接続され
ており、サーボ弁13の他のポートは圧油源16及びタ
ンク14に接続されている。
サーボ弁13は後述するサーボアンプ11から出力され
る制御信号eに基づき図中右側く又は左側)の切換え位
置13C(又は13a)に切換り、圧油源16からの圧
油をサーボシリンダ12の油室12b(又は12a)側
へ送り、これによってワークシリンダ7の油室7b (
又は7a)へ圧油を送ってロンドアCを退入(又は進出
)させ、スライディングノズル1の摺動プレート1aを
開方向(又は閉方向)へ移動させる。
シリンダロッド12cにはその移動量を測定するための
可変抵抗を利用したシリンダ移動量測定器15が付設さ
れており、その測定信号fはサーボアンプ11にフィー
ドバック信号として与えられる。
鋳型4には公知の湯面位置測定器5が内設されており、
これは鋳型4内に注入された溶鋼2の湯面位置を測定す
るものであり、測定信号aを、湯面を制御する調節器9
及び加振信号最適設定制御装置17に出力する。また湯
面位置設定器8は基準となる湯面位置或いは範囲を設定
するためのものであり、設定した基準位置に関する信号
すを同じく調節器9及び加振信号最適設定制御装置17
に出力する。調節器9は入力された上記測定信号a及び
湯面の設定基準位置に関する信号すとを基に、設定基準
位置からの測定信号aの偏差を求め、この偏差を解消さ
せる制御信号Cをサーボアンプ11に送る。
発振器10はスライディングノズル1のIU Qlプレ
ート1aを周期的に振動させるだめの信号d4i:発す
るものであり、摺動プレートLaの振動周期及び振動幅
は発振器10からサーボアンプ11に与えられる加振信
号dの周波数、振幅及び波形により規定される。そして
、この加振信号dの振1陥は、1);I述の湯面位置検
出器5の測定信号a、易凹面位置設定器からの信号b、
ワークシリンダ7の四ノド7Cの移動量測定器20の測
定信号g、及び圧力検出器18゜19の検出信号り、i
を基に加振信号最適設定制御装置17により決定され、
発振器10に与えられる。
加振信号最適設定制御装置17は、マイクロコンピユー
クシステム又はアナログ演算装置にて構成されており、
発振器10からサーボアンプ11に与えられる加振信号
dの周波数(摺動プレー)1aの振動周期を規定する)
、振幅(摺動プレー1−1aの振動幅を規定する)、波
形(正弦波、矩形波、三角波等)を設定するものであり
、周波数、6JL形は、例えばオペレータにより設定さ
れる。
加振信号r&通設定制御装置17には、予め変換テーブ
ル又は計算式の形で第2図及び第3図に示す如く摺動プ
レー)1aの振動幅が与えられている。
即ち、両正力検出器18.19により作動圧力の変化と
して検出されているスライディングノズル1のtu動プ
レート1aの摺動抵抗に応じた摺動プレート1aの振動
幅が第2図に示す如く摺動抵抗が人であればある程振動
幅も大に、また湯面位置測定器5により測定されている
鋳型4内の湯面位置と湯面位置設定器8による設定湯面
位置との偏差(具体的には信号aとbとの差)に応じた
摺動プレート1aの振動幅が第3図に示す如く湯面レベ
ル偏差が人であればある程振動1陥も人にそれぞれ設定
されている。そして、たとえば摺動抵抗に応じた振・肋
幅を7/10、湯面レベル偏差に応じた振動幅を3/1
0の割合で加重平均して摺動プレー1−1aの振動幅の
設定値が求められ、これに対応する信号の振幅(電圧)
が発振器1σに設定される。
従って、たとえばf4鋼2がスライディングノズル1の
摺動間隙あるいは段差部等に付着凝固して摺動抵抗が増
大した場合、又は溶鋼2の熱により摺動プレートla等
に歪が生じて摺動抵抗が増大した場合、更には鋳型4内
の湯面レベルの偏差が人となった場合には、摺動プレー
トlaはより大きな振動幅で振動される6 一方、加振信号dの波形は、正弦波、三角波、矩形波等
のいずれでもよいが、一般的には正弦波を用いれば油圧
系の動作が円滑となり、トラブルの発生は少ない。また
、加振信号dの周波数(摺動プレートlaの振動周期)
に関しては、正弦波では0.2〜1.2112.矩形波
では0.2〜0.611z、三角波では0.2〜1.0
 Hzが好ましい。これは、加塩信号dの周波数が上述
の下限以下では摺動プレート1aの動きが遅いため溶鋼
2の摺動プレート1aにおける付着、凝固の防止に対す
る効果が無く、逆に上述の上限以上では油圧系の動作が
追従しないためである。加振信号dの振幅については、
これにより制御される(3動プレート1aの振幅が1〜
20mmとなるように定める。これはI辰1滞が1ml
以下のときにはスライディングノズル1における溶鋼2
の付着、凝固の防止にす]果がなく、逆に20龍以上の
ときには鋳型4内の湯面レベル調整に悪影響が及ぶから
である。
サーボアンプ11は調節器9から与えられた制御信号C
とフィードバック信号であるワークシリンダ12のシリ
ンダロッド12cの移動量測定器15からの測定信号〔
との差を求め、これに加振信号dを加算して14られた
信号を制御量として出力するものであり、出力された制
御信号eはサーボ弁13へ送られる。これによってスラ
イディングノズル1の摺動プレー)1aは設定基準位置
に関する信号すと測定信号aとの差を解消すべき運動と
発振器10の加振信号dによる振動との複合運動を行う
ことになる。
C作用〕 次に本発明方法の実施例につき具体的に説明する。プル
ーム連Vt鋳造機にてタンディツシュ3内に入っている
、例えば鋼種5WCIIL2Aの’fgGM2を内径6
0mmφのスライディングノズル1を用いて鋳型4内に
注入し、鋳片を0.6m/分の引抜速度で引抜いた。鋳
型4内に注入された溶鋼2の湯面位置は湯面位置測定器
5により測定され、この測定信号aは調節器9及び加振
信号最適設定制御装置17に送られる。調節器9ば上記
測定信号aと設定基準位置に関する信号すに基づき、 湯面が基準位置よりも高い場合(又は低い場合)には摺
動プレーHaを閉(又は開)方向とする開度になる制御
信号Cをサーボアンプ11に送る。
また、サーボアンプ11には発振器IOから加振信号d
が与えられる。この加振信号dの周波数、振幅(電圧)
、波形は加振信号最適設定制御装置17により設定され
るが、周′6JL数及び波形は適宜人手を介して選択設
定され、振幅はMiJ述した如く各入力信号B、b、g
、h、i等を基に摺動プレート1aの振動幅としてまず
求められ、この求められた振動幅に対応する加振信号d
の振幅(電圧)が発振器lOに設定される。
さて、発振器10からサーボアンプ11に与えられる加
振信号dの周波数をIHz、波形を正弦波として設定す
る。サーボアンプ11は、調節器9から与えられる湯面
位置測定器5の測定信号aと湯面位置設定器8の設定信
号すとの差である制御信号Cと、シリンダ移動量測定器
15の測定信号fとの差信号〔第4図(alに示されて
いる長波長の信号〕を求め、これと発振器10から与え
られる加振信号dとを重畳して第4図Talに示されて
いる長波長で揺動している短波長の正弦波信号をサーボ
アンプ11が出力する制御信号eとして得る。
加振信号dの基準の振幅(たとえば、注入開始’   
   、otヨ14゜よ、ヶー□アッ7.1□9.6ワ
ー、つ1,7ダ7に至る間の不感帯幅よりもやや大きく
なるように設定されている。このため、湯面レベルが湯
面位置設定器8による設定値に維持されている場合にも
ワークシリンダ7、従ってld7動プレート1aはその
差に相当する振幅で撮動する。
いま、サーボアンプ11からワークシリンダ7間の不感
帯幅を第4図fatに示す2本の破線の範囲とすると、
サーボアンプ11が出力する制御信号eは前述の差の分
だり不感帯幅より大きいから、ワークシリンダ7は第4
図(blに示す如く短周期の振動を反復しつつ制御信号
Cと測定信号fとの差信号の周期に相当する周期にて位
置を変化させる。サーボ弁13は制御信号eに従って作
動してサーボシリンダ12のロッド進出用の油室12a
、ロッド退入用の油室12bに交互に圧油を供給し、サ
ーボシリンダ12は!85図Talに示す如くそのロッ
ド12cを作動させる。これにより第5図(blに示す
如くワークシリンダ7が実質的に作動されてスライディ
ングノズル1の摺動プレーHaは周期的にその開度を開
、閉方向に変化しつつ閉(又は開)方向に移動する。こ
のようなスライディングノズル1の摺動プレート1aの
移動により、スライディングノズル1の壁と摺動プレー
トIaとの間隙への溶鋼2の浸入、凝固、スライディン
グノズルlの内周壁と摺動プレー1−1aとの段差部へ
の溶鋼2の付着、凝固等は抑制され、あるいは一旦付着
した場合にも容易に脱落するため、制御の応答性が向上
し、これに加えて見かけ上の不感帯がない制御が行われ
るため、湯面位置設定器8により設定された基4=湯面
位置にほぼ制御され、従来は湯面偏差が±7n程度であ
ったものが、±1.5fi程度にまで向上した。
ところで、上述のような湯面レベルの制御が行われてい
る間に、たとえばスライディングノズル1の摺動部間隙
に溶鋼2が侵入凝固し、あるいは溶鋼2の熱により摺動
プレート1aに歪が生じる等の場合に、摺動プレートl
aの摺動抵抗が増大して制御精度が低下するが、摺動抵
抗の増大は側圧力検出器18.19により検出され、そ
の検出信号り。
iは加振信号最適設定制御装置17に与えられているた
め、前述した如(、摺動プレートLaの振動幅を人とす
るように制御が行われる。一方、湯面レベルが変化した
場合にも、湯面位置lす定器5により検出され、その測
定信号aは加振信号最適設定制御装置17に与えられて
いるため、湯面レベルの偏差が±3+III以上になっ
た場合には摺動プレー1−1aの振動幅を大とするよう
に;til+御が行われる。そして、加振信号最適設定
制御装置17は両者を7:3の割合で加重平均し、摺動
プレーHaの振動幅に相当する振幅(電圧)を加振信号
dの振幅として発振器11に設定する。
上述のような制御が行われることにより、摺動プレート
laの振UJ幅が人となる。具体的には第4図(alに
示した加振信号dの振幅が2本の破線で示したサーボア
ンプ等の不感帯幅を超えて人となる。
実質的には摺動プレー)1aは湯面制御のための開度を
中心として摺動抵抗に基づいた開度に周期的に変化する
。このためサーボアンプ11からサーボ弁13に与えら
れる制御信号eは第4図(blに示されているよりもよ
り大きく不感帯を超えて上下両側へ振動し、摺動プレー
)1aの振UJ幅が人となる。
このような制御が行われることにより、スライディング
ノズルlの摺動プレートlaの周囲に/8鋼2が付着凝
固したとしても容易に脱落するため、摺動プレート1a
の摺動抵抗は減少し、元の状態に戻るため、制御精度は
維持される。
ところで、上述の如き摺動プレートlaの振動幅を犬と
する制御が行われた場合、摺動プレー)1aの位置及び
振動幅によっては危険が生じる場合があり得るが、ワー
クシリンダ7のロンドアcの移動量測定器20がワーク
シリンダ7のロンドアcの位置、即ちJg動プレー)L
aの位置を常に測定してその測定信しgを加振信号最適
設定制御装置17に与えているため、ワークシリンダ7
あるいは摺動プレー)1aに無理な力が加わるような状
態となった場合には、加振信号最適設定制御装置17に
より発振器lOに対して加振信号dの振幅の制限が行わ
れる。
なお以上の説明では溶鋼を例に挙げているが他の溶融金
属でもよく、またワークシリンダ7の駆)1     
   動にサーボシリンダ12とバイロフトシリンダ1
2′を用いているが、サーボシリンダ12のみを使用し
て駆動させても良く、或いはサーボ弁13とワークシリ
ンダ7を連結させて駆動させるようにしても差し支えな
い。
本発明はスライディングノズルに限ることなく、第6図
に示す如く溶融金属の通流口107′を開設した回転板
107を回動させて流量調節するロークリ式ノズルであ
っても良い。
また開度調整部の撮動機構として油圧装置にのみ限られ
るのではなく電動装置を用いて行っても良く、或いは機
械的に振動させるようにして良いことは勿論である。更
にレードル底層の注入開口部にスライディングノズル、
ロータリ式ノズル等による注入装置を取付けてタンディ
ツシュへ/8融金属を注入し、この重量をロードセルに
て管理して湯面高さ制御を行う場合、開度調整部を一定
に保ち、鋳片引抜速度又はタンディツシュ内の溶融金属
重量を変化させて鋳型湯面制御を行う場合或いはこれら
を組合わせた場合にも本発明方法を用いることができ、
そして、更に自動注入制御の場合に限らず手動注入の場
合であっても本発明方法を使用できるのは勿論である。
〔効果〕
以上iイ:述した如く本発明は、開度調整部が開度変更
時に受ける抵抗に基づいて開度調整部の開度を、湯面制
御のために設定された開度を中心として周期的に変化さ
せて溶融金属を注入するので、開度調整部の周囲におけ
る地金の差し込み及び地金の付着、成長を抑制でき、或
いは付着物を脱落せしめ得、更に開度調整部に熱歪が生
じた場合にあっても湯面制御の応答性の低下を防止して
高い精度で湯面制御できる等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施状態を示す模式図、第2図、
第3図は加振信号の設定方法を示すグラフ、第4図は本
発明の溶融金属の注入方法の湯面制御のための1制御信
号を示すグラフ、第5図は本発明による湯面制御状態を
示すグラフ、第6図は本発明方法の適用が可能な他の開
度m接部を示す模式図、第7図は従来の/g融金金属注
入方法の説明図、第8図はその開度調整部(スライディ
ングノズル)の構造及び/8融金屈の凝固1付着等の状
態を示す模式図、第9図は従来方法の湯面制御状態を示
すグラフ、第10図は従来の他の/8脂:金屈の注入方
法の説明図である。 ■・・・スライディングノズル 1a・・・摺動プレー
ト17・・・加振信号最適設定制御装置 18.19・
・・圧力検出器 20・・・移動量測定器 特 許 出願人  住友金属工業株式会社代理人 弁理
士  河  野  登  夫第 5 図 壕 6 図 第 8rfJ (4)  開度指令信号 (b) ゛リーフ1:ソリ〉り゛ rc+  T7−2,1ルデ    −−−−−−−−
−−−、2−−−−−2−m−2、−一一一一−cd+
  湯叩僅1  −一〜〜−一一−h−一〜−2〜〜−
1本q図 手続補正書(自発〕 昭和60汗6月14日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融金属の注入量の調整を可能になした注入装置の
    開度調整部の開度を周期的に変化させて溶融金属を所定
    容器に注入する方法において、前記開度調整部がその開
    度を周期的に変化させる際に受ける抵抗を検出し、この
    検出値に基づいて前記変化の振幅を変更することを特徴
    とする溶融金属の注入方法。 2、溶融金属の注入量の調整を可能になした注入装置の
    開度調整部の開度を周期的に変化させて溶融金属を所定
    容器に注入する方法において、前記開度調整部がその開
    度を周期的に変化させる際に受ける抵抗及び前記容器内
    の湯面レベルを検出し、各検出値に基づいて前記変化の
    振幅を変更することを特徴とする溶融金属の注入方法。
JP17718784A 1984-08-24 1984-08-24 溶融金属の注入方法 Granted JPS6156766A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03174959A (ja) * 1989-12-04 1991-07-30 Nippon Steel Corp モールドレベル制御方法

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JPS55130368A (en) * 1979-03-30 1980-10-09 Sumitomo Metal Ind Ltd Nozzle opening control unit
JPS57209770A (en) * 1981-06-01 1982-12-23 Metacon Ag Method of preventing coagulation of molten metal in discharging channel of casting device and its casting device

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