JPS61500774A - ２方式自動注射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ２方式自動注射器 発明の背景と概要 この発明は自動注射器（で関し、とくに自動注射器の安全装置の改良に関し、２ つの異った操作方式のうちのどちらにも選択的に操作可能に適応させるようにし たものである。

ここで意図されている型の自動注射器は化学戦争の状態下で神経性のガスに被曝 したときに解毒剤を投与するように軍人が使うような特別の型のものである。ア ）。

ビンの投薬の注射に現用されている典型的な自動注射器が米国特許第２　、８３ ２　、３３９号の明ａｆｔ書に開示されている。

よシ新しい米国特許第４　、３２９　、９８８号の開示では、現用の注射器の構 成についてよシ正確な記載がある。この新しい特許は、比較的大量の塩化ブラリ ドキシムを収容する第２の自動注射器と、２つの個別の注射器を安定に支持し、 それらの継続する作動を手動で容易にさせるための保持具とを組合わせた注射器 について記述している。

最近になって、この保持具−個別注射器の但合わせの代りに、２つの投薬自動注 射器を一体化したものとする提案があって、２つの個別の自動注射器の継続する 手動操作の必要をなくし、単一の手動操作に応じて実質的に同時注射ができるよ うにした。一体式の複数の自動注射器は米国特許第４，２２６，２３５号の明細 書に開示されている。

さらに最近の具体例は、本出願と同時に出願された描出願人の特許出願番号第　 号（符号３５）、発明の名称「安全装置を改善した複式投薬自動注射器」の明細 書中に開示されている。その出願に開示された注射器では、その安全装置以外の 部分では、現行のアトロビン自動注射器を複数投薬注射器の一体式溝成要素とし て使用している。普通の手動で取外し可能の安全装置は、外部にフランジのある キャップ部材があって、それから軸方向に延びる中心ビンを有しているが、それ に代えて自動安全装置が設けられていて、その後方端の拡大取外し部を有するビ ンが設けられている。この拡大取外し部は、この注射器の外側の収容部材の中心 開口のある後壁から後方へ間隔をおかれており、ビンよりも大きさが大きく、固 定の支壁と係合するように前方向きの面を有するようになっている。そして、そ の大きさは収容部材の後壁よシも小さくて、作動部材が後壁に対して後方向きに 近づくことができるようにしである。複数の投薬注射器の操作は、作動部材がこ の複数投与自動注射器の最初の手動操作に対応して、２次的動作によって前方に 移動するような形で行われる。作動部材のこの２次的動作は、アトロビン注射器 を１ユニツトとして前方に移動させ、それに伴い前方の支持キャップ部材もかぶ せたまま移動する。

この２次的動作の最初の部分の間、自動安全ビンは支壁によって前方への移動に 抗して保持されており、その運動の最初の部分の終るときには、その安全の位置 から取外されねばならな°い。その後前方のキャンプ部材の前方への運動が阻止 されると、作動部材による外側の収容部材がさらに前方に移動して操作を完了し 、応力をかげた付勢スプリングを解放してアトロピン注入組立体を作用させる。

現用のアトロピン自動注射器の有効寿命は約５年である。このような注射器に塩 化グラリドキシム自動注射器の構成部を組合わせるときの問題点の１つは、塩化 ブラリドキシムの有効寿命が３年しかないことである。そこで、アトロピン注射 器は、塩化グラリドキシム注射器構成部と結合する以前または結合後のいずれか にアトロピン注射器だけを単独のユニットとして使用することが望ましい。さら に、重要なことは、想定される使用者がこのアトロピン注射器を簡易に調節する ことができて、それだけで単独の投薬態様か、または塩化ブラリドキシム注射器 の構成部を伴った複数の投薬態様かの両方の方式で選択的に使用できる、という ことである。最後に、上記のような性能を備えるにあたって、安全装置をどんな ときにも常に安全の姿勢位置に保持していることが不可欠である。

従って、本発明の目的は、上記のような必要条件をすべて達成するような２方式 自動注射器を提供することである。本発明の原理に従えば、この目的は注射器に ２方式安全装置を備え、付勢スプリング組立体によって薬剤注入組立体を操作し ようとするとき以外には付勢スプリング組立体を解放するのを工止することによ って達成できる。この２方式安全装置はピン部分を含む第１部分を含み、ピン部 分は注射器の収容部組立体の後壁に設けた中心開口を通って延在する安全の姿勢 位置で、付勢スプリング組立体の解放を凪止する関係に配されており、後壁に関 して相対的の後方への移動に対応してスプリング但立体から取外すようにされて 、この付勢スプリング組立体を解放する作動運動を許すようになっている。この 第１部分には、ピン部分の後方端に固定された自動取外し部を含んでいる。この 自動取外し部はピン部分より大きい寸法でしかし後壁よシは小さい寸法となって いて、後壁から後方へ間隔をおいた前方向きの面を形成し、保持部材によって係 合が行われるようになっており、このとき移動部材が前向きに移動して後壁と係 合し、ピン部分に対する相対的に後方向きの取外す運動と解放可能の手段に対す る作動運動との両運動を与える。

この２方式安全装置はまた、別体の第２部分と第１部分と第２部分との連結とを 含み、この連結は（１）第２部分を第１部分と連結可能にし、後者のピン部分が 手動態様の位置における安全の位置にあり、このとき第１部分は第２部分に後方 への運動を伝達する関係にあシ、そして（２）第２部分がその手動態様の位置か ら取外し可能にし、第１部分のピン部分がその安全の位置に保持されるように連 結される。第２部分はキャップ部分を含み、その大きさと形状は使用者によって 手でつかみやすく、収容部組立体に関して後向きに動かされるのに都合よくピン 部分がその安全の位置から移動し、そのとき第２部分は手動態様の位置にある。

第１部分と第２部分との間の連結は、画部分に一体となった向い合った錠止面を 含むことが好ましい。キャップ部材は好ましくは軸方向の開口を有し、その開口 を通して第１部分の取外し部分の後端面がキャップ部材が手動態様の位置にある ときに露出することが好ましい。画部分の一方と一体の錠止手段は横方向に移動 可能で、（１）キャップ部材の外面に加えられる前方向きの力を加えることによ って、キャップ部材がその手動態様の位置に動くのに対応し、（２）第１部分が その安全の位置にあるときに取外し部分の後端面に加えられる前方向きの力が加 えられ、キャップ部材の外部に後方向きの反対向きの力が加えられることによっ てキャップ部材が手動態様の位置から移動するのに対応する。

本発明の他の目的は、構造が簡単で、製作が経済的であり、操作が有効な２方式 自動注射器を提供することにある。

本発明のこれらの目的と他の目的とは以下の詳細な説明と請求の範囲の中でより 明かになる。

この発明は具体的実施例を示す付属の図面によって最もよく理解される。

図面において 第１図は本発明の原理を具体化した２方式自動注射器の長さ方向の断面図であっ て、２方式安全装置の１形態を示し、 第２図はこの注射器の安全装置側から見た端面図であシ、 第３図は２方式安全装置と注射器の隣接部分の拡大部分断面図であり、 第４図は本発明の原理を具体化した２方式安全装置の他の形態の第３図と類似の 図面であって、この装置のキャップ部材をその手動態様の部分から取外して示し 、第５図は第４図に示すキャップ部材の正面端面図である。

ここで図面を参照してさらに詳しく説明すれば、第１図ないし３図には、この発 明の原理を具体化した２方式自動注射器を示し、全体に１０で示しである。注射 器１０は、筒状の収容部組立体１２と、全体を１４で示し、この収容部組立体１ ２の前方部分の内部にある薬剤注入組立体と、全体を１６で示し、収容部組立体 １２の後方部分の内部にあって薬剤注入組立体１４と作用関係にある付勢スプリ ング組立体と、全体を１・８で示し、収容部組立体１２の後方にあってイす勢ス プリング組立体１６と作用関係にある２方式安全装置とを含んでいる。

収容部組立体１２と、薬剤注入組立体１４と、付勢スプリング組立体１６とは全 般的に米国特許第２　、８３２　、３３９号の明細書の教示に従って構成されて いる。第１図によく示されているように、収容部組立体は外側の円筒状の収容部 材２０を含み、その後壁部２２は直径を縮小した円筒状で中心部に開口を有し、 ２方式安全装置１８を取付けである。収容部組立体１２はまた収容部材２ｏの中 に内側の円筒状収容部材２４を含み、その中に薬剤注入組立体１４と付勢スプリ ング組立体１６とを装着しである。内側の収容部材２４の前方部分は、その中に 円筒状の投薬容器２６を受入れるくシ拡げの中空洞を形成してちる。この容器の 前方端は適当なゴムまたは合成樹脂のストッパーすなわち栓体２８で閉じである 。栓体２８は容器２６の前端を閉じる関係に合成樹脂成形材の収容部端部キャン プ部材３０で保持しである。このキャンプはる。

投薬容器２６の後方端はその後方端内で摺動可能で密封的に係合するプランジャ ー３６によって閉じられており、液体の薬剤の投薬３８を容器内に封入すること になる。注射針４０が容器２６内に配されていて、その尖った方の先端が栓体２ ８に形成した凹所に納められる。合成樹脂の円板４２を容器２６の前方端内に設 け、注射針４０をとり囲んで密封する関係でかつ栓体２８を支持して係止するよ うＫしである。この円板は針をその収蔵位置に解放可能に保持することと、プラ ンジャー３６が投薬を注入する動きをするときに針の周囲を密封することの役目 をする。注射針の反対側の端部は拡大頭部になっていて、プランジャーと当接す るようにし、その頭部に隣る部分の外側には孔があけてちって、プランジャー３ ６がそれと接したときて注射針４０の中空の内部に投薬３８を通ずるようにして いる。内側の収容部材２４は外側の収容部材２０の内部に装着されていて、筒状 の内側収容部材２４の外周部で、１対の突起３２かも後方にはなれた位置に形成 した１対の突起によって規制される限定された往復運動ができる。この１対の突 起４６は外側収容部材２０の内周部に形成された長手方向に幅のある円環状の凹 溝４８の内部で係合するようにされている。

付勢スプリング組立体は長手形のコレット部材５０を含み、これは２個の打抜き 型を組合わせてできている。

このコレット部材は収容部材２４の後方端部分内に装着され、その前端部をプラ ンジャー３６を支持するように配されている。コレット部材５０の前方端はまた 、応力をかけたらせんスプリング５２の前端を係止するような外形に形成しであ る。らせんスプリングは内側収容部材２４の内部で長手部材５０の中央部分を囲 んでおり、その後方端は、内側収容部材２４の後端に一体に形成された開口付き の後壁に係止しである。

長手部材５０の打抜き型の後方端は４つの部分に指形に分かれていて、横方向に 移動可能の弾性支板５６になっておシ、その後方終端部は後方と外方とに面する カム解放面５８を形成している。各カム面５８の前端から内方に延びて、錠止肩 部６０が設けられており、中央ば開口を有する後壁５４の後面ば着座した錠止リ ング６２と係合するようにしである。開口付きの円筒状の後壁部分２２の前方部 分は切頭円錐形の面６４を有するように形成し・カム面５８と当接して弾性支板 を相互に近づくように横方向に内方に移動させ、外側収容部材２ｏが内側収容部 材２４に関して相対的な前方作動運動するのに対応して錠止リング６２から錠止 肩部６０を解放させるようにしている。

２方式安全装置１８は２つの別体の共働部分からなり、それぞれを全体的に６６ と６８で示しである。第１部分６６は安全装置のビン部材の形状になっていて、 前方の安全ビン部分７０を有し、その大きさは外側収容部材２゜の開口後壁部２ ２を通って開口後壁５４に入シ、弾性支板５６の間に入る寸法とする。前方のビ ン部分７ｏが弾性支板５６の間にあるときには、それは弾性支板５６が横方向に 中心向きに移動するのを阻止していて安全の姿勢位置にある。したがって、付勢 スプリング組立体は解放されるのを阻止されている。

図で見るように、第１部分６６は拡大中央部７２を含み、前方の安全ビン部分７ ０が安全の位置にあるときに後壁部２２のくシ拡げた後端７４の内部に着座する ようにしである。中央部７２から後方に間隔をおいて後方取外し部分があり、こ れは（１）後方向きには後方の端面７６、（２）周方向には、後方に斜面となっ た比較的長い後方向きの切頭円錐形の挿入、支持面７８ならびに前方向きで外方 向きの比較的短い円環状の錠止面８０、及び（３）前方向には、前方向きの円環 状の面８２との３者によって輪画づけられている。

安全装置の第２部分６８はキャップ部材の形状をしており、外側収容部材２０の 外面を覆って係止される大きさとしたスカート部分８４を有してい゛る。このス カート部分８４の内面には円環方向に間隔をおいて複数の中心保持突条８６が形 成してあり、この突条の内面は外側収容部分２０の後壁部２２の外周部に当接す る形状にしである。このキャップ部材部６８にはまた、その後方端（／ｉ：放射 方向に外向きに延びる把持用のフランジ８８がある。

キャップ部材の軸方向に開口９０を形成し、その輪画は前方では後方に面した円 環状の錠止面９２を有する横方向に変形可能の錠止部を形成する。錠止面９２か ら後方に傾斜する切頭円錐形の支持面９４が開口９０の残シの部分を画定する。

第１図と第３図とは単独方式で使用するときの２方式安全装置１８の状態を示し ている。この態様では、キャップ部材部６８が解放可能に安全ビン部６６と錠止 されていて外側収容部材２０を前方移動しないようだ保持し、安全ピン部６６は 安全の位置にある。ついでキャップ部材部６８を前方に移動させ、安全ビン部材 ６６の取外し可能部分の挿入、支持面７８が、開口９０の前端を画定しているキ ャンプ部材の部分に当接してこれを横方向に変形させる。キャップ部材部６８の 前方への移動をつづけると・支持面９４を移動させ、挿入、支持面７８に当接さ せるのに役立ち、ここで錠止面８ｏと９２とが相互に係止するようになる。上述 の運動の間キャップ部材のスカート部分８４が外側収容部材２０の後方の外周上 を取巻いた関係で前方（で移動し、突条部８６は後壁部２２の外周に当接するこ ともわかる。

単独ユニット態様では、注射器１０の使用の第１段階は、注射器から２方式安全 装置１８を取外すことである。

この取外しはキャンプ部材部６８の外周を掴み、外側収容部材２０を掴んで保持 しながら後方に移動させるだけで簡単にできる。キャップ部材部６８の後方への 取外しは、錠止面８０と９２との係正によって安全ピン部６６の後方への移動を 伴う。通常は弾性支板５６の横方向の内側への運動を工止している安全の位置か ら安全ピン部７０を取外すと、そこで使用者は前方のキャンプ部材３０を動かし て腿に当てかうことによって操作を完了することができる。外側収容部材２０の 外周部に前向きの力を加えつづけることによって、そのカム面６４が錠止リング ６２に関して前方に移動する。この前方への運動は弾性支板５６のカム面５８と の共働によって、後者の錠止面６０を錠止リング６２の横方向に内側に移動させ ることになり、従って付勢スプリング５２を解放させる。スプリング５２は部材 ５０を通って作用し、この部材を前方に移動させ、プランジャー３６の移動を伴 うことになる。プランジャーが前方に移動するに伴って針４０を一緒（て動かし 、尖った先端が検体２８を突き抜け、腿の筋肉組織中てささる。同時に、容器２ ６内の液状薬剤（アトロピン）の投薬３８が針の孔４４内に内方に動かされ、つ いで針の尖った先端から外方に出て、投薬は使用者の筋肉組織内に入る。プラン ジャーの前方移動が完了したら、使用者は針４０を後方へ引き抜くだけでよい。

前記したように、２方式安全装置１８と注射器１ｏとの他の使用方式は塩化ブラ リドキシム注射器構成部と組合わせて使用する複数投薬方式である。この方式は 本出願人の同時提出の出願、発明の名称「安全装置を改善した複式投薬自動注射 器」の明細書中に開示されている。

複数投薬方式では、キャンプ部材部６８は安全ピン部６６とは別体でそれから取 外される。この取外しは安全ピン部６６の後方の端面７６に前向きの力を加えて 安全ビン部分７０をその安全の位置に保持するとともに、同時にキャンプ部材部 ６８の外部に対向する後方向きの力を加えること（てよって達成できる。これら の対向する力をかけることは錠止面８０と９２とを解放可能に解離する効果を有 する。開口９０の前端を画定しているキャップ部材の部分は横方向に変形し、キ ャップ部材を安全ピン部６６の挿入、支持面７８を越えて通過させることがわか る。このようにして、キャップ部材部６８は安全ピン部６６をその安全の位置に 保持しながら後者から取外される。

前記した別出願に含まれた開示に従えば、後壁部２２しては開口付きの筒状の作 動部材がはめ込まれ、２方式投薬注射器の収容部組立体の内部て装着され、これ によって固定の保持部材を形成しており、この部材は安全ピン部６６の面８２の 前方に位置する筒状の作動部材の中の開口を通って延在している。作動部材が前 方に前進するときに、保持部材は安全ピン部が外側収容部２０とともに前方に移 動するのを阻止する。収容部材２０が、作動部材によって弾性支板５６の間の安 全の位置から安全ビン部分７０を取外すのに十分な距離だけ前方に移動したのち Ｋ、内側収容部材２４の前方移動が阻止され、外側収容部材２０の前方移動の最 後の部分が、上述したよう（てイイ智スプリング組立体を解放することになる。

ここで図面の第４図と第５図を参照して詳細に説明すると、図中には２方式安全 装置９６が示されている。この安全装置は本発明の原理による変更した構造の具 体例であって、注射器１０の中で安全装置１８の代り（て使用できるものである 。装置１８の場合と同じように、この２方式安全装置９６は２つの別体の共働部 分からなり、それぞれを全体的に９８と１００で示しである。前例のようシて、 第１部分９８は安全装置のビン部材の形状になっていて、前方の安全ビン部分１ ０２を有し、その大きる。

安全ピン部９８もまた拡大中央部１０４を含み、前方の安全ビン部分１０２が安 全の位置にあるときに、後壁部２２のくり拡げた後端７４の内部に着座するよう にしである。中央部１０４から後方に間隔をおいて後方取外し部分があり、濁囲 を凹陥させた円形の後端面１０６及び後面１０６を囲む後方に面する凹陥させた 支持面１０８とを含んでいる。円筒状の外周面１１０が面１０８から前方に延び 、前方に面する円環状の面１１２が面１１０の前端から放射方向に内方向きに延 びている。

安全装置の第２部分１００はキャップ部材の形状をしており、外側収容部材２０ の外面を覆って係止される大きさとしたスカート部分１１４を有している。この スカート部分１１４の内面には円環方向に間開をおいて複数の中心保持突条１１ ６が形成してあり、この突条の内面は外側収容部材２０の後壁部２２の外周部に 当接する形状（でシである。このキャップ部材部１００にはまた、その後方端に 放射方向に外向きに延びる把持用のフランジ１１８がある。キャップ部材の軸方 向に開口１２０を形成し、その外周に円環方向に間開をおいて区分ごとの切欠部 ４個を有する円形にしである。切欠部で画定される部分には前方に面する支持面 １２２がある。支持面１２２の間には開口１２０の切欠部と揃えて複数の円環方 向に間隔をおいた弾性支板１２４が前方向きに延在しており、その前端は後方向 きに内方に傾斜した挿入面１２６と、後方にそれ（・でつづく後方に面し放射方 向で外向きに延びる錠止面１２８を輪画づけている。このキャップ部材邪１００ は安全ピン部９８と解放可能に錠止されていて、第４図（（示すように外側収容 部材２０を前方移動しないよって保持し、安全ピン部９８は安全の位置にちる。

ついでキャンプ部材部１００を図示の位置から前方に移動させ、安全ビン部９８ の取外し可能邪の円筒面１１０の後縁が挿入面１２６に当接し、キャップ部材１ ００の弾性支板１２４を横方向に変形させるようにする。キャップ部材１００の 前方への移動をつづけると、円筒面１１０の前縁の相対的移動を挿入面１２６を 通過させるのに役立ち、ここで錠止面１２８は前方の円環状の面１１２と相互に 係合するようになる。上述の運動の間に、キャンプ部材のスカート部分１１４が 外側収容部材２０の後方の外周上を取巻いた関係で前方に移動し、突条部１１６ は後壁部分２２の外周に当接することも分かる。

キャンプ部材部１００を安全ピン部９８に解放可能に錠止している単独ユニット の上述のような態様では、２方式安全装置９６を注射器１０から取外すことが注 射器使用の第１段階である。前例と同じように、この取外しは、キャンプ部材部 １００の外周を掴み、外側収容部材２０を掴んで保持しながら後方に移動させる だけで簡単ばできる。キャップ部材部１００の後方への取外しは錠止面と円形面 １１２との係正によって安全ピン部９８を後方に移動させる。通常は弾性支板５ ６の横方向の内側への運動を凪止している安全の位置から安全ピン部１０２を引 き抜くと、そこで使用者は前記記載のようにして注射器１０の操作を完了するこ とができる。

前述したように、複数投薬方式では、キャンプ部材部１００は安全ビン５９８と は別体でそれから取外されるっこの取外しは安全ピン部９８の後方の端面に前向 きの力を加えて安全ビン部分１０２をその安全の位置に保持するとともに、同時 にキャップ部材部１００の外部に反対向きの後方向きの力を加えることによって 達成できる。

これらの対向する力をかけることは錠止面１２８と円形面１１２とを解放可能に 解離する効果を有する。キャップ部材の弾性支板１２４は横方向に変形し、キャ ップ部材を安全ピン部９８の円筒面１１０を越えて通過させることがわかる。こ のようにして、キャップ部材部１００は安全ピン部９８をその安全の位置に保持 しながら後者から取外される。２方式の操作は前記したものと同じである。

こうしてこの発明の目的が十分に有効に達成されることが理解される。しかし、 前記した特定の好適な具体例は、この発明の機能的構造的な原理を説明する目的 で開示されたものであって、そのような原理を逸脱せずに変更することができる 点は明記すべきである。故にこの発明は以下に記載する請求の精神と範囲内に包 まれるすべての改変をも含むものでちる。

国際調査報告 ＩｎＩｊｒｎａＩｌｌ−＾ａｏｉｅａ＋４ａｎＮａ、ｐｃＴｒＵＳＱ１１１０２ ０５！

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．前方端を患者に当てがうのに適合させてあり、後壁の中心に開口を設けた長 手形の管状収容部組立体と、上記収容部組立体の前端部分内にあつて、容器、注 射針、液体の薬剤及びプランジヤーを含む薬剤注入組立体と、上記収容部組立体 の後端部分内にあつて、上記薬剤注入組立体と作用可能な関係に配され、後者に 作用してプランジヤーを容器内で前方に移動させ、針を患者の体内に前進させ、 そして針から液体の薬剤を外方に出させるようにした付勢スプリング組立体とを 包含し、この付勢スプリング組立体は手動の作動手順に対応して作用する解放可 能の手段を含み、その手順は上記収容部組立体に前向き方向に力を加え、このと きにその前端が患者に当接してこの付勢スプリング組立体を解放して上記薬剤注 入組立体に作用するようにした、スプリングで作動する注射器の改良であつて、 上記薬剤注入組立体を操作しようとするとき以外は、上記解放可能手段の解放を 阻止するための２方式の安全手段を包含し、 この２方式安全手段は、ビン手段を含む第１部分を含み、ビン手段は上記後壁の 中の中心開口を通つて延在する安全の姿勢位置で、上記解放可能手段の解放を阻 止する関係に配されており、上記後壁に関して相対的の後方への移動に対応して 解放可能手段から取外すようにされて、これによつて上記解放可能の手段を解放 するような作動運動ができるようになつており、上記第１部分は上記ピン部分の 後端に固定された自動方式部分を含み、上記自動方式部分の寸法は上記ピン手段 より大きいが上記後壁よりは小さくて、上記後壁から後方に間隔をおいた前方に 面する面を自動作動装置の保持部材によつて係止作用をするようにさせ、一方こ のような装置の移動部材が前方に移動して後壁と当接し、上記ピン手段に対する 相対的後方への取外し運動と上記解放可能手段に対する作動運動との両方を与え るものであり、 上記２方式安全手段は別体の第２部分と上記第１及び第２部分の間に作用する連 結手段とを含み、この手段は（１）上記第２部分と上記第１部分との連結を可能 にし、そのとき後者のビン手段は手動態様の位置の上記安全の位置にあり、ここ で上記第１部分は上記第２部分に対して後方への運動を伝達する関係にあり、そ して（２）上記第２部分が上記手動態様から取外されるのを可能にし、そのとき 上記第１部分のビン手段は上記安全の位置に保持されており、 上記第２部分は手動態様のキヤツプ部材を含み、その大きさと形状は、使用者が 手で掴み、上記収容部組立体に関して後方に動かして上記第２部分が上記手動態 様の位置にあるときの上記安全の位置からピン手段の取外しができるように都合 よくなつていることを特徴とする改良された注射器。 ２．連結手段は第２部分のキヤツプ部材と一体の後方に面する錠止手段と、上記 キヤツプ部材が手動態様にあるときに上記後方に面する錠止手段と係止可能な第 １部分の自動態様の部分と一体の前方に面する錠止手段とを含んでいる特許請求 の範囲第１項に記載の改良された注射器。 ３．キヤツプ部材はそれを貫通して延在する開口を含み、自動態様部分は上記キ ヤツプ部材が手動態様の位置にあるときに上記開口を通つて後方に露出する後端 面を含んでいる特許請求の範囲第２項に記載の改良された注射器。 ４．第１部分第２部分の一方と一体の錠止手段は（１）キヤツプ部材の外部に前 方向きの力を加えることによつてキヤツプ部材がその手動態様の位置に移動し、 そのとき第１部材が前方への移動に抗して安全の位置に保持されるのに対応し、 （２）第１部分が上記安全の位置にある自動態様の部分の後端面に前方向きの力 を加え、上記キヤツプ部材の外面に反対向きの後方向きの力を加えることによつ て、上記キヤツプ部材をその手動態様の位置から移動するのに対応して、横方向 に移動可能である特許請求の範囲第３項に記載の改良された注射器。 ５．可動手段はキヤツプ部材と一体であり、軸方向の開口の前端のところで一体 の円環状の部分を構成している特許請求の範囲第４項に記載の改良された注射器 。 ６．可動の錠止手段はキヤツプ部材と一体であり、軸方向の開口の前端に関して 円環方向に間隔をおいた関係で配された複数の弾性支板を包含している特許請求 の範囲第４項に記載の改良された注射器。 ７．キヤツプ部材は前方に面する支持面を含み、自動態様の部分は、上記キヤツ プ部材が手動態様の位置にあるときに上記前方に面する支持面と当接する後方に 面する支持面を含んでいる特許請求の範囲第４項に記載の改良された注射器。 ８．キヤツプ部材は、その後端から放射方向に外方に延びる外側の外周フランジ を含んでいる特許請求の範囲第４項に記載の改良された注射器。