JPS6154925B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6154925B2 JPS6154925B2 JP12751079A JP12751079A JPS6154925B2 JP S6154925 B2 JPS6154925 B2 JP S6154925B2 JP 12751079 A JP12751079 A JP 12751079A JP 12751079 A JP12751079 A JP 12751079A JP S6154925 B2 JPS6154925 B2 JP S6154925B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- moisture separator
- drain
- solenoid valve
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、原子力発電プラントにおける高圧タ
ービンから低圧タービンに流入する蒸気管の中間
に設置された湿分分離器のドレン制御装置に関す
るもので、特に上記湿分分離器内の圧力が急降下
した場合に生ずる大量のドレンを、全体の系統を
乱すことなく安定したドレン排出を行なうように
したドレン制御装置に関するものである。
ービンから低圧タービンに流入する蒸気管の中間
に設置された湿分分離器のドレン制御装置に関す
るもので、特に上記湿分分離器内の圧力が急降下
した場合に生ずる大量のドレンを、全体の系統を
乱すことなく安定したドレン排出を行なうように
したドレン制御装置に関するものである。
従来のこの種の制御装置は、後述するように、
発電機の負荷の急変などによつて湿分分離器のド
レン量が急増した場合には種々の機器を破損する
おそれが生じ、原子力発電プラントの停止を余儀
なくされ、極めて原子力発電プラントの安定性を
欠いていた。
発電機の負荷の急変などによつて湿分分離器のド
レン量が急増した場合には種々の機器を破損する
おそれが生じ、原子力発電プラントの停止を余儀
なくされ、極めて原子力発電プラントの安定性を
欠いていた。
本発明は、かかる従来装置の欠点に鑑み、圧力
トランスミツタ、警報設定器等の圧力検知手段を
利用することによつて前記湿分分離器内の圧力降
下率を検知し圧力降下の割合が基準値を越えたと
き、電磁弁を励磁して弁を開くことにより、前記
湿分分離器のドレン量を制御するようにし、もつ
て原子力発電プラントの安定性の向上を企図しう
るような湿分分離器のドレン制御装置を提供せん
とするものである。
トランスミツタ、警報設定器等の圧力検知手段を
利用することによつて前記湿分分離器内の圧力降
下率を検知し圧力降下の割合が基準値を越えたと
き、電磁弁を励磁して弁を開くことにより、前記
湿分分離器のドレン量を制御するようにし、もつ
て原子力発電プラントの安定性の向上を企図しう
るような湿分分離器のドレン制御装置を提供せん
とするものである。
本発明の実施例を説明する前に、従来のこの種
制御装置について第1図を参照して説明する。第
1図において、符号1は原子炉を示し、この原子
炉1で発生した蒸気は蒸気管2、蒸気止め弁3、
蒸気加減弁4をそれぞれ通つて高圧タービン5へ
送られ、この高圧タービン5を回転駆動させる。
この高圧タービン5を駆動した蒸気は湿分分離器
6へ、さらに低圧タービン7へ送られ、復水器8
によつて蒸気から水に戻される。符号9は復水器
冷却管を示している。上記湿分分離器6で発生し
たドレンはドレン管10を介して給水加熱器11
と前記復水器8に回収される。
制御装置について第1図を参照して説明する。第
1図において、符号1は原子炉を示し、この原子
炉1で発生した蒸気は蒸気管2、蒸気止め弁3、
蒸気加減弁4をそれぞれ通つて高圧タービン5へ
送られ、この高圧タービン5を回転駆動させる。
この高圧タービン5を駆動した蒸気は湿分分離器
6へ、さらに低圧タービン7へ送られ、復水器8
によつて蒸気から水に戻される。符号9は復水器
冷却管を示している。上記湿分分離器6で発生し
たドレンはドレン管10を介して給水加熱器11
と前記復水器8に回収される。
かかる原子力発電プラントにおいて、湿分分離
器6のドレンは、水位調節計12の出力信号13
によつて調節弁14が、また水位調節計15の出
力信号16によつて調節弁17がそれぞれ制御さ
れることにより正常水位が保たれる。ここで、上
記水位調節計15の設定水位は水位調節計15の
それより高い。そして、上記水位調節計12の系
統は常用水位制御として、他方の水位調節計15
の系統は非常用水位制御として使用される。
器6のドレンは、水位調節計12の出力信号13
によつて調節弁14が、また水位調節計15の出
力信号16によつて調節弁17がそれぞれ制御さ
れることにより正常水位が保たれる。ここで、上
記水位調節計15の設定水位は水位調節計15の
それより高い。そして、上記水位調節計12の系
統は常用水位制御として、他方の水位調節計15
の系統は非常用水位制御として使用される。
前記給水加熱器11のラインには逆止弁18
が、又復水器8のラインには逆止弁19が設置さ
れ、低圧タービン7には発電器20が連結されて
いる。そして、常用時においては調節弁14が制
御されているため、他方の調節弁17は全閉状態
にある。
が、又復水器8のラインには逆止弁19が設置さ
れ、低圧タービン7には発電器20が連結されて
いる。そして、常用時においては調節弁14が制
御されているため、他方の調節弁17は全閉状態
にある。
かかる従来装置において、通常運転中に前記発
電機20の負荷が急変したり遮断された場合ある
いは高圧タービン5のバイパス装置の不調、誤操
作等の場合には、蒸気加減弁4が急閉されること
になり、湿分分離器6の器内圧力が急降下し温度
低下によつてドレン量が増大し水位が急上昇す
る。このとき、水位調節計15により調節弁17
が開き始めるが、しかし調節弁17の開き始め
る速度が遅い場合、逆止弁19と調節弁17の
間で圧力が低下することによりフラツシユし一時
的に逆止弁19が閉じる場合、ドレン水位の上
昇が異常に早い場合などには、ドレン水位が異常
に上昇し、低圧タービン7にドレンが流入して各
種機器を破損することになる。かかる状態を回避
するためには原子力発電プラントを停止させる必
要性も生じる。
電機20の負荷が急変したり遮断された場合ある
いは高圧タービン5のバイパス装置の不調、誤操
作等の場合には、蒸気加減弁4が急閉されること
になり、湿分分離器6の器内圧力が急降下し温度
低下によつてドレン量が増大し水位が急上昇す
る。このとき、水位調節計15により調節弁17
が開き始めるが、しかし調節弁17の開き始め
る速度が遅い場合、逆止弁19と調節弁17の
間で圧力が低下することによりフラツシユし一時
的に逆止弁19が閉じる場合、ドレン水位の上
昇が異常に早い場合などには、ドレン水位が異常
に上昇し、低圧タービン7にドレンが流入して各
種機器を破損することになる。かかる状態を回避
するためには原子力発電プラントを停止させる必
要性も生じる。
このような従来装置の欠点を解消せんとするの
が本発明であつて、第2図、第3図を参照しなが
ら以下実施例について説明する。ここで、第1図
の従来装置と同じ構成部分については同じ符号で
示す。それゆえ、同じ構成部分についての説明は
省略する。
が本発明であつて、第2図、第3図を参照しなが
ら以下実施例について説明する。ここで、第1図
の従来装置と同じ構成部分については同じ符号で
示す。それゆえ、同じ構成部分についての説明は
省略する。
本発明装置は圧力検知手段を有する。この圧力
検知手段は湿分分離器6の器内圧力を検出する圧
力トランスミツタ21と、このトランスミツタ2
1からの出力信号22を微分演算する微分演算器
23と、この演算器23からの出力が定められた
圧力変化率(dp/dt)を越えたときに作動する警報 設定器24とを有し、警報設定器24からの作動
信号により電磁弁25が励磁され、調節弁17を
開くようになつている。この電磁弁25は高水位
を設定する水位調節計15から調節弁17に至る
ラインに設けらている。
検知手段は湿分分離器6の器内圧力を検出する圧
力トランスミツタ21と、このトランスミツタ2
1からの出力信号22を微分演算する微分演算器
23と、この演算器23からの出力が定められた
圧力変化率(dp/dt)を越えたときに作動する警報 設定器24とを有し、警報設定器24からの作動
信号により電磁弁25が励磁され、調節弁17を
開くようになつている。この電磁弁25は高水位
を設定する水位調節計15から調節弁17に至る
ラインに設けらている。
かかる本発明装置において、通常運転中に湿分
分離器6の器内圧力が急降下した場合には、トラ
ンスミツタ21からの出力信号22が変化し、こ
れによつて微分演算器23の出力が一定の圧力変
化率(dp/dt)を越えると警報設定器24が作動し 電磁弁25を励磁することになり、これによつて
調節弁17が急開され湿分分離器6のドレン急上
昇を防止できるのである。
分離器6の器内圧力が急降下した場合には、トラ
ンスミツタ21からの出力信号22が変化し、こ
れによつて微分演算器23の出力が一定の圧力変
化率(dp/dt)を越えると警報設定器24が作動し 電磁弁25を励磁することになり、これによつて
調節弁17が急開され湿分分離器6のドレン急上
昇を防止できるのである。
次に、電磁弁25の調節弁17の作動について
第3図を参照しながら説明する。湿分分離器6の
ドレン水位が低い場合は、調節計15の出力16
が電磁弁25の接続口aからbを通つて弁閉の信
号が調節弁17に送られる。警報設定器24によ
り検出される圧力変化率大信号31によつて電磁
弁25が励磁し、電磁弁25の接続口bとcが連
通し、同時にaが閉となるため調節弁17にかか
つていた弁信号がcを通つて逃げ、調節弁17は
全開(FO)となる。かかる全開状態が長く続い
た場合には湿分分離器6のドレン水位が異常に低
下するため圧力変化率大信号31が作動後一定時
間経過後に限時継電器32によつて回路を除外
(WO)し、電磁弁25が非励磁時(OFF)状態
となる。このため電磁弁25の接続口cが閉とな
り、aとbが通となつて制御状態(CONT)とな
るのである。
第3図を参照しながら説明する。湿分分離器6の
ドレン水位が低い場合は、調節計15の出力16
が電磁弁25の接続口aからbを通つて弁閉の信
号が調節弁17に送られる。警報設定器24によ
り検出される圧力変化率大信号31によつて電磁
弁25が励磁し、電磁弁25の接続口bとcが連
通し、同時にaが閉となるため調節弁17にかか
つていた弁信号がcを通つて逃げ、調節弁17は
全開(FO)となる。かかる全開状態が長く続い
た場合には湿分分離器6のドレン水位が異常に低
下するため圧力変化率大信号31が作動後一定時
間経過後に限時継電器32によつて回路を除外
(WO)し、電磁弁25が非励磁時(OFF)状態
となる。このため電磁弁25の接続口cが閉とな
り、aとbが通となつて制御状態(CONT)とな
るのである。
このように本発明は、原子炉から発生する蒸気
が通過する電圧タービン及び低圧タービンの両タ
ービン間の中途に湿分分離器が設置され、湿分分
離器で生じるドレンが給水加熱器および復水器に
回収されるような原子力発電プラントにおいて、
上記湿分分離器内の圧力降下率を検知して電磁弁
を作用させ、上記湿分分離器内の圧力降下が生じ
たときに発生するドレンを制御するようにしたの
で、発電機の負荷の急変や高圧タービンの不調、
誤操作などがあつても湿分分離器のドレン量の急
増、水位の急上昇という事態が生じないので低圧
タービンへのドレンの流入による機器の破損が生
じず、また、原子力発電プラントを停止させる必
要性も生じないことから原子力発電プラントの安
定性を格段に向上せしめることができる。
が通過する電圧タービン及び低圧タービンの両タ
ービン間の中途に湿分分離器が設置され、湿分分
離器で生じるドレンが給水加熱器および復水器に
回収されるような原子力発電プラントにおいて、
上記湿分分離器内の圧力降下率を検知して電磁弁
を作用させ、上記湿分分離器内の圧力降下が生じ
たときに発生するドレンを制御するようにしたの
で、発電機の負荷の急変や高圧タービンの不調、
誤操作などがあつても湿分分離器のドレン量の急
増、水位の急上昇という事態が生じないので低圧
タービンへのドレンの流入による機器の破損が生
じず、また、原子力発電プラントを停止させる必
要性も生じないことから原子力発電プラントの安
定性を格段に向上せしめることができる。
第1図は従来の湿分分離器ドレン制御装置の模
式図、第2図は本発明の湿分分離器ドレン制御装
置の模式図、第3図は本発明装置の作動状況を図
式化した図である。 1……原子炉、5……高圧タービン、6……湿
分分離器、7……低圧タービン、8……復水器、
11……給水加熱器、12,15……水位調節
計、14,17……調節弁、21……圧力トラン
スミツタ、23……微分演算器、24……警報設
定器、25……電磁弁。
式図、第2図は本発明の湿分分離器ドレン制御装
置の模式図、第3図は本発明装置の作動状況を図
式化した図である。 1……原子炉、5……高圧タービン、6……湿
分分離器、7……低圧タービン、8……復水器、
11……給水加熱器、12,15……水位調節
計、14,17……調節弁、21……圧力トラン
スミツタ、23……微分演算器、24……警報設
定器、25……電磁弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高圧タービンから低圧タービンに至る配管に
湿分分離器を設け、この湿分分離器で生じたドレ
ンが給水加熱器および復水器に回収されるように
したものにおいて、上記湿分分離器内の圧力降下
率を知し、圧力降下率が基準値を越えたときに出
力信号を発する圧力検知手段と、この検知手段か
らの出力信号により作動制御される電磁弁とを有
し、前記湿分分離器内で圧力降下が生じたとき、
電磁弁を制御し、発生するドレンの排出制御を行
なうようにしたことを特徴とする、湿分分離器の
ドレン制御装置。 2 圧力検知手段は、湿分分離器内の圧力降下を
検知する圧力トランスミツタと、このトランスミ
ツタからの出力信号を微分演算する微分演算器
と、この微分演算器からの出力が定められた圧力
変化率を越えたときに作動する警報設定器とを有
し、この警報設定器からの作動信号により電磁弁
を励磁させ、弁を開くようにした特許請求の範囲
第1項に記載の湿分分離器のドレン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12751079A JPS5652510A (en) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | Drain controller for moisture separator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12751079A JPS5652510A (en) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | Drain controller for moisture separator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5652510A JPS5652510A (en) | 1981-05-11 |
JPS6154925B2 true JPS6154925B2 (ja) | 1986-11-25 |
Family
ID=14961775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12751079A Granted JPS5652510A (en) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | Drain controller for moisture separator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5652510A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4512851A (en) * | 1983-02-15 | 1985-04-23 | Swearingen Judson S | Process of purifying a recirculating working fluid |
-
1979
- 1979-10-03 JP JP12751079A patent/JPS5652510A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5652510A (en) | 1981-05-11 |
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