JPS6154500A - 放射性ヨウ素の除去方法 - Google Patents
放射性ヨウ素の除去方法Info
- Publication number
- JPS6154500A JPS6154500A JP17683284A JP17683284A JPS6154500A JP S6154500 A JPS6154500 A JP S6154500A JP 17683284 A JP17683284 A JP 17683284A JP 17683284 A JP17683284 A JP 17683284A JP S6154500 A JPS6154500 A JP S6154500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radioactive iodine
- activated carbon
- silver
- aqueous solution
- impregnated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、放射性ヨウ素を除去する方法に関するもので
あって、特に原子力関係施設あるいは医療施設等から排
出される共存塩類が存在する排水中に微量含有される放
射性ヨウ素を高い効率にて除去する方法に関するもので
ある。
あって、特に原子力関係施設あるいは医療施設等から排
出される共存塩類が存在する排水中に微量含有される放
射性ヨウ素を高い効率にて除去する方法に関するもので
ある。
一般に廃水中に含まれている放射性ヨウ素を除去する方
法として吸着方法が用いられている。
法として吸着方法が用いられている。
このような吸着による放射性ヨウ素の除去方法において
用いられている吸着剤としては活性炭。
用いられている吸着剤としては活性炭。
銀添着活性炭、イオン交換樹脂等があるが銀添着活性炭
が最も優れた吸着剤であることが知られている。
が最も優れた吸着剤であることが知られている。
また放射性ヨウ素含有廃棄物は、水素イオン濃度(pH
)を下げると放射性ヨウ素のガス系への揮散が懸念され
るだめに、従来は廃水のpHを7以上として放射性ヨウ
素を吸着除去していた。
)を下げると放射性ヨウ素のガス系への揮散が懸念され
るだめに、従来は廃水のpHを7以上として放射性ヨウ
素を吸着除去していた。
除去すべき廃水中の放射性ヨウ素は、■−等の陰イオン
型のものが主であって、さらに廃水中に多量の塩類が共
存する場合には、従来方法である廃水を銀添着活性炭と
接触させる方法では、放射性ヨウ素の除去効率が十分で
ない。つまり放射性ヨウ素の排出規準値はかなり低いた
めに上記の従来例の方法では、この規準値からみて十分
な除去効率とは云えない。したがって上記のような条件
下において除去効率を向上させることが課題である。
型のものが主であって、さらに廃水中に多量の塩類が共
存する場合には、従来方法である廃水を銀添着活性炭と
接触させる方法では、放射性ヨウ素の除去効率が十分で
ない。つまり放射性ヨウ素の排出規準値はかなり低いた
めに上記の従来例の方法では、この規準値からみて十分
な除去効率とは云えない。したがって上記のような条件
下において除去効率を向上させることが課題である。
以上のような事情に鑑み本発明の発明者等は、廃水中の
放射性ヨウ素がニー等の陰イオン型のものが主成分で、
共存塩類を多量に含むような榮件下においても水溶′液
中の放射性ヨウ素を効率よく除去する方法について鋭意
検討を加えた。その結果上記水溶液を酸性とした後に銀
添着活性炭を接触させることによって、放射性ヨウ素の
除去効率を飛躍的に向上せしめ得ることを見出した。し
かも従来懸念されていた放射性ヨウ素のガス系への揮散
もないことが確認された。
放射性ヨウ素がニー等の陰イオン型のものが主成分で、
共存塩類を多量に含むような榮件下においても水溶′液
中の放射性ヨウ素を効率よく除去する方法について鋭意
検討を加えた。その結果上記水溶液を酸性とした後に銀
添着活性炭を接触させることによって、放射性ヨウ素の
除去効率を飛躍的に向上せしめ得ることを見出した。し
かも従来懸念されていた放射性ヨウ素のガス系への揮散
もないことが確認された。
本発明の要旨は、以上の検討結果にもとづくものであっ
て、放射性ヨウ素としてニー等の陰イオン型のものを主
成分とし共存塩類を多量に含んでいる水溶液に酸を加え
て敵性とし、特にpHが3以下になるようにした後に銀
添着活性炭と接触させることによって極めて高い効率に
て放射性ヨウ素を吸着除去せしめることを特徴とする放
射性ヨウ素の除去方法でめる。
て、放射性ヨウ素としてニー等の陰イオン型のものを主
成分とし共存塩類を多量に含んでいる水溶液に酸を加え
て敵性とし、特にpHが3以下になるようにした後に銀
添着活性炭と接触させることによって極めて高い効率に
て放射性ヨウ素を吸着除去せしめることを特徴とする放
射性ヨウ素の除去方法でめる。
本発明の方法は1通常10−12〜1O−5Ci 7m
Lの陰イオン型の放射性ヨウ素を含む水溶液で特に1
〜30%の塩類?1えば食塩、硝ば塩、炭酸塩等が共存
する水溶液に有利に適用することができ、具体例として
は医療施設あるいは核燃料再処理工程から排出でれる廃
水の処理のために用いられる。
Lの陰イオン型の放射性ヨウ素を含む水溶液で特に1
〜30%の塩類?1えば食塩、硝ば塩、炭酸塩等が共存
する水溶液に有利に適用することができ、具体例として
は医療施設あるいは核燃料再処理工程から排出でれる廃
水の処理のために用いられる。
本発明の実施にあたって放射性ヨウ素を含む水溶液への
酸の添加時点は、水浴液を銀添着活性炭と接lll!I
lさせる前であればよい。また添加方法としては、連続
添加法、バッチ添加法のいずれでもよい。
酸の添加時点は、水浴液を銀添着活性炭と接lll!I
lさせる前であればよい。また添加方法としては、連続
添加法、バッチ添加法のいずれでもよい。
ここで添加される酸としては、無i酸であればいかなる
ものでもよいが、特に塩酸が好適である。
ものでもよいが、特に塩酸が好適である。
更に咳の添加量は、放射性ヨウ素を含む水溶液の酸を添
加する前の量とpHとによって決定される。
加する前の量とpHとによって決定される。
そして水溶液のpHが3以下、好ましくは2程度になる
のに必要な量の酸を添加すれば良い。
のに必要な量の酸を添加すれば良い。
又本発明の方法において、礒添着活性炭と放射性ヨウ素
を含む水溶液との接触方法としては、通常の水処理にお
ける粒状活性炭処理方法であればいずれの方法にても良
いが、好ましくは活性炭の摩耗の少ない固定床に銀添着
活性炭を充填して水溶液と接触させる方式が良い。
を含む水溶液との接触方法としては、通常の水処理にお
ける粒状活性炭処理方法であればいずれの方法にても良
いが、好ましくは活性炭の摩耗の少ない固定床に銀添着
活性炭を充填して水溶液と接触させる方式が良い。
本発明で用いる銀添着活性炭の銀添着量は、0.01〜
20 重量%、好ましくは0.2〜10重量2である
。又銀添着活性炭のペースとなる活性炭は特に制約はな
いが、ヨウ素吸着能が高くかつ吸着速度の大きいものが
好ましく、通常比表面積が800〜1500 m” /
gのものが望ましい。
20 重量%、好ましくは0.2〜10重量2である
。又銀添着活性炭のペースとなる活性炭は特に制約はな
いが、ヨウ素吸着能が高くかつ吸着速度の大きいものが
好ましく、通常比表面積が800〜1500 m” /
gのものが望ましい。
以上詳細に説明した本発明の方法の実施例を示す。
本発明の方法にて用いる銀添着活性炭を本実施例のもの
は次のようにして得だ。
は次のようにして得だ。
石炭系粒状活性炭「ダイアホープ」(三菱化成工業株式
会社商標名)50gを硝酸銀392.5mg を50
000の水に溶解した水溶液に30分間浸漬した後活性
炭を浸漬液より分離した。この含浸活性炭を11000
で3時間乾操した後に水素気流中500°Cで3時間焼
成して活性炭に添着した銀を金属状態まで還元して銀添
着活性炭を得だ。この時の銀の添着量は0.5重量%で
ある。
会社商標名)50gを硝酸銀392.5mg を50
000の水に溶解した水溶液に30分間浸漬した後活性
炭を浸漬液より分離した。この含浸活性炭を11000
で3時間乾操した後に水素気流中500°Cで3時間焼
成して活性炭に添着した銀を金属状態まで還元して銀添
着活性炭を得だ。この時の銀の添着量は0.5重量%で
ある。
このようにして得た銀添着活性炭をロッドミルにより3
25メツシユ、Sス20%の微粉に粉砕したもの500
m gを三角フラスコに入れた。
25メツシユ、Sス20%の微粉に粉砕したもの500
m gを三角フラスコに入れた。
次に6.7 X 10”” Oi /mtの放射能m1
度を示しNa125工 を主成分とする放射性ヨウ素
水溶液( NaCt:0,15モル/を共存)に塩酸を
加えてPHを3にυ4整した水溶液1と同じ(pHを2
に調整した水溶液2を形成し、これら水#敢1および水
溶液2をいずれも5Q m Lを500 m gの銀添
着活性炭を入れた別の三角フラスコに夫々加えた。
度を示しNa125工 を主成分とする放射性ヨウ素
水溶液( NaCt:0,15モル/を共存)に塩酸を
加えてPHを3にυ4整した水溶液1と同じ(pHを2
に調整した水溶液2を形成し、これら水#敢1および水
溶液2をいずれも5Q m Lを500 m gの銀添
着活性炭を入れた別の三角フラスコに夫々加えた。
これう水la液25°Cでマグネットスターラーを使用
して24時間攪拌した後に銀添着活性炭を濾別し、濾液
をキャップ付試管に採取した。
して24時間攪拌した後に銀添着活性炭を濾別し、濾液
をキャップ付試管に採取した。
採取した濾液の125工放射能濃度をγーシンチレーシ
ョンカウンターで測定した。この測定値(125工放射
能濃度)をもとにして次に示す式にもとづいて125工
除去率および除染係数を求めた。
ョンカウンターで測定した。この測定値(125工放射
能濃度)をもとにして次に示す式にもとづいて125工
除去率および除染係数を求めた。
以上のようにして求めた測定1直および計算結果は次の
表1の】mりである。
表1の】mりである。
上記の実施例において用いた放射注水溶液で塩酸を加え
ずに銀添着活性炭にて吸着させた結果は次の表2の通り
である。
ずに銀添着活性炭にて吸着させた結果は次の表2の通り
である。
これら表1と表2とを比較すれば明らかなように従来例
に比べ高い除染係数である。特にpHを2まで下げた水
溶散2は著しく高い除染係数になっている。
に比べ高い除染係数である。特にpHを2まで下げた水
溶散2は著しく高い除染係数になっている。
本発明の除去方法によれば、陰イオン型の放射性ヨウ素
が主成分であって共存塩類を多廿1に含むような条件下
の水浴液であっても含茗する放<+=r廿ヨウ素のガス
系への揮散なしに放躬斗ヨ・′)卒り除去効率を飛躍的
に向上させ得るも(I′)で、15勺’lff1値は著
しく犬である。
が主成分であって共存塩類を多廿1に含むような条件下
の水浴液であっても含茗する放<+=r廿ヨウ素のガス
系への揮散なしに放躬斗ヨ・′)卒り除去効率を飛躍的
に向上させ得るも(I′)で、15勺’lff1値は著
しく犬である。
Claims (1)
- 陰イオン型放射性ヨウ素および塩類を含有する水浴液に
酸性物質を添加することによつて該水溶液の水素イオン
濃度値を3以内にした後に該水溶液を銀添着活性炭と接
触させて陰イオン型放射性ヨウ素を除去することを特徴
とする放射性ヨウ素の除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17683284A JPS6154500A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 放射性ヨウ素の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17683284A JPS6154500A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 放射性ヨウ素の除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6154500A true JPS6154500A (ja) | 1986-03-18 |
Family
ID=16020614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17683284A Pending JPS6154500A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 放射性ヨウ素の除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6154500A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010029833A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Daikin Ind Ltd | 吸着材を用いたハロゲンイオンの除去方法および回収方法 |
JP2012502880A (ja) * | 2008-09-19 | 2012-02-02 | アリスタ ライフサイエンス ノース アメリカ, エルエルシー | ヨウ素回収システムおよび方法 |
JP2012223254A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Shinshu Univ | 放射性物質遮断マスク |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205304A (en) * | 1981-03-10 | 1982-12-16 | Strahlen Umweltforsch Gmbh | Method of separating and collecting iodine from liquid phase |
JPS58156898A (ja) * | 1982-03-13 | 1983-09-17 | 三菱化学株式会社 | 放射性ヨウ素の除去方法 |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP17683284A patent/JPS6154500A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205304A (en) * | 1981-03-10 | 1982-12-16 | Strahlen Umweltforsch Gmbh | Method of separating and collecting iodine from liquid phase |
JPS58156898A (ja) * | 1982-03-13 | 1983-09-17 | 三菱化学株式会社 | 放射性ヨウ素の除去方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010029833A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Daikin Ind Ltd | 吸着材を用いたハロゲンイオンの除去方法および回収方法 |
JP2012502880A (ja) * | 2008-09-19 | 2012-02-02 | アリスタ ライフサイエンス ノース アメリカ, エルエルシー | ヨウ素回収システムおよび方法 |
JP2012223254A (ja) * | 2011-04-15 | 2012-11-15 | Shinshu Univ | 放射性物質遮断マスク |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1062668B1 (de) | Adsorptionsmittel für radionuklide | |
EP0575612B1 (en) | Method for obtaining composite sorbents | |
Abdullah et al. | Re-assessment of chelating ion-exchange resins for trace metal analysis of sea water | |
JP5841933B2 (ja) | 新規吸着剤、その製造方法およびその使用 | |
Nash et al. | Speciation patterns of actinides in natural waters: a laboratory investigation | |
JP2560253B2 (ja) | セシウム分離用イオン交換体の製造および再生方法 | |
JP2540401B2 (ja) | 放射性ヨウ素化合物の沈澱分離方法 | |
JPS6154500A (ja) | 放射性ヨウ素の除去方法 | |
JP3183354B2 (ja) | タンニン系吸着剤による重金属類の吸着分離方法及び該吸着剤の再生方法 | |
Huang et al. | Improvement of Cs leaching resistance of solidified radwastes with copper ferrocyanide (CFC)-vermiculite | |
JPS60161598A (ja) | 放射性ルテニウムを含む放射性廃液の処理方法 | |
JP6719214B2 (ja) | オキソ酸イオン吸着剤 | |
JPS6119958B2 (ja) | ||
CN112387246A (zh) | 一种四氧化三铁-二氧化锰/四硫化钼复合体及其制备方法和应用 | |
KR20100030250A (ko) | 수용액으로부터 요오드 혼합물을 제거하는 방법 | |
Hasany et al. | Adsorption of europium onto manganese dioxide from acid solutions | |
US3658714A (en) | Method of decontaminating radioactive wastes | |
Ramaswamy | Synthesis, sorption and kinetic characteristics of silica-hexacyanoferrate composites | |
JPS6039596A (ja) | 錯化剤含有溶液から遷移金属を除去する方法 | |
RU2021009C1 (ru) | Способ получения композитных сорбентов и композитный сорбент | |
JPH01155947A (ja) | 柿渋―アルデヒド―水、柿渋―酸―水から成る含水ゲル組成物と、該物質を利用する核燃料元素、含鉄有機物の吸着法 | |
JP2641239B2 (ja) | 銀の吸着剤及びその使用方法 | |
JP3136044B2 (ja) | ヨウ素イオン吸着材 | |
JPH0685869B2 (ja) | 硝酸含有水溶液中のセシウムの分離方法 | |
JPH0221559B2 (ja) |