JPS6148507B2 - - Google Patents

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JPS6148507B2
JPS6148507B2 JP53152011A JP15201178A JPS6148507B2 JP S6148507 B2 JPS6148507 B2 JP S6148507B2 JP 53152011 A JP53152011 A JP 53152011A JP 15201178 A JP15201178 A JP 15201178A JP S6148507 B2 JPS6148507 B2 JP S6148507B2
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JP
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lower alkyl
alkyl group
dicyano
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JP53152011A
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Akira Nakamura
Michio Chatani
Toshihide Ataka
Hirozo Segawa
Takama Miura
Tetsuo Takematsu
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Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なピラジン誘導体に関し、さらに
詳しくは、2・3−ジシアノ−5−ハロ−6−置
換ピラジン類、その製造方法および該化合物を有
効成分とする除草剤に関する。 本発明に従えば、一般式 式中、Xはハロゲン原子を表わし、Aは式−Y
−R1の基又は式−NH−R2の基を表わし、Yは酸
素原子又は硫黄原子であり、R1は低級アルキル
基、置換もしくは未置換のフエニル基又は置換も
しくは未置換のベンジル基を表わし、R2は置換
低級アルキル基を表わす、 で示される2・3−ジシアノ−5−ハロ−6−置
換ピラジン類が提供される。 上記一般式()で示される一群の2・3−ジ
シアノ−5−ハロ−6−置換ピラジン類は、文献
未載の新規化合物であり、今回該化合物が水田湛
水土壌処理用、雑草生育期茎葉処理用、畑地土壌
処理用等の除草剤の有効成分として優れた除草活
性を有することを見出し、本発明に到達した。 前記一般式()及び以下の記載において用い
る「ハロゲン原子」なる語には、フツ素、塩素、
臭素が包含され、就中塩素が好適である。 また「低級アルキル基」なる語は直鎖又は分岐
鎖状の飽和炭化水素残基を意味し、炭素原子数6
個以下、好ましくは5個以下、最も好ましくは4
個以下のものが適しており、例えばメチル、エチ
ル、n−もしくはiso−プロピル、n−、iso−、
sec−もしくはtert−ブチル、n−ペンチル、iso
−アミル、n−ヘキシル、等が挙げられる。 「置換もしくは未置換のフエニル基」および
「置換もしくは未置換のベンジル基」において、
ベンジル核上に存在しうる置換基の例としては、
ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基等を挙げることができ、特に塩素原子およびメ
チル基が好ましい。該ベンゼン核はこれらの置換
基の1〜3個、殊に1個により置換されているこ
とができる。 さらに「置換低級アルキル基」なる表現におけ
る置換基としては、水酸基、低級アルコキシ基、
カルボキシル基、アルコキシカルボキシル基、シ
アノ基等が挙げられ、中でもメトキシ基およびカ
ルボキシル基が好ましく、該低級アルキル基はこ
れら置換基を1〜3個、好ましくは1個もつこと
ができる。 なお、本明細書において、「低級」なる語は、
この語が付された基又は化合物が1〜6個、好ま
しくは1〜4個、より一層好ましくは1〜3個の
炭素原子を有することを意味する。 かくして、前記一般式()で示される化合物
の中で特に好適な一群の化合物は式 式中、Yは前記の意味を有し、R11は低級アル
キル基を表わす、 で示される化合物である。 また他の好適な一群の化合物は式 式中、R12はハロゲン原子または低級アルキル
基により置換されていてもよいフエニル基を表わ
す、 で示される化合物である。 かくして本発明により提供される前記式()
で示される活性化合物の代表例としては下記の化
合物を例示することができるが、本発明はこれら
のみに限定されるものではない。 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(メトキ
シ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(エトキ
シ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(n−プ
ロポキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(isoプロ
ポキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(n−プ
トキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(iso−ブ
トキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(sec−ブ
トキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(n−ペ
ンチルオキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(iso−ア
ルミオキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(n−ヘ
キシルオキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(フエノ
キシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(2−ク
ロルフエノキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(3−メ
チルフエノキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(3−メ
チル−4−クロルフエノキシ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(メチル
チオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(エチル
チオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(n−プ
ロピルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(iso−プ
ロピルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(n−ブ
チルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(フエニ
ルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(4−ク
ロルフエニルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(3−メ
チルフエニルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(3−メ
チル−4−クロルフエニルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(ベンジ
ルチオ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(2−メ
トキシエチルアミノ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(2−シ
アノエチルアミノ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(2−ヒ
ドロキシエチルアミノ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(カルボ
キシルメチルアミノ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(2−カ
ルボキシエチルアミノ)ピラジン、 2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(1−カ
ルボキシルエチルアミノ)ピラジン、など。 本発明の前記式()で示される2・3−ジシ
アノ−5−ハロ−6−置換ピラジン類は、それ自
体公知の下記式()で示される2・3−ジシア
ノ−5・6−ジハロピラジンから下記反応式に従
い製造することができる。 式中、XおよびAは前記の意味を有する、 式()の化合物と式()の化合物との反応
は一般に、不活性溶媒、例えばアセトン、メチル
エチルケトンなどのケトン類;テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの炭化水素類等の中で行な
うことができる。 式()の化合物の使用量は特に制約されるも
のではないが、一般に式()の化合物1モルに
対してほぼ等モルないし少過剰モル量で使用する
ことが望ましい。 また、上記反応は酸結合剤、例えば水酸化ナト
リウム、炭酸ナトリウム、ピリジン、トリエチル
アミン等の無機又は有機の塩基類を、式()の
化合物1モルに対して等当量ないし僅かに過剰当
量の存在下で行なうことができる。特に用いる式
()の化合物が式R2NH2〔式中、R2は前記の意
味を有する〕で示されるアミン類の場合は、この
アミン類を式()の化合物に対して2倍モル以
上使用することによつて、該アミン類が反応体お
よび酸結合剤の両者の役割を兼ね行なうようにす
ることも可能である。 反応温度は臨界的ではなく、使用する反応体の
種類に応じて広範に変えることができるが、一般
に約100℃以下の比較的低温の反応温度、さらに
好ましくは室温またはそれ以下の冷却条件の使用
が有利である。特に、式()の化合物がフエノ
ール類チオール類またはチオフエノール類である
場合は、式()のピラジン環の5位および6位
のハロゲン原子の双方共に置換された化合物の副
生が多くなる傾向があるので、低温条件下で反応
を行なうことが特に望ましく、通常は式()の
化合物と式()で示されるフエノール類、チオ
ール類またはチオフエノール類との混合物中に、
上記有機または無機塩基の水溶液を−15〜0℃の
冷却下で添加し、反応させることが望ましい。上
記条件下に反応は通常1〜5時間で完結させるこ
とができる。 一方、式()の化合物がアルコール類の場合
は、該アルコールを多過剰に用いることによつて
同時に溶媒として、の役割をもたせ60℃〜還流温
度で5〜20時間反応させることにより、式()
の化合物を選択的に生成せしめることが可能であ
る。 かくして得られる式()で示される化合物
は、それ自体公知の手段、例えば過、蒸留、抽
出、再結晶、クロマトグラフイーなど、またはそ
れらの組合せにより分離し、及び/又は精製する
ことができる。 次に実施例を挙げて前記式()の化合物の製
造方法を具体的に説明する。 実施例 1 2・3−ジシアノ−5・6−ジクロルピラジン
1.99g(0.01モル)にiso−プロピルアルコール50
mlを加え10時間還流加熱した。反応終了後、iso
−プロピルアルコールを減圧下に留去して得られ
た粗生成物(1.14g)を、カラム・クロマトグラ
フイー(ベンゼン−n−ヘキサン)により精製
し、2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(イソ
プロポキシ)ピラジンを得た。 融点:48.5〜50℃ 元素分析値(C9H7N4OClとして) 計算値:C48.55;H3.17;N25.17 実測値:C48.51;H3.17;N25.20 実施例 2 2・3−ジシアノ−5・6−ジクロルピラジン
1g(0.005モル)をテトラヒドロフラン50mlに
溶解させ、−10〜−15℃に冷却し撹拌しながら、
フエノール0.47g(0.005モル)、NaOH0.21g及
び水25mlより調製した溶液を30分かけて滴下し
た。その後−10〜−15℃でさらに1時間撹拌を行
つた後、反応液を冷水2の中で注入し、析出し
た結晶を別した。この粗結晶とクロロホルム
150mlに溶解し、希NaOH水溶液及び水で洗浄の
後、無水塩化カルシウムで一夜乾燥した。つづい
て減圧下にクロロホルムを留去して得られた粗生
成物(0.78g)をカラムクロマトグラフイー(ベ
ンゼン)により精製し、2・3−ジシアノ−5−
クロル−6−(フエノキシ)ピラジンを得た。 融点:115〜118℃ 元素分析値(C12H5N4OClとして) 計算値:C56.16;H1.96;N21.83 実測値:C56.12;H1.97;N21.86 実施例 3 2・3−ジシアノ−5・6−ジクロルピラジン
1g(0.005モル)とエタンチオール0.47g
(0.0075モル)をアセトン50mlに溶解し、−10〜−
15℃に冷却し撹拌しながら、ピリジン0.40g
(0.005モル)と水40mlとより調製した溶液を30分
かけて滴下した。その後−10〜−15℃でさらに1
時間及び室温で30分撹拌した後、減圧下にアセト
ンを留去した。残留物をクロロホルム150mlに溶
解し、水50mlで2回洗浄した後、無水塩化カルシ
ウムで一夜乾燥した。つづいてクロロホルムを減
圧下で留去して得られた粗生成物(1g)をカラ
ムクロマトグラフイー(エタノール−n−ヘキサ
ン)により精製し、2・3−ジシアノ−5−クロ
ル−6−(エチルチオ)ピラジン得た。 融点:55.0〜58.5℃ 元素分析値(C8H5N4SClとして) 計算値:C42.77;H2.24;N24.94 実測値:C42.75;H2.25;N24.98 実施例 4 2・3−ジシアノ−5・6−ジクロルピラジン
1g(0.005モル)とチオフエノール0.55g
(0.005モル)とをテトラヒドロフラン50mlに溶解
し、−10〜−15℃に冷却し撹拌しながら、0.72%
KOH水溶液40.29gを30分かけて滴下した。その
後−10〜−15℃で1時間撹拌を行なつた後、反応
液を冷水2の中に注入し、析出した結晶を別
した。この粗結晶をクロロホルム150mlに溶解
し、水洗した後、無水塩化カルシウムで一夜乾燥
した。つづいて減圧下にクロロホルムを留去して
得られた粗生成物(0.98g)をカラムクロマトグ
ラフイー(ベンゼン−n−ヘキサン)により精製
し、2・3−ジシアノ−5−クロル−6−(フエ
ニルチオ)ピラジンを得た。 融点:136〜138.5℃ 元素分析値(C12H5N4SClとして) 計算値:C52.85;H1.85;N20.54 実測値:C52.84;H1.86;N20.57 実施例 5 2・3−ジシアノ−5・6−ジクロルピラジン
1.0g(0.005モル)をテトラヒドロフラン40mlに
ツ溶解し−10℃に冷却して、撹拌しながら、2−
メトキシエチルアミン0.75g(0.010モル)をテ
トラヒドロフラン20mlに溶解した溶液を30分間か
けて滴下した。その後−10〜−5℃で20分間反応
後、析出した沈殿物を別して除き、液を減圧
濃縮して黄白色固体を得た。水洗し乾燥した後、
ベンゼンから再結晶して0.65gの2・3−ジシア
ノ−5−クロル−6−(2−メトキシエチルアミ
ノ)ピラジンを得た。 融点:114〜115℃ 元素分析値(C9H8N5OClとして) 計算値:C45.49;H3.39;N29.47 実測値:C45.80;H3.41;N29.13 実施例 6〜23 実施例1〜5に記載したと同様の方法により下
記第1表に記載の化合物を得た。
【表】
【表】
【表】 本発明の除草剤は雑草の種子の発芽を抑制し及
び/又は雑草の茎葉を枯死させる能力を有し、発
芽前除草剤及び/又は発芽後除草剤として、水田
湛水土壌処理、雑草生育期茎葉処理、畑地土壌処
理等において卓越した除草効果を発揮するもので
ある。特に、本発明の除草剤は水を豊富に堪えら
れる湛水田において優れた除草活性を発現し、水
田用除草剤として有利に使用することができる。
これは本発明の活性化合物が水に溶解して雑草の
種子、根や水中の茎葉から容易に吸収され、該雑
草の発芽阻止、生育阻害、枯死等に直接作用する
からであると考えられる。 しかも本発明の除草剤は選択的除草活性を示
し、有害な雑草を効果的に防除することができ
る。例えば、本発明の除草剤は水田湛水土壌処理
によつて、イネに実質的に被害を与えずに、同じ
イネ科の代表的雑草であるノビエを選択的に除草
することができる。 本発明の除草剤によつて防除することのできる
雑草としては、例えば下記のものを例示すること
ができるが、下記の列挙は単なる例示であり、本
発明の除草剤はその他の雑草に対しても優れた除
草効果を発揮することを理解すべきである。 (1) 水田雑草として、例えばキク科(例:タウコ
ギ)、ゴマノハグサ科(例:サワトウガラシ、
アブノメ、アゼトウガラシ、アゼナ)、ミソハ
ギ科(例:ヒメミソハギ、キカシグサ、ミソハ
ギ)、ミゾハコベ科(例:ミゾハコベ)、アワゴ
ケ科(例:ミズハコベ)、アカバナ科(例:チ
ヨウジタテ)、タテ科(例:ヤナギタテ)、ミズ
アオイ科(例:コナギ)、ホシクサ科(例:ホ
シクサ、イヌノヒゲ)、ウキクサ科(例:ウキ
クサ、ヒンジモ、アオウキクサ)、カヤツリグ
サ科(例:ヒデリコ、ホタルイ、タマガヤツ
リ、マツバイ)、イネ科(例:ハイヌメリ、ノ
ビエ)、トチカガミ科(例:スブタ、ミズオオ
バコ)、オモダカ科(例:ヘラオモダカ)、テン
ジソウ科(例:テンジソウ)、ホソミドロ科
(例:アオミドロ)、など。 (2) 畑地雑草として、例えばアカザ科(例:コア
カザ)、アブラナ科(例:ナズナ、ノダイコ
ン、野生カラシナ)、ヒユ科(例アオビユ)、タ
デ科(例:ギシギシ、ハルダテ)、アカネ科
(例:ヤエムグラ)、ナデシコ科(例:ミミナグ
サ、ノミノフスマ、コハコベ)、ゴマノハグサ
科(例:イヌノフグリ)、キク科(例:ハルジ
ヨン、ヒメムカシヨモギ、セイヨウタンポ
ポ)、ヒルガオ科((例:コヒルガオ)、カタバ
ミ科(例:カタバミ)、イネ科(例:スズメノ
テツポウ、スズメノカタビラ、メヒシバ)、ト
ウダイグサ科(例:コニシキソウ)、ナス科
(例:イヌホウズキ)、カヤツリグサ科(例:コ
ゴメガヤツリ)など。 本発明の化合物を除草剤の有効成分として使用
する場合には、前記式()で示される活性化合
物の1種又は2種以上の組合せを、除草剤分野に
おいて通常使用される不活性な液体又は固体の担
体材料又は希釈剤及び必要に応じて、界面活性剤
などの添加物と混合し、適当な剤形に製剤するこ
とができる。 本発明の除草剤にもちいうる担体材料または希
釈剤としては、当該分野において通常使用されて
いるものがいずれも使用でき、固体の担体材料ま
たは希釈剤としては、例えばカオリン、ケイソウ
土、タルク、ベントナイト、モンモリロナイト、
シリカ、クレー、バーミキユライト、ジークライ
ト〔商品名:ジークライト化学礦業(株)製〕、ホワ
イトカーボン、雲母、石こう、炭酸カルシウム、
でん粉、植物粉などが挙げられ、また液体の担体
材料または希釈剤としては、例えば水、エタノー
ル、シクロヘキサン、キシレン、トルエン、ベン
ゼン、メチルナフタレン、ケロシン、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、イソホ
ロン、N・N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エチレングリコールエチルエーテル、液化し
たテトラフルオロエタンなどが挙げられる。 本発明の除草剤はその剤形に応じて界面活性剤
を通常の量で含むことができ、かかる界面活性剤
の例としては、例えばアルキルベンゼンスルホン
酸塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタリンスルホ
ン酸塩ホルマリン縮合物、ジアルキルスルホコハ
ク酸エステルソーダ塩、脂肪酸塩、アルキル硫酸
塩、高級アルコール硫酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、ポリアルキレングリコール、ポリ
オキシアルキレンモノアルキルエーテル、ポリオ
キシアルキレンアルキルアリールエーテル、ポリ
オキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレンアルキルメルカプタンエーテル、第4級
アンモニウム塩などを単独でまたは2種以上組合
せて使用することができる。 しかして、本発明の除草剤は、その剤形にもよ
るが、一般には、前記式()の活性化合物を、
除草剤(製剤)の重量を基準にして、少なくとも
0.5重量%、好ましくは1〜99重量%、さらに好
適には2〜80重量%の濃度で含むことができる。 また、本発明の除草剤は、その施用方法に応じ
て、粉剤、粒剤、水和剤、溶液、乳剤、噴霧剤等
の通常の任意の剤形に製剤される。その製剤は当
該分野でそれ自体公知の方法により行なうことが
できる。例えば、粉剤、粒剤および水和剤は、式
()の活性化合物の少なくとも1種を上記の固
体の担体材料または希釈剤の少なくとも1種と共
に混合粉砕し、適量の界面活性剤を添加し、均一
に混合して製剤化することができる。また、溶液
または乳剤は式()の活性化合物の少なくとも
1種を上記の液体の担体材料または希釈剤の少な
くとも1種中に溶解ないし分散させ、さらに必要
に応じて界要活性剤を加えることにより製剤化し
得る。 かくして、除草剤の重量を基準にして、粉剤お
よび粒剤の場合には、活性化合物を2〜80重量%
の濃度で、水和剤、溶液および乳剤の場合には5
〜60重量%の濃度で含ませることができる。 さらに、本発明の除草剤は、農業分野で通常使
用される殺菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、肥料、植物
生長調節剤等を含むことができ、また他の除草剤
と併用することもできる。 前述したように、本発明の除草剤は、発芽前お
よび/または発芽後の除草剤として、水田湛水土
壌処理または畑地土壌処理として直接土壌に施用
するか、あるいは茎葉処理として雑草に直接散布
することができる。その場合の施用量は臨界的な
ものではなく、活性化合物の種類、施用時期、施
用方法等に応じて広範に変えることができるが、
一般に10アール当り少なくとも、50g、好ましく
は100〜1000gの活性化合物となるように施用す
るのが有利である。しかし上記施用量は一応の基
準であり、作物の状態、雑草のはびこり状態等に
応じて、上記量よりも少なくまたは多く用いるこ
とも勿論可能である。 また、その施用方法としては、通常の任意の方
法を使用することができ、例えば作物の播種また
は移植前または後に防除すべき地域に地上または
空中から散布する方法、作物から播種時に種子と
一緒に散布する方法等が用いられる。あるいはま
た、作物の種子の播種の前に、作物の種子を本発
明の活性化合物を含む水溶液中に浸漬処理するこ
とにより、作物の種子中に混入している雑草の種
子の発芽を抑制することも可能である。 次に本発明により提供される除草剤の製剤の具
体例および除草活性を以下の製剤例によりさらに
説明する。製剤例中「部」は重量部である。 製剤例 1 (水和剤) 本発明の活性化合物40部を、担体材料としてジ
ークライト〔商品名:ジークライト化学礦業(株)
製〕とクニライト〔商品名:クニミネ工業(株)製〕
との2:1混合物55部および界面活性剤としてソ
ルポール800A〔商品名:東邦化学工業(株)製〕5
部と共に混合粉砕して40%水和剤を得る。 製剤例 2 (乳剤) 本発明の活性化合物15部、テトラヒドロフラン
80部および界面活性剤(ソルポール800A)5部
を混合溶解して15%乳剤を得る。 製剤例 3 (粒剤) 本発明の活性化合物10部、ベントナイト50部、
クニライト35部および界面活性剤(ソルポール
800A)5部を混合粉砕したのち、水10部を加え
て均一に撹拌し、直径0.7mmの篩穴から押し出し
て乾燥後、適当な長さに切断して10%粒剤を得
る。 次に本発明に係る除草剤の植物試結果を示し、
本発明の使用法およびその効果を明らかにする。 試験例 1〜15 (水田湛水土壌処理方法) 1/5000アールのポリエチレン製ポツトに水田土
壌(植壌土)を充てんし、ノビエ、広葉雑草、ホ
タルイの各種子を装層2cmに播種し、マツバイ2
株を移植した。同時に水稲3葉期を2本1株植え
とし、2cmの深さに移植して3cmに湛水した。 雑草発芽と同時に本発明の活性化合物含む水和
剤の所定量を秤量し、1ポツト当り10mlの水に希
釈し水面に滴下処理した。その後ガラス室におい
て育成し、処理3週間後に除草効果および水稲に
およぼす影響を調査した。結果は下記第2表に示
す通りである。なお、試験例における表中の数値
は水稲薬害および除草効果の程度を示すもので具
体的には下記の温りである。
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、Xはハロゲン原子を表わし、Aは式−O
    −R13、−S−R14又は−NH−R2の基を表わし、 R13は低級アルキル基、適宜ハロゲン原子もし
    くは低級アルキル基により置換されていてもよい
    フエニル基又は適宜ハロゲン原子もしくは低級ア
    ルキル基により置換されていてもよいベンジル基
    を表わし、 R14は低級アルキル基又は適宜ハロゲン原子も
    しくは低級アルキル基で置換されていてもよいベ
    ンジル基を表わし、 R2は水酸基、カルボキシル基又は低級アルコ
    キシ基により置換された低級アルキル基を表わ
    す、 で示される2・3−ジシアノピラジン誘導体。 2 一般式 式中、Xはハロゲン原子を表わす、 で示される2・3−ジシアノ−5・6−ジハロピ
    ラジンと一般式 H−A 式中、Aは式 −O−R13、−S−R14又は−NH−R2の基を表わ
    し、 R13は低級アルキル基、適宜ハロゲン原子もし
    くは低級アルキル基により置換されていてもよい
    フエニル基又は適宜ハロゲン原子もしくは低級ア
    ルキル基により置換されていてもよいベンジル基
    を表わし、 R14は低級アルキル基又は適宜ハロゲン原子も
    しくは低級アルキル基で置換されていてもよいベ
    ンジル基を表わし、 R2は水酸基、カルボキシル基又は低級アルコ
    キシ基により置換された低級アルキル基を表わ
    す、 で示される化合物とを反応させることを特徴とす
    る一般式 式中、XおよびAは前記の意味を有する、 で示される2・3−ジシアノピラジン誘導体の製
    造方法。 3 一般式 式中、Xはハロゲン原子を表わし、A′は式−
    O−R′13、−S−R′14又は−NH−R2の基を表わ
    し、 R′13は低級アルキル基又は適宜ハロゲン原子も
    しくは低級アルキル基により置換されていてもよ
    いフエニル基を表わし、 R′14は低級アルキル基を表わし、 R2は水酸基、カルボキシル基又は低級アルコ
    キシ基により置換された低級アルキル基を表わ
    す、 で示される2・3−ジシアノピラジン誘導体を有
    効成分とする除草剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3879394A (en) * 1973-09-25 1975-04-22 Du Pont 2,3-Dichloro-5,6-dicyanopyrazine and derivatives

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3879394A (en) * 1973-09-25 1975-04-22 Du Pont 2,3-Dichloro-5,6-dicyanopyrazine and derivatives

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