JPS6147638B2 - - Google Patents
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- JPS6147638B2 JPS6147638B2 JP58174154A JP17415483A JPS6147638B2 JP S6147638 B2 JPS6147638 B2 JP S6147638B2 JP 58174154 A JP58174154 A JP 58174154A JP 17415483 A JP17415483 A JP 17415483A JP S6147638 B2 JPS6147638 B2 JP S6147638B2
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- screw
- casing
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
- B30B9/02—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
- B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
- B30B9/122—Means preventing the material from turning with the screw or returning towards the feed hopper
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B9/00—Presses specially adapted for particular purposes
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- B30B9/12—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing
- B30B9/16—Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing operating with two or more screws or worms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、生し尿、家畜糞、鶏糞、パルプ、下
水汚泥等の泥状物並びに生ごみ等をも脱液処理す
る泥状物等脱液処理装置に関するものである。
水汚泥等の泥状物並びに生ごみ等をも脱液処理す
る泥状物等脱液処理装置に関するものである。
従来の1条螺旋翼のスクリユーを1本備えたス
クリユープレスにて泥状物等を脱液処理する場合
には、被処理泥状物等の性質上、送りスクリユー
部と搾液スクリユー部とをともに長大にする必要
があるので、スクリユープレス自体が長大になる
ばかりでなく、処理時間が長くなるという欠点が
あつた。また、脱液処理中に固形物が搾液スクリ
ユーとともに回る、いわゆる共回りするのを防ぐ
ために、搾液分離用ケーシング内に抵抗杆を配置
する必要があるので、構造が複雑で、抵抗杆に抗
して被処理物を圧送するために余分の動力を要す
るという欠点があつた。
クリユープレスにて泥状物等を脱液処理する場合
には、被処理泥状物等の性質上、送りスクリユー
部と搾液スクリユー部とをともに長大にする必要
があるので、スクリユープレス自体が長大になる
ばかりでなく、処理時間が長くなるという欠点が
あつた。また、脱液処理中に固形物が搾液スクリ
ユーとともに回る、いわゆる共回りするのを防ぐ
ために、搾液分離用ケーシング内に抵抗杆を配置
する必要があるので、構造が複雑で、抵抗杆に抗
して被処理物を圧送するために余分の動力を要す
るという欠点があつた。
本発明は、前記の欠点を除去するとともに、泥
状物等の脱液処理量の増大を目的とするものであ
る。
状物等の脱液処理量の増大を目的とするものであ
る。
本発明の泥状物等脱液処理装置は、(A)断面形状
が繭形である多孔性筒体の前端部に投入口を開口
してなる濃縮用ケーシング内に、互に逆方向に回
転する軸部材のそれぞれに互に螺旋の傾きが逆で
ある多条螺旋翼を備えてなる2本の送りスクリユ
ーを前記多条螺旋翼が互に入り組むように横に並
列して配置し、(B)該2本の送りスクリユーの一方
の後端部に、当該スクリユーの軸部材の後端部に
一体的に順次連続する拡径用截頭円錐部材と前記
送りスクリユーの外径以上の大きさの外径を有す
る大径軸部材とにわたつて前記送りスクリユーの
多条螺旋翼の一つに連続する1条螺旋翼を備えて
なる大径搾液スクリユーを連設し、(C)該大径搾液
スクリユーを囲む大径搾液分離用ケーシングを前
記濃縮用ケーシングの後端部に拡径用段部を介し
て連通して設け、(D)泥状物等を2本の送りスクリ
ユーから1本の大径搾液スクリユーに押し込むよ
うにしたことを特徴とするものである。
が繭形である多孔性筒体の前端部に投入口を開口
してなる濃縮用ケーシング内に、互に逆方向に回
転する軸部材のそれぞれに互に螺旋の傾きが逆で
ある多条螺旋翼を備えてなる2本の送りスクリユ
ーを前記多条螺旋翼が互に入り組むように横に並
列して配置し、(B)該2本の送りスクリユーの一方
の後端部に、当該スクリユーの軸部材の後端部に
一体的に順次連続する拡径用截頭円錐部材と前記
送りスクリユーの外径以上の大きさの外径を有す
る大径軸部材とにわたつて前記送りスクリユーの
多条螺旋翼の一つに連続する1条螺旋翼を備えて
なる大径搾液スクリユーを連設し、(C)該大径搾液
スクリユーを囲む大径搾液分離用ケーシングを前
記濃縮用ケーシングの後端部に拡径用段部を介し
て連通して設け、(D)泥状物等を2本の送りスクリ
ユーから1本の大径搾液スクリユーに押し込むよ
うにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明を図示の実施例によつて詳細に説
明する。図面には多条螺旋翼として2条螺旋翼を
示してある。図において、10は断面形状が繭形
(第3図参照)の多孔性筒体にて形成されている
濃縮用ケーシングである。11は濃縮用ケーシン
グ10の前端部に開口した投入口である。12は
投入口11に取付けたホツパーである。13,…
………は濃縮用ケーシング10の多孔性筒体の周
面に設けた多数の小孔である。濃縮用ケーシング
10は多孔性筒体に代えて網筒にしてもよく、投
入口11にホツパー12を取付けるのに代えて送
り込みパイプを取付けてもよい。濃縮用ケーシン
グ10の外側には長手方向に間隔をおいて複数個
の垂直支持板14,…………を装着し、該支持板
14,…………を複数個の長手方向の連結板1
5,…………にて連結してある。20と30はそ
れぞれ連動歯車1,2にて互に逆方向に回転する
軸部材21,31のそれぞれに多条螺旋翼22,
22′と32,32′を備えた2本の送りスクリユ
ーである。多条螺旋翼22,22′と32,3
2′との傾きは第2図に示すように互に逆になつ
ている。該2本の送りスクリユー20と30は、
多条螺旋翼22,22′と32,32′が互に入り
組むように横に並列して、前記濃縮用ケーシング
10内に配置してある。40は2本の送りスクリ
ユー20と30の一方、例えば送りスクリユー2
0の後端部に連設した大径搾液スクリユーであ
る。大径搾液スクリユー40は、送りスクリユー
20の軸部材の後端部に一体的に順次連続する拡
径用截頭円錐部材41と前記送りスクリユー20
の外径以上の大きさの外径を有する大径軸部材4
2とにわたつて、前記送りスクリユー20の多条
螺旋翼の一つ、例えば螺旋翼22に連続するとと
もに該螺旋翼22とほぼ同じ高さの1条螺旋翼4
3を備えることによつて形成されている。大径搾
液スクリユーの外径は、第1図に示すように、後
端部に至るに従い縮小している。50は大径搾液
スクリユー40を囲む截頭円錐形の大径搾液分離
用ケーシングである。図示の構造に代えて、前記
大径搾液スクリユー40の外径を縮小することな
く、大径軸部材42の外径を後端部に至るに従い
大きくするとともに、大径搾液分離用ケーシング
50を円筒形にしてもよい。大径搾液分離用ケー
シング50は前記濃縮用ケーシング10の後端部
に拡径用段部54を介して連通して設けてあり、
かつ該ケーシング50は目の粗い外側網筒または
多孔筒51と交換可能な目の細かい内側網筒52
とを備えている。53,…………は大径搾液分離
用ケーシング50の外側に長手方向に間隔をおい
て装着した複数個の環状補強板である。大径搾液
分離用ケーシング50の前端部の鍔部材と濃縮用
ケーシング10の後端部の鍔部材とを介して、大
径搾液分離用ケーシング50が濃縮用ケーシング
10の後端部に着脱可能に取付けてある。55は
大径搾液分離用ケーシング50の後端部に形成し
た排出口である。60は大径搾液スクリユー40
の後端軸部材44に摺動可能に取付けた抵抗体で
あつて、ばね61によつて排出口55に弾力的に
圧接されている。62はばね61の押圧力を調整
する調整ナツトであつて、後端軸部材44に螺入
してある。図面には、多条螺旋翼22,22′と
32,32′とのピツチおよび1条螺旋翼43の
ピツチがそれぞれスクリユーの全長にわたつて等
しいものを図示してあるけれども、部分的にピツ
チを変えてもよい。必要に応じて多条螺旋翼の条
数を3条以上にしてもよいことは勿論である。な
お、3は減速器付きモータ、4は機台、5,6は
集液用受皿、7,8はカバーである。
明する。図面には多条螺旋翼として2条螺旋翼を
示してある。図において、10は断面形状が繭形
(第3図参照)の多孔性筒体にて形成されている
濃縮用ケーシングである。11は濃縮用ケーシン
グ10の前端部に開口した投入口である。12は
投入口11に取付けたホツパーである。13,…
………は濃縮用ケーシング10の多孔性筒体の周
面に設けた多数の小孔である。濃縮用ケーシング
10は多孔性筒体に代えて網筒にしてもよく、投
入口11にホツパー12を取付けるのに代えて送
り込みパイプを取付けてもよい。濃縮用ケーシン
グ10の外側には長手方向に間隔をおいて複数個
の垂直支持板14,…………を装着し、該支持板
14,…………を複数個の長手方向の連結板1
5,…………にて連結してある。20と30はそ
れぞれ連動歯車1,2にて互に逆方向に回転する
軸部材21,31のそれぞれに多条螺旋翼22,
22′と32,32′を備えた2本の送りスクリユ
ーである。多条螺旋翼22,22′と32,3
2′との傾きは第2図に示すように互に逆になつ
ている。該2本の送りスクリユー20と30は、
多条螺旋翼22,22′と32,32′が互に入り
組むように横に並列して、前記濃縮用ケーシング
10内に配置してある。40は2本の送りスクリ
ユー20と30の一方、例えば送りスクリユー2
0の後端部に連設した大径搾液スクリユーであ
る。大径搾液スクリユー40は、送りスクリユー
20の軸部材の後端部に一体的に順次連続する拡
径用截頭円錐部材41と前記送りスクリユー20
の外径以上の大きさの外径を有する大径軸部材4
2とにわたつて、前記送りスクリユー20の多条
螺旋翼の一つ、例えば螺旋翼22に連続するとと
もに該螺旋翼22とほぼ同じ高さの1条螺旋翼4
3を備えることによつて形成されている。大径搾
液スクリユーの外径は、第1図に示すように、後
端部に至るに従い縮小している。50は大径搾液
スクリユー40を囲む截頭円錐形の大径搾液分離
用ケーシングである。図示の構造に代えて、前記
大径搾液スクリユー40の外径を縮小することな
く、大径軸部材42の外径を後端部に至るに従い
大きくするとともに、大径搾液分離用ケーシング
50を円筒形にしてもよい。大径搾液分離用ケー
シング50は前記濃縮用ケーシング10の後端部
に拡径用段部54を介して連通して設けてあり、
かつ該ケーシング50は目の粗い外側網筒または
多孔筒51と交換可能な目の細かい内側網筒52
とを備えている。53,…………は大径搾液分離
用ケーシング50の外側に長手方向に間隔をおい
て装着した複数個の環状補強板である。大径搾液
分離用ケーシング50の前端部の鍔部材と濃縮用
ケーシング10の後端部の鍔部材とを介して、大
径搾液分離用ケーシング50が濃縮用ケーシング
10の後端部に着脱可能に取付けてある。55は
大径搾液分離用ケーシング50の後端部に形成し
た排出口である。60は大径搾液スクリユー40
の後端軸部材44に摺動可能に取付けた抵抗体で
あつて、ばね61によつて排出口55に弾力的に
圧接されている。62はばね61の押圧力を調整
する調整ナツトであつて、後端軸部材44に螺入
してある。図面には、多条螺旋翼22,22′と
32,32′とのピツチおよび1条螺旋翼43の
ピツチがそれぞれスクリユーの全長にわたつて等
しいものを図示してあるけれども、部分的にピツ
チを変えてもよい。必要に応じて多条螺旋翼の条
数を3条以上にしてもよいことは勿論である。な
お、3は減速器付きモータ、4は機台、5,6は
集液用受皿、7,8はカバーである。
次に、本発明の作用を含有液分が多い泥状物、
例えば生し尿を脱液処理する場合について説明す
る。減速器付きモータ3を駆動すると、第2図に
おいて、送りスクリユー20は矢印aの方向に回
転し、連動歯車1,2によつて送りスクリユー3
0は矢印bの方向に回転する。次いで、生し尿
(水分97〜98%)を適宜の手段にて投入口11内
に投入すると、濃縮用ケーシング10内におい
て、生し尿は2本の送りスクリユー20,30の
中間部に向つて流入しながら、多条螺旋翼22,
22′と32,32′によつて急速に後端部へ搬送
される。この搬送の過程において、生し尿中の液
分が小孔13,…………を経て下方の集液用受皿
5に滴下することによつて、生し尿の濃縮が行わ
れる。濃縮用ケーシング10の後端部において、
送りスクリユー30にて圧縮された濃縮生し尿は
送りスクリユー20にて圧縮された濃縮生し尿中
に強制的に押し込まれることによつて濃縮作用が
加勢されるとともに、濃縮生し尿がパツキング状
になる。以上のようにパツキング状になつた生し
尿(水分80〜85%)は送りスクリユー20にて大
径搾液スクリユー40に押し込まれ、大径搾液分
離用ケーシング50内において大径搾液スクリユ
ー40にて徐々に圧搾され、含有液分は大径搾液
分離用ケーシング50の網目を経て下方の集液用
受皿6に滴下する。脱液処理後の生し尿は固形物
(水分47〜50%)になつてばね61に抗して抵抗
体60を押しのけて排出口55から排出される。
大径搾液分離用ケーシング50内における圧搾圧
力が増大するに従つて、圧搾中の濃縮生し尿の一
部が該ケーシング50の前端部の方へ逆流し、さ
らに濃縮用ケーシング10内へ逆流しようとする
も、大径搾液スクリユー40の谷部を形成する大
径軸部材42の外径の大きさが送りスクリユー2
0の外径以上であるので、その殆んどが拡径用段
部54に阻止されて厚いパツキング状になる。こ
のパツキング状になつた濃縮生し尿によつて濃縮
用ケーシング10の後端部が塞さがれた状態とな
るので、大径搾液分離用ケーシング50内に押し
込まれた濃縮生し尿が圧搾の過程において濃縮用
ケーシング10内へ逆流する量は、拡径用段部5
4がない場合に比較して大幅に減少するので、脱
液処理量が増大する。なお、排出口55から排出
される固形物状の生し尿は図外の焼却炉にて焼却
するとともに、分離液分は生物学的処理によつて
無害化されるのである。家畜糞、パルプ、下水汚
泥等の泥状物および生ごみ等も前記と同様に脱液
処理をすることができる。とくに、従来脱液処理
が困難であつた繊維質の少ない泥状物の脱液処理
を容易に行うことができる。濃縮泥状物が1対の
送りスクリユー20,30によつて1本の大径搾
液スクリユー40に押し込まれるので、1軸の送
りスクリユーの場合に比較して押し込み抵抗が増
大し、大径搾液分離用ケーシング50と濃縮泥状
物との間に作用する摩擦抵抗が大径搾液スクリユ
ー40と濃縮泥状物との間に作用する摩擦抵抗よ
りも大きくなる。このことによつて、大径搾液分
離用ケーシング50内において圧搾中の濃縮泥状
物が大径搾液スクリユー40と一体になつて共回
りすることがなくなるのである。
例えば生し尿を脱液処理する場合について説明す
る。減速器付きモータ3を駆動すると、第2図に
おいて、送りスクリユー20は矢印aの方向に回
転し、連動歯車1,2によつて送りスクリユー3
0は矢印bの方向に回転する。次いで、生し尿
(水分97〜98%)を適宜の手段にて投入口11内
に投入すると、濃縮用ケーシング10内におい
て、生し尿は2本の送りスクリユー20,30の
中間部に向つて流入しながら、多条螺旋翼22,
22′と32,32′によつて急速に後端部へ搬送
される。この搬送の過程において、生し尿中の液
分が小孔13,…………を経て下方の集液用受皿
5に滴下することによつて、生し尿の濃縮が行わ
れる。濃縮用ケーシング10の後端部において、
送りスクリユー30にて圧縮された濃縮生し尿は
送りスクリユー20にて圧縮された濃縮生し尿中
に強制的に押し込まれることによつて濃縮作用が
加勢されるとともに、濃縮生し尿がパツキング状
になる。以上のようにパツキング状になつた生し
尿(水分80〜85%)は送りスクリユー20にて大
径搾液スクリユー40に押し込まれ、大径搾液分
離用ケーシング50内において大径搾液スクリユ
ー40にて徐々に圧搾され、含有液分は大径搾液
分離用ケーシング50の網目を経て下方の集液用
受皿6に滴下する。脱液処理後の生し尿は固形物
(水分47〜50%)になつてばね61に抗して抵抗
体60を押しのけて排出口55から排出される。
大径搾液分離用ケーシング50内における圧搾圧
力が増大するに従つて、圧搾中の濃縮生し尿の一
部が該ケーシング50の前端部の方へ逆流し、さ
らに濃縮用ケーシング10内へ逆流しようとする
も、大径搾液スクリユー40の谷部を形成する大
径軸部材42の外径の大きさが送りスクリユー2
0の外径以上であるので、その殆んどが拡径用段
部54に阻止されて厚いパツキング状になる。こ
のパツキング状になつた濃縮生し尿によつて濃縮
用ケーシング10の後端部が塞さがれた状態とな
るので、大径搾液分離用ケーシング50内に押し
込まれた濃縮生し尿が圧搾の過程において濃縮用
ケーシング10内へ逆流する量は、拡径用段部5
4がない場合に比較して大幅に減少するので、脱
液処理量が増大する。なお、排出口55から排出
される固形物状の生し尿は図外の焼却炉にて焼却
するとともに、分離液分は生物学的処理によつて
無害化されるのである。家畜糞、パルプ、下水汚
泥等の泥状物および生ごみ等も前記と同様に脱液
処理をすることができる。とくに、従来脱液処理
が困難であつた繊維質の少ない泥状物の脱液処理
を容易に行うことができる。濃縮泥状物が1対の
送りスクリユー20,30によつて1本の大径搾
液スクリユー40に押し込まれるので、1軸の送
りスクリユーの場合に比較して押し込み抵抗が増
大し、大径搾液分離用ケーシング50と濃縮泥状
物との間に作用する摩擦抵抗が大径搾液スクリユ
ー40と濃縮泥状物との間に作用する摩擦抵抗よ
りも大きくなる。このことによつて、大径搾液分
離用ケーシング50内において圧搾中の濃縮泥状
物が大径搾液スクリユー40と一体になつて共回
りすることがなくなるのである。
本発明によるときは、濃縮用ケーシング内にお
いて泥状物を多条螺旋翼を備えた2本の送りスク
リユーにて急速に強制的に搬送する過程において
濃縮することによつて、1条の螺旋翼のスクリユ
ーを1本備えた従来のスクリユープレスにて泥状
物を脱液処理する場合に比較して、装置全体の長
さおよび処理時間がともに短縮できる。また、圧
搾中に濃縮泥状物が共回りをしないから、従来の
スクリユープレスには固形物の共回りを防ぐため
に必要不可欠であつた抵抗杆およびこれに伴う余
分な動力はともに不要である。さらに、圧搾中に
生じる濃縮泥状物等の逆流の殆んどが大径搾液分
離用ケーシングとこれよりも小径の濃縮用ケーシ
ングと連通箇所に形成された拡径用段部によつて
阻止されるから、泥状物等の脱液処理効率が向上
し、その結果泥状物等の脱液処理量を増大するこ
とができるのである。
いて泥状物を多条螺旋翼を備えた2本の送りスク
リユーにて急速に強制的に搬送する過程において
濃縮することによつて、1条の螺旋翼のスクリユ
ーを1本備えた従来のスクリユープレスにて泥状
物を脱液処理する場合に比較して、装置全体の長
さおよび処理時間がともに短縮できる。また、圧
搾中に濃縮泥状物が共回りをしないから、従来の
スクリユープレスには固形物の共回りを防ぐため
に必要不可欠であつた抵抗杆およびこれに伴う余
分な動力はともに不要である。さらに、圧搾中に
生じる濃縮泥状物等の逆流の殆んどが大径搾液分
離用ケーシングとこれよりも小径の濃縮用ケーシ
ングと連通箇所に形成された拡径用段部によつて
阻止されるから、泥状物等の脱液処理効率が向上
し、その結果泥状物等の脱液処理量を増大するこ
とができるのである。
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
1図は第2図の−線に沿う縦断側面図、第2
図は一部を切断して内部を示す平面図、第3図は
第2図の−線に沿う断面図である。 10;濃縮用ケーシング、11;投入口、2
0,30;1対の送りスクリユー、21,31;
軸部材、22,22′,32,32′;多条螺旋
翼、40;大径搾液スクリユー、41;拡径用截
頭円錐部材、42;大径軸部材、43;1条螺旋
翼、50;大径搾液分離用ケーシング、54;拡
径用段部。
1図は第2図の−線に沿う縦断側面図、第2
図は一部を切断して内部を示す平面図、第3図は
第2図の−線に沿う断面図である。 10;濃縮用ケーシング、11;投入口、2
0,30;1対の送りスクリユー、21,31;
軸部材、22,22′,32,32′;多条螺旋
翼、40;大径搾液スクリユー、41;拡径用截
頭円錐部材、42;大径軸部材、43;1条螺旋
翼、50;大径搾液分離用ケーシング、54;拡
径用段部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 断面形状が繭形である多孔性筒体の前端部に
投入口を開口してなる濃縮用ケーシング内に、互
に逆方向に回転する軸部材のそれぞれに互に螺旋
の傾きが逆である多条螺旋翼を備えてなる2本の
送りスクリユーを前記多条螺旋翼が互に入り組む
ように横に並列して配置し、 該2本の送りスクリユーの一方の後端部に、当
該スクリユーの軸部材の後端部に一体的に順次連
続する拡径用截頭円錐部材と前記送りスクリユー
の外径以上の大きさの外径を有する大径軸部材と
にわたつて前記送りスクリユーの多条螺旋翼の一
つに連続する1条螺旋翼を備えてなる大径搾液ス
クリユーを連設し、 該大径搾液スクリユーを囲む大径搾液分離用ケ
ーシングを前記濃縮用ケーシングの後端部に拡径
用段部を介して連通して設け、 泥状物等を2本の送りスクリユーから1本の大
径搾液スクリユーに押し込むようになしたことを
特徴とする泥状物等脱液処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58174154A JPS6068198A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 泥状物等脱液処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58174154A JPS6068198A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 泥状物等脱液処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6068198A JPS6068198A (ja) | 1985-04-18 |
JPS6147638B2 true JPS6147638B2 (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=15973624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58174154A Granted JPS6068198A (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | 泥状物等脱液処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6068198A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2514261Y2 (ja) * | 1991-04-05 | 1996-10-16 | 石垣機工株式会社 | スクリュ―プレスの原液の送り装置 |
JPH0513692U (ja) * | 1991-08-09 | 1993-02-23 | 石垣機工株式会社 | スクリユープレスの原液の送り装置 |
CN102583940B (zh) * | 2011-08-09 | 2013-11-13 | 罗庆繁 | 糖厂滤泥固液高效分离装置 |
DE102013001726A1 (de) * | 2013-02-01 | 2014-08-07 | Ferdinand Nock | Entwässerungspresse |
CN203592702U (zh) * | 2013-09-10 | 2014-05-14 | 上海起龙实业有限公司 | 螺旋挤压式脱水装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546280A (en) * | 1978-09-28 | 1980-03-31 | Omron Tateisi Electronics Co | Electromagnetic relay |
-
1983
- 1983-09-22 JP JP58174154A patent/JPS6068198A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5546280A (en) * | 1978-09-28 | 1980-03-31 | Omron Tateisi Electronics Co | Electromagnetic relay |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6068198A (ja) | 1985-04-18 |
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