JPS61501900A - 燐を主体とした酸を含有するフエノ−ル樹脂−ポリイソシアネ−ト結合剤系 - Google Patents

燐を主体とした酸を含有するフエノ−ル樹脂−ポリイソシアネ−ト結合剤系

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JPS61501900A JP60501815A JP50181585A JPS61501900A JP S61501900 A JPS61501900 A JP S61501900A JP 60501815 A JP60501815 A JP 60501815A JP 50181585 A JP50181585 A JP 50181585A JP S61501900 A JPS61501900 A JP S61501900A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 燐を主体とした酸を含有するフェノール樹脂−ポリイソシアネート結合剤系 技術分野 本発明は結合剤組成物、およびこの結合剤組成物の調製、硬化および使用する方 法に関する。本発明の結合剤組成物は、例えば耐火物および/または研磨物品の 製造、およびコアおよび型の如き造形物を成形するための成形用組成物として特 に有用である。本発明の好ましい結合剤組成物は、特に改良された可使時間を示 す鋳型(foundry 5hapes)を得るのに有用である。結合剤組成物 は常温でガス状硬化剤により硬化させることができる。
発明の背景 米国特許第3.409.579号および3.676、392号明細書には1つの パッケージの樹脂成分および他のパッケージの硬化剤成分からなる2−パッケー ジ系として入手しうるように作られた結合剤組成物が開示されている。これら両 米国特許明細書の全内容を引用例としてここに記載する。樹脂成分はフェノール 樹脂の有機溶剤溶液からなる。硬化剤成分は分子当り少なくとも2個のイソシア ネート基を有する液体ポリイソシアネートからなる。使用時において、これら2 個のパッケージの内容物を、先づ配合し、次いで砂骨材と混合するか、または好 ましくは両内容物を砂骨材と順次に混合することができる。結合剤が砂粒子上に 均質に分布した後、得られた鋳造用混合物を所望とする形状に成形する。
米国特許第3.409.579号明細書においては、造形物にガス状の第三アミ ンを通して、この造形物を硬化している。
米国特許第3.676、392号明細書においては、硬化をり、 D。
Perrin氏著[水溶液における有機塩基の解離定数J (Butterwo rths、ロンドン1965)に記載されている方法で定められた約7〜約11 の範囲のpkb値を有する塩基で行っている。
通常、塩基は硬化剤と混合する前に樹脂成分に配合するか、または樹脂成分、硬 化剤および塩基のそれぞれのパッケージからなる3−パッケージ結合剤系の第三 成分として配合することができる。
米国特許$3.409.579号および第3.676、392号明細書において 、好ましいフェノール樹脂には他の反応生成物と共にベンジル エーテル樹脂を 含有している。
ベンジル エーテル樹脂は一般式: (式中、A、BおよびCは水素、炭化水素基、オキシ炭化水素基またはハロゲン を示す)で表されるフェノールと、一般式R’Cll0 (式中、R′は水素ま たは1〜8個の炭素原子を有する炭化水素基を示す)のアルデヒドとを反応媒質 に溶解した触媒的濃度の金属イオンの存在で約130℃以下の温度で液相におい て縮合させて得た縮合物である。これらの樹脂の調製および特性については米国 特許第3.485.797号明細書に記載されており、この全内容を引用例とし てここに記載する。上述するように、結合剤組成物のフェノール樹脂成分は、一 般に有機溶剤の溶液として用いている。
結合剤組成物の第2成分またはパッケージは、好ましくは2〜5個のイソシアネ ート基を有する脂肪族、脂環式または芳香族ポリイソシアネートからなる。必要 に応じて、ポリイソシアネートの混合物を用いることができる。幾分、好ましく は、過剰のポリイソシアネートを多価アルコールと反応させて作ったイソシアネ ート プレポリマー、例えばトルエン ジイソシアネートおよびエチレン グリ コールのプレポリマーを用いることができる。適当なポリイソシアネートとして は、ヘキサメチレン ジイソシアネートの如き脂肪族ポリイソシアネート、4. 4′−ジシクロヘキシルメタン ジイソシアネートの如き脂環式ポリイソシアネ ート、および2,4−および2.6− )ルエン ジイソシアネート、ジフェニ ルメタン ジイソシアネートおよびそのジメチル誘導体の如き芳香族ポリイソシ アネートを包含する。
適当なポリイソシアネートの他の例としては1,5−ナフタレン ジイソシアネ ート、トリフェニルメタン トリイソシアネート、キシリレン ジイソシアネー トおよびそのメチル誘導体、ポリメチレンポリフェニル イソシアネート、クロ ロフェニレン−2,4−ジイソシアネートなどを挙げることができる。すべての ポリイソシアネートはフェノール樹脂と反応して架橋重合体構造を形成するけれ ども、好ましいポリイソシアネートは芳香族ポリイソシアネート、特にジフェニ ルメタン ジイソシアネート、トリフェニルメタン トリイソシアネートおよび その混合物である。
ポリイソシアネートはフェノール樹脂の硬化に十分な濃度で使用する。一般に、 ポリイソシアネートはフェノール樹脂の重量に対して10〜500重量%の範囲 で使用できる。
好ましくは、同じ基準で20〜300重量%のポリイソシアネートを使用できる 。ポリイソシアネートは液体状態で使用される。液体ポリイソシアネートは非希 釈状態で使用できる。固体または粘性ポリイソシアネートは有機溶剤溶液の状態 で使用でき、溶剤は溶液の80重量%までの範囲で存在する。
骨材結合剤の可使時間は、結合剤成分と砂の如き骨材との混合と、これから硬化 により許容しうる生成物の生成との間の最大許容遅れとして規定することができ る。触媒成分と接触する前に上記結合剤系の可使時間を延長するために、種々の 材料が提案されている。塩化フタロイルは、最近、この目的のために一般に用い られているが、しかし水分および/または高い温度で寿命を短くするとか、およ び/または砂に悪影響を与えるために全く満足するものでない。
可使時間の著しい改良はこの出願と関連する米国特許出願第575.208号明 細書に記載されている燐ハロゲン化物の使用によって得られるけれども、このハ ロゲン化物は比較的に高価であり、および/または不快臭を生ずる。
発明の開示 本発明は燐を主体とする酸(phosphorus based acids) を単独で、または酸ハロゲン化物と組合わせて使用することによって、成形用組 成物の可使時間を一般に使用されている塩化フタロイルの使用に比べて向上する ことができる。
本発明により得られた優れた可使時間は上記関連出願の燐ハロゲン化物により得 られた可使時間と同等か、またはそれ以上である。更に、組成物は満足な強度特 性を示す。
本発明は樹脂成分、硬化剤成分および燐を主体とする酸からなる結合剤組成物に 関する。必要に応じて、酸ハロゲン化物を組成物に含ませることができる。組成 物は硬化または架橋反応のための触媒と接触させることにより硬化する。硬化触 媒としてはガス状第三アミンが好ましい。
フェノール樹脂成分はフェノールとアルデヒドとの反応生成物からなるフェノー ル樹脂を包含する。このフェノ−(式中、A、BおよびCは水素、またはヒドロ キシ基、または炭化水素基、またはオキシ炭化水素基、またはハロゲン原子、ま たはこれらの組合わせを示す)を有する。このフェノールとしてはビスフェノー ルAの如き多環フェノールを挙げることができる。好ましくは、少なくとも約5 モル%、特ニ好マしくは約5〜約30モル%のフェノール樹脂成分を作るのに用 いるフェノール反応物はアルキル フェノール、好ましくはノニル フェノール 、特に好ましくはバラ−ノニル フェノールの如き置換フェノールである。フェ ノール樹脂は非水性であることが好ましい。この「非水性」とは、水を樹脂の重 量に対して約10%以下、好ましくは約5%以下、特に好ましくは約1%以下の 分遣で含有するフェノール樹脂を意味する。好ましくは、フェノール樹脂成分は ベンジル エーテル樹脂を包含する。
アルデヒドは式R’C)10 (ここにR′は水素または1〜8個の炭素原子を 有する炭化水素基を示す)を有する。硬化剤成分は分子当たり少なくとも2個の イソシアネート基を含有する液体ポリイソシアネートからなる。
「フェノール樹脂」とはフェノールとアルデヒドとの反応生成物を意味し、この 場合反応生成物における分子の最終混合物は選択された特定の反応物、これらの 反応物の出発割合および反応条件(例えば触媒のタイプ、反応の時間および温度 、存在させる溶剤および/または他の成分など)によって影響を受ける。反応生 成物、すなわち、フェノール樹脂は異なる分子の混合物であり、付加生成物、縮 合物、および未反応反応物、例えば未反応フェノールおよび/または未反応アル デヒドを広範囲にわたる種々の割合で含有させることができる。ここに記載する 「付加生成物」とは有機基が上記未反応フェノールのまたは縮合物の少なくとも 1個の水素に置換した反応生成物を意味する。また、「縮合物」とは2個または これ以上のベンゼン環を有する反応生成物を意味する。
「燐を主体とする酸(phosphorus based acicl) Jと はメタ燐酸、次燐酸、オルト燐酸、ピロ燐酸またはポリ燐酸;または亜燐酸、次 亜燐酸またはピロ亜燐酸;または燐原子に結合した遊離ヒドロキシル基を有しな い完全エステル化誘導体以外のこれら無機燐酸の有機誘導体を意味する。この「 有機誘導体」とはこれらの無機燐酸の少なくとも1個の水素原子に少なくとも1 個の有機基が置換した置換物を意味する。好ましい燐を主体とする酸としては、 例えばオルト燐酸、ピロ燐酸、亜燐酸および次亜燐酸、およびモノフェノールお よびジフェノール酸性燐酸塩(monophenyl anddiphenyl  acid phosphates)、モノブチルおよびジブチル酸性燐酸塩、 モノイソオクチルおよびジイソオクチル酸性燐酸塩、モノ(2−エチルヘキシル )およびジ(2−エチルヘキシル)酸性燐酸塩、およびビス(2−エチルヘキシ ル)ピロ燐酸を挙げることができる。モービル オイル カンパニーから市販さ れている商品名rPA−75Jの如きモノフェニルおよびジフェニル酸性燐酸塩 の混合物が特に好ましい。
「酸ハロゲン化物」とはハロゲン化水素酸(hydrogenbalideac id) 、または水の存在でハロゲン化水素酸を生成するハロゲン化化合物を意 味する。この化合物としては塩化水素;カルボン酸およびスルホン酸を包含する 有機酸の酸塩化物:クロロシラン;クロロホルマート;および米国特許出願第5 75.208号明細書(1984年1月30日出願)に記載されているところの 塩化燐を挙げることができ、この米国出願明細書を引用例としてここに記載する 。
記載する2成分系において、燐を主体とする酸はフェノール成分またはイソシア ネート成分に溶解することができる。一般に、酸ハロゲン化物はイソシアネート 成分に溶解する。あるいは、また燐を主体とする酸または酸ハロゲン化物、また はこれら両者は別にパッケージした第3戊分からなり、砂の如き骨材と混合前ま たは混合中に他の成分と混合する。系の与えられた成分における燐またはハロゲ ン化物成分の選定はその成分の溶解性および安定性に影響される。溶解性は、成 分を長時間にわたって貯蔵しても分離しないようにする。安定性は、成分がその 他の組成と望ましくない、または早期反応を起さないようにする。例えば、水分 子を生ずる含有または反応する成分は水により架橋反応を受けるイソシアネート で置換しないようにする。
燐を主体とする酸をフェノール樹脂成分で置換する場合には、安定性は酸を第一 アミン、第三アミンまたは第三アミン、またはその混合物の如き塩基で中和する ことによって改良することができる。系の耐湿性を改善できる適当なアミンはア ミノシランである。
また、本発明は大部分の骨材;およびこの骨材の重量に対して約40重量%まで の有効結合量の上述する結合剤組成物からなる成形用組成物に関する。
更に、本発明は、鋳造用骨材を該骨材の重量に対して約10重量%までの結合量 の上述する結合剤組成物と混合することからなる鋳型の製造に関する。鋳造用混 合物(foundrymix)をパターンに導入し、自立するように硬化する。
造形された鋳造用混合物造形体をパターンから取除き、更に硬化して硬質で固体 の硬化鋳型を得るようにする。
更に、本発明は金属を鋳造する方法に関する。この方法は上述する鋳型を作り、 この鋳型にまたはそのまわりに金属を液体または溶融状態で注ぐことからなる。
金属は冷却し、凝固させ、次いで形成金属物品を鋳型から分離する。
発明を実施する最適なおよび他のモード本発明において用いる燐を主体とする酸 としては無機燐酸、°または燐原子に結合した遊離ヒドロキシル基を有しない完 全エステル化誘導体以外の無機燐酸の有機誘導体を用いることができる。好まし い燐を主体とする酸としてはオルト燐酸、ピロ燐酸、亜燐酸、次亜燐酸、および モノフェニルおよびジフェニル酸性燐酸塩、モノブチルおよびジブチル酸性燐酸 塩、モノイソオクチルおよびジイソオクチル酸性燐酸塩、モノ(2−エチルヘキ シル)およびジ(2−エチルヘキシル) 酸性燐酸塩、ビス(2−エチルヘキシ ル)ピロ燐酸の如きオルト燐酸およびピロ燐酸の部分エステルを挙げることがで きる。また、望むならば燐を主体とする酸の混合物を用いることができる。
本発明において用いる酸ハロゲン化物としては塩化水素または臭化水素の如きハ ロゲン化水素酸、または水の存在で相当するハロゲン化水素酸および有機酸を形 成するハロゲン化有機化合物を用いることができる。好ましい酸ハロゲン化物は 塩化水素および塩化フタロイルである。他の適当な酸ハロゲン化物としてはジメ チル−およびトリメチル−クロロシラン、ジクロロフェニル−およびジクロロメ チルビニル−シランの如きクロルシラン;塩化チオニル、パラ−トルエン スル ホニル クロライド;塩化ステアリル;塩化アジポイル;および塩化オキザロイ ルを挙げることができる。また、望むならば酸ハロゲン化物の混合物を用いるこ とができる。
燐を主体とする酸の使用量は可使時間延長剤として効果的な分量にする。この分 量は、通常結合剤の重量に対して約0.05〜約5重量%、好ましくは約0.0 5〜2%以下、特に好ましくは約0.1〜約1%である。酸ハロゲン化物を燐を 主体とする酸と組合わせて用いる場合には、酸ハロゲン化物の使用量は、燐を主 体とする酸の分量と合わせ、可使時間延長剤として効果的な分量にする。この分 量は結合剤組成物の重量に対して通常、約0.05〜約5重量%、好ましくは約 0.1〜約2%にする。
本発明の使用に有益である結合剤組成物は当業技術に対して知られており、ある 種のフェノール樹脂およびポリイソシアネート混合物を含有する組成物である。
このフェノール/イソシアネート結合剤系は砂の存在において使用時にまたは使 用時近くで混合する。一般的に、上記結合剤組成物の反応成分は別々のパッケー ジ(すなわち、マルチパッケージ コア結合剤)で販売、船積みおよび貯蔵して 成分相互において生ずる早期反応による望ましくない劣化を避ける。必要に応じ て、溶剤、触媒、種々の添加剤および他の既知の結合剤を上述する主要成分と組 合わせて、すなわち、フェノール樹脂およびイソシアネートと用いることができ る。
フェノール樹脂成分を作るのに用いるフェノール反応物は、少なくとも5モル% 、好ましくは約5〜約30モル%のアルキルフェノール、好ましくはノニルフェ ノールおよび特に好ましくはパラノニル フェノールを含んでいる。可使時間に 有意な向上を示すけれども、燐を主体とする酸と組合わせる他のフェノールから のフェノール樹脂は好ましいフェノールにより達成される極めて優れた可使時間 を示さない。フェノール樹脂は水を実質的に含まず、かつ有機溶剤可溶性である 。好ましくはノニル フェノールを含有する外に、フェノール成分はフェノール 樹脂の生成に従来使用されており、かつ非置換位置が重合反応のために必要とさ れるような2個のオルト−位置に、または1個のオルト−およびパラ−位置に置 換しな1種または2種以上のフェノールを含む。いずれか1個、すべてまたは存 在しないフェノール環の残留炭素原子は置換できる。置換基の性質は広範囲にわ たって変えることができ、置換基はオルト−および/またはパラ−位置において アルデヒドとフェノールの重合に影響を及ぼさないことが必要である。フェノー ル樹脂の生成に用いられる置換フェノールとしてはアルキル置換フェノール、ア リール置換フェノール、シクロ−アルキル置換フェノール、アルケニル置換フェ ノール、アルコキシ置換フェノール、アリールオキシ置換フェノール、およびハ ロゲン置換フェノールを例示でき、上記置換基は1〜26個、好ましくは1〜1 2個の炭素原子を含有する。
適当なフェノールとしては、例えばフェノール、2.6−キシレノール、0−ク レゾール、m−クレゾール、P−クレゾール、3.5−キシレノール、3.4− キシレノール、2.3.4−トリメチルフェノール、3−エチル フェノール、 3.5−ジエチル フェノール、P−ブチル フェノール、3,5−ジブチル  フェノール、P−アミル フェノール、P−シクロヘキシル フェノール、P− オクチル フェノール、3.5−ジシクロヘキシルフェノール、P−フェニル  フェノール、P−クロチル フェノール、3,5−ジメトキシ フェノール、3 .4.5− トリメトキシ フェノール、P−エトキシ フェノール、P−ブト キシフェノール、3−メチル−4−メトキシ フェノール、およびP−フェノキ シ フェノールを挙げることができる。また、ビス フェノールAの如き多環フ ェノールは適当である。上記フェノールは次式: (式中、A、BおよびCは水素原子、またはヒドロキシ基、または炭化水素基、 またはオキシ炭化水素基、またはハロゲン原子、またはこれらの組合わせを示す )で表すことができる。好ましいフェノール成分としては1種または2種以上の 上記フェノールとノニル フェノールの混合物を用いることができる。
フェノール成分はアルデヒドと反応してフェノール樹脂、好ましくはベンジル  エーテル樹脂を形成するのが好ましい。フェノールと反応するアルデヒドとして はホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、フルフルアル デヒド、 およびベンジルアルデヒドの如きフェノール樹脂を形成するのに従来使用されて いる任意のアルデヒドを包含有する。
一般に、使用されるアルデヒドは式R’CHO(式中R°は水素または1〜8個 の炭素原子を有する炭化水素基を示す)を有する。最も、好ましいアルデヒドは ホルムアルデヒドである。
本発明の結合剤組成物に使用できる好ましい種類のフェノール樹脂は上記米国特 許第3.485.797号明細書に記載されている。また、結合剤組成物に使用 するフェノール樹脂としてはレゾールまたはA段階樹脂または、ノボラック樹脂 を包含し、ポリイソシアネートおよび骨材と混合し、かつ触媒を用いて硬化した 場合には、これらの樹脂は十分な強さおよび工業的用途に適当な他の特性を有す るコアを形成する。レゾール樹脂はノボラック樹脂よりも好ましい。
レゾール樹脂の極めて高い重合形態であるレジトールまたはB段階樹脂は、一般 に適当でない。使用されるフェノール樹脂は液体または有機溶剤可溶性である必 要がある。有機溶剤における溶解性は結合剤を骨材上に均質に分布するのに望ま しい。
フェノール樹脂に水を実質的に存在させないことは本発明の結合剤と水との反応 性の観点において望ましい。「非・水性」または「水を実質的に存在させない」 とは樹脂の重量に対して約10%以下の水、好ましくは約5%以下の水、特に好 ましくは約1%以下の水を含有するフェノール樹脂を意味する。フェノール樹脂 の混合物を用いることができる。
上述するように、結合剤組成物のフェノール樹脂成分は、一般に有機溶剤の溶液 として用いる。溶剤の性質および効果については後述することにする。溶剤の使 用量は結合剤組成物が骨材上に均質に被覆し、かつ混合物の均質反応が得られる のに十分な程度にする。フェノール樹脂に対する特定の溶剤濃度は使用するフェ ノール樹脂の種類およびその分子量に著しく影響される。一般に、溶剤濃度は樹 脂溶液の80重量%までの範囲、好ましくは20〜80重量%の範囲にする。フ ェノール成分の粘度はガードナーホット スケールにおいてX−1以下に維持す るのが好ましい。
結合剤組成物の第2成分またはパッケージは好ましくは2〜5個のイソシアネー ト基を有する脂肪族、脂環式または芳香族ポリイソシアネートからなる。必要に 応じて、有機ポリイソシアネートの混合物を用いることができる。適当なポリイ ソシアネートとしてはへキサメチレン ジイソシアネートの如き脂肪族ポリイソ シアネート;4,4’−ジシクロヘキシルメタン ジイソシアネートの如き脂環 式ポリイソシアネート;オよびそのジメチル誘導体を包含する。更に、適当なポ リイソシアネートとしては1,5−ナフタレン ジイソシアネート、トリフェニ ルメタン トリイソシアネート、キシリレン ジイソシアネートおよびそのメチ ル誘導体;ポリメチレンポリフェニル、イソシアネート、クロロフェニレン−2 ,4−ジイソシアネートなどを挙げることができる。イソシアネートの混合物を 用いることができる。すべてのポリイソシアネートはフェノール樹脂と反応して 架橋重合体構造を形成するけれども、好ましいポリイソシアネートは芳香族ポリ イソシアネート、特にジフェニルメタン ジイソシアネート、トリフェニルメタ ン トリイソシアネートおよびその混合物である。
ポリイソシアネートはフェノール樹脂を硬化するのに十分な濃度で使用する。一 般に、ポリイソシアネートはフェノール樹脂の重量に対して10〜500重量% の範囲で用いる。
好ましくは、同じ準備で20〜30重量%のポリイソシアネートを用いる。ポリ イソシアネートは液体状態で用いる。液体ポリイソシアネートは非希釈状態で用 いることができる。
固体または粘性ポリイソシアネートは有機溶剤溶液の形態で用い、溶剤は溶液の 80重量%までの範囲で存在させる。
特に好ましくは、イソシアネートはフェノール樹脂の利用されるヒドロキシル基 に対して化学量論量士約20%の割合で用いる。
本発明における燐を主体とする酸を中和するのに用いられアミンとしては第一、 第二および第三 アルキル、シクロ−アルキルおよび芳香族アミンを例示できる 。好ましいアミンはγ−アミノプロピル トリエトキシ シランおよびN−β− (アミノエチル)−T−アミノ−プロピル トリメトキシ シランの如きアミノ シランである。他の適当なアミンとしては第一および第三脂肪アミン、オレイッ ク(oleic)ヒドロキシエチル イミダシリン、アルコキシル化第−および 第二アミン(特に第一脂肪アミン)、ベンジル メチル アミン、ベンジル ジ メチル アミン、およびモノ−、ジーおよびトリーエタノール アミンを挙げる ことができる。アミンの使用量は酸を中和するに要する程度にするか、または過 剰のアミンは可使時間を短くするので僅かに少なくする。
ポリイソシアネートとフェノール樹脂との極性の差は両成分を相溶性にする溶剤 の選択を制限する。この相溶性は本発明の結合剤組成物の完全な反応および硬化 を達成するのに必要である。プロトン(protic)または中性(aprot ic)タイプの極性溶剤はフェノール樹脂に対して良い溶剤であるが、しかしポ リイソシアネートとは制限された相溶性を有する。ポリイソシアネートと相溶す るけれども、芳香族溶剤はフェノール樹脂とは相溶性が乏しい。溶剤は燐を主体 とする酸成分、および使用するならばハロゲン化物成分と相溶するように選択す る必要がある。これらの両成分は系のフェノールおよびイソシアネート成分につ いて使用する極性溶剤および/または芳香族溶剤と相溶する有機誘導体が好まし い。これらの各成分は最大の溶解性および安定性を有する成分に置換するのが好 ましい。
それ故、溶剤の組合わせ、特に芳香族および極性溶剤の組合わせを用いるのが好 ましい。適当な芳香族溶剤はベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンお よびその混合物である。好ましい芳香族溶剤は少なくとも90%の芳香族含有量 および280〜450 °Fの沸点範囲を有する混合溶剤である。一般に、適当 な極性溶剤はカップリング溶剤として技術的に分類されている溶剤であり、例え ばフルフラール、フルフリルアルコール、セロソルブ アセテート、ブチル セ ロソルブ、ブチル セロソルブアセテート、ブチル カルピトール、ジアセトン  アルコールおよび「テキサノール(Texanol) Jを挙げることができ る。
、 更に、組成物は、ここに引用例として記載する米国特許第4.268.42 5号明細書に記載されているような乾性油を包含することができる。この乾性油 としては2個または3個以上の二重結合を含有する脂肪酸のグリセリドを包含し ており、これにより空気にふれる際の酸素を吸収して不飽和部分の重合を触媒作 用する過酸化物を与えることができる。
多くの天然の乾性油としては、例えば大豆油、ひまわり油、麻実油、アマニ油、 キリ油、オイチシカ油、魚油および脱水ヒマシ油、並びにその種々の知られてい る変性油(例えば吹込アマニ油および吹込大豆油の如き加熱(heat bod ied)。
空気吹込または酸素吹送油)を包含する。油に関する上述する記載は空気乾燥に より系中で実際的に硬化することをもくろむものではないが、しかし乾性油の規 定を助長するものである。。
また、グリセリンまたはペンタエリトリトールの如き多価アルコール、またはメ チルおよびエチル アルコールの如き一価アルコールのタル油エステルのような エチレン系不飽和脂肪酸のエステルは乾性油として用いることができる。必要に 応じて、乾性油の混合物を用いることができる。
本発明において用いる好ましい乾性油はアマニ油である。
乾性油の使用量は、一般に結合剤組成物における成分の全重量に対して少なくと も約2重量%、好ましくは約2〜約15重量%、特に好ましくは約4〜約10重 量%である。乾性油は組成物の溶剤成分の1部と考えることができる。
更に、溶剤成分はここに引用例として記載する米国特許第3.905.934号 明細書に記載されているタイプのジアルキル フタレートの如き液体ジアルキル  エステルを含ませることができる。このエステルは次式:(式中、R誂よびR 2は1〜12個の炭素原子を有するアルキル基を示し、これらの基中の全炭素数 は16を超さないようにする)で表される構造を有している。R1#よびR2は 2〜6個の炭素を有するアルキル基で、R,およびR2の炭素原子の全数が6〜 12のものが好ましい。上記構造式において、R1およびR2のいずれか一方は メチル、エチル、ロープロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、n− ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、イソへブチル、 オクチル、イソオクチル、および上述する他の異性体にすることができる。
他のジアルキル エステルとしては商品名rDBB−5Jでデュポン社から販売 されているようなりメチル グルタレート;商品名rDBB−6jでデュポン社 から販売されているジメチルアジペート、ジメチル サクシネート:商品名rD BE Jでデュポン社から販売されているかかるエステルの混合物、および12 個までの炭素原子を有するアルコールとのジアルキル アジペートおよびサクシ ネートを包含する。
3−パッケージ系を意図するけれども、結合剤組成物は1つパッケージのフェノ ール樹脂および乾性油を有する他のパッケージのイソシアネート成分は2−パッ ケージ系として利用するのが好ましい。結合剤成分を組合わせ、次いで砂または 類似する骨材と混合して成形用混合物を作るか、またはこの混合物は上記成分を 骨材と順次に混合して作ることができる。結合剤を骨材粒子に分布する方法は適 業技術者において周知の手段である。混合物は、必要に応じて、酸化鉄、粉砕亜 麻繊維、ウッド セリアルス(wood cereals)、ピッチ、耐火物粉 などの如き他の成分を含有することができる。
通常の砂タイプの鋳型を作る場合に、使用する骨材は鋳造作業中、型から揮発物 を逃がすのに十分な多孔性を鋳型に付与することのできる十分な大きさの粒度を 有する。ここに用いる「通常の砂タイプの鋳型」とは鋳造作業中揮発物を逃がす ことができる十分な多孔性を有する鋳型を意味する。一般に、鋳型に使用する少 なくとも約80重量%、好ましくは約90重量%の骨材は約50メツシユ (テ ィラー 篩メツシュ)以下の平均粒度を有する。鋳型用の骨材は約50〜約15 0メツシユ (ティラー 篩メツシュ)の範囲の平均粒度を有するのが好ましい 。通常の鋳型に用いる好ましい骨材は、少なくとも約70重量%、好ましくは少 なくとも約85重量%の砂をシリカとする。他の適当な骨材材料としてはジルコ ン、オリビン(olivine) 、アルミノシリケート砂、クロマイト砂(c hromite 5and)などを例示できる。
精密鋳造用の型を作る場合には、大部、一般に少なくとも約80%の骨材が15 0メツシユ (タイラー篩メツシュ)以下、好ましくは約325〜200メツシ ユ (タイラー篩メツシュ)の範囲の粒度を有する。精密鋳造分野に用いる骨材 の少なくとも約90重量%は150メツシユ以下、好ましくは325〜200メ ツシユ範囲の粒度を有する。精密鋳造分野に用いる骨材としては溶融石英、ジル コン砂、オリビンの如きマグネシウム シリケート砂、およびアルミノシリケー ト砂を挙げることができる。
セラミックの如き耐火物を作る場合には、大部分、すなわち、少なくとも80重 中量の使用する骨材が200メツシユ以下、好ましくは325メツシュ以上の平 均粒度を有する。
耐火物の場合、少なくとも約90重量%の骨材は200メツシユ以下、好ましく は325メツシュ以上の平均粒度を有するのが好ましい。耐火物の製造に用いる 骨材は利用する焼結に必要な約1.500°F以上の如き硬化温度に耐えること が必要である。耐火物の製造に適当な骨材としては耐火性酸化物、炭化物、窒化 物の如きセラミックス;および酸化アルミニウム、酸化鉛、酸化クロム、酸化ジ ルコニウム、シリカ、炭化珪素、窒化チタン、窒化硼素、珪化モリブデンの如き 珪化物;および黒鉛の如き炭素質材料を例示できる。
また、骨材の混合物を用いることかてぎ、必要ならば金属およびセラミックスの 混合物を用いることができる。
研磨物品を製造するための砥粒としては酸化アルミニウム、炭化珪素、炭化硼素 、コランダム、ガーネット、エメリーおよびその混合物を例示できる。粒度は米 国標準局で類別された普通の等級のものである。これらの研磨材料および特殊な 仕事についてのそれらの利用は当業者において知られており、本発明により意図 する研磨物品において、変わりはない。更に、研磨物品の製造において、無機充 填材を砥粒と共に用いることができる。少なくとも約85%の無機充填材が20 0メツシユリ下の平均粒度を有するのが好ましい。少なくとも約95%の無機充 填材が200メツシユ以下の平均粒度を有するのが特に好ましい。ある無機充填 材としては氷晶石、フルオロスパー(f Iuorospar)、シリカなどを 例示できる。無機充填材を砥粒と共に用いる場合には、一般に無機充填材は砥粒 および無機充填材の合わせた重量に対して約1〜約30重量%の割合で存在させ る。
使用する骨材は乾燥するのが好ましいけれども、骨材の重量に対して約0.3重 量%まで、またはこれ以上の如き少量の水分を含有することができる。
成形用組成分において、骨材は主成分を構成し、結合剤は比較的少量の成分であ る。通常の砂タイプの鋳型用途では、結合剤の分量を一般に骨材の重量に対して 約10重量%以下、しばしば約0.5〜7重量%の範囲内にする。特に、結合剤 含有量は、通常の砂タイプの鋳型において、骨材の重量に対して約0.6〜約5 重量%の範囲にする。振り落し性および圧潰性(collapsility)が 重要である低融点金属の鋳造の場合には、通常の砂タイプの鋳型において、骨材 の重量に対して約0.6〜約1.5重量%の結合剤を用いるのが好ましい。
精密鋳造用途における型およびコアにおいて、結合剤の使用量は骨材の重量に対 して一般に約40重量%以下、しばしば約5〜約20重量%の範囲内である。
耐火物において、結合剤の使用量は骨材の重量に対し一般に約40重量%以下、 しばしば約5〜約20重量%の範囲内である。研磨物品において、結合剤の使用 量は研磨材料または砥粒の重量に対して一般に約25重量%以下、しばしば約5 〜約15重量%の範囲である。
使用する骨材は乾燥するのが好ましいけれども、骨材の重量に対して約1重量% までの水分は許容できる。この事は、特に使用する溶剤が水と混和しない場合、 または過剰のポリイソシアネートは水と反応するから硬化のために必要とする過 剰のポリイソシアネートを用いる場合である。
成形用混合物は所望の形状に造形し、この際この形成された造形体を型から取除 く時に維持できるようにする。硬化は米国特許第3.409.579号明細書に 記載するようにトリエチルアミンまたはトリメチルエチルアミンの如き第三アミ ンを造形混合物に通すことによって行うことができる。
あるタイプの砂において、本発明の結合剤組成物に対する有用な添加剤は一般式 二 (式中、R“は炭化水素基、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基 を示し、およびRはアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、またはアルキル− アミン置換アルキル基(この場合アルキル基は1〜6個の炭素原子を有する)を 示す)で表されるシランである。上記シランは、フェノール結合剤および硬化剤 の重量に対して0.1〜2重量%の濃度で用いる場合に、系の耐湿性を向上する 。通常、入手できるシランとしては、例えばダウ コーテングZ6040および ユニオン カーバイド A−187(γ−グリシドオキシ プロピルトリメトキ シ シラン);ユニオン カーバイドA−1100(γ−アミノプロピルトリエ トキシ シラン);ユニオン カーバイドA−1120(N−β(アミノエチル )−7−アミツープロピルトリメトキシ シラン);およびユニオン カーバイ ドA−1160(ウレイド−シラン)を挙げることができる。
他の有用な添加剤は脂肪酸、脂肪アルコールおよび/またはこれらの材料の誘導 体の如き内部用離型剤;およびジメチル−、メチルフェニル−およびジフェニル −ポリシロキサンの如きシリコン材料である。適当な脂肪酸はオレイン酸および リノール酸からなるシルファツト(Sylfat)96. (Sylvache m Carp ・製)である。
次に本発明を更に理解するために、鋳型に関する例を記載するが、これにより本 発明は制限されるものでない。特に記載しない限り、すべての部は重量で示す。
すべての例において、引張強さについての試料は、いわゆる「コールド−ボック ス」プロセスによりジメチルエチルアミンと接触させて硬化する。
例1 本例では本発明において用いるのに適当なフェノール樹脂を作るのに使用できる 代表的な手順を説明する。
約858.15gのフェノール、少なくとも約90重量%のパラ−ノニル フェ ノールを含有する約223.25gのノニルフェノール、約418.05gの9 1%バラ−ポルム アルデヒド、および約0.6gの酢酸亜鉛を攪拌機、温度計 およびコンデンサーを具えた反応容器に装填した。酢酸亜鉛触媒の代わりに、C 9〜C12モノカルボン酸の鉛セッケン;ナフテン酸鉛およびオクタン酸鉛(l ead octoate)の如き米国特許第3.185.797号明細書に記載 されている他の金属触媒を用いるこきができる。反応物は約112〜約114℃ まで加熱した。温度は、遊離ホルムアルデヒドが約8%以下になるまで、還流条 件下で維持した。通常、約1時間半維持した。
殆どすべての遊離ホルムアルデヒドが反応するまで(遊離ホルムアルデヒド約1 %以下)、大気脱水条件下で約125℃に加熱した。次いで、Hgの2フインチ の真空下、約1o分間にわたり脱水して約1286.9gの所望生成物を得た。
例2 100重量部のマーチン マリエッタ砂(Martin Mariettesa nd) (20kk)を例1に記載するようにして作った約51重量%のフェノ ール樹脂を含有する約0.825部のフェノール樹脂組成物:約14重量%のT XIB (2,2,4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール ジイソシアネ ート);約22.2重量%のデキサ:1フ545溶剤(初留点(IBP)約44 0 °F、約490 ’ P テlO%、約510 °Fで50%、約600  °Fで90%およびドライ エンド ポイント 約700 °Fを有する芳香族 溶剤);約5%のハイソール(Hisol)15 (沸点範囲182〜204℃ を有するAshland Chemical Companyから入手しつる芳 香族溶剤);約4.4重量%のアマニ油;および約3.4重量%のT−1215 (S[)encer kellogg社から入手しうる重合アマニ油)と約2分 間にわたり混合した。100部のフェノール樹脂組成物に対して約0.5部の8 3%次亜燐酸溶液を、砂と混合する前に、均質になるまでフェノール成分と混合 した。この砂混合物に、75.2重量部のMobay社から入手しうるモンジュ ール(Mondur)tJR(ポリメチレン ポリフェニルイソシアネートから なる芳香族ポリイソシアネート)を含有する約0.675部のイソシアネート組 成物、約9,2重量部のテキサコ7545溶剤、約9重量部のハイソール15お よび約6部のケロシ/を約2分間にわたり混合した。
鋳造用混合物を周囲条件下で4時間(可使時間)にわたり熟成させた。しかる後 、生成した鋳造用混合物をコアボックスに吹込み、これにジメチルエチルアミン を接触させて成形し、これによって標準手順を用いてAFS引張強さ試料(ドッ ク ボーン)を形成した。
硬化試料を引張強さのために試験した。硬化前、周囲条件下で4時間にわたり熟 成した直後の、この組成物の平均引張強さは約125psiであり、24時間後 の平均引張強さは約245ps iであった。
例3 フェノール樹脂成分100部当たり0.4部の83%次亜燐酸溶液を混合する以 外は、例2を繰返し行った。鋳造用混合物を周囲条件下で4時間にわたり熟成し 、次いで硬化した後、直後の平均引張強さは約123ps iであり、24時間 後の平均引張強さは約243ps iであった。
例4 100部のフェノール樹脂成分当たり0.25部の83%次亜燐酸を混合する以 外は、例2を繰返し行った。鋳造用混合物を周囲条件下で4時間にわたり熟成し 、次いで硬化した後、直後の平均引張強さは約123ps iであり、24時間 後の平均引張強さは約213psiであった。
例5 100部のフェノール樹脂組成物当たり0.1部の83%次亜燐酸を混合する以 外は、例2を繰返し行った。鋳造用混合物を周囲条件下で4時間にわたり熟成し 、次いで硬化した後、直後の平均引張強さは約118psiであり、24時間の 平均引張強さは約205ps i 比較の目的のために、83%次亜燐酸を添加しないで、例2を繰り返し行った。
鋳造用混合物を周囲条件下で4時間にわたり熟成し、次いで硬化した後、直後の 平均引張強さは約78ps iであり、24時間後の平均引張強さは約122p s iで約52重量部のフェノール樹脂、約14重量部のTXIB、約22重量 部のテキサコ7545、約5.4重量部のハイソール15、約1.6重量部のア マニ油、約3.4重量部の重合アマニ油、約0.3 重iNのシリコーン油(ポ リメチルフェニル シロキサン)、約0.8重量部の脂肪酸(シルファッ)96 )、約0.4重量部の83%次亜燐酸および約0.3重量部のシラン11o2( ユニオン カーバイド社製)を含有するフェノール樹脂組成物を用いる以外は、 例2を繰返し行った。鋳造用混合物を周囲条件下で5時間にわたり熟成し、次い で硬化した後、直後の平均引張強さは約123ps iであり、24時間後の平 均引張強さは約210 psiであった。
例8 フェノール樹脂組成物が0.2重量部の83%次亜燐酸を含み、およびイソシア ネート溶液が0.6重量部の塩化フタロイルを含む以外は、例7を繰返し行った 。鋳造用混合物を周囲温度で5時間にわたり熟成し、次いで硬化した後、直後の 平均引張強さは約127ps iであり、24時間後の平均引張強さは約238 psiであった。
例9〜12 53.6重量部(7)7.z/ )Lt樹脂、14重量部+7)TXIB、 2 1.8〜22.2重量部のテキサコ7545.5.4重量部のハイソール15. 3.4重量部の重合アマニ油、0.8重量部の脂肪酸、OJ重量部のシリコーン 油、0.2重量部の95%次亜燐酸溶液および後述する表に示すアミンを含むフ ェノール樹脂組成物を用いる以外は、例2を繰返し行った。イソシアネート溶液 には0.6重量部の塩化フタロイルを含めた。鋳造用混合物を周囲条件下で5時 間にわたり熟成し、次いで硬化した。
硬化直後および24時間後の平均引張強さを次の表に示す=100重量部のマー テン マリエッタ砂(20kk)を、例1に記載するようにして作った約51重 量96のフェノール樹脂;約14重量%のTXIB;約22.2重量%のテキサ コ7545溶剤:約5重量%のハイソール15;約4.4重量%のアマニ油;お よび約3,4重量%の重合アマニ油を含有する約0.825重量部のフェノール 樹脂組成物と約2分聞届合した。この混合物に、約75.2重量%のモンジュー ルMR;約9重量%のハイソール15:約6重量%のケロシン;および次の表に 示す割合のテキサコ7545.塩化フタロイルおよびPA−75(モノフェニル およびジフェニル酸性燐酸塩をブタノールに溶解した溶液75重量%、モバイ  ケミカル社製)からなる約9.8重量%の種々の混合物を含有する0、 675 重量部のイソシアネート組成物を約2分間にわたり混合した。これらの鋳造用混 合物を周囲条件下で5時間にわたり熟成し、次いで硬化した後、直後のおよび2 4時間後の平均引張強さを次の表にテキサコ(%) 8.2 8.4 8.6  8.8塩化フタロイル(%) 1.0 0.8 0.6 0.4PA−75(% ) 0.6 0.6 0.6 0.6直後(psi) 135 128 120  11g24時間後(psi) 273 252 247 235テキサコ 7 545 (%) 8.2 8.4 8.6 8.8 9.0 9.2塩化フタロ イル(%) 1.2 1.0 0.8 0.6 0.4 0.2P八−75(% ) 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4 0.4直後(psi) 113  120 102 102 100 10024時間後(psi) 243 2 47 220 207 197 190例23 本例は3成分結合剤系の使用について説明する。フェノール樹脂成分には例1に 記載するようにして作った約53.6部の樹脂、約12部のTXIB、約5部の ハイソール15および約21部のテキサコ7545溶剤を含有させた。イソシア ネート成分には約75.2部のモンジュールMR,約9.0部のハイソール、約 9.2部のテキサコ7545溶剤、約6.0部のケロシンおよび約0.6部の塩 化フタロイルを含有させた。第3成分には約3.4部の重合アマニ油、約0.8 部のシルファツト96、約0.3部のメチルフェニル ポリシロキサン油、約2 .0部のTXIB、約1.0邪のテキサコ7545溶剤および約0.6部のPA −75を含有させた。91.6部のフェノール樹脂成分を使用前に8.1部の第 3F&、分と混合した。100重量部のマーチン フリエツタ20KK砂を約0 .825部のフェノール樹脂成分および第3成分混合物と2分間にわたり混合し た。次いで、砂混合物を約0.675部のイソシアネート成分と約2分間にわた り混合した。砂混合組成物を周囲条件下で5時間にわたり熟成し、次いで硬化し た後、直後の平均引張強さは約88ps iであり、24時間後の平均引張強さ は約213ps iであった。
例24 第31ii分における0、6部のPA−75を、約0,2Rの95%次亜燐酸溶 液および約0.3Rのベンジル メチルアミンで置換する以外は、例23を繰返 し行った。砂混合組成物を周囲条件下で5時間にわたり熟成し、次いで硬化した 後、直後の平均引張強さは約130ps iであり、24時間後の引張強さは約 232ps iであった。
上述するすべての例は実用の鋳造用コアおよび型の製造用途に許容される条件下 で得た引張強さについて説明している。
例25 100重量部のマーチン フリエツタ20KK砂を、例1に記載する手順により フェノールおよび91% パラホルムアルデヒドから作った約47.87部の樹 脂、約9.43部のテキサコ7545.31.21部のジイソブチル フタレー ト、約5.2部のハイソール10 (157〜177℃の沸点範囲を有する芳香 族溶剤、Ashland Chemical製)、約5.2部のケロシンおよび 約1部のシルファツト96を含有する約0.825部のフェノール樹脂溶久と1 2分間にわたり混合した。この混合物に、約73部のモンジュールMR,約18 ゜8部のテキサコ7545溶剤、約7部のケロシン、約0.6部の塩化フタロイ ルおよび約0.6部のPA−75を含有する0、 675部のイソシアネート溶 液を2分間にわたり混合した。この砂混合組成物を周囲条件下で4時間にわたり 熟成し、次いで硬化、した後、直後の平均引張強さは112psiであり、24 時間後の平均引張強さは170psiでPA−75を含有しないイソシアネート 溶液を用いて例25を繰返し行った。砂混合組成物を周囲条件下で4時間にわた り熟成し、次いで硬化した後、直後の平均引張強さは67ps iであり、24 時間後の平均引張強さは148psiであった。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の7第1項)1、特許出願の表示 P OT/US851006382、発明の名称 3、特許出願人 住所 アメリカ合衆国オハイオ州41017 ダブリン ポールジー ブラザー  メモリアル パークウェー520゜名 称 アシュランド・オイル・インツー ボレーフッ14代 理 人 居 所 〒100東京都千代田区霞が関三丁目2番4号霞山ビルディング7階  電話(581)2241番(代表)5、補正書の提出年月日 1985年8月12日 (1985年8月12日に国際事務局により受理された(12.08゜85)、 最初の請求の範囲第1.2.8.12.17.35.36および38項を訂正し た同じ数字の請求の範囲で置き換えた。)請求の範囲 1、 樹脂成分を硬化剤成分と燐を主体とする酸の存在で反応させて得た結合剤 組成物で、前記樹脂成分は一般式=(式中、A、BおよびCは水素原子、または ヒドロキシル基、または炭化水素基、またはハロゲン原子、またはこれらの組合 わせを示す)で表されるフェノールと、一般式R’ CHO(式中R°は水素原 子または1〜8個の炭素原子を有する炭化水素基を示す)で表されるアルデヒド との反応生成物からなるフェノール樹脂を含み、前記硬化剤成分は少なくとも2 個のイソシアネート基を含有する液体ポリイソシアネートからなり;前記結合剤 組成物を別の触媒成分により常温でただちに硬化でき;前記燐を主体とする酸の 量を前記触媒成分に不存在において前記結合剤組成物の可使時間を延長するのに 十分な程度にしたことを特徴とする結合剤組成物。
2、 前記燐を主体とする酸がオルト燐酸、次燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸または ポリ燐酸、または亜燐酸、次亜燐酸またはピロ亜燐酸、またはその混合物の如き 無機の燐を主体とする酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
3、 前記燐を主体とする酸がオルト燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤 組成物。
4、 前記燐を主体とする酸が次亜燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組 成物。
5、 前記燐を主体とする酸が亜燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組成 物。
6、 前記燐を主体とする酸がピロ燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組 成物。
7、 前記燐を主体とする酸が次燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、またはポリ燐酸で ある請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
8、 前記燐を主体とする酸が燐原子に結合した遊離ヒドロキシル基を有しない 完全エステル化誘導体以外の燐酸、次燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、ポリ燐酸、亜 燐酸、次亜燐酸またはピロ亜燐酸の有機誘導体、またはその混合物である請求の 範囲第1項記載の結合剤組成物。
9、 前記有機誘導体がオルト燐酸またはピロ燐酸の部分エステル、またはこの 部分エステルの混合物である請求の範囲第8項記載の結合剤組成物。
10、 前記部分エステルがモノフェニルまたはジフェニル酸性燐酸塩、モノブ チルまたはジブチル酸性燐酸塩、モノイソオクチルまたはジイソオクチル酸性燐 酸塩、モノ(2−エチルヘキシル)またはジ(2−エチルヘキシル)酸性燐酸塩 、またはビス(2−エチルヘキシル)ピロ燐酸、またはその混合物である請求の 範囲第9項記載の結合剤組成物。
11、前記燐を主体とする酸を組成物の約0.05〜約5重量%の分量で用いた 請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
12、前記燐を主体とする酸を組成物の約0.1〜約2重量%以下の分量で用い た請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
13、前記フェノールがアルキル フェノールである請求の範囲第1項記載の結 合剤組成物。
14、前記アルキル フェノールがノニル フェノールである請求の範囲第13 項記載の結合剤組成物。
15、前記樹脂成分は多数のフェノール反応物から作られたフェノール樹脂を含 み、およびノニル フェノールの量を前記フェノール反応物の全モルに対して約 5〜約30モル%にした請求の範囲第14項記載の結合剤組成物。
16、ノニル フェノールの量を約10モル%にした請求の範囲第15項記載の 結合剤組成物。
17、前記組成物は前記燐を主体とする酸および酸ハロゲン化物の存在で前記反 応を行って得た請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
18、前記酸ハロゲン化物が塩化水素酸または塩化フタロイルである請求の範囲 第17項記載の結合剤組成物。
19、前記酸ハロゲン化物を組成物の約0.05〜約5重量%の分量で用いた請 求の範囲第17項記載の結合剤組成物。
20、前記酸ハロゲン化物を組成物の約0,1〜約2重量%の分量で用いた請求 の範囲第17項記載の結合剤組成物。
21、 A、大部分の膏剤;および B、骨材の約40重量%までの有効結合量の請求の範囲第1°項に記載した結合 剤組成物からなることを特徴とする成形用組成物。
22、前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にした 請求の範囲第21項記載の成形用組成物。
23、前記組成物をアミン ガスで硬化させる請求の範囲第21項記載の成形用 組成物。
24、A、大部分の膏剤:および B、骨材の約40重量%までの有効結合量の請求の範囲第17項に記載した結合 剤組成物からなることを特徴とする成形用組成物。
25、前記結合剤組成物の景を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にした 請求の範囲第24項記載の成形用組成物。
26、前記組成物をアミン ガスで硬化させた請求の範囲第24項記載の成形用 組成物。
27、 A、骨材をこの骨材の重量に対して約10重量%までの結合量の請求の 範囲第1項に記載する結合剤組成物と混合し; B、工程(A)から得た鋳造用混合物をパターンに導入し;C、パターン内の鋳 造用混合物を自立状態になるように硬化し;および り、工程(C)で形成した鋳造用混合物成形体をパターンから除去し、この形成 体を更に硬化し、これにより硬質で、固体の硬化鋳型を得ることを特徴とする鋳 型の製造方法。
28、前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にする 請求の範囲第27項記載の方法。
29、前記鋳造用混合物をコールド ボックス プロセスにおいてアミン ガス と接触させて硬化する請求の範囲第27項記載の方法。
30、 A、骨材をこの骨材の重量に対して約10重量%までの結合量の請求の 範囲第17項に記載する結合剤組成物と混合し; B、工程(A)から得た鋳造用混合物をパターンに導入し;C,パターン内の鋳 造用混合物を自立状態になるように硬化し;および り、工程(C)で形成した鋳造用混合物形成体をパターンから除去し、この形成 体を更に硬化し、これにより硬質で、固体の硬化鋳型を得る ことを特徴とする鋳型の製造方法。
31、前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にする 請求の範囲第30項記載の方法。
32、前記鋳造用混合物をコールド ボックス プロセスにおいてアミン ガス と接触させて硬化する請求の範囲第30項記載の方法。
33、 A、請求の範囲第27項に記載するようにして鋳型を作り;B、この鋳 型にまたはそのまわりに金属を液体状態にあるうちに注ぎ; C9前記金属を冷却し、および凝固し;およびり9次いで、形成鋳造品を分離す ることを特徴とする金属の鋳造方法。
34、A。請求の範囲第30項に記載するようにして鋳型を作り;B、この鋳型 にまたはそのまわりに金属を液体状態にあるうちに注ぎ; C0前記金属を冷却し、および凝固し;およびり1次いで、形成鋳造品を分離す ることを特徴とする金属の鋳造方法。
35、前記組成物はシランを含み、このシランの量を前記結合剤 組成物の耐湿 性を向上するのに十分な分量にした請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
36、前記組成物は塩基を含み、この塩基の量は前記燐を主体とする酸を実質的 に中和するのに十分な分量にした請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
37、前記塩基がアミンである請求の範囲第36項記載の結合剤組成物。
38、前記アミンがアミノシランであり、このアミノシランの量を前記結合剤組 成物の耐湿性を向上するのに十分な分量にした請求の範囲第37項記載の結合材 組成物。
39、前記アミンがアルキルまたは環状脂肪族アミンである請求の範囲第37項 記載の結合剤組成物。・40、前記アミンが芳香族アミンである請求の範囲第3 7項記載の結合剤組成物。
41、前記組成物は乾性油を含む請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。
42、前記樹脂成分はベンジル エーテル樹脂を含む請求の範囲第1項記載の結 合剤組成物。
43、前記樹脂成分はベンジル エーテル樹脂を含む請求の範囲第17項記載の 結合剤組成物。
44、請求の範囲第1項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジル エ ーテル樹脂を含む請求の範囲第21項記載の成形用組成物。
45、請求の範囲第17項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジル  エーテル樹脂を含む請求の範囲第24項記載の成形用組成物。
46、請求の範囲第1項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジル エ ーテル樹脂を含む請求の範囲第27項記載の方法。
47、請求の範囲第17項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジルエ ーテル樹脂を含む請求の範囲第30項記載の方法。
国際調査報告 ll“1□1ア;?/詔3ζ/COや8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.樹脂成分、硬化剤成分および燐を主体とする酸の混合物からなり、かかる樹 脂成分は一般式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A,BおよびCは水素原子、またはヒドロキシル基、または炭化水素基 、またはハロゲン原子、またはこれらの組合わせを示す)で表されるフェノール と、一般式R′CHO(式中R′は水素原子または1〜8個の炭素原子を有する 炭化水素基を示す)で表されるアルデヒドとの反応生成物からなるフェノール樹 脂を含み、および前記硬化剤成分は少なくとも2個のイソシアネート基を含有す る液体ポリイソシアネートからなることを特徴とする結合剤組成物。 2.前記燐を主体とする酸がオルト燐酸、次燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸またはポ リ燐酸またはポリ燐酸、または亜燐酸、次亜燐酸またはピロ亜燐酸、または燐原 子に結合した遊離ヒドロキシル基を有しない完全エステル化誘導体以外の前記無 機燐酸の有機誘導体、またはその混合物である請求の範囲第1項記載の結合剤組 成物。 3.前記燐を主体とする酸がオルト燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組 成物。 4.前記燐を主体とする酸が次亜燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組成 物。 5.前記燐を主体とする酸が亜燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組成物 。 6.前記燐を主体とする酸がピロ燐酸である請求の範囲第1項記載の結合剤組成 物。 7.燐を主体とする酸が次燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、またはポリ燐酸である請 求の範囲第1項記載の結合剤組成物。 8.燐を主体とする酸が燐原子に結合した遊離ヒドロキシル基を有しない完全エ ステル化誘導体以外の燐酸、次燐酸、メタ燐酸、ピロ燐酸、ポリ燐酸、亜燐酸、 次亜燐酸またはピロ亜燐酸の有機誘導体である請求の範囲第1項記載の結合剤組 成物。 9.前記有機誘導体がオルト燐酸またはピロ燐酸の部分エステル、またはこの部 分エステルの混合物である請求の範囲第8項記載の結合剤組成物。 10.前記部分エステルがモノフェニルまたはジフェニル酸性燐酸塩、モノブチ ルまたはジブチル酸性燐酸塩、モノイソオクチルまたはジイソオクチル酸性燐酸 塩、モノ(2一エチルヘキシル)またはジ(2−エチルヘキシル)酸性燐酸塩、 またはピス(2−エチルヘキシル)ピロ燐酸、またはその混合物である請求の範 囲第9項記載の結合剤組成物。 11.前記燐を主体とする酸を組成物の約0.05〜約5重量%の分量で用いた 請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。 12.前記燐を主体とする酸を組成物の約0.01〜約1重量%の分量で用いた 請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。 13.前記フェノールがアルキルフェノールである請求の範囲第1項記載の結合 剤組成物。 14.前記アルキルフェノールがノニルフェノールである請求の範囲第13項記 載の結合剤組成物。 工5.前記樹脂成分は多数のフェノール反応物から作られたフェノール樹脂を含 み、およびノニルフェノールの量を前記フェノール反応物の全モルに対して約5 〜約30モル%にした請求の範囲第14項記載の結合剤組成物。 16.ノニルフェノールの量を約10モル%にした請求の範囲第15項記載の結 合剤組成物。 17.前記組成物は酸ハロゲン化物を含む請求の範囲第1項記載の結合剤組成物 。 18.前記酸ハロゲン化物が塩化水素酸または塩化フタロイルである請求の範囲 第17項記載の結合剤組成物。 19.前記酸ハロゲン化物を組成物の約0.05〜約5重量%の分量で用いた請 求の範囲第17項記載の結合剤組成物。 20.前記酸ハロゲン化物を組成物の約0.1〜約2重量%の分量で用いた請求 の範囲第17項記載の結合剤組成物。 21.A.大部分の骨材;および B.骨材の約40重量%までの有効結合量の請求の範囲第1項に記載した結合剤 組成物からなることを特徴とする成形用組成物。 22.前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にした 請求の範囲第21項記載の成形用組成物。 23.前記組成物をアミンガスで硬化させる請求の範囲第21項記載の成形用組 成物。 24.A.大部分の骨材;および B.骨材の約40重量%までの有効結合量の請求の範囲第17項に記載した結合 剤組成物からなることを特徴とする成形用組成物。 25.前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にした 請求の範囲第24項記載の成形用組成物。 26.前記組成物をアミンガスで硬化させる請求の範囲第24項記載の成形用組 成物。 27.A.骨材をこの骨材の重量に対して約10重量%までの結合量の請求の範 囲第1項に記載する結合剤組成物と混合し; B.工程(A)から得た鋳造用混合物をパターンに導入し;C.パターン内の鋳 造用混合物を自立状態になるように硬化し;および D.工程(C)で形成した鋳造用混合物形成体をパターンから除去し、この形成 体を更に硬化し、これにより硬質で、固体の硬化鋳型を得ることを特徴とする鋳 型の製造方法。 28.前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にする 請求の範囲第27項記載の方法。 29.前記鋳造用混合物をコールドボックスプロセスにおいてアミンガスと接触 させて硬化する請求の範囲第27項記載の方法。 30.A.骨材をこの骨材の重量に対して約10重量%までの結合量の請求の範 囲第17項に記載する結合剤組成物と混合し; B.工程(A)から得た鋳造用混合物をパターンに導入し;C.パターン内の鋳 造用混合物を自立状態になるように硬化し;および D.工程(C)で形成した鋳造用混合物形成体をパターンから除去し、この形成 体を更に硬化し、これにより硬質で、固体の硬化鋳型を得ることを特徴とする鋳 型の製造方法。 31.前記結合剤組成物の量を骨材の重量に対して約0.6〜約5重量%にする 請求の範囲第30項記載の方法。 32.前記鋳造用混合物をコールドボックスプロセスにおいてアミンガスと接触 させて硬化する請求の範囲第30項記載の方法。 33.A.請求の範囲第27項に記載するようにして鋳型を作り;B.この鋳型 にまたはそのまわりに金属を液体状態にあるうちに注ぎ; C.前記金属を冷却し、および凝固し;およびD.次いで、形成鋳造品を分離す ることを特徴とする金属の鋳造方法。 34.A.請求の範囲第30項に記載するようにして鋳型を作り;B.この鋳型 にまたはそのまわりに金属を液体状態にあるうちに注ぎ; C.前記金属を冷却し、および凝固し;およびD.次いで、形成鋳造品を分離す ることを特徴とする金属の鋳造方法。 35.前記組成物はシランを含む請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。 36.前記組成物は塩基を含む請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。 37.前記塩基がアミンである請求の範囲第36項記載の結合剤組成物。 38.前記アミンがアミノシランである請求の範囲第37項記載の結合剤組成物 。 39.前記アミンがアルキルまたは環状脂肪族アミンである請求の範囲第37項 記載の結合剤組成物。 40.前記アミンが芳香族アミンである請求の範囲第37項記載の結合剤組成物 。 41.前記組成物は乾性油を含む請求の範囲第1項記載の結合剤組成物。 42.前記樹脂成分はベンジルエーテル樹脂を含む請求の範囲第1項記載の結合 剤組成物。 43.前記樹脂成分はベンジルエーテル樹脂を含む請求の範囲第17項記載の結 合剤組成物。 44.請求の範囲第1項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジルエー テル樹脂を含む請求の範囲第21項記載の成形用組成物。 45.請求の範囲第17項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジルエ ーテル樹脂を含む請求の範囲第24項記載の成形用組成物。 46.請求の範囲第1項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジルエー テル樹脂を含む請求の範囲第27項記載の方法。 47.請求の範囲第17項に記載する結合剤組成物の前記樹脂成分はベンジルエ ーテル樹脂を含む請求の範囲第30項記載の方法。
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