JPS61502183A - プリンタ用インクリボンカ−トリッジ及び該カ−トリッジ内におけるインクリボンの送出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 プリンタ用インクリボンカートリッジ及び該カートリッジ内におけるインクリボ ンの送出方法 発明の分野 本発明はプリンタ用インクリボンカートリッジ、特に該カートリッジ内でインク リボンを送出する装置及び方法に関するものである。

背景 プリンタ用のインクリボンカートリッジは良く知られており、印字作業工程にお いてリボンをその略長手方向に進行させる方法を採っている。このような長手方 向への送出は印字作業におけるリボンの未使用部分を考慮すると不経済である。

従って印字作業においてリボンの使用部分を最大限に広げるために努力がなされ てきた。その中には、活字をリボンに重ねて打つようにリボンを送り出す手段も 含まれている。従来、リボンは通常の活字の幅の４１５が所謂重ね打ちされるよ うにその幅の略１１５の距離を移動する。これは打ち上がりを見ると、Ｅ、Ｆ或 いはアンダーライン等のように水平の線が連続する場合を除けば、殆どの文字は 満足のいくものである。このような状況下では、紙に打ち出される水平な線のう ち左端はリボンの５度打たれる部分により作成されるのに対し、線の右端はリボ ンの１度しか打たれない部分で作成される。従って、打ち上がりは外見上不均一 なものとなる。

これを回避するため、リボンを上下に移動或いは振動させてリボン上における水 平方向のストロークをずらすことによりリボンの同じ部分を打つのを避けること が知られている。

これは従来カートリッジの外部の手段により達成され、一般にリボンを含むカー トリッジ全体を変位させることにより行われている。このような従来の構造は複 雑且つ高価であり、また概して動力駆動手段が要求される。

発明の要約 本発明の目的は、リボンがカートリッジの外部の手段に依らずに振動運動をなす ようなプリンタ用インクリボンカートリッジ、及びかかるリボンの駆動方法を提 供することである。

本発明の別の目的は、リボンが波状の進路に沿って送り出されるインクリボンカ ートリッジを提供することである。

本発明の特定の実施例では前記波状進路は鋸歯状である。

本発明の上記及び他の目的を達成するために、リボンは長手方向に送出されると 共にカートリッジ内の手段により上下に変位させられる。

本発明の一つの特徴によれば、リボンの上下動はカートリッジ内のリボンを固定 カム部材上に乗り上げられ之プーリの如き回動自在な部材に係合させ、リボンの 送出時のプーリの回転に合わせてカム部材によりそのプーリを上下動させること により行われる。このような構成により、プーリは自身の回転に伴い固定カム部 材の上で上下動してリボンの上下動を生起させ、リボンに波状の進路を辿らせる 。

図面の簡単な説明 第１図には上部カバーを破断し内部の詳細を示すために部分的に取り去ったイン クリボンカートリッジの平面図、第２図は第１図の２−２線に沿う、部分的に破 断した断面図、第３図はカートリ、ジの一部をなす固定カム部材の平面図、第４ 図は第３図の４−４線断面図、 第５図は第２図の５−５線断面図、 第６図はカートリッジ内のリボンの軌道を示すグラフである。

詳細な説明 第１図にはインクリボンカートリッジ１が示されており、その基本的な構造は本 技術分野では従来から知られるものである。

カートリッジ１はキャリア（図示せず）に搭載されてプリンタ用に使用され、印 字部２を通過させながらカートリッジ１に支持されるインクリボン５をプリンタ ４で打つことにより紙３に印字を行なう。。

特に、カートリッジ１はリボンの供給即ち収納リール６と、印字作業が終わった 後のリボンを巻き取る巻き取りリール７を含んでいる。

リボン５はカートリッジ内に回転自在に取付けられた駆動ホイール８により駆動 される。カウンタホイール９はピボット１１に設けられたアーム１０により支持 されており、駆動ホイール８に押圧されるように付勢されている。ホイール８及 び９はリボンを供給リール６から巻き取りリール７側へ引っ張るべくリボンを摩 擦で挟持するようにギザギザを付されている。リボンが駆動ホイール８により駆 動されるのに伴い、送り出されてくるリボンを巻き取りリール７が巻き取るよう に駆動ホイール８と巻き取りリール７とを連結するためのベルト１２がカートリ フジの外部に設けられている。駆動ホイール８ば該ホイール８の下側でキャリア の上に設けられた駆動部材（図示せず）がスロット１３に係合することによりキ ャリア側から駆動される。

カートリッジにはリボンの進行を案内するための数多くの案内ピン１４が設けら れている。

供給リール６にはリボンが供給リールから送り出される時にリボンに張力を与え るばね１５が設けられている。ばね１５はカートリッジに当接したアーム１６、 及びリボンに張力を与えるべく供給リールから離れたリボンと係合するガイド１ ７から成る。リボンはその長手方向の進路に沿って供給リール６から出口スロッ ト１日を通り、キャリア上のピン】９を通過することにより印字作業に適したプ リンタヘッド４前方の位置に位置付けられる。リボンはその後スロット２０を通 ってカートリッジ内に戻りギザギザの付いたホイール８及び９に係合してり一部 ７により巻き取られる。

以上述べたカートリッジの構造は全〈従来のものである。

本発明においては、リボンの印字使用面をずらすため長手方向の走行中にリボン を上下に振動させるための手段３０がカートリッジ内に設けられる。

第２図に示されるように、リボンを上下に変位させるための手段３０はカートリ ッジの底壁３２に固着された固定部材３１と、該固定部材３１上で回転自在且つ 軸方向移動自在な可動部材３３から成る。この回転自在な可動部材３３は上部及 び下部フランジ３４及び３５を含むプーリの形状を成しており両フランジ間でリ ボン５を抱持している。リボンがホイール８及び９の駆動により長手方向に進行 すると、そのリボンによりプーリ３３が回転する。必要であれば、リボン５によ るブーりの回転及び固定部材３１上でのプーリの回転を確実なものとするように ブーりの表面に処理を施すことができる。例えば、プーリの表面を摩擦計数の高 いまたは低い材料で処理することができる。

固定部材３１の上端はカム３５に形成され、またブーＩＪ３３はカム３５と鏡の 映像の如く合致するカム３６として形成されている。カム３６がカム３５の上に 乗り上げて固定部材３１上でプーリ３３を上下に移動させる。

カム３５及び３６にはそれぞれ複数の頂部３７（第３図及び４図では３つ示され る）が設けられている。頂部３７は固定部材３１の周囲に等間隔に配置されてお り、従って互いに１２００の間隔で設けられている。各頂部３７はカム片３８の 終端部を形成し、カム片３８はプーリ３３が固定部材３１上で回転するのに伴な い対応する突起部３６と連続的に協働する。各カム片３８は突起部３６が乗り上 げる上面３９を有しており、該上面３９は頂部３７から延出し均一に高さを減少 させながら隣のカム片の頂部３７へと続いている。

リボン５の走行軌道は第６図に示されており、長手方向の進行成分に上下の変位 成分が加わって波形の軌跡を成していることが分かる。カム面３９は１つの頂部 から隣の頂部まで一定の割合で上昇するため、波形の軌跡は第６図に示されてい るように鋸歯状になる。しかし、カム面３９の形状を適当に変えることにより波 形の軌跡を曲線で構成することもできる。普通は、プーリのフランジ３４及び３ ５間にリボン５を抱持させるだけで、そのリボンの張力により固定部材３１上で プーリを充分に上下動させることができるであろう。しかし、固定部材３１上で のプーリ３３の下降を補助するため、軽いぼね４０をカートリッジ上壁４１に固 着してプーリ３３に下向きの付勢力を与えるようにしても良い。

上記から明らかなように、カートリッジ内に簡単な手段３０を設けることにより 、リボンの長手方向への移動時にそれを上下に往復動させて印字作業で使用され るリボンの面をずらすことができる。

本発明の多様な修正及び変形は当業者には明らかであろうが、それらは添付のク レームに限定される限りにおいて本発明の範囲、精神内にあると考察されるもの である。

従って、例えばカートリッジ内に示されている手段３０をカートリッジの外部に 取付けることもできよう。

国際調査報告 ｌａ−一−ＩＡｐｌ−−１ｓ、ｐｃτ１０５８５１００９０１

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. １．インクリボン用の収納リールと、該インクリボン用の巻き取りリールと、前 記インクリボンを前記収納リールから前記巻き取りリールヘと長手方向に送り出 して該インクリボンにより印字部で印字作業を行なう手段と、カートリッジによ り支持されて前記インクリボンをその長手方向送出中に横方向に変位させて該イ ンクリボンにおける印字使用面を変位させる手段と、からなる、プリンタ用イン クリボンカートリッジ。
2. ２．前記インクリボンを横方向に変位させる前記手段は該インクリボンを波形の 軌跡に沿って変位させる、前記特許請求の範囲第１項記載のプリンタ用インクリ ボンカートリッジ。
3. ３．前記波形の軌跡は鋸歯状である、前記特許請求の範囲第２項記載のプリンタ 用インクリボンカートリッジ。
4. ４．前記インクリボンを横方向に変位させる前記手段は前記インクリボンと係合 する第１可動部材と、該第１可動部材及び前記インクリボンを周期的に変位させ る第２固定部材とからなる、前記特許請求の範囲第１項記載のプリンタ用インク リボンカートリッジ。
5. ５．前記第１可動部材は回転自在であり、前記インクリボンの長手方向移動時に 回転し、前記第２固定部材は前記第１可動部材の回転に伴い該第１可動部材を周 期的に変位させるカム手段を含む、前記特許請求の範囲第４項記載のプリンタ用 インクリボンカートリッジ。
6. ６．前記第１可動部材はその回転時に前記第２固定部材上で軸方向に移動し得る 、前記特許請求の範囲第５項記載のプリンタ用インクリボンカートリッジ。
7. ７．前記第１可動部材は前記インクリボンを抱持する端部のフランジを含むプー リからなる、前記特許請求の範囲第５項記載のプリンタ用インクリボンカートリ ッジ。
8. ８．前記カム手段により周期的に変位される前記プーリを当初の位置に付勢する 手段を有してなる、前記特許請求の範囲第７項記載のプリンタ用インクリポンカ ートリッジ。
9. ９．前記カム手段はそれぞれ頂部を備えた複数のカム要素を有する、前記特許請 求の範囲第７項記載のプリンタ用インクリボンカートリッジ。
10. １０．前記カム要素は前記プーリの回転時に該プーリを前記固定部材上で上下に 変位させる形状を有する、前記特許請求の範囲第９項記載のプリンタ用インクリ ボンカートリッジ。
11. １１．前記インクリボンを横方向に変位させるための前記手段は前記カートリッ ジ内において、前記印字部より上流側に配置される、前記特許請求の範囲第１０ 項記載のプリンタ用インクリボンカートリッジ。
12. １２．インクリボン用の収納リールと、該インクリボン用の巻き取りリールと、 前記収納リールから印字作業が行われる印字部を通って前記巻き取りリールまで 前記インクリボンを長手方向に送り出す手段と、を有するプリンタ用インクリボ ンカートリッジであって、前記インクリボンと長手方向移動時に係合する第１手 段と、前記カートリッジに支持され、前記インクリボンの長手方向移動時に前記 第１手段及び前記インクリボンを横方向に変位させる第２手段と、からなる、プ リンタ用インクリポンカートリッジ。
13. １３．前記第１及び第２手段は前記インクリボンが長手方向に移動する時に該イ ンクリボンに波形の軌跡上を走行させる前記特許請求の範囲第１１項記載のプリ ンタ用インクリボンカートリッジ。
14. １４．前記波形の軌跡は鋸歯状である、前記特許請求の範囲第１２項記載のプリ ンタ用インクリボンカートリッジ。
15. １５．前記第１手段は前記インクリボンと係合する可動部材からなり、前記第２ 手段は前記可動部材を前記インクリボンと共に周期的に変位させる固定部材から なる、前記特許請求の範囲第１１項記載のプリンタ用インクリボンカートリッジ 。
16. １６．前記可動部材は回転自在であり前記インクリボンの長手方向移動時に回転 し、前記固定部材は前記可動部材の回転時に該可動部材を周期的に変位させるカ ム手段を含む、前記特許請求の範囲第１４項記載のプリンタ用インクリボンカー トリッジ。
17. １７．前記可動部材はその回転に伴い前記固定部材上で軸方向に移動し得る、前 記特許請求の範囲第１５項記載のプリンタ用インクリボンカートリッジ。
18. １８．前記可動部材は前記インクリボンを抱持する端部のフランジを含むプーリ からなる、前記特許請求の範囲第１５項記載のプリンタ用インクリボンカートリ ッジ。
19. １９．前記カム手段により周期的に変位させられる前記プーリを当初の位置に付 勢する手段を有してなる、前記特許請求の範囲第１７項記載のプリンタ用インク リボンカートリッジ。
20. ２０．前記カム手段はそれぞれ頂部を備えた複数のカム要素を含む、前記特許請 求の範囲第１７項記載のプリンタ用インクリポンカートリッジ。
21. ２１．前記カム要素は前記プーリの回転に伴い該プーリを前記固定部材上で上下 に変位させる形状を有する、前記特許請求の範囲第２０項記載のプリンタ用イン クリボンカートリッジ。
22. ２２．前記固定部材は前記カートリッジ内において前記印字部よりも上流側に配 置される、前記特許請求の範囲第２１項記載のプリンタ用インクリボンカートリ ッジ。
23. ２３．プリンタに使用されるカートリッジ内におけるインクリボンの送出方法で あって、前記インクリボンを長手方向の走行路に沿って送り出し、前記カートリ ッジ内で前記インクリボンを保持してその長手方向の走行と同時に該インクリボ ンを横方向に変位させてなる、カートリッジ内におけるインクリボンの送出方法 。
24. ２４．前記インクリボンは前記カートリッジに支持された回転自在な部材により 前記カートリッジ内に保持され、該回転自在な部材を送り出される前記インクリ ボンと共に回転させ、その回転に応じてその回転自在な部材を横方向に変位させ ることにより前記インクリボンの横方向変位を生起させてなる、前記特許請求の 範囲第２３項記載のカートリッジ内におけるインクリボンの送出方法。
25. ２５．前記回転自在な部材の横方向変位は上下運動である、前記特許請求の範囲 第２４項記載のカートリッジ内におけるインクリボンの送出方法。