JPS6152882A - インジエクシヨンスキ−の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は発泡性合成樹脂を充填してなるインジェクショ
ンスキーの製造方法に関する。

（従来の技術） スキーの上下面画構成部材間の間隙に発泡性合成樹脂を
充填してなるインジェクションスキーは知られている。

このインジェクションスキーの製造方法の概要は、第１
図の如く成形型１内にスキー中芯の厚さ寸法分布に相当
する間ＢＰを存してエツジ金具２を含むスキー下面構成
部材３とスキー上面構成部材４を配置し、この間隙Ｐに
発泡性合成樹脂液を注入充填することにより行う。

ところで、製造の際にはエツジ金具２を他の構成部材と
ともに合成樹脂に一体化してスキーを作り上げるためエ
ツジ金具２の位置規制は非常に重要である。

従来、このようなエツジ金具２の位置規制は通常第６図
のように、成形型における右又は左型の内壁部１ａにエ
ツジ金具２の上面に当接する押ピ　　　　−ン５をエツ
ジ金具２に沿って複数固設し、この押。

ピン５でエツジ金具２を押え付けて固定したり、或いは
第７図のように、右又は左型の内壁部１ｂの一部にエツ
ジ金具２の上面に当接する押突起６を一体形成し、この
押突起６の下面でエツジ金具２を押え付けて固定する方
法を採っていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、従来の製造方法によるエツジ金具の位置規制は
次の如き問題がある。即ち、スキー完成品の側面に押ピ
ン５或いは押突起６による穴部や凹部が残り、水等がｉ
’ｌｉ３してエツジ金具の錆を招いたり、滑走性を悪化
させてしまう。また、側面へ穴部や凹部が露出し、外観
性をも大きく損ねてしまう。

そこで、本発明は斯かる問題を解消すのもので長期の使
用によっても錆等のエツジの劣下を生ぜず、また良好な
滑走性を得るとともに、外観性良好で商品性に優れたス
キーを得ることができる特にインジェクションスキーの
製造方法を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明はインジェクションスキーの製造方法に係り、第
１図に示す如く、先ず成形型１内にスキー中芯の厚さ寸
法分布に相当する間隙Ｐを存してエツジ金具２を含むス
キー下面構成部材３とスキー上面構成部材４を配置する
とともに、このとき当該エツジ金具２を形成型１、特に
下型１ｏの内壁部１０ａに埋設した磁石２０にて吸着固
定し、この後、上記間隙Ｐ内に発泡性樹脂液を注入充虜
することによりインジェクションスキーを製造すること
を特徴とする。

（実施例） 以下には本発明に係る好適な実施例について図面を参照
して詳述する。

先ず、第１図乃至第３図を参照し、本発明方法を適用で
きる成形型について説明する。第１図は同成形型の縦断
面図、第２図は同成形型の下型の平面図、第３図は第１
図中円Ａ部の拡大図である。

成形型１ば下型１０．上型１１．及びこれら各型１０と
１１間に介在する右型１２．左型１３を備える。右型１
２及び左型１３の内側にはガイドブロック１４及び１５
を夫々備え、この各ガイドブロック１４．１５は中間部
に傾斜面１４ａ及び１５ａで段差を形成し、下部を薄肉
化する。これにより成形型１は工・ノジ金具を含むスキ
ー下部が外側へ所定幅オフセソ１−されたインジェクシ
ョンスキー　　　　　（を製造する。

一方、下型１０の内壁部１０ａには磁石（永久磁石）２
０を埋設する。磁石２０の埋設位置は第２図のようにエ
ツジ金具２に沿って所定間隔ごとに複数配し、特にスキ
ー先端（シャベル部）は間隔を密にする。磁石２０はそ
の上端面を内壁部１０ａの表面に一致させるか、若干埋
没させるか等してその埋設深さを選定する。このように
磁石２０を下型１０に埋設するため少なくとも下型１０
．右型１２．左型１３はアルミニウム合金等の非磁性材
を用いるのが望ましい（なお、従来は押ビン等を取付け
るために鉄製型を用いていた）。

次に、本発明に係るインジェクションスキーの製造方法
について説明する。

先ず、第１図の如く成形型１内において上型１１の内面
にはスキー上面構成部材４を配する。該構成部材４は上
側のＡＢＳ樹脂シート３０と下側のグラス布等を含む内
部補強材３１からなる。

一方、下型１０の内面にはスキー下面構成部材３を配す
る。該構成部材３は下側のソール材（ポリエチレン）３
２とこれより幅狭で上側に位置するグラス布等を含む内
部Ｊｉｌｉ強材３３．さらにこの両者３２．３３の側端
を挟む格好で密に配したエツジ金具２，２からなる。エ
ツジ金′！Ｌ、ｚ、２は内側上部に内方へ突出した係止
縁２ａ、２ａを有し、この係止縁２ａ、２ａと下型１０
でソール材３２を挟むとともに、各係止縁２ａと２ａ間
に内部補強材３３を介在せしめる。

この際、注目すべきことは工・ノジ金具２．２が下型１
０に埋設した磁石２０によって吸着固定ささる点である
。つまり、エツジ金具２．２の下面は磁石２０の吸引作
用によって下型１０に密接に吸着し、所定の位置決めが
なされると同時に固定される。しかも従来の如くエツジ
金具２．２の上面を押ピン或いは押突起で押え付ける等
の手段は全く不用となる。

以上の如く各構成部材３，４を配置することにより各構
成部材３と４の間にはスキー中芯の厚さ寸法分布に相当
する所定の間隙Ｐが形成される。

この後、不図示の樹脂液注入ノズルを着し込む等により
所要の樹脂液を上記間隙Ｐに注入して発泡させる公知の
手法を用いれば所望のインジェクジョンスキーを得るこ
とができる。

次に、第４図を参照し、本発明に係る第１変更実施例を
説明する。同図は第１変更実施例に係る第１図の円Ａ部
における拡大図である。第１変更実施例は第３図に示し
た実施例（基本実施例）に対し、エツジ金具２，２を上
方から押える手法を追加した点が異なる。つまり、第４
図の如くガイドブロック１４（１５も同様）にエツジ金
具２の上面の外側一部を押える水平面からなる係止面１
４ｂを段差的に形成し、この係止１４ｂの内側端から前
記（項斜面１４ａを形成するようにした。この係止面１
４ｂの幅Ｓは０．５ｍｍ前後の僅かな寸法であり、エツ
ジ金具２の長手方向に略同寸法で連続的に形成する。斯
かる係止面１４ｂの係止作用により、より確実で安定し
た位置決め固定をすることができる。しかも、係止面１
４ｂは補完的に作用するからエツジ金具２の上面の外側
一部を押えるのみで十分であり従来の如く製品に穴部や
凹部は全く生じない。

次に、第５図を参照し、本発明に係る第２変更実施例を
説明する。同図は第１変更実施例に係る第１図の円Ａ部
における拡大図である。第２変更実施例は第１変更実施
例に対しスキー下面構成部材３を変更した点が異なる。

つまり、第５図のようにエツジ金具２の係止縁２ａによ
って同一幅のソール材３２（下側）とＦＲＰ板３４（上
側）の積層部を挟むようにする。ＦＲＰ坂は特にシャベ
ル部等で曲げたときに浮き上がる可能性があり、基本実
施例に対し前述した係止面１４ｂを設げることにより、
より効果的に確実、且つ安定した位置決め固定をするこ
とができる。

なお、本発明は以上の各実施例に限定されるものではな
い。例えば磁石２０の配五、形状、大きさ等は任意であ
り、又電磁石のように吸着作用をオン−オフできるもの
であってもよい。又オフセット構造のスキーに適用した
が他の任意構造のインジェクションスキーに適用できる
し、スキーの細部構造等ば任意のものに適用できる。

（発明の効果） このように、本発明に係る製造方法は成形型内にスキー
中芯の厚さ寸法分布に相当する間隙を存してエツジ金具
を含むスキー下面構成部材とスキー上面構成部材を配置
するとともに、当該エツジ金具を成形型内壁部に埋設し
た磁石にて吸着固定し、上記間隙内に発泡性樹脂液を注
入充填することよってインジェクションスキーを得るよ
うにしたため、次の如き技術的効果を得る。

第１に、従来の如きエツジ金具を押え付ける押ピンや押
突起が不用のため製品に無用な凹部等が生ぜず、この結
果長期の使用によっても水等の浸透による錆の発生、こ
れによるエツジ金具の劣下は生ぜず、しかも滑走性にも
優れる。

第２に、外観的に凹部等が露出せず外観性を向上せしめ
ることができ、商品性に優れたインジェクションスキー
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を適用できる成形型の縦断面図、第
２図は同成形型の下型の平面図、第３図は第１図中円Ａ
部の拡大図、第４図は本発明の第１変更実施例に係る第
１図の円Ａ部における拡大図、第５図は本発明の第２変
更実施例に係るｆｊ５１図の円Ａ部における拡大図、第
６図及び第７図は従来例に係る成形型の内部斜視図であ
る。 １・・・成形型、　　２，２・・・エツジ金具。 ３・・・スキー下面構成部材、　　４・・・スキー上面
構成部材、　　　１０ａ・・・内壁部、　　２０・・・
磁石、　　Ｐ・・・間隙、　　Ｓ・・・係止面の幅。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、成形型内にスキー中芯の厚さ寸法分布に相当する間
   隙を存してエッジ金具を含むスキー下面構成部材とスキ
   ー上面構成部材を配置するとともに、前記エッジ金具を
   成形型内壁部に埋設した磁石にて吸着固定し、前記間隙
   内に発泡性樹脂液を注入充填することを特徴とするイン
   ジェクションスキーの製造方法。