JPS6156670A - ゴルフクラブヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、さらに詳しく
言うと、合成樹脂材料を中空の芯材とし、この芯材の外
周に強化！！緒を混入した樹脂材料を被覆し、必要に応
じて芯材内【ご充填材を充填したゴルフクラブヘッドの
改良に関するものである。

〔従来の技術〕

最近、ツーピースポールが出現したことによりクラブヘ
ッドにがかる衝撃力が増大し、主として打撃面（フェー
ス面）の強度向上の要望が高まっている。そこで、軽邑
で高強度な材料としてカーボン繊維強化プラスチック（
ＣＦＲＰ）材料を用いたヘッド、所謂カーボンヘッドが
開発されるに至った。

ヘッドの機能は、ボールを安定してより遠くへ飛ばすこ
とはあるが、そのためにはヘッドの重心位置がより低く
、より深い（フェース面から遠い）ことが必要である。

ヘッド内部には打撃方向に平行な補強体、ことに天井ま
で連結された板状のリブを備える場合があるが、その役
割は次の３点にあると考えられる。

■打撃時のフェース面変形を抑え、衝磐エネルギーをボ
ールに伝えて飛距離を伸ばす。

■打撃時の打音・打感を向上させる（従来からのパーシ
モンヘッドに近い感覚を与える）。

■キャディバッグ転倒時のクラウン部に対する衝撃を受
けとめる（アイアンクラブのヘッド衝突等）。

周辺部にカーボン繊維強化樹脂材料を用いた場合、厚ざ
２Ｉｌ１ｍ以下では転倒時の衝撃が問題となるが、３ｍ
ｍ以上であれば、クラウン、サイド部等は十分に高強度
であり■の役割は不要であり、リブが天井にまで連結す
る必要はない。

打音・打感の向上は、内部の充填材の選択により、改良
が可能である。即ち、充填材料の充実度により中空に近
い状態からパーシモンに近い状態に変化させることがで
きる。

芯材は同時に本体を成形する際の中空コアとなるもので
、熟成形時に十分な圧縮強度を有するこ（とが必要条件
である。このため、軽量で高強度を有する芯材の開発が
必要となる。

〔解決しようとする問題点） 上述の従来例におけるゴルフクラブヘッドでは、軽量を
維持しながら打撃時のフェース面変形を抑え、低重心・
深重心のヘッドを得ることは困難であり、ヘッド内部に
打撃方向に平行で天井にまで連結する板状のリブを設け
たものにあっても、このリブが仕切壁となりヘッド内部
を完全に２つに仕切り、充填材（発泡ポリウレタン等）
の注入口を２つ必要とし、型口管理等の工数が繁雑とな
ってしまっていた。この発明では、軽ｌかつフェース面
の強度増大、低重心・深重心で充填材の充填も容易なゴ
ルフクラブヘッドを提供する。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため、この発明は、合成樹脂材料
を中空の芯材とし、この芯材の外周に強化繊維を混入し
た樹脂材料を被覆し、必要に応じて芯材内に充填材を充
填したゴルフクラブヘッドであって、芯材の中空部内に
、フェース部の背面に連結し当該背面からサイド部方向
に延出しかつ芯材の底面に連結するだけのリブを形成し
たものである。

〔実施例〕

以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照しつつ説明
する。

第１図に示す中空コアとなるべき芯材１は、成形時にフ
ェース部２をインサート成形したものである。中空部１
１内において、フェース部２の背面からサイド部１４方
向に延長してリブ３が、芯材１の成形時に一体成形しで
ある。このリブ３は、第１図及び第２図に示すように、
三角形状に形成してあり、フェース部２の背面に連結す
るとともに、芯材１の底面１３に連結しである。また、
リブ３の後端は芯材１のサイド部１４に連結しである。

芯材１の底面１３には、重Ｅｉ調整ボス１５を形成しで
ある。なお、符号１２はトウ部である。

第１図に示すフェース部２付きの芯材１を成形するには
、上下分割金型（図示せず）内に合成樹脂材料を投入し
て金型を閉じ、加熱加圧すれば良い。フェース部２を形
成するためにインサートしておくものとしては、任意の
カーボンｍ維織物に樹脂を含浸させ、ｗｆ、（重］での
繊維含有率）４０〜７５％に調整したもの（プリプレグ
）が適する。

ｗｆ＜４Ｑ％の場合には、成形時に樹脂のみの流動があ
り外観不良となり、Ｗｆ＞７５％の場合には、樹脂が含
浸しない部分が生じ、外観不良や耐衝撃性が低下すると
いう欠点がみられた。また、繊維織物を変えることで各
種の模様を形成することも可能である。芯材１を形成す
るものとしては、例えばＳＭＯ（シートモールディング
コンパウンド）が用いられ、これはｗｆ２５〜６０％に
調整したカーボン繊維を含むものが好ましい。カーボン
繊維の繊維長や繊維集束本数は任意に選択することが可
能である。これら、プリプレグ、ＳＭＣの使用位置は任
意であり、これらの使用位置の選択によりヘッド本体の
外観（模様）を自由に設計できる。

第１図及び第２図に示す実施例では、リブ３のフェース
部２に連結する長さよりも芯材１の底面１３に連結する
長さの方が長く形成してあり、リブ３の頂面３１の形状
は直線状に形成しである。

第３図に示すリブ３は、フェース部２の背面に連結する
長さと底面１３に連結する長さを略等しくし、リブ３の
全体形状を大略二等辺三角形に近い形状としたものであ
る。

第４図及び第５図に示すリブ３は、第２図及び第３図に
示すリブ３の頂面３１の形状を底面１３の方向に窪んだ
円弧状に形成したものである。

第１図ないし第５図に示す如き芯材１を成形した後、こ
れを発泡用の型（図示せず）にセットし、＄１歯樹脂材
料を中空部１１内で発泡させて充填材４を中空部１１内
に充填する（第６図参照）。このとき、発泡型にシャフ
ト（図示せず）を設け、ビン挿通孔５が充填材４に形成
されるようにしておく。この充填材４の材料としては、
例えば、ポリオール・・・・・・１００ｍ■部 整泡材・・・・・・１型皿部 触媒・・・・・・０，５垂量部 水・・・・・・０．５重量部 から成る所謂マスターパンチを硬化材（１１２重ｉ　　
　］部）と１５秒程混合させ、予め５０℃程度に加熱し
ておいた発泡型に投入し、５０’Ｃのオーブン中で１５
〜２０分程度で硬化させる。このようにして発泡成形さ
れた充ｊ眞材４の比重は、０．２５〜０．５０程度であ
った。

次いで、第７図に示すように、この芯材１の充填材４上
にヘッドの本体部７（フェース部２とともに芯材１の外
周を被覆する部分）の成形材料６をセットしたものを図
示しない上下分離金型の下金型にセットし、両金型によ
りプレス成形する。

前記成形材料６としては不飽和ポリエステル樹脂（１１
１粘剤、過酸化物触媒を含む）を配合割合として５０〜
７０のＩＥＪＩ比とし、混入するカーボン繊維の長さを
１インチ未満のものとし、これらカーボン繊維を配合割
合として３５〜５０の重旦比としたものを用いた。した
がって、第８図に示すように、芯材１の外周を被覆する
ものは、フェース部２およびこの成形材料６から成形さ
れる本体部７であり、両者とも強化ｔ！村を混入した樹
脂材料から成形されるものであり、強化繊維の長さは１
インチ以上のものも１インチ未満のものも併用して芯材
１の外周を被覆するものの中に混入された結果となる。

また、この本体部７に用いられるカーボン繊維は、高強
度タイプのものが望ましく、フィラメント数６千本、フ
ィラメント径７ミクロンの商品名トレカＴ３００−６０
００を使用した。

最後にヘッドＭｍに合わせて、高比重の金属片を垂ｆｆ
ｉ調整ボス１５の孔に挿入し、さらに通常の方法でサイ
ドソール、ソールプレートを取付はクラブに仕上げた。

このようにして構成されたゴルフクラブヘッドを有する
クラブをグリップで固定し、ゴルフボール打出礪から５
０ｍ／ｓｅａ、の速度でツーピースポールを打出し、フ
ェース部２の中心部分に衡突させるという実験を行なっ
た。この実験では、１つのクラブに対して３０００発の
ツーピースポールの打撃を試み、かつ打点を変えてみた
。この結果、第２図ないし第５図に示す構成のヘッドを
有する各クラブとも、そのヘッドに異常はみられず、強
度的に問題は生じなかった。

次に、ヘッドスピード４０〜４５ｍ　、／ｓｅａ　、の
力を有する試験者により実打試験を行なってみた。

このとき、天井まで連結するリブを備えたヘッドを有す
るクラブ（比較例という）でも実打試験を行なった。そ
の結果、打感は比較例、本発明の実施例ともに良好であ
り、飛距離は本発明の実施例の方が比較例よりも２〜３
％向上した。

これらの実験から、リブ３はフェース部２の背面、芯材
１の底面１３と一体成形（連Ｍａｔ、、であれば、天井
とは連結していなくとも打撃時の衝撃に十分に耐えるこ
とが判明した。リブ３が天井に連結しない分だけヘッド
重量は軽量化され、軽量化した分だけより設計の自由度
が高まり、高瀬能。

すなわちより低重心かつ深重心に設計されたヘッドを提
供できることとなる。リブ形状の選定により一層の低重
心・深重心が可能となり、スィートエリアが拡大し、従
来よりも安定した飛びのゴルフクラブが得られることも
判明した。

なお、充填材４の比重は、０．２５以上あれば、本体部
７の成形時に変形することなく、軽量化が図れることも
分かった。

〔効果〕

以上説明したように、この発明は、合成目脂材科を中空
の芯材とし、この芯材の外周に強化繊維を混入した樹脂
材料を被覆し、必要に応じて芯材内に充填材を充填した
ゴルフクラブヘッドであって、芯材の中空部内に、フェ
ース部の背面に連結し当該背面からサイド部方向に延出
しかつ芯材の底面に連結するだけのリブを形成したので
、軽■化を図り、より一層の低重心・深重心を図ること
が可能となった。また、充填材を充填する場合、芯材の
中空部が連通ずるため、注入（注入ａ管理）、脱気の工
程管理が容易となり、充填量のバラつきが減少する。

【図面の簡単な説明】

第１図はフェース部をインサート成形したゴルフクラブ
ヘッドの芯材の成形品を示す斜視図、第２図は第１図の
リブに沿って切断した端面図、第３図ないし第５図はリ
ブの各変形例を示す第２図と同様の切断端面口、第６因
は芯材の中空部に充填材を充填した状態の斜視図、第７
図は本体部を成形する準備状態の斜視図、第８図は完成
品のヘッド断面図である。 １・・・・・・芯材、 ２・・・・・・フェース部、 ３・・・・・・リブ、 ３１・・・・・・リブの頂面、 １１・・・・・・中空部、 １２・・・・・・サイド部、 １３・・・・・・底面。 出願人　株式会社　ブリデストン 代理人　弁理士　増　１）竹　夫 第　２図　　　　　　　第　３ｒ：！Ｕ慎４０］　　　
　　　　　第　５０ 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、合成樹脂材料を中空の芯材とし、この芯材の外周に
   強化繊維を混入した樹脂材料を被覆し、必要に応じて芯
   材内に充填材を充填したゴルフクラブヘッドであつて、 芯材の中空部内に、フェース部の背面に連結し当該背面
   からサイド部方向に延長しかつ芯材の底面に連結するだ
   けのリブを形成したことを特徴とするゴルフクラブヘッ
   ド。 ２、前記リブのフェース部の背面に連結する長さよりも
   芯材の底面に連結する長さが長く、リブ頂面形状が直線
   状若しくは底面側に窪んだ円弧状に形成してあることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のゴルフクラブ
   ヘッド。