JPS6154373B2 - - Google Patents

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JPS6154373B2
JPS6154373B2 JP57040503A JP4050382A JPS6154373B2 JP S6154373 B2 JPS6154373 B2 JP S6154373B2 JP 57040503 A JP57040503 A JP 57040503A JP 4050382 A JP4050382 A JP 4050382A JP S6154373 B2 JPS6154373 B2 JP S6154373B2
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JP
Japan
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squid
pot
internal organs
extractor
conveying
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JP57040503A
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JPS58158128A (ja
Inventor
Hiroshi Sasaki
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Nichimo Co Ltd
Original Assignee
Nichimo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nichimo Co Ltd filed Critical Nichimo Co Ltd
Priority to JP57040503A priority Critical patent/JPS58158128A/ja
Publication of JPS58158128A publication Critical patent/JPS58158128A/ja
Publication of JPS6154373B2 publication Critical patent/JPS6154373B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C25/00Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
    • A22C25/003Processing cephalopods

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、いかの外套膜(以下、胴部と称
す。)から足部、頭部および外套膜内臓器(以
下、内臓等と称す。)を分離除去するいかの内臓
等除去装置に関する。
近年、いかの食品加工の能率化を図るためいか
の胴部から内臓等を機械的に除去するいかの内臓
等除去装置が提案されている。例えば、特公昭51
―21920号公報には自動的にいかの胴部から内臓
等を除去する装置が記載されている。
ところが、この公報記載の従来装置には次のよ
うな不都合がある。
即ち、いかの供給装置の安定皿の傾動といか支
持装置の足部拘束金具の開閉動作とをタイミング
良く同期させないと、いかをいか支持装置に移す
ことができない。このいか支持装置によるいかの
把持を行なうためにはカム装置等の特別の機構を
必要とし、構造が著しく複雑である。また、いか
支持装置はカム装置等を付設しているためコンベ
アベルトから上方へ大きく突出しているので、装
置全体の高さが高くなり、これに伴い装置の重心
位置も必然的に高くなつてしまう。このように重
心位置が高いと、装置を漁船に塔載した場合極め
て不安定となるので、装置の据付けに強固な固定
装置が必要となる。
また、単にいか支持装置に把持され水平に移動
するいかへ内臓除去装置の挿入板を突き刺して内
臓等を除去するものであるから、いかが小さい場
合には挿入板がいかの胴部に刺つたり、或いはい
かが挿入板の下を通過したりしてしまい、逆にい
かが大きい場合には挿入板がいかの足部および又
は頭部に刺つたり、いかが装置に詰つて装置の連
続運転が不可能となつたりする。更に、いかの胴
部や足部に挿入板が刺るので、いかに傷が付き商
品価値が低下する等の不都合もある。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであ
り、構造が簡単であり、小形で漁船への塔載も容
易であり、しかもいかの胴部と内臓等を全く損傷
させることなく確実に分離除去することのできる
いかの内臓等除去装置を提供することを目的とす
る。
以下、本発明を図面に示す実施例について説明
する。
第1〜14図は本発明の一実施例を示す。
本実施例は、第1〜2図に示すように、いか1
の内臓等1aのうち特に頭部を保持してその内臓
等1aを前方に向けて搬送するいか搬送装置2
と、搬送されるいか1を両側から圧迫していか1
の胴部1bを上方に拡げる案内装置3と、この案
内装置3により拡げられた胴部1bと内臓との間
に挿入されて胴部1bを固定状態に保持し搬送さ
れている内臓と分離除去する除去装置4とにより
形成されている。
更に説明すると、搬送装置2は第3図に示すよ
うに、平行に走行する一対の無端チエン5a,5
bのチエンリンク間に取付けられている。即ち、
いか1の胴部1bを乗せて搬送するために複数の
細長い搬送板6,6を1個おきのチエンリンク
7,7に固着された略L字形の取付片8,8に取
付けて掛け渡し、搬送方向の最前の取付片8にい
か1の内臓等1aの足部および又は頭部を保持す
る保持具9を取付けて形成されている。この搬送
板6,6の枚数はいか1の胴部1bを載置できる
長さとされており、また無端チエン5a,5bに
所定の間隔をもつて複数組取付けられている。こ
の所定間隔は、除去装置4の部分で次々と搬送さ
れて来るいか1,1を相互にぶつかることなく分
離処理を円滑に行ない得る間隔すなわちつぼ抜き
具(後述)が傾動時に当らない程度の間隔とされ
ている。また、保持具9は、最前の搬送板9の上
面に略L字形をして内側に鋸歯10a,10aを
有する一対の保持片9a,9aをねじ止めして形
成されている。
一対の無端チエン5a,5bはモータ11によ
つて回転されられる駆動スプロケツト12と従動
スプロケツト13との間に掛け渡されており、第
2図矢印aに示すように時計方向に回転させられ
ている。この従動スプロケツト13の上方にはい
か投入台14が水平に設けられており、このいか
投入台14の前方中央部分には無端チエン5a,
5bの回動に伴つて上方に移動する搬送装置2の
保持具9が通過できるように切欠き15が設けら
れている。いか1の投入は、この切欠き15の部
分で保持片9a,9aの間にいか1の内臓等1a
の目の前後(第6図A部またはB部)を押込んで
行なわれる。
案内装置3は無端チエン5a,5bの上方水平
部の駆動スプロケツト12の近傍に設けられた1
対の湾曲板3a,3aからなる。この一対の湾曲
板3a,3aは、いか1の胴部1bの両側を圧迫
して上方へ拡げるため内側間隔を搬送方向に向け
て徐々に狭くなるように配置されているととも
に、その下端面を搬送装置2の搬送板6,6の上
面より若干上方に離して設けられている。また、
両湾曲板3a,3aの間隔は処理するいか1の平
均大に応じて広狭変化せしめられる。
また、除去装置4は軸受19,19により回転
自在に支承された軸16に固着されたへら状のつ
ぼ抜き具17を有している(第4図参照)。この
つぼ抜き具17は略L字形をしており、軸16と
共に傾動する。そして、つぼ抜き具17の先端は
案内装置3により上方に拡げられたいか1の胴部
1bと内臓との間に挿入せしめられる高さになる
ようにされている。即ち、軸16には駆動スプロ
ケツト12と同軸に設けられたカム20に引張ば
ね21の弾力により弾圧させられているロツド2
2が設けられており、いか1が案内装置3の部分
を通過する際にカム操作によりつぼ抜き具17が
胴部1bと内臓との間に挿入させるように形成さ
れている。このカム20は、搬送装置2が除去装
置4の下方を通過するとつぼ抜き具17を下方に
傾動せしめる形状とされている。
またつぼ抜き具17は、L字形の付根部分で水
平部分の長さを調節自在に形成してもよく、第5
図に示すように、水平部の上面に設けた突起58
の取付位置を調節自在に形成して、先端と突起5
8との距離lを調節するように形成してもよい。
また、案内装置3の下方位置で無端チエン5
a,5bの上下走行部分の間には、内臓等1aを
分離された胴部1aを受ける回収樋23が設けら
れている。また、駆動スプロケツト12の下方位
置には搬送装置2の保持具9に保持されているい
か1の内臓等1aを強制的にかき取るかき取具2
4が設けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。
第7〜11図はいかの内臓等除去の工程順にそ
の処理情況を示しており、各図においてa図は平
面図、b図は正面図、c図(第7〜9図のみ)は
b図の右側面図を示している。
先ず、モータ11に通電して駆動スプロケツト
12を回動させると無端チエン5a,5bが回動
し、これに伴い各搬送装置2が走行を開始する。
そして、第7図に示すように、ある搬送装置2
が投入台14の部分に来た際に、人手によりいか
1をその内臓等1aの足部を前方に向けて保持具
9に押込み胴部1bを搬送板6,6上に乗せる。
これによりいか1は内臓等1aの少なくとも足部
を無端チエン5a,5a間に垂した状態で案内装
置3の方向に搬送される。
次に、第8図に示すように、案内装置3の部分
に達したいか1は前進するにつれて胴部1bの両
側部が湾曲板3a,3aによつて圧迫され、その
胴部1bが徐々に上方に拡がつて高くなり、内臓
との間の間隔が拡げられる。これによりつぼ抜き
具17の挿入が容易とされる。
次に、第9図に示すように、胴部1bと内臓と
の間が押し拡げられた状態でいか1が前進させら
れるので、カム20の操作により所定高さに定位
されているつぼ抜き具17が徐々に胴部1bと内
臓との間に挿入されて行き、内臓が胴部1bから
剥離されて行く。
そして、第10図に示すように、いか1の前進
が進むと胴部1bの開口部がつぼ抜き具17のL
字形のくびれ部分に当接してその進行を妨げら
れ、一方の内臓等1aは搬送装置2によつて強制
的に進行させられるので、胴部1bより内臓等1
aが完全に剥離されて分離される。
その後、第11図に示すように、つぼ抜き具1
7がカム操作により回収樋23の方向に傾動する
ので、つぼ抜き具17にぶら下がつていた胴部1
bが自重により回収樋23上に落下し、この回収
樋23を通つて次の処理工程へ送られる。一方、
搬送装置2の保持具9に保持されて進行している
内臓等1aは保持具9が駆動スプロケツト12の
下方部分に達すると自重により保持具9の保持か
ら解かれて回収樋(図示せず)上に落下回収され
る。また、自重により保持具9から落下しなかつ
た内臓等1aは、かき取り具24により強制的に
保持具9から外され、回収樋上に落下回収され
る。
このようにしてかき取り具24の部分を通過し
た搬送装置2は従動スプロケツト13の方向に搬
送され、再びいか1の投入に供される。
以上の工程が各搬送装置2について繰返し行な
われることによりいかの内臓等の除去処理が行な
われる。
本実施例では搬送装置2は無端チエン5a,5
b上に上方へ突出することなくチエンリンクと同
じ高さに搬送板6,6を取付けたから、搬送装置
2を含めた装置全体の高さを低く、かつ、低重心
に形成することができる。
この搬送装置2は無端チエンに取付けないで、
2本の平行レール上を往復動できるように形成す
ることもできる。また、無端チエン5a,5bの
代りに無端状にして搬送装置を回動させる手段を
用いてもよい。
また、搬送装置2に取付けられる保持具は第1
2〜14図のように形成することもできる。
第12図は一対の保持片9a,9aによるいか
1の挾持力を調節できるように形成したものであ
る。即ち、搬送装置2の最前の搬送板6の前端面
から垂下した垂下板25に一対の保持片9a,9
aが鋸歯10a,10aを対向させ、枢点26,
26を中心にして開閉可能に取付けられており、
両保持片9a,9a間に張設された引張ばね27
よりいか1の内臓等1aを挾持する力が付与され
るように形成されている。そして、引張ばね27
の弾力を引張ばね27に結合されたボルト28お
よびナツト29により調節して、いか1の大きさ
に適応した挾持力を付与するように形成されてい
る。この両保持片9a,9aは内方ストツパ3
0,30により一定幅より閉じないようにされて
おり、ガイドレール31により一定幅より拡がら
ないように形成されている。
第13図は、両保持片9a,9aを搬送方向に
傾斜させて、保持した内臓等1aが除去装置4の
部分における剥離時に保持片9a,9aに向けて
更に食い込むようにして、剥離特に内臓等1aの
一部が保持具9より離脱しないように形成したも
のである。なお、鋸歯10a,10a部を搬送方
向へ変曲させて突出せしめると、上記剥離時にお
ける保持力が更に大きくなる。
第14図は、フオーク状に形成した保持具9で
あり、その先端針部32,32によりいか1の内
臓等1aの足部および又は頭部を刺した状態で保
持するものである。この先端針部32,32は搬
送方向に向けて斜め上方へ傾斜させて形成する
と、内臓等1aの足部および又は頭部に一層良く
刺さることとなる。
第15〜22図は本発明の他の実施例を示す。
本実施例は、第15〜17図に示すように、つ
ぼ抜き具17の下面に圧力水をいか1の胴部1b
に向けて噴射する圧力水噴射管18を添設したも
のである。
次に、本実施例による圧力水噴射を伴つたいか
1の胴部1bと内臓等1aとの分離除去作用を第
18〜22図について説明する。
いか1は第18〜20図まで搬送が進行する間
に、前記実施例の第7〜9図に示すように胴部1
bと内臓との間の間隔が押し拡げられる。そして
第20図の段階においては、圧力水噴射管18か
ら圧力水が前記間隔部に向けて噴射されるのでそ
の間隔が更に押し拡げられる。
そして、第20〜21図のようにいか1の搬送
が進む間に、つぼ抜き具17による胴部1bと内
臓等1aとの剥離が行なわれると同時に、胴部1
bの内部に圧力水が供給されているので、つぼ抜
き具17を水膜が覆うようになり、つぼ抜き具1
7の先端で胴部1bの内壁面を損傷させることな
く剥離が行なわれる。また剥離された内臓の小片
が洗い出される。
そして、第21〜22図のように前記実施例の
第10〜11図と同様にして胴部1bと内臓等の
分離除去が行なわれる。
第23〜24図は本発明の実施例を示す。
本実施例は第15〜16図に示す実施例の投入
台14に代えて、いかを機械的に供給する供給装
置33を設けたものである。この供給装置33
は、第1〜2図に示す実施例にも同様にして適用
することができる。
この供給装置33は、いかの搬送方向に向けて
下降している傾斜部34を有する投入皿35と、
この投入皿35の前端部に配置されて傾斜部34
上に乗せられたいか1を落下しないように、か
つ、内臓等1aの足部を垂した状態で係止させる
ローラ36とで形成されている。すなわち供給装
置33はローラ36等により係止された内臓等の
足部および又は頭部を垂下した状態で保持具9の
進行線上に待機するように配置される。また、搬
送装置2に設けられている保持具9は第14図に
示すような内臓等1aの足部及び又は頭部を突き
刺すことのできる形状のものとされている。
その他の構成は第15〜16図と同様に形成さ
れており、その説明を省略する。
本実施例においては、投入皿35上に乗せられ
たいか1は傾斜部34上を滑降し、内臓等1aと
胴部1bとの付け根部をローラ36に当接した状
態で待機される。そして、進行して来る搬送装置
2の保持具9が投入皿35の前端から垂下してい
る内臓等1aの頭部に刺さり、いか1自身をその
投入皿35上よりローラ36を回転させつつ抜き
取り、案内装置3および除去装置4の方へ搬送す
る。以後は第15〜16図の実施例と同様にして
胴部1bと内臓等1aとの分離除去が行なわれ
る。
このように本実施例では、前記実施例のように
保持具9にいか1を人手により保持させる必要が
なく、単にいか1を投入皿35上に乗せるだけで
自動的にいか1を保持具9に保持させることがで
き、能率が向上する。また、供給装置33と保持
具9との間には、従来装置のように関連動作をさ
せるための特殊なカム装置を必要とせず、構造が
簡単である。
第25〜33図は本発明の更に他の実施例を示
し、いか1の胴部1bを縦方向に切開した開きい
かを提供できるように形成されている。
即ち、第25〜27図に示すように案内装置3
の下方に、いか1の胴部1bの下側の肉壁部分の
みを切断できる高さに回転カツターを有するカツ
ター装置40が設けられているとともに、搬送装
置2の各搬送板6を各無端チエン5a,5bのリ
ンクから片持梁状に設けて、中央部に回転カツタ
ーが通過できる間隙41が形成されている。
実際には、片持梁上の搬送板6が載置したいか
1の重さで無端チエン5a,5bと一緒に下方へ
傾動するのを防止するため、第28図に示すよう
に各無端チエン5a,5bを支持するC形断面の
レール42を設けたり、第29図に示すように、
各無端チエン5a,5bの下面にレール43を設
けるとともに各チエン5a,5bの外側にも取付
片44を設けて搬送板6を内外の取付片8,44
に取付けたり、第30図に示すように搬送板6の
外方突出端をコ字形断面のレール45で支承した
り、第31図に示すように外側の取付片44をコ
字形断面のレール46で支承したりしている。
本実施例は、第1〜2図および第15〜16図
に示される各実施例についてそれぞれ適用するこ
とができる。
次に、本実施例による胴部切開作用を説明す
る。
搬送装置2の片持梁上の搬送板6,6上に載置
され、保持具9によつて保持されて搬送されて来
たいか1は、案内装置3の部分に通過する間に、
間隙41から上方に突出する回転カツタ40によ
りその胴部1bの下側のみが切断される(第32
図参照)。そして、その後第1〜2図に示す実施
例と同様にして内臓部1aと分離された胴部1a
は、第33図に示すように切開されており、いわ
ゆる開きいかとして提供される。
なお、回転カツターに代えて、通常のナイフ状
カツタを用いることもできる。
このように本実施例では、いかの内臓等の除去
と同時に胴部の切開をも行なうことができる。従
つて、生産能率が向上することとなる。
第34〜35図は除去装置4の他の実施例を示
し、いか1の大きさを計測してつぼ抜き具17を
胴部1bと内臓との間に形成される開口の適正位
置に必ず挿入できるように形成したものである。
即ち、つぼ抜き具17と一体的に検出腕47を
取付けて形成したものである。この検出腕47は
つぼ抜き具17より搬送方向後方へ突出してお
り、その先端には下方に湾曲した接触部48が形
成されており、この接触部48とつぼ抜き具17
との高低差hは投入されるいか1の胴部1bの最
大肉厚より少しく大きくなるように形成されてい
る。そして、ロツド22をカム20に当接させる
引張ばね21と反対側に検出腕47の接触部48
をいか1の胴部1bに当接させる引張ばね49が
設けられている。そして、両引張ばね21,49
の張力をボルト、ナツト等からなる調節具50,
51により調節して、ロツド22が第28図のよ
うに剥離時においてカムと一定のクリアランス5
2を有するようにされる。このクリアランス52
は大きないか1が搬送されて来た場合に検出腕4
7が上方へ回動できる余裕を持たせるためであ
る。
次に、本実施例の作用を第36〜39図につい
て説明する。
搬送装置2によつて搬送され、案内装置3に達
したいか1は徐々にその胴部1bが上方へ拡げら
れて行く(第36図)。更に搬送が進むと、第3
7図に示すように、先ず検出腕47の接触部48
が胴部1bの上面に触れてその胴部1bの高さを
検知する。この際検出腕47は、胴部1bの高さ
に応じて上下に揺動する。そして、更に搬送が進
むと、接触部48より胴部1bの肉厚より若干低
い位置に配せられたつぼ抜き具17が、胴部1b
と内臓との間に丁度挿入されて行く。これによ
り、つぼ抜き具は常に胴部1bと内臓との間に挿
入されることとなり、胴部1bおよび内臓等1a
を損傷させることがなくなる。更に搬送が進む
と、第38図のように、胴部1bと内臓1aとが
完全に剥離され、そしてロツド22がカム20に
接触し、このカムより反時計方向に傾動させられ
るようになる。その後は第39図に示すように第
1〜2図に示す実施例と同様に、胴部1bおよび
内臓等1aはそれぞれ別個の回収樋に収容され
る。
なお、検出腕47は接触部48の下端とつぼ抜
き具17との高低差を一定にできるものであれば
よく、例えば水平腕部の先端に略J字形をした接
触部48をボルト・ナツトで取付けて形成するこ
ともできる。
第40〜41図は除去装置4の更に他の実施例
を示す。
本実施例は検出腕47をつぼ抜き具17と別個
に設けたものである。この検出腕47は基端を案
内装置3の上方に設けられた軸53に枢着され、
先端部をつぼ抜き具17の方に伸ばすように形成
されており、その先端部には接触部48とつぼ抜
き具17の上方への回動を抑える抑え部54とが
順に形成されている。この抑え部54が接触部4
8よりいか1の胴部1bの肉厚より若干大きく下
方へ膨出するように形成されているので(第41
図参照)、つぼ抜き具17は常に胴部1bと内臓
との間に挿入させられる。そして、検出腕47を
時計方向に回動させるために引張ばね55が設け
られており、この引張ばね55とロツド22を回
動させる引張ばね21とのバランスにより、ロツ
ド22とカム20との間にクリアランス52を形
成するようにされている。そして、検出腕47に
は、つぼ抜き具17がカム操作により下方へ傾動
した際に、自身が必要以上に下方へ傾動しないよ
うにストツパ56が付設されている。
第42〜43図は第40〜41図に示す除去装
置4の変形例を示す。
即ち、検出腕47の先端のつぼ抜き具17を抑
える抑え部54を接触部48より高い位置に形成
し、その抑え部54でつぼ抜き具17と同体にか
つつぼ抜き具17より高い位置に設けられた補助
腕57を上から抑えるように形成されている。そ
して、接触部47とつぼ抜き具17との高低差h
を胴部1bの肉厚より若干大きく形成している。
そのほかは、第34〜35図と同様に形成されて
いる。
第44〜46図は本発明の更に他の実施例を示
し、胴部1b内に残つた内臓等1aの残滓を絞り
出すように形成したものである。
即ち、案内装置3と回収樋23との間に案内シ
ユート37a,37aと一対の絞り出しローラ3
8a,38aとからなる絞り出し装置39が設け
られている。絞り出し装置39は搬送装置2の上
側搬送板の下側でかつ案内装置3のほぼ直下位置
に設けられている。そのほかは第15〜16図に
示す実施例と同様に構成されている。
次に、本実施例による残滓の絞り出し作用を説
明する。
除去装置4の部分を搬送装置2が通過すること
により内臓等1aと分離された胴部1bは、第4
4図に示すように、つぼ抜き具17がカム20お
よびロツド22のカム操作により下方へ傾動する
と自重により案内シユート37a,37a上に胴
部1bの先端(耳部分)を下にして落下する。そ
して、胴部1b内にはつぼ抜き具17に添設され
た圧力水噴射管18から絶えず圧力水が噴射させ
られているので、その胴部1bが膨らんでいる。
その後、一対の絞りローラ38a,38aの回動
に伴い、第45〜46図に示すように、胴部1b
は絞り作用を受けつつ下方へ送られる。この絞り
作用により胴部1b内の残滓が圧力水とともに外
部に排出され、胴部1b内が圧力水による洗浄作
用を受けて掃除される。そして、ついには胴部1
bは回収樋23上に落下回収される。一方、排出
された残滓は圧力水噴射管18より噴射される圧
力水により洗い流されるので再び胴部1bに付着
することはない。
このように本実施例では分離された胴部1b内
を清浄することができ、次の処理加工を極めて容
易にすることができる。
なお、第34,40,42図の各実施例に示す
除去装置において、つぼ抜き具17に圧力水噴射
管18を添設してあるので、圧力水で胴部1bを
十分に拡げつつつぼ抜き具17の挿入が行なわれ
るため、より確実に胴部1bと内臓との間につぼ
抜き具17の挿入が為される。
以上の各実施例について説明したように、本発
明のいかの内臓等除去装置は、搬送装置が無端チ
エンから大きく上方に突出することがなく、装置
の小形化、低重心化を図ることができ、しかも構
造も簡単となり、これにより漁船への塔載も容易
に行なわれ、また、極めて能率よくいかの供給、
切開き等も行なうことができ、更につぼ抜き具を
いかの大小にかかわらず常に胴部と内臓等との間
に挿入させることができるので、いかを何ら損傷
させることなく内臓等の除去処理を行なうことが
でき、作業の信頼性が増大し、また、得られた胴
部および内臓等の商品価値も高いものである。更
に、圧力水噴射管を添設することにより、いかの
胴部内の洗浄を良好に行なうことができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のいかの内臓等除去装置の実施例
を示し、第1〜14図は一実施例を示し、第1図
は平面図、第2図は正面図、第3図は搬送装置の
斜視図、第4図は除去装置の拡大図、第5図はつ
ぼ抜き具の別例を示す正面図、第6図はいかの平
面図、第7〜11図はそれぞれ処理工程を順に示
す工程図、第12〜14図はそれぞれ保持具の別
例を示す斜視図、第15〜22図は本発明の他の
実施例を示し、第15図は平面図、第16図は正
面図、第17図は除去装置の拡大図、第18〜2
2図はそれぞれ第7〜11図と同様の工程図、第
23〜24図は本発明の他の実施例を示し、第2
3図は平面図、第24図は正面図、第25〜33
図は本発明の更に他の実施例を示し、第25図は
除去装置近傍の平面図、第26図は同正面図、第
27図は搬送装置の斜視図、第28〜31図はそ
れぞれ搬送装置の搬送板補強構造を示す第27図
の羽根矢視図、第32図は胴部を切開されたいか
の斜視図、第33図は切開されたいかの胴部の斜
視図、第34〜39図は除去装置の他の実施例を
示し、第34図は正面図、第35図はつぼ抜き具
の拡大図、第36〜39図は処理工程をそれぞれ
示す正面図、第40〜41図は除去装置の更に他
の実施例を示し、第40図は正面図、第41図は
検出腕の拡大図、第42〜43図は除去装置の更
に他の実施例を示し、第42図は正面図、第43
図は検出腕部の拡大図、第44〜46図はそれぞ
れ本発明の更に他の実施例を示す除去装置部分の
正面図である。 1…いか、1a…内臓等、1b…胴部、2…搬
送装置、3…案内装置、4…除去装置、5a,5
b…無端チエン、6…搬送板、7…チエンリン
ク、9…保持具、17…つぼ抜き具、18…圧力
水噴射管、20…カム、22…ロツド、33…供
給装置、39…絞り装置、40…回転カツタ、4
7…検出腕、48…接触部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 平行に走行する一対の無端チエンと、この無
    端チエンの間に所定の間隔をもつて複数組掛渡さ
    れていかの胴部を載置支持する搬送板およびこの
    搬送板の搬送方向前方位置に設けられいかの内臓
    等の足部又は頭部を保持するための保持具を有す
    る搬送装置と、前記搬送板上のいかの胴部を両側
    から搬送方向に向つて徐々に圧迫していかの胴部
    を上方に拡げる案内装置と、この案内装置によつ
    て拡げられた胴部と前記内臓との間に形成される
    開口に対向するように搬送方向移動不能に設けら
    れいか胴部に挿入されるつぼ抜き具およびこのつ
    ぼ抜き具を前記開口に挿入する位置とそれより下
    方に傾斜する傾斜位置との間で揺動させる装置を
    有する除去装置と、を有するいかの内臓等除去装
    置。 2 平行に走行する一対の無端チエンと、この無
    端チエンの間に所定の間隔をもつて複数組掛渡さ
    れていかの胴部を載置支持する搬送板およびこの
    搬送板の搬送方向前方位置に設けられいかの内臓
    等の足部又は頭部を保持するための保持具を有す
    る搬送装置と、前記搬送板上のいかの胴部を両側
    から搬送方向に向つて徐々に圧迫していかの胴部
    を上方に拡げる案内装置と、この案内装置によつ
    て拡げられた胴部と前記内臓との間に形成される
    開口に対向するように搬送方向移動不能に設けら
    れいか胴部に挿入されるつぼ抜き具およびこのつ
    ぼ抜き具を前記開口に挿入する位置とそれより下
    方に傾斜する傾斜位置との間で揺動させる装置を
    有する除去装置と、前記つぼ抜き具に添設されい
    かの胴部内に圧力水を噴射するための圧力水噴射
    装置とを有するいかの内臓等除去装置。 3 平行に走行する一対の無端チエンと、この無
    端チエンの間に所定の間隔をもつて複数組掛渡さ
    れていかの胴部を載置支持する搬送板およびこの
    搬送板の搬送方向前方位置に設けられいかの内臓
    等の足部および又は頭部を刺して保持するための
    保持具を有する搬送装置と、前記搬送板上のいか
    の胴部を両側から搬送方向に向つて徐々に圧迫し
    ていかの胴部を上方に拡げる案内装置と、この案
    内装置によつて拡げられた胴部と前記内臓との間
    に形成される開口に対向するように搬送方向移動
    不能に設けられいか胴部に挿入されるつぼ抜き具
    およびこのつぼ抜き具を前記開口に挿入する位置
    とそれより下方に傾斜する傾斜位置との間で移動
    させる装置を有する除去装置と、いかの搬送方向
    に向けて下降している傾斜部を有し前記保持具の
    進行線上に前記内臓等の足部又は頭部を垂下した
    状態に待機させる供給装置と、を有するいかの内
    臓等除去装置。 4 平行に走行する一対の無端チエンと、この無
    端チエンの間に所定の間隔をもつて複数組それぞ
    れの中央部がカツターの刃先が突出するのに必要
    な搬送方向の間隔を置いて掛渡されるようにそれ
    ぞれ無端チエンに片持梁状に取付けられたいかの
    胴部を載置支持する搬送板およびその搬送板の搬
    送方向前方位置に設けられたいかの内臓等の足部
    又は頭部を保持するための保持具を有する搬送方
    向に向つて徐々に圧迫していかの胴部を上方に拡
    げる案内装置と、この案内装置によつて拡げられ
    た胴部と前記内臓との間に形成される開口に対向
    するように搬送方向に移動不能に設けられたいか
    の胴部に挿入されるつぼ抜き具およびそのつぼ抜
    き具を前記開口に挿入する位置とそれより下方に
    傾斜する傾斜位置との間で移動させる装置を有す
    る除去装置と、前記案内装置の下方に設けられ刃
    先部分を前記搬送板の中央部に搬送方向に形成し
    た間隔より上方に突出して搬送板に載置支持され
    たいかの胴部の下側肉壁を切開するカツター装置
    とを有するいかの内臓等除去装置。 5 平行に走行する一対の無端チエンと、この無
    端チエンの間に所定の間隔をもつて複数組掛渡さ
    れていかの胴部を載置支持する搬送板およびこの
    搬送板の搬送方向前方位置に設けられいかの内臓
    等の足部又は頭部を保持するための保持具を有す
    る搬送装置と、前記搬送板上のいかの胴部を両側
    から搬送方向に向つて徐々に圧迫していかの胴部
    を上方に拡げる案内装置と、この案内装置によつ
    て拡げられた胴部と前記内臓との間に形成される
    開口に対向するように搬送方向移動不能に設けら
    れいか胴部に挿入されるつぼ抜き具およびこのつ
    ぼ抜き具を前記開口に挿入する位置とそれより下
    方に傾斜する傾斜位置との間で揺動させる装置を
    有する除去装置と、前記つぼ抜き具に添設されい
    かの胴部内に圧力水を噴射するための圧力水噴射
    装置と、一対の絞り出しローラを有し搬送装置の
    上側搬送板の下側でかつ案内装置のほぼ直下位置
    に設けられつぼ抜き具の傾動により搬送板と搬送
    板との間に形成される間隔を通して落下するいか
    の胴部を先端部から徐々に絞つて内部の残滓を絞
    り出す絞り出し装置とを有するいかの内臓等除去
    装置。
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JPH0751040B2 (ja) * 1992-05-08 1995-06-05 日本水産株式会社 いかクリ−ンチュ−ブの連続製造方法ならびにその製 造装置

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