JPS6155285A - 美術用紙及びその抄紙方法 - Google Patents

美術用紙及びその抄紙方法

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JPS6155285A
JPS6155285A JP17614584A JP17614584A JPS6155285A JP S6155285 A JPS6155285 A JP S6155285A JP 17614584 A JP17614584 A JP 17614584A JP 17614584 A JP17614584 A JP 17614584A JP S6155285 A JPS6155285 A JP S6155285A
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JP
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paper
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spraying
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JP17614584A
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JPS6254919B2 (ja
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浜田 繁信
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SHIKASHIKI SEISHI KK
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SHIKASHIKI SEISHI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ・上の1y 本発明は、噴射装置を利用して抄紙された美術用紙及び
その抄紙方法に係り、特には抄紙工程において抄紙後乾
燥までの間に、抄き上がった湿紙の上に分散させた原料
msを噴射装置により塊状に噴射させて、表面に分散配
置の立体的雲状模様を付着形成させることにより、主と
して美術用等の素材紙として独特の立体的模様、質感を
有し多用途に利用できるものに関する。
笠米立狡皿 手漉1機械抄等の和紙の利用分野の開拓を図るため、抄
紙の台紙に種々の模様を付け、美術用又は工芸用として
使用できるようにしたものが知られている。これは抄紙
時において、原料分散の工夫、原料を薬品で凝集さ、せ
たり、型金具による模様付又は金網の使用による模様付
け、落水や漉き合せなどをすることによって種々の模様
を表出させたものである。すなわち、金管の上に模様と
なる原料を手で擦り付けたり、機械抄で抄き合せたり、
或いは薬品を用いて抄紙の一部に厚薄又は光透過率を変
更させ、若しくは型金具で人為的に模様を画き、又は金
網で抄紙に模様を付けることなどが行なわれていた。
Iが、 しようとする0 ベ しかしながら上記した如き美術用紙等は、手漉紙におい
ては紙の大きさに限定があるうえ、はとんど人為的に製
造しているため、価格が高く、使用分野が限定されてい
た。また形成される模様はいずれも平面的であって立体
感に乏しいものとなっている。けだし、手で擦り付ける
等するため繊維を擦り潰した状態となるためである。更
に1機械抄にあっても抄き合せや落水等で、模様付けを
しているため、製造される紙にも限界があり、特に靭皮
繊維のもつ自然の風趣があって、かつ、立体的造形美を
有する模様が形成された紙は生産されていなかったー 一方近時は、靭皮繊維のもつ自然の肌合、質感が評価さ
れており、靭皮繊維を使用した美術、工芸用紙は、壁紙
、襖用紙またはランプシェード等各種のインテリア用紙
としての需用が高く、シかも、繊維そのものの質感が直
接表われているもの、若しくは凹凸があり又は部分的に
模様があるもの等立体的造形美を有する美術用紙の開発
が強く望まれている。
4顕色を ”するための手 そこで本発明は上記問題点を解決するため、靭皮繊細の
質感を直接表わすことができ、立体感に富み部分的にも
全体的にも任意に立体的模様を表出させることができ、
しかも量産が容易である等の各種効果を奏する噴射装置
を利用した美術用紙及びその抄紙方法を提供するもので
ある。このため本発明は抄紙を連続的に形成する工程中
に、抄紙した台紙(湿紙)の上に靭皮繊維などの原料繊
維を噴射装置にて塊状に吹き付けることを特徴とし、こ
れにより吹き付けられた原料繊維が立体的な凹凸のある
雲状模様となって形成され自然の趣が深い美術、工芸用
和紙を得るものである。また、連。
続抄紙工程中に原料繊維を抄紙した台紙(湿紙)上に吹
き付けるので量産性に適しているものである。
ヌー」[−週一 以下に本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明する
第1図は本発明に係る美術用紙1の平面図であり1図に
おいて2は手漉又は機械抄による台紙。
3は本発明の特徴たる立体的な雲状模様である。
この台紙2は猪、三極等の靭皮繊維により抄紙されたも
のであり、雲状模様3は台紙2と同種或いは異種の靭皮
繊維によりなるものである。この立体的な雲状模様3は
台紙2上に任意に散在して一体形成されており、したが
って第2図に示すように、雲状模様3の部分は二重構造
となっており立体的植成である。しかも、この雲状模様
3は統一的な一定パターンではなく、ひとつひとつがそ
の形状、厚み等において全て異なり、靭皮繊細の持つ自
然な質感、風趣を表出し、各種の美術用、工芸用の素材
紙として最適な立体的造形美を醗し出している。このよ
うな自然的風趣をかもし出す雲状模様3の形成は、後述
する如く公知の抄紙工程において、抄紙後乾燥までの間
に抄紙した台紙(湿紙)2の上に噴射装置で分散させた
靭皮繊維を任意に吹き付けることによってなされる。よ
って噴射装置のノズルの間隔、原料の濃度、原料の種類
、吹き付け圧力、吹き付け量、吹き付け高さ等を調節す
ることにより雲状模様3の形状、厚さ、間隔等は全く任
意に形成し得るものである。
以下に本発明方法について説明する。
第3図は本発明に係る抄紙方法の工程の概要を示し、図
は機械抄の和紙の中で比較的坪量の高い障子紙や奉書紙
、長繊維の和紙などが抄紙されている短網抄紙機に本発
明に係る抄造方法の工程を組込んだ工程の略図である1
図において4は抄紙のためのエンドレスに移動するフェ
ルトである。
このフェルト4を上位としてその下位に一定の長さで摺
接する他のエンドレスなワイヤ5が設けられ、このワイ
ヤ5の上面に原料6を供給する供給槽7が設けられ、ま
たこの供給槽7にはロール8が回転自在に内装されてい
る。この供給槽7内には原料6たる靭皮繊維が適度に水
中分散されている。この供給槽7と段違いで近接しワイ
ヤ5上に橋架された供給@9が設けられている。この供
給樋9はワイヤ5の幅寸法と略同様の凹形板からなり、
ワイヤ5上に均一幅で分散させた靭皮繊維10を戴置す
る。そしてこのワイヤ5上にjti12tRされた靭皮
繊維lOに所定圧力の靭皮繊維を吹き付けるだめの噴射
装置11が設けられている。一方、フェルト4の終端近
傍位置においても、フェルト4の上方に所定圧力の靭皮
繊維を吹き付けるための噴射装置12が架設固定されて
いる。この噴射装置12は分散させた靭皮繊維を吹き付
けるのに際し詰り等の支障がないように特別に工夫され
たものであり、第4図に示すようにノズル13の内側に
開口するエアパイプ14及び原料供給パイプ15を有し
、内部には水が充填されている。かかる噴射装置12の
使用に際しては立体的な雲状模様3を所望の通り形成す
べく、そのノズルの間隔。
原料の濃度、原料の種類、吹き付け圧力、吹き付け量、
吹き付け高さ、内部の水位を一定に保つこと等の調節を
適宜行う必要がある。なお、噴射装置11及び噴射装置
21も同一構成である。エアパイプ14は適宜のコンプ
レッサ16に接続され、また原料供給パイプ15は二槽
式撹拌タンク17にポンプ18を介し接続されている。
19は吸引装置でフェルト4の下部に位置し、真空吸引
ポンプを有し、噴射した靭皮mtaの台紙への付着と脱
水を行う。そこで供給槽4から供給wi9を介し。
ワイヤ5上に靭皮繊維10が所定の厚幅で被着すると、
その靭皮繊維IOはワイヤ5の上面に一定の厚幅で湿紙
(台紙)が形成される。そこで、フェルト4の移動に伴
ないその上面に形成された湿紙(台紙)が噴射装置12
の直下に至れば、二槽式撹拌タンク17から原料供給パ
イプ15により噴射装置12内に供給された靭皮繊維が
、コンプレッサ16からの圧縮空気によりノズル3から
全体的又は部分的にフェルト4上の湿紙(台紙)上に噴
射装置112内と水とともに吹きつけられる。噴射装置
12から噴射される靭皮繊維は分塊状となってフェルト
4上の湿紙(台紙)上に吹き付けられるのでフェルト4
上に被着した湿紙(台紙)に立体的な雲状の模様を形成
させる。しかもこの模様は人為的に付けるものではなく
、その時々の状態によって機械的に吹き付けるので、全
ての模様は皆異なり、一定パターンの統一をされた模様
は生じない。
そして、このような模様が形成された湿紙(台紙)を戴
せたフェルト4が、吸引装置19の上部に移動すると、
吸引装置19により吹き付けられて雲状模様として形成
された靭皮繊維は湿紙(台紙)への付着と脱水が行なわ
れ、湿紙(台紙)に強く付着して容易に外れることがな
い、そこでフェルト4が吸引装[19を過ぎると乾燥工
程へと入る。したがってフェル1−4上の湿紙(台紙)
は乾燥し、そこでこの湿紙(台紙)をフェルト4から剥
離して製造が終了する。なお、雲状模様3の形成は、第
3図に示すように、供給槽7の近傍から原料6に靭皮繊
維を落下させる分配箱オームロール20を設けるととも
に、この分配箱オームロール20に撹拌タンク17から
噴射装置21を介し一旦水中分散させたのちロール22
により供給する構成としてもよい。ワイヤ5上において
噴射装[11から靭皮繊維を吹きつけ、雲状模様3を形
成させてもよい。更に、このような雲状模様3の形成に
は、噴射装置121分配箱オームロール20及び噴射装
置11をそれぞれ単独で若しくはいずれか三者又は三者
を同時に用いて行うこととしてもよい。
なお、上記した説明は靭皮繊維を原料として行なったが
、他の化学繊維等を原料として構成してもその原料特有
の立体的造形美を有する模様を形成し得るものである。
月」B針勢釆− 以上に説明した本発明によれば、連続的な機械抄による
とともに、噴射装置により台紙と同−又は異なる原料を
抄紙された台紙(湿紙)上に不規則に吹き付けて従来に
ない立体的な雲状模様を有する紙を能率良く量産できる
から、美術又は工芸用紙載して最適する素材を安価に提
供できる。しかも雲状模様は型や人手により形成される
ものではなく、全て偶然の所産となり、さらに雲状模様
の凹凸の大きさはを変化させることも自在であり。
靭皮繊維特有の質感を立体的造形美として表出し。
自然であって風趣が高い性質を有している。また、雲状
模様は噴射装置により原料が抄紙された台紙(湿紙)上
に吹き付けられ、これが乾燥すると雲状4g様部分は二
重断面となるので立体感もあり、従来存しない美術用紙
としてその利用価値が高く。
かつ、これを用いてなる美術若しくは工芸品の付加価値
を窩める、等の効果、を奏する6
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る美術用紙の部分平凹面、第2図は
第1図A−A線断面図、第3図は本発明の工程概要図、
第4図は噴射装置の縦断面図である。 l・・・美術用紙     3・・・雲状模様4、フェ
ル1へ     5・・・ワイヤ10・・・靭皮繊維 11.12.21・・・噴射装置 16・・・コンプレッサ  17・・・撹拌タンク18
・・・ポンプ     19・・・吸引装置特許出願人
  座敷製紙株式会社 第1図 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抄紙工程において、抄紙後乾燥までの間に、抄紙
    した台紙の上に噴射装置にて原料繊維を適宜吹き付ける
    ことにより、表面に分散配置の立体的雲状模様を付着形
    成してなることを特徴とする美術用紙。
  2. (2)抄紙工程において、抄紙後乾燥前に抄紙した台紙
    の上に噴射装置により原料繊維を吹き付ける工程と、該
    吹き付け工程に後続して吹き付けられた原料繊維を吸引
    装置により前記台紙上に吸着せしめる吸引工程を有する
    ことを特徴とする美術用紙の抄紙方法。
JP17614584A 1984-08-23 1984-08-23 美術用紙及びその抄紙方法 Granted JPS6155285A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63315980A (ja) * 1987-06-18 1988-12-23 Toyo Commun Equip Co Ltd 時刻表示装置
WO2003023141A1 (en) * 2001-09-13 2003-03-20 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Method for making paper
JP2016176154A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 豊彦 西嶋 抄紙シート材及びその製造方法

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JPS51107901U (ja) * 1975-02-25 1976-08-28
JPS55102463A (en) * 1979-01-31 1980-08-05 Matsushita Electric Works Ltd Relief patterning on fibrous plate

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