JPS6150804B2 - - Google Patents
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- JPS6150804B2 JPS6150804B2 JP57194983A JP19498382A JPS6150804B2 JP S6150804 B2 JPS6150804 B2 JP S6150804B2 JP 57194983 A JP57194983 A JP 57194983A JP 19498382 A JP19498382 A JP 19498382A JP S6150804 B2 JPS6150804 B2 JP S6150804B2
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- JP
- Japan
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- compressor
- vehicle
- room temperature
- engine
- control circuit
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両用冷房装置に関するもので、主
としてバスなどの大型車両に用いて好適なもので
ある。
としてバスなどの大型車両に用いて好適なもので
ある。
従来、この種の冷房装置では、冷房能力の制御
方法として、凝縮装置で凝縮した冷媒の一部を圧
縮機に直接戻すバイパス方式、或いは電磁クラツ
チの断続により、圧縮機の作動を制御する、いわ
ゆる圧縮機オンオフコントロール方式等が提案さ
れている。しかし、前者の方式では能力コントロ
ール幅に制限があり、しかも冷房能力が低下して
も圧縮機を駆動するエンジンの動力が低下しない
という大きな欠点がある。一方、後者の方式で
は、圧縮機作動の断続を行ない、平均的な能力を
コントロールするために、上記動力の低下は見込
めるが、その反面冷風吹出温度のハンチングが大
きく冷房フイーリングが劣るという欠点がある。
方法として、凝縮装置で凝縮した冷媒の一部を圧
縮機に直接戻すバイパス方式、或いは電磁クラツ
チの断続により、圧縮機の作動を制御する、いわ
ゆる圧縮機オンオフコントロール方式等が提案さ
れている。しかし、前者の方式では能力コントロ
ール幅に制限があり、しかも冷房能力が低下して
も圧縮機を駆動するエンジンの動力が低下しない
という大きな欠点がある。一方、後者の方式で
は、圧縮機作動の断続を行ない、平均的な能力を
コントロールするために、上記動力の低下は見込
めるが、その反面冷風吹出温度のハンチングが大
きく冷房フイーリングが劣るという欠点がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、
圧縮機として可変容量型圧縮機を使用し、車室内
温度を検出し、その検出温度に応じて、大容量か
ら小容量まで冷房負荷に見合つた圧縮機容量を自
動的に選択し、車室温を常に一定に保つと同時
に、その時々の必要冷房能力に応じて圧縮機の駆
動動力を低下させ、車両エンジンの燃費低減に寄
与できる車両用冷房装置を提供することを目的と
する。
圧縮機として可変容量型圧縮機を使用し、車室内
温度を検出し、その検出温度に応じて、大容量か
ら小容量まで冷房負荷に見合つた圧縮機容量を自
動的に選択し、車室温を常に一定に保つと同時
に、その時々の必要冷房能力に応じて圧縮機の駆
動動力を低下させ、車両エンジンの燃費低減に寄
与できる車両用冷房装置を提供することを目的と
する。
以下本発明を図示の実施例に基いて詳述する。
本実施例はバス車両に適用した例を示すものであ
つて、第1図に本発明の全体システムを示す。1
は圧縮機で、必要に応じて吐出容量を可変できる
様に構成されており、本例では容量可変用の2個
の電気作動装置20,21を具備している。2は
凝縮ユニツトで、凝縮器2a、この凝縮器2aの
空気上流側に設けられ凝縮した液冷媒を過冷却す
るための過冷却器2bと、それらを冷却するため
の2個の送風フアン2c,2dとを備えており、
送風フアン2c,2dはそれぞれモータ2e,2
fにより駆動される。3は受液器、4はサイクル
内の水分を除去するたるのドライヤである。5は
冷却ユニツトで、バス車両の車室内天井部に設置
されており、蒸発器5aと、高圧の液冷媒を断続
膨張させるための膨張弁5bと、車室内空気を蒸
発器5aに送給するための2個の送風フアン5
c,5dとを備えており、送風フアン5c,5d
はそれぞれモータ5e,5fにより駆動される。
6は車両走行用メインエンジンで、クランクシヤ
フトプーリ6aからベルト6bを介して圧縮機1
を駆動する。ここで、圧縮機1には電磁クラツチ
22が備えられている。7はエンジン(デイーゼ
ルエンジン)6の燃料噴射ポンプのスロツトルレ
バーを示し、このレバー7の開度は、運転席に設
けられているアクセルペダルの踏み込み量と1対
1に対応している。8はアクセル連動スイツチ
で、アクセルレバー開度が85〜90%以上になる
と、換言すればアクセルペダルの踏み込み量が85
%〜90%以上になると、内部の電気スイツチが導
通するようになつている。9は車載バツテリ充電
用発電機で、同じくメインエンジン6のクランク
プーリ6aよりベルト6bを介して駆動される。
10は車室内(通常は蒸発器5aのフアン5cの
車室内空気吸入口)に設けられた車室温センサ
で、車室内温度を検出するためのものであり、サ
ーミスタよりなる。11は希望する車室温を設定
するための温度設定器で、可変抵抗よりなる。1
2は本発明による制御回路ユニツトである。
本実施例はバス車両に適用した例を示すものであ
つて、第1図に本発明の全体システムを示す。1
は圧縮機で、必要に応じて吐出容量を可変できる
様に構成されており、本例では容量可変用の2個
の電気作動装置20,21を具備している。2は
凝縮ユニツトで、凝縮器2a、この凝縮器2aの
空気上流側に設けられ凝縮した液冷媒を過冷却す
るための過冷却器2bと、それらを冷却するため
の2個の送風フアン2c,2dとを備えており、
送風フアン2c,2dはそれぞれモータ2e,2
fにより駆動される。3は受液器、4はサイクル
内の水分を除去するたるのドライヤである。5は
冷却ユニツトで、バス車両の車室内天井部に設置
されており、蒸発器5aと、高圧の液冷媒を断続
膨張させるための膨張弁5bと、車室内空気を蒸
発器5aに送給するための2個の送風フアン5
c,5dとを備えており、送風フアン5c,5d
はそれぞれモータ5e,5fにより駆動される。
6は車両走行用メインエンジンで、クランクシヤ
フトプーリ6aからベルト6bを介して圧縮機1
を駆動する。ここで、圧縮機1には電磁クラツチ
22が備えられている。7はエンジン(デイーゼ
ルエンジン)6の燃料噴射ポンプのスロツトルレ
バーを示し、このレバー7の開度は、運転席に設
けられているアクセルペダルの踏み込み量と1対
1に対応している。8はアクセル連動スイツチ
で、アクセルレバー開度が85〜90%以上になる
と、換言すればアクセルペダルの踏み込み量が85
%〜90%以上になると、内部の電気スイツチが導
通するようになつている。9は車載バツテリ充電
用発電機で、同じくメインエンジン6のクランク
プーリ6aよりベルト6bを介して駆動される。
10は車室内(通常は蒸発器5aのフアン5cの
車室内空気吸入口)に設けられた車室温センサ
で、車室内温度を検出するためのものであり、サ
ーミスタよりなる。11は希望する車室温を設定
するための温度設定器で、可変抵抗よりなる。1
2は本発明による制御回路ユニツトである。
第2図は上記した圧縮機1の可変容量機構の一
例を概略図示するもので、22a、23b,23
cはピストンで、シリンダ24a,24b,24
c内で冷媒の吸入、吐出を行うピストンを示し、
図示の例では中央と左右の3箇所に設けられてい
る。25は吐出弁、26は吸入弁をそれぞれ示
す。左、右のピストン23a,23bに対応して
前記電気作動装置20,21が設けられている。
この電気作動装置20,21は電磁弁構造からな
るものであつて、励磁コイル20a,21aと、
この励磁コイル20a,21aへの通電により吸
引される磁性体製のプランジヤ20b,21b
と、このプランジヤ復帰用のスプリング20c,
21cとを有しており、前記プランジヤ20b,
21bにより高圧側冷媒通路27と低圧側冷媒通
路28との間を開閉する。高圧側冷媒通路27
は、絞り29を介して圧縮機吐出側空間30に連
通している。また、低圧側冷媒通路28は圧縮機
吸入側空間31に連通している。32,33は有
底円筒形状からなる差圧弁で、その内外の冷媒圧
力差によつて作動し、左右のシリンダ34a,3
4bへの冷媒吸入通路34,35を開閉する。3
6,37は弁復帰用の引張りスプリングである。
なお、第2図中、1点鎖線部Aは低圧側冷媒の存
在している領域を示し、黒点部Bはいずれも高圧
側冷媒の存在を示している領域を示す。各ピスト
ン23a,23b,23cはそれぞれコンロツド
38a,38b,38cを介してクランクシヤフ
ト(図示せず)に連結されて、往復動される。第
2図では、説明の便宜のため、3個のシリンダ2
4a,24b,24cを持つ3気筒圧縮機1を図
示しているが、実際は各シリンダ24a,24
b,24cがそれぞれ2個づつ一体に構成され、
各一対のシリンダは冷媒吸入通路34,35は一
体になつているので、差圧弁32,33はそれぞ
れ2つのシリンダへの冷媒吸入作用を断続できる
ことになる。
例を概略図示するもので、22a、23b,23
cはピストンで、シリンダ24a,24b,24
c内で冷媒の吸入、吐出を行うピストンを示し、
図示の例では中央と左右の3箇所に設けられてい
る。25は吐出弁、26は吸入弁をそれぞれ示
す。左、右のピストン23a,23bに対応して
前記電気作動装置20,21が設けられている。
この電気作動装置20,21は電磁弁構造からな
るものであつて、励磁コイル20a,21aと、
この励磁コイル20a,21aへの通電により吸
引される磁性体製のプランジヤ20b,21b
と、このプランジヤ復帰用のスプリング20c,
21cとを有しており、前記プランジヤ20b,
21bにより高圧側冷媒通路27と低圧側冷媒通
路28との間を開閉する。高圧側冷媒通路27
は、絞り29を介して圧縮機吐出側空間30に連
通している。また、低圧側冷媒通路28は圧縮機
吸入側空間31に連通している。32,33は有
底円筒形状からなる差圧弁で、その内外の冷媒圧
力差によつて作動し、左右のシリンダ34a,3
4bへの冷媒吸入通路34,35を開閉する。3
6,37は弁復帰用の引張りスプリングである。
なお、第2図中、1点鎖線部Aは低圧側冷媒の存
在している領域を示し、黒点部Bはいずれも高圧
側冷媒の存在を示している領域を示す。各ピスト
ン23a,23b,23cはそれぞれコンロツド
38a,38b,38cを介してクランクシヤフ
ト(図示せず)に連結されて、往復動される。第
2図では、説明の便宜のため、3個のシリンダ2
4a,24b,24cを持つ3気筒圧縮機1を図
示しているが、実際は各シリンダ24a,24
b,24cがそれぞれ2個づつ一体に構成され、
各一対のシリンダは冷媒吸入通路34,35は一
体になつているので、差圧弁32,33はそれぞ
れ2つのシリンダへの冷媒吸入作用を断続できる
ことになる。
第3図は前記した制御回路ユニツト12を含む
全体の電気回路を示すもので、40は車両エンジ
ン6によつて駆動される発電機9の発生する交流
波形が入力されるエンジン回転数検出回路で、そ
の入力端子に加わるエンジン回転数に応じた周波
数のパルス状信号を直流電圧に変化する公知の周
波数―電圧(F―V)変換回路と、この回路の出
力電圧と基準電圧とを比較する公知の比較回路と
よりなるものである。このエンジン回転数検出回
路40はエンジン6の回転数が設定値SB1(例え
ば約700rpm)以下に低下すると、すなわちアイ
ドリング状態になると、“0”の出力信号を出
し、一方エンジン6の回転数が設定値SB2(例え
ば約760rpm)以上に上昇すると、“1”レベルの
出力信号を出すように構成されている。
全体の電気回路を示すもので、40は車両エンジ
ン6によつて駆動される発電機9の発生する交流
波形が入力されるエンジン回転数検出回路で、そ
の入力端子に加わるエンジン回転数に応じた周波
数のパルス状信号を直流電圧に変化する公知の周
波数―電圧(F―V)変換回路と、この回路の出
力電圧と基準電圧とを比較する公知の比較回路と
よりなるものである。このエンジン回転数検出回
路40はエンジン6の回転数が設定値SB1(例え
ば約700rpm)以下に低下すると、すなわちアイ
ドリング状態になると、“0”の出力信号を出
し、一方エンジン6の回転数が設定値SB2(例え
ば約760rpm)以上に上昇すると、“1”レベルの
出力信号を出すように構成されている。
41は車室温制御回路で、前記した車室温セン
サ10および温度設定器11の信号が入力される
ようになつており、この両者10,11の接続点
Zの電位の変化に応じて3つの出力41a,41
b,41cを出す。すなわち、第1の出力41a
は車室温が設定値TA2以上で“1”レベルとな
り、設定値TA1以下で“0”レベルとなる。第2
の出力41bは設定値TB2以上で“1”レベルと
なり、設定値TB1以下で“0”レベルとなる。第
3の出力41cは設定値TC2以上で“1”レベル
となり、設定値TC1以下で“0”レベルとなる。
サ10および温度設定器11の信号が入力される
ようになつており、この両者10,11の接続点
Zの電位の変化に応じて3つの出力41a,41
b,41cを出す。すなわち、第1の出力41a
は車室温が設定値TA2以上で“1”レベルとな
り、設定値TA1以下で“0”レベルとなる。第2
の出力41bは設定値TB2以上で“1”レベルと
なり、設定値TB1以下で“0”レベルとなる。第
3の出力41cは設定値TC2以上で“1”レベル
となり、設定値TC1以下で“0”レベルとなる。
上記の車室温制御回路41の3つの出力41
a,41b,41bは、後段の論理回路群42を
介して、電磁クラツチ制御用リレー43および前
記圧縮機1の2つの電気作動装置20,21の通
電を制御するようになつている。これらの関係
は、添付の第4図に示すごとく定めてある。第4
図において、T0は温度設定器11による設定温
度で、例えば22℃〜28℃の範囲で設定できるよう
になつており、またTA1とTA2、TB1とTB2、
TC1とTC2の各温度ヒステリシスは例えば1.5℃
程度が好ましい。
a,41b,41bは、後段の論理回路群42を
介して、電磁クラツチ制御用リレー43および前
記圧縮機1の2つの電気作動装置20,21の通
電を制御するようになつている。これらの関係
は、添付の第4図に示すごとく定めてある。第4
図において、T0は温度設定器11による設定温
度で、例えば22℃〜28℃の範囲で設定できるよう
になつており、またTA1とTA2、TB1とTB2、
TC1とTC2の各温度ヒステリシスは例えば1.5℃
程度が好ましい。
また、第4図の作動モードにおいて、FULLモ
ードは圧縮機1の全気筒(6気筒)が作動するモ
ードであり、2/3モードは4気筒が作動し、2
気筒が休止するモードであり、1/3モードは2
気筒が作動し、4気筒が休止するモードであり、
OFFモードは電磁クラツチ22が切れ、圧縮機
1が完全に停止するモードである。
ードは圧縮機1の全気筒(6気筒)が作動するモ
ードであり、2/3モードは4気筒が作動し、2
気筒が休止するモードであり、1/3モードは2
気筒が作動し、4気筒が休止するモードであり、
OFFモードは電磁クラツチ22が切れ、圧縮機
1が完全に停止するモードである。
前記した論理回路群42には、2/3作動モー
ドにおいて2つの電気作動装置20,21のいず
れか一方への通電を交互に行うための交互通電選
択回路44が備えられている。これは、2つの装
置20,21への通電断続を均等に行つて圧縮機
各部の耐久性等に支障が生じないようにするため
である。
ドにおいて2つの電気作動装置20,21のいず
れか一方への通電を交互に行うための交互通電選
択回路44が備えられている。これは、2つの装
置20,21への通電断続を均等に行つて圧縮機
各部の耐久性等に支障が生じないようにするため
である。
また、論理回路群42の出力は、別の論理回路
群45を介して、冷房表示灯46、1/3モード
表示灯47、2/3モード表示灯48、FULLモ
ード表示灯49をそれぞれ点火制御するようにな
つている。
群45を介して、冷房表示灯46、1/3モード
表示灯47、2/3モード表示灯48、FULLモ
ード表示灯49をそれぞれ点火制御するようにな
つている。
上記論理回路群45の出力とエンジン回転数検
出回路40の出力が入力される論理回路群50が
設けられており、この論理回路群50の出力によ
つて凝縮器フアンモータ制御回路51が制御され
る。更に、この制御回路51の出力と、前記リレ
ー43の接点43aとによつて駆動されるリレー
回路群52が制御回路ユニツト12の外部に設け
られている。このリレー回路群52には、3つの
リレー53,54,55が備えられており、各リ
レー53,54,55はそれぞれ、吸引コイル5
3a,54a,55aと、保持コイル53b,5
4b,55bと接点53c,54c,55cとか
ら構成され、この接点53c,54c,55cの
開閉により2つのモータ2e,2fの直並列の接
続関係を切替えて、モータ回転数を切替えるよう
になつている。
出回路40の出力が入力される論理回路群50が
設けられており、この論理回路群50の出力によ
つて凝縮器フアンモータ制御回路51が制御され
る。更に、この制御回路51の出力と、前記リレ
ー43の接点43aとによつて駆動されるリレー
回路群52が制御回路ユニツト12の外部に設け
られている。このリレー回路群52には、3つの
リレー53,54,55が備えられており、各リ
レー53,54,55はそれぞれ、吸引コイル5
3a,54a,55aと、保持コイル53b,5
4b,55bと接点53c,54c,55cとか
ら構成され、この接点53c,54c,55cの
開閉により2つのモータ2e,2fの直並列の接
続関係を切替えて、モータ回転数を切替えるよう
になつている。
前記リレー43の接点43aを通して電源が供
給される電磁クラツチ22には、エンジン6のア
イドルアツプ装置の電磁弁56が並列接続されて
いる。
給される電磁クラツチ22には、エンジン6のア
イドルアツプ装置の電磁弁56が並列接続されて
いる。
57は冷却ユニツト5の蒸発器5aの空気吹出
口に設置された吹出口温度センサで、サーミスタ
よりなるものであり、その検出信号は吹出口温度
制御回路58に入力される。この制御回路58は
設定温度TE例えば19℃の上下で“0”、“1”信
号を出す第1の出力58aと、設定温度TD1例え
ば5℃と設定温度TD2例えば3℃とにより
“0”、“1”信号を出す第2の出力58bを持つ
ている。冷房装置の作動モードがOFFモードに
なつている条件下において、吹出口温度が上記設
定温度TEより上昇して、第1の出力58aが
“1”レベルとなると、車室温信号に優先して、
作動モードを強制的に1/3モードに復帰させ
る。これにより、車室内への吹出温度の変動を減
少させる。
口に設置された吹出口温度センサで、サーミスタ
よりなるものであり、その検出信号は吹出口温度
制御回路58に入力される。この制御回路58は
設定温度TE例えば19℃の上下で“0”、“1”信
号を出す第1の出力58aと、設定温度TD1例え
ば5℃と設定温度TD2例えば3℃とにより
“0”、“1”信号を出す第2の出力58bを持つ
ている。冷房装置の作動モードがOFFモードに
なつている条件下において、吹出口温度が上記設
定温度TEより上昇して、第1の出力58aが
“1”レベルとなると、車室温信号に優先して、
作動モードを強制的に1/3モードに復帰させ
る。これにより、車室内への吹出温度の変動を減
少させる。
また、作動モードがFULLモードになつている
条件下において、吹出口温度が上記設定温度TD2
より低下して、第2の出力58bが“1”レベル
になると、車室温信号に優先して、作動モードを
強制的に2/3モードに切替え、蒸発器5aのフ
ロスト防止を行う。ここで、蒸発器5aのフロス
トはFULLモードにおいて最も生じやすいのであ
るが、必要に応じて、上記第2の出力58bによ
り2/3モード→1/3モード、1/3モード
OFFモードの切替えを行うようにしてもよい。
条件下において、吹出口温度が上記設定温度TD2
より低下して、第2の出力58bが“1”レベル
になると、車室温信号に優先して、作動モードを
強制的に2/3モードに切替え、蒸発器5aのフ
ロスト防止を行う。ここで、蒸発器5aのフロス
トはFULLモードにおいて最も生じやすいのであ
るが、必要に応じて、上記第2の出力58bによ
り2/3モード→1/3モード、1/3モード
OFFモードの切替えを行うようにしてもよい。
59は第1図に示す冷凍サイクルの高圧側圧力
の異常上昇によつて閉じる高圧スイツチ、60は
冷凍サイクルの低圧側圧力の異常低下によつて閉
じる低圧スイツチであり、この両圧力スイツチ5
9,60のいずれか一方が閉じると、論理回路群
42を介して強制的に作動モードをOFFモード
とし、冷凍サイクルの保護を図るようになつてい
る。同時に、凝縮器フアンモータ2e,2fを停
止し、圧力異常ランプ61を点灯するようになつ
ている。
の異常上昇によつて閉じる高圧スイツチ、60は
冷凍サイクルの低圧側圧力の異常低下によつて閉
じる低圧スイツチであり、この両圧力スイツチ5
9,60のいずれか一方が閉じると、論理回路群
42を介して強制的に作動モードをOFFモード
とし、冷凍サイクルの保護を図るようになつてい
る。同時に、凝縮器フアンモータ2e,2fを停
止し、圧力異常ランプ61を点灯するようになつ
ている。
圧力スイツチ59,60の閉成によるOFFモ
ードの解除は、冷房スイツチ62を一旦解放し
て、制御回路ユニツト12への電源供給を遮断す
る必要がある。
ードの解除は、冷房スイツチ62を一旦解放し
て、制御回路ユニツト12への電源供給を遮断す
る必要がある。
前記したアクセル連動スイツチ8の信号は、論
理回路群63を介して、論理回路群42に加えら
れるようになつており、スイツチ8が閉じると、
冷房装置の作動モードを1/3モードに設定する
ようになつている。論理回路群63にはタイマー
回路64が備えられており、このタイマー回路6
4は所定時間T1(例えば4秒)の出力を出すも
のであつて、この所定時間T1の間では車両の変
速機ギヤを1速から最高速までシフトアツプする
場合のごとくアクセルペダルの踏み込み量が一時
的に減少しても、連続的にエンジン高負荷時コン
トロールを行つて、1/3モードの状態を継続す
る。
理回路群63を介して、論理回路群42に加えら
れるようになつており、スイツチ8が閉じると、
冷房装置の作動モードを1/3モードに設定する
ようになつている。論理回路群63にはタイマー
回路64が備えられており、このタイマー回路6
4は所定時間T1(例えば4秒)の出力を出すも
のであつて、この所定時間T1の間では車両の変
速機ギヤを1速から最高速までシフトアツプする
場合のごとくアクセルペダルの踏み込み量が一時
的に減少しても、連続的にエンジン高負荷時コン
トロールを行つて、1/3モードの状態を継続す
る。
アクセル連動スイツチ8には手動操作される切
替スイツチ65が並列的に接続されており、この
切替スイツチ65が閉成されている時は上記した
エンジン高負荷時コントロールが行われるが、こ
の切替スイツチ65を開放すると、スイツチ8の
如何にかかわらずエンジン高負荷時コントロール
を行わない。つまり、加速時や登坂走行時のごと
きエンジン高負荷時であつても、切替スイツチ6
5のオフにより、車室温に応じた作動モードが選
択される。66は車両のライトスイツチで、この
ライトスイツチ66の信号とエンジン回転数検出
回路40の信号が論理回路群67に加えられ、シ
ーズンオフ(すなわち冷房スイツチ62のオフ
時)においても、ライトスイツチ66が投入さ
れ、かつエンジン回転数がSB1(700ppm)以下
のアイドル状態であると、論理回路群67内のタ
イマー回路68によつて、所定時間T2(例えば
5秒)の間、圧縮機1をFULLモードで自動的に
作動させる。これは、シーズンオフにおける圧縮
機1の軸受部のロツクを防止したり、各部への潤
滑油供給を行つて、圧縮機1の寿命延長を図る上
で、有効である。
替スイツチ65が並列的に接続されており、この
切替スイツチ65が閉成されている時は上記した
エンジン高負荷時コントロールが行われるが、こ
の切替スイツチ65を開放すると、スイツチ8の
如何にかかわらずエンジン高負荷時コントロール
を行わない。つまり、加速時や登坂走行時のごと
きエンジン高負荷時であつても、切替スイツチ6
5のオフにより、車室温に応じた作動モードが選
択される。66は車両のライトスイツチで、この
ライトスイツチ66の信号とエンジン回転数検出
回路40の信号が論理回路群67に加えられ、シ
ーズンオフ(すなわち冷房スイツチ62のオフ
時)においても、ライトスイツチ66が投入さ
れ、かつエンジン回転数がSB1(700ppm)以下
のアイドル状態であると、論理回路群67内のタ
イマー回路68によつて、所定時間T2(例えば
5秒)の間、圧縮機1をFULLモードで自動的に
作動させる。これは、シーズンオフにおける圧縮
機1の軸受部のロツクを防止したり、各部への潤
滑油供給を行つて、圧縮機1の寿命延長を図る上
で、有効である。
69は車室内に吹出される冷風の風量を切替え
る風量切替スイツチで、OFF、Lo、Me、Hiの4
位置に手動操作される。70はスイツチ69が
OFF以外に位置に投入されると点灯する送風表
示灯、71〜76は風量切替用のリレーで、それ
ぞれ接点71a〜76aを開閉して、蒸発器送風
フアンモータ5e,5fの回転数を切替える。
る風量切替スイツチで、OFF、Lo、Me、Hiの4
位置に手動操作される。70はスイツチ69が
OFF以外に位置に投入されると点灯する送風表
示灯、71〜76は風量切替用のリレーで、それ
ぞれ接点71a〜76aを開閉して、蒸発器送風
フアンモータ5e,5fの回転数を切替える。
77は車載の電源バツテリである。
第5図はバス車両の運転席近傍に設置される冷
房制御パネル80を示すもので、第3図で示した
各機器が図示のごとく設置されている。図中、1
1′は温度設定器11の設定温度目盛である。
房制御パネル80を示すもので、第3図で示した
各機器が図示のごとく設置されている。図中、1
1′は温度設定器11の設定温度目盛である。
次に、上記構成において作動を説明する。ま
ず、第1図により冷房装置の基本的作動について
述べると、車両用メインエンジン6で駆動される
圧縮機1により高圧高温のガス冷媒が吐出され、
このガス冷媒は、凝縮器2aで冷却され液化し、
受液器3に入る。ここで、液冷媒のみドライヤ4
に送給され、次いで凝縮器2aの空気流入側に一
体厚生された過冷却器2bに送られ、ここで過冷
却された後、冷却ユニツト5に送られ、膨張弁5
bで断続膨張して、蒸発器5aに入る。この蒸発
器5a内では、送風器5c,5dにより送給され
た車室内空気と潜熱交換され、ガス状冷媒となつ
て再び圧縮機1に送り込まれる。蒸発器5aで冷
やされた室内空気は、車両室内に設けられたダク
ト(図示せず)に導かれ、室内に均一に分配され
冷房を行う。
ず、第1図により冷房装置の基本的作動について
述べると、車両用メインエンジン6で駆動される
圧縮機1により高圧高温のガス冷媒が吐出され、
このガス冷媒は、凝縮器2aで冷却され液化し、
受液器3に入る。ここで、液冷媒のみドライヤ4
に送給され、次いで凝縮器2aの空気流入側に一
体厚生された過冷却器2bに送られ、ここで過冷
却された後、冷却ユニツト5に送られ、膨張弁5
bで断続膨張して、蒸発器5aに入る。この蒸発
器5a内では、送風器5c,5dにより送給され
た車室内空気と潜熱交換され、ガス状冷媒となつ
て再び圧縮機1に送り込まれる。蒸発器5aで冷
やされた室内空気は、車両室内に設けられたダク
ト(図示せず)に導かれ、室内に均一に分配され
冷房を行う。
一方、所定の温度(予め温度設定器11により
設定された温度)になると、それ以上、室内を冷
房する必要はないため、車室温センサ10の抵抗
変化により、制御回路ユニツト12を介して、冷
房能力を制御(低下させる)するために、圧縮機
1の容量をコントロールする。
設定された温度)になると、それ以上、室内を冷
房する必要はないため、車室温センサ10の抵抗
変化により、制御回路ユニツト12を介して、冷
房能力を制御(低下させる)するために、圧縮機
1の容量をコントロールする。
この圧縮機1の容量を変化するシステムについ
て以下説明する。前述した第4図において、温度
設定器11の設定温度T0と車室温との関係か
ら、制御回路ユニツト12がFULLモードを選定
した場合には、リレー43に通電され、接点43
aが閉じるので、電磁クラツチ22が接続され、
また電磁弁56によつて車両エンジン6のアイド
ルアツプ(例えば550rpmに上昇させる)が行わ
れる。ここで、エンジン回転数検出回路40の信
号が論理回路群42に加えられることによつて、
エンジン回転数がSB1(700rpm)以下のアイド
ル状態でのみリレー43に通電して電磁クラツチ
22が接続されるようにしてある。上記の電磁ク
ラツチ22の接続と同時に、圧縮機1の2つの電
気作動装置20,21に通電される。すると、第
2図において、励磁コイル20a,21aの電磁
力によりプランジヤ20b,21bがスプリング
20c,21cのバネ力に打ち勝つて図の上に移
動するので、通路27と通路28間が連通する。
この結果、中央部のピストン38cにより圧縮さ
れた高圧ガス冷媒が通路27を通つて低圧室に流
れる。その場合、この通路27の途中に設けられ
た絞り部29により高圧冷媒が減圧されるので、
差圧弁32,33内の圧力もほぼ低圧側と同程度
の圧力に下がる。従つて、スプリング36,37
により、差圧弁32,33が上方に引つ張られ、
ピストン吸入通路34,35が開放されて、通常
通り冷媒の吸入、圧縮を行う。従つて、圧縮機1
の全気筒が通常通り作動して、最大の吐出容量と
なる。
て以下説明する。前述した第4図において、温度
設定器11の設定温度T0と車室温との関係か
ら、制御回路ユニツト12がFULLモードを選定
した場合には、リレー43に通電され、接点43
aが閉じるので、電磁クラツチ22が接続され、
また電磁弁56によつて車両エンジン6のアイド
ルアツプ(例えば550rpmに上昇させる)が行わ
れる。ここで、エンジン回転数検出回路40の信
号が論理回路群42に加えられることによつて、
エンジン回転数がSB1(700rpm)以下のアイド
ル状態でのみリレー43に通電して電磁クラツチ
22が接続されるようにしてある。上記の電磁ク
ラツチ22の接続と同時に、圧縮機1の2つの電
気作動装置20,21に通電される。すると、第
2図において、励磁コイル20a,21aの電磁
力によりプランジヤ20b,21bがスプリング
20c,21cのバネ力に打ち勝つて図の上に移
動するので、通路27と通路28間が連通する。
この結果、中央部のピストン38cにより圧縮さ
れた高圧ガス冷媒が通路27を通つて低圧室に流
れる。その場合、この通路27の途中に設けられ
た絞り部29により高圧冷媒が減圧されるので、
差圧弁32,33内の圧力もほぼ低圧側と同程度
の圧力に下がる。従つて、スプリング36,37
により、差圧弁32,33が上方に引つ張られ、
ピストン吸入通路34,35が開放されて、通常
通り冷媒の吸入、圧縮を行う。従つて、圧縮機1
の全気筒が通常通り作動して、最大の吐出容量と
なる。
上記FULLモードの作動により、車室温が低下
して、制御回路ユニツト12が2/3モードを選
択すると、2つの電気作動装置20,21のいず
れか一方例えば装置21への通電が遮断される。
すると、励磁コイル21aの電磁力が消滅するの
で、プランジヤ21bがスプリング21cへの反
力により図の下方へ押し下げられ、高圧側通路2
7と低圧側通路28との間が遮断される。これに
より、差圧弁33内の圧力が高圧になり、スプリ
ング37のバネ力に打ち勝つて、差圧弁33が下
方に押し下げられ吸入通路35を閉じる。その結
果、左側ピストン23bへの吸入ガスが遮断さ
れ、吸入、圧縮仕事が中断され、圧縮機1の吐出
容量は2/3になる。
して、制御回路ユニツト12が2/3モードを選
択すると、2つの電気作動装置20,21のいず
れか一方例えば装置21への通電が遮断される。
すると、励磁コイル21aの電磁力が消滅するの
で、プランジヤ21bがスプリング21cへの反
力により図の下方へ押し下げられ、高圧側通路2
7と低圧側通路28との間が遮断される。これに
より、差圧弁33内の圧力が高圧になり、スプリ
ング37のバネ力に打ち勝つて、差圧弁33が下
方に押し下げられ吸入通路35を閉じる。その結
果、左側ピストン23bへの吸入ガスが遮断さ
れ、吸入、圧縮仕事が中断され、圧縮機1の吐出
容量は2/3になる。
冷房熱負荷が小さくて、2/3モードにおいて
もなお、車室温が低下すると、制御回路ユニツト
12が1/3モードを選択して、2つの電気作動
装置20,21への通電をともに遮断する。する
と、左右の差圧弁32,33がともに吸入通路3
4,35を閉じるので、左右のピストン23a,
23bがともに吸入、圧縮仕事を中断し、圧縮機
1の吐出容量が1/3となる。
もなお、車室温が低下すると、制御回路ユニツト
12が1/3モードを選択して、2つの電気作動
装置20,21への通電をともに遮断する。する
と、左右の差圧弁32,33がともに吸入通路3
4,35を閉じるので、左右のピストン23a,
23bがともに吸入、圧縮仕事を中断し、圧縮機
1の吐出容量が1/3となる。
冷房負荷が非常に小さくて、車室温が更に低下
する場合には、制御回路ユニツト12がOFFモ
ードを選択して、リレー43への通電を遮断する
ので、電磁クラツチ22が切れ圧縮機1が停止す
る。これにより、冷房能力が零となり、フアン5
c,5dによる送風のみが行われる。そして、車
室温が徐々に上昇し、第4図のTA2に達する
と、Y/3モードに移行する。
する場合には、制御回路ユニツト12がOFFモ
ードを選択して、リレー43への通電を遮断する
ので、電磁クラツチ22が切れ圧縮機1が停止す
る。これにより、冷房能力が零となり、フアン5
c,5dによる送風のみが行われる。そして、車
室温が徐々に上昇し、第4図のTA2に達する
と、Y/3モードに移行する。
上記のごとく、作動モードを自動的に選択し、
切替えることにより、車室温の自動制御が行われ
る。
切替えることにより、車室温の自動制御が行われ
る。
一方、凝縮器フアンモータ制御回路51の入力
トランジスタ51aのベースには、1/3モード
の時、2/3モードであつて、かつエンジン回転
数がSB1以下のアイドル回転数である時、および
FULLモードで、かつエンジン回転数がSB1以下
のアイドル回転数であつて、更にライトスイツチ
66が投入されている時には、いずれも“0”信
号が入力され、リレー回路群52を介して、2つ
のモータ2e,2fを電源に対して直列接続す
る。これにより、モータ2e,2fが低速回転
し、電力消費を低減する。
トランジスタ51aのベースには、1/3モード
の時、2/3モードであつて、かつエンジン回転
数がSB1以下のアイドル回転数である時、および
FULLモードで、かつエンジン回転数がSB1以下
のアイドル回転数であつて、更にライトスイツチ
66が投入されている時には、いずれも“0”信
号が入力され、リレー回路群52を介して、2つ
のモータ2e,2fを電源に対して直列接続す
る。これにより、モータ2e,2fが低速回転
し、電力消費を低減する。
また、OFFモードの時も、トランジスタ51
aのベースには“0”信号が入力されるが、リレ
ー43の接点43aの開放により、2つのモータ
2e,2fは停止する。
aのベースには“0”信号が入力されるが、リレ
ー43の接点43aの開放により、2つのモータ
2e,2fは停止する。
そして、上記条件以外では、トランジスタ51
aのベースに“1”信号が入力され、リレー回路
群52を介して、2つのモータ2e,2fを電源
に対して並列接続する。これにより、モータ2
e,2fが高速回転し、凝縮器2aおよび過冷却
器2bの能力が高められる。
aのベースに“1”信号が入力され、リレー回路
群52を介して、2つのモータ2e,2fを電源
に対して並列接続する。これにより、モータ2
e,2fが高速回転し、凝縮器2aおよび過冷却
器2bの能力が高められる。
一方、加速時や登坂走行時のごときエンジン高
負荷状態には、アクセルペダルが一杯に踏み込ま
れるので、スイツチ8が閉じる。そして、このと
き切替スイツチ65が閉成しておれば、エンジン
高負荷の信号が論理回路群63を介して論理回路
群42に加えられ、1/3モードが選定される。
従つて、エンジン6の圧縮機駆動負荷が大幅に減
少し、車両走行性能が向上する。
負荷状態には、アクセルペダルが一杯に踏み込ま
れるので、スイツチ8が閉じる。そして、このと
き切替スイツチ65が閉成しておれば、エンジン
高負荷の信号が論理回路群63を介して論理回路
群42に加えられ、1/3モードが選定される。
従つて、エンジン6の圧縮機駆動負荷が大幅に減
少し、車両走行性能が向上する。
なお、第6図は各作動モードにおける冷房能力
比と動力比を示す。
比と動力比を示す。
本発明は上述の一実施例に何ら限定されるもの
ではなく以下述べるごとく種々変形可能である。
ではなく以下述べるごとく種々変形可能である。
(1) 圧縮機1の容量可変は、3モードの切替でな
く、2モードの切替としたり、4モード以上の
切替としたり、連続切替としてもよい。
く、2モードの切替としたり、4モード以上の
切替としたり、連続切替としてもよい。
(2) 車両の冷房熱負荷に関連する要素(外気温、
日射量、車速等)を検出し、その検出信号を車
室温信号に付加して容量可変を行うようにして
もよい。
日射量、車速等)を検出し、その検出信号を車
室温信号に付加して容量可変を行うようにして
もよい。
(3) 第1図の例では、噴射ポンプのスロツトルレ
バー7によつてスイツチ8を閉じるようにした
が、第7図に示すようにアクセルペダル82に
よつてスイツチ8を直接閉じるようにしてもよ
い。
バー7によつてスイツチ8を閉じるようにした
が、第7図に示すようにアクセルペダル82に
よつてスイツチ8を直接閉じるようにしてもよ
い。
(4) エンジン6の高負荷状態で、アクセルペダル
連動スイツチ8を用いずに、噴射ポンプの噴射
量と関連する部材の変位を検出するセンサによ
つて検出してもよい。
連動スイツチ8を用いずに、噴射ポンプの噴射
量と関連する部材の変位を検出するセンサによ
つて検出してもよい。
また、ガソリンエンジンを用いる車両ではエ
ンジン吸気負圧等を検出してもよい。
ンジン吸気負圧等を検出してもよい。
(5) 制御回路ユニツト12を、前述の例では、ハ
ードウエアの電子回路にて構成したが、ソフト
ウエアによる演算処理を行なうマイクロコンピ
ユータを用いて構成してもよいことはもちろん
である。
ードウエアの電子回路にて構成したが、ソフト
ウエアによる演算処理を行なうマイクロコンピ
ユータを用いて構成してもよいことはもちろん
である。
(6) 連続高速走行時には、アクセルペダルが一杯
に踏み込まれていても、冷房効果を優先したい
場合があるので、このような場合には例えば車
速が一定値以上であること、および変速機がト
ツプギヤに操作されていることを検出して、ス
イツチ8の信号を自動的にキヤンセルするよう
にしてもよい。換言すれば、スイツチ65を自
動操作することになる。
に踏み込まれていても、冷房効果を優先したい
場合があるので、このような場合には例えば車
速が一定値以上であること、および変速機がト
ツプギヤに操作されていることを検出して、ス
イツチ8の信号を自動的にキヤンセルするよう
にしてもよい。換言すれば、スイツチ65を自
動操作することになる。
(7) 本発明は圧縮機1を車両走行用エンジン6で
なく冷房専用の補助エンジンで駆動するものに
も全く同様に適用できる。
なく冷房専用の補助エンジンで駆動するものに
も全く同様に適用できる。
以上述べたように本発明によれば、圧縮機の容
量可変の制御と電磁クラツチの断続制御とにより
車室温の制御を行うようにしているから、冷風吹
出温度のハンチングがほとんど発生せず、冷房フ
イーリングを向上できるとともに、エンジン動力
を大幅に低減できるという効果が大である。
量可変の制御と電磁クラツチの断続制御とにより
車室温の制御を行うようにしているから、冷風吹
出温度のハンチングがほとんど発生せず、冷房フ
イーリングを向上できるとともに、エンジン動力
を大幅に低減できるという効果が大である。
また、加速時や登坂時のごときエンジン高負荷
時には、強制的には圧縮機容量を小として、車両
走行性能を向上できるという効果がある。
時には、強制的には圧縮機容量を小として、車両
走行性能を向上できるという効果がある。
また、圧縮機容量に対応して凝縮器送風フアン
モータの回転数を制御するから、凝縮器の必要能
力に応じたモータ回転数を設定して、モータ消費
電力の低減を図ることができるという効果があ
る。
モータの回転数を制御するから、凝縮器の必要能
力に応じたモータ回転数を設定して、モータ消費
電力の低減を図ることができるという効果があ
る。
第1図は本発明の全体構成の概要を示すシステ
ム図、第2図は本発明におけける可変容量圧縮機
の概要を示す断面図、第3図は本発明における全
体の電気回路図、第4図は本発明の作動説明図、
第5図は本発明における空調制御パネルの正面
図、第6図は本発明の作動説明図、第7図は本発
明におけるアクセルペダル連動スイツチの他の実
施例を示す取付構造図である。 1…圧縮機、2a…凝縮器、2c,2d…送風
フアン、2e,2f…モータ、6…車両エンジ
ン、8…エンジン負荷検出回路のアクセル連動ス
イツチ、10…車室温センサ、11…温度設定
器、12…制御回路ユニツト、20,21…電気
作動装置、22…電磁クラツチ。
ム図、第2図は本発明におけける可変容量圧縮機
の概要を示す断面図、第3図は本発明における全
体の電気回路図、第4図は本発明の作動説明図、
第5図は本発明における空調制御パネルの正面
図、第6図は本発明の作動説明図、第7図は本発
明におけるアクセルペダル連動スイツチの他の実
施例を示す取付構造図である。 1…圧縮機、2a…凝縮器、2c,2d…送風
フアン、2e,2f…モータ、6…車両エンジ
ン、8…エンジン負荷検出回路のアクセル連動ス
イツチ、10…車室温センサ、11…温度設定
器、12…制御回路ユニツト、20,21…電気
作動装置、22…電磁クラツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車両エンジンに電磁クラツチを介して連結さ
れ、かつ吐出容量を変化する電気作動装置を有す
る圧縮機と、車室温を検出する車室温センサと、
手動操作され希望温度を設定する温度設定器と、
前記車両エンジンの高負荷状態を検出するエンジ
ン負荷検出回路と、前記車室温センサ、前記温度
設定器および前記エンジン負荷検出回路の信号が
入力され、前記電磁クラツチおよび前記電気作動
装置の作動を制御する制御回路ユニツトとを具備
し、前記エンジン負荷検出回路から信号が出力さ
れないときには、前記車室温センサおよび温度設
定器の信号に応じて、前記制御回路ユニツトによ
り前記電気作動装置を作動させて圧縮機の吐出容
量を制御するとともに前記電磁クラツチの作動を
制御し、一方前記エンジン負荷検出回路から信号
が出力されたときには、前記制御回路ユニツトに
より前記電気作動装置を作動させて、圧縮機の吐
出容量を強制的に小容量とするように構成した車
両用冷房装置。 2 エンジンに電磁クラツチを介して連結され、
かつ吐出容量を変化する電気作動装置を有する圧
縮機と、車室温を検出する車室温センサと、手動
操作され希望温度を設定する温度設定器と、前記
車室温センサおよび前記温度設定器の信号が入力
され、前記電磁クラツチおよび前記電気作動装置
の作動を制御する制御回路ユニツトと、前記圧縮
機の吐出側に接続された凝縮器に送風するモータ
駆動の送風フアンと、この送風フアンのモータ回
転数を前記制御回路ユニツトの出力により前記圧
縮機の吐出容量に応じて切替えるモータ駆動回路
とを具備し、前記車室温センサおよび温度設定器
の信号に応じて前記制御回路ユニツトにより前記
電気作動装置を作動させて、圧縮機の吐出容量を
制御するとともに、前記電磁クラツチの作動を制
御するよう構成した車両用冷房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57194983A JPS5984618A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 車両用冷房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57194983A JPS5984618A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 車両用冷房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5984618A JPS5984618A (ja) | 1984-05-16 |
JPS6150804B2 true JPS6150804B2 (ja) | 1986-11-06 |
Family
ID=16333584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57194983A Granted JPS5984618A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 車両用冷房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5984618A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63285282A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-22 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 冷房装置における可変容量圧縮機の制御方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5653106A (en) * | 1979-10-05 | 1981-05-12 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Preparation of resin having amidoxime group |
JPS5653107A (en) * | 1979-09-07 | 1981-05-12 | Rhone Poulenc Ind | Manufacture of anion exchange resin by chlorination of vinyl aromatic polymer |
JPS5728657U (ja) * | 1980-07-24 | 1982-02-15 | ||
JPS5766011A (en) * | 1980-10-08 | 1982-04-22 | Nippon Denso Co Ltd | Performance controlling device of air conditioner for vehicle |
JPS57121919A (en) * | 1981-01-20 | 1982-07-29 | Mitsubishi Electric Corp | Control of operation of compressor for car-loading |
JPS57175422A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-28 | Nippon Denso Co Ltd | Controller for refrigeration cycle of automobile |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5781340U (ja) * | 1980-11-04 | 1982-05-19 |
-
1982
- 1982-11-05 JP JP57194983A patent/JPS5984618A/ja active Granted
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5653107A (en) * | 1979-09-07 | 1981-05-12 | Rhone Poulenc Ind | Manufacture of anion exchange resin by chlorination of vinyl aromatic polymer |
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JPS57121919A (en) * | 1981-01-20 | 1982-07-29 | Mitsubishi Electric Corp | Control of operation of compressor for car-loading |
JPS57175422A (en) * | 1981-04-21 | 1982-10-28 | Nippon Denso Co Ltd | Controller for refrigeration cycle of automobile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5984618A (ja) | 1984-05-16 |
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