JPS6146263Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6146263Y2 JPS6146263Y2 JP1981112641U JP11264181U JPS6146263Y2 JP S6146263 Y2 JPS6146263 Y2 JP S6146263Y2 JP 1981112641 U JP1981112641 U JP 1981112641U JP 11264181 U JP11264181 U JP 11264181U JP S6146263 Y2 JPS6146263 Y2 JP S6146263Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- electromagnetic clutch
- clutch
- dust cover
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 29
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 2
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 2
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電磁クラツチのダストカバーに関し、
特に圧縮機等を運転せしめる電磁クラツチの内部
に外部から塵埃、異物及び泥水等が浸するのを防
止し、電磁クラツチ内部のメカニカルシール、ボ
ールベアリング等の保護を企図するようにしたダ
ストカバーに関する。
特に圧縮機等を運転せしめる電磁クラツチの内部
に外部から塵埃、異物及び泥水等が浸するのを防
止し、電磁クラツチ内部のメカニカルシール、ボ
ールベアリング等の保護を企図するようにしたダ
ストカバーに関する。
従来、電磁クラツチ内部に塵埃等が浸入するの
を防止するために被動側のクラツチ板を外面から
覆う如く形成したキヤツプ状のダストカバーをボ
ルト等により上記被動側のクラツチ板に固着した
ものが提案されるが、このカバーはクラツチ板全
面を略々覆う如く形成しなければならないため必
然的に大型化し、コストの面で不利を生じ、更に
ボルト等で固着するため部品点数が増加し、且つ
その取り付けが面倒である等の不具合がある。
を防止するために被動側のクラツチ板を外面から
覆う如く形成したキヤツプ状のダストカバーをボ
ルト等により上記被動側のクラツチ板に固着した
ものが提案されるが、このカバーはクラツチ板全
面を略々覆う如く形成しなければならないため必
然的に大型化し、コストの面で不利を生じ、更に
ボルト等で固着するため部品点数が増加し、且つ
その取り付けが面倒である等の不具合がある。
又、第2図に示すように電磁クラツチのシヤフ
ト21先部に被動側のクラツチ板を構成する被動
板22をカラー23を介して取り付け、この被動
板22の内周部に固着される断面略横U字形のリ
ング状ダストカバー24も提案されるが、このカ
バー24は独立の部材であり、更に被動板22に
固着しなければならないためコスト、部品点数の
削減及び取付容易性の点で難点がある。
ト21先部に被動側のクラツチ板を構成する被動
板22をカラー23を介して取り付け、この被動
板22の内周部に固着される断面略横U字形のリ
ング状ダストカバー24も提案されるが、このカ
バー24は独立の部材であり、更に被動板22に
固着しなければならないためコスト、部品点数の
削減及び取付容易性の点で難点がある。
本考案は以上のを改善すべく成されたもので、
その目的とする処は、被動板と被動側のクラツチ
板であるフエーシング板間に介装されるクラツチ
音減少板を径方向内側に延出してダストカバーを
一体に形成し、効果的な塵埃等の浸入防止を図
り、電磁クラツチ内部のメカニカルシール、ボー
ルベアリング等を保護しつつ以上をダストカバー
を別設することなく、部品を増加することなく、
取付性の容易化、コストダウンを図りつつ企画し
得る如くし、更には前記クラツチ音減少板の内径
寄り部から軸方向への折曲部を設け、塵埃等の浸
入防止効果を一層向上せしめ得る如くした電磁ク
ラツチのダストカバーを提供するにある。
その目的とする処は、被動板と被動側のクラツチ
板であるフエーシング板間に介装されるクラツチ
音減少板を径方向内側に延出してダストカバーを
一体に形成し、効果的な塵埃等の浸入防止を図
り、電磁クラツチ内部のメカニカルシール、ボー
ルベアリング等を保護しつつ以上をダストカバー
を別設することなく、部品を増加することなく、
取付性の容易化、コストダウンを図りつつ企画し
得る如くし、更には前記クラツチ音減少板の内径
寄り部から軸方向への折曲部を設け、塵埃等の浸
入防止効果を一層向上せしめ得る如くした電磁ク
ラツチのダストカバーを提供するにある。
以下に本考案の好適一実施例を第1図に基づい
て詳述する。
て詳述する。
第1図は電磁クラツチの要部拡大側断面図であ
り、1はケーシング、2はシヤフトである。ケー
シング1のボス部1aには軸受3及びメカニカル
シール4を介してシヤフト2が回転自在に軸支さ
れ、このシヤフト2の先部には被動板6を固着し
たカラー5がナツト7により一体化される。被動
板6には被動側のクラツチ板であるフエーシング
板8が板バネ9…及び後述するクラツチ音減少作
用を行う円板リング状金属板10を介して取り付
けられる。
り、1はケーシング、2はシヤフトである。ケー
シング1のボス部1aには軸受3及びメカニカル
シール4を介してシヤフト2が回転自在に軸支さ
れ、このシヤフト2の先部には被動板6を固着し
たカラー5がナツト7により一体化される。被動
板6には被動側のクラツチ板であるフエーシング
板8が板バネ9…及び後述するクラツチ音減少作
用を行う円板リング状金属板10を介して取り付
けられる。
又、ケーシング1のボス部1a外周にはボール
ベアリング11を介してプーリ12が回転自在に
嵌装され、このプーリ12にはケーシング1側に
開口する環状凹部12aが形成される。環状凹部
12aの側壁部12bは前記フエーシング板8と
微小隙間を形成して設けられ、且つこの環状凹部
12a内にはケーシング1に固着した支持板13
を介してマグネツトコイル14を臨ませ、このマ
グネツトコイル14の磁力をフエーシング板8に
効果的に作用せしめるために上記側壁部12bに
は孔12c…が形成され、この側壁部12bは駆
動側のクラツチ板を成す。
ベアリング11を介してプーリ12が回転自在に
嵌装され、このプーリ12にはケーシング1側に
開口する環状凹部12aが形成される。環状凹部
12aの側壁部12bは前記フエーシング板8と
微小隙間を形成して設けられ、且つこの環状凹部
12a内にはケーシング1に固着した支持板13
を介してマグネツトコイル14を臨ませ、このマ
グネツトコイル14の磁力をフエーシング板8に
効果的に作用せしめるために上記側壁部12bに
は孔12c…が形成され、この側壁部12bは駆
動側のクラツチ板を成す。
以上において、駆動装置によりVベルト(以上
図示せず)を介して常時プーリ12は回転せしめ
られており、マグネツトコイル14への通電でこ
れ14が励磁され、プーリ12の側壁部12bに
形成した孔12c…から磁力が作用してフエーシ
ング板8が板バネ9…の弾発力に抗して側壁部1
2bに吸着され、これら8,12bはクラツチ板
を構成するためプーリ12の回転はフエーシング
板8、被動板6を介してシヤフト2に伝達され、
このシヤフト2の回転により図示しない圧縮機等
が運転される。
図示せず)を介して常時プーリ12は回転せしめ
られており、マグネツトコイル14への通電でこ
れ14が励磁され、プーリ12の側壁部12bに
形成した孔12c…から磁力が作用してフエーシ
ング板8が板バネ9…の弾発力に抗して側壁部1
2bに吸着され、これら8,12bはクラツチ板
を構成するためプーリ12の回転はフエーシング
板8、被動板6を介してシヤフト2に伝達され、
このシヤフト2の回転により図示しない圧縮機等
が運転される。
ところで、電磁クラツチの接離時にフエーシン
グ板8が振動することに起因するクラツチ音は、
前記円板リング状金属板10をフエーシング板8
と板バネ9間にビス15により介装したため、こ
の金属板10の振動減衰作用で減少される。
グ板8が振動することに起因するクラツチ音は、
前記円板リング状金属板10をフエーシング板8
と板バネ9間にビス15により介装したため、こ
の金属板10の振動減衰作用で減少される。
斯る円板リング状金属板10を径方向内側に延
出し、図示の如く内径寄り部10aをボールベア
リング11側に凹出せしめ、内周縁10bがカラ
ー5とボス部1aとの隙間を略々覆う如く折曲1
0cしてこれら5,1aに接近させ、更に内周縁
10bの先端10dが被動板6と微小隙間を形成
するように構成する。これにより金属板10の内
径寄り部10aと内周縁10bとでダストカバー
が構成されることとなる。
出し、図示の如く内径寄り部10aをボールベア
リング11側に凹出せしめ、内周縁10bがカラ
ー5とボス部1aとの隙間を略々覆う如く折曲1
0cしてこれら5,1aに接近させ、更に内周縁
10bの先端10dが被動板6と微小隙間を形成
するように構成する。これにより金属板10の内
径寄り部10aと内周縁10bとでダストカバー
が構成されることとなる。
尚、以上図示例ではダストカバーを構成する内
径寄り部10aをボールベアリング11側に凹出
せしめて形成したが、これは後述するメカニカル
シール4から洩れたオイルを効果的にボールベア
リング11内に導くためである。
径寄り部10aをボールベアリング11側に凹出
せしめて形成したが、これは後述するメカニカル
シール4から洩れたオイルを効果的にボールベア
リング11内に導くためである。
以上の如く形成した円板リング状金属板10の
内径寄り部10a及び内周縁10bからなるダス
トカバーで電磁クラツチ内部に介装されるメカニ
カルシール4、ボールベアリング11等への塵
埃、異物、泥水等の浸入は確実に防止できる。
内径寄り部10a及び内周縁10bからなるダス
トカバーで電磁クラツチ内部に介装されるメカニ
カルシール4、ボールベアリング11等への塵
埃、異物、泥水等の浸入は確実に防止できる。
即ち、電磁クラツチの非作動時においては、外
部からの塵埃等の浸入はダストカバー10a,1
0bが電磁クラツチ内部を遮断する如く配設され
ているため、このダストカバー10a,10bに
より阻止され、又、電磁クラツチの作動時におい
ては、ダストカバー10a,10bと一体である
金属板10が回転するため、この回転による遠心
力で塵埃等はダストカバー10a,10bの外方
へ飛散し、為に電磁クラツチ内に塵埃等が浸入す
るのを確実に防止し得る。
部からの塵埃等の浸入はダストカバー10a,1
0bが電磁クラツチ内部を遮断する如く配設され
ているため、このダストカバー10a,10bに
より阻止され、又、電磁クラツチの作動時におい
ては、ダストカバー10a,10bと一体である
金属板10が回転するため、この回転による遠心
力で塵埃等はダストカバー10a,10bの外方
へ飛散し、為に電磁クラツチ内に塵埃等が浸入す
るのを確実に防止し得る。
尚、図示例の如くダストカバーを構成する内径
寄り部10aをボールベアリング11側に凹出せ
しめれば、電磁クラツチ作動時におけるメカニカ
ルシール4から洩れた圧縮機内の潤滑油であるオ
イルがシヤフト2先部のカラー5とケーシング1
のボス部1a間の隙間から流出しても、この流出
したオイルを内径寄り部10aによりボールベア
リング11内に導き、ボールベアリング11の潤
滑油とすることができる。
寄り部10aをボールベアリング11側に凹出せ
しめれば、電磁クラツチ作動時におけるメカニカ
ルシール4から洩れた圧縮機内の潤滑油であるオ
イルがシヤフト2先部のカラー5とケーシング1
のボス部1a間の隙間から流出しても、この流出
したオイルを内径寄り部10aによりボールベア
リング11内に導き、ボールベアリング11の潤
滑油とすることができる。
以上で明らかなように本考案によれば、ダスト
カバーをクラツチ音減少作用を行う円板リング状
金属板と一体化したため部品点数の削減、コスト
ダウン及び取付容易化を図ることができ、しかも
外部からの塵埃、異物、泥水等が電磁クラツチ内
部に浸入するのを確実に防止し得る等多大の利点
を有する。
カバーをクラツチ音減少作用を行う円板リング状
金属板と一体化したため部品点数の削減、コスト
ダウン及び取付容易化を図ることができ、しかも
外部からの塵埃、異物、泥水等が電磁クラツチ内
部に浸入するのを確実に防止し得る等多大の利点
を有する。
第1図は本考案の一実施例を示す電磁クラツチ
の要部拡大側断面図、第2図は従来例を示す側断
面図である。 尚、図面中1はケーシング、1aはボス部、2
はシヤフト、4はメカニカルシール、10は金属
板、10a及び10bはダストカバー、11はボ
ールベアリングである。
の要部拡大側断面図、第2図は従来例を示す側断
面図である。 尚、図面中1はケーシング、1aはボス部、2
はシヤフト、4はメカニカルシール、10は金属
板、10a及び10bはダストカバー、11はボ
ールベアリングである。
Claims (1)
- 電磁クラツチのシヤフトの先部に固着した被動
板と、この被動板に取り付けたフエーシング板と
の間にクラツチ音減少板である円板リング状金属
板を介装した電磁クラツチにおいて、上記円板リ
ング状金属板を径方向内側へ延出して内周部にダ
ストカバーを一体に形成し、前記ダストカバーを
前記円板リング状金属板を径方向内側に延出する
とともに、前記被動板の軸方向反対側に凹出した
内径寄り部と、この内径寄り部から軸方向に折曲
し、前記シヤフトの先部とこのシヤフトを軸支す
るケーシングのボス部間の隙間を覆う如く形成し
た内周縁とから構成し、該内周縁の先端と前記被
動板との間に微小隙間を形成したことを特徴とす
る電磁クラツチのダストカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11264181U JPS5818135U (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | 電磁クラツチのダストカバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11264181U JPS5818135U (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | 電磁クラツチのダストカバ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5818135U JPS5818135U (ja) | 1983-02-04 |
JPS6146263Y2 true JPS6146263Y2 (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=29906962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11264181U Granted JPS5818135U (ja) | 1981-07-28 | 1981-07-28 | 電磁クラツチのダストカバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5818135U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4495584B2 (ja) * | 2004-12-21 | 2010-07-07 | サンデン株式会社 | 圧縮機の動力伝達装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558222B2 (ja) * | 1975-03-15 | 1980-03-03 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558222U (ja) * | 1978-07-03 | 1980-01-19 |
-
1981
- 1981-07-28 JP JP11264181U patent/JPS5818135U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558222B2 (ja) * | 1975-03-15 | 1980-03-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5818135U (ja) | 1983-02-04 |
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