JPS6147750B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6147750B2 JPS6147750B2 JP15162878A JP15162878A JPS6147750B2 JP S6147750 B2 JPS6147750 B2 JP S6147750B2 JP 15162878 A JP15162878 A JP 15162878A JP 15162878 A JP15162878 A JP 15162878A JP S6147750 B2 JPS6147750 B2 JP S6147750B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starter motor
- clutch
- hydraulic pump
- rotation
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims description 38
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 claims description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、二輪車の油圧発生装置に関する。さ
らに詳しくは、主として二輪車のメインスタンド
を油圧で操作するための油圧発生装置に関する。
らに詳しくは、主として二輪車のメインスタンド
を油圧で操作するための油圧発生装置に関する。
最近の二輪車は排気量が大きくなると共に各種
の装備品を設けるため車体重量が重くなつてい
る。たとえば、排気量750c.c.のオートバイの場合
その車体重量は200Kgを越え、従つて従来の人力
により操作するメインスタンドでは体力のない人
は自力により車体を持ち上げてメインスタンドを
起立させることが困難である。かかる事情を考慮
すると、重量の重い二輪車には人力によらず何ら
かの動力により操作する動力起立スタンドを装備
することが望ましい。しかしながら上記動力起立
スタンド操作用の動力源として新たな動力源を設
けることは車体重量や生産コストの増加および動
力源取付スペース確保困難等の問題を生じるので
望ましくない。
の装備品を設けるため車体重量が重くなつてい
る。たとえば、排気量750c.c.のオートバイの場合
その車体重量は200Kgを越え、従つて従来の人力
により操作するメインスタンドでは体力のない人
は自力により車体を持ち上げてメインスタンドを
起立させることが困難である。かかる事情を考慮
すると、重量の重い二輪車には人力によらず何ら
かの動力により操作する動力起立スタンドを装備
することが望ましい。しかしながら上記動力起立
スタンド操作用の動力源として新たな動力源を設
けることは車体重量や生産コストの増加および動
力源取付スペース確保困難等の問題を生じるので
望ましくない。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、車体重量や
生産コストの増加および動力源取付スペース確保
等の問題が生じることのない、二輪車の動力起立
スタンド操作用動力源として合理的かつ経済的な
油圧発生装置を提供することにあり、その要旨
は、エンジン始動用セルモーターを正逆回転可能
に構成し、該セルモーターが逆回転するときのみ
接続する様に設けた一方向回転クラツチを介して
上記セルモーターと油圧ポンプとを接続し、上記
セルモーターの逆回転を油圧ポンプ駆動用として
用いる様に構成したことを特徴とする二輪車の油
圧発生装置にある。
生産コストの増加および動力源取付スペース確保
等の問題が生じることのない、二輪車の動力起立
スタンド操作用動力源として合理的かつ経済的な
油圧発生装置を提供することにあり、その要旨
は、エンジン始動用セルモーターを正逆回転可能
に構成し、該セルモーターが逆回転するときのみ
接続する様に設けた一方向回転クラツチを介して
上記セルモーターと油圧ポンプとを接続し、上記
セルモーターの逆回転を油圧ポンプ駆動用として
用いる様に構成したことを特徴とする二輪車の油
圧発生装置にある。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本発明
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る油圧発生装置の一例を示
す概念図である。図において、1はエンジン始動
用セルモーター、2,3,4,5はギヤー、6は
油圧ポンプクラツチ、7は油圧ポンプ、8はスタ
ータークラツチ、9はクランク軸、10はフイル
ター、11はオイルである。従来の二輪車に装備
しているエンジン始動用セルモーターはその○−電
極を車体アースとしているが、本発明における上
記セルモーター1は○+電極共に車体から絶縁し、
適宜な切換スイツチあるいはリレー等を使用して
正転および逆転が可能な様に構成してある。な
お、上記セルモーター1の正転方向とは、エンジ
ン始動の為クランクを回転させる方向をいう。上
記油圧ポンプクラツチ6およびスタータークラツ
チ8としては一方向回転クラツチを使用し、油圧
ポンプクラツチ6はセルモーター1が逆転した時
のみ接続し、スタータークラツチ8はセルモータ
ー1が正転した時のみ接続する様に設けてある。
かかる一方向回転クラツチの一例を第2図に概念
的に示す。図に示す一方向回転クラツチは公知の
ものであり、12は回転軸、13はクラツチハウ
ジング、14はローラー室、15はローラー、1
6はスプリング、17はブツシユピースである。
ローラー室14は矢印A方向に向けて狭く、即ち
くさび状に形成してあり、ローラー15はスプリ
ング16、ブツシユピース17により常に矢印A
方向に附勢されている。従つて、回転軸12が矢
印B方向に回転するときのみこのクラツチは接続
し、回転軸12と共にクラツチハウジング13が
回転する。上記油圧ポンプ7は超小型のものを使
用し、上記オイル11はエンジンオイルを使用し
ている。即ち、4サイクル車の場合オイルパンに
オイルが貯溜しているのでそれを使用する。もち
ろん、別途オイルタンクを設けてこのオイルを使
用してもよい。
す概念図である。図において、1はエンジン始動
用セルモーター、2,3,4,5はギヤー、6は
油圧ポンプクラツチ、7は油圧ポンプ、8はスタ
ータークラツチ、9はクランク軸、10はフイル
ター、11はオイルである。従来の二輪車に装備
しているエンジン始動用セルモーターはその○−電
極を車体アースとしているが、本発明における上
記セルモーター1は○+電極共に車体から絶縁し、
適宜な切換スイツチあるいはリレー等を使用して
正転および逆転が可能な様に構成してある。な
お、上記セルモーター1の正転方向とは、エンジ
ン始動の為クランクを回転させる方向をいう。上
記油圧ポンプクラツチ6およびスタータークラツ
チ8としては一方向回転クラツチを使用し、油圧
ポンプクラツチ6はセルモーター1が逆転した時
のみ接続し、スタータークラツチ8はセルモータ
ー1が正転した時のみ接続する様に設けてある。
かかる一方向回転クラツチの一例を第2図に概念
的に示す。図に示す一方向回転クラツチは公知の
ものであり、12は回転軸、13はクラツチハウ
ジング、14はローラー室、15はローラー、1
6はスプリング、17はブツシユピースである。
ローラー室14は矢印A方向に向けて狭く、即ち
くさび状に形成してあり、ローラー15はスプリ
ング16、ブツシユピース17により常に矢印A
方向に附勢されている。従つて、回転軸12が矢
印B方向に回転するときのみこのクラツチは接続
し、回転軸12と共にクラツチハウジング13が
回転する。上記油圧ポンプ7は超小型のものを使
用し、上記オイル11はエンジンオイルを使用し
ている。即ち、4サイクル車の場合オイルパンに
オイルが貯溜しているのでそれを使用する。もち
ろん、別途オイルタンクを設けてこのオイルを使
用してもよい。
次に、上記の如く構成した油圧発生装置の作動
について説明する。先ず、上記スイツチおよびリ
レーを適宜作動させてセルモーター1を逆転させ
る。このセルモーター1の回転はギヤー2、ギヤ
ー3を介して軸18に伝達され、軸18の回転は
油圧ポンプクラツチ6(セルモーター1が逆転す
るときのみ接続する様に設けられた一方向クラツ
チ)のクラツチハウジングに伝達され、油圧ポン
プ7が作動する。図中の矢印Cは油圧ポンプ7の
作動によるオイルの流れを示す。この場合セルモ
ーター1の回転はギヤー2,3、軸18、ギヤ
4,5を介して軸19に伝達されるが、スタータ
ークラツチ8はセルモーター1が正転する時のみ
接続する様に設けられた一方向回転クラツチであ
るので、上記軸19の回転はスタータークラツチ
8のクラツチハウジングには伝達されず、クラン
ク軸9は回転しない。
について説明する。先ず、上記スイツチおよびリ
レーを適宜作動させてセルモーター1を逆転させ
る。このセルモーター1の回転はギヤー2、ギヤ
ー3を介して軸18に伝達され、軸18の回転は
油圧ポンプクラツチ6(セルモーター1が逆転す
るときのみ接続する様に設けられた一方向クラツ
チ)のクラツチハウジングに伝達され、油圧ポン
プ7が作動する。図中の矢印Cは油圧ポンプ7の
作動によるオイルの流れを示す。この場合セルモ
ーター1の回転はギヤー2,3、軸18、ギヤ
4,5を介して軸19に伝達されるが、スタータ
ークラツチ8はセルモーター1が正転する時のみ
接続する様に設けられた一方向回転クラツチであ
るので、上記軸19の回転はスタータークラツチ
8のクラツチハウジングには伝達されず、クラン
ク軸9は回転しない。
一方、エンジンを始動させるべくセルモーター
1を正転させた時は、セルモーター1の回転はギ
ヤー2,3、軸18、ギヤー4,5、軸19に伝
達され、スタータークラツチ8が接続し、軸19
の回転が該クラツチ8のクラツチハウジングに伝
達されてクランク軸9が回転する。そして、エン
ジンが始動するとクラツチハウジングの回転速度
が軸19の回転速度より早くなり、スターターク
ラツチ8が外れる。なお、セルモーター1が正転
する場合油圧ポンプクラツチ6は外れているの
で、セルモーター1の回転は油圧ポンプに伝達さ
れることはない。
1を正転させた時は、セルモーター1の回転はギ
ヤー2,3、軸18、ギヤー4,5、軸19に伝
達され、スタータークラツチ8が接続し、軸19
の回転が該クラツチ8のクラツチハウジングに伝
達されてクランク軸9が回転する。そして、エン
ジンが始動するとクラツチハウジングの回転速度
が軸19の回転速度より早くなり、スターターク
ラツチ8が外れる。なお、セルモーター1が正転
する場合油圧ポンプクラツチ6は外れているの
で、セルモーター1の回転は油圧ポンプに伝達さ
れることはない。
以上説明した様に、本発明に係る油圧発生装置
は、通常二輪車に装備されているエンジン始動用
セルモーターを正逆回転可能に構成し、正回転は
従来通り一方向回転クラツチを介してエンジン始
動に使用し、従来使用されていなかつた逆回転を
セルモーターの逆回転時のみ接続する一方向回転
クラツチを介して油圧ポンプ駆動用として用いる
ものである。従つて、何ら新たな動力源を必要と
せず、車体重量や生産コストの増加および動力源
取付スペース確保という問題が生じないので非常
に経済的かつ合理的である。また、油圧を発生さ
せる場合、セルモーターを逆転させるのでセルモ
ーターとエンジンクランク軸とは遮断され、結局
セルモーターの動力を油圧発生動力として充分に
利用でき、バツテリーの消費も少なくてすむ。さ
らに、セルモーターを逆回転は一方向クラツチを
介して油圧ポンプに伝達されるので、正回転は何
ら油圧ポンプを駆動することなく、従来通りのエ
ンジン始動が可能である。さらにまた、油圧ポン
プ作動油としてエンジンオイルを使用すれば、オ
イル、フイルター、オイルタンクを別途設ける必
要がなく極めて合理的かつ経済的である。
は、通常二輪車に装備されているエンジン始動用
セルモーターを正逆回転可能に構成し、正回転は
従来通り一方向回転クラツチを介してエンジン始
動に使用し、従来使用されていなかつた逆回転を
セルモーターの逆回転時のみ接続する一方向回転
クラツチを介して油圧ポンプ駆動用として用いる
ものである。従つて、何ら新たな動力源を必要と
せず、車体重量や生産コストの増加および動力源
取付スペース確保という問題が生じないので非常
に経済的かつ合理的である。また、油圧を発生さ
せる場合、セルモーターを逆転させるのでセルモ
ーターとエンジンクランク軸とは遮断され、結局
セルモーターの動力を油圧発生動力として充分に
利用でき、バツテリーの消費も少なくてすむ。さ
らに、セルモーターを逆回転は一方向クラツチを
介して油圧ポンプに伝達されるので、正回転は何
ら油圧ポンプを駆動することなく、従来通りのエ
ンジン始動が可能である。さらにまた、油圧ポン
プ作動油としてエンジンオイルを使用すれば、オ
イル、フイルター、オイルタンクを別途設ける必
要がなく極めて合理的かつ経済的である。
なお、本発明に係る油圧発生装置はメインスタ
ンド起立用に限定されるものではなく、他の用途
に使用することができることはいうまでもない。
ンド起立用に限定されるものではなく、他の用途
に使用することができることはいうまでもない。
第1図は本発明に係る油圧発生装置を概念的に
示す図、第2図は一方向回転クラツチを概念的に
示す図である。 1……セルモーター、6……一方向回転クラツ
チ、7……油圧ポンプ。
示す図、第2図は一方向回転クラツチを概念的に
示す図である。 1……セルモーター、6……一方向回転クラツ
チ、7……油圧ポンプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジン始動用セルモーターを正逆回転可能
に構成し、該セルモーターが逆回転するときのみ
接続する様に設けた一方向回転クラツチを介して
上記セルモーターと油圧ポンプとを接続し、上記
セルモーターの逆回転を油圧ポンプ駆動用として
用いる様に構成したことを特徴とする二輪車の油
圧発生装置。 2 上記油圧ポンプの作動油としてエンジンオイ
ルを使用することを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載した二輪車の油圧発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15162878A JPS5579768A (en) | 1978-12-08 | 1978-12-08 | Hydraulic pressure generator for bicycle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15162878A JPS5579768A (en) | 1978-12-08 | 1978-12-08 | Hydraulic pressure generator for bicycle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5579768A JPS5579768A (en) | 1980-06-16 |
JPS6147750B2 true JPS6147750B2 (ja) | 1986-10-21 |
Family
ID=15522687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15162878A Granted JPS5579768A (en) | 1978-12-08 | 1978-12-08 | Hydraulic pressure generator for bicycle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5579768A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6387176U (ja) * | 1986-11-27 | 1988-06-07 |
-
1978
- 1978-12-08 JP JP15162878A patent/JPS5579768A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6387176U (ja) * | 1986-11-27 | 1988-06-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5579768A (en) | 1980-06-16 |
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