JPS6156087B2 - - Google Patents
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- JPS6156087B2 JPS6156087B2 JP51116621A JP11662176A JPS6156087B2 JP S6156087 B2 JPS6156087 B2 JP S6156087B2 JP 51116621 A JP51116621 A JP 51116621A JP 11662176 A JP11662176 A JP 11662176A JP S6156087 B2 JPS6156087 B2 JP S6156087B2
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Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は油含浸性にすぐれた少なくとも一面が
粗面化された延伸ポリプロピレンフイルムの製造
方法に関する。
粗面化された延伸ポリプロピレンフイルムの製造
方法に関する。
近来、フイルムの粗面化方法としては、エンボ
ス法、サンドブラスト法等の機械的方法、表面を
溶剤処理する化学的方法、クレー等の粒子を表面
に塗工する塗工法等があるが、電気材料としてコ
ンデンサ等に使用する粗面化フイルムの場合は単
なる粗面であるにとどまらず、絶縁特性、誘電正
接等の電機特性も肝要で、これらの粗面化方法に
より電気特性を低下させることがあつてはならな
い。
ス法、サンドブラスト法等の機械的方法、表面を
溶剤処理する化学的方法、クレー等の粒子を表面
に塗工する塗工法等があるが、電気材料としてコ
ンデンサ等に使用する粗面化フイルムの場合は単
なる粗面であるにとどまらず、絶縁特性、誘電正
接等の電機特性も肝要で、これらの粗面化方法に
より電気特性を低下させることがあつてはならな
い。
例えばエンボス等の機械的方法では、機械的に
凹凸をつけるため、フイルムに傷が入り易く、凹
部から絶縁破壊のおそれがあるばかりでなく、薄
いフイルムには加工が不可能である。
凹凸をつけるため、フイルムに傷が入り易く、凹
部から絶縁破壊のおそれがあるばかりでなく、薄
いフイルムには加工が不可能である。
また化学的処理方法や塗工法では処理の際、使
用する薬品や塗料が、電気特性をそこなうおそれ
がある。
用する薬品や塗料が、電気特性をそこなうおそれ
がある。
本発明は上記の従来方法の欠点を解消した新規
な粗面化延伸ポリプロピレンフイルムの製造方法
を提供するものである。
な粗面化延伸ポリプロピレンフイルムの製造方法
を提供するものである。
即ち、本発明の方法はポリプロピレン樹脂(ポ
リプロピレンに高密度ポリエチレン、ポリブテン
―1、ポリ4メチルペンテン―1等のポリオレフ
イン樹脂を混合したものおよびプロピレンに少量
のα―オレフインを共重合させた結晶性ポリプロ
ピレン共重合物を含む。)より、粗面化延伸ポリ
プロピレンフイルムを製造する工程において、β
型結晶化核剤を含有させたポリプロピレンを加熱
溶融押出後、少なくとも一面を徐冷して、結晶径
の大きい球晶を存在させ、且つその球晶のα晶中
にβ晶を混在する原反を、β晶の融点以上、α晶
の融点以下の延伸温度で延伸することを特徴とす
るものである。
リプロピレンに高密度ポリエチレン、ポリブテン
―1、ポリ4メチルペンテン―1等のポリオレフ
イン樹脂を混合したものおよびプロピレンに少量
のα―オレフインを共重合させた結晶性ポリプロ
ピレン共重合物を含む。)より、粗面化延伸ポリ
プロピレンフイルムを製造する工程において、β
型結晶化核剤を含有させたポリプロピレンを加熱
溶融押出後、少なくとも一面を徐冷して、結晶径
の大きい球晶を存在させ、且つその球晶のα晶中
にβ晶を混在する原反を、β晶の融点以上、α晶
の融点以下の延伸温度で延伸することを特徴とす
るものである。
一般にポリプロピレンは、結晶性ポリマーであ
るため、その延伸性は延伸原反の結晶化度、結晶
形態、球晶サイズにより大きく影響され、結晶化
度が高く、結晶サイズが大きい程延伸しにくい。
従つて延伸性を良好ならしめるために、原反は樹
脂を押出後、冷却ロールで急冷し、できるだけ球
晶を小さくして延伸するのが普通である。またポ
リプロピレンの結晶形態としては、α型(単斜晶
系)、β型(六方晶系)、スメチカ晶等が知られて
おり、通常の押出条件下で得られるα型は最も延
伸応力が大きい。
るため、その延伸性は延伸原反の結晶化度、結晶
形態、球晶サイズにより大きく影響され、結晶化
度が高く、結晶サイズが大きい程延伸しにくい。
従つて延伸性を良好ならしめるために、原反は樹
脂を押出後、冷却ロールで急冷し、できるだけ球
晶を小さくして延伸するのが普通である。またポ
リプロピレンの結晶形態としては、α型(単斜晶
系)、β型(六方晶系)、スメチカ晶等が知られて
おり、通常の押出条件下で得られるα型は最も延
伸応力が大きい。
これらポリプロピレンの結晶性を利用して粗面
化する方式としては、インフレ方式で結晶化度を
高く、球晶を大きくして延伸する方法(特公昭49
―18111号)やβ型に結晶させた原反を延伸し
て、粗面化フイルムを得る方法(特公昭49―1781
号)があるが、前者では延伸性を悪化させる方法
のため、延伸できる球晶の大きさに限界があり、
後者ではβ型に結晶させる必要があると共にヘイ
ズ値が低く、いずれの場合でも、粗面化の程度と
しては、コンデンサ用として、油含浸性を改善す
るには不充分である。
化する方式としては、インフレ方式で結晶化度を
高く、球晶を大きくして延伸する方法(特公昭49
―18111号)やβ型に結晶させた原反を延伸し
て、粗面化フイルムを得る方法(特公昭49―1781
号)があるが、前者では延伸性を悪化させる方法
のため、延伸できる球晶の大きさに限界があり、
後者ではβ型に結晶させる必要があると共にヘイ
ズ値が低く、いずれの場合でも、粗面化の程度と
しては、コンデンサ用として、油含浸性を改善す
るには不充分である。
そこで本発明者等は油含浸性のすぐれた粗面化
フイルムを得る目的で、フイルム原反の結晶化と
原反の延伸温度について検討の結果、押出し原反
中の結晶組成として、α晶中にβ晶を混在させる
ことによつて、従来延伸が不可能と考えられてい
た大きさの球晶でも延伸が可能であることを見出
し、球晶の大きなβ晶を混在した原反を、β晶の
融点以上、α晶の融点以下で延伸することによつ
て、フイブリル状の大きな凹凸の充分な粗面をも
つた油含浸性がすぐれた延伸プロピレンフイルム
を得るに至つた。
フイルムを得る目的で、フイルム原反の結晶化と
原反の延伸温度について検討の結果、押出し原反
中の結晶組成として、α晶中にβ晶を混在させる
ことによつて、従来延伸が不可能と考えられてい
た大きさの球晶でも延伸が可能であることを見出
し、球晶の大きなβ晶を混在した原反を、β晶の
融点以上、α晶の融点以下で延伸することによつ
て、フイブリル状の大きな凹凸の充分な粗面をも
つた油含浸性がすぐれた延伸プロピレンフイルム
を得るに至つた。
ポリプロピレンのβ型結晶は、実験的には120
〜130℃において、等温結晶化すると得られる
が、通常は安息香酸マグネシウム、γ―キナクリ
ドン等の核剤を微量レジンに添加することにより
容易に得られる。
〜130℃において、等温結晶化すると得られる
が、通常は安息香酸マグネシウム、γ―キナクリ
ドン等の核剤を微量レジンに添加することにより
容易に得られる。
本発明ではα型結晶中にβ型結晶を混在させる
ことが必要なため、核剤使用量も通常より極めて
少なく、極微量の0.0001〜0.00001%程度で充分
である。β晶の含有量はX線廻折により、 Turnur―Jonesの方法により測定し、20〜40%
が好ましい。
ことが必要なため、核剤使用量も通常より極めて
少なく、極微量の0.0001〜0.00001%程度で充分
である。β晶の含有量はX線廻折により、 Turnur―Jonesの方法により測定し、20〜40%
が好ましい。
本発明の方法は、既に述べた通りα晶とβ晶を
混在し、且つ球晶の大きな原反を、β晶の融点以
上、α晶の融点以下の延伸温度で延伸するのであ
るが、粗面化の機構については明らかでない。
混在し、且つ球晶の大きな原反を、β晶の融点以
上、α晶の融点以下の延伸温度で延伸するのであ
るが、粗面化の機構については明らかでない。
恐らく、α晶中に混在するβ晶の部分のみが溶
融し、α晶は軟化しているが、溶融に至らない結
晶状態で延伸を行なうと応力が加わり、実質的に
β晶部分が孔のあいたネツト状のような原反を延
伸することとなり、α晶部は不均一延伸され、表
面にフイブリル状の凹凸を生じ粗面化するものと
思われる。
融し、α晶は軟化しているが、溶融に至らない結
晶状態で延伸を行なうと応力が加わり、実質的に
β晶部分が孔のあいたネツト状のような原反を延
伸することとなり、α晶部は不均一延伸され、表
面にフイブリル状の凹凸を生じ粗面化するものと
思われる。
従つて凹凸の分布は、球晶のサイズにより定ま
り、球晶が大きければ凹凸も大きく、粗化も充分
行なわれ、球晶が小さければ細かな凹凸となつて
不充分な粗化面しか得られない。本発明では徐冷
により結晶径を大きくしているので、凹凸の大き
な粗面が得られる。
り、球晶が大きければ凹凸も大きく、粗化も充分
行なわれ、球晶が小さければ細かな凹凸となつて
不充分な粗化面しか得られない。本発明では徐冷
により結晶径を大きくしているので、凹凸の大き
な粗面が得られる。
本発明の方法は、まず常法によりポリプロピレ
ン樹脂ペレツトを溶融押出した後、チルドロール
等の冷却ロールまたはエアナイフなどの温度を上
げて、少なくとも一面を徐々に冷却して球晶の大
きな原反とした後、次いで逐次2軸延伸または同
時2軸延伸機を用いて延伸する。この際、延伸温
度はB晶の融点以上、α晶の融点以下であること
が肝要で、通常ポリプロピレンの結晶融点は、加
熱速度により異なるが、平衡融点としてα晶は
187℃、β晶は147℃と言われているので、これを
一応の目安として、延伸温度を設定し、、加熱速
度とのバランスを見出す必要がある。
ン樹脂ペレツトを溶融押出した後、チルドロール
等の冷却ロールまたはエアナイフなどの温度を上
げて、少なくとも一面を徐々に冷却して球晶の大
きな原反とした後、次いで逐次2軸延伸または同
時2軸延伸機を用いて延伸する。この際、延伸温
度はB晶の融点以上、α晶の融点以下であること
が肝要で、通常ポリプロピレンの結晶融点は、加
熱速度により異なるが、平衡融点としてα晶は
187℃、β晶は147℃と言われているので、これを
一応の目安として、延伸温度を設定し、、加熱速
度とのバランスを見出す必要がある。
また、本発明では粗化面は片面、両面、所望に
より得られるが、押出後の原反を一面徐冷して、
他の一面を急冷すれば、徐冷された面のみ球晶が
大きくなり、片面粗面化フイルムが得られ、原反
の両面を徐冷すれば、両面の粗面化フイルムが得
られる。
より得られるが、押出後の原反を一面徐冷して、
他の一面を急冷すれば、徐冷された面のみ球晶が
大きくなり、片面粗面化フイルムが得られ、原反
の両面を徐冷すれば、両面の粗面化フイルムが得
られる。
本発明に用いられるポリプロピレンは純粋なポ
リプロピレンのみでなく、プロピレンと少量のα
オレフインを共重合させた結晶状ポリプロピレン
共重合体、或いはポリプロピレンに高密度ポリエ
チレン、ポリ4メチルペンテン―1等をブレンド
したものでもよい。本発明の方法で得られる延伸
ポリプロピレンフイルムは油含浸性がすぐれてい
るので、コンデンサ等の電気材料用に適してい
る。
リプロピレンのみでなく、プロピレンと少量のα
オレフインを共重合させた結晶状ポリプロピレン
共重合体、或いはポリプロピレンに高密度ポリエ
チレン、ポリ4メチルペンテン―1等をブレンド
したものでもよい。本発明の方法で得られる延伸
ポリプロピレンフイルムは油含浸性がすぐれてい
るので、コンデンサ等の電気材料用に適してい
る。
以下に本発明を実施例により説明する。
実施例 1
メルトインデツクス1.0のポリプロピレンにγ
―キナクリドン0.00005%を添加し、ペレツト化
した後、スクリユー径30mmの押出機により、250
℃で間隙1.0mmのダイスから溶融押出した。押出
された原反をポリツシシングタイプのチルドロー
ルを使用し、原反上面を28℃、下面を90℃で冷却
し結晶化させたところ、上面のβ晶は0%、球晶
径5μ、下面はβ晶40%、球晶径12〜15μであつ
た。この原反は延伸温度160℃で延伸した結果、
フイルム上面のヘイズ値12%、下面のヘイズ値56
%の片面粗面化延伸ポリプロピレンフイルムを得
た。
―キナクリドン0.00005%を添加し、ペレツト化
した後、スクリユー径30mmの押出機により、250
℃で間隙1.0mmのダイスから溶融押出した。押出
された原反をポリツシシングタイプのチルドロー
ルを使用し、原反上面を28℃、下面を90℃で冷却
し結晶化させたところ、上面のβ晶は0%、球晶
径5μ、下面はβ晶40%、球晶径12〜15μであつ
た。この原反は延伸温度160℃で延伸した結果、
フイルム上面のヘイズ値12%、下面のヘイズ値56
%の片面粗面化延伸ポリプロピレンフイルムを得
た。
実施例 2
実施例1と同様にして、樹脂を押出した後、原
反の上面を空気温度40℃のエアナイフで、下面を
90℃のチルドロールで、それぞれ冷却して結晶化
させたところ、上面のβ晶0%、球晶径5.6〜8.4
μ、下面のβ晶33.2%、球晶径9.2〜11.9μであつ
た。
反の上面を空気温度40℃のエアナイフで、下面を
90℃のチルドロールで、それぞれ冷却して結晶化
させたところ、上面のβ晶0%、球晶径5.6〜8.4
μ、下面のβ晶33.2%、球晶径9.2〜11.9μであつ
た。
この原反を延伸温度160℃で延伸した結果、フ
イルム上面のヘイズ値2.7%、下面のヘイズ値
21.5%の片面粗面化延伸ポリプロピレンフイルム
を得た。
イルム上面のヘイズ値2.7%、下面のヘイズ値
21.5%の片面粗面化延伸ポリプロピレンフイルム
を得た。
実施例 3
実施例1と同様にして樹脂を押出した後、原反
の上面及び下面を90℃のチルドロールで、それぞ
れ徐々に冷却して結晶化させたところ、原反上面
のβ晶20.1%、球晶径21.1〜24.4μ、下面のβ晶
21.6%、球晶径17.2〜22.4μであつた。
の上面及び下面を90℃のチルドロールで、それぞ
れ徐々に冷却して結晶化させたところ、原反上面
のβ晶20.1%、球晶径21.1〜24.4μ、下面のβ晶
21.6%、球晶径17.2〜22.4μであつた。
この原反を延伸温度160℃で延伸した結果、フ
イルム上面のヘイズ値17.8%、下面のヘイズ値
18.5%の両面粗面化延伸ポリプロピレンフイルム
を得た。
イルム上面のヘイズ値17.8%、下面のヘイズ値
18.5%の両面粗面化延伸ポリプロピレンフイルム
を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリプロピレンフイルム樹脂より2軸延伸フ
イルムを製造する工程において、延伸前の原反中
に、β型結晶化核剤0.0001〜0.00001%を含有さ
せ、少なくとも一面を徐冷により結晶径の大きい
球晶を存在させ、且つその球晶中に結晶形態とし
てα型及び20〜40%のβ型の球晶を混在する原反
を、β晶の融点以上、α晶の融点以下の延伸温度
で延伸することを特徴とする粗面化延伸ポリプロ
ピレンフイルムの製造方法。 2 原反の結晶化において、一面を急冷し、他の
一面を徐冷する特許請求の範囲第1項記載の片面
粗面化延伸ポリプロピレンフイルムの製造方法。 3 原反の結晶化において、両面を徐冷する特許
請求の範囲第1項記載の両面粗面化延伸ポリプロ
ピレンフイルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11662176A JPS5342269A (en) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | Method of producing stretching polypropylene film |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11662176A JPS5342269A (en) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | Method of producing stretching polypropylene film |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5342269A JPS5342269A (en) | 1978-04-17 |
JPS6156087B2 true JPS6156087B2 (ja) | 1986-12-01 |
Family
ID=14691709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11662176A Granted JPS5342269A (en) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | Method of producing stretching polypropylene film |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5342269A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6439879U (ja) * | 1987-09-02 | 1989-03-09 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56131921A (en) * | 1980-03-19 | 1981-10-15 | Sumitomo Chemical Co | Oil-immersed electric device |
JPS5750418A (en) * | 1980-09-10 | 1982-03-24 | Sumitomo Chemical Co | Oil-immersed electric device |
JPS5749524A (en) * | 1980-09-10 | 1982-03-23 | Sumitomo Chem Co Ltd | Manufacture of surface-roughend polypropylene stretched film |
JPS59211908A (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-30 | 株式会社東芝 | 油入フイルムコンデンサ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491781A (ja) * | 1972-05-01 | 1974-01-09 |
-
1976
- 1976-09-30 JP JP11662176A patent/JPS5342269A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491781A (ja) * | 1972-05-01 | 1974-01-09 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6439879U (ja) * | 1987-09-02 | 1989-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5342269A (en) | 1978-04-17 |
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