JPS6155372A - 回転形流体エネルギ変換機 - Google Patents

回転形流体エネルギ変換機

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JPS6155372A
JPS6155372A JP59177073A JP17707384A JPS6155372A JP S6155372 A JPS6155372 A JP S6155372A JP 59177073 A JP59177073 A JP 59177073A JP 17707384 A JP17707384 A JP 17707384A JP S6155372 A JPS6155372 A JP S6155372A
Authority
JP
Japan
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fluid
bottle
pressure
housing
trapezoidal groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP59177073A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kita
喜多 康雄
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、静圧タイプの流体ポンプまたは流体モータと
して使用される回転形流体エネルギ変換機゛に関するも
のである。
[従来の技術] 従来のこの種の回転形エネルギ変換機、つまり静圧タイ
プの回転形流体ポンプ/モータには、入力軸の回転力を
ピストンやプランジャ等の直線力に変換したり、ピスト
ン等の直線力を出力軸の回転力に変換するだめのカム機
構やリンク機構等のメカニズムが必ず採用されている。
よって、このようなものでは、構成部品間に強力な押付
力やこじれ力等が作用することになるため、潤滑油の油
性や粘性による油膜のくさび作用に依存するベアリング
部やポール、ころ等のころがり作用に依存するベアリン
グ部の存在が不可欠である。したがって1作動流体とし
ては適度の粘性を有した油等を使用することが必要とな
る。すなわち、水あるいはそれに近い粘性の作動流体で
は円滑な運転を行なわせることが困難であり機器の寿命
がきわめて短いものになるという不都合かあるため、使
用し得る作動流体の種類が限られるという欠点がある。
また、ころがり軸受を使用したものでは。
該軸受の疲労寿命によって機器全体の寿命が左右される
ので耐久性の向上を図ることが難しく、また、ころがり
軸受は比較的高張るため機器の小形化あるいは軽量化が
難しいという問題もある。
そのため、近時、かかる従来の技術とは全く発想を異に
した理想に近い高効率な流体エネルギ変換機が開発され
ている(特開昭58−77179号公報参照)、すなわ
ち、このものは、内周にテーパ面を有したハウジング(
第1の部材)と、円周方向に間欠配置した第1の静圧ベ
アリングを介して前記ハウジングのテーパ面部に嵌合さ
れその内側に前記第1の静圧ベアリングに対応する内平
面を有したトルクリング(第2の部材)と、このトルク
リングの内側に配設されその先端面を第2の静圧ベアリ
ングを介して前記トルクリングの各内平面にそれぞれ添
接させた複数のピストンと、これら各ピストンの基端側
をスライド可能に保持するシリンダバレルと、@記ハウ
ジングの軸心から偏心させて設けられこのシリンダバレ
ルを回転可能に支承するビントルと、前記各ピストンと
前記シリンダバレルとの間に形成され前記ハウジングと
前記トルクリングとの相対回転に伴なって容積が増減す
る空間と、容積が増′大しつつある空間および容積が減
少しつつある空間にそれぞれ連通ずる対をなす流体流通
系路と、前記各空間内の流体を第1、第2の静圧ベアリ
ングに導く流体通路とを具備してなり、前記第1の静圧
ベアリングに導入された流体の静圧と前記第2の静圧ベ
アリングに導入された流体の静圧とによって前記トルク
リングに回転軸まわりの偶力が発生するように構成した
ものである。
そして、このものでは前記ハウジングとトルクリングと
の相対回転によって発揮されるポンプ機能またはモータ
機能の各容量を変化し得るものとするため前記ビントル
の基端部に断面台形の摺動部を設け、この摺動部をハウ
ジングに設けた台形溝にスライド可能に嵌合させるよう
にし、同時に前記ビントルに作用する静圧をもバランス
させる目的からその摺動部の外側面と対応するハウジン
グ側台形溝の内側面との間に静圧ベアリングを設けてい
る。そして、前記波体流通系路を構成する前記ハウジン
グ側のポートと前記ビントル側のポートとをこの静圧ベ
アリングを介して連通させている。
(7かして、このようなエネルギ変換機では、従来品の
ように運動力変換機構を介さず流体の静圧バランスによ
り生じる偶力で直接作動するもであるから非常に高い変
換効率が得られかつ構造的にも簡易なもので済み、さら
に前記のような摺動部構造を具備して容量変化機能も帯
有可能なものである。
〔発明が解決しようとする問題点] ところで、この種変換機はハウジング内でトルクリング
、ピストン、シリンダバレル、ビントル等の各構成部材
に静圧バランスをとるため、それらを相互に連結固定す
ることなくフリーに゛して組込むものとなるからその組
立も簡単化される利点がある反面、構成部材の自重や振
動等に誘発されて各部材がハウジング内での所定の組込
み位置から離反して変動するおそれがある。殊に、前記
ビントルの基端部に設けた断面台形の摺動部がハウジン
グ側の台形溝から脱落変位するトラブルを起すと、その
嵌合部に対応させて設けたポートから作動流体が漏出し
て作動不能となるため、該ビントルな所定の嵌合状態に
保持することが必須である。このために、ビントルをそ
の嵌合部と反対側から別途用意した押え板を介してハウ
ジング内面に支持させるようにした構造も案出されるが
、このようなもではそれだけ部品点数が増加して構造複
雑化を招き、組立あるいは分解作業も著しく煩雑なもの
となる不都合がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、このような問題点に着目してなされたもので
あって、この種回転形波体エネルギ変換機における前記
ビントルの変位を簡単かつ確実に防止できるようにする
ことを目的としてなされたものであり、この目的達成の
ために、第1の部材と第2の部材との相対回転に伴わせ
て流体流出入用の空間の容積を増減させることによりポ
ンプ機能またはモータ機能を営み得るように構成すると
ともに、前記部材の一方を支持する支持要素を回転軸心
と直交する方向に往復動作させて1)η記両部材相互の
偏心量を謂庁することによってその容量を変化させ得る
ように構成した回転形流体エネルキ変換機であって、前
記支持要素の基端部に断面台形の摺動部を設け、この摺
動部をハウジングに設けた台形溝にスライド可能に嵌合
させるとともに、前記台形溝の底面と該底面に対向する
前記摺動部の先端面との間に隙間を設けておき、前記摺
動部の先端面および前記台形溝の底面の少なくとも一方
に、この摺動部を前記台形溝の内方へ引寄付勢するため
の磁石を設けたことを特徴とするものである。
[実施例] 以下1本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1の部材たるハウジング1の内周に、第2の部材たる
トルクリング2を複数の第1静圧ベアリング3・書会を
介して回転可能に嵌合させている。ハウジング1は、一
端に開口部1aを有した有底円筒体状のもので、その内
周の前記トルクリング2が嵌合する部位には、前記開口
部1a方向にHf次小径となるテーパ面4が形成されて
いる。
また、トルクリング2は、前記テーパ面4と同一円錯角
の周壁2aを有したカップ状のもので、その一端軸乙部
には回転軸6が一体に突設されており、この回転@6の
先端には前記開0部1atl−通してハウジングl外に
臨ませである。また、第1の静圧ベアリング3は、前記
トルクリング3の外周所要個所に前記ハウジングlのテ
ーパ面4に添接するシュー5を固着するとともに、この
シュー5に3個の圧力ボケッ)7a、7b、7cを軸方
向に隣接させて形成し、これら各圧力ポケット7a、7
b’、7c内に流体圧を導入するようにしたものである
。そして、奇数個の静圧ベアリング3・・・が円周方向
に等角間隔をめげて配設されている。また、前記トルク
リング2の内周の前記各節1の静圧ベアリング3・・・
に対応する部位に内平面2cを形成している。そして、
このトルクリング2の内周の前記各内平面2c・・・に
対応する部位にそれぞれピストン8・・−をr設し、こ
れら各ピストン8壷・・の先端部8a・・・を第2の静
圧ベアリング9・・・を介して対応する内平面2C・・
・に添接させている。第2の静圧ベアリング9は、前記
ピストン8の先端面8aを前記内平面2c・・・に密着
するように平面状に形成するとともに、この先端面8a
に圧力ポケット11を形成し、この圧力ボヶッ)11内
に流体圧を導入するようにしたものである。また、前記
各ピストン8・・・の基端部をピストン保持構体12に
よって保持し、該ピストン保持構体12と前記各ピスト
ン8・・・との間に流体を導入するための空間13・・
・を形成している。すなわち、ピストン保持構体12は
、前記ハウジング1およびトルクリング2の軸心、つま
り1回転軸心mと平行な軸心(実施例ではポンプ使用状
態で+n、モータ使朋状態−nの位置)を有し、摺動部
14aを前記ハウジングエに支持させたビントル14と
、このビントル■4の外周に回転可能に嵌着したリング
状のシリンダバレル15とからなり、このシリンダバレ
ル15には前記ビントル14の外周面と略直交する軸心
を有した複数のシリンダ16・拳9が円周方向に等角間
隔をあけて放射状に形成されている。そして、これら各
シリンダ16・・・に前記各ピストン8・・・がスライ
ド自在に嵌合させてあり、これら各ピストン8・・・の
基端面8b・・嗜と前記各シリンダ16・φ・の内面と
によって前記空間13−eもが形成されている。なお、
前記シリンダバレル15は、オルダム継手20等を介し
て前記トルクリング2に接続され、該トルクリング2と
同一の角速度で回転するようになっている。また、前記
ビントル14は、その外周面を前記トルクリング2の周
壁2aの円錐角と略等しい円錐面となした截頭円錐形の
ものであり、前記各ピストン8・・・は前記トルクリン
グ2の周壁2aと直交する方向に進退し得るように保持
されている。そして、このビントル14の摺動部14a
は横断面台形の縦長ブロック状に成形されており、前記
ハウジング1の内部に設けた台形溝19内に摺動可動に
嵌合させである。すなわち、このビントル14は前記回
転軸心mと直交する方向に摺動可能に保持されており、
それによって該ビントル14の軸心±nと前記軸心mと
の離間距離±Dを零を含む所望の値にjA節することが
できるようになっている。そして、第2図に示すように
前記ハウジング1内を、前記ビントル14の摺動方向と
一致する仮想分割線Pを境にして第1g4域Aと第2領
域Bとに2分割し、前記第1領域A内を通過中の前記空
間13・・・を第1の流体流通系路21に連通させると
ともに、第2領域B内を通過中の前記空間13・・・を
第2の流体流通系路22に連通させている。第1の流体
流通系路21は、前記各空間13・・・をシリンダバレ
ル15の内周面に開口させる流体流路23・・・と、一
端をビントル14の外周面の第1領域A側の部位に開口
させ他端をビントル14の摺動部14aにおける第2憤
域B側の斜面14bに開口させたビントル貫通ポート2
4と、このビントル貫通ポート24の他端に対応させで
前記ハウジング1に穿設した流体流出入口25とを具備
してなる。そして、前記ビントル貫通ポート24の一端
に、前記ビントル14の外周面と前記シリンダバレル1
5の内周面との間に第3の静圧ベアリング26を形成す
るための圧力ポケット27を設けるとともに、他端に前
記ビントル14の斜面t4bと前記ハウジング1の内面
との間に第4の静圧ベアリング28を形成するための圧
力ポケット29を設けている。前記圧力ポケット27は
円周方向に細長なもので、第1領域Aに存在するすべて
の空間13・・・を前記ビントル貫通ポート24に連通
させる役割をも担っている。また、前記圧力ポケット2
9は、前記ビントル14の摺動方向に細長なもので、該
ビントル14を摺動させた場合に前記ビントル貫通ポー
ト24と前記流体流出入口25との連通が断たれるのを
防止する役割をも担っている。一方、第2の流体流通系
路22は、前記流体通itg23・・中と、一端をビン
トル14の外周面の第2領域B側の部位に開口させ他端
をビントル14の摺動部14aにおける第1領域A側の
斜面14Cに開口させたビントル貫通ポート34と、こ
のビントル貫通ポート34の他端に対応させて前記ハウ
ジング1に穿設した流体流出入口35とを具備してなる
。そして、前記ビントル貫通ポート34の一端に、前記
ビントル14と前記シリンダバレル15との間に第3の
静圧ベアリング36を形成するための圧力ポケット37
を設けるとともに、他端に前記ビントル14の斜面14
cと前記ハウジング1の内面との間に第4の静圧ベアリ
ング38を形成するための圧力ポケット39を設けてい
る。なお、これらの圧力ポケット37.39は前記圧力
ポケット27.29と同様な構成のものである。
また、このようなものにおいて、前記各ピストン8に対
応する空間13内の流体圧を該ピストン8の軸心部に設
けた圧力導入路41を介して対応する第2の静圧ベアリ
ング9の圧力ボケットエ1内に導くとともに、該圧力ポ
ケット11内の流体圧を前記トルクリング2に穿設した
流体通路42a、42b、42cを介して対応する第1
の静圧ベアリング3の圧力ポケット7aI7b17cに
導びくようにしている。そして、前記両静圧ベアリング
3.9の方向および面積は、第1の静圧ベアリング3に
導入された流体の静圧によって前記トルクリング2に作
用する力と第2の静圧ベアリング9に導入された流体の
静圧によって前記トルクリング2に作用する力とが、大
きさが等しく向きか反対になるような値に設定されてい
る。また、前記第2の静圧ベアリング9の面積は、該静
圧ベアリング9に導入された流体の静圧によって前記ピ
ストン8に作用する力と前記空間13内の流体の静圧に
よって前記ピストン8に作用する力とが相殺し合うよう
な値に設定されている。さらに、前記第3の静圧ベアリ
ング26(36)の面積は、該静圧ベアリング26(3
6)に導入された静圧によって前記シリンダバレル15
に作用する力と、対応する領域A (B)に存在する空
間13内の流体の静圧によって前記シリンダバレル15
に作用する力とが相殺し合うような値に設定されている
。また、前記第4の静圧ベアリング28(38)および
該静圧ベアリング28(3B)が設けられている斜面1
4b(14C)の傾斜角度は、該静圧ベアリング28(
38)に導入された流体の静圧によって前記ビントル1
4に作用する力と、前記斜面14b(14C)と対向す
る領域A l)に存在する第3のベアリング26(36
)に導入された流体の静圧によって前記ビントル14に
作用する力とが相殺し合うような値に設定されている。
なお、43はシール部材、44は前記回転軸を補助的に
支承するベアリングである。また、45はシリンダバレ
ル15をビントル14に止めるための止着具である。
そして、このような静圧タイプの流体エネルギ変換機に
おいて、前記トルクリング(第2の部材)の支持要素た
るビントル14を、回転軸心と直交する方向に変位動作
させるための手段として、さらに以下のような構成を具
備している。まず、ハウジングlの溝19に嵌合しであ
るビントルエ4の基端ブコック部14aにその髪手方向
に邑る一端面から回転軸心と直交する方向の凹部51を
穿設し、該凹部51の内底面側とハウジング内面側との
間にバネ部材52を介装し、該バネ部材52の付勢力で
ビントル14を前記偏心位置子nに変位させるようにし
ている。また、このバネ部材52の付勢力と協同してビ
ントル14を偏心位置+nに位置決めする支持力を与え
る補助支持用の流体式アクチュエータ53を設けている
。このアクチュエータ53は内部に作動流体に導入部5
4を形成するシリンダ部材55と該シリンダ部材55に
スライド自在に嵌合されたピストン56とからなるもの
である。また、この補助支持用の流体式アクチュエータ
53は、この変換機が吐出または流入している高圧側流
体をその導入部54に常時溝びき入れるようにし、前記
バネ部材52の付勢力をバックアップする支持力をビン
、ト、ル14に与えることができるようにしている。す
なわち、このアクチュエータ53は、実施例のものにお
いて予めそちら側が変換機の高圧側流体の流出流入口と
なるように設定される前記流体流出入口25と連通ずる
前記ビントル貫通ポート24と。
該ビントル貫通ボート24から分岐しかつ前記ピストン
先端面が密着当接しているビントル14の前記凹部内底
面に開口する流体通路61と、前記ピストン56の軸心
を貫通しその一端で前記流体通路58の開口端と会合連
通し他端で前記導入部54に開口連通ずる流体通路59
とからなる流体圧回路を具備し、これにより常に高圧側
流体の圧力をその導入部54に伝えるようにしている。
一方、前記シリンダ部材55の内部基端側には、嵌合ピ
ストン56がシリンダ内に縮退してきたとき、即ちビン
トル14がバネ部材52の付勢力等に抗して他端側に変
位するとき、ピストン56の下端面と衝当してビントル
14をハウジング1の軸心mから−Dだけ変位させた偏
心位置−nで停止トする規制手段としてのネジ干57が
進退調整可能に螺合しである。また、このエネルギ変換
機では、ビントル14を他方側、即ち前記バネ部材52
および前記補助支持用の流体式アクチュエータ53が付
勢支持する方向と180度反対向きにビントル14を変
位させるための手段として、この変換機に具備させであ
る圧力補償機構を利用して作動するように構成した変位
用の流体式アクチュエータ61を備えている。すなわち
、ハウジング1の溝19に嵌合しであるビントル基端ブ
ロック部14aの前記凹部51と反対側の端面に回転軸
心と直交し前記凹部51と対向する凹部62を穿設し、
該凹部62内に、内部に作動流体の導入部63を形成す
るとともにその内面基端側に形成した係上段部とその凹
部62の内底面との間にバネ部材64を介装してその基
端面をハウジング1の内面に密着当接させつつ該凹部6
2の内周面と相対スライド可能に円筒状のシリンダ部材
65を嵌合している。また、このビントル14の凹部6
2に嵌合したシリンダ部材65の中空部には、ハウジン
グ1の外面側からその取付穴を通してビントル支持千6
6を貫通させてあり、その先端面を凹部62の内底面に
当接させている。この支持子66は、ハウジング1から
突出したその頭部67をハウジング1に固着した支持キ
ャップ68に嵌合させて、その先端面の前記シリンダ部
材65からの突出長をyJff可能にして固定している
。つまり、このピントル支持子66は前記バネ部材52
等に付勢されているビントル14の一方向の変位をハウ
ジング1の軸心mからDだけ変位させた偏心位置+nに
規制する規制手段として働くものである。しかして、こ
の変位用の流体式アクチュエータ61は、このエネルギ
変換機の高圧側流体を圧力補償弁を介してそのシリンダ
部材65内の前記導入部63に導びくための流体圧回路
を具備している。すなわち、この流体圧回路は、前述の
ように予めそちら側が変換機の高圧側流体の流出流入口
となるように設定される前記流体流出入口25と連通ず
る前記ビントル貫通ポート24と、該ビントル貫通ポー
ト24から分岐しハウジングlのリャカへlb側に設け
たボート72に作動流体を導びく流体通路71(第1図
中、一点鎖線で簡略図示)と、該のポート72をハウジ
ング1のリヤカバ1bに添接接合した圧力補償機構内蔵
ブロック81内に設けた流体通路82に連通させる流体
通路73と、このブロック内の流体通路82から圧力補
償弁83を介して作動流体をノ\ウジング1側に導びく
流体通路74と、一端で該流体通路74と連通し他端が
前記シリンダ部材65内の導入部63と連通している流
体通路75とよりなるものである。また、前記ブロック
81内に内蔵した圧力補償弁83は、前記流体通路82
にスプール84を所定の設定圧を与えるバネ部材85で
付勢支持させつつ摺動可能に挿嵌してなる構造のもであ
る。 しかして、かかる圧力補償弁83を介してこの変
換機の高圧側から作動流体を導びくようにした前記変位
用の流体式アクチュエータ61では、その作動時に前記
バネ部材52の付勢力と前記補助支持用のアクチュエー
タ53の作動力の抗してビントル14を他方側の前記偏
心位置−nに変位させる得るものとなるように構成され
る。このため該アクチュエータ61は、対向する付勢力
等に打ち勝つ作動力をもつ前記補助支持用のアクチュエ
ータ53に比較し工大出力のものとしている。換言すれ
ば、前記バネ部材52は、この流体式アクチュエータ6
1および前記補助支持用の7クチユエータ53の作動力
にもとすき、この変換機の高圧側流体の流体圧が前記圧
力°補償弁、 83の設定圧から増大側に変化するとき
にビントル14が円滑に変位動作するように、そのバネ
特性を所定のものに設定しているのである。そして、さ
らに前記バネ部材52のバネ特性は、この変換機の高圧
側流体の流体圧が前記圧力補償弁83の設定圧に達して
流体式アクチュエータ61が作動しようとする段階では
、未だその作動力よりも該バネ部材52および前記アク
チュエータ53の作動力の方がわずかに上回っており、
それが設定圧を極わずかに増加すると即座にビントル1
4が他方側に変位するように設定されている。
しかして、このような構成を具備する可変容量形のエネ
ルギ変換機において、前記ビントル14の基端部に設け
た前記摺動部14aの先端面14aSと、これに対向す
る前記台形溝19の底面、即ちこの場合ではハウジング
1のリヤカバlbの内面1bSとの間にある適当な隙間
Sを設けるようにするとともに、リヤカバ内面側に凹部
91.91を形成しかつ該凹部内にその一端面をリヤカ
バ内面1bsに面一に露出せしめた状態で水入磁石92
.92を埋め込んで設けている。この磁石92.92は
、ビントル摺動部14aをハウジングlの前記台形溝1
9内に引寄付勢するためのもであって、ビントル14に
適当な保持力を与えるべくその付勢力と前記隙間Sとを
調整している。
すなわち、前記台形溝19内でのビントル14の往復摺
動動作を妨げずしかも確実にその嵌合位置に保持する保
持力を与えうるちのに3A?!!するのである。なお、
ピントル先端面14aSをこの適当の力でその軸心まわ
りにバランスして引寄付勢するものでざえばよく、磁石
の種類、個数および配置状態等は任意に選定できる。
次いで1図示実施例の作動について簡単に説明する。
まず、この変換機の本体部分の基本的な作動については
、特開昭58−7717fi号公報に示されるとうりで
ある。すなわち、ビントル140軸心を十〇の位置に設
定して前記トルクリング2を外力によって矢印R方向へ
回転させれば、高圧の流体が第1の流体流通系路21か
ら吐出され、ポンプとしての機能を営むものとなる。ま
た、逆にビントル14の軸心を−nの位置に設定して高
圧の流体を、前記第1の流体流通系路21を通してその
第1領域に存在する空間13・・・内に供給すると前記
トルクリング2を矢印S方向に回転させようとする偶力
が発生し、モータとしての機能を営むものとなる。そし
て、この各所定の軸心位置でポンプ/モータとしての使
用状態では、この変換機の回転軸6は一定方向に回転さ
れるものとなる。
次に、この変換機をその容量変化機構の作動を説明する
と、図のようなビントル14の軸心が+nに位置する偏
心状態でポンプとして正転されている場合においては、
該ポンプはその偏心量によって定まる流ψをその高圧側
に当る第1の流体流通系路21から吐出する。この状態
で、高圧(ill’の負荷圧力即ち吐出圧が所定の設定
圧に達するとこの高圧側の流体を導びく前記流体圧回路
に介設しである圧力補償弁83が開成して、前記変位用
の流体圧アクチュエータ61が作動してビントル14の
軸心を偏心位置−nにまで変位させることになる。そし
て、ビントル14がかかる変位をすると、この変換機は
、その第1の流体流通系路21から負の流量を吐出する
ポンプっまり高圧流体を流入して同一方向に回転するモ
ータに目動的に切換って運転されるものとなる。
さて、以上のような構成、作動を有してなるエネルギ変
4!!!!機において、このものでは前記の如く、ハウ
ジング1のリヤ力z<lbの内面1bSに設けた磁石9
2.92により、該ハウジング1の内面の台形溝19に
嵌合しているビントル14の摺動部14aを先端面14
aS側から引寄付勢してビントル14に適当な保持力を
与えるよ・うにしたものだから、支持要素たるビントル
14をその台形溝19内に安定保持することができるの
であ 。
る、そのため、ビントル14がその台形溝19から自重
等により外れるのを構造の複雑化を招くことなしに有効
に防止することができる。すなわち、ビントル14の摺
動部14aを台形溝19に挿入するだけで、該摺動部1
4aが台形溝19の所定深さ位置に組み込まれ保持され
ることになるので、摺動部14aを台形溝19内に押し
込んだ後別に押え板等で外れ市めする構造にものに比較
すると部品点数が少なく構造簡易なものとでき、組立作
業等がはるかに容易なものとされる。
なお、その支持要素たるビントル14を引寄付勢するた
めの磁石92.92の設置位置は、前記実施例のように
リヤカバlb側とする場合に限定されるものではない。
つまり、ビントル摺動部14aの先端面14aS側に磁
石92.92を設置するようにして同効である。そして
、必要ならば対向している両者の面14as、1bSの
、双方に互いに引寄付勢する磁石を配置するように・し
てもよい。
なお、本発明に係る変換機において、ポンプ機能あるい
はモータ機能を営む本体部分の構成は、勿論前記実施例
のものに限られるものではなく、その他の実施例と別異
の構成をもつ静圧タイプのラジアルピストン形のポンプ
/モータ等であってもよい。
[発明の効果] 本発明の変換機は、以北のような構成であるから、その
支持要素の摺動部がスライド可能に嵌合される台形溝か
ら変動離反するというこの種変換・機にとって最も不都
合な問題点を、その構造および組立作業性に何らの不利
をもたらすことなく簡単かつ確実に解決できたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第1
図におけるII −II線断面図、第3図は第 。 1図におけるm−[[I線断面図である。 1・・・第1の部材(ハウジング) 2参番−第2の部材(トルクリング) 13・・・空間 14・・・支持要素(ビントル) 14a*・−ビントル摺動部 19・・・台形溝 las・osクリヤバ内面(台形溝の底面)!9aS・
・・摺動部の先端面 SΦ・・隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  第1の部材と第2の部材との相対回転に伴わせて流体
    流出入用の空間の容積を増減させることによりポンプ機
    能またはモータ機能を営み得るように構成するとともに
    、前記部材の一方を支持する支持要素を回転軸心と直交
    する方向に往復動作させて前記両部材相互の偏心量を調
    節することによってその容量を変化させ得るように構成
    した回転形流体エネルギ変換機であって、前記支持要素
    の基端部に断面台形の摺動部を設け、この摺動部をハウ
    ジングに設けた台形溝にスライド可能に嵌合させるとと
    もに、前記台形溝の底面と該底面に対向する前記摺動部
    の先端面との間に隙間を設けておき、前記摺動部の先端
    面および前記台形溝の底面の少なくとも一方に、この摺
    動部を前記台形溝の内方へ引寄付勢するための磁石を設
    けたことを特徴とする回転形流体エネルギ変換機。
JP59177073A 1984-08-25 1984-08-25 回転形流体エネルギ変換機 Pending JPS6155372A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6893530B2 (en) 2000-06-08 2005-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and system of drying materials and method of manufacturing circuit boards using the same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5877179A (ja) * 1981-10-31 1983-05-10 Shimadzu Corp 回転形流体エネルギ変換機

Patent Citations (1)

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