JPS615158A - サイデイングボ−ド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属薄板からなる表面材と防火性を有するシー
ト状物からなる裏面材間に防火性を有するプラスチック
フオームを一体に介在させ、準不燃試験（表面試験、ボ
ックス試験）、防火構造試験に合格できると共に、軽量
にして断熱性、生産性に富むサイディングボード（以下
、単にボードという）に関するものである。

従来から使用されているこの種ボードは金属薄板を凹状
に成形した表面材の左右側壁に雄、１ｌｌｆ型連結部を
形成し、その裏面にポリウレタンフォーム、ポリイソシ
アヌレートフオーム、フェノールフオーム等を充填し、
その露出面をシート状物からなる裏面材で被覆した構造
となっている。しかしながら、この種ボードでは準不燃
試験（ＪＩＳ−八一１３２１）における表面試験には合
格するが、ボックス試験、防火試験（ＪＩＳ−Ａ−１３
０１木造下地２級）には合格できない欠点があった。そ
れは、ボックス試験においてフラッシュオーバすること
と、防火試験において裏面温度が２６０’ｃ以上になる
ことであった。特にボックス試験では目地部がらの可燃
ガスの噴出、防火試験では目地部裏面の温度上昇が最大
の弱点となっていた。

本発明はこのような欠点を除去するため、ボードの目地
部を表面材同士が確実に接触すると共に、目地部からの
ガス噴出を抑制し、がっ、プラスチックフオーム、裏面
材を防火性を有する材質で構成することによって準不燃
試験、防火試験に合格しうるボードを提案するものであ
る。

以下に、図面を用いて本発明に係るボードの一実施例に
ついて詳細に説明する。第１図は上記ボードの一例を示
す斜視図であり、上は表面材で金属薄板、例えば表面処
理鋼板、ステンレス板、ガルファン、ガルバリウム鋼板
、アルミニウム板、銅板、塩ビ鋼板、フッソ処理鋼板、
ホウロウ鋼板、制振鋼板の１種からなり、１５はプラス
チックフオーム（以下、単にフオームという）、１６は
裏面材である。さらに説明すると、表面材上は第２図に
示すように長尺状の化粧面２とその長手方向と平行な両
側縁を内方に屈曲した側壁３．４とから断面凹状に形成
した主体細工と側壁３．４の下端に形成した雄、雌型連
結部工、■とから構成したものであり、主に防火材、化
粧材、補強材、型材、不燃材、防水材として機能するも
のである。すなわち、化粧面２は平板、エンボス模様、
チップを貼着した表面構造としたものである。また、雄
型連結部工は側壁３の下端を内側方へ屈曲し、次に外側
方へ屈曲してスプリング舌片３ａを形成し、その先端を
外側方へ延ばした差込縁７とその先端を内方へ折り返し
、そのまま側壁３よりも内側まで延長した補強片８とか
ら形成し、第３図に示すようにボードＡを連結した際の
目地部Ｂからの可燃ガス、分解ガスの化粧面２側への噴
出を防止すると共に、連結構造、防火構造に対する補強
、およびフオーム形成時の型材としても機能するもので
ある。特にスプリング舌片３ａはボードＡ連結時に係合
力を強化すると共に、高熱下でも弾力が低下しないよう
に機能するものである。さらに、雌型連結部工は側壁４
の下端を内方へＵ字状に屈曲した差込溝１０とその下縁
１１を外側方へ穿設した延長部１２とその先端を外方へ
屈曲した舌片１３と延長部１２の途中に側壁４と平行に
形成した突条１４とから構成したものである。特に、差
込溝１０、舌片１３、突条１４の寸法はボードＡ間の連
結、目地部Ｂの間隔、防火、防水の関係で設定されるも
のである。

なお、表面材上の寸法は、例えば化粧面２の幅をＷｌ、
差込縁７の幅をＨ２、補強片８の幅をＨ３、補強片８の
側壁３から内側へ延びた幅をＨ４、側壁４から舌片１３
までの幅をＨ５、差込溝１０の幅をＷｃ、差込溝１０の
最奥から舌片１３までの幅をＨ７、スプリング舌片３ａ
の幅をＨ６、側壁３の高さをｈｌ、側壁４の高さをｈ２
、差込溝１０の高さをｈ３、舌片１屓突条１４の高さを
ｈ４、ｈ　５　、表面材上の板厚をｔとしたとき、Ｗ＋
−１８０〜４５０ｍ。

Ｗ２≧Ｗ’ｃ　−、Ｈ９＃Ｗ２　＋Ｈ４、Ｗ５＝Ｗ’ｓ
　−Ｈ６、またはＨ５’ｉＷ６　、Ｗ？　＃Ｗ２　＋Ｗ
ａ、ｈ＋＝ｈ２、ｈ２＋ｈｓ＝ｈ１＋ｈ３、ｈ４、ｈ５
＝１〜３１１である。また、フオーム１５は防火性、断
熱性、接着性を有するもので、例えばポリイソシアヌレ
ートフオーム、フェノールフオーム、シリコンフオーム
、変性ポリウレタンフォーム、およびこれらに長短のガ
ラス繊維、シリコン、パーライト、雲母、アスベスト、
炭素繊維、硼砂等の１種以上を添加したものであり、主
体細工の空間に充填した芯材部１５ａおよび補強片、延
長部１２よりも下方へ膨出した膨出部１５ｂとがら一体
に構成したものである。なお、膨出部１５ｂは便宜上、
区分したものであり、実質は一体物からなるものである
。また、フオーム１５の厚さは最厚部をＨｊ、補強片８
の表面から裏面までの厚さをＨ２、化粧面２の裏面から
下縁までの厚さを■１３、延長部１２の裏面から裏面ま
での厚さを［■４、側壁３から切り欠き部１７の側壁ま
での幅をＨ９とすると、ＩＩ１＝Ｈ３＋Ｈ４、Ｈ２＝Ｈ
＋　　）ＩＩ、Ｈ２＞Ｈ４、Ｗａ−Ｗｓ　　Ｈ２である
。裏面材１６はフオーム１５の露出面を被膜すると共に
、主に離型材、型材、防火材、防水材、遮熱材、ガス漏
洩防止用の不通気材として機能せしめるものである。そ
の具体例としてはアスベスト紙、ガラス繊維シート、塩
化ビニールシート、金属箔（八１２　、Ｆｅ、　Ｃｕ）
のＶ種、または２種以上、これにネット状物、防水処理
、防火処理を付加したシート状物からなるものである。

次に実施例につき説明する。

表面材上は０．２７ｍのカラー鋼板でＷ　＋　＝３６０
　ｉｎ、Ｗ　２　＝２０１１１．、Ｗ　ｓ　＝３４ｍｉ
ｉ、、Ｗ　４＃１１＋ｎ、Ｗ５＝２０１璽、　　ＷＧ＝
１３璽＊　Ｘ　　Ｗ？　　　＝３３ｍｍ、　　　ｈ　　
１　　＝　　８　　璽■、　　ｈ２−７　ｍｍ、　ｈ５
＝３．５　ｖｎａ、ｈ４＝２ｍｍ、ｈ５＝２璽１１フオ
ーム１５は原料状態で表面材上に吐出してモールアング
したポリイソシアヌレートフオーム（密度５０ｋｇ／ｃ
Ｊ）　、日本ポリウ゛レタン社製、裏面材１６はアスベ
スト紙に２０ミクロンのアルミニウム箔をラミネートし
たものである。また、ボードＡ間の目地部Ｂの幅Δｔは
７菖１としたものである。また、比較例としては表面材
上において、補強片８を除いた以外、第２図と同じ寸法
のものを用いたボードからなるものである。

そこで、両ボードに対して表面試験、ボックス試験、防
火試験を行なったところ下記のような結果になった。

Φ：　ＪＴＳ−＾−１３０１建築物の木造部分の防火試
験方法で屋外２級加熱。

◎：　ＪＩＳ−Ａ−１３２１準不燃試験の表面試験。

Ｏ：ボックス試験 以上説明したのは本発明に係るボードの一実施例にすぎ
ず、第４図（ａｌ〜（ｆ）、第５図（ａ）　〜（Ｃ）に
示すように形成することができる。なお、第４図におい
て、ＩＢはコーキング材、第５図において１９はシート
状物である。

上述したように本発明に係るボードによれば、フオーム
を用いたボードにおいて準不燃試験、ボックス試験、防
火試験に合格しうる特徴がある。

また、製造は従前とほぼ同じであり、フオームも単一品
か、それに近いものであり、大量に生産できる特徴があ
る。さらに、断熱性、強度、耐食性は従前より大きく改
善された割りにはコストアップもない利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサイディングボードの一例を示す
斜視図、第２図はその要部である表面材を示す斜視図、
第３図は上記ボードの連結状態を示す説明図、第４図（
ａｌ〜（ｆ）は表面材のその他の実施例を示す断面図、
第５図（ａ）〜ｔｃ＋はサイディングボードのその他の
実施例を示す説明図である。 上・・・表面材、３ａ・・・スプリング舌片、１５・・
・プラスチックフオーム、１６・・・裏面材。 特許出願人　株式会社アイジー技術研究所篤　　／　　
図 ダ′ 為　Ｚ　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）長尺状の化粧面と該化粧面の長手方向と平行な両
   側縁を内方に屈曲した側壁とから断面凹状に形成した主
   体部と、上記側壁の両側壁下端に形成した雄、雌型連結
   部とからなる表面材と、上記表面材の主体部、および雄
   、雌型連結部から下方に膨出させて一体に充填したプラ
   スチックフォームと、該フォームの露出面をシート状物
   からなる裏面材で被覆したサイディングボードにおいて
   、前記雄型連結部は前記側壁の１つの下端を内側方へ、
   次に外側方へ屈曲してスプリング舌片を形成すると共に
   、その先端を外側方へ突出した差込縁と、該差込縁の先
   端を内方へ折り返して前記プラスチックフォームの一側
   壁上端まで延ばした補強片とから形成し、また雌型連結
   部は前記主体の他側壁下端を内方へＵ字状に屈曲して上
   記雄型連結部を嵌挿する係合溝とその下端を外側方へ水
   平に突出した延長部とその途中に前記側壁と平行に穿設
   した突条と前記延長部の先端を外方へ屈曲した舌片とか
   ら構成し、かつ、前記裏面材は防火性を有するシート状
   物で形成したことを特徴とするサイディングボード。