JPS6153324A - ポリアリ−レン・サルフアイド反応液スラリ−から溶媒を回収する方法 - Google Patents

ポリアリ−レン・サルフアイド反応液スラリ−から溶媒を回収する方法

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JPS6153324A
JPS6153324A JP59174106A JP17410684A JPS6153324A JP S6153324 A JPS6153324 A JP S6153324A JP 59174106 A JP59174106 A JP 59174106A JP 17410684 A JP17410684 A JP 17410684A JP S6153324 A JPS6153324 A JP S6153324A
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slurry
stirring
stirring tank
tank
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JP59174106A
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Mineo Nagano
永野 峰雄
Katsumi Yoshida
克己 吉田
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Tosoh Corp
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Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はポリアリーレン・サルファイド反応液から極性
溶媒を回収する方法に関するものである。
「従来の技術」 ポリアリーレン・サルファイドは芳香族のハロゲン化物
と硫化アルカリ金属等を極性溶媒中で、少量の水の存在
下で、200〜300℃の比較的高温で加圧下で重縮合
反応を行うことによって製造されている。
この反応液は、ポリアリーレン・サルファイド。
ハロゲン化アルカリ金属および極性溶媒を主成分とし、
その池水、未反応原料を少量含むスラリー状液である。
この反応液から、ブラッシングにより溶媒を分離回収し
て生成物をうる方法として、次の2方法が知られている
(l)7ラツシヤー・タンクによる常圧ブラッシング方
式 蒸発成分と非蒸発固形分に分離する方法として、米国特
許第へ94°1.664号明細書、および米国特許第4
95へ000号明細書では、反応液を7ラツシヤーeタ
ンクに過熱蒸気の一定量と混じて、吹込み、蒸発成分を
蒸発せしめ、非蒸発の固体成分を下部に分離する方法が
提案されている。固体成分は、フラッシャ−・タンクで
の滞留時間が短いので、2〜25%の残留溶媒を含み1
〜3段の横型の攪拌機付加熱装置で不活性加熱ガスや過
熱スチームを吹込んで、上記残留溶媒を回収する方式を
とっている。
この方式は連続プロセスには適していると認められるか
、装置が複雑であり、かつ反応液スラリーと過熱蒸気の
吹込み皿がバランスしないと固体粒子が湿って、フラッ
シャ−タンクに耐着し、とくに下部を閉塞し易いという
問題がある。
従って、生成する固体粒子を乾燥状態にするには、過熱
蒸気の混入比率を大きくする必要があるoしかしながら
、混入蒸気量を増すと、回収溶媒中に凝縮水が入り、回
収蒸留の際、蒸発潜熱が有機溶媒の4〜5倍もある水を
蒸発させなければならないので、不合理である。
従って、これらの欠点を避けようとすると、吹込蒸気を
予め加熱した450℃近くの過熱蒸気を必要とする。
しかし、このようにすると器壁に耐着する粉体を過熱し
て製品の品質をそこなう恐れも出てくる欠点がある。
(2)  減圧7ラツシヤー・タンク方式これらの熱エ
ネルギーの浪費を避ける方法として、過熱蒸気を直接吹
込まず、フラッシングの手前で、2重管または熱交換器
で間接加熱し、かつ系を減圧系にして分離する方法があ
る。
しかしながら、間接加熱では伝熱で与えられる熱量は直
接吹込み法に比べ限度があるので、液体成分を十分に除
くことができず、したがりて、ぬれの問題、すなわちフ
ラッシャ−・タンク下部での閉塞の危険性が残る。
「発明が解決しようとする問題赤」 本発明の目的は、従来法での 1)7ラツシヤー・タンク方式での下部閉塞によるトラ
ブルの危険性 2)常圧7ラシング方式での吹込み水蒸気ドレンの回収
溶媒の混入による回収蒸留での加熱必要エネルギーの増
大 3)過熱による局部的製品品質の劣化 等の問題点を簡単な設備で解決出来る方法を提供するこ
とにある。
「問題点を解決するための手段およびその作用」本発明
では、上記従来法における7ラツシヤータンクの代りに
、縦型ジャケット付攪拌槽を用いる。該攪拌槽を用いる
ことにより、間接間熱を採るにもか−わらず、伝熱量を
大きくすることが出来るので、粉体を過熱することもな
く十分に乾燥させることが出来、したがって、槽内にお
ける閉塞や品質の劣化の問題もない。更に攪拌による剪
断力と造粒作用で粒形分布はシャープで、かつ粒形が大
きく、又かさ比重が大きくなり、以後の工程での取扱い
も著しく容易になる0 又、バッチシステムによる場合、完全に残留溶媒を除来
するため、槽内に水蒸気を吹込み1スチーム・ストリッ
ピングを行う場合でも、その供楢量は僅く少なくてよい
。攪拌翼径は、攪拌槽の内径の80〜98%にして、十
分ジャケット伝熱が得られるようにするのがよい。攪拌
翼の形式としては、錨型、リボン型上下2段の広巾翼な
どが好ましい。
以下本発明の態様を第1図によって説明する。
縦型ジャケット付攪拌槽3を7ラツシヤー・タンクの代
りに用い、これに反応終了後の熱い(200〜260℃
)反応液スラリーを配管1で一定速度でフラッシングす
る。系は常圧でも実施しうるが、ジャケット加熱に水蒸
気を用いる場合、その圧力を高くする必要があり、攪拌
槽3及びジャケット4の耐圧性を上げるため、肉厚が厚
くなり、伝熱が悪くなるばかりか、装置も高価になる。
又、ジャケット加熱に水蒸気の代りに熱媒油を用いれば
上記の問題はないが、後述するバッチ・システムで、分
離操作を行う限りでは、生成粉体で高温(溶媒の沸点以
上)にさらされ、変質の点で好ましくない。
従って、操作を減圧系で行い、ジャケット加熱を8 k
g /crd a以下の水蒸気加熱にし、内温を160
℃以下にする事で装置の経済性及び品質の面からも有利
であり、一層重発明の効果が発揮される。
反応液の持込熱量で半分以上の溶媒が蒸発し、湿った粉
体は、全体的な強制攪拌で効果的なジャケット伝熱が得
られ、残留溶媒を蒸発して、粉末状固体(ポリアリーレ
ンΦサルファイド、副生ハロゲン化アルカリ金FA塩等
)になる。
粉末化された固体を均一に、全体的に攪拌するには、攪
拌翼の回転は200 RPM以下の低速攪拌が良く、好
ましくは10〜1100RPである。
パッチ・システムの場合、ブラッシングが終了してから
、減圧度を高め、吸引時間をかける小により残留溶媒を
1%以下にする裏は容易である。
又、更に残留溶媒を効果的に除去するには、粉末化末期
に少量の水蒸気を吹込み、減圧スチームストリッピング
する事により歿留溶媒分を数110PP以下にする事も
出来る。
溶媒の回収が終了したら、系を常圧に戻し、純水を加え
て、水スラリーとして、60〜80℃に加温し、水可溶
のアルカリ金属塩を溶解して、ポンプで遠心分離機・1
3に送り、固体とろ液に分離し、固体ケーキと純水15
で洗滌し、脱水の後、ケーキと再び攪拌槽に入れ、純水
を加え、リパルプして遠心分離する。
この操作を2〜3回繰返し、はぼ完全に副生アルカリ金
属塩を除去し、ケーキを乾燥工程に送る。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明によれば (1)  反応液スラリーから蒸発成分と非蒸発固体成
分の分離は、極めて簡単な装置で行うことができ、経済
性が優れる。
(2)  7ラツシヤ一畳タンク方式の如く、過熱吹込
蒸気量と反応液スラリー供給量の厳密な調節が不要で、
フラッシャ−・タンクの下部閉塞等のトラブルは皆無で
ある。
(3)  過熱水蒸気の吹込み不要で、回収溶媒を精製
蒸留する際の必要熱量が少くて済む(省エネ)(優 分
離された粉体は、攪拌により造粒され、又熱と剪断力で
かさ比重も高められ、次工程以後の取扱いが楽になる。
(5)  反応工程が連続の場合は、2個以上の複数の
攪拌槽を用い、バッチ切替えて処理するか、或いは一定
の滞留時間で底部よりスクリエーコンベヤー等で強制排
出し、直列の複数の攪拌槽で脱溶媒する連続法も可能で
ある。
以下、実施例で本発明を説明するが、実施例のみで限定
されるものではない。
「実施例」 実施例1 15Lのステンレス製オートクレーブにN−メチルピロ
リドン4825りを仕込み、攪拌加熱し120°Cで硫
化7− タ2.6水41790gを仕込み、蒸留塔を付
し、窒素気流中で200℃迄昇温し、硫化ソーダの結晶
水の1部2379を留去する。残存硫化ソーダ結晶水け
、1.6水塩相当になる。冷却し、内温120℃で上記
蒸留塔と縁切りし、Pジクロルベン922110gを加
え、窒素置換して密閉する。内温を急速に昇温し、20
0℃になりたら上昇温度をおとす。反応熱が発生してく
るので加熱をセーブして250℃で定温になるよう自動
温度調節する。5時間反応を続けると反応はほぼ終了す
る。圧力は13&g/mGである。
別の15′Lジヤケツト付ステンレス製攪拌槽で、攪拌
翼は内径の95%の錨型翼を備える。
これに第1図に示す如く冷却コンデンサー7、回収溶媒
受器10.冷却トラップ8.真空ポンプ9゜を付加した
。予めジャケット4に71cy/cyta水蒸気を通じ
、加熱し401FMで攪拌し、真空ポンプで100 T
orrに減圧している所に反応槽排出弁を開き、攪拌槽
入口弁で全量を1時間で圧入するように調節する。送液
量は回収溶媒の留tOB量で判断される。送液が終了間
近くなると反応槽の圧力がなくなるので、新にNメチル
ピロリントン2009を2回追加して反応槽及び配管内
を洗滌する。
送液終了後、減圧を徐々に高めて行き1時間吸引する。
 I Torrで内温は150〜160’Cになりた0 回収終了後系を常圧に戻す。サンプリングして歿存溶媒
量を、熱分解ガスクロ7トグラフイで測定した所、14
%以下であった。又、回収溶媒量は、仕込量合計の99
5%であった。
純水60009を加え、水スラリーとして70℃に加温
攪拌して、遠心分離機に入れ、遠心分離した。ケーキに
純水を加え′、リパルプを計5回行い、遠心分離した。
ウェットケーキ(水分25%)を150℃1時′間乾燥
し、更に時々攪拌し、260℃4時間空気中でキエアリ
ングした。
1500gのポリフェニレンスル7アイドが得られた。
比較例1 実施例1と同一装置で同一配合で反応を行い、度忘終了
後、圧を抜き冷却し、反応スラリーを取り出した。84
909あった。この内10009をとり、遠心分離機で
遠心分離し、アセトン5009で洗滌した。残留溶媒量
は28%であった。
その後水洗し、リパルプ3回を行い、前記と同様な処理
を行った。
比較例2 比較例1で作った反応スラ!J−1000gr をミニ
スプレードライヤーで300℃の熱風で処理した。溶媒
残存量は10%であった。
比較例3 比較例1で作った反応スラリー10100Oをミニスプ
レードライヤーに420℃の過熱水!気と一緒にノズル
から噴射した。溶媒残存量は5%でありた。
以上の4例について粉体特性、溶媒回収率(推定)を求
めた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施態様を示す工程図である。 図中の符号 1 反応液スラリー 2 噴霧ノズル 3 縦型ジャケット付攪拌槽 4 ジャナツト 5 攪拌翼 6、水蒸気 7 回収溶媒凝縮器 8 冷却トラップ 9 真空ポンプ 10 回収溶媒受器 11 回収溶媒ポンプ 12 水スラリーポンプ 13 遠心分離機 14 正逆転スクリューフンゝア 15 純水

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリアリーレン・サルファイド反応液スラリーから
    溶媒を回収する方法において、該反応液スラリーを縦型
    ジャケット付攪拌槽内にブラッシングし、該攪拌槽内で
    攪拌しつゝ、加熱することによる上記反応液スラリーか
    ら溶媒を回収する方法。 (2)攪拌槽内の圧力を常圧より低くする(1)項記載
    の方法。 (3)攪拌翼の径が攪拌槽の内径の80〜98%である
    (1)項または(2)項記載の方法。
JP59174106A 1984-08-23 1984-08-23 ポリアリ−レン・サルフアイド反応液スラリ−から溶媒を回収する方法 Granted JPS6153324A (ja)

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