JPS6146916A - ガスダム付光ファイバケーブル - Google Patents
ガスダム付光ファイバケーブルInfo
- Publication number
- JPS6146916A JPS6146916A JP59167569A JP16756984A JPS6146916A JP S6146916 A JPS6146916 A JP S6146916A JP 59167569 A JP59167569 A JP 59167569A JP 16756984 A JP16756984 A JP 16756984A JP S6146916 A JPS6146916 A JP S6146916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- gas
- dam
- fiber cable
- exposed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は複数の光ファイバ素線を平面状に並べ被覆を施
してなる光ファイバテープ心線を有するガスダム付光フ
ァイバケーブルに関するものである。
してなる光ファイバテープ心線を有するガスダム付光フ
ァイバケーブルに関するものである。
近年、迫シ来る高度情報化社会に備え、従来の銅導体ケ
ーブルから、伝送容量が大きく、細径かつ軽量である等
々の多くの特長を有する光ファイバケーブルへ、その切
替が急ピッチで行われている。ところで、この光ファイ
バケーブルにおいても、従来の銅導体ケーブル同様にガ
ス保守型のガスダム付光ファイバケーブルが開発されて
いる。
ーブルから、伝送容量が大きく、細径かつ軽量である等
々の多くの特長を有する光ファイバケーブルへ、その切
替が急ピッチで行われている。ところで、この光ファイ
バケーブルにおいても、従来の銅導体ケーブル同様にガ
ス保守型のガスダム付光ファイバケーブルが開発されて
いる。
これは第５図が示すように、まず光７アイパケープル１
の外被２をダム形成部分にて必要長剥取シ複数の光ファ
イバ心線５を露出させ、続いて、この光ファイバケーブ
ル１の引張シ強度向上のために、ケーブル１に挿入され
ている抗張力体４を、ダム形成部内で一度切断した後、
再び抗張力体接続用スリーブ５で接続する。この理由は
、この抗張力体４沿いに発生する恐れのあるガスパスを
遮断するためである。次に、ダム形成部の線膨張係数を
光ファイバ心線５のそれと同じくして、熱膨張によるガ
ス洩れ、及び光ファイバ心線３に発生するマイクロペン
ドによる伝送損失の増加を防止するため、ダム形成部に
かご状に設けるガラス繊維強化プラスチック（以下ＦＲ
Ｐと称す）製の棒６を支持する目板７をダム形成部のＡ
端に装着し、他端にはダム形成部に続く接続箱に１該ダ
ム形成部を一体化させるために用いるフランジ８を装着
する。しかる後、目板７とフランジ８に跨って前記ＦＲ
Ｐ製の棒６をダム形成部内の光ファイバ心線５を包み込
むようにかご状に配置し、両端を目板７とフランジ８に
固定する。さらに、前記抗張力体４もその一端を７ラン
ジ８にネジ等で固定する。また、光ファイバケーブル１
のＡ端側外被２上に接着、粘着テープ１０を巻き、ダム
部形成用充填材１１との接着性を向上させるようにせし
める。最後に、ダム形成部を覆うように、ウレタン樹脂
等からなるダム部形成用充填材１１を充填してガスダム
部１２を形成する。このようなガスダム付光ファイバケ
ーブルにあって、光ファイバ心線５が、単に１心の光フ
ァイバに何層かの被覆を施してなる単心型の光ファイバ
心線の場合は、その気密性になんら問題は起らなかった
。ところが近年、光ファイバケーブルが急速に普及し、
高密度型ケーブルと称する、いわゆる、加入者用光ファ
イバケーブルまで出現するに至り、この高密度型光ファ
イバケーブルに対しても、第５図に示した従来のガスダ
ムを採用したところ、ガス気密性に問題があることがわ
かってきた。ところで、こ １の加入者用の
高密度型光ファイバケーブルというのけ、第２図が示す
ように、光ファイバのまわりにシリコーン等からなる緩
衝層等を被覆してなる光ファイバ素線１５を、例えば５
本平面状に並列に並べて光ファイバ素線１５の集合体を
形成し、該集合体の外側にナイロン等の熱可塑性樹脂、
あるいはアクリルコンパウンド等の紫外線硬化性樹脂を
被覆１６として設けた光ファイバテープ心線１７を、抗
張力体４のまわりに複数本集合し、最後に外被２を被覆
したものである。この種のケーブルは、同一外径のケー
ブルにおいて比較した場合、単心の光ファイバ心線を集
合したものより、内部に収納される光ファイバ数が多い
ことから高密度型光ファイバケーブルといわれ、それ故
、多心の光ファイバが収納される加入者用の光ファイバ
ケーブルに適している。
の外被２をダム形成部分にて必要長剥取シ複数の光ファ
イバ心線５を露出させ、続いて、この光ファイバケーブ
ル１の引張シ強度向上のために、ケーブル１に挿入され
ている抗張力体４を、ダム形成部内で一度切断した後、
再び抗張力体接続用スリーブ５で接続する。この理由は
、この抗張力体４沿いに発生する恐れのあるガスパスを
遮断するためである。次に、ダム形成部の線膨張係数を
光ファイバ心線５のそれと同じくして、熱膨張によるガ
ス洩れ、及び光ファイバ心線３に発生するマイクロペン
ドによる伝送損失の増加を防止するため、ダム形成部に
かご状に設けるガラス繊維強化プラスチック（以下ＦＲ
Ｐと称す）製の棒６を支持する目板７をダム形成部のＡ
端に装着し、他端にはダム形成部に続く接続箱に１該ダ
ム形成部を一体化させるために用いるフランジ８を装着
する。しかる後、目板７とフランジ８に跨って前記ＦＲ
Ｐ製の棒６をダム形成部内の光ファイバ心線５を包み込
むようにかご状に配置し、両端を目板７とフランジ８に
固定する。さらに、前記抗張力体４もその一端を７ラン
ジ８にネジ等で固定する。また、光ファイバケーブル１
のＡ端側外被２上に接着、粘着テープ１０を巻き、ダム
部形成用充填材１１との接着性を向上させるようにせし
める。最後に、ダム形成部を覆うように、ウレタン樹脂
等からなるダム部形成用充填材１１を充填してガスダム
部１２を形成する。このようなガスダム付光ファイバケ
ーブルにあって、光ファイバ心線５が、単に１心の光フ
ァイバに何層かの被覆を施してなる単心型の光ファイバ
心線の場合は、その気密性になんら問題は起らなかった
。ところが近年、光ファイバケーブルが急速に普及し、
高密度型ケーブルと称する、いわゆる、加入者用光ファ
イバケーブルまで出現するに至り、この高密度型光ファ
イバケーブルに対しても、第５図に示した従来のガスダ
ムを採用したところ、ガス気密性に問題があることがわ
かってきた。ところで、こ １の加入者用の
高密度型光ファイバケーブルというのけ、第２図が示す
ように、光ファイバのまわりにシリコーン等からなる緩
衝層等を被覆してなる光ファイバ素線１５を、例えば５
本平面状に並列に並べて光ファイバ素線１５の集合体を
形成し、該集合体の外側にナイロン等の熱可塑性樹脂、
あるいはアクリルコンパウンド等の紫外線硬化性樹脂を
被覆１６として設けた光ファイバテープ心線１７を、抗
張力体４のまわりに複数本集合し、最後に外被２を被覆
したものである。この種のケーブルは、同一外径のケー
ブルにおいて比較した場合、単心の光ファイバ心線を集
合したものより、内部に収納される光ファイバ数が多い
ことから高密度型光ファイバケーブルといわれ、それ故
、多心の光ファイバが収納される加入者用の光ファイバ
ケーブルに適している。
さて、このように光ファイバテープ心線１７を有してな
る光ファイバケーブル１に対して、第５図のようなガス
ダム部１２を設け、ケーブルにガスを封入したところ、
第２図における光ファイバ素線１５と被覆１６とＫよシ
構成される隙間１日、あるいはまた、光ファイバ素線１
５同志が接している界面１つや、光ファイバ素線１５と
被覆１６が接している界面２０を伝ってガスが洩れ、従
来の単心型の光ファイバ心線では問題とならなかった光
ファイバ心線内に対するガス洩れ防止対策が必要となっ
てきた。この問題に対してとられてきた従来の対策は、
第２図における光ファイバ素線１５の集合体に、シリコ
ーン樹脂等をまず一体的に被覆し、しかる後に被覆１６
を施して、光ファイバテープ心線１７の長手方向全長に
亘って、前記隙間１８や界面１９．２０からのガス洩れ
を防止しようというものである。しかし、この方法は、
およそダム形成部にしか必要のない処理をケーブル全長
に亘って施すといった大きな無駄に加えて、光ファイバ
素線１５の集合体にシリコーン樹脂等を一体的に被覆す
ることにより、例えば、被覆厚の不均一等に帰因するマ
イクロペンドにより、伝送特性が劣化する等の問題もあ
る。このように光ファイバテープ心線を有するガスダム
付光ファイバケーブルにあっては、光ファイバテープ心
線内を伝ってガスが洩れるという特殊な事情があるため
、従来の単心型光ファイバ心線用のガスダムでは、ガス
気密性に優れたガスダム付光ファイバケーブルを得るこ
とができなかった。
る光ファイバケーブル１に対して、第５図のようなガス
ダム部１２を設け、ケーブルにガスを封入したところ、
第２図における光ファイバ素線１５と被覆１６とＫよシ
構成される隙間１日、あるいはまた、光ファイバ素線１
５同志が接している界面１つや、光ファイバ素線１５と
被覆１６が接している界面２０を伝ってガスが洩れ、従
来の単心型の光ファイバ心線では問題とならなかった光
ファイバ心線内に対するガス洩れ防止対策が必要となっ
てきた。この問題に対してとられてきた従来の対策は、
第２図における光ファイバ素線１５の集合体に、シリコ
ーン樹脂等をまず一体的に被覆し、しかる後に被覆１６
を施して、光ファイバテープ心線１７の長手方向全長に
亘って、前記隙間１８や界面１９．２０からのガス洩れ
を防止しようというものである。しかし、この方法は、
およそダム形成部にしか必要のない処理をケーブル全長
に亘って施すといった大きな無駄に加えて、光ファイバ
素線１５の集合体にシリコーン樹脂等を一体的に被覆す
ることにより、例えば、被覆厚の不均一等に帰因するマ
イクロペンドにより、伝送特性が劣化する等の問題もあ
る。このように光ファイバテープ心線を有するガスダム
付光ファイバケーブルにあっては、光ファイバテープ心
線内を伝ってガスが洩れるという特殊な事情があるため
、従来の単心型光ファイバ心線用のガスダムでは、ガス
気密性に優れたガスダム付光ファイバケーブルを得るこ
とができなかった。
前記問題に鑑み、本発明の目的は、光ファイバテープ心
線を有する光ファイバケーブルにおいて、ガス気゛密性
に優れたガスダム付光ファイバケーブルを提供すること
にある。
線を有する光ファイバケーブルにおいて、ガス気゛密性
に優れたガスダム付光ファイバケーブルを提供すること
にある。
前記目的を達成すべく本発明のガスダム付光ファイバケ
ーブルは、光ファイバ素線を複数本平面状に並列に並べ
、そのまわりに被覆を設けてなる光ファイバテープ心線
を有する光ファイバケーブルにあって、該光ファイバケ
ーブルの外被をダム形成部分にて必要長剥取シ、前記光
ファイバテープ心線を露出し、この光ファイバテープ心
線のまわりにダム部形成用充填材を気密に充填してガス
ダム部を形成するガスダム付光ファイバケープ、ルにお
いて、前記ガスダム部内にある前記光ファイバテープ心
線には、その被覆を必要長剥取って光ファイバ素線を露
出せしめた素線露出部が形成され、かつ該素線露出部両
端の被覆に跨り、該素線露出部の各光ファイバ素線の隙
間を埋めつくすように、各光ファイバ素線のまわりにガ
ス気密用充填材が注入固化された心線ガス気密部が設け
られていることを特徴とするものである。
ーブルは、光ファイバ素線を複数本平面状に並列に並べ
、そのまわりに被覆を設けてなる光ファイバテープ心線
を有する光ファイバケーブルにあって、該光ファイバケ
ーブルの外被をダム形成部分にて必要長剥取シ、前記光
ファイバテープ心線を露出し、この光ファイバテープ心
線のまわりにダム部形成用充填材を気密に充填してガス
ダム部を形成するガスダム付光ファイバケープ、ルにお
いて、前記ガスダム部内にある前記光ファイバテープ心
線には、その被覆を必要長剥取って光ファイバ素線を露
出せしめた素線露出部が形成され、かつ該素線露出部両
端の被覆に跨り、該素線露出部の各光ファイバ素線の隙
間を埋めつくすように、各光ファイバ素線のまわりにガ
ス気密用充填材が注入固化された心線ガス気密部が設け
られていることを特徴とするものである。
本発明を図面を参照して詳細に説明する。第１図は本発
明のガスダム付光ファイバケーブルの一実施例を示す。
明のガスダム付光ファイバケーブルの一実施例を示す。
第１図が示すように、本発明のガスダム付光ファイバケ
ーブルでは、まず光ファイバテープ心線１７を有する光
ファイバケーブル１の外被２をダム形成部分にて必要長
剥取シ、前記光ファイバテープ心線１７を露出させる。
ーブルでは、まず光ファイバテープ心線１７を有する光
ファイバケーブル１の外被２をダム形成部分にて必要長
剥取シ、前記光ファイバテープ心線１７を露出させる。
続いて、この光ファイバケーブル１に引張シ強度向、上
のため挿入されている抗張力体４を、ダム形成部内で一
度切断した後、再び抗張力体接続用スリーブ５で接続し
、該抗張力体ＩＮＫ沿って発生し易いガスパスを防止す
る。次に、第５図が示すように前記露出させた光ファイ
バテープ心線１７のナイロン、ポリエチレン等の熱可塑
性樹脂または互ボキシアクリレート、ウレタンアクリレ
ート等のアクリル系樹脂等からなる被覆１６をダム形成
部内の適切な位置で必要長剥取シ、光ファイバ素線１５
を露出させた素線露出部２１を形成する。そして、この
素線露出部２１の両端の被覆１ξ１６に跨り、該素線露
出部２１の各光ファイバ素線１５．１５・・・・・・・
・・の隙間を埋めつくすように、各党ファイバ素線１５
．１５・・・・・・・・・のまわりにガス気密用充填材
２３が注入固化され、心線ガス気密部２５が設けられる
。因みに、この心線ガス気密部２５を設ける一つの方法
は以下のとおりである。
のため挿入されている抗張力体４を、ダム形成部内で一
度切断した後、再び抗張力体接続用スリーブ５で接続し
、該抗張力体ＩＮＫ沿って発生し易いガスパスを防止す
る。次に、第５図が示すように前記露出させた光ファイ
バテープ心線１７のナイロン、ポリエチレン等の熱可塑
性樹脂または互ボキシアクリレート、ウレタンアクリレ
ート等のアクリル系樹脂等からなる被覆１６をダム形成
部内の適切な位置で必要長剥取シ、光ファイバ素線１５
を露出させた素線露出部２１を形成する。そして、この
素線露出部２１の両端の被覆１ξ１６に跨り、該素線露
出部２１の各光ファイバ素線１５．１５・・・・・・・
・・の隙間を埋めつくすように、各党ファイバ素線１５
．１５・・・・・・・・・のまわりにガス気密用充填材
２３が注入固化され、心線ガス気密部２５が設けられる
。因みに、この心線ガス気密部２５を設ける一つの方法
は以下のとおりである。
まず、前記素線露出部２１の長さよシ長い透明なスリー
ブ（図示されていない）を、この素線露出部２１の両端
の被覆１６．１６に跨るようＫして、素線露出部２１に
かぶ騒る。次に、このスリーブの一方の一端から、該ス
リーブの内側の隙間全体に前記ガス気密用充填材２３を
注射器等で注入する。このとき内部に気泡が残らぬよう
透明なスリーブを透して確認しながら注入し固化する。
ブ（図示されていない）を、この素線露出部２１の両端
の被覆１６．１６に跨るようＫして、素線露出部２１に
かぶ騒る。次に、このスリーブの一方の一端から、該ス
リーブの内側の隙間全体に前記ガス気密用充填材２３を
注射器等で注入する。このとき内部に気泡が残らぬよう
透明なスリーブを透して確認しながら注入し固化する。
なお、このガス気密用充填材２３としてはシリコーンゴ
ム、ウレタン系ゴム、エポキシ系ゴム、ブタジェンゴム
、ポリブテンまたはこれらの変性されたゴムなどを適宜
選択すればよい。次に、スリーブ内のガス気密用充填材
２３が固化したことを確認したら、前記スリーブをと９
除く。ここで、第４図（イ）が示すように、光ファイバ
テープ心線１７を１本だけスリーブに入れて心線ガス気
密部２５を設けてもよいが、第４図（ロ）のごとく、光
ファイバテープ心線１７を２本あるいはそれ以上入れて
心線ガス気密部２５を設けてもよい。また、ガスダム部
内において、第１図が示すように、前記心線ガス気密部
２５をその位置が長手方向に少しづつずれるように設け
る方が作業性が良い。さて、このようにして各心線ガス
気密部２５を設けたら、次に、ダム形成部内の線膨張係
数を光ファイバのそれと同じくして、熱膨張によるガス
洩れや、マイクロペンドによる伝送損失の増加を防止す
るため、ダム形成部Ｋかご状に設けるＦＲＰ製の棒６を
支持する目板７をダム形成部のＡ端に装着し、他端のＢ
端には７ランジ８を装着する。しかる後、目板７とフラ
ンジ８に跨って、前記ＦＲＰ製の棒６をダム形成部内の
光ファイバテープ心線１７を包むようにかご状に配置し
て、両端を目板７とフランジ８に固定する。さらに、前
記抗張力体４もその一端をフランジ８に固定する。次に
、光ファイバケーブル１のＡ端側外被２上にダム部形成
用充填材１１との接着性を高めるために接着、粘着性テ
ープ１０を巻き、ダム形成部を覆うように発泡ウレタン
樹脂等からなるダム部形成用充填材１１を気密に充填し
てガスダム部１２を形成する。なお、このように発泡性
樹脂をダム部形成用充填材１１として使用する場合は、
前記心線ガス気密部２５を構成するガス気密用充填材２
３の固化後の硬度は重要である。何故なら、ダム部形成
用充填材１１が型内に充填され、発泡すると、この発泡
に伴なう発泡圧力で、前記心線ガス気密部２５が加圧さ
れる。この加圧でガス気密用充填材２３にダム部形成用
充填材１１が圧着し、両者の界面のガスパスが遮断され
るが、この加圧が、光ファイバ素線１５にまで及ぶと伝
送損失の増加が心配される。それ故、ガス気密用充填材
２３の固化後の硬度はショアＡＩＩｏ〜６０程度が適当
で、この程度の硬度だと応力緩和効果を有するので前記
発泡圧力を吸収してくれる。因みに、発泡ウレタン樹脂
からなるダム部形成用充填材１１の発泡固化後の硬度は
シ、アＩＩＯ〜５０程度である。
ム、ウレタン系ゴム、エポキシ系ゴム、ブタジェンゴム
、ポリブテンまたはこれらの変性されたゴムなどを適宜
選択すればよい。次に、スリーブ内のガス気密用充填材
２３が固化したことを確認したら、前記スリーブをと９
除く。ここで、第４図（イ）が示すように、光ファイバ
テープ心線１７を１本だけスリーブに入れて心線ガス気
密部２５を設けてもよいが、第４図（ロ）のごとく、光
ファイバテープ心線１７を２本あるいはそれ以上入れて
心線ガス気密部２５を設けてもよい。また、ガスダム部
内において、第１図が示すように、前記心線ガス気密部
２５をその位置が長手方向に少しづつずれるように設け
る方が作業性が良い。さて、このようにして各心線ガス
気密部２５を設けたら、次に、ダム形成部内の線膨張係
数を光ファイバのそれと同じくして、熱膨張によるガス
洩れや、マイクロペンドによる伝送損失の増加を防止す
るため、ダム形成部Ｋかご状に設けるＦＲＰ製の棒６を
支持する目板７をダム形成部のＡ端に装着し、他端のＢ
端には７ランジ８を装着する。しかる後、目板７とフラ
ンジ８に跨って、前記ＦＲＰ製の棒６をダム形成部内の
光ファイバテープ心線１７を包むようにかご状に配置し
て、両端を目板７とフランジ８に固定する。さらに、前
記抗張力体４もその一端をフランジ８に固定する。次に
、光ファイバケーブル１のＡ端側外被２上にダム部形成
用充填材１１との接着性を高めるために接着、粘着性テ
ープ１０を巻き、ダム形成部を覆うように発泡ウレタン
樹脂等からなるダム部形成用充填材１１を気密に充填し
てガスダム部１２を形成する。なお、このように発泡性
樹脂をダム部形成用充填材１１として使用する場合は、
前記心線ガス気密部２５を構成するガス気密用充填材２
３の固化後の硬度は重要である。何故なら、ダム部形成
用充填材１１が型内に充填され、発泡すると、この発泡
に伴なう発泡圧力で、前記心線ガス気密部２５が加圧さ
れる。この加圧でガス気密用充填材２３にダム部形成用
充填材１１が圧着し、両者の界面のガスパスが遮断され
るが、この加圧が、光ファイバ素線１５にまで及ぶと伝
送損失の増加が心配される。それ故、ガス気密用充填材
２３の固化後の硬度はショアＡＩＩｏ〜６０程度が適当
で、この程度の硬度だと応力緩和効果を有するので前記
発泡圧力を吸収してくれる。因みに、発泡ウレタン樹脂
からなるダム部形成用充填材１１の発泡固化後の硬度は
シ、アＩＩＯ〜５０程度である。
ここで本発明の具体例を１つ示す。まず、外径１２５μ
ｍの光７アイパにシリコーン樹脂を被覆して外径３０′
０μｍの光ファイバ素線１５を得る。この光ファイバ素
線１５を５本、第２図のように並列に並べ、ナイロンよ
りなる被覆１６を施し、幅Ｌ ６ ｔｍ、厚みα１１５
１１１ＩＩの光ファイバテープ心線１７を形成し、しか
る後、この光ファイバテープ心線１７を１００本含む光
ファイバケーブルを形成した。この先７アイパケープル
に本発明に基づくガスダム部１２を形成した。この時用
いた （材料は以下のとおシである。
ｍの光７アイパにシリコーン樹脂を被覆して外径３０′
０μｍの光ファイバ素線１５を得る。この光ファイバ素
線１５を５本、第２図のように並列に並べ、ナイロンよ
りなる被覆１６を施し、幅Ｌ ６ ｔｍ、厚みα１１５
１１１ＩＩの光ファイバテープ心線１７を形成し、しか
る後、この光ファイバテープ心線１７を１００本含む光
ファイバケーブルを形成した。この先７アイパケープル
に本発明に基づくガスダム部１２を形成した。この時用
いた （材料は以下のとおシである。
０ ガス気密用充填材２３；
熱硬化型シリコーンゴム（８０℃〜９０℃にて２０分加
熱後の硬度ショアＡｌ！Ｏ〜６０）０ ダム部形成用充
填材１１； 発泡ウレタン樹脂（発泡率１０％、発泡固化後の硬度シ
ョアＤ４０〜５０） 以上の材料を用いた本発明によるガスダム付光ファイバ
ケーブルにおいて、−３０℃〜＋７００２サイクル／日
のヒートサイクル試験を行なった。
熱後の硬度ショアＡｌ！Ｏ〜６０）０ ダム部形成用充
填材１１； 発泡ウレタン樹脂（発泡率１０％、発泡固化後の硬度シ
ョアＤ４０〜５０） 以上の材料を用いた本発明によるガスダム付光ファイバ
ケーブルにおいて、−３０℃〜＋７００２サイクル／日
のヒートサイクル試験を行なった。
結果は１００サイクル後２０℃でガス圧Ｉ Ｋｇ／ｄを
加えてもなんら変化はなかった。因みに、従来方法によ
るものにあっては、２０℃でＩ Ｋｇ／ｃ＋＋！のガス
圧を加えると、直ちに、光ファイバテープ心線１７内を
ガスが通過してしまった。
加えてもなんら変化はなかった。因みに、従来方法によ
るものにあっては、２０℃でＩ Ｋｇ／ｃ＋＋！のガス
圧を加えると、直ちに、光ファイバテープ心線１７内を
ガスが通過してしまった。
このように本発明にあっては、ダム形成部内において、
光ファイバテープ心線の被覆を数口程剥取シ、素線露出
部を形成し、しかる後、その部分にガス気密用充填材を
充填固化してなる心線ガス気密部が設けられているため
、この心線ガス気密部がいわば各光ファイバテープ心線
におけるガスダムの役割を果してくれる。それ故、従来
問題となっていた光ファイバテープ心線内を伝ってのガ
ス洩れは防止される。
光ファイバテープ心線の被覆を数口程剥取シ、素線露出
部を形成し、しかる後、その部分にガス気密用充填材を
充填固化してなる心線ガス気密部が設けられているため
、この心線ガス気密部がいわば各光ファイバテープ心線
におけるガスダムの役割を果してくれる。それ故、従来
問題となっていた光ファイバテープ心線内を伝ってのガ
ス洩れは防止される。
以上説明したように、本発明によれば、光ファイバテー
プ心線を有する光ファイバケーブルにおいて、ガス気密
性に優れたガスダム付光ファイバケーブルを得ることが
できる。
プ心線を有する光ファイバケーブルにおいて、ガス気密
性に優れたガスダム付光ファイバケーブルを得ることが
できる。
第１図は本発明のガスダム付光ファイバケーブルの一実
施例を示す縦断面図、第２図は本発明に係る光ファイバ
テープ心線の横断面図、第５図は本発明に係る光ファイ
バテープ心線の心線ガス気密部を示す拡大縦断面図、第
４図（イ）、（ロ）は第１図の心線ガス気密部の一実施
例及び他の実施例を示す拡大横断面図、第５図は従来の
ガスダム付光ファイバケーブルの縦断面図である。 １・・・光ファイバケーブル、１１・・・ダム部形成用
充填材、１２・・・ガスダム部、１５・・・光ファイバ
素線、１６・・・被覆、１７・・・光ファイバテープ心
線、２１・・・素線露出部、２３・・・ガス気密用充填
材、２５・・・心線ガス気密部 第１図 ９へ 第２図 第３図 φ 第４図 （イ） （
ロ）２Ｉ：Ｉ Ｉコ ｚ５
施例を示す縦断面図、第２図は本発明に係る光ファイバ
テープ心線の横断面図、第５図は本発明に係る光ファイ
バテープ心線の心線ガス気密部を示す拡大縦断面図、第
４図（イ）、（ロ）は第１図の心線ガス気密部の一実施
例及び他の実施例を示す拡大横断面図、第５図は従来の
ガスダム付光ファイバケーブルの縦断面図である。 １・・・光ファイバケーブル、１１・・・ダム部形成用
充填材、１２・・・ガスダム部、１５・・・光ファイバ
素線、１６・・・被覆、１７・・・光ファイバテープ心
線、２１・・・素線露出部、２３・・・ガス気密用充填
材、２５・・・心線ガス気密部 第１図 ９へ 第２図 第３図 φ 第４図 （イ） （
ロ）２Ｉ：Ｉ Ｉコ ｚ５
Claims (2)
- （１）光ファイバ素線を複数本平面状に並列に並べ、そ
のまわりに被覆を設けてなる光ファイバテープ心線を有
する光ファイバケーブルにあって、該光ファイバケーブ
ルの外被をダム形成部分にて必要長剥取り、前記光ファ
イバテープ心線を露出し、この光ファイバテープ心線の
まわりにダム部形成用充填材を気密に充填してガスダム
部を形成するガスダム付光ファイバケーブルにおいて、
前記ガスダム部内にある前記光ファイバテープ心線には
、その被覆を必要長剥取って光ファイバ素線を露出せし
めた素線露出部が形成され、かつ該素線露出部両端の被
覆に跨り、該素線露出部の各光ファイバ素線の隙間を埋
めつくすように、各光ファイバ素線のまわりにガス気密
用充填材が注入固化された心線ガス気密部が設けられて
いることを特徴とするガスダム付光ファイバケーブル。 - （２）前記ガス気密用充填材はシリコーンゴム、ブタジ
エンゴム、ウレタン系ゴム、エポキシ系ゴム、ポリブテ
ンまたはこれらゴムが変性されたゴムであることを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のガスダム付光ファイ
バケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59167569A JPS6146916A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | ガスダム付光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59167569A JPS6146916A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | ガスダム付光ファイバケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6146916A true JPS6146916A (ja) | 1986-03-07 |
| JPH0564325B2 JPH0564325B2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=15852164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59167569A Granted JPS6146916A (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | ガスダム付光ファイバケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6146916A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012098835A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバ布線構造体及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-08-10 JP JP59167569A patent/JPS6146916A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012098835A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | 三菱電線工業株式会社 | 光ファイバ布線構造体及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0564325B2 (ja) | 1993-09-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| GB2213960A (en) | Optical fibre underwater cable | |
| IE52815B1 (en) | Optical fibre cable | |
| JPS58134615A (ja) | ２つの光フアイバ海底ケ−ブルの先端を接続するための装置及び該装置の製法 | |
| JPH0481162B2 (ja) | ||
| US4469401A (en) | Optical fiber unit for optical submarine cables | |
| KR19980084993A (ko) | 광섬유 케이블 | |
| JPS58207007A (ja) | 走水防止形光フアイバケ−ブル | |
| US4538881A (en) | Optical fiber cable including a strain equalizing adhesive which constrains optical loss | |
| FI74362B (fi) | Kabel med kabelkaernan omgivande dragavlastningselement. | |
| JP2001059926A (ja) | 光ファイバケーブル及びその製造方法 | |
| JPS6146916A (ja) | ガスダム付光ファイバケーブル | |
| JP6230553B2 (ja) | ルースチューブ型光ファイバケーブルの端末構造及び当該端末構造の製造方法 | |
| JP3349643B2 (ja) | 光ファイバテープコード分岐部の封止構造及びその形成方法 | |
| JPS59202404A (ja) | 光フアイバ心線及びユニツト | |
| JPH0564324B2 (ja) | ||
| JPS6173113A (ja) | 防水型光フアイバケ−ブル | |
| GB2135790A (en) | Method for fabricating an optical fiber cable | |
| JPH09159839A (ja) | 光ファイバテープコードの分岐部 | |
| JPS6173915A (ja) | 光フアイバケーブル製造方法 | |
| JPS6147912A (ja) | 光海底ケ−ブル用フアイバユニツト | |
| JPS60166907A (ja) | ガスダム付光ケ−ブル | |
| US6680439B2 (en) | Composite electrical insulator having an outer coating and at least one optical fiber compatible therewith | |
| KR100318951B1 (ko) | 중심 인장선을 구비한 광섬유 케이블 | |
| JPH0812313B2 (ja) | ガスダム付光ケーブル | |
| JP2745729B2 (ja) | コネクタ付光ファイバコードの分岐部 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |