JPS6149944B2 - - Google Patents

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JPS6149944B2
JPS6149944B2 JP16111283A JP16111283A JPS6149944B2 JP S6149944 B2 JPS6149944 B2 JP S6149944B2 JP 16111283 A JP16111283 A JP 16111283A JP 16111283 A JP16111283 A JP 16111283A JP S6149944 B2 JPS6149944 B2 JP S6149944B2
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JP
Japan
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bamboo
cut
root
sake
liquid
Prior art date
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Application number
JP16111283A
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English (en)
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JPS6054673A (ja
Inventor
Kisaburo Shijo
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Individual
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は竹液を発酵させて、アルコール分の高
い竹酒を製造する方法に関するものである。
一般に米や麦、さつまいもなど穀物も原料とす
る酒や、ぶどうやりんご、いちごなど果実を原料
とする果実酒は知られている。しかしながら我国
には多くの竹籔があるが、竹の樹液を利用した竹
酒は知られていない。
本発明は竹に溜つた竹液を放置していたとこ
ろ、これが自然に発酵して酒が生成されたことに
着目して、種々に研究を行なつた結果、量産性に
優れ、しかも香りが良く、アルコール分の高い竹
酒の製造方法を開発したものである。
以下本発明方法を詳細に説明する。
本発明において用いる竹は、径が太く高さが10
m以上にも成長し、我国でも多く見られる霖宗竹
や真竹などが原木として用いられている。
先ず、竹を切断する時期は、成長してから2〜
8年以内のもので、筍を生じることができる最も
活力のある春の成長期に切断する。これは地域や
天候によつても異なるが、筍の出る3月から4月
頃にかけて切るのが最も良い。また竹1を切断す
る位置は竹籔に植つたままの状態で、第1図に示
すように根元2から3〜5節残し、高さにして1
m程度の位置で切断して上部を切り落し、根元側
部3を植つたままの状態で、1〜3ケ月程度放置
しておく。
最も活力のある春の成長期には、多量の水分を
を茎根から吸い上げ、水分を多く含んで腐り易い
ので、竹細工などに利用する竹は通常この時期を
避けて秋に切断している。しかるに本発明では筍
の生える最も活力のある時期に上部を切断するこ
とにより、植つたままの根元側部3に水が吸い上
げられ、第2図に示すように、節4と節4との間
の中空部5に次第に竹液6が溜つてくる。放置期
間が短かいと竹液6が充分に溜らず、また長すぎ
ると溜つた竹液6が蒸発して少なくなるので、切
断してから1〜3カ月、即ち6月から8月の上旬
まで放置するので望ましい。竹液6の溜り方は下
段の中空部5に多く、上段に行くほど少なくな
る。
次に竹液6の溜つた根元側部3を根元2から切
断して、反転し、雨水などを流し出し、この状態
で一番下の節4を残して各節4……を貫通する孔
を開孔して各中空部5……を連通させた後、再び
反液して溜つた竹液6を殺菌した容器などに集液
する。この竹液6は1本の竹1について約180c.c.
程度採集することができる。
なおこの竹液6の採集方法は上記方法に限ら
ず、例えば横から孔を開孔して流出、吸引する方
法でも良い。
このようにして採集した竹液6は無色、無臭で
粘性のある液体である。この竹液6を容器に入れ
たまま放置しておくと、酵母の作用により自然発
酵して、アルコール分の高い芳香のする竹酒が生
成される。この発酵作用をなす酵母の種類は不明
ではあるが、竹1に付着していた野性酵母である
と考えられる。従つてこの酵母を別に取り出すこ
とができれば、これを竹液6に添加して、醸造す
る方法でも良い。またこのようにして得られた竹
酒のアルコール分は20%以上もあり、その香りも
従来の酒には全くない爽やかな芳香がある。また
その薬用効果については現在不明であるが、繁殖
力が生命力の強い竹から得られた竹液6を原料と
しているので、多くの効果があるものと考えられ
る。
次に本発明の実施例について説明する。
3月23日に24本の孟宗竹(平均直径10cm)を根
本より高さ約1mのところで切断し、上部を切り
落した。根元側部3を竹籔に植つたままの状置し
ておき、7月30日に根元2から切断した。切断後
の根元側を逆さに反転して1週間放置した後、節
4を抜いて中空部5に溜つた竹液6を殺菌した容
器に入れた。竹液6は24本中11本の竹1に入つて
おり、1本平均約180c.c.採集することができた。
この竹液6を容器に入れたまま放置したところ
6ケ月後に爽かな芳香のある状態に発酵した。
このようにして得られた竹酒について、そのア
ルコール分を検査した結果、竹酒100g中22.17g
含まれていた。なおこの検査は食品衛生検査指針
酒精飲料検査法によつて行なつた。
以上説明した如く、本発明に係る竹酒の製造方
法によれば、国内に多く自生する竹籔の竹から効
率良く、多量に竹液を採集することができ、この
竹液を発酵させることにより、従来全く知られて
いない爽やかな芳香があり、アルコール分も高い
竹酒を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は竹の上部を切断した状態を示す側面
図、第2図は第1図の断面図である。 1……竹、2……根元、3……根元側部、4…
…節、5……中空部、6……竹液。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 竹の春の成長期に、根元から複数節を残して
    上部を切り落し、根元側部を植つたままの状態で
    数カ月放置した後、根元から切断し、根元側部の
    節間の中空部に溜つた竹液を取り出し、次いで竹
    液を発酵させることを特徴とする竹酒の製造方
    法。 2 竹液を放置して自然発酵させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の竹酒の製造方
    法。
JP58161112A 1983-09-01 1983-09-01 竹酒の製造方法 Granted JPS6054673A (ja)

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JP58161112A JPS6054673A (ja) 1983-09-01 1983-09-01 竹酒の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS6054673A JPS6054673A (ja) 1985-03-29
JPS6149944B2 true JPS6149944B2 (ja) 1986-10-31

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ID=15728831

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0195764A (ja) * 1987-10-06 1989-04-13 Hideaki Moriya アルコール性飲料の製造方法
KR20020000930A (ko) * 2000-06-22 2002-01-09 김영진 주류용기에 주류 주입방법 및 그 주류용기
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Publication number Publication date
JPS6054673A (ja) 1985-03-29

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